大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

監督交代を経営収支上如何に帳尻を合わせていくか?

2012-09-30 22:09:20 | サッカー全般
台風の影響で本日は外出を控えて、部屋の整理整頓をやっていたら、サカダイの5・12号が出てきた。2012年版サッカーとお金の話というタイトルで、サッカー界に纏わる選手や監督の契約について詳細に書かれていたが、パラパラとめくると、昨年まで浦和のGM務めていた柱谷幸一氏と、清水秀彦氏へのインタビュー記事。監督解任された時の違約金という話では、大体違約金の相場が、年俸の7-8割で、一括して渡すというのが普通だとか。もっとも、清水秀彦氏の場合には仙台の監督を解任された時には、いたくご自身のプライドを傷つけられたようで、自分から違約金なんかイラネって男前ぶりを発揮したらしいw 

もしかしたら、仙台の当時の社長って清水氏の時には違約金発生しなかったから、後任のベルデニックを解任した時も違約金は発生しないって認識していたのだろうか?なんか後でベルデニックへの違約金として1億円近くを払ったと明かしたらしいけども、この額にしても全年俸の8割程度だったようですな。

あ、そうそう。いよいよ本題に入りますw 

またまたガンバにおいて監督交代論が再燃して来てる(いや、ずっとくすぶっている?w)わけなんだけども、正信を解任出来ない理由があるとしたら、違約金の問題だということは書いた。冒頭でのサカダイでの柱谷さんのコメントに基づき、違約金の相場が全額ではなく7,8掛け程度のものだとすれば、ガンバにおいてもセホロペに対して今季渡すべき金額は、一括して既に渡したか、分割で払っているかは別にしてもう決まっているということだろう。

あくまでも推測だが、それは全額ではないのかもしれない。だからまあ、セホーンはその差額の分を埋めるべく、ブラジルの3部のチームの監督に就任したとも考えられる。で、ガンバの方はというと、セホロペに合計1億円払っていたところが解任で合計8千万円で済んでいたのかもしれない。正信に対して提示している年俸について公表された資料や報道はないものの、恐らく推定で差額の2千万円程度だと考えられるわけ。つまり、監督に掛けられる予算というのが今季は改めて決まっているとも考えられるわけです。まあ、この年俸だとJ2での監督の相場と変わらないんだけどもね・・・

だからまあ、仮に監督にかけられる予算枠を超えないと経営収支がマイナスになるんだという推測に基づけば、正信を解任すると心配なのは2年目なのではなく、むしろ今季の残りの違約金だという風に考えられるわけ。今年でおさらばとなった場合、来年の年俸は払わないといけない決まりになっていても、もともとそんなに高いわけではないから、多少なりとも経験の豊富な監督に対して掛けられる予算が確保出来るというわけなんでしょう。

これはまあ、あくまでも筆者の推測にすぎないんだけども、監督交代に対して躊躇する理由の一つがここならば、それはそれで黒字決算という形で社長は結果を出さないといけないだろうな。去年の浦和の社長は色々と言われていたけども、1億円近い黒字には持っていけてるし、経営者としての結果は出している。

これはエジミウソンを売ったことと、ナビスコ決勝進出により、準決勝のホーム開催に準優勝賞金とかいった臨時収入も大きかったお陰でもある。そのせいか、臨時収入が確保出来た後のタイミングでペトロを解任している。つまり、監督交代と黒字化というのが時期的に重なっているというわけです。その意味で、浦和の社長は去年は、社長として一番大事な黒字化という経営者としての結果に、残留というチームとしての最低限の結果を残したとも言えるんだが、あまりにも褒めすぎだって?でも、クラブによっては解任するにもカネが無いために出来ないというところもあるわけですからね。石さんの札幌とか前田浩二の福岡とか・・・福岡が前田浩二さんと結んでいる契約は今季限りらしいが・・・

この考えをガンバに当て嵌めると、クラブライセンス制度に伴い、黒字化が大事なんだと言うのであれば、当然黒字決算という形で経営上の結果を出さないといけないだろう。逆に今季は赤字でいいから絶対に降格しないんだ、というの気概で臨んでいるのであれば、そろそろ次の一手を考えておかないといけない。まあ、この時期なまじっか連敗していないから、動きにくいタイミングではあるとは理解はしているが。

