梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

野田総理はどちらを向いているのか

2011-09-23 17:38:48 | 雑記
野田総理は原発を含めて再生可能エネルギーと三本立てで進めると言う発言をしている、
今国民の大半は脱原発に向いていると思うのだが世論を押し切っても原発を推進する事の目的がどうもわからない、
今回の大事故で蒙った大変な被害は「経済が停滞する」と言う論議とは論点が全く違うのではないか、「経済の停滞は国民の生活に影響」がと言うがこの事故の前数十年間は貿易黒字で大量な外貨が集まっていた筈だが大半の国民はその恩恵には与っていなかった事は間違いない、
輸出はずっと黒字だと言うが国内ではで多くの失業者が溢れ越年村が出来て働き盛りの人達が住む家も無く炊き出しを受けていた事を忘れてはならない、
経済の下支えを失うと言うが下からこの人達は個人レベルで言えば経済の下支えは既に全く無かったのだ、
電力が不足するから生産が滞り経済に悪影響を及ぼすというなら何故働く所が無いのだろう、
庶民レベルで言えばこの暑い夏を連力会社の言う「危機的状況」を省エネと言う言葉に従って無事通り過ぎた、企業が「電力不足だから雇用を維持出来ない」と言う話も聞かない、
しかし、原発事故で住む所を失い、職場を失い、情報の不正確と風評被害の範囲は首都圏を通り越してまで広がっている、この被災での損失は短期分でも20兆円を超える、
「此れを教訓に安全な原発を」と言うがこの事故の前には「原発は絶対に安全だ」と言っていた筈だ、「想定外」は起きたのだが「此れから先は想定内に」なったのは今回のレベルの話だ、
しかも、殆どの既存の原発は今回の被災レベルの対処すら終えていない、次の災害は対処が終えるまで来ないなぞと言う事はどう考えてもありえないだろう、地震学界では「十年内に東海・南海地震の起きる可能性は90%を超える」と言っているのだから
我々が知りたい事は其処までリスクを抱え込んでも優先しなければならないと言う理由だ、
何故、原発による電力が必要なのか、量なのか、コストなのか、それは不足すると日本は立ち行かないのか、我々の思い「脱原発」の意見に納得の行く説明が欲しいのだ
そして其れがある一部の人間の為でなく全国民、全人類の為にどうしてもこの選択をしなければならないのだと言う事をしっかり理解させて欲しい、正直我々は全く腑に落ちていないのだ