大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

奧運手球亞洲預選重賽 日本 25-28 韓國 -これは始まりに過ぎない

2008-01-31 07:32:01 | Weblog
一発勝負の地元開催で負け。これはもう言い訳のしようがない。やはり韓国の壁は高かった。文字通り韓国の長身選手が壁として立ちはだかった。

日本が序盤からゾーンで守っていたのはある意味尹京信(ユン・ギョンシン)対策ということもあっただろう。実際彼をこの試合2得点に抑えているのだけども、韓国は長身選手が中央で引き付けてコーナーからのシュートで得点を重ねる。これに対して日本はなかなか切れ込んでシュートが打てない。ただ、宮崎大輔のプレーには本当に惚れ惚れさせられた。あの小さな体にも関わらず全身をバネのように使って繰り出す高い打点のシュートというのはまさに一級品。Red Deer's DiaryのHarryさんがこの人のブログを取り上げて話題にされるのも納得してしまう。

ただ、宮崎は本当によかったものの、流れを引き寄せられなかった。確かに韓国のGKはこの試合本当に神であったけども、結局オフェンス面におけるフィジカルや個々の能力の差が出てしまったか(日本と韓国と比べると速攻での攻撃力の差がある)。

試合を終えると、悔しい気持ちがこみあげて来る・・・けどもやはりこうして見るとハンドボールは面白い。では、この次をどう繋げて行くかであるが、日本リーグの試合を見に行きたくなってしまう。これは、日本がレベルアップして行く為には当然今回の盛り上がりを下げたくはないという気持ちもあるが、それ以上に、ハンドを間近で見てみたいという気持ちの方が強い。これから2月下旬まで男子の日程は中断しているのだけども、女子のプレーオフが2月16日と17日に大阪で行われるからそれは是非行きたい。

あと、気になるのがハンドボール界の再編だろう。AHFは日韓に処分を下すと明言しているから分裂は必至。そもそもアジアといっても、西と東とでは文化や習慣というのが全く違うのであるから、アジアという概念に拘ることもなく、むしろ個人的には、極東(ファー・イースト)と中東(ミドル・イースト)に分けてもいいくらいだとは思っていた。ただ、分裂したけれども、今後レベルアップしていくためには日韓だけで試合をやるだけではなく、中東勢との対戦も避けて通れないだろうから、分裂したとしてもマッチ・メーキングは必要だし、そこでもまた理不尽な「中東の笛」と戦わねばならない。

また、Jリーグが地域に根ざしたスポーツクラブの創設を理念とするのであるならば、ハンドボールやバスケットボールなどとも手を組むことも視野に入れるべきだろう(というか、サッカーとハンドの関係者同士親交があり、レベルアップの為にプロ化をハンドボールが目論むのならJリーグも協力すべき)。自分もサッカーチームのサポでありながらいろんな球技を見て、そして当ブログで書いているのも、将来的には一緒になることも考えたりしているからなのだが。

ともあれ、今回の敗戦は終わりではなく、全てはこれからのための記念すべき第一歩という風に捉え、必要なこと、出来ることをやっていこう。

水曜日はサッカーよりもハンドボールが気になってしまう

2008-01-28 12:46:02 | Weblog
「中東の笛」が引き金となって社会現象にまでなったハンドボールが再予選でかつてない程の盛り上がりを見せている。チケットはわずか40分で完売になったという。代々木といっても、バスケットなどをやっている第二ではなくキャパの大きい第一体育館の方が売り切れた事自体、世間的な関心の高さを物語っているだろう。

ハンドボールの予選と言えば、去年の9月にガンバの名古屋アウェーで遠征したついでに豊田まで足を伸ばして日本対UAEを観戦した。その時は当日券で入ったことを思えば、今回のチケット完売は自分が応援していた競技に関心が高まるのが嬉しい反面、今の盛り上がりの半分程度でも去年の9月にあれば、違った結果になったかもしれないという気持ちが入り混じって複雑な心境ではある。

それはハンドボールだけでなく、去年の8月に徳島で行われていたバスケットボールの五輪予選もそうであった。シャンソンでプレーするために帰化までした、ハ・ウンジュが韓国に戻って韓国籍を再取得して韓国女子代表でプレーしたために、日本女子は制空権を支配されてなす術がなかった。この時のメディアの取り扱いもハンドボールと同様に小さく、世間で関心を集めることがないまま、男女とも予選で敗退してしまったのであった。