J聯賽第27輪 大阪鋼巴 2-2 鹿島鹿角

2012-09-30 10:55:45 | ガンバ大阪
試合後に色々とネット徘徊してたら、自サポ他サポ(他サポの場合には多少冷やかしが入っていることは覚えておいた方がいいが)問わず藤ヶ谷のミスを指摘する声が多かった。まあ、失点に関してGKの責任が全くないとは言わないけども、そこばかり指摘するというのは、失点原因の分析する目を曇らせてしまうんじゃないかっていう風に考えるのが弊ブログの立場だということは前にも書いた。今回もそのパターンで行きます。ちなみに相手の曽ヶ端もキックでやらかしたんだけども、曽ヶ端なんかは7年前に大黒相手とか、名古屋相手にやらかしたのとかがあったし、全体的にキックが低いと感じたんだけども、足元の処理は藤ヶ谷の方がまだ良かったりはするんよね・・・それが多分彼にとっての最後のとりでなんだろうけども、アウェーの鹿島戦でやらかした時には流石に正信も堪忍袋の緒が切れて次から木村にしたのだろう。

1失点目は、最初ドゥトラが、ヤットと挟み込んで奪おうとした明神をかわし、ペナ付近に侵入してくるドゥトラに対してなんとコンちゃんがスライディング敢行したけども、ものの見事にドゥトラに交わされて、横にいたレナトにパスを出され、レナトにミドルを打たれた。この時にコンちゃんが空けた穴を埋めようと岩下がカバーに入ったところが丁度藤ヶ谷にとってブラインドになったのかもしれない。

この時の問題はというと、明神がボールを取れていなかったのもアレなんだが、正対する相手に対して特攻しかけたコンちゃんって・・・もうアンタが能力発揮出来る追い込み漁ディフェンスじゃないってことにいい加減に気づけよ!大体スライディングして交わされて穴を開けるっていうのがイタリア人が一番嫌う守備であって、そんなんで代表に呼ばれるのか?2失点目のしても、逆サイドでレナトをフリーにしてミドル打たれるようになったのも、コンちゃんが飛び出していて岩下が左サイド寄りにならざるをえなかったのもある。前にも書いたけども、相手はコンちゃん得意の飛び出しの場面を撒き餌にしようとしつつあるのは確かですな。

2失点目で藤ヶ谷が弾いたやつについて少し言っておくと、多分藤ヶ谷は普段の感覚ではキャッチ出来ると踏んでいたのだろう。GK経験者の人のツイートだと、サイドステップせずにキャッチしようとした際に信じられないくらいミスったりするらしいが・・・不運だったしたら雨雲が近づいているのに試合前に水が撒かれていたことだろう。当日の天気予報だと、試合が終わる時間帯から雨が降るというものだったからこそ撒いたのかもしれない。サポ仲間同士で雨雲の様子をスマホでチェックしていたら予想よりも早めに来るという風に予測していたけどもそこんところの予測は実に難しい。

敢えて藤ヶ谷について言うならば、試合前のシュート練習でグラウンダーのシュートを把握しておくべきだったというところだろうが・・・

まあ、2失点目でも加地さんがこういう時にもう少し中へ絞れていれば、って思うんだけども、この試合のガンバは、1トップでホンタクアンカーという情報を仕入れていたせいか、鹿島がリトリートして来ることを予想してか、攻撃時に両サイドバックが高い位置を張り、1トップの大迫は2CBで見るという形だった為に加地さんも戻りきれていなかったな。だからまあ、失点場面でもゲームプランだとか相手の出方とか、或いは両チーム以外の要素だとかを考えていくと、単に藤ヶ谷をスケープゴートにするよりは色々と見えてくるものはあると思うのだがどうでしょう?

実際そうした鹿島を崩そうとして、ビルドアップ時に明神が下がって来たのは、相手の陣形をズラす形を意図したものだろうとは思えたが、ただ、鹿島にしてみれば前がかりになった分両サイドの裏(特に藤春の裏)をついてカウンターというのが狙いだったんだろう。3点目を決められなかったというのが今の鹿島の勝負弱さとも言えるけども、難しいのは守りから入ると今度は点がなかなか取りにくくなるとも言えるわけで、割り切って戦うには前線のFWの問題というのが残ったんだろうね。

毎度毎度の正信の交代策なんだけども、フタはこの試合での出来では交代は致し方ないが、家長や阿部なんかと秋とをもう少し組ませて流動性を持たせたかった、というのが正直なところで、結局負パスを危険なところには入れられなくなってしまっていた。中を消されているから強引にポイントを作ろうとして佐藤入れたり、仕掛けられる大森入れたりしたんだけども、ユニットでの崩しが見られなくなってしまった。レアンが前で守備をするようになった分、前線でのチェイス役としての佐藤の重要性が少し薄れてしまっているというところで、それが選手起用にも現れているのかもしれないが。

