大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

今週のサカダイから

2012-10-31 08:05:11 | サッカー全般
正信が残留しても今季限りの可能性が高いということは、来季の違約金を含めて対応出来る年俸だということなのだろうか?セホロペで監督予算を使いきった為にそんなに実績のある監督は連れてこれないというのは解っていたけども。じゃあ、なんで夏の補強にお金使えたのかというのがますます謎でねw 個人的にはサポミに限らず、公の場で語られる「理由」というのは本当の理由ではないんだということは分かりきっているんで(特にツッコミどころのあるものに関しては)、公の場でどのような言葉を吐かせるのか(そしてそこから何が読み取れるのかを推測する)が必要なんだとは思っているわけです。

降格した時の選手流出ですか・・・こればかりは何ともいえないけども、14年まで契約を残している主力選手に年俸プラス違約金を合わせると数億円も出せるクラブなんかは限られて来るでしょう。その資金力のあるクラブにしても名古屋は2年連続赤字というのが効いてきているし、浦和が狙っているような選手も基本0円の選手で20代だというところ。まあ、寿人はストライカーだけに別格かもしれないが。神戸はオッサンコレクターになっているんで、普通に考えるとベテランを狙ってくるのかは不明。あとは、大宮がどこまで暴れるかなんだけども・・・

基本的にゼロ円か、違約金を出しても知れているレベルの選手で(育成費取られるなら考えこんだりもする)、かつ20代の選手というのがどこのチームでも狙われやすいわけですな。

ただ、その一方で、こちらが放出したい選手というのも居るわけで、出ていく選手分の人件費を削ることで残りの主力を引留めたり、或いは補強に一部あてたりしようとしているんだろうというのは想像出来る。

結論。出ていきたい奴は出て行けばいいのよ。それでちゃんとお金を置いてくれていたら。そいつらがいなくなろうとも、サポはずっと同じチームを応援するわけやから。だからまあ、そういうのに余計な心配なんかをせずにやることやっていこうと決めているけどもね。

J聯賽第30輪 大阪鋼巴1-1廣島三箭

2012-10-28 12:16:03 | ガンバ大阪
広島相手だからこちらがボール持てる時には回せるというのがある程度解っていたので、先制点まではこちらのペースでは出来ていた。まあ、決定的な場面はというと前半ではフタが抜けだした場面ぐらいというところで、これは彼らの守り方にも関連してくることなんだけども。

先制してから加地さんのケガが全体のゲーム・プランを狂わせてしまったんだけども、あそこは無理する場面ではなかったけども、それだけ加地さんも必死やったということか・・・

ただ、その後の展開というのは広島が攻勢に出たところで受けに廻ってしまったというのがね・・・大輝を入れて守備時には5バックにする形にしたのは、広島が攻撃時に5トップ気味になるところへの対処というのが考えられたのだろうけども、そこで穴を空けてしまったのが失点場面でのコンちゃんというわけ。これは彼のクリアミスよりも、彼が状況考えずに特攻してしまうのが問題で、ボランチの感覚が抜け切れていない。広島が石原を入れたことでそこに食いつかせるという考えはあったのかもしれないし、コンちゃんがそこをケアしにいったまではよくても前でボランチが対処しているところまで行って裏に穴あけてしまうのはどうなんだろうな?

そう見てしまうと、コンちゃんをむしろ右サイドバックに廻してサイドの守備をさせるのがより現実的なんだろうけども、サイドバックでもその感覚でやられるとどうなんだろうな?

より問題なのは、彼が試合後のインタビューでクリアミスのところを悔やんでいることなんだが、まあ、サッカー選手って基本自分の持ち場で仕事することで手一杯で、全体を俯瞰する視点があまり持てないもんなんかね?

