梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

愚かと言うには余りに危険

2011-09-10 17:25:48 | 雑記
羽田の管制官がブログに管制室の画像をアップした、それもアメリカ大統領専用機のフライト計画だ、恐らくアメリカ国内なら軍事裁判物だろう、国家機密漏洩だ。
尖閣諸島の海保体当たり事件の保安官が起こしたウィキリークスより深刻だと言う外務省のコメントが有ったが其れはそうだろう、あちらは民間の漁船が日本の警察に体当たりをしたと言う事件で其れを公開したからと言って日本側に直接のリスクは無い、ただ大事な交渉カードをさらけ出したと言う愚かな事だった事と、政府が「このカードは未だ見せては駄目だ」と言っているのに間違った義憤で(と本人は言っているがどうかは解らない、が大局を見る能力が一般人より低い上に公務員の順守すべき原理原則を理解していなかったという事が問題だが)流したのだが今回は「知り合いに見せたかった」(此れも良く解らない理由で其れだけならデジカメを持って行けばいい筈だが)
と言う所はまるで餓鬼だ、とても50代の大人とは考えられない、
しかも今回のリークには大統領専用機のフライトプランの他に無人偵察機のデータが有ったと言う、
此の事件は日本とアメリカを危機に晒し、大幅な変更を余儀なくされる可能性が高い、
30年のキャリアが有る管制官だそうだが仕事の経験は永くとも全く自分が関わっている仕事の重要性を理解していない様だ、大学を降りて厳しい試験を乗り越えて来たと思うがこう言う人間が出るのが今の日本学業界の限界かもしれない、
知識を詰め込むだけの大学とその記憶量だけを人間を推し量る尺度として採用をする公務員試験と言う物を見直す時期になっている、
自らの持つ物の重要性、社会的影響をしっかり認識する必要がある、一般社会では権利より責任の方が重い、しかし日本の上級公務員は巨大な権力を手にしているがその責任は全く取らなくても済んでしまう、其れが今回の事件の根に有る、責任が廻ってこないから手にしている力を自分の判断で振り廻しその影響には何の考察も持たない、
不惑と言えば四十にして惑わずの筈だが、まあ確かに惑う事も無くああいう事をする訳か