次の仙台戦でセットプレーの守備役として佐藤を置くべきかどうかは迷うところですなあ。この辺正信がどう考えているかなんだけども。スタメン起用の顔ぶれ見ると、相手どうこうよりも自分たちのサッカーの流動性に掛けるというベクトルかと思いきや、後半はそれをみすみす放棄する交代っていうのもアレだしなあ・・・だからまあ、負けてはいないけども勝ててもいないという中途半端な状態であるがゆえに、徐々に良くなっているという幻想が生まれてしまうのがコワイw 相手の状態がよっぽど悪くないと勝てないという状態が続いているのは確かではあるわけだけども。その意味では監督交代(なんて考えているのかは疑わしいが)に踏み切れないのが現状なんですわ。

この試合意味があったとしたら、鹿島から2ポイントを奪ったというところかな・・・

明日の鹿島戦

2012-09-28 08:12:42 | ガンバ大阪
なるほど、正信は前のメンツで行くのか。まあ、佐藤は仙台相手には必要になってくるかな、という気はするけどもね。勝っているチームをイジるなという格言って本当にあるのかは判らないけども、ジーコが言ったのだからあるんでしょうw まあ、そのジーコだって国内組でいい流れで来ているのに、いきなり海外組入れて流れをぶった切ったことはありましたがw

でもそれはあくまでもどんな相手にも横綱相撲が取れるセレソンだからこそ当て嵌まる格言ということも覚えておいた方がいいかもしれない。メンバーを固定するとそのうち相手に対策されやすい、というのもサッカーだから、敢えて相手の裏をかく、という選択を恐らくトルシエはやったんじゃないか、と今になって思うんだけども。あの時のジーコの批判だって結局外野からなら、終わってからなら何とでも言えるわね、という風に聞き流していればその後違った流れになっていたかもしれない。

鹿島は浦和とは違って前プレはしかけてくるし、横浜戦で丸木や俊輔には激しくプレスを掛けてくるとなれば、浦和戦とは全く違う展開が予想される、というか相手はこちらの前の試合をスカウティングした上で対策を立ててくるというのは間違いない。となると、浦和に欠けていた前プレとか、縦ポン(状況に応じて鹿島は中盤を開けるためにやってくるが、裏への動き出す動きがこないだの原口に欠けていたものだった)もやってくると想定しておこう。そういう相手に対して如何にこちらも鹿島対策を施しているか、というのがカギだろうと思われる。

実はまあ、強化部も今季は自分ら主導では監督を交代させたくはないと考えていて、後任監督が外れた場合自分らの責任にもなりかねないからなんだけども。確かに今さらリスクは冒したくはないだろうね。補強に関して仕事したけども、監督は社長が決めたことっていうことで、新しい監督人事は出来れば来季の頭からって思ってるんじゃないか。その代わり、色々と介入出来る部分で介入していこうというのが彼らの考えじゃないかって思いながら見ているんだけども。

埼玉アウェーから戻って来て ~我々にもう少し謙虚さが必要だろう

2012-09-26 08:08:54 | ガンバ大阪
浦和アウェーの翌日には、智目当てにフクアリ行ったんだけども、屋根のあるエリアがすなわち雨が凌げるということではない、というのは解ったかな・・・斜めに雨が入り込んで来ると一階席はまずずぶ濡れになるし、二階の中断から上ぐらいに座り、かつポンチョを着ていれば凌げたという状態だった。まあ、これはスタジアム造る時に参考になるんだけども、雨の日のフクアリがいつもこうなのかは判らないけども、風の吹き具合によっては屋根があるからと言って安心は出来ないということだ。実際フクアリでもポンチョは一応売られていたわけですから。

さて、こないだは5-0で大勝したけども、今だからこそ言うが、プレビューを書く時には、勝つとしたらカウンターが上手くハマって、内容が悪いながらも勝つという展開かもしれないという考えが念頭にあった。ただ、そういう接戦の時の采配力がアレなのが気になっていたけども。

色んな記事を読んでみると、大体ウチの浦和対策がハマッたような論評がネットでも紙媒体でも多い。自分が串カツ屋での録画で見た限りでも、

1.楔対策(2トップが啓太に入るコースをケアし、入ったらプレスバックで追い込み挟み込んで奪う)

2.サイド対策(浦和の平川と梅崎は相手DFを広げる役割を果たしていたが、それに釣られることなく、加地さんが間合いをおいて対処していたし、サイドで相対する時も中に人数は残していた)

というのが上手くハマッたと言える。相手を対策してハメるというのは今までのガンバのイメージにはあまりない。勿論今までもスカウティングをしていなかったわけではないんだけども、相手に合わせてやるというのは今までのガンバのスタイルではなかった。スカウティングといのは強化部の仕事の一部だとしたら、裏返せば強化部の意向というのが戦術とか、或いは選手起用(家長のスタメン起用等)においてある程度反映されるようになった、つまり強化部が部分的に介入しているかもしれないと思わせるんだけども。まあ、これはあくまでも個人的推測ではあるんだから、それを検証しようと思えば、今後数試合を見てみる必要はある。

