想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

念願叶って…

2011-11-30 22:27:39 | 日記
念願叶って…と言うには、ちょっと大げさですが…。

キャベツ焼きを食べました。
一枚130円なのですが、これがなかなかの美味しさだったのです。

事の発端は、半年ほど前、所用で東京に行った時でした。
主人がその日の用事を済ませるのを待つことになりました。
お上りさんの私が、一人でお昼ご飯を食べなければいけませんが、
一人で飲食店に行くのは苦手ですから…大変です。

宿泊先のホテルの近くを、何度も歩き回り、一人でも入れそうなお店を
探しました。ぐるぐると同じ道を歩いて、足が棒になる頃…、
私が選んだものは…、某コンビニのお好み焼きのようなものでした。

それを買って、ホテルのお部屋で食べたのですが、
よく焼けたキャベツが甘くて、なかなか美味しいと思いました。
その後も、その商品を探してみたのですが、見つからなかったのです。

主人にその話をしましたら、「今度、関西名物キャベツ焼きを食べよう。」と
言ってくれたのです。
私が、「また食べたい…。」という数少ない貴重な(?)食べ物だから…だそうです。
主人は、キャベツ焼きの店舗を調べて連れて行ってくれたのです。

その焼き方はシンプルです。
小麦粉を溶いて鉄板に丸く伸ばし、刻んだキャベツを上に置き、
天かす、魚粉、桜エビ、紅ショウガを乗せ、卵を割り入れる。
裏表を焼いて、ソースをかけて出来上がりです。

広島のお好み焼きのミニ版ともいえそうですが、とても美味しいのです。
大き過ぎず、小さ過ぎないことが、より美味しさを感じさせているのでしょう。

甲殻類アレルギーの私ですので、エビ抜きをお願いしましたら、
快くエビ抜きを焼いてくださいました。
そんな細かい気遣いも、嬉しく思いました。

130円でいいのかしらと思うほどでした。
又機会があれば、ぜひ食べたいと思っています。

ごちそうさまでした。




今日のお散歩コース…、カラマツの葉がすっかり落ちました。
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美しい…

2011-11-29 22:11:02 | 日記
先日、少し混んでいる地下鉄で吊り革を持って立っていた私達の前に
口元に柔らかい笑みを浮かべた、品のあるご高齢の男性が座っておられました。

主人が私の耳元で、「僕が卒業した時の学長さんだよ。」と言いました。
その学長さんの卒業式の時のお言葉を、今でも覚えているということは、
主人から聞いていました。

「甲子園ボウルの『吉村コール』を聞いて、わが校を美しいと思いました。」

1985年の甲子園ボウルは、主人の母校、関西学院大学と明治大学の試合でした。
明治大学のランニングバック吉村選手は、鉄壁と言われた関学のディフェンスを相手に、
5つのタッチダウンを奪い取ったそうです。
負けられない関学も点を取り返し、逆転、再逆転の末、
試合終了まで残り6秒で関学ゴール前3ヤード、得点は48-46で関学がリード。

明治大学最後の攻撃は吉村選手のラン…か、フィールドゴール(FG)…か。

明治大学はFGを選択し、それを蹴るのは本来キッカーではない吉村選手。
そして…。
吉村選手が蹴ったボールは、大きく右にそれて失敗でした。

試合終了後、MVP受賞者に吉村選手の名前が告げられた時、
関学のスタンドから『吉村コール』が巻き起ったそうです。
やがて甲子園全体が吉村選手の名前を叫んでいたといいます。

相手チームからのコールとなれば、普通、キックを外した選手を野次るという
行為とも取られがちですが、そこが違っていたのです。
最後にキックを外してしまったこと…、そんなことは何度かに一度はあること…。
それよりも何よりも、その人が例え相手チームの選手であれ、
素晴らしいプレーをした事に対して贈られたエールだったのです。

ずっと後になって、主人からその時の感動を聞いた私にも、
スタンドに響くエールが聞こえてくるようでした。
それは、温かく豊かな心を持った人が贈ることができる、相手を称えるエールだったのでしょう。
学長さんは、学生達のそんな心を『美しい』と表現されたのでしょうか…

主人も、初めてアメリカンフットボールを見た試合がそれですから、
その魅力に引き込まれていったことが頷けます。
やがて私も主人と知り合い、その魅力に引き込まれていったのです。

そうそう、私達を引き込んだのは、アメリカンフットボール…そのものというよりも、
学長の言われた「美しさ」だったことに私達はそれから少しずつ
気付いていったのです…。

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アメリカンフットボール

2011-11-26 21:37:49 | 日記
今朝、アメリカの友人からメールが届きました。
それによりますと、アーカンソー大学のアメリカンフットボール部の
レーザーバックスが、今朝現在で全米3位だというのです。
そして今日、全米1位のチームとの対戦があるということでした。

