まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

浪漫を壊さないで

2012-05-29 | フランス、ベルギー映画
 昨日はカープVSロッテを観に行ってきたのですが…ご存知の通り、ナントモハヤな内容と結果で、思い出したくもない悪夢なゲームでした。一気に7点も取られたのは(おいっバリントン!)、ほんと痛すぎて罵声も出ませんでした。カープ、去年の交流戦もひどかったけど、今年もダメダメすぎて応援する気力も萎えます。
 今回は、ピーターのおばあさんが某ローカル銀行からもらった招待席に座れて観戦。いつもの庶民席ではなく、ベンチにいる選手の顔がはっきり見える小金持ち席。久々に生姿を見た天谷の腰フリや、可愛い堂林(野球選手にしてはほっそりとした感じでスタイルが良かった!)も間近に見ることができたのは、良い思い出になりました。
 カープ、もうこれ以上がっかりさせないで。頑張れ~!当分マツスタには行けそうにないけど、応援してます…

 ↑どうばやちん、可愛いカープってナニゲに、わし好みの男が多いんよのお。 
 
 「ハートブレイカー」
 別れさせ屋を生業としているアレックスは、怪しげな金持ちから彼の娘ジュリエットの結婚を阻止するよう依頼を受け、仲間とともに結婚式が行われるモナコへ。ボディガードとしてジュリエットに近づいたアレックスは、彼女と恋に落ちてしまい…
 仲をとりもつ仲人とは真逆な、仲を裂く別れさせ屋って何かイヤな仕事だなあとは思うけど、アレックスたちは相手の男が不実だったりダメ人間だったりして、女が不幸になりそうだと確信した時しか依頼を受けないので、不快感はない。家族や友達にだめんす女がいたら、ぜひ仕事を依頼したいです。
 アノ手コノ手で女をたらしこんで男を忘れさせる、アレックスの入魂?の仕事ぶりが圧巻かつ笑えます。頭脳明晰さと見た目の良さだけでなく、相当な演技力が別れさせ屋には必要なのです。アレックスのやってることって、ターゲットの女と後腐れなくオサラバできなきゃ、訴えられても仕方がないような恋愛詐欺。みんなあっさりアレックスから去っていくのが不思議だった。マジ惚れする女がいないはずないし。
 あと、ジュリエットの父が結婚をブチ壊したい理由が、よく解からなかった。ジュリエットの婚約者がロクデナシならいざ知らず、イケメンだし善い人だし金持ちだし、難癖つけようがない相手だったのに。まあ、完璧すぎて退屈ってのはあるけど、それって父親が結婚に反対する理由になるのかな。ジュリエット自身が迷う理由になるとは思うけど。そもそも、ジュリエットが彼と結婚しようと決めた理由も不明だったし。父親への反発?なら、それこそロクデナシなダメ男じゃないと効果ないよなあ。

 アレックス役のロマン・デュリスが、めっちゃカッコカワイかったです!ロマン、ラブコメディでもイケまくってました。ラブラブ詐欺?なロマンの、華麗なる七変化も見ものです。ロマンチックにスウィートにアムール攻勢をかけるロマン、いつもより明るく活発で楽しそうな彼が新鮮で素敵でした。笑顔が多いのも、ファンには嬉しいです。アタフタ&ドタバタ、おバカなロマンも超可愛かった。ウソ泣きする前に見せるヘンな顔とか、膝をナイフでグサっと刺されてギャオー!!な顔とか、胸キュンものなアホ顔芸です。飛んだり跳ねたり、ここまでアクティヴなロマンを見たのは初めてかも。ドタバタした姿も、どこか踊ってるように軽やかでしなやかに見えるところも、ロマンの魅力でしょうか。懐かしの映画「ダーティー・ダンシング」のパロディ?みたいなシーンがあるのですが、ダンスもお上手なロマンに見とれました。ロマンと踊りたくなること請け合いです。
 あと、ロマンってほんと、おしゃれなムードのある男ですよね。別にキメキメなファッションに身を包んでるわけではないのに。窓掃除の兄ちゃんに扮してる時でさえ、彼氏(がいたら)マネさせたい!と思った。おしゃれってやっぱ、身に着けるものではなく身につける人が生み出すものなんですね。

 ロマンはカッコカワイいけど、個性的でアクが強いので、決して万人受けするイケメンではない。タイプじゃない人からしたら、ムダに濃ゆい猿男にしか見えないだろうし。なので、あらゆる女を狙いうちして大成功なのは、ちょっと???でした。私なら確実にオチるけどね。
 ジュリエット役は、ジョニ嫁ことヴァネッサ・パラディ。久々に見ましたが、うーん、老けたねえ。鶏ガラっぷりは不変でしたが。かつてのフレンチロリータな魅力は失せていて、ガリガリのおばはんになってます。あのスキっ歯も、昔はキュートでしたが、今は何だか滑稽。真性ロリコンのジョニーと破局説がまことしやかに流れてますが、さもありなんと思ってしまったほどの劣化ぶりです。でも、ワンピースとか靴とか、ファッションは素敵でした。シャネルなのかな?
 舞台となったモナコの風光明媚さも、目に楽しい映画です。

 ロマンの新作“L'écume des jours”は、ミシェル・ゴンドリー監督、オドレイ・トトゥ共演のラブファンタジー映画です
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こころがわり

2012-05-27 | イタリア映画
 ピーターが、またやらかしました。同輩の女の子を泣かせたのです。泣かせたといっても…
 なぜか椅子に正座で座ってたピーターを見て、可愛いから写メ撮らせてと女の子が頼んだら…
ピーター『もっと仲良くなったらね♪』
 笑顔で拒絶したピーター。苦笑い&軽く引く周囲。ピーターと仲良しだと思ってた女の子は、さらっと残酷なピーターの言葉にショックを受け、しくしく泣き出してしまったとか…
 顛末をIくんから聞いて、アホらしい!小学生かよ!と呆れた私ですが。以前にもピーター、彼のことが大好きなイケメンTくん(あだ名なティンカーベル。妖精のようにピーターにまとわりついてるから)を号泣させた前科もあるのです。
ピーター『…めんどくさ』
 ピーターのつぶやきを聞き、自分のことを言われたと勘違いしたTくんは、机に突っ伏してメソメソ泣き出したとか。ピーターがめんどくさかったのは仕事のことだったらしいのですが、そのことを聞くと『確かにめんどくさい子ですよ~♪』と笑ってました。
 悪気はまったくないところが、ピーターの怖さなんですよねえ。そして、結構ひどい奴なのに嫌われずチヤホヤされてるところが天性というか魔性というか。愛され上手、愛されるにも才能が要るのかなと、ピーターを見てると思わずにはいられません。
 明日はピーターと、カープVSロッテ戦、観に行ってきま~す♪
 
