まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

エルの勝利!

2017-01-10 | 映画雑記
 ゴールデングローブ賞が発表されました
 受賞結果は…

 作品賞(ドラマ) ムーンライト
    (ミュージカル・コメディ) ラ・ラ・ランド
 監督賞 デイミアン・チャゼル
 主演男優賞(ドラマ) ケイシー・アフレック
      (ミュージカル・コメディ) ライアン・ゴズリング
 主演女優賞(ドラマ) イザベル・ユペール
      (ミュージカル・コメディ) エマ・ストーン
 助演男優賞 アーロン・テイラー・ジョンソン
 助演女優賞 ヴィオラ・デイヴィス
 外国語映画賞 Elle

 大驚喜だったのは、もちろんイザベル・ユペールの受賞!大方の予想通り、「ジャッキー」のナタリー・ポートマンが無難に獲るんだろうな、つまんねぇ!と半ば諦めてたので、ユペりんの受賞に狂喜乱舞!ようやくハリウッドも、神女優イザベル・ユペールに敬意を払ってくれた感じです。まあ、フランス映画なんか観ない大半のアメリカ人、日本人にとっては、納得できない、ていうか、このおばさん誰?なんでしょうけど日本のニュースでもGG賞のことが伝えられてましたが、ナタポーを抑えてのユペりんの受賞は、まるで巨人がカープに負けた的なニュアンス。分かってない!何にも分かってないわ!

 昨年の受賞者、レオナルド・ディカプリオから授与されるユペりん。レオとユペりんの異色すぎるツーショットが実現するとは!壇上のユペりんは、興奮気味で喜びをあらわにしていて、すごく可愛らしかった!
 本命視されてたナタポーは、さぞやガッカリだったことでしょう。ナタポーの演技も、きっと受賞に値する素晴らしさなのでしょう。でも、緻密にリサーチしたの!一挙手一投足ご本人と同じ!的なモノマネ演技って、もう食傷気味なんですよね~…「Elle」のユペりんは、そんなソックリさん演技とはまったく別物、次元が違うんです。ナタポーの演技がElleのユペりんを凌駕してるとは、とても信じられなかった私としては、ユペりんの勝利に何か溜飲がさがった思いです。もちろん、ナタポーの「ジャッキー」も早く観たいです♪

 オスカーでは選外となってしまった「Elle」が、GG賞では見事外国語映画賞を受賞!オランダが生んだ天才変態、ポール・ヴァーホーヴェン監督がまたハリウッドで認められて、ファンとしては嬉しい。壇上から監督に讃えられ、ユペりん嬉しそうでした。大女優のユペりんが素直に喜びを爆発させてるのに、他の受賞者、若いエマ・ストーンやデイミアン・チャゼル監督とか、みんなクールというか、いい子ちゃんというか、はしゃぐのはダサい、カッコよくキメるぜ、みたいなスピーチでしたね~。それにしても今年のGG賞は、ララランド祭りでしたね!候補になった部門、コンプリート受賞!まさに完勝って感じでした。

 仲良く主演男優女優賞を受賞したライアン・ゴズリング&エマ・ストーン。二人とも、今後のハリウッドを牽引する存在になりそうですね。「ラ・ラ・ランド」早く観たい!デイミアン・チャゼル監督、可愛いですよね。
 
 ベン弟のケイシー・アフレックが主演男優賞。ケイシーよりも、プロデューサーのマット・デーモンが気になって♪プレゼンターとしても登壇したマット、えらい貫禄が出てきたな~。マット、トム・ハンクス化しそうですね。助演女優賞のヴィオラ・デイヴィスもスゴい貫禄。最大のサプライズ受賞だったのが、アーロン・テイラー・ジョンソンの助演男優賞。「野蛮な奴ら」や「ゴジラ」の彼が、まさか賞レースに参戦する俳優になるとは。23歳年上!の嫁がいるってのも驚き。

 ↑これ、キット・ハリントンですよね?めっちゃ可愛かったわ~
 ニコール・キッドマンやエイミー・アダムス、ジョン・トラヴォルタやライアン・レイノルズがノリノリ出演してた、オープニングのラ・ラ・ランドパロディも楽しかった。ハリウッドのスターって、ノリがいいから好きです。車の中で居眠りしてたイケメンは、ひょっとしてキット・ハリントン?エマ・ストーンが受賞した時、なぜかライアン・レイノルズと、エマの彼氏(元カレ?)であるアンドリュー・ガーフィールドとが、ブチューっとキスする衝撃映像も話題に。あれ、何?!やらせ?!ヒュー・グラントが、すっかりお爺さんになってたのも衝撃でした。ガエル・ガルシア・ベルナル&ディエゴ・ルナの仲良しコンビも可愛かった!
 テレビ部門では、トム・ヒドルストンが「ナイト・マネジャー」で受賞!トムヒもカッコよかったですね~

 ラ・ラ・ランドを筆頭に、ムーンライト、マンチェスター・バイ・ザ・シー、ジャッキー、メッセージ、ライオン、ラビング、Nocturnal Animals、そしてもちろんElleも映画館で!今年は例年以上に観たい映画だらけだわ!
 さあ、次はいよいよ頂上決戦!オスカーです!GG賞を制したとはいえ、いまだノミネートも危ういユペりん。オスカー会員はお堅い高齢者が多いらしいので、ユペりんのトンデモ演技が受け入れられるかどうか、心もとない。外国語映画賞に続いて彼女まで無視するようものなら、ハリウッドも所詮は狭量なトランプさんと同じじゃん、と失望するわ~。去年は黒人排除!と非難されたオスカー。有色人種だけでなく、国や演技に関しても多種多様性を受け入れる寛容さを、今年こそ示してほしいものですね。

 ↑ユペりん、おめでと!オスカーに、まずはノミネートされますやうに…
 
コメント (4)
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