けれども、受けに廻った時に対処療法はできても相手から見て嫌な形に持っていく交代カードを正信は持って行けてない。サポとしては玉砕覚悟でいいから思いっきりやってくれ、って思っていても本人の立場からするとそうは行かないんだろうし(多分前半戦に後半ロスタイムに敗れた試合なんかが本人にとっては尾を引いている)、今までバランス采配を批判していた人たちもいざ玉砕したらどんな反応を示すんだろう、って思うんだが、そんな場面すら提供してくれないから、皆の不満が高まっているんだろけども。

だからまあ、現任の強化部長がどこまで今の監督の評価を下しているのかが気になるわけ。毎試合ごとに監督と面談している、って言うけども、面談の効果が現れていない。てか、面談なんかしても結局のところ現職には実権なんてないんじゃないか、っていう疑念が筆者にはつきまとう。

それは先日のサポミなんかで前に座っていた人たちを見て、現任の強化部長の話しぶりを聞いて、解ったことがある。編成に対しても実権を未だに握っているのは誰なんかっていうことが。

そう考えると全てが虚しくなるわなあ・・・結局院政かよって。そして失敗した人物を未だにかばい続ける社長っていうのは一体どんな存在なのか?彼の思い描くスタジアム構想なんてとっくに破綻しているわけだし、サポだって皆がそれについていけてるわけではない。その原因の一つは、今までチームづくりについて丸投げしていた彼にあるんだということも付け加えておこう。

本日の広島戦

2012-10-27 08:29:07 | ガンバ大阪
基本的には、先月浦和に対してやった対策と変わらないかもしれない。前節に柏がやったように、広島の最終ラインから前に楔のパスが入ったところにプレスを掛けに行くというようなところは。ただ、浦和と違ってオフ・ザ・ボールでの動き出しが出来る寿人と、あとサイドから仕掛けられるミキッチがいるのが広島の強み。特にミキッチのところは解っていても防ぐのは簡単ではない。となると、明神もフタも怪我持ちということを考えると、正信は多分武井をどこかで使うような気がする。

佐藤不在ということになると、やることが決まった、とも言えるんだけども、そうは問屋が卸さないのがウチの監督ですw レアンが孤立気味だからってパウとの2トップだって有りうるかもしれないし・・・まあ、もう少し前にこのエントリ書いておけば良かったかw そうすれば事前情報色々と仕入れることが出来たかもしれんしw

ところで、ロペスの再就職先が決まったことについて書こうかと思ったけども、これまで随分違約金ネタについても監督交代ネタについて書いたんで、あまりネタが揃っていないw こないだの鹿島との試合後での、社長との立ち話しの中で推測出来ることは、今季払うべき違約金は決まっている(満額ではないかもしれないが)。それでも、他から話があったんで、セホロペは本来貰うべき満額から違約金を引いた額程度のオファーであれば動いたんじゃないかって言う気はするけども。

まあ、欧州みたいに監督のクビを切ることには慣れてないっちゅうことですわw 

終盤戦展望

2012-10-25 07:53:03 | ガンバ大阪
後半戦のガンバの戦いぶりを振り返って見ると、勝ち試合を含めた内容の良い試合というのは、割りと中盤でスペースがあって、マイボールの時というのはボールを運ばせてくれるという試合展開だというのが共通している。そして守備においてはこれもまた中盤で廻してくれるチームに対しては、裏のスペースを消して、危険なエリアには入れさせないという割り切った守備で対応出来ている。こないだの川崎なんかは完全にこちらの土俵に乗ってくれたとも言えるわけで。

話は少しそれるけども、かわさきFMのアナウンサーが神戸の応援番組で電話出演した回をポッドキャストで聞いたけども、しっかりとぶちまけておられましたなw まあ、傍から見ても、登里なんかが監督の息子より劣るとも思えないんだけども。まあ、ミスターやノムさんもかつてそうだったけども、親バカというのはそこまで人を盲目にさせてしまうものなのか?でも、こういうことが言えるようになるというのは、川崎のフロントも失敗を認めているからで、その人もそうした空気を感じ取っているからなんじゃないかって思うわけですよね。