だからこそ、今回の日韓戦で勝つことは大事なんだけども、それと同時に大事なのは、今回の熱を一時的なもので終わらないことを願ってやまない。たとえ勝てなかったとしても一人でも多くの人が現場で、そしてテレビを通じてハンドボールの面白さを感じ取って欲しいと思うし、それがきっかけでハンドボールの人気が普及すれば将来的には日本が強くなって五輪出場という可能性も出てくるし、サッカーと一緒に同じクラブの中でやる可能性も開けて来るかもしれない。競技としても極めてサッカーに近いわけであるから、サッカーが好きな人ならハンドボールだって見ることができるはずだ。もっと言えば、Jリーグの本来の理念というのは、ハンドボールやバスケットや野球などの他の競技も取り込んだ上での地域型スポーツクラブを創設することにあったと記憶しているのだが、今のところ他の競技にも手を広げているのは新潟ぐらいしかない。

従ってここは一人のサッカー好きでありながら、いやだからこそ水曜日は親善試合でしかない岡田ジャパンの試合よりもハンドボールの日韓戦に注目してみたいと思う。

日程発表-今年もいろんなところ行きまっせ

2008-01-25 06:58:53 | ガンバ大阪
Jリーグの日程が発表されると、いろいろと遠征計画を練ってみるのがこの時期の楽しみではあったりする。大阪から遠征するとしたら、前半戦だけに限ってみると、

2月23日(土)代表東アジア選手権 VS 韓国(重慶)

3月15日(土)リーグ VS ジュビロ(エコパ)
3月19日(水)ACL  VS 全南(光陽)
4月2日(水)リーグ VS 大分(九石)
4月19日(土)リーグ VS 鹿島(鹿島)
4月27日(日)リーグ VS 神戸(ホムスタ)
5月17日(土)リーグ VS 浦和(埼スタ)

といったところを今のところ遠征先の候補として考えている。行けないアウェーというのが、ハワイのパンパシ、ACLのメルボルン戦にチョンブリ戦であるが、こうした試合は居残ってアズーリで観戦するしかない。けど、ACLはテレビで見ることが出来ても、パンパシは見れないだろうな。

行けるかどうか微妙なのが、5月3日(土)のアウェー名古屋戦。行きたいのはやまやまだが、この時期中国へ行くことも考えている。最も、北京五輪にも行きたいと思っているから、もしかすると、GW中の中国行きを取りやめるて名古屋に行くかもしれない。

で、遠征する上でスケジュール調整のやりくりを強いられるのが、平日開催の大分アウェー。夜の9時に試合が終わると、大阪まで帰る夜間の交通機関がない。ドリームにちりんが深夜4時前ぐらいに出れば朝方に小倉に着くので、そこから新幹線で帰阪してからそのまま翌朝出勤という強行軍になる模様である。

また、鹿島や浦和遠征にかこつけて他に寄るところを探しています。それは首都圏で行われる別のサッカーの試合(カテゴリーに関係なく)であるとか、はたまたプロ野球のような他のスポーツであるとかなんですがね。そういや、去年はナビスコの浦和戦の翌日に西武とソフトバンクの試合を見に行きました。

その他5-6月の中断期間中には、ガンバには関係なくとも、知り合いがいる福岡か大分の試合を見に行くことも検討中。広島在住の方からも、市民球場は今年がラストだから是非とも来いとお誘い受けています。ただ、サンフレとカープの試合日程がピタリと合うことがあんまりないみたいなんですな・・・まあ、サンフレは1年で昇格してくれることを信じて、ここは市民球場の方を優先しますか。

後半戦の予定はその後ゆっくり考えるとして(札幌が平日開催なのは痛い)、上半期の遠征計画はこんな感じです。

敢えて大分を選んだ家長には、幸いあれ、と送り出す

2008-01-16 07:46:26 | ガンバ大阪
正式には移籍が決まっていないものの、家長が大分以外のチームに断りを入れているとあっては、あとはガンバは一応慰留はするものの、大分行きは時間の問題だと思われる。まあ、ガンバが慰留しているとあっては、多分最終的にレンタルするとなった場合の細部の条件が両クラブ間で話し合われるだろうが(例えばガンバ戦での出場を認めないとか)、それをクリアして移籍が晴れて成立した場合を想定して言っておこう。

