福田の雑記帖

www.mfukuda.com 徒然日記の抜粋です。

森友学園問題2018(2) 官僚も地に堕ちたものだ

2018年03月23日 11時07分46秒 | 時事問題 社会問題
 決済済み公文書の改ざんは、あってはならないことである。

 そもそも財務省はなぜこんなことをしなければならなかったのか。
 当時理財局長だった佐川氏の国会答弁との整合性を図るためと、総理の答弁の整合性をはかるためだったというが、結局は知られたくない事実を隠すための隠ぺいの一貫だった、と思う。
 誰の指示で行なわれたのか。関係者の間では知られた事であろうが、組織には隠ぺいがつきものであり、特に官僚の世界からは素直にはでてくるまい。だから、外濠を埋める事から明らかにしていく必要がある。政府は事の重大性を踏まえ、問題の全容解明に全力を挙げなければならない。

 財務省は本省幹部や、この問題に関連した近畿財務局の担当職員の懲戒処分を検討する方針というが、担当職員の処分は可能な限り遅らせ、問題点の究明と今後の対応を検討すべきだろう。早期に幕引きを図ろうとしても国民の理解は得られない。
 ところで佐川氏の辞任の真の理由はなんだろうか??切られた?

 ところで私は前から政府の要職にある人達の発言等が安易に「撤回」されることに疑問を持っていた。
 私は訂正なら良いと思うが「撤回、削除」があってはならないと思う。発言した内容は事実であり、たとえ誤った内容であろうとその場で発言された事である。今国会の答弁と聴いていても頻回に「誤ってました。撤回、削除させて頂きます」と出てくる。ちょっと安易である。
 石原環境相の「金目」発言:発言は修正すべきだが、撤回させてはならない
 TPP2016(2) 衆議院での審議は不十分 大臣の発言撤回について
 
 私は撤回削除を認めず「訂正」ならいいと思う。

 このような「撤回、削除」を認める風潮が、今回の決済済み公文書の改ざんに結びついているように思う。間違った内容を「訂正」することはやぶさかであってはならないが、その過程では訂正前の文章も残すべきである。

 首相夫人の他にほかに政治家4人の名前もあったが、いずれも削除されていた、と言う。
 首相夫人の行動は軽率だったと思うが、単なる私人+アルファの位置づけしか無いと思う。その存在と発言が国の中枢にまで影響を与えた、とすれば、官僚達の自尊心、誇りはどこにいったのか、と思う。昭恵夫人の国会招致は不要だろう。

コメント
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