 「ある貴婦人の恋」
 ゲーテの小説「親和力」を、イタリアの名匠兄弟パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ監督が映画化。
 19世紀初頭のイタリア。伯爵令嬢のカルロッタは、若かりし頃の恋人エドアルドと再会し結婚、田舎にある山荘で暮らし始める。エドアルドの親友オットーネと、カルロッタの養女オッティリアも同居することになり、いつしか愛の四角関係に...
 ゲーテ、タヴィアーニ監督、主演はイザベル・ユペール、いったいどんな小難しいゲージュツ映画なのかと身構えてましたが、フタを開けてみれば昼メロ調の文芸ロマンスでした。いい年こいた大人が、いけない恋心や心がわりに悶々、我慢したり妄想したりと、大真面目なぶん見ようによっては滑稽で笑えた。お金とヒマがなければ、恋愛なんかにマジで苦悩できないよなあ、いいご身分だよなあ、と呆れつつ羨ましくなりました。
 4人とも不倫な恋心に苦しむのですが、苦しみ方がそれぞれ違ってるのが面白かったです。自分に正直で情熱的なエドアルドが、いちばん理解できるキャラなんですが、あまりにも子供っぽすぎてイライラさせられます。妻の目の前で若い小娘にゾッコンLOVE状態、オッティリアだと思いながらカルロッタを抱いたり、妊娠したカルロッタを置いて家出したり、生まれた赤ちゃんをオットーネに似てるなんて言ったり。恋をするとここまで無神経になれるのか、と呆れた。
 後半になると、どんどん悲惨で悲劇的な展開になって、四角関係の救いのない結末に後味の悪さが。話じたいは昼メロの域を超えてないのですが、舞台となる山荘や湖畔や森が瑞々しく撮られていて、こんなところで暮らしてみたい~と嘆息。派手派手しさがなくシンプルで上品かつ高雅な衣装や、召使たちにかしずかれた4人の優雅な生活も見どころかも。
 カルロッタ役は、イザベル・ユペール。

 不実な夫を赦し、赤ん坊を誤って死なせてしまう養女をも赦し、オットーネとの愛を封印しようとする聖女なヒロイン役なのですが、ユペりんなので女ごころもどこか不可解な味わいが。冷徹な無表情も、感情を内に秘め抑えるための仮面みたいで怖い。嘆きや精神力の強さなども、大げさな演技ではなく淡々と、でも明確に表現してるところが、さすがユペりんです。いつもと違って、クールに狂った異様な言動をしてくれないので物足りないのですが、いつもより柔らかで清楚で可愛いユペりんではありました。最近は巨女が多いので、ユペりんみたいな小柄で華奢な女優は、おばさんだけど可愛いな~と思う。

 エドアルド役は、ジャン・ユーグ・アングラード。かつてはフランス美青年といえば彼、な時代もあったけど、最近はお見かけしなくなってますよね。汚いおっさんになった彼は見たくないけど。この映画の頃は、まだ若々しくてカッコいいです。濃いけど繊細な魅力。
 オッティリア役のマリー・ジランも、可憐だけど毅然としてて、ブリッコ的なところが全然ないのがいい。オットーネ役の俳優が、もっと男前だったら良かったのになあ。
 イタリア語に吹き替えられてて、ユペりんの特徴ある声が聞けなかったのが残念。

 ミヒャエル・ハネケ監督の新作や、韓国映画、フィリピン映画にも出演など、相変わらず世界各国の監督から引く手あまたなユペりん。around 60 にしてますます売れっ子なご様子
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ミス・リプリー③~⑩ だます女、だまされる男!

2012-05-24 | 韓国のドラマ
 「ミス・リプリー」第3話から10話まで観ました…

☆子どもの人権無視!
 孤児院で一緒だったミリとヒジュ。イヤがって隠れたヒジュの身代わりに、ミリを無理やり養父母に押し付け連行させる尼さん職員たち。こんなの、ありえねー!ペットだって、もっと丁寧に大事に扱うよ。動物以下な扱いに目が点。
☆剣もホロロも有効
 ミリに恋するユヒョン。まったく相手にせず、ナニサマ的なツンケン女なミリにムカつきます。が、イケメンにあそこまで冷たくできるって、ほんと羨ましいわ。
 冷たくされればされるほど燃えるドM男、ユヒョンに萌えます♪
☆インチキ日本人だらけ
 イルボンから来た総理大臣の娘が失踪。韓流アイドルのコンサートで彼女を発見するミリ。総理の娘は何とレズだったりと、わけのわからない設定&展開。
 このドラマ、日本人という設定のキャラが多く登場するのですが、日本語ひどすぎて笑えない。

☆正装
 パーティでタキシード姿のユヒョン。か、可愛い!ユチョンが着ると、フォーマルなファッションもどこかオシャレで可愛く見えます。
☆殴りたくなる
 ユヒョンの服を何度も汚してキャ♪ゴメンなさい~♪とか、ユヒョンの前で何度もコケてキャ♪痛~い♪とか、可愛いドヂっ娘キャラ全開なヒジュ。男はあーいうのを見て微笑ましく思うものなのかしらん?めっちゃ鬱陶しいんですけど!
☆ユチョンのファッションセンスって
 奇妙なジャケットを着て野球観戦してるユヒョン。うう~ん。東方神起時代のユチョンも、衣装や髪型が超おしゃれな時とヘンな時のギャップ大きかったよなあ。
☆ハリウッド女優かよ
 パーティに肌露出の高い真紅のドレス姿で現れるミリ。たかがホテルの従業員なのに、キメすぎだろ。
☆悪女の魅力がない
 学歴や生い立ちなど詐称しまくるミリ。嘘の上塗りで新生活を死守するミリですが、やることがセコい詐欺どまりなせいか、悪女の怖さとか悲しみがないんだよなあ。

