大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

CL決勝を見て、ACLで戦うモチベーションが上がった!

2009-05-28 06:04:41 | サッカー全般
代表戦について書こうと思ったけど、結局控え選手のテストみたいな試合になっていたからあんまり書くことないw 我らが智キャプテンが代表デビューしていたけども、ガンバの時と違ってあんまりリスク取るような高いライン設定がなく、3点リードしていた場面だから無難にデビューできたんじゃないですか。一度彼からの縦バスも出ていたし。新鮮な点と言えば今まで闘莉王が担っていたオーバーラップをボンバーがやっていたということで、2点目のゴールなんてなんでボンバーがあんな位置にいてスルーパス出したんだよ、っていうw

先ほど早寝早起きして欧州CL決勝を見たけども、バルサは決勝を勝つ為にリアリズムを織り交ぜたような感じがした。ラインを下げて守るというのはある意味一昨年チェルシーとやった時を思わせたんだけども、中盤でマンUにボールを持たせるのと引き換えに最後のゴール前で決定的な仕事をさせず、FWにスルーパスを入れさせない。早い時間帯に先制したおかげで、メッシを1トップに残して後はエトーまでもが引いて守備に徹する。バルサがマンUに全く仕事をさせなかったのは、決勝の試合に限って勝つサッカーに徹したからだという感じすらした。理想を実現させる為にどうしても勝たないといけない試合では、リアリズムに徹する・・・これはガンバでも時折あるような展開だし、川崎とのナビスコ決勝なんてまさにそうだったな。ならばノックアウトステージでガンバのサッカーというのが展開できると思うのだが、そのためにはラウンド16に何が何でも絶対勝たないといけないだろう。そういうヒントがCL決勝のバルサには隠されているように思えた。

こういうこと書いているのも、CWCでバルサと当たりたい、というモチベーションが新たに出来たからなわけで(オイ播戸、現地行ったんならその気持ちを誰よりも強く持てよ!)ACLを勝ち抜きたいという気持ちを一層強くしたのが今朝の試合だったわけなんですよね。勝ち抜くだけの地力、バルサ相手に面白い試合やれる地力というのはガンバにはあると思う。

よくACLを勝ち抜けるというのは、研究されていないが故に地力が出やすいからだと言われるんだけども、それって考えてみれば凄いことなんじゃないかと思うわけです(このことを一番過小評価しているのはガンバサポだと思う)。まあ、それとリーグ戦で勝つということは全く別物であることは判ってはいるけども、他のJクラブがACLでガンバと同じことができるかどうかは、今後数年間の他のJクラブとの結果を比較しなければいけないかな、と思うのだが、国内リーグでは研究という形でごまかせても、ACLではごまかしは利かないぞ、と言いたいですね、特にACL出場を目標に掲げておられるJクラブの皆さんにはw

まあ、リーグだって、補強した分チーム全体での連携がままならなかった部分があるから、最初のうちは去年と変わらぬ戦力で、チームのベースが完成されていたチームが走っていたけども、全員が揃ってチームが噛みあい出したら何とかなるんじゃないかと、楽観的に考えたりもするのは、ひとえにAOQLOの中で逆神さんたちがいろいろとネガってくれているからなんだけどもねw そういうことはもう去年学習済みですからw

レブロンの伝説ブザービーター

2009-05-25 22:09:25 | Weblog
LeBron James Game Winning Three against Orlando Magic


是非とも多くの人に目に焼き付けて欲しいと思って、ようつべから引っ張り出して来たのが、この場面。20年前にキャブスが相手の23番に決めたブザービーターを思い出したが、まさかその20年後にキャブスが23番を擁して劇的なショットを決めるようになるとは・・・

やっぱり、世界的な盛り上がりを伝える為に、ファイナルはレブロンvsコービーというのをやらないといけないかな、と思うんだけども、GAME3でキャブスはマジックに負けとるがな・・・ロードであれだけファウルトラブルに陥ってしまっていると勝つのは難しいわな。しかし、今回紹介したGAME2のブザービーターがなかったら3連敗していたかもしれないか?いや、連敗スタートしたら今度は外弁慶になっていた可能性はあるか。

Jリーグが中断しているこの時期にNBAファイナルにもう少し注目してみよう!