14年前になりますが、主人のアメリカンフットボールのコーチ留学先は、
そのアーカンソー大学だったのです。
私も一緒にしばらく暮らしたのですが、とても良い環境でした。

次に私達がアーカンソーを訪ねたのは、2006年でした。
2週間余りの滞在中に、アメリカンフットボールの試合も見に行きました。
懐かしさもあって、可愛いグッズやTシャツも買って帰った程です。

今年は、あのレーザーバックスが、全米の学生チームの中で3位なのですから、
「今日の試合、勝つといいわね。」と主人と話していたのです。

そして先ほど、今日2通目のメールが友人から届きました。
「ひどく負けてしまった…。」そうです。
全米1位のチームは、さすがに強かったようです。
でも、頑張った選手やチームに、拍手を贈りたいと思います。

ところで、私達が応援している主人の母校の試合は、明日あります。
関西学院大学対立命館大学の、全勝同士の戦いです。
その勝者が、甲子園ボウルへの出場権へ一歩近づくことができるのです。

頑張ってくださいね。


 2006年、レーザーバックスの試合を見ました。
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記念日?…いいえ…

2011-11-25 21:54:19 | 日記
今日、所用で出掛けての帰り道のことでした。
我が家に向かう時に直進する道が青信号なのですが、運転していた主人が、
一瞬、左に目をやり、曲がるのかしらと思える仕草をしました。
一瞬とはいえ、いつもとは違う仕草が、ちょっと気になりました。

『あれ?どこかに立ち寄りたいところでもあるのかしら?』と思いながら、
「どうしたの?」と尋ねた私に、「ううん、別に…何でもないよ。」と主人。

そして、我が家まで10分ほどの所まで来た時です。
「今日、シュークリームでも食べようか?」突然のような主人の言葉に、
「うん、そうしましょう。」と、シュークリームが好きな私は二つ返事です。

なるほど、これで納得です。
「さっきの道を曲がって、コンビニに行こうと思ったのね。」

このあたりも、少し都会風になりました。
私達が越してきた12年前は、町に初めてのコンビニができたことが
ちょっとしたニュースになるほどでしたが、今では5軒もできているのです。

ともあれ、私達はコンビニで買ったシュークリームを3時のティータイムの
お供にしたのです。
いつものように、主人は紅茶、私はコーヒーを飲みながら…。

私がケーキを好みませんので、我が家の記念日にはシュークリームが登場します。
主人はケーキが苦手ではありませんが、「僕もシュークリームが好きだから…。」と
言ってくれます。

今日は何の記念日でもありませんが、こんなサプライズもいいですね。
数か月ぶりのシュークリーム、美味しかったわ。
ありがとう。



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あの日も、こんな日…

2011-11-24 22:36:57 | 日記
今日の八ヶ岳には、うっすらと雪が降りました。
吹く風は頬に冷たく、手袋をしている手先にも伝わってくるほどでした。

12年前のこの時期、私達はこの地に引っ越してきました。
その荷物がまだ片付かない時から、私達は日課としていたお散歩を始めたのです。

右も左もわからない頃ですが、だいたい見当をつけて歩いていました。
今でこそ、かなり住宅が建ち、永住する人が増えてきましたが、
当時はまだ、家もまばら…、枯れた草が狭い道を覆っていたのです。
人と出会うことはなく、道なき道を歩いたものです。

こんな日…。
あの日もちょうど今日のように、八ヶ岳は雪でうっすらとお化粧をしていました。
八ヶ岳からの風は冷たく、目を開けているのも辛かったことが思い出されます
スタジャンを来ていましたが、寒さもこたえて心細さが増していました。

「もう、帰ろうよ…。帰れなくなっちゃうわよ。帰る道がわかるの?」
多分、私は半泣きになっていた…かもしれません。
正面からの冷たい風が、唇まで凍らせてしまうのではないかしらと不安でした。
そんな私に、主人は「道はわかるから、大丈夫だよ。」と言ってくれました。

あれから12年。
帰る道がわかるの?と主人に尋ねた場所は、我が家から10分ほどの所だと、
後になってわかりました。
当時は、道なき道を歩いた後に行きついた、とんでもなく遠い見知らぬ場所
だったような気がしたのです。

…今では笑い話ですけれど…。

私達はここ数年、スタジャンどころか、あまり厚手ではないジャンパーを着て、
この厳寒の地を歩けるようになりました。
連日真冬日という時だってあるのですから、寒さに慣れてきたのでしょうね。
12年の歳月を感じます。

今年は、どんな冬になるのかしら?

 今日の八ヶ岳です

 そして、富士山

 南アルプスは雲の中…見えにくいですね。
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