梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

法の番人は持ち主では無い、

2011-11-22 16:56:19 | 雑記
駐車違反を取り締まる民間の駐車監視員に取り締まり目標を設定させた行為は、労働者派遣法に抵触する恐れがあるとして、警視庁が厚生労働省東京労働局から是正指導を受けていたことが、同庁などへの取材で分かった。同庁幹部は「誠に遺憾なことで、関連法規についてまとめた説明書を全署に配布するなど、再発防止を指示した」としている。
警視庁によると、昨年十一月、板橋署の交通担当の係長が朝礼で、駐車監視員の男性(51)らに、取り締まりの目標件数を述べさせ、目標達成の報告をさせていた。
男性によると、係長は外来者にも見える署一階のフロアで朝礼を開き、目標を達成できなかった監視員に「大きく手を挙げてください」と指示。「違反車両が無いなら無いなりにどうにかできなければ。プロなのだから」などと言ったという。
今朝の東京新聞の朝刊にこんな記事が載った、記事の主題は「東京労働局から派遣法の違反で是正指導を受けた」と言う物だったが問題は其処ではない、
「違反車両が無いならないなりにどうにか出来なければ、プロなのだから」と言ったと言う所だ、
”違反が無いなら無いなりに”どうすると言うのだ、違反の取締りは違反が有って始めて成立する物だろう、
「違反車両が無い」なら良いことではないか、監視員の成果として究極の目的は「違反車両が無くなる事」だったのではないのか、其れが「プロ」としての勲章だろう、
警察の目的は違反車両を捕まえる事で違反車両を無くす事が目的では無かったと言うことなんだろう、
そして「何とかする」と言うのはどう言う事なんだ、端的に言えば「でっち上げろ」と言う事だ、「駐車違反監視員」はあくまで違法駐車を取り締まる為に契約したわけだから他の交通違反は取り締まれない筈だ。
もっとも元々ある駐車の規定をまるで逸脱して「1秒でも車が止まれば駐車とみなす事が出来る」と言うのなら確かにどうにでもなる、免許の更新時に教官はそう「公言し、直ぐその後で「何か言いたいことが有ったら後で教官室に着なさい、大人しく聞いてさえ居れば免許は直ぐに返すが此処でそんな話をされたら全員の免許が遅れるし後に待っている人に迷惑あ掛かるから」と言っていた
道路交通法は規定をその様に変えているのかも知れないがどんな組織がどんな方式で法解釈を変えているのかが全く見えない、警察、検察は法の番人であっても持ち主ではない事をしっかり理解して欲しい、
特例的に拳銃所持を許されている事をしっかり自覚して欲しい物だ