グンクルを食べました。

グンクル(和名：たかさご)とは、一年中獲れる沖縄の県魚で、
沖縄の家庭料理には欠かせない素材ともいえるそうです。
小振りなアジくらいの大きさの白身魚で、癖はありません。

一昨年でしたか、外食をした時に、煮付けを食べたことがありましたが、
今回は、から揚げです。
スーパーのお総菜コーナーで見かけましたので、私の昼食用に、買ってきました。
から揚げといっても、エラとハラワタを取った後、
身と背骨の部分が分かれるような独特の背開きにして、揚げてあるのです。
見た目にはおもしろい形になりますが、骨にもしっかりと火が通っているので、
頭からバリバリと食べるとおいしいそうですが、お魚好きな私も、それはできませんでした。

それでも、頭や中骨以外はカラッと揚がっていて、
レモンを掛けて食べたのですが、食べやすく、とてもおいしくいただきました。

沖縄では、お魚を焼いて食べる習慣はないらしく、新鮮なものはお刺身にしますが、
多くのお魚を、揚げたり、煮魚にして食べるようです。
このグルクンは、鮮度が落ちると味もすぐに落ちるので、
お刺身でいただくにはよほど鮮度がよくなければ無理らしく、
一般的にはから揚げになるそうです。
淡泊な味ですので、揚げ物に合っています。

それにしても、家庭料理には欠かせないというグルクンですが、
鮮魚売り場ではあまり見かけません。
どこに行けば売っているのでしょうね。


　これが、グルクンのから揚げです。