J聯賽 第13輪 大阪鋼巴 0-1 鹿島鹿角

2009-05-25 06:44:54 | ガンバ大阪
「ああいうサッカーに負けるのは実に悔しい」と言ってのけた、JFKや小川・竹内の気持ちがこの試合後にようやく判ったw 開始からプレスをかけて圧倒し、先制したらリトリートし、時には時間稼ぎまでやってしまう鹿島の術中にはめられてしまったわけだから。まあ、こういう物言いって、逆にポゼッションのままならない内容で勝った場合にはあまり胸は晴れないと思うけども(それでも去年JFKや東京サポってガンバに勝った時喜んでいたが、人間ってそんなもん、というより一試合ごとの評価軸って皆変わってしまうものだということだけども)、試合後はそう言ってしまいたくなるような気分だったんだろうね。

勿論自分もそんな気分になったんだけども、ただそれで終わらせるつもりはなく、そこで何が足らなかったのかというのを、もっかい考え直さないといけないのかなあ、と頭をグルグルと回転させていると、多分その時の考え事の表情を捉えて「民国さん、暗い顔してはりますよ」なんて試合後ゴル裏でサポ仲間が声をかけてくれたんだろうと思う。

この試合の評価に関してだが、去年と同様、強力なFWに依存しない中で如何に戦うかということを模索している段階である、いわば産みの苦しみというものを味わっていたと思う。それでも、鹿島が省エネモードに突入していたものの、別に引きたくて引いてしまうチームじゃないわけなんだから、後半押し込める内容を見せたというところは悪くはない。まあ、決定機はお互い少なかったけど、鹿島はキッチリと決めたのにガンバは遠藤が決め切れなかった。あの左サイドでの1対1でフワリと浮かせて決めるのが彼一番の得意パターンじゃなかったっけ?この試合、後半相手のハンドやCKで引き倒した場面でPKかなと思ったけども、山西主審がこの日あまり笛を吹かなかった(それだけにガンバも中盤でボールを奪い返せていた部分はある)。これについて言えば審判の判断でしかないわけだから、プレーで決着をつけるしかなかっただろう。

そう考えてみると去年のACL準決勝の浦和との第1戦だって、主審が中東ではなく、相手監督がこの日の織部みたいに適切な交代を行い、かつ適度にカウンターやっていたら、ウノゼロでの負けを見せられていたかもしれない(余談ではあるが、ACLで日本勢同士の対戦なら、主審は日本人でもいいんじゃないかと思うことがあるが・・・そうなると西村が川崎戦での主審ということになるのか)。だからまあ、主審が吹かない人であった分、中東の笛みたいなラッキーなPKがない以上、プレーで決着をつけなければならなかったというわけなんだけども(ただ、バクスタの副審は前半から怪しかったぞ。後半バンに対してオフサイドを取らなかったところからして間違いないw)。

そんな中で考えていくと、両サイドの守備のほころびは連勝時とさして変わらずであった。守備に関して言えばカウンターのピンチはあったけども最後の最後までよくガマンして耐え抜いたと思う。ただ、問題は攻撃であって、もう少し宇佐美を見てみたかったとは思うけどね。ミチを入れたのは、前半下平になかった仕掛けが欲しかったんだろうと思うけども、宇佐美を1.5列目に残すという選択はあったとは思う。後半ルーカスをトップに上げるんだけども、ジェジンとはポジションが被ってしまってスペースを生かせない分、ルーカスにマークが集中してしまっていた。ここで2nd TOPの人材が居なかったのが痛い(雅人が居てくれたらと思っていた)んだけども、それならそれで4-2-3-1で中盤を厚くするやり方もあったとは思うけどもね。カントクが頑なに2トップに拘ったことで前線が停滞し、鹿島の8枚ブロックの網に引っかかってしまっていたという感じ。

それでも、この日、水曜日結果を出した宇佐美がスタメン出場した意義は大きい(欲を言えば倉田も出してよかったが、今後チャンスは増えると思う)。そこでチーム内の競争が活性化するとは思う。あとは二川・加地が戻って、レアンも復帰してくる。智が累積で新潟戦アウトは痛いけども、和道にチャンスが廻って来るのだからしっかり準備して欲しい。まあ、それでも左サイドの守備はネックではあるけども、それを埋められる人材は・・・イバかw まあ、彼は出場機会を求めてカントクのところを離れていったんだから、もう戻って来ないだろうけども。

鹿島が万博のリーグ戦勝利は2003年以来で、イバがこっちにいる時以来なわけで、向こう行ってからこっちでの凱旋試合では勝ててなかったわけか。そうなると、試合に出られずに一番悔しい思いした選手は彼であるには違いないだろうけども。

最後に、本来自治会長の仕事で、17日悪天候で順延になっていた地域運動会が24日まで学校閉鎖で運動場が使えないため中止になったが故にこの試合参戦できたことを記しておきたい。負けは残念ではあるものの、基本的に万博に集えること自体が喜びだとは感じている。鹿サポの皆さんもこんな時期でしたが、遠征お疲れさまでした。この借りはACLで返したいと思いますんで、是非ともお互いに勝ち上がりましょう。

