想いのままに…

日々の生活の中で感じたことを、想いのままに綴りたいと思います。

飛び立ちました。

2014-07-10 22:01:39 | 日記
『バスン』

何とも言えない鈍い音がしました。

今朝、お食事を始めようと思った時、リビングの入り口のガラスの扉に、
小鳥が激突した音です。
デッキの上には、玉子のサイズにも満たない小さな鳥が
傾いた状態で羽根を広げて落ちていました。
身体をブルブルと震わせていましたが、やがて、羽根を閉じて動かなくなりました。
ガラスには、激突の物凄さ物語るかのように、鳥の羽根が何本かくっついていました。

山梨の我が家でも、同じようなことは何度も起こっています。
鳥たちは、太陽に向かって飛び立っているつもりなのでしょうけれど、
実はガラスに映っている太陽なので、ガラスに激突してしまうというのです。
稀に、そのまま死んでしまう鳥もありますが、
多くの場合は、鳴き声を出して落下をしても、
やがて、飛び立っていくようです。

今日の小鳥は、よほど大きなダメージを受けたらしく、
1時間半を過ぎてもじっとしたままです。
激突の時に降っていた雨は止みましたが、日差しはなく、時折風が吹いています。
小鳥は、羽根をふっくらとさせて、風から身を護っているようでしたが、
いつになったら、飛んでいくことができるのでしょう。

近くに行くと怖がってしまうと思い、遠く目に見ていたのですが、
心配になって、そっと近付いてみました。
小鳥の左の目元には、鳥の羽が3本ほどぶら下がっていました。
瞬きをすると、その羽根が一緒に動いていて、
左目が見えにくい状態なのかもしれません。

こんなところで動けなくなったら可哀そうですが、
無理に木立に連れて行く方が危険かもしれません。
もうしばらく様子を見ましょう。

朝食を終えた私達は『次の雨が降り始めるまでに…』と、お散歩に行くことにしました。
朝食の片付けをした後、何気なくデッキを見ましたら、
何と、小鳥が移動をしていたのです。
「動いたわ。」「歩いたわ。」
私は、主人を呼びました。
何と嬉しいことでしょう。この調子ですと、飛んで行けるのも時間の問題かも知れません。

その後、お散歩に出かけ、40分ほどして帰ってみますと、小鳥はいませんでした。
やっと飛び立つことができたんだわ…と、とても嬉しくなりました。

小鳥はえらいですね。
あんなに小さい鳥が傷つき、一人では不安な状態だったのに、
それでも力を振り絞って飛び立っていったのですから…。

厳しい自然を生きるには、それくらいの試練には耐えられなくてはいけないのでしょうね。
あの小鳥さんは、もうすっかり元気になっているでしょうか。
今度は、ぶつからないように気を付けてね。


 激突の後、この状態で1時間半。
 心配しました。


 気が付いたら、一段高いガラス扉のそばに…。
 ここならば、風からも天敵からも、身を守れます。


 お散歩に出掛ける時に、外から写しました。
 安全な場所です。

コメント
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