多分、大分へ行ってから家長はいろんな方面でガンバとは違った意味での厳しさを味わうことになるだろう。大分の経営状態は決して良くはない中でなんとかやりくりしているわけだが、クラブの持つハード・ソフトだけでなく住む町も環境面ではガンバとは恐らく大きく異なって来る。ガンバにいる時のような、当たり前に揃っていたものが大分にはない。キャンプ一つをとっても、大分ではなんと通い合宿からスタートする。シーズン中のアウェーは大分から行くのは大阪から出るよりも遥かに移動距離が長い。サッカーとは別に関係はないが、町の大きさを比べても、大分駅前を見てみれば判るけども、大阪の梅田や心斎橋と比べても決して大分は大きくはない(まあ、単に大阪の狭い地域に人が密集しすぎているだけですが)。その分私生活の楽しみにおいては物足りないかもしれない。

けど、そうしたことは本人にとっては大したことではないかもしれない。むしろ、チーム状態の差異は大きい。今までならここ3年ほど必ずどこかのタイトル争いをしてきたチームから一転して残留がまず第一の目標となるチームへ移籍するとなればやっているサッカーだって大きく変化する。今まで殆どの対戦相手からポゼッションで優位に立っていたサッカーと違って、まず負けない為に守備から入るサッカーというのは攻撃的な選手から見ればかなりフラストレーションがたまるかもしれない。しかし、これまであまり力を入れなかった守備を、手を抜かずにキチんやらないと、シャムスカの目に留まらないかもしれない。

つまり、移籍は家長にとって大きな環境の変化を意味することになる。

いずれにしてもこういう違いというのは、大分行きの結論を出したアキが一番よく判っていることだろうとは思うけど、実際に行ってから最初は結構戸惑うだろう。本来そういう環境の変化を求めて行く、という強い気持ちを昨年己のプレーにぶつけていたら違った結果になったかもしれないが、それを今言っても仕方がない。とにかく環境の変化こそが自分の成長していく道だと信じた家長には、幸いあれと言って送り出すことにしよう。

家長移籍について-トップ下というポジションでポテンシャルを発揮できるか?

2008-01-15 00:04:28 | ガンバ大阪
家長のレンタル移籍先が大分というのが決定的となった。個人的には去年の暮れ辺りに本人が移籍願望を口にしている時点で、もうガンバに置く必要というのがなくなったと思っていたから移籍は仕方がない。というよりも、あのまま置いておいても本人にとっても、ガンバにとっても決していい影響はもたらさないからだと考えていたからである。

ただ、大分で梅崎の抜けたトップ下をあてがわれるというのはどうなんだろうな、という不安はある。少なくとも私はガンバでは家長のトップ下というポジションは見たことがないし、そのポジションにはフェルや二川がいたから家長がそこで使われることはなかった。トップ下として使うには、家長には周りを見渡せてかつ生かす能力だとか、あるいはDFを前に引きずり出せるだけのミドルの精度とかいう面において二川なんかと比べるとどうしても見劣りしてしまう。

家長がトップ下として君臨した唯一の試合といえば、ガンバよりもむしろうU-22代表で出場した五輪予選でのホームのシリア戦ではなかったか?あの試合で豪快なミドルシュートを右足で叩き込んだ。普段は左足で打ってもフカすことの多い家長にしては、利き足でない右足であんなシュートを決めたのが一番の驚きだった。左足より右足の方が練習すればシュートは巧くなるかもしれないw そして、何よりも持ち前のキープ力があるのだから、落ち着かせたりタメを作り出しすことが出来ればトップ下としても面白いかもしれない。もっとも、周りを使う能力、という点については課題が残るかもしれないけども。総合的な能力を見た限りでは、家長よりはむしろ鈴木慎吾の方がトップ下に相応しく、その場合家長を左サイドに廻す選択もありかな、と思ってしまう。

もっとも、去年までトップ下の位置にいた梅崎だってどちらかと言えばサイドからのドリブルの仕掛けを身上としていたのだから、トップ下でも梅崎のような役割に限定されていれば、家長にもスタメンでの道は開かれるのかもしれない(だから、浦和で梅崎にポンテのような役割を求めるのは正直キツいとは思うんですがね)。

いずれにしても、大分においてシャムスカが自分に何を求めているのかを理解して、それをピッチの中で遂行する必要があるだろう。その場合特に重要なのは、家長の特徴というのをシャムスカがどのくらい理解してくれるかである。監督の考えと本人の特徴がマッチすれば、家長は化けるポテンシャルはあるのだけども、一歩間違えたら昨年で言うところの根本の二の舞になってしまう可能性もありうる。