そうそう、美味G横町の牛ホルモン入り焼きうどんは美味しかったですよ。これが昨日最大の収穫やったかなw

キャプテンの代表選出に思う

2009-05-23 07:39:56 | ガンバ大阪
俺だけの智がようやく代表に選出、というか代表に返り咲きました。和道がベンチを暖め、川崎の寺田がケガということが重なってめぐってきたツキだけども、自分の持ち味を出して欲しいとは思う・・・のだが、考えてみれば今までの代表CBって、あまりラインコントロールとかを重視していないセレクションだった。

前にも代表について書いていたことは、あれだけ前線でのプレスをやるのならバックラインの押し上げというのが必要不可欠であるが、今の代表のサッカーでは前と後ろとの距離が開きすぎるということだった。闘莉王と中澤だと、低いラインでブロック造る守り方になってしまうんだけども、それが欧州やオージーなどの格上で体格で劣る相手に対しては分が悪いんじゃないかと思っていた。実際、ACLでオージーと戦って2勝以上したガンバと川崎は何れも高いラインコントロールで相手の高さをPA以前で遮断していたんだし。

だから、岡ちゃんがこれから高いラインを志向していくのなら智の選出というのは判るけども、W杯予選を戦う上では裏を取られるリスクは冒せないか?ただ、最後の豪州戦というのは多分消化試合にはなると思うけど、その辺りで橋本と一緒に使ってくれたら試合勘を失われずにチームに合流できる。そこでガンバ仕込みのラインコントロールを見せて欲しいとは思うけどもね。

実は、ガンバにとって中断期間中のネックは、1ヶ月の間試合がない分、試合勘が遠ざかるということで、去年も再開直後の京都戦で代表に行っていたヤットが一番動けていたのが記憶に新しい(逆に言えば、ヤットが動いているように見えたわけ)。今年は何が何でも結果を出さないといけないラウンド16が控えている。再開緒戦の新潟戦は試合勘を取り戻し、川崎戦で結果を出すというのが理想だけど、どうせ代表行くのなら試合に出して欲しいとは思うんですがね。

一昨日の最終節から学ぶ教訓

2009-05-22 05:39:32 | Weblog
一昨日の消化試合でガンバがメンバーを落として試合に臨んだことを、中国メディアは「放水(ファンショイ)」と皮肉っていた。この言葉の意味は、かつて中超で問題になった八百長そのものを指すんだけども、彼らはこういう言葉を使うこと自体、済南でガンバが勝って1位通過を決めて最後の消化試合をどうするかというのを判っていたことを意味している。だから、KENTさんのブログにも紹介されていたように、カントクは最後の試合でも決して「不放水(手を抜かない)」と約束していたんだけど、彼らはベストメンバーで行くことを不放水と捉えていたわけで、カントクの言っていたこととに認識のズレはあったには違いない。

ただ、こちらにしてみれば、若手を試す絶好の機会であったんだけども、山東にしてみれば、2位通過に影響が出て来たのには間違いない。ソウルが勝ったことによって山東は最終節勝つ以外に突破がなくなったわけで、これを中国メディアは、「ガンバが放水したお陰で山東は勝つ以外に道はなくなった云々」と皮肉を込めて書いている。だからまあ、Jリーグでいうベストメンバー規定というのは、メンバーを落として負けること云々だけでなく、その結果が他のチームの順位や次のラウンドに影響を及ぼすという視点(今回の場合は、山東とそしてラウンド16で対戦することになる鹿島)というのも入っているような気はするけどもね・・・だから、今回中国人は名古屋がメンバーを落としたことについては、北京国安が既に敗退が決定しているということもあって何も言ってはいない。

これに関して私個人の意見だが、メンバーを落とすことによって勝つ確率が下がったということは否めないし、何よりも試合結果が伴わなかったんだから、第三者が何を言おうと言い訳はしない。八百長だと言いたいのなら勝手に言えばいい。メンバーを落とすことは、一昨年の川崎から続いている、消化試合を与えられた者が行使できる特権に他ならないわけで、きちんとルールの中においてやっていることだし、AFCやJFAからも何かを言われたことはない。

ただ、放水云々を言うならば、5.6の済南での抗日戦において、既に突破が決まっているガンバに対して「取引」を持ちかけたという疑惑だって同時に追及されるべきではないだろうか。現にカントクにもカナモリにもあの手この手のレセプションの話しはあったみたいなんだけども、それってぶっちゃけ負けてくれ、ということを頼むためだったわけでしょ?