話を元に戻します。

ところで、冒頭で述べたところに基づいて見ていくと、残り試合で、一番やりにくい相手というのが次の広島と柏というところになってくるかと。広島相手だとこちらはボールを回せるが、逆にあちらのポゼッション時にも回されてしまう。これは寿人にラインが引っ張られて奪いどころが下がるというのもあるんだけども。ただ、広島の場合あくまでも寿人への縦ポンというのは中盤のスペースを使う為の布石だとしたら、まだ対応のしようがあるか。

そして、一番の山場がアウェーの柏ということになってくるかな。ネルシーニョのことだから当然ガンバ対策はしてくるだろうな。そこで勝ち点4ぐらい持って来れたら、勝ち点40以上は見えて来るかもしれない。

J聯賽第29輪 川崎前鋒 2-3 大阪鋼巴

2012-10-21 12:17:31 | ガンバ大阪
ついに今季ガンバらしい試合を見ることが出来た。しかも相手は川崎で。やはりライト層に一番アピール出来る試合という意味で、このカードはJリーグの誇りと言っていいんじゃないかと思いますね。

試合はと言うと中盤に広大なスペースを残したままお互いにオープンなスペースを使って繋ぎ合い、攻め合うという展開。といっても、お互いのベンチがこういう展開を最初から想定していたかと言えば必ずしもそうじゃないんじゃないか、という気がする。多分最初は中盤をコンパクトにして高い位置からプレッシャーを掛けて、ラインを高く押し上げてということはお互いに志向していたんだけども、結果としてお互いが意図した形にはならない打ち合いになってしまったんじゃないだろうか。まあ、その分互いに長い距離での攻守の切り替えを余儀なくされてしまったわけで、決勝ゴールの瞬間も稲本が家長に追いつけなくなったのも、やはり足が残っていなかったということだったか?何しろダイナモ稲本が足を止めてしまうくらいだもんね。

その原因を探るとしたら、やはり一番大きいのは互いにボールを持てるチームだったからだということで、ボールをつなげるチームに対して前から当たるのは自殺行為ということになると、バスケットやハンドボールみたいに互いのハーフコートで試合を進めることになる。そしてガンバの側からするとケンゴから出る勝負の縦パスというのを一番ケアしていたというこも言えるだろう。

だからこそ、この試合佐藤を入れて2トップにしたのは攻撃面からするとレアンに点を取らせる形を狙っていたんだろうけども、守備においては相手の最終ラインからケンゴに入るところをケアしろ、という守備の意図があった。このことは試合後のインタビューで正信もコメントしていたことだ。ただ、その形だと家長をサイドに置くことになるんで、守備での上下動が問題なんだが、この試合は今までの彼を知っている者としてはよくやっていたw 戻るにしてもレナトは加地さんが見てくれていたお陰で(加地さんはレナトに右足がないこと見切っていたんじゃ?今朝見たバルサの試合でのメッシなんかは右足で決めたゴールがあるから左足のシュートも止められなかったし)、家長はやや高い位置でカウンターの起点になったり、或いは山越が上がってくるのを牽制したりもしていたんだけども。この試合は正に家長の為の試合だったと言っても過言ではないでしょう。何しろ今まで枠に行かないシュートばかりだったのが、ついに枠ってしまったわけですからねw

まあ、こういう展開になったのもまたしても佐藤のケガの功名というのがなんともね・・・ただ、佐藤が下がったことによって中盤の連動性が上がったというのが良かったけども、皮肉なことにレアンには1トップで負担を増やしてしまったかな?本来佐藤がやるべき仕事をレアンにやらせてしまったところもあるし。実藤とのマッチアップにしてもジェシが斜め後ろで控えているという状況な為に実藤にはチャレンジしやすかっただろうし。まあ、それでも彼がサイドへ流れて起点になっているのは大きいわけで。余談になるけども、ウィルソンに興味を示していたというのならば、ウチの自称強化部は相変わらず選手の適性や組み合わせを無視した編成を考えていたんじゃないかって思うわけ。基本レアンが残るんであれば、ウィルソンではなくむしろ赤嶺タイプ、というか佐藤の強化版が必要なんじゃないかって思うんよね。国内から選手を獲得しているのが彼らの実績ならば、その選手獲得は基本カネに頼っていて、その連れてくる選手にしても適材適所ではないから当たり外れが大きい、というのが現実なわけ(といったところで宜しいでしょうか、校長先生?)。