☆意味不明すぎる
 東大の卒業証書に次いで、今度は設計図を盗んで大学の教授になるミリ。あ~もう、わけわからん。何で大学の教授に?!ミリ、いったい何がしたいの?つーか、あんな適当な方法で大学教授って雇われるものなの?
☆戦慄のプロポーズ!
 部屋いっぱいの蝋燭(ハート型!)、ピアノを弾きながら愛を歌うユヒョンに、感涙を流すミリ。うげげげげぇ~!キ、キモい~!こんなスウィートすぎるシチュエーション、実際にアレンジされたらドン引きですよ…
★総括
 これって、おばかコメディなのでしょうか?ミリがユヒョンとミョンフンを二股するのも、笑いを狙ってるとしか思えない(笑えないけど)いいかげんにしてほしくなるバカバカしいシーンの連続だし。
 ミリがセコい女すぎて面白くないです。こんなんで騙されんなよ~と、男たちのアホっぷりにもイライラします。命がけで騙す騙される惨劇のヒロイン、木嶋佳苗物語みたいなのだったらハマることができるんだけどなあ。

 ↑「屋根裏部屋の皇太子」も好評なユチョン、俳優としても成長中です。ジュンスとのラブラブがイルボンでは見られなくなったのが、ほんとに寂しいです。ジュンスも元気に頑張ってるみたいですね。逢いたい…
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愛人地獄

2012-05-21 | イタリア映画
 昨夜、仕事帰りにピーターと、彼と同じ部署の同輩Iくんと3人で晩飯を食いに行ったのですが。
 食事中、彼らが嬉々として話してたのは、もっぱら職場の女性について。ちょ、ちょっと待て!とか、聞かなかったことにします…な内容に、私は苦笑いでノーコメント&ドン引きするしかありませんでした。若い男の目や考え方って、ほんと勝手で残酷だなあと呆れるばかりでしたが、女の陰口悪口のような陰湿さや鋭さがないせいか、正直すごく面白かったです。それにしても。あんな話される私って?!ほとんどおっさん扱い?!
 笑い話にしてたピーターとIくんでしたが。ガチでしんどいのは、まったく興味がない女の子から妙なアピールをされることだそうです。これは肝に命じておかねばと思いました。ナンダカンダでストレスがたまっていたピーター&Iくんと、食後は賭けボウリング6ゲーム私は過去最高スコアの171!を出してウハウハ大興奮。でも、ピーターもIくんも軽く200越えで、ボンビーおっさんの私から金をむしりとったのでした鬼!私、いいカモにされてるだけ?!

 「愛の勝利を ムッソリーニを愛した女」
 イタリアの独裁者ムッソリーニの愛人イーダの、知られざる壮絶な愛憎物語。
 激情的で狂気的な日陰の女の話でした。あれだけ身も心も捧げられ、貢いでもらって支援してもらったのに、政治家として大成したとたんに冷たくイーダをポイ捨てするなんて、確かにムッソリーニは不誠実で冷酷な男なのですが…イーダ、激しすぎて重すぎ。あれじゃあ男は逃げるよ。イーダののめりこみぶり、愛の押し付けぶり、一心不乱ぶりを見ていると、ムッソリーニの心が離れるのも理解できました。私がムッソリーニでも、イーダの愛は疲れるし怖いよ。何でも過ぎたるは及ばざるがごとし、ほどほどが一番なんです。
 それにしても。何であそこまで男に尽くせて夢中になれるんだろう。本当に人を愛すると、理性もプライドも失うものなのかなあ。イザベル・アジャーニの「アデルの恋の物語」もだけど、男にまとわりついて要求して脅すストーカー女と化すなんて、呆れるやら恐ろしいやら。アデルもイーダも美人なので、怖さもいや増します。コワレるほど人を愛せない私は、幸せなのか不幸なのか…
 男に捨てられるわ、精神病院にブチ込まれるわ、子どもを奪われるわ、悲惨道まっしぐらなイーダですが。あんなところに閉じ込められても、イーダは意気消沈したりせず、現状を打破しようと必死に訴えたり反抗したりと、もうパワフルすぎて返って気の毒になった。諦められないって、悲劇なのね。女の情念にドン引きです。
 不幸は遺伝するのか、母親同様悲惨な運命をたどるイーダの息子が哀れ。

 イーダ役のジョヴァンナ・メッツォジョルノの大熱演が圧巻です。美しいけど力強く逞しい感じなので、アデルの恋の物語のイザベル・アジャーニのような痛ましさとか哀れさはなく、コワレっぷりも迫力満点で熱い。さすがはイタリア女。まだ年増とはいえない年齢なのに、ジュクジュクの熟女って感じ。大胆な脱ぎっぷりもアッパレ。
 当時のイタリアの実際のニュース映像を挿入する手法や、独特の字幕の使い方が印象的。ファシズムが台頭するイタリアの政治情勢も、なかなか興味深かったです。
 名匠マルコ・ベロッキオ監督作品。ベロッキオ監督の作品は、ちょっと前衛的で難しそうだけど、興味をそそる作品が多いです。アヌーク・エメ主演の“Salto nel vuoto”とか、若い頃のミュウミュウが出てる“Marcia trionfale”とか観てみたいです。今回のジュヴァンナ・メッツォジョルノもですが、ベロッキオ監督の女優セレクションって素晴らしいですね。
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大英帝国イケメン連合!PART Ⅱ

2012-05-15 | 映画雑記
 最近、イギリスの若手俳優の活躍が目覚ましいですね!
 前回の大英帝国イケメン連合のメンツも(こちら)、知る人ぞ知る的な存在だったのに、今ではすっかりスターに成長。しかし彼らもウカウカと油断はできません。どんどん出現するイキのいい後進たちに、いつ主役やオイシイ役を奪われるやもしれませんから。
 ハリウッド大作からインディーズの小品、TVシリーズと、やたら売れっ子な新進気鋭のブリティッシュ・イケメンをピックアップ♪