ただ、スカウティングがハマるゲームがあったとすれば、逆に言えば全くそれがハマらないゲームというのも今後あるかもしれない。実際、最近のウチの試合って、勝つ時と、そうでない時の差があまりにも激しすぎるのも確かだ。野球で言えば6回を終えて5点リードしていればあとは監督は寝ていてもOKだけども、問題は1,2点の点差の時に、継投策とか代打を出すタイミングだとか言った監督の仕事が控えている時ですな。接戦をものに出来てこそ本物の強さだとは言えるんだけども。

そう考えると、いくつかのブロガーさんのところで浦和が弱いなんていう書き込みがあった。確かにあの試合の後だとそう言いたくなる気持ちは判るんだが、勝因を分析したり、今のガンバの立ち位置とかを振り返ったりすると、もう少し謙虚でいた方がいいんじゃないですかね?少なくともミシャはガンバの首脳陣よりは今年全体ではいい仕事していてそれが今の順位に繁栄されている。しかも、過去浦和との対戦して完勝した後、なんだこんなもんか、って思った途端に直後の対戦で、彼らに手痛いしっぺ返しを食らったのが5年前と去年だったということを忘れてはならない。今季の対戦は天皇杯で次互いが勝ち上がった場合のくじ運次第なんだけども、その時には彼らは今回の借りを必ず返そうという意気込みで臨んで来るだろうから。

その意味では、我々もまず来季も同じカテゴリで戦えるようにしておかないとね。


J聯賽第26輪 浦和紅寶石 0-5 大阪鋼巴

2012-09-23 09:29:39 | ガンバ大阪
3位の浦和相手に夢スコで勝つチームが何で降格圏に居るのかって⁇ そら、こっちが訊きたいくらいやわw てか、バーベキュー効果なんてあったんか?w

まあ、今のJリーグなんて上位と下位の力の差はあんまりない。だからまあ、チーム編成とか、戦術の構築とかを誤ると一気に奈落の底に落ちてしまうのがJリーグの怖さ。その意味では、世界に類を見ない面白さがあるとは思うし、去年の柏のように昇格してすぐリーグ優勝というのは、色んなチームに希望を与えたと思うんですが。

試合はというと、浦和の攻撃時に4-1-2-3に替わるフォメへの噛み合わせとして、守備時にはレアン1トップになる4-4-1-1で、啓太にボールが入る所をプレスの狙い所としていたが、前へ入れるボールはキッチリ抑え、裏に出るスペースも低いラインで消していた。それにより、ガヤの弱い部分だった飛び出しへの不安も消えて無難な対処こ出来ていた。相手がボールを下げればそこでラインを押し上げて原口の飛び出しを消しつつ、前へ押し上げる事が出来ていた。

これはある意味スカウティングがハマったという事なんだろうとは思うが、ミシャが基本的にはメンバーもやり方も相手によって変える事をしないが故にハマったとも言える。ただ、ミシャのやり方を否定するつもりはなくて、彼の今季の仕事はガンバの首脳陣よりも遥かに評価に値するものだとは思ってるわけです。現にリードされながらも、タテポンやパワープレーをやらなかったのは、勿論それをやる為の選手が揃っていないというのもあるんだろうけども、それ以上にミシャの美学というものを感じたわけです。大勝したんだけども、それでもスゲえと感じる相手。これは決して皮肉で言うてるわけではありません。リードされても、ガンバの守備陣形を広げるような陣形で、サイドチェンジをやった後にサイドから仕掛ける。まあ、こんな時に加地さん復帰は心強かったです。

この強い相手に対策を施して勝つ、というのは簡単ではないんだし、それをやってのけたからこそ、来年もまた埼スタに戻って来たいと思いましたね。

大勝したからこそ言うんだけども、阿部と家長下げて、大森と武井投入には正直ハア?と思った。けど、正信的には相手が前がかりになる中で、サイドで2-2の数的同数を確保する上で、上下動出来る選手が欲しかったわけですね。ただ、それだと新潟戦の時のような、前への跳ね返す攻撃の推進力が落ちる。だからこそ、フタをトップ下に残しておいて、レアンへのホットラインは残しておいたという所なんだろう。基本的にレアンのチームである以上、彼にはきもちよくプレーして貰わないといけないんで、こないだのようにフタ交代でレアンが食って掛かることのないような配慮ですw

このあたりは、あくまでも個人的な推測なんだけども、強化部介入が部分的にあったんじゃないかという気はするんです。まあ、エースを腐らせたら元も子もないし、獲得には金かけてるわけですし、