もっとも、中国ネットを徘徊していると、ガンバに対しては放水言っているのはあくまでも皮肉にすぎず、多くのブロガーはガンバがメンバーを落として来るというのは判っていたわけで、寧ろ非難の矛先は、2度もリードしながらスリウィジャヤ相手に逆転負けを喫した山東の不甲斐なさに向いているわけなんですがね。

前回のエントリでも中国はホームタウンデシジョンが強いだけだと書いたけども、それは裏返せば彼らがアウェー行けば借りてきた猫状態になってしまうことの裏返しだとも言える。つまり、これは南米でもある現象なんだけども、一方的にホームに有利な条件を作り出すということは、アウェーに対して適応力をなくしてしまうことを意味してしまうのだと筆者は考えている。だからまあ、日本のクラブはACLで来日するアウェーサポや母国のクラブを応援しようとする日本在住の外国人らに対しては必要なホスピタリティを見せているのだけども、それは何も相手のためだけでなく、ひいては自分たちのためでもあるわけです。嫌がらせなんか何もせず正々堂々と戦って勝つというのはある意味ホームとアウェーとの差を縮めてしまうかもしれないが、それがアウェーでタフになれる結果を生んでいるとも言える。

早い話、中国は自分で自分の首を絞めているだけなんですがね。

最後に、ソウル戦を通して、改めてベストメンバー規定というのは何かというのを考えてみる。要は、主力メンバーを出さないと見に来てくれた観客を裏切ってしまうという考えが根底にあるのだけども(それは確かに一理あるが)、昨日は必ずしもそうではなく、むしろ若手主体のメンバーを楽しみにして皆足を運んだということだ。イングランドでCLの後のFAカップにマンUが若手中心のメンバーに入れ替えたからと言って誰も非難はしないのだけども、ベストメンバー規定というのは単に規定をなくせばいいというのではなく、その根底にある発想というのが変わっていかないといけないのかな、という気はしますね。

亞冠小組賽最後一輪 大阪鋼巴 1-2 FC首爾 斯里維加亞 4-2 山東魯能

2009-05-21 06:48:23 | ガンバ大阪
この試合に関してはメンバーを落としたのは、主力を休ませる(特に累積1枚でリーチの選手をラウンド16に送り込む)というのが主要な目的であったため、試合結果は重要ではない。その中でサブの選手たちがほぼガチメン(2トップなんかKリーグでスタメン張っている選手)できたソウル相手にどれだけやれるかがカギであって、この試合で良かった選手には次の鹿島戦の試合状況如何によっては、途中出場で使ってあげて欲しいと思ってはいた。それがチーム内に競争をもたらすんじゃないかと考えていた。

個々の選手について言えば、倉田はよく動いて宇佐美のゴールをアシストしていたし、これからもゲーム終盤で試合を締めたい時に出番はあると思う。武井だってボールをよく散らしていた。和道について言えば最後足が止まって縦ポンにちょっと裏を取られていたのはラインコントロールの連携不足だったものの、カバーリングやビルドアップのフィードや良かったと思う。ただそういう不安な部分があるからこそ、智ってまだまだ欠くことができないのかもしれないが・・・ただバンはシュートを決めて欲しかったけど、雅人との2トップで何かをやるというのは酷だったかなという気はする。雅人もそうだけどバンだって前線でターゲットになれる選手がもう一人居てこそ持ち味を発揮できるわけで、そう考えると、交代枠を2つ残さずに三木あたりも試しても良かったような気がするけどもね。

全般的にはFCソウルがつなぎに拘ってサイドへ開いたりして崩しに拘っていたところまではあまり向こうの攻撃に怖さはなかったけど、ゲーム終盤にガンバの高いラインの裏を狙う縦ポン(GKがミチの足下を狙う、大宮ばりの攻撃)をやられてからちょっと危なっかしい場面が増え出した。倒れたらすぐ笛を吹く主審にも苛立たせられたけども、それならそれでこちらだって仕掛けたらファウルを貰える状況にあったわけで(その辺南米の選手なんか実に見極めが上手いけどね)、もう少し試合運びを若い選手たちは覚える必要があるかもしれないが。

だから、最後まで試合を捨てずに戦ったソウルに軍配が上がったのも必然の結果だったけども、そういう相手に対してチャンスを作り、勝てたかもしれない、と思わせる内容の試合だったということは収穫だったと思う。

一方、試合結果を受けて、この結果がスリウィジャヤと山東の試合に影響をもたらすかな、と思って、帰宅するまで携帯などで情報をチェックし、帰宅してから即、央視5台(CCTVのスポーツ専門5チャンネル)をネットで開いたら・・・