アンドリュー・ガーフィールド  Andrew Garfield 

1983年8月20日、アメリカのカリフォルニア生まれ。29歳。
最近の英国俳優で最大の出世頭といえば、何と言ってもこのガーフィールドくんでしょう!
パパはアメリカ人、ママはイギリス人なため、英米二重国籍の持ち主。3歳の時に英国のサリー州に移り、ロンドンのパブリックスクールで教育を受ける。高校卒業後、名門の演劇学校に入り俳優の道へ。静かなる衝撃作「Boy A」で、フレッシュかつ鮮烈な印象を残した後、鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の「ソーシャル・ネットワーク」で高く評価され、ついに新・蜘蛛男に大抜擢!その「アメイジング・スパイダーマン」の共演者、エマ・ストーンと熱愛など華やかなスター街道驀進中ながら、どっか地味感が抜けないところが彼の魅力でもあります。

トム・ハーディ Tom Hardy 

1977年9月15日、イギリスのロンドン生まれ。35歳。
ゴ、ゴツっ!ゴリマッチョ好き、いかちー系が好きな女(男も)が今いちばん抱かれたい英国のイケてる野獣!
ロンドンの演劇界で頭角を現し、クリストファー・ノーラン監督の「インセプション」、リース・ウィザースプーン主演の「ブラック&ホワイト」、ゲーリー・オールドマンがオスカー候補になった「裏切りのサーカス」そして、再びノーラン監督の「バットマン ライジング」、さらに新マッド・マックスの主演に起用されるなど、英国のみならずハリウッドでも怒涛の快進撃を続行中。ゴツいけど薄口で、よく見ると可愛らしい顔をしているところも萌えツボに。その強靭な肉体をフル活用した“Worrior”が観たい!

ニコラス・ホルト Nicholas Hoult 

1989年12月7日、イギリスのバークシャー生まれ。23歳。
人気デザイナー、トム・フォードの初監督作「シングルマン」の、コリン・ファースをメロリンキューにする美青年が、成長した「アバウト・ア・ボーイ」のガキンチョだと知り、驚いた映画ファンは多かったのではないでしょうか。「タイタンの戦い」「X-Men ファースト・ジェネレーション」など、話題の大作にも出演。ユアン・マクレガー共演、ブライアン・シンガー監督の新作“Jack the Giant Killer”は、ジャックと豆の木をモチーフにしたファンタジー映画。日本公開も決まっているようで楽しみです。トム・フォードもブライアン・シンガー監督も、才能ある美形のゲイとして有名。ニコラスくんは、彼らのお稚児さん?!かと思いきや、人気女優のジェニファー・ローレンスとアツアツ交際中とか。ちょっとガッカリ(笑)。

アレックス・ペティファー Alex Pettyfer

1990年、イギリスのハートフォードシャー生まれ。22歳。
パパは俳優、ママはモデル。異父弟はテニス選手。子供の頃からモデルとして活躍。TVドラマ“Tom Brown's School Days”の主演で俳優デビュー。その美少年ぶりが話題に。
金髪碧眼の絵に描いたような美少年、なんだけど、スウィートな王子さま系ではなく、かなりハードな男らしさを早くから漂わせていた「アレックス・ライダー」のアレックスくん、今では22歳とは思えぬワイルドでシャープなチョイワル男前に成長。美しいヤンキーって感じが素敵です。「アイ・アム・ナンバー4」「タイム」「ビーストリー」などでも美男子ぶりを遺憾なく発揮。ストリッパーを演じてるスティーヴン・ソダーバーグ監督の新作“Magic Mike”は、共演のチャニング・テイタム、マット・ボマー、マシュー・マコナヒーと肉体美を競うという眼福すぎる映画なのです。私生活では、エルヴィス・プレスリーの孫娘とステディな仲だとか。

テオ・ジェームズ Theo James

1984年12月16日、イギリスのオックスフォード生まれ。28歳。
皆さま、イギリスのホラーTVドラマシリーズ「ベッドラム」って、ご存じ?主役のテオ・ジェームズが、めっちゃセクシーなイケメンなんです!
ノッティンガムの大学で哲学を、ブリストルの演劇学校で演技を学び、TVドラマで俳優デビュー。「ベッドラム」で人気を博し、ケイト・ベッキンセール主演の「アンダーワールド 覚醒」で本格的に映画出演。音楽活動もしており、バンドではギターを担当してるとか。降板したライアン・フィリップの代役として、TV映画“Golden Boy”に主演。警察官役の彼、めっちゃイケてます。日本でも観られたらいいですね♪

 ルーク・エヴァンズ Luke Evans

1979年4月15日、イギリスのウェールズ生まれ。33歳。
「タイタンの戦い」「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」「インモータルズ」と、最近ハリウッド大作でよく見る男前。色っぽいけど優しそうなところと、脱いだらスゴいんです!な肉体美が武器。
奨学金を得てロンドンの演劇学校で演技を学び、卒業後はウェストエンドで数々の舞台に出演。映画界からもお呼びがかかるようになる。早くからゲイであることをカミングアウト!同性愛者であることがキャリアの障害にならないことを、果敢に実証しています。ピーター・ジャクソン監督の「ホビット」、そして「ワイルド・スピード」シリーズ最新作にも出演!




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平清盛⑮~⑲ 悲運の君

2012-05-13 | 日本のドラマ(連続)
 大河ドラマ「平清盛」第15話から19話まで観ただよ♪

第15話は…
☆モテ坊主
 ぷっつん出家後、失踪していた佐藤義清が待望の再登場!鳥羽院には及ばないまでも、なかなかの美僧な西行法師です。早くもミーハーな追っかけギャル(農家の娘たち)までいて、名を変え様を変えても色男気質は不変のようです。ダメじゃん!
☆不幸が男を美しくする
 悲しみと怨みに心身を蝕まれ、どんどん幽鬼っぽくなっていく崇徳院。怖いけど、あくまで優美で儚げなところが上皇さまの素敵なところです。
☆おしゃべり悪左府
 黙ってたほうがいいのでは?な本音や企みを、ペラペラ自慢げによく喋ることが多い頼長公。彼って基本、お人よしですよね。決して悪人じゃない。生粋の苦労知らずボンボンらしい甘さが、後に思わぬ落とし穴になるのですね。
★総括
 西行登場が嬉しい回でした。MVPは特になし。