あと、自分が前から使って欲しいと願っていた勇人はやはりリードしている中での交代要員として機能してくれた。この人は何気にレアンとは山形の時からやってる分連携が噛みあったりするし、勇人個人も裏へのスルーパスという武器があるんだから、フタが90分持たない(特にこの試合のように長い距離を走る展開だと)時には勇人を入れておいてほしいけどもね。

最後家長に替えて武井という意図は、多分その前のセットプレーからのカウンターで2対3という状況を作られた時に、切り替えや運動量でテコ入れをせざるを得ないという風に正信が判断したからだろう。あとは、コンちゃんが釣り出されないようにバイタルをケアしろ、という指示も入っていた(この意味ではサイドからよりも中央から抉られる方が嫌だったんだが)。どちらかと言えばクロージングの為には前でキープ力のある家長を残しておいた方がいいとは思ったんだけども。

まあ、あの場面は藤ヶ谷のセーブで事なきを得たんだけども、他サポの目利きの皆さんからはTL上で、なんでリードしている場面でのセットプレーであんな状況作られるのかって不思議がられていたけどもw はっきり言うとこれがガンバなんだってこと。攻撃的といっても書くチームにコンセプトや方法論には違いがあるんだけども、流石にここまで攻撃のコンセプトを優先するチームは他にはない。故に多くの人たちがガンバを見に来るということも言える。ここんところが首都圏のクラブなんかには充分掘り起こせていないところではあるんだけども。

そういう意味では、ガンバに来たコンちゃんなんかの苦悩ってものすごく大きいに違いないだろうね。まあ、これは獲得した人間が一番悪いんだけども。

この試合では、川崎が速攻では来なかった分、守備時においてはブロックを作って対応出来ていため、コンちゃんが前に飛び出した時に空くスペースは、後半同点後に小林が裏に抜け出すところ以外は出て来なかった(まあ、ケンゴが上がっていたらそら、コンちゃん行かざるをえないやろうけども)。まあ、守備において誰かが来たところで根本的な解決にはならない、というのなら、逆にセットプレーで点をもっと取れ、という要求を彼にしてしまうわけでw

なぜガンバが好きなチームで一位になるのか?

2012-10-20 08:46:35 | ガンバ大阪
好きなチームの1位がガンバだったと言われてもイマイチピンと来ない。まあ、これは質問の設定の仕方にもよるかもしれない。

サポの数という点から言えば浦和の遠く足元にすら及ばないだろう。ということは、アンケートの回答が、複数回答可であったとか、或いはアンケートの対象がコアサポだけでなくライト層であったとか・・・

もし、そうだとすると、もしかすると他のチームを応援しているという人たちでさえも、あともう一つ割りと好きなチームを挙げるとしたら、という風に質問を設定されていれば、ガンバと答えた可能性が高いかもしれない。例えば、浦和のホームゲームにおいても、ガンバとの試合となるといつもよりも観客動員数が多いということを考えると、あちらにおいても普段は浦和の応援なんだけども、相手がガンバだから見に来るという人たちだって潜在的には存在したりもするということかが言えるかもしれない。

ということは、ガンバというチームについては、やっているサッカーからしたら割りと好感を持たれていたりするのかもしれない。となると、そのイメージとイカツイ感じのするコアサポのお兄さんたちが合っていないのかもしれないんだけどもw

