想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

自然の猛威

2012-07-31 22:21:55 | 日記
今日で7月も終わりました。
雨・雨・雨の梅雨が明けたかと思うと、連日の猛暑のために
熱中症で搬送される人が増えているそうです。
そんな時にも、自然の猛威は容赦なく、二つの台風が発生しています。
また、突風や竜巻が発生しやすいところもあるようです。

私達は、6年前にアメリカに行ったときに、竜巻に遭いました。
アメリカ・アーカンソー州の空港に迎えに来てくれた友人の車でホテルに向かう途中、
遠くの空に真っ黒い雲が現れたのが見えました。
下に向って稲妻が光を落としています。
その雲からは、やがて漏斗状の竜巻がうねり始めたのです。
それは、目の錯覚かと思うほど早く移動しています。

『怖い…。』と思ったのは、真っ黒い雲がみるみる近付いてきたからです。
友人は、その雲から逃げる必要を感じて、スピードをあげました。
それでも雲との距離がどんどん縮まってくるのです。

私達がホテルの駐車場に着いた時には、黒い雲に追いつかれていましたので、
土砂降りの雨…、そして大きな雷が鳴り響きます。
友人の奥さんは、車から降りるなり、一目散でホテルに駆け込みました。
あまりの早さに、私は驚いてしまい、見とれるほどでした。

その時、主人が私に叫びました。
「早くホテルに入りなさい。早く…。」と。
私は、主人のことが気になりながらも、大雨の中をホテルに駆け込んだのです。

その時です。私のすぐ後ろで、私を追いかけるように大きな音がしました。
『ドッシャ~~ン』
地響きと言うのでしょうか、物が割れる音? 何かが壊れる音?がしたのです。

『あ~~』私は、主人がその音と共に壊れてしまったのではないかと思いました。

怖さに引きつる思いで振り向いた私の目に、ずぶ濡れの主人と友人が見えたのです。
無事だったのねと抱きつきたい気持ちでしたが、怖さに身体が動きませんでした。

竜巻が通り過ぎた後、ホテルの敷地内の大木が根っこから倒れたり、
小さな建物が壊れかけたりしていました。
自然の猛威は、こんな爪痕を残して行くことを目の当たりにしたのです。

自然を侮るなかれ…という貴重な体験をした思い出です。




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力強く頑張って

2012-07-30 22:41:27 | 日記
その力強さに驚きました。
それは、ある日のお散歩の途中に見た一本の木です。

斜面の上に立っている…、いいえ、寝ているように見える、
なんとも不自然なその木が、私の目に止まったのです。
桜の木のように見えました。

根っこから斜めに立ちあがっているその木は、
地面から70~80cmほど上が直角に下に曲がり、
更に少し上からは、上に向って直角に伸びています。

その木の成長過程では、焼けつくような暑い夏の日や厳寒の積雪の中で、
嵐や吹雪などに耐える日々もあったことでしょう。
皮がはがれ、幹には大きな割れ目ができています。
傷だらけになりながらも、こうして新しい葉を広げている木を見ていると、
生きることの意味を考えさせられて、ちょっと感動してしまいました。

どんなことがあっても、一生懸命生きていることで、
誰かを励まし、誰かを感動させることができるのですね。

この木が、横になって生きているためには、
吹く風をバランスよく受け入れ、かわすことが必要です。
また、降る雪を余計にかぶるために、幹をより強くする必要があります。

この先の困難を考えてみますと、がんばって…と応援したくなってしまいます。
いろいろと教えてくれて、ありがとう。


 こんな木ですが、がんばっています。
 春には、花を咲かせることでしょう。


 えらいねって、褒めてあげたい…。
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しあわせについて

2012-07-29 22:35:05 | 日記
今日のティータイムの話題は、『しあわせ』についてでした。

私は、一日に何度もしあわせを感じていますが、
何がこんなにしあわせなのかしら?と考えていました。

たしかに、静かな環境の中での穏やかな暮らしですから、有難いことです。
主人と一緒の自宅でのお仕事には遣り甲斐を感じていますし、
お食事を美味しくいただき、ティータイムの語らいも弾みます。

物やお金がたくさんあるわけではありません(むしろ少なめかしら?)が、
小さな心配りや温かい思いやりの気持ちを、日々感じています。
それが、私の心にしあわせを運んでくれるのでしょう。

