今日は、2階のオフィスに入るたびに、『ドキッ』としています。
昨日、ウォーキングクローゼット整理の邪魔にならないよう、
一時的にオフィスに出しているお琴が、入り口付近に立てかけてあるからです。
長い間使っていないお琴は、茶色い大きな風呂敷(?)に包んでいますので、
オフィスに入った瞬間、大きな人が立っているように見えてしまうのです。
お琴は、遠い昔、高校の友人に誘われたのがきっかけで習い始めました。
何と、実家から歩いて5分もかからないところに
お琴を教えてくださるところがあったのです。
しかも、そのお宅の老先生は、私の祖母と親しかったらしく、
大歓迎で迎えてくださいました。
その祖母は、私が生まれる6年前に亡くなっていたのですが…。
私は、もともとお琴の音色が好きでした。
子供の頃、お正月の早朝のテレビで邦楽の時間があり、
お琴、三味線、尺八などで、「春の海」や「六段」などが奏でられていて
子供ながらに聞き入っていたのです。
そんな私が、「お琴を一緒に習おうよ。」と言われたのですから、
是非に…ということで、家でも練習ができるよう、お琴を買うことにしました。
両親に話しましたら賛成してくれたのですが、
就職してお給料をもらってはいても、そのお給料が少なくて、
安いお琴もすぐには買えません。
母は、「立て替えてあげるから、買ったらいいわよ。」と言ってくれました。
喜び勇んでお琴を買い、練習し…、お稽古に行き…、
とても楽しかったことを思い出しています。
因みに、友人はあっという間に辞めてしまったのでした。
当時、実家の生活は苦しかったのですが、
どのようにして、お琴の代金を母が工面してくれたのでしょう。
今思うと、無理をしてくれたのでしょうね。
ともあれ、毎月のお給料から、少しづつ母に返していきました。
地元で習い始めたお琴ですが、大阪の会社にお勤めすることになり、
お琴は、地元の先生に紹介状を書いていただき、
引っ越した先の先生に習うことにしました。
お月謝は倍額になりましたが、都会のことですから納得し、
胸が弾む気持ちがありました。
ところが、習い始めて間もなく、
「それくらいできるのならば、もっと上級のお免状が取れます。」と言われ、
「そのレベルならば、〇〇円でお免状が取れます。」と言われました。
また、「発表会には〇〇円の会費が必要です。」
「その時の衣裳は、決められたお店の振袖を着ていただきます。」など
いろいろなものがお金とセットで進められていくことに耐えられなくなり、
ひと月足らずで辞めてしまったのです。
そのころ住んでいたのがマンションだったこともあって、
お琴を弾くのも躊躇われ、立てかけておくことが多くなってしまいました。
我が家には、今、2面のお琴がありますが、これから先に弾くことがあるのかしら~??
昨日、ウォーキングクローゼット整理の邪魔にならないよう、
一時的にオフィスに出しているお琴が、入り口付近に立てかけてあるからです。
長い間使っていないお琴は、茶色い大きな風呂敷(?)に包んでいますので、
オフィスに入った瞬間、大きな人が立っているように見えてしまうのです。
お琴は、遠い昔、高校の友人に誘われたのがきっかけで習い始めました。
何と、実家から歩いて5分もかからないところに
お琴を教えてくださるところがあったのです。
しかも、そのお宅の老先生は、私の祖母と親しかったらしく、
大歓迎で迎えてくださいました。
その祖母は、私が生まれる6年前に亡くなっていたのですが…。
私は、もともとお琴の音色が好きでした。
子供の頃、お正月の早朝のテレビで邦楽の時間があり、
お琴、三味線、尺八などで、「春の海」や「六段」などが奏でられていて
子供ながらに聞き入っていたのです。
そんな私が、「お琴を一緒に習おうよ。」と言われたのですから、
是非に…ということで、家でも練習ができるよう、お琴を買うことにしました。
両親に話しましたら賛成してくれたのですが、
就職してお給料をもらってはいても、そのお給料が少なくて、
安いお琴もすぐには買えません。
母は、「立て替えてあげるから、買ったらいいわよ。」と言ってくれました。
喜び勇んでお琴を買い、練習し…、お稽古に行き…、
とても楽しかったことを思い出しています。
因みに、友人はあっという間に辞めてしまったのでした。
当時、実家の生活は苦しかったのですが、
どのようにして、お琴の代金を母が工面してくれたのでしょう。
今思うと、無理をしてくれたのでしょうね。
ともあれ、毎月のお給料から、少しづつ母に返していきました。
地元で習い始めたお琴ですが、大阪の会社にお勤めすることになり、
お琴は、地元の先生に紹介状を書いていただき、
引っ越した先の先生に習うことにしました。
お月謝は倍額になりましたが、都会のことですから納得し、
胸が弾む気持ちがありました。
ところが、習い始めて間もなく、
「それくらいできるのならば、もっと上級のお免状が取れます。」と言われ、
「そのレベルならば、〇〇円でお免状が取れます。」と言われました。
また、「発表会には〇〇円の会費が必要です。」
「その時の衣裳は、決められたお店の振袖を着ていただきます。」など
いろいろなものがお金とセットで進められていくことに耐えられなくなり、
ひと月足らずで辞めてしまったのです。
そのころ住んでいたのがマンションだったこともあって、
お琴を弾くのも躊躇われ、立てかけておくことが多くなってしまいました。
我が家には、今、2面のお琴がありますが、これから先に弾くことがあるのかしら~??
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