第16話は…
☆端役に近いけど気になる男たち
 平家の伊藤忠清とか、源氏の鎌田正清とか、脳筋系の一徹な武士どもがイケてます。役者の魅力と頑張りが、小さな役でも魅力的にしてるのでしょう。
☆初めて会ったよな不思議顔~♪
 以前、ワンピースな海賊王の回で出てきた、中国娘の桃李ちゃんが舞台で踊ってます。清盛やウサギ丸に声をかけられ、初めて気づいたような顔してましたが。フツー、一目で気づくだろ~。
☆野獣貴公子のガンとばし
 頼長公の、目をひん剥いてのガン見が怖すぎて笑えた。
★総括
 特に印象に残らなかった回でした。MVPもなし。

第17話は…
☆ダメ嫁
 料理の采配も失敗、琵琶も弾けない。清盛が怒れば逆ギレしてプンプン拗ねる時子。可愛いだけじゃダメかしら?な彼女に、清盛じゃなくともイラっとします。
☆ニート義弟
 姉の嫁ぎ先でゴロゴロしてる時忠。おとなしくパラサイトしてればよいものを、清盛が先妻との間にもうけた子どもたちに、余計なことを吹き込んで家庭争議を引き起こすなど、厄介なニート男ぶりにイラっとします。
☆上皇さまをイヂメないで!
 ヒマ人同士、碁をさす崇徳院&雅仁親王兄弟。弟の意地悪な挑発に、高揚や動揺せぬよう必死に自制する上皇さまの、伏せ目がちな御顔が美しい。
 さらに。歌会での上皇さま、美福門院得子の陰湿なアテコスリに、必死に不快感や怒りを抑えるご様子が美しかったです。
 わけのわからない清盛の歌に、説教された子どもみたいにシュンとなるやんごとなき御方々。清盛、彼らをナメきってますね。皇室への敬意が微塵もない内容が、ちょっと気になります…
★総括
 時子&時忠姉弟、いつまで経ってもイラっとする!
 清盛のヘンな歌のせいで、もののけ家の一族の緊迫感や悲しみがフっとんでしまい、ただのホームドラマに。残念。
 MVPは、みんなから寄ってたかってイヂメられ、どんどん儚く悲しく美しくなっていく崇徳上皇こと井浦新。キモきれいという斬新な魅力を開拓したARATAは、やっぱタダ者じゃない!鹿みたいな目も好き。

第18話は…
☆またBL?!
 清盛に力を貸すよう命じる崇徳院。断られ、錯乱のあまり清盛に接吻?!するのかとヒヤヒヤワクワクしてしまったほどの二人の大接近シーンでした。以前の佐藤義清といい、今回の清盛といい、若い男と一緒のシーンだとBLの匂いを漂わせる上皇さまが好きです。
☆みかど、可愛い
 病床に伏し、明日をも知れぬ御命な若き近衛天皇。目が見えぬー!!と、惑乱する姿が哀れで痛ましい。天皇の地位についたことは、果たして本当に幸せだったのだろうかと、17歳で崩御した近衛帝を見て思わずにいられません。

 近衛帝、最初で最後の台詞と動きでしたが、可愛いイケメンだったんですね!横顔が美しかった。すごく健康そうな男の子だったので、病弱な役にはちょっと???でしたが(笑)。北村匠海くん、今後も要チェキな男子ですね♪
☆聖子と翔太
 雅仁親王の前に突如現れた謎の白拍子。祇園女御、再登場!今は乙前と名乗る彼女は、メンヘラ青年な雅仁親王の歌唱指導兼心理カウンセラーとして、今後も重宝されそう。今様を歌う聖子ですが、今にも赤いスイトピーとか歌いだしそうで笑えた。
 ならぬ!歌ってくれ!たのむ!!とダダこねる雅仁親王が、何か可愛かったです。声と表情がいい。棒読み大根だった篤姫の松田翔太とは、同一人物と思えません。いい役者に成長してますね。
☆夢は潰えた!
 理不尽で長い不遇の時を脱し、いよいよ我が世!と大望を抱いていた崇徳院でしたが…践阼あそばされたのは、な、何と雅仁親王!まさかまさかの後白河天皇誕生に、上皇さまはショックのあまりクルっと回って卒倒!きゅ、救急車~!
 上皇さま、ほんと可哀相すぎる。拒絶され憎まれ無視され侮られ騙され奪われ…ここまで踏みつけにされるなんて。後に起こる保元の乱での末路といい、悲運にもほどがあります。
 あまりにも優しすぎて弱い、鳥羽法皇の人間性が招いた悲劇。白河院の被害者同士、法皇さまと上皇さま。痛ましすぎる御方ふたり…
 後白河帝のドヤ顔即位が笑えた。
★総括
 かなり濃厚でオナカイッパイな回でした。メインキャラのみならず、近衛天皇とか崇徳上皇の側近である藤原教長とか、普段はおとなしい端役までキラッ&ギラっとした演技を披露してましたね。
 MVPは、うう~ん、みんなコレデモカ!とばかりな濃ゆい熱演激演でしたから、迷いまする。松田翔太が好きになってしまったほど、今回の彼は秀逸だったし。揺れる想い~♪でブルブルワナワナだった三上博史、鬼のような必死ぶり&絶叫が怖かった松雪泰子も強烈でした。松山ケンイチも、だんだん見た目がシブくカッコよくなってきてるし。でも…最高だったのは、やっぱ井浦新♪この大河ドラマ、もう私の中では「平清盛」というより「崇徳上皇」になっちゃってますんで♪
 ↓青年のみならず、少年ともBL?!上皇さまの御子、重仁親王もお気の毒な方。いつも人形のように魂がない様子なのは、父上からの過剰な期待が毒のようなプレッシャーになって、身動きができないからでしょうか。

