さすが…だから…

メジャーリーグの開幕が近づきました。
そんな今日、シアトル・マリナーズを応援している主人が言いました。

「新人のフリオ・ロドリゲスは、イチローを尊敬しているらしいよ。」と。

ロドリゲス曰く、「多くの人は、打てる球を打てと言うけれど、
イチローはそのピッチャーが得意な球を打てと言うところがすごい。」ということです。

なるほど…と思うのは、ピッチャーにとって得意な球を打たれると
次にはその球を投げにくくなるはずですから、
１番得意な球の次の球、つまり２番目の球を投げてきます。
それは、バッターとしては打ちやすくなるのではないかしらと思いますから、
ピッチャーの得意な球を制覇することには、大きな意味があることになります。

自分にとって打ちやすい球を打つのならば、自分の技を向上させなくていいですが、
ピッチャーが得意な球ということになりますと、自分の打つ技術を上げなければいけません。

どんなことでも同じだと思いますが、自分をより向上させるためには、
今よりも少し上のものを目指し、それに向かって進むことが必要です。

イチローさんは、今、マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターということですが、
若手の選手たちへの指導もしておられるようです。
あのイチローさんだから伝えられることがあるでしょうし、
あのイチローさんの言葉だから受け入れられる人もあるでしょう。

選手時代には、多くの記録を塗り替える活躍があって感動させてもらえましたし、
人としての生き方をも、たくさん学ばせてもらいました。

選手としての現役を終えられてから、久しぶりに話題が出ましたが
やはり当時を思い出させてもらえる言葉に、改めて『すごさ』を感じています。


　近づく春を感じているのでしょうか、芝桜が２輪、花を咲かせていました。

道を通って…

朝食が終わり、そろそろ「ごちそうさま」をしようと思っていた時、
室内のガラスに見えたのが、犬を連れた人影…？

外の景色が反射して、我が家の横の小道を通る人が
ガラスに反射して見えるときがあるのです。
お散歩の人と言えども、滅多に人が通らない道ですが、
今日は通る人が…？

ところが、連れておられる犬…？が、２匹…、３匹…、もっと…？

その時主人が言いました。
「鹿だよ。しかも道を通っているよ。」

確かに、人影が見えたわけではなく、
鹿を犬と思い込んでいる私には、
犬だけということはないのだから、人がいるはず…と思ったのです。

「鹿？？」

私は、小道の側のお部屋にカメラを持って走りました。
確かに鹿が道を歩いています。
しかも、何頭もの鹿が、リーダー（？）を先頭に、行進しているのです。
先頭から数１０ｍも後方を歩いている鹿たちは
途中からショートカットをして、ブッシュの中を歩き始めていましたが…。

１０日ほど前には、大きな鹿が４頭、我が家の前に来ていましたし、
その１週間前は、１０頭ほども群れに出会ったこともありました。
今日の団体様も、この辺りをテリトリーとしている同じ鹿たちなのでしょう。

鹿のオスは、生後１～２年で群れから独立し、生後２年以上のオスだけで群れを作るそうです。
また、オスの鹿にだけ角があるそうですから、今日の群れはオスの群れかと思います。

我が家の周りでは、以前から鹿を見かけることはよくあったのですが、
今年は特によく見かけるような気がしています。
暖かい気温のせいもあるかとは思いますが、
開発が進んで居場所を追われていることも十分考えられます。

我が家から数キロ半径のお散歩コースを見ても
鹿除け（他の小動物も？）の電気柵が張り巡らされている畑があります。
森が切り開かれたことと、鹿が増えすぎていることで
畑に植えてあるものが食べられることもあると聞きます。

人も鹿も、みんなで共生できるといいのですが…、難しいのでしょうね。


　道を通って…


　何頭もの鹿が森に入っていきます。


　最後尾の鹿が気配を感じたのか…、


　立ち止まって、こちらを見ていました。

久しぶりに

久しぶりに、黒大豆で餡を作りました。
一度作るとそれなりの量ができますので、小分けにして冷凍にし、
約１か月を目途に、何度かに分けて食べることにしています。

我が家は糖質制限をしていますので、
餡…と言っても、糖質量が多い小豆ではなく
小豆に比べて糖質量が少ない黒大豆で作るのがポイント。
お砂糖ではなく、ラカントSを使うのもポイントです。

餡は、特に主人が好きですから、
午後のティータイム用のスイーツに使います。
シュークリームやロールケーキ、ブッセなどに
カスタードクリームやホイップなどと一緒に使うことが多く、
パンケーキに使うこともあります。

