想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

ヒノキでステップアップ

2014-07-29 22:07:31 | 日記
植樹が終わりました。

そんなメールをもらってから、ひと月経った今日、次のメールが届きました。
『桧の状況について』

そうです。
先月植えていただいたヒノキの様子を見に行ってくださった東電の人が、
その報告をしてくださったのです。

報告によりますと、植えたヒノキの先端が、茶色く変色しているので心配になり、
植木屋さんに問い合わせをしたとのこと。
その結果、植樹によるストレスによって、ヒノキの一部の葉は枯れていますが、
やがては問題なく育っていくとの回答だったということでした。

もともとは、我が家にあったヒノキの3本が、我が家の許可なく切り倒されたことで、
あらたなヒノキを植えていただくことになったのです。
山梨に引っ越して以来、我が家の暮らしを見守ってくれたヒノキが、無残にも切り倒されたことと、
東電やその関係会社の対応のまずさに、私の怒りが爆発しました。
…と言いましても、怒ったのではなく、ヒノキに対して護ってやれなかったことの申し訳なさと、
関係者の責任に対する対応の仕方が情けなくて、私が涙ながらに訴えたのでした。

これはたいへんだ…と思ってくださった??かどうかはわかりませんが、
植樹する方向でのお話が進んだのです。
ただ、5月中にという約束の時期よりも植樹が遅くなることになり、
私達が山梨を留守にしてからということに…。
さすがに、申し訳ないと思われたようで、植樹が終わった時に写真を撮って、
報告しますと言ってくださいました。それが、6月27日です。
その後、ひと月ごとにヒノキの状況を確認し、報告しますとまで言ってくださいました。
その1回目の報告が、今日だったのです。

今日は、ヒノキの一部が枯れているということもあったからでしょうか、東電さんのメールには、
『心配なので、8月はもう少し短い間隔で確認したいと思います。』とも書かれていました。

私は、このヒノキが、多くの人に見守られていることに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、切り倒された3本のヒノキ達も、あらたなヒノキ達が無事に育つよう、
見守り、応援してくれているのではないかしらと思えてきたのです。

世の中には、残念ながら取り戻せないものがあるものです。
それに対して、どのように受け止め、どのように向き合い、どのように進んで行けるのかを考え、
行動していくかは、成長のために与えられたステップなのかもしれませんね。

このヒノキの一連の問題は、わたしにとっての大きなステップだったような気がしています。
コメント
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