まあ、そのレアンも太ももの痛みが完全に癒えてないから交代で下がったけども、相手が前がかりになってる時にはパウリーニョは絶好のチェイス要員にはなる。しかもプレスバックをキチンとやってくれるのが頼もしい。攻撃時にはとりあえずはパウリーニョ行ってらっしゃいが可能になる。彼はこういう時使い方でいいかもしれない。ただ、周りとの連携が半年経ってもあまり出来てないから、今後の彼の処遇をどうするかですね。実は彼はウチよりもセレッソに合いそうな選手だと思うんですが。

あと扇谷主審についていうと、なんかこう高圧的というか、交通整理みたいな笛が目立つんですな。家長に後ろから当たった槙野にファウル取るのは主審の判断だからいいとしても、槙野が怒りを露わにした時点でイエローって。まあ、それが扇谷さんの判断ならいいとしても、この基準でこちらもイエロー出されたらたまったもんじゃないとは思ったわ。

本日の浦和戦

2012-09-22 08:41:33 | ガンバ大阪
前日入りして、東京ドームにて野球観戦、で普通は終わるところですが、なんと奇しくも巨人が優勝した試合に立ち会うことが出来ました。まあ、巨人というか、野球は割と公平な目線で色んなチームの試合を時々見る程度でしかないんだけども、優勝の雰囲気は良かったですね。あと、優勝決めたけん制にしても、内海がバントして一塁への送球を確認した上で本塁へ突入するプレーにしても、巨人が抜け目のない野球やっているな、とも感心したりもした。

さて、本日の試合だけども、佐藤が今回はアウト。まあ、マリノスや名古屋相手と異なり浦和相手ならあちらの方の選手の顔ぶれを見ると今回は佐藤の高さをセットプレーに生かせるかと思ったけどもね...まあ、今回守備での高さをあまり必要とはしないだろうから、後は地上戦勝負か。

浦和は攻撃時に433に変化する所からすると、ウチとの噛み合わせ上で啓太がこれまでの試合と同様にフリーになりやすく、去年までの彼と比べると想像し難いが(失礼!)、その分彼が持って上がったり、左右に散らす所かがアクセントにはなる。ただ、その一方で、彼が持った場面でプレス掛けて奪えていれば(これはマリノスもやっていた)、そこからショートカウンターのチャンスも生まれるわけなんだが、今のウチでそこにプレスバック仕掛けられるのは阿部浩之ぐらいしか居ない。噛み合わせ上守備時においてのみにして合わせてしまうというのもあるんだろうとは思うけども、そうなるとトップ下の運動量というのが気になるか。

まあでも正信は今回家長を先発させるようですが、そうなると4-4-1-1気味に行って、彼に守備時に啓太を見ろという指示はちとキツい。この辺の守備意識がまだ彼に足りないというのが、正信には不満なのかもしれない。確かに自分としても彼をもう少し見たいとは思うけども,正信から見たら使うにはもう一つ足りないわけで、今後使われるには、そこを彼が気付くかですね。

守備の方だけども加地さん復帰かあ...この試合に合わせて戻るという事は、梅崎対策というのはあるんだろうな...けど、ケガから戻って来る加地さんの相対する最初の相手が梅崎なんて何たる試練⁈ まあ、佐藤が不在で前プレが望めず、コンちゃんと岩下がバックラインで組むとなると、基本はリトリート守備で奪ってらレアンへのカウンターと、セットプレーというところになるんかね。まあ、浦和って引いた相手には意外と苦しむというからそこらへんが正信の狙いなんかね。腰が引けてるっていうところがガンバサポ的には不満ではあるけども。

岡田監督が残るか否かは、サッカー上での問題だけだ

2012-09-21 07:24:54 | 中国サッカー
書こうと思っていてなかなか書けなかったことだけども、杭州緑城の岡田監督のことについて。

尖閣問題のせいで1試合延期になったけども、基本サポの間では岡田監督に対する信頼は厚い。こないだの中止の一報にも、サッカーと政治は関係ないという書き込みがネットにあったくらいだったし、彼らはホームゲームにおいて変わらず「ガンティエン(岡田)」コールはしてくれる。

想像なんだけども、岡田監督はいたって普通に過ごしておられるんじゃないですかね。ACLでもガンバサポがお世話になったS氏が通訳を務めておられて、小野剛さんもコーチとして行っておられるから一応気にしているんですが。彼らは恐らく公安からは一応忠告めいたことは言われたかもしれないが、殆ど変りない生活だろう。このことは在中の日本人のツイッターなどを見ていけば判るのだが、多くの在中日本人が普通に過ごしておられて、むしろ日本から安否を気遣う連絡に戸惑っているというところかもしれない。だからまあ、安全に関する情報を流しておられる在中日本人が居るとしたら、それはむしろ個々の判断に任せる為の判断材料をその人の立場から提供しているんじゃないかと個人的には理解しています。