さてと、大分戦を見る楽しみというのが一つ増えた。まあ、大分が神戸や京都へ来た時にでも家長の成長振りを見てみますか(もちろん、ガンバとの試合が被ればガンバ優先なのは言うまでもないですが)。

A3賞金未払いの件は中国協会が何とかすべきだ

2008-01-06 22:01:30 | ACL/A3
例えば、Aというメーカーが商品を売ろうとしているが、有効な販売ルートが見つからないため、Bという問屋に販売を委託し、BはAから商品を卸し、Cという小売業者に販売する。当然、メーカーAは問屋Bに対して代金の支払いを求めるが、BはBで小売業者のCから代金が回収できていないからAに対して支払いできないと言う。しかし、Aからしてみれば、BがCから代金回収できないという事情なんざ知ったこっちゃないわけで、要は商品を出した先であるBから代金を回収するというかがAにとっては大事なわけである。今回、浦和のGMのコメントに端を発した昨年のA3の賞金未払い問題は正にそのような構図が当てはまるのではないだろうか?

主催した韓国の広告代理店が中国サッカー協会に賞金を支払っていないのが、中国協会が参加クラブに対して支払いが滞っている原因だということが日本の報道で判った。では、韓国の広告代理店の支払いがなぜ滞っているか、という原因ははっきりしていないものの、別のブログにコメントさせて頂いたように、中国メディアの報道からある程度伺える。それによると、スポンサーからの協賛金が韓国の広告代理店が見込んでいた金額に達していなかったからであるらしい。ただ、代理店と中国協会との契約では、前もって主催費用を支払う約束であった為に、主催費用は回収できた(この意味では、浦和もJリーグも経費の面では持ち出しはなかったと言える)。残るは中国協会に賞金が支払われていないということである。今回参考にしたのは、中国メディア「東方体育日報」でURLは以下の通り:

http://sports.sohu.com/20080106/n254485850.shtml

この問題の解決するカギは中国協会が握っているのかもしれない。というのも今回参考にした同じ記事の中で、昨年末協会は中超の分配金を各クラブごとに300万元(およそ4500万円)をすでに支払ったことも協会関係者が明言していたからである。ちなみにその前の年の分配金は200万元(約3000万円)であった。これって中国協会の金庫の中には、協会が中超のスポンサーから得た協賛金もまだまだ入っており、韓国の代理店から賞金が支払われていなくても別にスッカラカンではないということを示唆しているのではないだろうか?

だから、冒頭で挙げた例えに従えば、韓国からの支払いがあろうとなかろうと、もしA3が今後とも大事な大会だと考えるのならば、すぐに全額払えるかは別にして、参加クラブに対して賞金の支払い方法や期日について話合うことが大事だとは思うのであるけどもどうだろう?そういえば優勝した上海申花は、賞金の一部を慈善事業に当てるなんていう太っ腹を見せる余裕があの時期にはあったけども、今では退場王が移籍候補に挙がる程台所事情が逼迫しているみたいであるが。

話を記事に戻すと、記事の最後の方で、中国協会の関係者が、「今回の一件が今後のA3の開催に影響を及ぼさない」と言っている。中国の報道を読む時の基本は、スポークスマンの発言の裏を読むことである。裏読みすれば、大いに影響を及ぼすかもしれないことを、「影響がない」と関係者が必死に打ち消しているに過ぎない。となると、今の中国協会の態度というのが今後のA3開催に対して影響を及ぼしてくるだろう。

ちなみに、筆者はA3というのは、ACLの拡大に従ってそろそろ発展解消されるべきだと考えている。その意味では、今回持ち上がった賞金問題というのは大会そのものの見直しを図るいい機会であるかもしれない。けど、その前に払われるべき賞金問題を解決しなければならないのだが。

王攵瑰杯賽 南加大 49-17 伊利諾斯大

2008-01-02 22:20:28 | Weblog
玫瑰(メイグイ=バラ)と繁体字でキチンとタイトルに表示できないgooブログは使い勝手が悪いですなw

Jリーグがオフに入ったということもあって、他のスポーツについても書いていきます。ということで、今回は米国カレッジフットボールの中で伝統あるローズボウルについて。え、こんなのにも手を出しているのかって?そうですよ、私の守備範囲は読者の皆さんが考えている以上に広いですから、読者の皆さんもついてきて下さいw