まあ、調査がそういう結果を出しているというのは他のチームの関係者たちも考えないといけないんじゃないかと思うけども。関東アウェーにおいてなぜあれだけガンバサポが多く存在しているのか(大阪から来る人たちばかりではないということ)。結局他のチームなんかがガンバがもたらしてくれるようなもの、それは単に攻撃的というスタイルどころか、ザルと言われようがなんだろうが過剰なくらい攻撃を前に押し出すスタイルっていうのを、人々はどこかに追い求めているのかもしれないんだけどもね。

だからこそ、今サポとして一番もどかしいのが、そのガンバそのものが妙に攻守のバランスだとかなんだとかにとらわれているってところなんよね。

幸か不幸か残り6試合の相手を見ていると、相手がどうこうよりも自分たちのサッカーをやっていこうと志向するチームと当たることになる。ここでどうガンバらしさを見せるかですね。

サポミを終えて。あと話題沸騰のGKについても少し

2012-10-15 23:12:53 | ガンバ大阪
日曜日のサポミに出席したんだけども、まあ、あんなもんだろうな、とは思った。話聞く方はもうちょっと聞く態度を持って野次るのは辞めたほうがいい。

ガンバのフロントは、あの場ではあのようにしか言わざるを得ないでしょ、という受け答えはしていたんだとは思う。当然、隠していること、言いたくないことというのはあるということも、そしてホワイトライというべきウソも少しついているということも解っていた。もしかしたら後になって、実はこうだったといういう真実が明るみに出る可能性だってある。

だからまあ、私としてはそれを承知の上で、彼らが質問に対してどう受け答えするのかというのを一度現場で見てみたかったというのが、今回初めてサポミに参加した理由だった。

だからまあ、一連の受け答えの中から、彼らが言外に言わんとしていることとか、発言以外のことから読み取れることというのに想像を働かせていけばいいんじゃないかと思ったわけですね。こちらが行間を読んで行くには、もう少し色んな角度から質問を浴びせた方がいいんじゃないか、とは思ったわけ。

ただまあ、サポミに参加していたのはゴル裏のコアサポに人たちから色んな人達であったわけで、自分と同じような受け止め方をした人たちばかりとは限らないだろう。社長や強化部長にの発言を言葉通りに受け取ってしまった人たちも居るかもしれない。それについて自分はどうこう言うつもりはないし、仮にその言葉通りの受け取られ方をされたとしても、フロントが発信源になっている以上それは仕方がないことかもしれない。

ところで、最近ガンバと言えば最近藤ヶ谷に関係で検索して弊ブログにたどり着かれる方がいらっしゃるようなので、キーパーの補強に関しても少し。

このポジションというのはある意味補強が難しいところだ。能力と実績のあるGKを補強したいと考えても、それは相手がいる話だということだ。どのチームにしても正GKがケガした時のことを考えると、実力のあるキーパーというのを簡単には手放したくはない。それでも白羽の矢を立てて交渉したとして、ガンバにおいてネックになるのは、

1.関西のクラブである
2.攻撃主体ののチームである為、GKには負担になる
(この点セレッソはジンヒョンを一から指導する形で育て上げた、というのが大きい)
3.藤ヶ谷が長年正GKとして君臨して来たというイメージがある

といったところか。武田洋平が来てくれたのは、清水では3番手の扱いになってしまっていて、チーム内の序列を上げたくて、元々大阪出身ということもあって来てくれたのかもしれないんだけども。ただ、彼が大阪人でなかったら来てくれたかどうかは判らないけどもね。新潟の東口なんかはケガしてしまったしな・・・となると、現在控えで出場機会を求めるとなれば、清水の山本海人、東京の塩田、浦和の山岸とかってことになるのかもしれないけども、本人の考え方と相手のチームの考え方次第ってところもあるしな。塩田にしてもギシにしてもチームにとってはそうしたベテランが控えとして居てくれる安心感というのがあるから、東京は権田を、浦和は加藤を使えるんだし。もっとも、浦和がそろそろ大谷をベンチ入りさせて経験を積ませていこうと考えるんなら話は違って来るかもしれないが。