その岡田監督なんだけども、クラブとは来季の去就について話し合っており、ここ3,4試合がリーグ残留の為の天王山と位置づけられており、残留が来季続投の条件とも考えられている。ただ、続投となると岡田監督は当然クラブに補強を求めるところだが、去年にクラブの身売り話が出てくるくらいだからクラブにはお金はなく、セルティックで俊輔のチームメイトだったDFの要の杜威(ドゥー・ウェイ)が夏に山東に移籍してしまう始末。

となると補強出来るとしたら今のマゾヘナのサイドハーフの強化版というところか。J経験者のブラジル人であれば、代表監督時代にくまなく視察し、退任してからも恐らくはテレビなどでチェックしていただろうから、大体能力は解っている。ただ、ブラジル人は日本でやれるところがあるなら、日本へ行くということも考えられるわけだから、岡ちゃんの名前でどれだけ引っ張ってこれるか、というところかもしれない。

岡田監督が残るか否か、というのは恐らく今季の結果とクラブとの来季の構想について話し合った結果次第というところだろう。ただ、クラブの場合、選手にカネをかけられないから岡田監督の力でやりくりして欲しいと思っていたら、あの人はあっさりやめてしまうかもしれないが。

往復書簡復活か?

2012-09-19 07:24:59 | サッカー全般
前回のエントリを読まれた毒殺日記さんはスッキリされたようで。じゃあ、交換日記、じゃなかった往復書簡復活と行きますか。

もう少し監督解任の件で書いておくと、解任を決める場合一番考えないといけないのは、資金力の有無に関わらず、残された契約期間の給料をどう処理するか、というところになって来るわけですね。

例えば、一部の報道がもし正しければ、横浜FCが赤帽を解任したタイミングが、最後の残り1年の年俸を丸々支払わなくてもいいという時期だったというのを見れば判ることだろう。

或いは、去年の浦和がペトロを解任したタイミングにしても、残りの給料を払う額とか、ナビスコ決勝進出で得た賞金とか、或いは決勝進出に伴うグッズ販売などの営業収入とかいうのを天秤にかけてなんとか黒字化出来る目処が立ったという時期だったかもしれない。その意味では去年の浦和にとっては、ナビスコ決勝進出というのが一つのターニングポイントだったのかな、とは思えるわけで、ウチも一応彼らの残留に貢献したのかもしれないw

ただ、今年のガンバを例にとれば、浦和のような臨時収入というのが見込めないし、夏の補強でかなりお金を使っているというのは確かですよね・・・そこら辺最終的にどう帳尻をあわせるのかは分からんけども、来月サポミを開くのなら経営状況に関する説明もあるのかもしれないが。

まあ、そんな中でもし監督解任となると、条件面でも呼べる人というのは限られて来るというのは確かで、毒殺日記さんの言われるような、J2での監督経験者の中から、ということになるかもしれない。これは、インテルが1シーズンで2人の監督解任したあと、ストラマッチョーニなんかにはJリーグの中堅監督レベルの年俸しか渡していないし、緊縮財政路線でオフにルシオやフォルランを放出したというのと状況はよく似ている。

ただ、インテルの場合には、ルシオやフォルランなんかもそうだが、ガスペリーニやラニエリに対しても契約期間は1年以上残っていた(ルシオは2年残していた)んだけども、恐らく全額の年俸は払わずに、一部を払って契約を解除出来るバイアウトのオプションを行使したんじゃないか、とは思えるわけです(ラニエリやフォルランの次での年俸との差額が恐らく手切れ金だったかも)。だからまあ、ストラマッチョーニにしても、一応3年契約なんだが、ダメなら次に替える気満々でモラ爺はいるんだな、というのが伺えるわけ。

欧州の場合日本と比べてなぜ監督交代のサイクルが速いかというと、一つには契約を解除してからの処理が上手く、能力のある人ならすぐ次からのオファーに飛びつけるという前提条件があるからだろう。そこら辺某ライターさんは・・・解っているんだけども大衆向けに書いてるんだろうね。

そこで気になるのは正信に対する契約で解任なら2年目の年俸をどう処理することになっていると書かれているのが気になるところなんだけども。いや、それだけでなく、クラブのレジェンドに苦しい時期引き受けて貰ったことへの負い目というのもやはりあるだろうな・・・