なんと山東がスリウィジャヤに同点に追いつかれとったがな!いやはや、画面を見ているとスコールのせいか、ピッチがぬかるんでいるようには見えていたけども・・・山東の守備陣が全然動けずに足が止まっているわけだからスリウィジャヤなんか前3人のアフリカン個人技ショーで点を取ってしまってる。最後の4点目なんか山東がマークつききれてなかったのはあるけども、すんばらしいゴラッソ!と叫びたくなるようなミドルでした。この試合見ただけでなんか元気出てきたわw

確か柏戦の試合前に歌ばんとか、山東アウェーの録画を見ていた串カツ屋で、「山東は最後絶対にやらかすでw」という風に仲間内に語っていたんだけど、その時は半分本気半分冗談みたいなつもりでしかなかった。まさかホンマにやらかすとはな。ただ、昨年北京国安が最終節にクルンタイバンク相手にやらかし、今年は上海申花がシンガポール国軍相手にアウェーで引き分け。遠征した時の済南って30度近い気温はあったけど、湿度は高くなくて単に日差しが強いだけだった。そこが同じ暑いでも高温多湿な気候に中国勢は対応出来ていないというのが原因なのかもしれない。

ただ、そういうファクターがあるとはいえ、東南アジアレベルのチームに対して取りこぼしてしまうということを考えると中国サッカーに対して認識を改める必要があるかもしれない。ACLに出てくる中国勢って今やもう東南アジアレベルとさして変わらず、単にホームタウンデシジョンが強いだけの存在でしかない。これに対して将来的には中国の4枠の見直しは必要になるけども、その為にはACLでしっかり結果を出して中国勢を徹底的に叩き潰すしかないとは思う。まあ、それならば尚更今後暫くは中国と付き合っていかないといけないんだけども・・・

けど、今年のACLのグループリーグの結果は、中国勢全滅、という結果をもたらすことが出来ましたからね。それだけに、最後の試合結果は、今季中国勢のラフプレーに悩まされていた日本人にとっては痛快の極みでしたねw

「韓国のシャムスカ」マジックが炸裂した昨日のACL

2009-05-20 05:58:14 | ACL/A3
タイトルで取り上げた人物は浦項のファリアス監督に対するものです。

ラウンド16の相手は川崎に決まりましたか。あーあ、何の為にソウルの東大門でフロサポの女の子にエール送ったんだかな。何の為に天津まで行ったのかな。それもこれも川崎の1位通過を願ってのことだったのに・・・

ただ、ガンバは対戦相手を選ぶことが出来なかったわけだから川崎を責めるわけにはいかない。川崎よりも浦項の方がラクだったかと言えば、昨日の試合を見ている限りではそうでもなかった。3月の試合と同様、後半なんか川崎とはカウンター合戦の様相を呈していたけども、川崎が寺田や森不在でラインコントロールに不安があったのに対し、浦項はラインを低く設定して川崎のカウンターをエリア付近で潰す堅守ぶり。このチームはリーグの総合順位は高くないけども、一昨年のKリーグ総合チャンピオンで、昨年のFA杯覇者でもある。昨年のACLの経験も生かし、今季グループリーグでは失点がすくない。まるで堅守速攻を絵に描いたようなスタイルでカップ戦に強い典型的なチームときたらガンバだっててこずっていたかもしれない。まあ、その意味で浦項よりは川崎の方がスキがあるのかもしれないんだけどもね(ただ川崎には爆発力があるから侮れないんだけども)。

もっとも、ラウンド16の頃の川崎だと怪我人と出場停止明けの選手も揃ってくるから昨日の川崎と同じだと思っていると痛い目にあうぞ。

ところで、ふと思ったんだけども、浦項を率いていたファリアス監督って年俸はどのくらい貰っているのだろうか?Kリーグは縮小傾向にあり、親会社の浦項だって本業が決して良いとはいえない。Kでは財閥系のクラブなんかが選手を放出している傾向が強いことから、年俸次第ではJのクラブが引き抜けるんじゃないかと思ったりもしたんだけどもね。シャムスカよりも安い年俸でいけるんなら、来年シャムスカと契約更新できなかった場合、大分なんかはポスト・シャムスカで来年どないでっか?大分が財政的に手を出せないというのならば縦に速いサッカーを志向するチームにはこの人はうってつけかもしれない。

見方を更に変えれば、浦項は今後天皇杯枠なんかで出場権を得たJクラブにはACLを戦う上で一つのヒントを与えてくれたかもしれない。大型補強をしなくてもACLは勝ち抜ける(ただリーグには影響するけども)やり方が堅守速攻スタイルということなんだけども。