実は控えのGKというのは結構ベンチの中でアドバイザーとして役割を果たすことが多いというのは何かで読んだことがある。カシージャスがパラグアイ戦でPKをストップ出来たのは、控えのGKのレイナのアドバイスによるものだったらしい。そう考えると、例えば塩田なんかはかつて自分が土肥ちゃんなんかに色々とアドバイス受けたように(土肥ちゃんだってアジア杯の準決勝でバーレーンの選手の足が吊っているという情報を玉田に教えて、決勝点を引き出させている)、自分だって権田だけでなくその他のフィールドプレーヤーなんかに自分の気づいた点を色々と言っているというのもあるのかもしれない。そう考えると、塩田にしても山岸にしても、出場機会を求めて出るという選択がありながらも、あえてノイヤーの控えを受け入れたブットのような選択をしているのかもしれない、と思ったりもするんだけども。

もっとも、キーパー云々って皆言うんだけども、そういうのってあくまでも素人の目線から言っていることなんですよねw フランス戦での川島なんかディフェンスがきちんとコース切ってくれていたからこそ止めれたわけだし。

そう言えばこの間、某所でサッカー解説でお馴染みの某氏に、ガンバのキーパーはどうですか、と尋ねたら、

「(問題は)キーパーだけとちゃうやろ」

と言われました。はい、おっしゃるとおりです・・・

今野の飛び出しがガンバでは問題になって代表では問題にならない理由

2012-10-14 07:37:53 | サッカー全般
代表戦でのコンちゃんの活躍を見て頭を抱えてしまったわw これで川崎戦で彼を使わざるをえなくなってしまうんだけども、時差ボケって戻ってからの方がキツイことを考えたら休んで貰った方がいいかな、と思っていただけにねw

で、フランス戦をざっと録画で改めて見なおしてみたけども、ガンバじゃいつも穴を空けてしまっている彼の飛び出しがなんで代表で問題にならないのかというのを考察してみた。その理由を挙げると、

1.ほとんどの場合ボランチが前のスペースを埋めてしまっている

2.2,3回コンちゃんが飛び出す機会があったが、その後ろのスペースを長友が真ん中に絞る形で埋めている(その時だけサイドは捨てているが、コンちゃんが前で潰せているのでさしたる問題にはならない)

というのがガンバとの大きな違いか。コンちゃん的にはガンバが攻撃的で前がかりになる分だけ前のスペースがボコっと空くからそこは自分が行かないといけないでしょ、というところなんだろう。そうなると、ガンバでは藤春がサイドで高い位置を取っているのが問題だということになるんだが、これがそう簡単なものではないんよね。

なぜなら、藤春は長友ではないからであって。藤春に長友と同じポジションを取らせると、攻撃の初動の位置が下がるという問題が出てくる。それは長友にも言えるんだけども、その低い位置から攻撃参加出来る馬力っていうのが長友にはあるわけで、藤春に同じ事を求めるのは酷じゃないかって言う気がするわけですね。この辺はサッカーのコンセプトの違いで、守備の整備から始めるザックジャパン(前線の選手にもポジションチェンジを極力押さえる)と攻撃の形を追求するガンバとは相反するものだということを抑えておきたい。

だからまあ、藤春にはもっと絞ってコンちゃんのスペースを埋めろというのは簡単だしやらせてみてもいいんだけども、恐らくそれはガンバでは攻撃の迫力を失わせるかもしれない、と私は見ている(勿論そうならない可能せもあるが)。

まあ、それでも決勝ゴールの起点となったコンちゃんのドリブル見ると、やはりこの人は一列上げて使ってみたいな、と思うわけですがね。

天皇杯水戸戦から、ホットライン維持の方法論、あとGKとDFの相性についても考察してみた

2012-10-12 05:46:50 | ガンバ大阪
試合についてはいろんなブログで触れられているので、ここでは自分なりの見方を補足しておきます。

決勝ゴールがフタからレアンのホットラインで大宮戦のリプレイを見るような形だった。水戸ちゃんとの違いって、パット・ライリーの言うところの「野球のバット」を持っていたか
どうかというところだった(FKのポスト直撃とか、セットプレーでのドフリーとかを見よ)。
てか、なんでこんなところでパット・ライリーなんかの名前を出すかと言うとバスケットにからめて話す気満々やからw

