梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

電力の自由化と増税の行方

2011-09-29 11:20:45 | 雑記
東京電力が電気料金の基礎となる原価を過去10年間で6千億円高く見積もっていたと言う、
自由競争なら此れは見積書だが独占では見積もっても意味は無い、経費の報告でしかないだろう、その経費で販売額が決められている訳だから此れは「経費の水増し」以外の何物でもない。
競争なら国民は安くて良質の物に移行すればいいのだが電気は電力6社からしか購入出来ない
正確に言えば送電線を独占しているからと言う事だが大容量の電線を布設する事は法律で禁じられているから同じ事だ、
自由競争になると安定供給が保証出来ないと言う理由は自家発電の発電量が余る企業がある今では理由にはなるまい。
この状況で「10%の値上げでは資金が不足する」というがそもそもその原価計算が信用出来ないのでは理由として認めることが出来るわけはない、戦後米が配給だったのは米が不足して統制をしないと江戸時代の米騒動の様な事が懸念されたからだが米が充分に行き渡ったら返って現状にそぐわなくなったと廃止された、
三公社と言われる専売公社、国鉄、電電公社はそれぞれ自由競争になり、電話も鉄道も煙草も基本的には自由である
確かにNTTの通信網の利用料金は高額で他の通信会社が支払う金額が競争力に格差をつけているとは言え、他の通信網を敷いては行けないとか、NTT以外を使ってはいけないと言う法律はない、
電力会社は「民間企業」では有るがそれ以外の会社にマーケットを開放していないと言う事は電電公社以上に特殊な法人なのだ、
増税論はある程度致し方ないと思うが「原発事故補償金」に関しては東電が負うべき負担である事は間違いない、
世界的に企業の負う責任は「過失の有無ではなくその製品が原因で起きた損害は製造元が負わなければならない」と言う「PL法」に拠っている、
今回の未曾有の損害は一社で負担するのは不可能だと言う論が有ったとしても独占事業で得た利益は一旦全て清算し、肩代わりさせられた国民から強制的に吸い上げて「借りは返した」と言う様な事の無い様に約束をさせてからではないと納得は出来ない

涼しくなってきたので散歩を再開した、今年も暑かったので果実は豊作の様だ

蜜柑が大きくなっていた



此花はなんと言うのか知らないがよく見かける、蔓性で花は10Cmまではない



今まで何度も歩いていたが気がつかなかった、普通のお宅の車庫に付いていた