「今度ねぇ～…」

今日のお散歩タイムに、主人がちょっと言い難そうに話し始めました。

「今度、小樽に行った時、あの本屋さんでゆっくりと本を見たいんだけれど…。」

いつもは私を気遣って、私が他のお店を見ている間、主人は本屋さんで待っていてくれるのです。
私は、主人を待たせたら申し訳ないと思い、それなりに急いで本屋さんに戻っていました。
ですから、せいぜい３０分。
たったそれだけの時間では、見たい本を探すのだって困難です。

あの本屋さん…とは、小樽のショッピングセンターにあるお店なのですが、
子供向けの本から大人向けの本、漫画から専門書に至るまで、
置いてある本の種類が驚くほど多いのです。
専門書と言っても、あらゆる分野があり、日本語だけではなく、外国語の本も多く、
どんな人が買って行かれるのかしらと思うほどです。

しかも、本の区分がしっかりとできているので、広い店内にお客さんがおられても、
人も、それなりに区分されている…という感じです。
店内には、ソファやベンチがあちこちにあって、店内の本を読むこともできるのです。

主人の心配は、主人がゆっくりと本を見ている間、私が何をして過ごすことになるのか…と言うことでした。
広いショッピングセンターを歩き回るうち、疲れやすい私に何かあったらどうしよう…と
心配をしてくれたのでしょう。
でも、大丈夫です。
最近(ここ４～５日)は、階段の上り下りなども、以前に比べるとずっと楽になっています。

出掛けた時に主人がしたい(本を見ること)に、今まで気付いてあげられませんでした。
ごめんなさいね。
気遣ってもらうことが当たり前になっていたのではないのですが、
主人に言われて、私の思いやりの気持ちが足りなかったことを反省しています。

今度、小樽に行ったら、２～３時間でも、半日でも、本屋さんでゆっくりとしてね。
私も、和小物を見たり、海が見えるベンチに座ったりして、自分の時間を過ごすことにします。


　緑がきれい…と思いましたが、ガラス越しに写したので、色がぼやけてしまいました。