もう一試合の鹿島の上海アウェーの試合も川崎vs浦項の試合の後に見た。開始早々のセットプレーでやられた以外は鹿島の守備陣は集中してよく守っていたとは思う。前半途中で水原が3-1で勝ったため、結果は鹿島ベンチには届いていたとは思うし、よほど大差で負けない限りにおいては1位通過できるということは鹿島ベンチは判っていたとは思う。

そうした情報は上海側にも伝えられていたと思う。けど、カーさんにすれば突破の可能性がなくても、この試合を抗日という風に位置づけていたとは思うわけで、最後まで全力を尽くして戦った。そして鹿島だってこれ以上一点もやらないという気持ちを見せた。攻撃ではあまりムリして前線に人数をかけなかったものの守備では集中し、ロングスローにも屈しなかった。それが勝ち点1に繋がったのだから、これは勝ちに等しい引き分けであったと思う。まあ、あえて結果がわかっていたというメリットを生かすならもっと早くから交代カードを切って疲れの見えた選手を休ませるというっことぐらいだったけども、それは結果論かな。あくまでも負けないということに拘った姿勢が生み出した勝ち点1だったと思うわけです。

唯一心配なのは興梠のケガ。しかし倒された後にケリ入れられるから中国のチームとはやりたくないって皆思うんですがね・・・今後も中国が4枠を維持している限りACLに出るイコール中国チームと当たるということになるからその付き合い方を考えていく必要はある。次に対戦するガンバとしては出来るだけベストな状態の鹿島とやりたいと考えているだけに、興梠選手のケガが軽傷であって欲しいと願っています。

そして遠征された鹿サポの皆さん、本当にお疲れ様でした。同じ中国アウェー経験者としては、試合後皆さんが無事にホテルまで戻られたかが心配でした。スタジアムで不快なことがあったかもしれないですが、この引き分けも勝利と同じくらい価値のあるものです。皆さん気をつけてお帰り下さい。

予定通り行うことになったACLとリーグ戦

2009-05-19 06:44:29 | ガンバ大阪
24日に延期になっていた地域運動会を今年度は中止してしまうかということを町会連合長会議で議論していた時に、Gメールが飛び込んで来て、予定通り開催の知らせを受け取った。運動会の方は24日まで学校の設備が使えない以上24日開催は勿論のこと、2回飛んだらその年度は中止という前例に倣ったわけであるけども(というよりこんな時に運動会やってる場合かという空気を読んだんだと個人的には解釈しているけどもね)。

ただ、ガンバの場合、ガンバは無観客試合というのを提案していたくらいだから、ガンバだって本当は万が一スタジアムで感染したらというリスクを営業収入よりも重きを置いていたには違いない。結局、自治体とかJリーグ、AFCの方がACLやリーグ戦の開催を決断したわけで、ガンバには中止とか無観客とかを決定する権限はなかったということか。その上でガンバには安全対策を押し付けるんだからなあ・・・

確かに新型インフルエンザ感染を理由に中止という決定を下すには、もしそうするのであれば、感染者の増大次第によっては、大阪だけでなく全国各地で、もしかすると数週間、数ヶ月単位でそれを余儀なくされるということが考えられるかもしれない。そうなると逆にここで中止とか無観客とかいう前例を作りたくなかったというのが決行という判断を下した背景にあるのかもしれない。まあ、確かにSARSなんかとは症状の重さが違うんだけどもね・・・メキシコ在住の鬼氏によれば、メキシコではシーズンの最終節でプレーオフに入る前という状況だったということだったらしく、今のメキシコでは誰もマスクなんかしていないんだってw この点日本は騒ぎすぎで、逆にメキシコやアメリカは騒がなさすぎ、という感じがするんだけども・・・まあ、マスクというのは本来菌を持っている人が他人にばら撒かないようにするもんなんだけどもね。

いずれにしても、万博へ行く人たちは自己責任で行くしかない(本来主催者にトラブルや事故・病気に関して主催者には免責条項があるのはチケの裏側を見れば判ることだけども)。

あ、そうそうACL最終節で気になるのは川崎ー浦項戦ですが、川崎は多分大丈夫でしょうね。これはラウンド16で対戦するのはいやだとかいうことではなく、川崎とはもっと高いところでやりたいと思っているからなんですが・・・

あとは、鹿島。まあ、ロングスローに気をつけていればやられることはそうないでしょう。ということは引き分け以上の結果は手にしそうな感じだけども。

付記:このエントリを書き上げたのは今朝の7時過ぎでしたが、その後日刊の益子記者の記事によると、ACLの開催決定は最終的には当該クラブにあり、カナモリ社長は自粛要請を出している大阪府などの自治体に対しては詳細な対策を出す形で開催にこぎつけたとのことです。書いた時点では情報が限られていたのでガンバに決定権はないと書いたのですが、リーグ戦はともかく水曜日のACLの試合は少なくともガンバの判断で開催に踏み切ったということが判りましたのでここに付記致します。

そうなると、社長の熱意に応えて行こうという気になってきたなー。

太田の大分移籍話は何を意味しているのか?

