福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

地球環境2020(3) 代替エネルギー開発より代替ライフスタイル開発を

2020年01月10日 01時23分36秒 | 時事問題 社会問題
 地球温暖化そのものは、自然界のさまざまな異変を通じて多くの人は身近な問題として気がついているであろう。 
 温暖化すると気候の変化が激しくなる。現に最近の我が国が被っている気候変動は異常である。

 温暖化自体は現に測定されているから疑問の余地はない。あとは原因だが、フロンとかメタンもあげれれているが、二酸化炭素以外にいまのところ有効な説明がつけられない。 
 この温暖化か人為的か?自然の変化なのか? 今でも意見の分かれるところである。
 国運では人為的だという意見が主体を占めた。クリントン政権の副大統領だつたゴア氏はこの方面で先進的考えを持って世界を指導しているが、人為的だと断定する。多分正しいだろう。

 ただ、今に至っても地球温暖化については反論もある。
 マーク・モラノ著「地球温暖化の不都合な真実」は2019年に出版された新しい本である。著者は1970年代には地球寒冷化による食料危機が論じられていたが、一転、温暖化説に取って代わったことから、気候科学そのものの信頼性が問われても不思議はない、という。そして、国連の気候変動政府間パネル(IPCC)の報告書、ゴア氏が鳴らす警鐘にことごとく反論を試みているが、その論理には無理がある、と思う。

 この温暖化問題の根本はアメリカ文明だということは明白である。
 アメリカは二酸化炭素排出量は世界の1/4を占める。次いで、中国>EU>ロシアの順で、日本は5%程度である。その意味では日本がこの問則で具体的にいくら努力しても意味がない。温暖化はまさに国際問題である。しかしながら、先日のCOP25では日本は強い非難を受けた。

 温暖化問題は政治問題である。しかも、人類全体があまねく影響を受けるから地球規模の社会問題でもある。だれかが、あるいはどこのかの国に都合か悪いからといつて放置できる問題ではない。地球に住むものが均等に負うべき問題である。にも関わらず、COP25は国同士のエゴのぶつけ合いで終わった。

 日本は排泄量が少ないといえ、温暖化に関与している。
 日本が2050年までに二酸化炭素排出を半減可能かというなら、私は可能だと思う。
 ただし、再生可能エネルギーだけが注目されているが、それだけではダメ。いかにリチウムイオン電池が発展しても、増え続けるエネルギーを再生可能エネルギーで安定確保することはできない。

 「高エネルギー消費文明を許すべきではない!!!」 ここに地球を救う方法論の原点がある。
 人間の生活の質を落とすことになるが、止むを得ない。今までエネルギーを消費することで楽にできたことができなくなるだけ。
 代替エネルギー開発をいかに進めても消費に制限がなければ追いつかない。
 代替エネルギー開発だけが注目されているが、甘い。
 エネルギー消費の少ない代替ライフスタイルの開発の方が重要である。

 「エネルギーは上手に消費すべきであって、浪費すべきではない!!!」 これは古くからの私の持論。
 根本はエネルギーにあるのではなく、人間生活、エゴにある。ここを誤解しては解決しない。

 五輪の聖火を水素で賄う??くだらんアイデア!!! 東京大会から開会式と閉会式にのみ点火し、温暖化に警鐘を鳴らすべき。これは、人類の歴史に残る快挙となる。
コメント
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