第19話は…
☆義妹と…
 時子と時忠の妹、滋子が登場。美少女の来訪に、平家の男たちはドキドキソワソワ。若者だけでなく、忠正叔父さんや盛国、家貞爺さんまで浮かれてるのが異常で笑えた。フワフワした姉兄と違って、滋子は男勝りなキッツい性格みたいで好感。髪にパーマあてすぎだけど。
☆宮中積み木崩し!
 即位を祝う宴。崇徳上皇から届いた暗号のような怨み歌に、後白河天皇はプッツン!大暴れする姿に、鳥羽法皇も美福門院もビビリまくり。家庭内暴力息子になすすべもない親、みたいなシーンでした。
☆さよなら、鳥羽院
 煩悩の塊のようだった鳥羽法皇が、ついにご臨終。悲劇の火種を残して逝った法皇さまの死に顔は、宿業を解かれたかのごとく安らいだものでした。
 影の主役といってもいいほど炸裂してた三上博史、その激演に毎回おなかいっぱいに。おつかれさま、というより、ごちそうさまって感じです。

 ↑狂おしくても、優美さ雅さは失わなかった法皇さま。三上博史、グッジョブ!
☆雨の中で…
 清盛たちに阻まれ、とうとう鳥羽院の死に目にも会えなかった崇徳院。父との和解のチャンスまで潰えた上皇さまには、もう破滅への道しか残されていないのでした。その破滅の使者として上皇さまの前に現れたのが、失脚した藤原頼長。雨の中で濡れたまま見つめ合う二人…これまでBLキャラを競っていた彼ら、出会うべきものがついに出会ったって感じで、YAOI萌えの期待をますます煽るのでした。
★総括
 みんな仲良くしようぜ!な清盛のキャラが、いつまで経っても少年漫画の主人公みたいで、イラっとします。皇室や摂関家の争いを平家のチャンスと見なして奮い立つ、清濁あわせもつヒーローとして描いてほしいんだけどなあ。
 今回も崇徳上皇の出番や見せ場が多くて、ファンとしては嬉しい回でした。もう誰が見ても、清盛より上皇さまの動向のほうが気になる内容&展開になってますよね。
 MVPは、お疲れ様の意味で三上博史にあげたいけど、やっぱ主役になってる井浦新に!雨の中のシーンは、ほんと水も滴る美男で絵になってました。摂政忠通役の堀部圭亮も、頼長を嘲笑う顔が怖くてインパクトありました。

 主演作「11、25 自決の日 三島由紀夫と若者たち」が、カンヌ映画祭に出品されるARATA、どんな三島由紀夫を演じてるのか、楽しみですね♪
 
 
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誰にも言わないで

2012-05-08 | フランス、ベルギー映画
 仕事帰り、久々にピーターとお茶しました。
 職場では、妙にご機嫌だったピーター。GW中、何かいいことあったのかな?パチスロか麻雀に勝って稼いだとか?
 お茶を飲みながら、ニコニコ笑顔でピーターは話し始めたのでした。
ピーター『こないだ、友だちのおごりでデリヘル初体験しました♪楽しかったです♪』
私『…』
 店内で楽しそうにアンなことコンなこと赤裸々なデリヘル体験記を語るピーター。呆れつつも、私も根掘り葉掘りエロエロ、じゃない、いろいろ訊いてしまい、周囲のヒンシュクをかってしまいました。
 また行きたいので金を貸してくれ、と頼まれたら、貸してあげるべきなのでしょうか?
 
 「唇を閉ざせ」
 フランスの人気俳優、ギヨーム・カネが監督したサスペンス映画。
 8年前に突然妻マルゴが殺され、失意から立ち直れずにいたアレックスのもとに、不可解なメールが届く。送り主は、死んだはずのマルゴだった…
 人気作家ハーラン・コーゲンの犯罪小説が原作。殺されたはずの妻が生きていた、次々と届く謎のメール、8年前の殺人事件、それに関わる人々の秘密、そして再び起こる惨劇、妻と事件の真相を追うアレックスに襲いかかる謎の一味…すごく良く出来た2時間サスペンスって感じで、面白かったです。事件の真実も犯人も、驚愕とまではいかなくても意外でした。それにしても犯人さん、ああするより他になかったのかなあ。あんな手のこんだ、むごいことをしなくても、もっと穏やかな解決方法なかったのかなあと、犯人にはあまり同情できませんでした。
 フランス映画らしからぬ展開の速さ、疾走感、ハリウッド映画顔負けなアクションなど、作り手の独りよがりなゲージュツ性の押し付けではなく、観客を楽しませることを重視したエンターテイメント性が強いところも、いい意味でフランス映画らしくなかったです。陽光降り注ぐ明るい、けどジリジリと主人公を焦がす夏の暑さが、サスペンス盛り上げに一役買っていました。ヴァイオレンス色が強いので、ミステリというよりハードボイルドっぽい。かなりアメリカンなテイスト。
 使われている音楽や、アレックスの子ども時代の甘いセンチメンタリズムなど、全体的に若々しくポップな感じがしたのは、監督のフレッシュな感性のなせるわざでしょうか。満身創痍、全速力で事件を追うアレックスが熟年おやぢだったのが、その若々しい演出にちょっとそぐわなかったような気も。アレックス、もうちょっと若い男でもよかったのでは。姉がいるのですが、妹にしか見えないし。おやぢにしては、妻への愛や執着が熱すぎたし。
 あと、マルゴの行方を探るため、事件関係者を襲う謎の一味が、不気味で怖かったです。特に、拷問専門の女が非道でヤバかった。素手での急所責めが、超痛そうでウゲゲゲ

 フランス映画ファンにとっては信じられないほど豪華なキャストも、この作品の魅力です。これだけのメンツ、よく集めたなあ。ギヨーム・カネ(以後、カネやん)、若いのに人脈が広くて信頼が厚い男なんでしょうね。
 主人公アレックス役は、シブい脇役として売れっ子のフランソワ・クリュゼ。いろんな監督の作品に出てるクリュゼおぢさんですが、バリバリの主役な彼を見たのは初めてかも。アレックスを熱演して、めでたくセザール賞の主演男優賞を受賞。めちゃくちゃ動き回る役だったので、さぞやゼーゼーハーハー息絶え絶えな撮影だったことでしょう。
 マルゴ役は、「みなさん、さようなら」でカンヌ映画祭女優賞を受賞、「潜水服は蝶の夢を見る」や「ジャック・ソード 選ばれし勇者」でも印象的だったマリー・ジョゼ・クローズ。色気がなくギスギスした感じだったので、もうちょっと謎めいた美女にマルゴを演じてほしかったかも、と思わないでもなかったが…
 アレックスの姉役は、「レディ・チャタレー」でセザール賞主演女優賞を受賞したマリナ・ハンズ。そのレズの恋人役は、「ずっとあなたを愛してる」などフランス映画で活躍するイギリス女優、クリスティン・スコット・トーマス。そして、敏腕おんな弁護士役で、ナタリー・バイまで登場。エレガントでクールなナタリーおばさまが素敵でした。ゲスト出演的なチョイ役だったのが、すごく惜しかったけど。

