所在地=函館市五稜郭公園内
函館野外劇が上演される日、キャスト村を訪れてみた。
私も10回ほど出演した時に使わせてもらった通い慣れた村だ。
ここは、上演期間だけ開かれ変身ができる夢の世界だ。
勤務や学校を終えた方々が集まってきて、出演衣装に着替える。
衣装さん、着付けさん、メークさん、小道具さんはてんてこ舞いとなる。
では、どんなストーリーなのか?先ずは昨年の舞台をダイジェストでご覧下さい。
http://www.yagaigeki.com/
進行係となる長老とコロポックル。セリフ合わせのリハーサル中。
腹が減っては戦ができぬ。函館名物バスラーメンが登場し賑わいをみせる。
この方が五稜郭や弁天台場を設計・監督した武田斐三郎氏。
頭脳明晰で東大の前身校の教授になって箱館を去った。
このような衣装ハウスが6棟。ありとあらゆるタイプが1,000人分はあると思う。
手作りの物もあるが、貸衣装業者や市民からの寄贈も多い。
ドサンコという小型の馬が4頭出演し舞台を盛り上げる。
出来のよい日には人参がもらえるという。もちろん飼い主も武者姿で騎乗する。
船は軍艦・甲鉄も含め、10数隻が堀を走る。
船上で待機しているのは、高田屋の船頭に扮した人たち。
大店の主人。いかにも金持ちに見える。(お金、貸してよ!)
万国旗を持って踊るダンサー。若くて底抜けに明るい。ポーズを作ってくれた。
国際開港場となった箱館。やって来た各国の軍の士官たち。国際親善中か?
町娘たち。早替わりして何役もこなす。若いだけあって動きは敏捷だ。
淡路生まれで箱館の豪商・高田屋嘉兵衛の店で働く手代たち。
嘉兵衛を描いた小説に、司馬遼太郎氏の「菜の花の沖」がある。
やはり、万国旗を持って踊るダンサー。位置の打ち合わせらしい。
艶やかな花魁。着付けもメイクも完了。出番まで椅子に腰掛けて待機。
かんざしの一部は5年前に私が作ったもので○○のリサイクル。
近くの町内会の有志一同。記念にパチリ。
ハイカラさんです。どうです、この艶やかさ。
ご主人に見せたら「ホレナオシ」間違いなし。このまま帰られたら?
男性のハイカラさんと神父さま。よくお似合いです。
こうして、パチリパチリやっているうちに、太陽がすっかり西に沈み、開演の時刻7時半が迫って来た。
約500人のボランティアの方々は、気を引き締め順次舞台裏へと向かって行った。
「星の城 明日に輝け」は、今夜も大勢のお客様の拍手で迎えられる。
開演の音楽は流れ始め、私はキャスト村をあとにした。
函館野外劇関連マイブログは、こちらから
http://blog.goo.ne.jp/mikaeru171/d/20070702
ミカエル
市民の方々のやる気が伝わってきます^^
「高田屋嘉兵衛ってそんなにすごかったんや~」とか「コロボックルって北海道出身(?)やったん?」など^^
このひとつの舞台でたくさんの発見があるんだろうな~と感じました
20回までやってこられたのは、市民の団結と情熱。
この公演のために犠牲を払いながらの奉仕活動が続いています。
4年前、ミカエル家は大飛び入り。
姉の孫2人(女子中学生)+妻の友人の女子高生2人
+妻+友人の計6人。
おいらんの付き添い娘、高田屋の女中、居酒屋の酌婦に扮し大熱演。今でも思い出話に花が咲きます。
今夜も間もなく幕が開きます。
ミカエル