福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

秋田市の話題2020(3) J3ブラウブリッツ秋田の本拠地新スタジアム

2020年01月23日 11時15分57秒 | 秋田の話題
 私はプロのサッカーにはほとんど興味はない。知識もない。

 なんでそんな私がサッカーに特化した新スタジアム問題に興味があるかというと計画自体が脆弱だからである。
 サッカーJ3ブラウブリッツ秋田の現在ホームスタジアムはJ2規格に見たないレベルであることは明らか。しかしながら、チームは2017年J3で優勝し、J2昇格への期待が高まったことからJ2規格の新スタジアム整備の機運が盛り上がった。だが、2019年と18年は8位に終わった。過去の成績を眺めてみて、J2昇格の可能性は難しい。こんなあやふやな状態なのに建設費100億円もかける計画が進んでいるとは信じがたい。

 秋田県は2017年度にスタジアム整備を念頭に置いた検討委員会を設置、2018年1月に「多機能・複合型スタジアムを新設する必要がある」、「建設場所は秋田市の中心市街地エリア」、「全天候対応の開閉式ドームが望ましい」といった趣旨の提言をまとめた。あまりにも調子のいい提言である。秋田県知事はこの提言に難色を示している。私も賛成できない。
 にもかかわらず、スタジアム整備計画は進んでいるようである。

 新スタジアムを巡り、従来の中心市街地エリア3候補地に加えて第4の「有力な候補地」して、市長は私が住む外旭川地区の可能性を初めて示した。

 他の候補地は立地条件から見て設置不可能であろう。だから、今後はスタジアムの候補地選定は外旭川地区を中心に進む可能性がある。
 外旭川地区はJR奥羽線の新駅が来年春に開業する。イオングループによる大規模複合商業施設の出店構想もある。より可能性の高い候補地になる。

 本県は人口減、少子高齢化が加速し、自治体財政は厳しさを増している。
 新スタジアムの整備費は100億円と見積もられている。整備を望む声は一部にはあるが全県のものとはなっていない。必要性を疑問視する声も根強い。

 秋田県の人口は減りに減って現在97万人、高齢化率も高い。こんな秋田にJ2規格の収容人数15.000人の大規模施設が必要なのか、疑問だらけである。私は無くても構わない、とおもう。

 ブラウブリッツ秋田はたまたま一度優勝したもののJ2昇格の可能性が低くてはスタジアム整備への市民、県民の理解を得るのは難しい。
 せめて常時4位以内を確保するとか、今後の成績向上なしに、整備構想を前に進める必要はない。
コメント
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