2009-05-17 16:09:40 | サッカー全般
地域運動会が天気の関係で来週に順延が決まって、することがなくなった為、浦和戦の試合の夜はBSで清水vs大分の試合を観戦。大分は底を脱したという感じがする。とはいえ、それは清水が先制してから引き気味になった分中盤でスペースが出来たということもあるんだけども、それを差し引いても良くはなっている(本当に悪ければ1点すら返せなかったわけだし)。あとは4バックに変えている分4バックの守備の整備が出来て早めの失点を防げれば泥臭い勝ち点の拾い方が出来るようになるかもしれない。

その大分に出てきた最初の移籍話しがジュビロから太田を獲得するかもしれないという日刊の報道。確かに彼はケガでの離脱が長かったし、駒野がいたお陰で出場機会には恵まれていない。と同時にこの移籍話は今の日本サッカーのトレンドを示唆していると言えるかもしれない。

それは、ここ2,3年で3バックから4バックへのシステム移行が殆どのチームで完了している中においてかつて3バックシステムの中でプレーできていた選手が4バック移行と共にチームで居場所を失っているという現実に他ならない。そうなった場合、4バックのシステムに合わせられなかった選手たちは数少ない3バックのチームに居場所を求めるしかないということになり、太田は正にその典型ではないのか、ということだ。彼のプレーを見る限りにおいては適任は3-4-1-2の中での右のウイングハーフということになるのだけども、右SBとしても4-4-2の中の攻撃的MFとしても適応できなければ、ヤンツーの構想からは外れているということにはなるだろう。

となると、オファーがあれば完全では大分は移籍金を払いきれないからレンタルという形になるのだろう(ただ、その場合レンタル元との試合には出られない契約条件をジュビロは求めるかもしれないが)。

かように、3バックから4バックへの移行ということで割りを食ってしまうタイプというのが、

・3バックのリベロ
・3バックのストッパー
・左右のウイングハーフ
・昔ながらのトップ下

というところか。前のエントリで浦和が三都主を使ってこられるのが一番怖いと書いたんだけども、フィンケは彼のことを3-4-1-2のウイングハーフタイプの選手とみなしているからなのだろうか?実はシステムが変わって、浦和の中でもシステム変更で割りを食う選手というのが出てくるかな、と思っていて、平川や堀之内には今のところそんな感じがしてきているんだけども、三都主なら高い位置でのウイングなら使えると思うんだけどもね・・・まあ、ガンバで言えば宮本や家長だってある意味時代の変遷についていけなかった選手と言えるかもしれない。

話しを太田に戻すと、ここで問題になるのは、受け入れる側の大分が今後どのようなサッカーを目指し、その中で必要なピースとして太田獲得を視野に入れているかなんだけども・・・強化部が目指しているのは、去年と同じく3バック(実質5バック?)をベースにしたカメナチオのスタイルであり、そのためには高橋大輔をFWにコンバートして手薄になった右サイド補強として太田をリストアップしたということだろう。

ただ、今の大分でさえ4バックに替わっているんですよねえ・・・それは後ろに人がいない為にそうしているというよりは3バックだとサイドを狙われすぎるようになった為に、大佐が下した決断だと思うんだけども。となると、本当は4バックのシステムに合うような選手というのを連れて来るべきだとは思うんだけどもね。

皮肉なことに、3バックのバックアップとして獲得したつもりの坪内は、CBとしての対人能力は劣っても札幌時代の経験を生かしてSBを今やっていたりする・・・まあ、彼の場合守備専門のSBなんだろうけども。

そう考えると、日刊の報道の通りもし太田の補強話しが本当ならば、気になるのは原さんと大佐との間に、思い描く戦術や欲しい選手というもののズレがあるということか。まあ、編成と現場との意識の乖離って別に大分に限ったことではなく、ガンバでも毎年のようにある話だし、望外の補強が思ってもいなかった結果をもたらすということもあるだろうから、選手はいないよりはいてくれた方がいいでしょう。選手がいればその特徴を生かしたサッカーを、あとは監督がやればいいだけのことだし。