3月末の時点でなぜ正信にお願いしたのかと言うと、多分セホロペの末期では選手の気持ちが首脳陣に対して完全に離れていたという中で、兄貴分として慕われ、かつ選手と年齢の近いクラブのレジェンドにお願いしようというところだったのかもしれない。ただ、いくらなんでもここまで不振が続くとは思わなかっただろうな・・・その意味で見通しが甘かったと言えば確かにそうだったのだろうけども。

だからまあ、クラブにしてみれば解任出来ない理由があるとしたら単に違約金もさることながら、その後の処遇というのも考えてあげないといけない、というのがあるからだ、とも言えるかもしれないが。しかしまあ、本当このクラブって功労者に対する扱いが下手だよな、と思ってしまいますがね。

選手に強いメンタルを求めるんならサポもメンタル強化が大事だという件

2012-09-16 11:20:26 | ガンバ大阪
試合後にゴル裏で居残りをして選手(特に交代で出てきた選手)らの精神的な脆さを指摘した、っていう記事が出ていたっけ?敢えて好意的に解釈すれば、記事に出ている内容以外にもオフレコで突っ込んだ話し合いがなされた、という風にも考えられるから、記事に書かれていることだけが全てだとは思わないことにはしているけども。

ただ、それでもメンタル云々っていう話をする人が居たとしたら、ゴル裏の人たちの熱い応援に対しては敬意を払いつつも、敢えて言わせて頂くと、選手のメンタルの弱さを指摘するんであるならば、自分たちもまたサポとしてのメンタルっていうものを強化した方が、居残りなんかで時間を無駄に使わなくも済むんでないかい?って思ったりもするわけですね。まあ、それは選手に求められるそれとは全く違うものではあるけども。

サポとして持つべきメンタルっていうのは何かっていうのを試合後ずっと考えたりしていたのは、こういう時に決まって、サポも危機感持て、という声がちらほら聞こえてくるからなんだけども、それは却って降格という最悪の事実を想定した時に起こりうる目に見えない不安というのを増幅させてしまうんじゃないかって思うわけね。寧ろ逆にそうした不安というのをなぜ抱くのか、それに対するメンタルの処方箋はあるのかを考えて、心の断舎難というのを実行しうることこそがサポのメンタル強化につながるように思えてくる。

例えば、降格することの不安の一つが、今まで応援していた選手がいなくなってしまうかもしれない、という不安は誰にだってあるとは思う。これについてだが、自分の中ではある程度心の準備は出来ている。基本的に過去降格したチームですぐに返り咲いた例(広島・柏・東京)を参考にすると、誰かが高く売れたことによって(駒野・ポポ、あるいはヨングン)他の戦力の引留めに成功している。だからまあ、誰かが出るのは避けられないかもしれないが、クラブが放出した選手を上手く放出してお金が得られれば選手引留めは可能だろう、と考えられる。金のかかる主力選手については基本あまり手を出してこないだろうけども、それでも本人が出たいというのならお金と引換えに出ていって貰えれば、穴埋めどころかそれを補って有り余る補強資金が手に入るだろうとかいうように考えられるし、実際ガンバのフロントはそのように考えている節があるからだ。

例えばレアンの場合、今季だけの残留を目指すのなら半年だけのレンタルという選択もあったかもしれないんだが、あえて来年夏までにしたのは、ガンバでの活躍ぶりを見て、オフになれば他のクラブ(考えられるとしたら中東ではなく、ブラジルの名門か、欧州あたりだろうが)からのオファーがあるかもしれない。そうした場合には、本人が行きたいのであればその意志は尊重するけれども、レンタル解除の違約金は残るわけ。その意味では来季残留した場合にむしろレンタル契約更新する夏の段階がむしろ気になるんだが、たとえそうなっても、彼に費やしていた人件費を補強に回せるという保険にはなる。最悪オフに出ていかれてもお金は残るし、東京にいるエジミウソンは丁度半年契約なんだから、契約切れたらウチが借り換えられれば、って思ったりもするわけですね。

何が言いたいかと言うと、目の前の試合の結果とか、選手の動向っていうのには基本的にはサポがコントロール出来る範囲を超えているというわけで、サポはコントロール出来ないものに対して無駄にエネルギーを浪費するよりは、普段の日常生活において、自分の行動でどうにか出来ることに集中した方が、精神的に幸福だということですわ。コントロール出来ないものに対して必要以上に気持ちを煩わせるのであれば、そうした気持ちを断ち切った方がいいということです。

その意味では、フロントに関しては、体制が替わってからは、補強に関してこれまではいい仕事はしているとも言える。てか、今までが余りにも酷すぎたからようやくまともなレベルになったということなんだけども、残念なのはやはり監督かな・・・セホロペ、というか前体制を解体する際に後任を外部からのツテがなかったから内部昇格せざるを得なかったんだろうけども、それならそれで今なら次を探せられるわけであって。