ローズボウルを見るのも久しぶりだった。昨年からJスポーツを視聴できる環境になってから今年見ることができたのであるが、かつてはテレビ朝日系列で、衛生生中継されていたこともあったのだ。今からすると考えられないかもしれないが、20数年前というのは地上波でカレッジフットボールが頻繁に中継されていた。カレッジの公式戦が日本で開催された際には日本テレビ系列で中継され(その時には天才RBのバリー・サンダースも来ていたっけ)ていたし、オールアメリカンで形成されたオールスターゲームをジャパン・ボウルと称して横浜スタジアムで行われていたのを見るのが楽しみだった。こういう環境の中でアメリカン・フットボールの面白さを知っていたから、ローズボウルを見ることでようやく新年を迎えた気分になれたのだった。

今日では、米国でもボウルゲームの数が増えてその価値が薄れつつあるかもしれないが、ローズボウルというのは毎年パレードも行われることもあり、最も伝統と格式のあるボールゲームとも言える。今年行われたのは、ビッグ10の1位イリノイ大とパック10の1位USCの試合。ローズボウルスタジアムが超満員で埋め尽くされたけども、改めてアメリカ人ってフットボール(アメリカン)が好っきやなあ、と思い知らされる。レベルの高低なんて関係なく、金曜は高校、土曜は大学、日曜はNFLに月曜はマンデーナイトとシーズン中くまなく好きな人はいろいろな試合を見ているのだから。この試合に関してはシカゴからもイリノイ大の学生が大挙して応援に駆けつけたのだからその情熱たるや凄いものだ。

試合はやはり地元とあってUSCが優位に進めていく。第1クオーターで最初に7点奪うと、その後のディフェンスラインでポジションを替えてブリッツをかけてイリノイのQBにプレッシャーを掛けてパスをインターセプトする。すると、その最初の攻撃でいきなりフリーフリッカーをやってのけてTDを奪うのだが、パスを受けたレシーバーが宙返りしながらエンドゾーンに飛び込むのだからたまらない!だが、その後イリノイも守備で踏ん張って追加点を許さないものの、攻撃でUSCの堅い守備をなかなか崩せない。ショットガンでパス攻撃を仕掛ける意図はあるのだが、USCが素早くブリッツをかけてくるために厳しいプレッシャーの下でターゲットを探せる余裕もなく、投げてもUSCのパスカバレージが完璧であるためなかなか通らず、前半はフィールドゴールによる3点のみで折り返してしまった。

後半に入り、イリノイがようやくパスを通し始めて1TDを返し、なおかつ攻勢に出ていたが、相手エンドゾーンで痛恨のファンブルをやってから流れが完全に変わってしまった。USCがゲインを重ねつつ、イリノイのエンドゾーンにまで迫ってきて、TDパス。これをイリノイがインターセプトしたかと思いきや、事前にレシーバーに接触していたのがパスインターフェアランスを取られたのが少しイリノイには厳しい判定だったか(やたらとCSの解説に登場する松本直人氏もそのことを指摘していた)。

この判定がその後の試合の流れに影響を及ぼしていたと言えるし、インターセプトが認められていれば違った展開になったかもしれない。事実、その後プレーアクションパスが見事に決まってUSCがTDを挙げて突き放す。あとは一方的な流れになってしまって最後には大差がついてしまい、昨年に続いてUSCがローズボウルを制した。試合自体はワンサイドゲームで終わったが、それでもスタジアムの雰囲気、ブラスバンドの応援などなど、カレッジフットボールのテイストを久しぶりに味わうことができました。この週末からはNFLのプレーオフが始まるのだから、1月のオフシーズンはアメフトに注目してみることにしよう。

民国97年1月1日

2008-01-01 08:27:25 | Weblog
丁度1年前の今日と違って、今年は落ち着いて新年を迎えることができた。首都圏に住んでいる人たちと違い、大阪からガンバ以外の試合で出てくるということに躊躇いがあったため、準決勝の試合後に広島サポに決勝のチケは譲ってしまい、今日乗る予定だった飛行機もキャンセルしました。キャンセル代420円は引かれたけども、帰ってきた往復の運賃は来季ガンバの遠征に廻します。ACLやパンパシなどと、遠征費用がかさんで来るのは目に見えているわけだし。

今年もガンバだけでなく、サッカーを愛する全ての人たちにとって良い1年でありますように。

管理人 民国97年(今年より改名)