そのフターレアンのホットラインが今のガンバの生命線というのならば、そのホットラインを維持すべく、そこから逆算したゲームプランを考えれば色々と見えてくるんじゃないかって思えたんで、ない知恵絞って考えてみました。

つまり、なぜこの試合フタを90分引っ張れたのかって?

その要因を考えると水戸ちゃんのゲームプランにもあったんじゃないかって思うわけです。

この試合前半水戸ちゃんがブロックを作って、こちらのポゼッション時には全員が自陣に引いてブロックを作っていた為に攻めあぐねた。従って、カウンターで秋が持って上がる以外は全体的にこちらのポゼッション時にはゆったりとした進行だった。

加えて、水戸ちゃんが攻め急がずに、試合後の闘将柱谷監督がコメントしていたように、水戸ちゃんは丁寧にボールを繋ぐことを心掛けたようなんだけども、実はこうしたやり方というのがガンバには幸いしたともいえる。ガンバサポなら大体判るとは思うんですが、こちらからして本当に嫌なのはディフェンスラインの裏へシンプルに放り込んで来られて、フィジカル強い選手らにゴリゴリ来られる形なんだけども、それがなく、試合前半の運動量を抑えることが出来たのが幸いした。

だからまあ、打ち合いというところまで行かなかったのが、こういう展開だとフタが体力を消耗せずに長くピッチに居ることが出来た原因かもしれない。バスケットで言うところのラン&ガンではなく、ハーフコートオフェンス主体という形に結果的にはなってしまったとも言えるわけです。

思うけども、フタを90分引っ張れたのは、

1. 前半のスローなゲーム展開(ただ、その分秋はカウンターにおけるボール運びではかなり頑張っていたが)

2.最悪延長に突入した場合を想定して交代枠を一つ余していた

3.この試合が終わった後には10日間空く

といった要因が重なった結果なのかもしれない。つまり、フタを交代させるのは途中でガス欠起こして消えてしまうということだけではなく、今後の試合のことも考えたペース配分という側面もあるということだろう。

抑えておくべきなのは、今のガンバはレアンに点を取らせる為にフタを残しておく必要がある。その為には前半からの打ち合いは避けて、後半に勝負をかけたいというゲームプランということなんだけども・・・

ただ、そういう形って、効率良く点を重ねられればいいんだけども、基本的にはハーフコート主体のバスケット同様にロースコアになる可能性が結構高いわけです。今回1-0で勝てたのは相手が水戸ちゃんレベルだったからというわけで、これが同じJ1相手にウノゼロで逃げ切れる程甘くはないだろうし、ガンバには虎の子の一点を守り倒す文化というのがそもそもない。そこが一番の悩みどころなんだよなあ・・・

一応ホットラインから逆算したゲームプランはと言うと、

1.基本スローテンポで、速攻はここぞという時の為にとっておく
2.スラダン陵南戦におけるルカワ作戦で前半は温存する
3.フタが下がった後のレアンへの縦パサーを用意する

なんてところが思い浮かぶ。まあ、3なんて誰いるん?って言う話だよなあ・・・勇人なんかは以前は相手が前がかりになっていたところの裏へスルーパス出してた時があったけども、今はベンチ入りすらままならない状況だし。

ところで、話はガラリと変わってGKと最終ラインについてだが、大輝を出すのであれば、GKは飛び出すタイプを出すのがいいのかなという気はする。こないだの仙台戦やダービーでの最初の失点を振り返ると、大輝は、後ろはGKに任せたいと考えていたが、藤ヶ谷は、前のボールをDFにクリアして自分はゴール前でステイしたいと考えている。