ということでようやく試合の話題に入りますw

この試合のレアンの先制ゴールを見ても判るように、あれだけの選手を補強してくれるクラブというのはそうはない。だから正信は結果を出せということは言い続けてきた。結果だけでは判断したくはないが、交代策の意図とかを読み取ると、後半新潟がDFラインの裏に対して縦にボールを出してきていてウチのラインがズルズル下がり、サイドから攻められ続けているところで、守備の対応策としてフタと秋を交代させたのが正信の本当の意図だったのかもしれない。でも、フタが下がる前にレアンがベンチまで走り寄って何か叫んでいたのは、フタを下げたら俺にパスが来なくなるんで下げないでくれっていうことだったかもしれないなあ・・・

まあ、采配が後手後手になっていたのは確かなんだけども、あのPK(岩下は審判に目をつけられていたのか?)がなく、1-0で勝ちきれていたら正信の采配はどう評価されただろうか?

采配の意図を好意的に解釈すると、昨日の試合なんかは流れからして、1-0でもとにかく守って勝ち切るという采配を選択したんだろうけども、仮にそれで勝ってもなんかスッキリしない、というところに皆さんの不満があるんじゃないかって思うわけです。

だから、敢えて今の時点で監督交代を云々する理由があるとしたら、結果もさることながら、ガンバらしいスタイルっていうものを貫き切れてない、という一点に尽きるかな・・・セレッソがクルピを持ってきたのは自分たちらしさ、というのを取り戻したいという意味だったわけですがね。ウチもその観点から後任を探すしかないというところなんだろうけども、誰が思い浮かぶだろうか?実はウチからのオファーを待って浪人しているんじゃないか、って人は結構居る。そしてセホーンがブラジルで再就職出来た為に違約金が浮いたので、監督交代の条件は整いつつある。

問題になるのはガンバのレジェンドに対する処遇ですな。彼には苦しい時に監督を引き受けて貰ったという負い目があるんだけども、解任するんなら、契約残りの違約金については誠意を持って対処するしかないかな。同じカネを払い続けるんなら一応クラブの中においといて、何かに使うとか、或いは一旦外で勉強したいというのなら解説者として斡旋するとかいうのは考えてもいいでしょう。もしかしたらそこが一番のネックなのかって思ったりもするんだが・・・そこは話し合いだろうな、とは思いますよ。

色んな例を見ていくと、一番違約金が掛かった例は仙台がベルデニックに払った金額だったんだろうけどもね。ただ、ラニエリやAVBなんかの例を見ると、彼らが他のクラブからすぐオファーが来たからっていうのもあるけども、裏返せば2年目以降の違約金に対する条件というのがあまり良くなかったからじゃないかって思うこともあるわけですね。ラニエリなんかはローマの監督になったことでインテル時代より年俸は50万ユーロほど下がったんだけども、裏返せばその差額の分がインテルの2年目以降に対する手切れ金みたいなものだったんじゃないかっていう想像がつく。そう考えると、契約条件とか、クラブと本人との話し合いによって金銭的な負担は左右されるんだろうとは思うけども。ま、そこら辺は話し合いですわ・・・

ま、結局のところ監督人事も自分たちでどうにかなるもんではない。ないんだけども、今監督人事を云々するならガンバらしいスタイルを出せているかという一点だと思うし、セホーンの違約金が浮いたと考えられることで金銭的な負担は楽になったということの認識はしておいていいんじゃないですかね?

決戦当日を前に

2012-09-15 09:39:35 | ガンバ大阪
万博ではなでしこリーグの試合も観戦するんで今日は早めに出発しますが、その前に書いて置きます。

この試合の重要性は監督が一番よく解っていて、レアンを無理させずにこの試合に照準を合わせて調整させてきた。加地さんの復帰も早すぎるとは思いながらも、この試合の重要性が解っているからということだろう。サイドへ流れてくミシェウ対策っていうのもあるかな?

だとしたらもうこの試合は勝つしかない。新潟の中盤プレス=>カウンターの狙いをしっかり交わしながら攻めていくことが大事だろう。ミシェウの献身的な運動量と守備には頭が下がるけども、アレ見るとショーキは出番ないだろうなあ、て思いますね。ゲーム終盤の一点を追いかける場面とかで起用されることが多いのも結局彼が守備タスクをこなしていないとも考えられるわけです。インザーギやビジャのように前線で待ちに徹することが出来ればって思うけども、そこら辺新潟がやろうとしているサッカーとはミスマッチなのかもしれない。

あ、彼にゴールを決められると〇〇認定なんだっけ?w