シンプルが好きな私は、餡が入ってなくてもいいですが、
もしも食べるときにも、甘みがほとんど入っていない餡を食べます。
つまり、作るときに約３分の１は、甘みを入れない状態で冷凍にします。
その場合は、解凍する段階でラカントSを入れているのです。
ただ、多くの場合は主人が食べていますので、甘みを入れて食べることになります。

私は、主人がおいしそうに食べていることがうれしいですし、
作る楽しみもありますから、それで十分です。

明日は、主人の希望でブッセを作ることにしています。
小麦粉も糖質量を考えて使わず、アーモンドプードルを使います。
午前中にブッセの皮を作り、今日の餡とホイップを挟んで仕上げようと思っています。

おいしく出来上がりますように…。


　昨夜からお水に浸して、今朝圧力鍋で炊き…、


　餡ができました。

お山に一礼

お散歩からの帰り道、我が家まであと２００ｍほどのところで
５０ｍほど前を歩いておられる年配の女性の姿がありました。

突き当りを左へ…（我が家の方向です）、
その先を右へ…（我が家の方向です）、
その緩やかな坂道をまっすぐ下って行けば、１００ｍ弱で我が家です。

…と、女性は我が家のすぐ手前で立ち止まられました。
その右手に見える南アルプスに見入っておられるようです。
この場所は、お散歩で通られる人の多くが立ち止まり、
南アルプスに見入ってから、先に進まれます。

その女性も、思わず立ち止まって見入っておられたのかもしれません。
私たちは静かに、そして気持ち歩を緩めて歩きました。
あまり近付くのがためらわれる思いがしたのは、
あまりに静かに見入っておられたからかもしれません。

女性は、やがて南アルプスに一礼してから
我が家の横の道を歩いて下りて行かれました。

『お山に一礼』
私は、ちょっと神聖な気持ちになりました。
主人も同じ気持ちだったかもしれません。

雄大な景色に、思わずお願い事をしておられたのかもしれません。
または、願いが叶ったお礼の一礼だったのかもしれません。

それほどの素晴らしい景色が、我が家の前に広がっています。
私は毎朝、ブラインドを開けて南アルプスに心の中で挨拶をし、
夕方、ブラインドを閉めるときも挨拶をします。
時には声に出してご挨拶をするときもあります。

雄大な自然の『気』が伝わってくるのを感じるからかもしれませんね。


　我が家から見える南アルプスです。
　今日は雲が多い日でした。
　

内見を終えて

「お疲れさまでしたね。」
「あなたこそ…、お疲れさまでした。」

今日の夕食時間に、お互いに労い合いました。

夏のコンドミニアムのための我が家での内見が、
今日の２組の方で終了しました。
今年は、３月中に全５組の方が内見に来られましたが、
３か月間のお申し込みをいただいた方も多く、
こうした暮らし方に関心が高くなっているのを感じています。

こうした暮らし…とは、田舎暮らしという考え方もあるかもしれませんが
都会を離れて静かに暮らすための住居探しの期間としてや、
都会にも拠点を持ちながら、季節に応じて静かな場所での暮らしをする…という
２拠点での暮らし方です。

もちろん、コロナ感染の拡大などで広まったテレワークの影響もあるのでしょうけれど、
リタイヤ後の生活場所として、都会からの移住を視野に、暮らしを考えられている
とも思えます。

我が家は、関東圏からですと避暑地として利用する人が多い場所にあります。
その我が家が、避暑地としてのトップシーズンに貸し出しますので、
『なぜ？』との疑問を持たれる方もあるようです。
内見に来られた人から、そんなご質問が何度かありました。
訳アリ物件？？？のようなイメージが頭をよぎっておられたのかもしれません。

そうした疑問を言っていただきますと、主人が説明させていただいています。
「家内が、夏になるとアレルギーが出ますので…。」と
標高が高いが故の気圧の低さと、台風などでの気圧の変化が影響する…と
お話をしますので、皆さん、納得されるようです。

築２３年になる我が家は、私たちにとっての財産ではありますが、
私たちが使わない夏の３か月を、大事に使っていただける方があるのならば
利用していただけることはありがたいことだと思っています。
お互いの信頼関係で、利用者さん、不動産屋さん、私たち、そして『我が家』にとって…も
みんなにとって良い３か月になりますようにと願っています。


　糖質制限で作ったケンズカフェ風のガトーショコラです。