この考えのズレは、お互い数試合一緒にやっていながら埋まってはいない。GKとDFのセットは連携の構築の為にあえてメンバーを固定するという考えに基づくならば、この二人は恐らくこのあとも適性がないのかもしれない。そう考えると、大輝使うんならば、確かに最初ビルドアップに難があった(その分武井が大輝の右に入ってサポートした)けども、その後ラインコントロールで持ち味を発揮し、師匠相手に敵陣で戻りオフサイドをゲットしたくらいのラインの高さを維持するならば、GKは武田の方がいいかな、という気はする。福岡時代もラインを押し上げる形を取っていたけども、そのやり方だとステイ型の六反よりは危なっかしいけども積極的に飛び出す神山と組む方がいいとあちらの監督には判断されていたんじゃないか、とは思うんだけども。

もっとも、岩下・今野の組み合わせだと、不安がないわけではないが、藤ヶ谷でもまだいいとも言えるんだけども・・・でも、一番の守備の問題は、やたらと撒き餌に食いついては自分の持ち場に穴空ける誰かさんなわけで。そして岩下にもしものことがあったら、こないだのようなスクランブル状態は危険っちゃ危険。まあ、そうした状態になったのも、誰かさんがまたまたスペース空けたからとも言える。だからまあ、消去法で大輝と岩下という組み合わせを考えておいて、その組み合わせで行くなら現状武田の方が藤ヶ谷よりはいいかな、と思うわけです。実際天皇杯では久しぶりにオフサイドというやつを見たわけやし。

結局問われているのは、我々がどんなサッカーを見たいかではないか?

2012-10-09 07:51:00 | ガンバ大阪
仙台戦の後色んなブログを徘徊してみると、やっぱり不満の矛先は佐藤の右サイド起用というところにあったようです。確かに彼本来のポジションというわけではない。試合のエントリでも書いたように、相手のことを意識するあまり自分たちの持ち味を消してしまったという皮肉な結果を招いたとも言える(相手のベガサポのブロガーさんからも松波さんの戦い方が見えない、と指摘されたのはそういうことだったとも言える)。筆者は、正信がやろうとしていたことは判る。佐藤にしても右サイドはあくまでもスタート時のポジションで、攻撃においては左で作って上げたクロスを右からの飛び込んでくる佐藤に合わせようという意図があったと思われるわけです。だからまあ、正信の意図を理解した上で、交代カードというのはその目論見どおりに持って行きながら、仕掛けるタイミングが遅かったんじゃないかっていう風に批評しましたけども。

そういう試合って結局結果が出なければものすごく不満が残ることになりますね。

ただまあ、ここで考えておかないといけないのは、今の正信のやり方を批判するならば、逆に言えば、批判する側も一つ覚悟を決めないといけないんじゃないかって思うわけです。佐藤のスタメン起用が間違いだったとか、もっと早く佐藤を下げておけばよかったというのは確かに攻撃のことを考えたら一理あるんだけども、それならそれで、仮にセットプレーで赤嶺にやられたとしてもそれはそれでしゃあない。その代わり取られたら取り返すというスタイルで挑んでやろう、という方向性を突き詰められるか、が問われると思うんですね(実際川崎はその方向性で行こうとしている)。

まあ、外野から観ていたら、それがガンバの方向性だと言うのは簡単なんだけども、もし正信の立場に立てば、なかなか難しい判断を強いることになるかもしれない。

多くの人たちと同様、筆者も正信を批判するんだけども、同じ批判するにしても、単に結果論だけで彼を批判するということはしたくはないと思っていた。勿論結果が出ないということに対して批判が出るのは仕方がないんだけども、それなら、逆に自分たちの美学を貫いて、それが仮に上手く行かなかったとしても、美学に殉ずる覚悟っていうのが応援する側にも必要になってくるんじゃないかって。筆者の中では一応そういう覚悟というのは持っているんですが。

ただ、皆さんの覚悟というのはどうなんでしょうね?