梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

皇位継承と譲位

2011-11-19 08:59:16 | 雑記
最近は今上天皇の体調が余り優れない様だ、聞く処によると公式行事はかなりのスケジュールでその体調に負担を掛けているのだろう、
一般社会ならとっくに地位は委譲し名誉職の会長と言った所である、しかし憲法上では譲位は認められていない。
「日本国憲法下では、天皇の譲位は認められていない。昭和22年(1947年)に施行された現行の皇室典範は、その第4条で「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」と規定されており、この点は旧皇室典範と同様に、皇位の継承は天皇の崩御によってのみ行われることを定めている。又、現行の皇室典範でも、第2条で皇位継承の順序を、第3条でその順序の変更について規定しており、天皇は自らの意思によって継承者を指名することはできない。」
此れは皇位継承で政治的混乱が起きて争いの原因になった事によるのだろうが昭和20年の敗戦で天皇は国家の象徴としての存在で国政には関与しない事になった、
占領下で策定された現行皇室典範は50年を経過し国の体制も大きく変化した現在少なくとも此の条令は変更する時期に来ているのではないだろうか、
昭和天皇の時も危篤状態になった陛下の代行を今上天皇が行っていたのだが実質昭和天皇が復帰する可能性は無かった、恐らくそれ以前から体調は衰えていたと思われるが充分に養生する法的な整備がなされて居なかったと言えよう、
現在の皇太子殿下には男児が居ない、一方秋篠宮殿下には男児が居て皇位継承がどうなるか取りざたされて久しい、
継承順位の問題と女性天皇の問題も有るが取りあえずは順位をそのままであれば「院政」では無い「隠居」もそろそろ良いのではないだろうか、
皇位を巡って廻りが暗躍する様な時代では有るまい、時代と言えば宮内庁の内部も普通の社会規範に沿って公募人事にした方が良いのではないか、
昔からのしきたりが難しいと言っても其れなりに方法は有る、どうも見ているとあそこは特殊な村社会の様な様相が窺えるのは自分だけだろうか