J聯賽 第12輪 大阪鋼巴 0-0 浦和紅寶石

2009-05-16 16:43:58 | ガンバ大阪
負けなかった、という安堵感が残った試合。言いたくはないけども、今日は内容上での負けを認めるしかないわね。前後半でポストを叩いた山田直輝のシュートが入っていたら恐らく挽回するのは至難の業だったとは思う。だからまあ、その意味ではツキに助けられたけども今日はディフェンスが頑張った。試合開始早々から浦和に中盤でプレスをかけられ、奪われると中盤で組み立ててからシンプルに裏に出されてラインコントロールを難しくさせられた。ここで下がって対応しなければならなかったのがその後も響いた。

個々の選手で言えばレアンの離脱というのが大誤算ではあったけども、そもそも体調不良で練習を休んでいた選手を強行先発させた時点でどこか故障するリスクがあったのかなと思うけども、今季は昨季以上に前線の決定力に頼っていた部分が大きいので、居なくなるとその中でのサッカーの構築が難しいかな?まあ、彼については中断明けのラウンド16ぐらいにベンチ入りできるぐらいに回復してくれればいいというくらいに考えている。

同じく強行出場させていたルーカスにしても、後半の消えっぷりを考えると、チンは使えなかったかなあ、と思ったりもするんだけどもカントクから見ればチンは信用しきれていないのか?結局3枚目の交代はバンだった。バンに比べたら雅人の方が短い時間でも前線にボールに絡んでいたからこの交代は判らないでもないけども、ルーカスの運動量の低下の方が大きかったようには感じる。カントクからすれば、控え選手の質がイマイチ信用できなかったのかもしれないんだけども・・・

あと、下平に関して言うと、確かに彼のところは狙われている。それは一昨年ミチを使い出した時に似てはいるんだけども、そこは試合経験を重ねて克服していかないといけないのかな?なんかユース上がりの選手がトップのサッカーについていけていないのは、フィジカルや戦術理解のトレーニングが欠落していないかと疑問を持ったりもしているんだけども・・・後半阿部を引っ張ったプレーには2枚目のイエローでもおかしくはなかった。結局出なくて助かったんだけども、だから試合前に、良い審判をつけて欲しいと語っておられた人が佐藤主審に文句言っていたんだろうな。

だから、下平について言うとすれば、最初にタッチに出た後にボールを蹴ってしまう行為は遅延行為と取られるかもしれないといういうことを理解しておいて欲しいわけです。本人はその時必死でプレーしていたというのはわかるんだけども、自分にその気がなくても審判によっては居得ろー出すかもしれないということを理解して欲しい。

個人的にはカントクの固定メンバーというのには理解しているし、今日の試合でも病み上がりの助っ人を先発させた考えも判る。

ただ、固定起用の考えは判るとしても、問題は固定しすぎることで主力に疲れが溜まった時にどう休ませるかでしょうな。水曜日のACLは完全消化試合なんだから、若手はここでアピールして欲しいし、良かった選手には鹿島戦でも途中交代でいいからチャンスを与えて欲しいとは思う。カントクもサテの試合を視察して若手に覇気がないと切り捨てていたけども、それはある意味固定起用の弊害かもしれない。

逆に浦和なんだけども、今日のガンバの出来ならば勝ち点3は奪えたとは思うんだけども・・・高原への交代というのはあの逆回転シュート以外にこちらを脅かした場面なんてなかった。安田が入ってガンバの左サイドが落ち着いたのならば逆に三都主を入れて逆サイドを突っつくという手があったとは思う。前回のエントリに書いたように最も怖い選手がドリブルで仕掛けられて中にクロスを入れられるこの人だったんだけども、フィンケは彼をリードされるまでしか使おうとしないのか?

それでも浦和は去年の浦和とは段違いの質のいいパスサッカーを披露できていたとは思う。ただ、きれいに崩すことに拘ったからこそこちらは助かったという面はあるんだけども。決定力に関してはワシントンが居た頃が怖かったけども、ワシみたいな強力なFWが居ないからこそ今のようなサッカーを志して、それが出来ているとんだけども決定力がついてきていないというのが皮肉なところ。まあ、この点についてはウチだって今年はレアンドロ頼みになっているところがあるんですがね。

ガンバは確かに内容はよくなかったけども、埼スタで勝ち点1を拾えたこと自体はよしとしつつ、あとは控え選手の底上げを目指していくことを目指すべきかな、と。20日のソウル戦はそうした若手を見る為に中国アウェーを勝って来たようなもんだからね。

あ、今日自治会の責任があったのになんでここまで観戦記を書けたかというと、雨の為に運動会の行事の延期が決まった・・・ということは来週ホームの鹿島戦の欠席が確定ってことですわ。