 マルゴの父役はアンドレ・デュソリエ。コメディ映画での軽妙洒脱なデュソリエおじさましか知らなかったので、シリアスで怖い彼が新鮮でした。大金持ちの老人役で、パトリス・ルコント監督作品などでおなじみの名優、ジャン・ロシュフォールも顔を見せてます。アレックスを助けてくれるチンピラ役、ジル・ルルーシュもゴツくてイケてました。あとビツクリしたのは、8年前の事件を担当した刑事役で、ジャン・ピエール・ロリも出てたこと!「トリコロール 赤の愛」や「趣味の問題」の端正な美青年も、すっかり枯れた熟年男に。今でもカッコいいけどね。監督のカネやんも、ロシュフォール爺さんの息子役でチラっと(でも超重要な役!)で出演してます。
 この映画、日本でもリメイクできるのでは?理想妄想キャストは…
 
 アレックス…仲村トオル
 マルゴ…夏川結衣
 アレックスの姉…麻生裕未
 アレックスの姉の恋人…若村麻由美
      ・
 チンピラ…藤本隆宏
 マルゴの父…大和田伸也
 マルゴの友人…秋本奈緒美
 刑事A…渡辺哲
 刑事B…趙和
 金持ちの老人…麿赤児
 金持ちの老人の息子…大和田健介
      ・
 刑事…村上弘明
 弁護士…眞野あずさ

 こんなん出ましたけどぉ~?土曜ワイド劇場○周年記念作品って感じで、ぜひ♪  

 ↑ジャン・ピエール・ロリ。カッチョええ~マリク・ジディ共演の“Les Thibault”やジェレミー・レニエ共演の“Un fils de notre temps”が観たい~!
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きびだんご

2012-05-03 | 旅行、トレッキング
 ゴールデンウィーク初日の土曜日、岡山の倉敷に行きました♪日帰り社内旅行です。
 初夏の陽光降り注ぐ好天、絶好の旅行日和♪と浮かれるよりも、し、紫外線が~という恐怖に震えながら、車に乗り込みました。携帯や財布は忘れても、日焼け止め&日傘は絶対に忘れない私。
 高速道路、混まなきゃいいね~という心配をよそに、スムーズに車は進みます。途中トイレ休憩で寄ったサービスエリアで、後輩のOくんにバラのアイスクリームを奢ってもらいました。バラより北海道バニラがいい!と訴えたのですが、バラじゃないと奢らないといわれて仕方なく。バラのにおいがキツくて食べにくかった。店のおばあさんに、カップルと間違えられたOくんと私。超照れてたOくんが可愛かったです。親子と間違えられなくて良かった、と私は安堵♪
 広島から約2時間半で、無事倉敷に到着。倉敷は、小さい頃に一度だけ来たことがあるのですが、よく憶えてない。
 買い物目当てのアウトレット組と、散策目的の美観地区組に別れる。私は当然、後者です。おとなしいR奈ちゃんと、R奈ちゃんに気がある超優秀なブサ男ケビンの3人で、ブラブラと美観地区をそぞろ歩きました。後にお話する予定ですが、このR奈ちゃんとケビン、そしてピーターも絡んで、またややこしい事態が発生しちゃってるんですよねえ。ほんまメンドいわ、若い子って…

 休日にしては、そんなに観光客でゴッタ返しておらず、わりと静か。倉敷川を優雅に泳ぐ白鳥。白鳥って美味しいのかな、腹減ったな、なんて私の脳内は優雅とはホント縁がない。倉敷川を渡る船に乗りたい!とチケットを購入しに行きましたが、何と16時まで満員。とほほ。仕方なく、昼飯を食べることにしました。
 どこで食おうかな?ガイドブックにあった、三宅商店がいいんじゃね?と3人の意見が一致(ていうか、私が完全に仕切ってたけど)したので、人気の町家喫茶へとGO!
 なまこ壁や石畳が情緒ある、ちょっと裏通りっぽい場所にあった三宅商店。近くで“幸せになるプリン”なるものが売ってた。一個80円か、安いな、買おうと思ったら、ケビンに80円じゃなくて80個限定販売ですよ!と指摘されました。おかしいと思った。80円なわけないか!こないだも、定食屋で鍋焼きうどんを注文した時に、熱いのをお願いします♪と店員に頼んだら、鍋焼きうどんはフツー熱いんですけど?とピーターにバカにされたし。私って、最近まじでボケ老人…
 って、余談はサテオキ。三宅商店は人気店らしく、満席で順番待ち状態。時間あるし、せっかくだからと待つことに。
 店内は、江戸時代の町屋そのもので、なかなか趣があります。思ってたほど待たされませんでしたが、いま席がここしか、と案内されたのは、縁側の席。日当たりよすぎるし、フツーの家の狭い裏庭が食べながらの景色で興ざめ~。

