福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

ゴーン氏、秘密裏に出国?? いや国外に逃亡されたのだ

2020年01月03日 07時01分44秒 | 時事問題 社会問題
 ゴーン氏は12月30日レバノンに入国したことが報じられた。
 海外渡航が禁じられた状態のはず、何で? 初めてその報に接した31日、私は驚いた。

 メディアは「秘密裏に出国??」などとと報じていたが、「国外に逃亡された」と言うべきであろう。
 ゴーン氏はもう二度とわが国に戻って来ることはない、だろう。
 これは国家的に見ても屈辱的な失態でないのか??
 
 「国外に逃亡」には厳しい制約を潜らなければならない。その方法は明らかになっていないが、関係者は国内外に多数いるはずである。
 国は正規のルートを通じて氏の送還を申し出るだろうが、被疑者送還の協約に同意していないレバノンには通用しない。
 ゴーン氏は二度と戻ってこないから、国としては国内外の逃亡に関係した者の捜索に全力を挙げることしかできない。さりとてせいぜい協力者であって大きな罪は問えない。それで溜飲を下げるのか?

 日本の司法は甘かった??具体歴にはどんな制限があるのか私にはわからないが、ゴーン氏に完全に裏を書かれた。
 言って見れば、ゴーン氏の完全勝利である。ゴーン氏側を褒めるべきだろう。15億円の没収など、氏にとってみれば何ら負担にならないだろう。

 それにしてもどうやって??
 自家用機の管理はどうなっていたのだろう。最終的には給油だって? パイロットの都合は? 機の事前の整備は? 空港に提出する飛行計画は??
 パスポートの管理は? 出国手続きは? 
 渡航禁止処置下にあったとされるが、被疑者の管理観察はどうなっていた?
 などなど疑問は解けない。

 どの部分を取っても、どこでも不審な動きと捉えられなかったのか?? 実に不思議である。
 今回の国外逃亡の責任は、国の機関のどこが負うべきなのか??

 分からないことばかりである。
 要するに、こんな状態だとテロ犯人の侵入や逃亡、密輸など、日本がザル状態であることを世界に示してしまった様なものである。
 東京五輪に向けてまた一つの懸案ができてしまった。

 ゴーンは去った。Ghosn has gone。

 
コメント (3)
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