ミカエルの函館散策記

美しい夜景と異国情緒溢れる町・函館。
名所・旧跡・食べ処をご紹介していましたが今や万屋。
ご訪問に謝々。

第430号 学芸員の解説つきで・・・

2009年08月23日 | 展覧会、催事など

昨日(22日)の午後、道立函館美術館で開催中の企画展「函館開港150周年記念 箱館→函館 ビジュアル時間旅行」を観に出かけた。 

 

丁度、学芸員による解説があるということで急遽参加することに。
受付前ホールに二時までに集合。
現れた学芸員は、ペリー提督の服装を模していたのでビックリ!

 

展示品は、写真、錦絵、ポスター、洋式建造物の模型、絵画など約300点を超えていた。
幕末、開拓期、明治、大正、昭和初期へと展示品が移り変わる。
そこから感じとられたのは「モダン、繁栄、おしゃれ」。
一時は、東京以北最大の都市だった時代もあった函館。
夢が叶うのであれば、当時の賑やかさがカムバックして欲しいもの。

特に展示点数が多かったのは写真。
幕末、明治初期の資料解説には力が入っていた。

日本の写真発祥地は、長崎、横浜、函館の三開港地。
①長崎には、龍馬を撮った西の写真師・上野彦馬。
②横浜には、東の写真師・下岡蓮杖。
日本のお土産にと、外国人向けの国内の風俗写真を数多く撮った。
③函館には、下岡の門下生で写真油絵師でもあった横山松三郎。
そして、土方を撮った田本研造がいた。
田本だけは、ロシア人に写真術を学んだ。
開拓使や明治政府などから依頼された公共事業の撮影作品が多い。
土方を撮った写場は、八幡坂にあったらしい。

 

およそ20名の参加者は、学芸員の解説に、遠い時代の出来事を想像しながら聴き入っていた。

映画館やランチ会場もそうであるが、ここでもご婦人の姿が圧倒的に多い。
「男性諸氏よ、積極的に外へ出て、人生を楽しもうではありませんか」。
そんな事も思い浮かべた。

幕末から現在までの興味あふれる40分旅は、新しい知識と深い感動をも与えてくれながら終わった。

学芸員さん、有難うございました。  
またの解説展示を待っています。
 

                

 

 



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2 コメント

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ミカエルさんへ (ちぇろ)
2009-08-23 23:23:33
こんばんは。
仕事中心の男性だと特に定年後に
何をしていいかわからないみたいですね。
また、何となくプライドもあるようで・・・・。
今のボランティア先でも
男性の方がそこで他の方と交流したり、
ゲームや工作などなど
行事に対して
どうしても「そんなのやってられない。」って
感じておられるようで・・。
女性の方が与えられた環境で貪欲に
せっかくだから楽しもう!って良くも悪くも
割り切って過ごしておられる方が多いような
気がしますよ(笑)

結婚や出産・育児で
自分だけの身体活動が停止されますから、
多分そこから活路を見出さないと
いけなくなるのでしょうかね(笑)

私もミカエルさんに負けていられません。
いつも新鮮と驚き・感動を感じていたいなぁ。



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たしかに (ミカエル)
2009-08-24 11:07:26
ちぇろさん、こんにちは!
企業戦士として生き抜いてきた男性こそ、退職後のむなしさに家に引きこもりがちのようですね。
私はちゃらん、ぽらんに過ごして来たので・・・。

妻は、子育てと夫への義理が終わり、これからが第二の人生花盛り。
思いっきり心も身体も伸ばしてエンジョイ。
分かりますよね。

私はミケのお荷物にならないよう、目標目指しての老後の人生を過ごしています。
人生、それぞれが楽しまなくちゃね! 
そして、新たな発見を求めてでしょうか。
ミカエル

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