主人は、「欲望の追求ばかりでは、しあわせになれないよ。
しあわせになるには、欲望のコントロールが大切だよ。」と言います。

たしかに、有るものを有難いと思って受け入れることは大切です。
あれがあれば…とか、これがほしい…と望みが多ければ、
足りないものが気になります。
一つが手に入れば、二つ目が欲しくなります。
それでは、いつまでも満たされることはなく、幸せな気持ちにはなれません。

多くを望まず、有るものを有難く受け入れるだけで、幸せになれるのですね。
そう、しあわせは、今、誰の手の中にもあるものなのです、きっと。



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夏の夜

2012-07-28 22:36:26 | 日記
暑い夜…、どこかから赤ちゃんの泣き声が聞こえてきます。
このあたりには、日頃は赤ちゃんの声は聞こえませんので、
週末だから遊びに来ておられるのでしょうか。
子育て中のおかあさんにとって、赤ちゃんを寝かしつけるのは大変ですね。

ふと、思い出しました。
私は20歳の頃、大阪の会社に勤めるために実家を離れ、親戚の家にお世話に
なっていました。
その家の1歳の男の子が、寝る時間になると、私の所にトコトコと来るのです。
私がその子をおぶって、その家の庭を歌いながら歩くのを楽しみにしていたのです。

小鳥はとっても歌が好き
母さん呼ぶのも歌で呼ぶ
ピピピピピ、チチチチチ、ピチクリピ…(タンタンタン)

夏の夜風が、芝生の庭を吹きぬけて気持ちがよく、
そろそろ寝たかしら…と背中の子の様子を窺うと…、
私の背中に頭を付けて「タンタンタン…」と小さく言っているのです。

歌の終わりに私が言う、(タンタンタン)が気に入っているようで、
歌の最後を楽しみにしているのです。
まだあまりしゃべることができませんでしたが、タンタンタンだけを
一緒に歌ったりしていました。

時には、30分以上歌い続けても眠らなかったり、
寝たかしらと思って家の中に入った途端、「タンタンタン…」と言いながら
お庭に出て歌うように要求をする時など、
「もう寝てちょうだいね。」とお願いしたい気持ちになったものです。

それでも子供ですから、何度か歌っているうちに寝てしまいます。
お蒲団に寝かせるために背中からおろした時の寝顔を見ると
無邪気でなんと可愛い…と思ったものです。

「母」ではありませんが、母とはこんな気持ちなんだわ…と思いました。

そう言えば、先ほどまで聞こえていた赤ちゃんの泣き声が聞こえません。
おかあさんの子守り歌を聞きながら、眠りについたのかもしれませんね。
おやすみなさい…。


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暑い夏の午後に…

2012-07-26 22:02:01 | 日記
梅雨が明けたかと思うと、暑い暑い夏…。
この暑さは昨年よりも暑いかしら?と思うほどです。

今日の午後は、所用で出掛けてきました。
昼食後、暑さも加わって、お仕事の能率が上がりにくいと思ったのか、
主人の提案で急遽出掛けることにしたのです。

小一時間で用事を済ませた後、コンビニに立ち寄り、アイスと飲み物を買って…。
主人が車を走らせたのは、とある公園です。

「ここは、涼しいのではないかと思ったから…。」車を止めながら、主人が言いました。
私達がここに来るのは、2度目なのです。

それなりに手入れされた公園の草の上を歩きながら感じるのは、
自然の風の心地良さです。
何箇所かに置かれているベンチには、日差しが照りつけていましたので、
私達は木陰の石の上に腰掛けました。
強くなく、弱すぎもしない、なんと気持ちの良い風でしょう。

目の前を、幅1m程の川が流れています。
人工的に作られた川ですが、水の流れる音が耳に優しく聞こえます。
その川向うの草の上で、夏休みに入ったらしい小学生が遊んでいました。
懐かしい光景を見るような思いでした。
7人で遊ぶ彼らの中では野球には足りない人数でもできるルールがあるらしく、
大きな声を出して走り回る彼らは、とても楽しそうでした。

最近の都会の子供は、勉強や塾が忙しかったり、遊ぶ場所がなかったり…と
自然の中で遊ぶことがなくなりつつあるようです。
ですから、都会の公園では、ボールで遊ぶ子供たちを見ることはありません。
それだけに、今日の子供たちを、懐かしい…と思ってみることになったのでしょう。

暑い夏の午後、涼しい風と楽しい子供たちの声が、私を別世界に誘ってくれました。




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