 私とケビンはカレーを、R奈ちゃんは洋ナシのケーキセットを注文。カレーは、まあ、フツーのカレーでした。my motherが作るカレーのほうが美味しいかな。
 食後は、ひと通り土産店を冷やかしながらブラブラ。家族への土産は、くらしき美味処花織本店で抹茶とハチミツのきびだんご(美味しい!)を。自分自身には、地酒の井筒屋で桃の酒を買いました。炭酸と割って呑んだら美味しいの♪
 星野仙一美術館は、カープファンにとっては面白くも何ともない場所。さっさと出て、大原美術館へ。 
 大原美術館に向かってると、アウトレット組だったピーターから、松さん今どこですか~♪とメールが。実はピーターも買い物には全然興味がなく、私と美観地区をブラブラする予定だったのですが、ネバーランドの住人(ピーターのことが大好きな男の子連中)に無理やりアウトレットへ連行されてしまったのです。ピーターのことが好きすぎてすぐ泣くティンカーベル(イケメン!だけど情緒不安定でヤバい子)だけ連れて、ピーターも大原美術館へ到着。え~!?入場料が1000円!?マイルドセブンが二箱買える…と躊躇するピーターでしたが、結局はみんなと一緒に入りました。
 私もピーター同様、アートを解する心に欠けているので、あまり感動とか感銘とかは受けませんでしたが、まあたまには芸術に触れるのも悪くないです。モネの睡蓮とか、きれいだな~と思いました。これいくらぐらいするんだろ?一生遊んで暮らせるぐらいの金になるんだろうな、なんて想像した私は、ほんと芸術とは縁遠き俗悪人間…
 夕方になり、全員集合。楽しかった思い出を胸に、広島へと帰路についたのでした。
 広島駅前で解散。ネバーランドの子たちが、ピーターを夜遊びに誘う。めんどくさいという本音がミエミエなピーターは、先に松さんと約束したからゴメン♪と拒否。え?!約束なんかしてねーよ?!またこの年寄りがピーターを俺らから奪って!と、ネバーランドの住人たちはめっちゃ私のこと睨んでくるし!断るダシに使われ、迷惑困惑な私。結局、いつものファミレスで二人で晩飯食ってダベって、GWは地元の友だちと麻雀三昧の予定だというピーターに、借金と車の運転には気をつけろよ!と笑うしかない私なのでした。


 
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ご主人さまが…

2012-05-01 | 韓国映画
 「ハウスメイド」
 とある大富豪の邸宅で、住み込みのメイドとして働き始めたウニは、当主のフンと関係をもってしまい妊娠する。それを知ったフンの妻とその母は、ウニとお腹の子どもを陰湿な手段で排除しようとするが…
 期待してたほどエロくもドロドロでもなかったので、拍子抜けしました。どちらかといえば、ブラックテイストな喜劇?確かに陰惨で非道い話だし、狂気じみたシーンも多々ある悲劇なのですが、そこかしこでプっと笑えたり、おいおい~と苦笑してしまうシーンや台詞も少なくなかったです。まさに他人の不幸は蜜の味的な内容は、市原悦子の家政婦は見た!と共通する魅力です。
 出てくる奴らが、ヒロインのウニを含めてみんなまともじゃないのが面白いです。
 ウニ、素直というか無邪気というか従順というか受身すぎるというか。純真な少女と淫蕩な女が同居してるようなキャラ。ご主人さまに無理やり手篭めにされ、虫けらのような扱いを受ける可哀想な賤の女、みたいな時代劇によく出てくる女中ではなく、ご主人の夜這いを心待ちにしてるほど快楽に積極的で貪欲だったのが、レイプや服従を強いられるよりも女にとっては悲劇的に思えた。女の業の深さ、怖さを見せつけられたようでゾっとしました。何も考えてない、考えられない白痴女、取るに足らない卑しい女と見なされ、人間扱いされなかったウニの、おまえらこれをくらえやー!!な怨念の最後っ屁が壮絶すぎて笑えます。笑っちゃいけない悲惨なシーンなのですが、え~!?何なのこれ?!なありえなさで、ポカ~ン状態になること必至です。

 ウニの妊娠を機に、内にあった女のイヤらしさ、怖さ、狂気を噴出させるフンの妻、その母、家政婦長の言動が、真っ黒な笑いを誘います。卑しい女の分際で!飼い犬に手を噛まれた!という怒りで(嫉妬よりも、こっちのほうが大きかったはず)鬼と化すフンの妻の冷酷で残虐な仕打ちがヤバいです。妻の母の、欲深さ悪賢さ冷徹な打算も非道すぎる。もっとも不気味だったのが、おばはん家政婦長。彼女のドロドロした不平不満や憤懣、忠実に仕えつつ内心では雇い主夫婦を蔑み、彼らの不幸を願い、そのために動いてるような二面性が面妖です。最後、フン一家に啖呵を切って出て行くシーンは、市原悦子を彷彿とさせました。
 この映画のメインテーマは、官能とか男女の愛憎とかではなく、生まれで人生が決定づけられてしまう階級社会、格差の厳然な理不尽さ、そこに渦巻く怨念なのではないでしょうか。自然の摂理か何かのように、貧乏人を人間扱いしないフン一家にムカつきつつ、生まれ変わったら絶対かしずかれる身分!と願ってしまうのは、私だけではないはず。

 「シークレット・サンシャイン」でカンヌ映画祭女優賞を受賞した韓国随一の演技派女優、チョン・ドヨンがウニを怪演。彼女って、ほんと年齢不詳女優。天真爛漫な童女のようだったり、淫乱な熟女になったり。大胆なヌードもエロい。もう彼女は完全に、他の韓国女優たちとは一線を画してる存在です。
 フン役のイ・ジョンジェも頑張ってました。ウニを性欲処理の道具としか見てない最低最悪な男というより、時代劇の殿様みたいなキャラ?女中に手をつけることなんて、殿様にとっては日常的行為に過ぎないもんね。それもしてもジョンジェ、老けないですね。「情事」の頃と、ほとんど何も変わってないような。地味かわいい顔も、すごい肉体美も。「情事」以来久々に見た、ジョンジェのプリンとした美尻が嬉しい収穫でした。私もジョンジェに『しゃぶれ』『ストローみたいに吸え』とか命令されてみたいものです♪
 フンの妻役は、「シンデレラのお姉さん」のソウ。きれいな化け猫みたいな顔で、きっついセレブ妻を好演してました。妊娠ボテっ腹でジョンジェにまたがってアンアンいってるシーン、笑えました。
 ウニ&フンのセックスシーンは、期待してたほどのものではなかったけれど、ああいう濡れ場はもう韓国映画でしか見ることはできません。肉と肉がぶつかって濡れ合う卑猥な音とか、ホントにヤってるとしか思えないような喘ぎ声や表情とか、まず今の邦画では不可能な演出&演技だし。
 
 
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