まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ときめき☆BL学園

2009-11-30 | イギリス、アイルランド映画
 最近、心身が軽くヤバくて不安です...
 しょっちゅう箸とかサプリ瓶の蓋とかボールペンのキャップを落としてしまう。お茶やコーヒーもよくこぼす。手にどこか異常があるのでしょうか。単なる注意散漫ならいいのだけど...
 あと、なぜか洗濯機のことを冷蔵庫と言ってしまう。これ、どうしても治らないんですよ~!今に言葉だけでなく、冷蔵庫の中に汚れた下着入れたり、使い道まで間違えそうで怖い...Go to hospital!でしょうか

 「同級生」
 YAOIの原点、BLの本場といえば、やっぱイギリスの高校です。
 イングランド南部ハンプシャーにある町ベイジングストーク。両親と暮らす高校生スティーヴンは、ゲイであることに悩んでいた。そんな中スティーヴンは、ゲイの発展場である公衆トイレで、陸上部の花形選手ジョンと出会い驚くが...
 明るい笑いとビターな切なさがブレンドされた、なかなかの佳作でした。YAOIが萌える系のBL映画ではないかも。ゲイ映画にありがちな背徳の淫靡なエロシーンもないし、BL小説や漫画特有のノーテンキな内容でもない。YAOI女の妄想話ではなく、オリジナルタイトルの“Get Real”が示す通り、ゲイの現実を描いているリアルフィクションです。さえない主人公が魅力的なヒーローと両想いに、という設定は、限りな~く乙女ちっくな少女漫画ですが。
 昔に比べれば寛容になったとはいえ、今も同性愛者に対する差別偏見は根強い。望んでゲイに生まれたわけではないのに、間違っている!汚らわしい!と見なされる理不尽さ、怖さ。自分を偽らねばならないスティーヴンの閉塞感が、深刻な暗さではなく明るいユーモアで包まれているのが出色です。
 
 ハリウッド映画やフランス映画で、大都会の自由で快適なゲイライフを見慣れているせいか、スティーヴンとジョンの隠れキリシタンも真っ青な隠れゲイっぷりが、かなり神経質にも思えた、が、保守的なローカルだとあんな風にならざるを得ないんだろうなあ。それにしても。自分たちとは違った価値観や性向を持つ少数派を、我々のほうが優れている!正しい!と証明するみたいに攻撃したり蔑んだりする狭量な人たちって、ほんと怖いですよね。同性愛より、よっぽど醜いと思う。
 悩むスティーヴンですが、彼ってすごく恵まれてもいる。文才があるし、もやしっ子だけどまあまあイケメンだし(演じてるベン・シルバーストーンって、「オレンジカウンティ」の頃のコリン・ハンクスみたいで可愛かった)。女の子に好かれて味方になってもらえるし(性格もルックスも♂の臭いや危険性を感じさせないスティーヴンみたいなゲイって、女子に安心感と癒しを与える。もしスティーヴンが男性的な魅力のあるゲイだったら、逆に憎しみを覚えるけど)。世の中、ブサイクで才能もなく女子に忌み嫌われるゲイって、いっぱいいるだろうし。スティーヴン、ロンドンにでも住めば、間違いなくハッピーなゲイライフを送れるよ。
 堂々と愛に生きたいスティーヴンと、コソコソ恋愛を必死に保とうとするジョン。二人の噛み合わなさが滑稽で悲しい。二人っきりの時は甘~いけど、人前では冷たくスティーヴンをシカトしたり都合よくあしらったり。ジョン、卑怯だなあ、ズルいなあ、と呆れましたが、でも理解はできるんですよねえ。悪い意味で、とても人間的というか。ジョンがもうちょっと私好みのイケメンだったら、もっと楽しめたんだけどなあ。
 
 ジョンとの悲恋が、痛みと同時に誇りと勇気をスティーヴンにもたらすラスト、とても爽やかで後味がよかったです。他人に嫌われるよりも、自分自身を忌むほうが辛い。そこから脱却し、前を向いて進もうとするスティーヴンに、エールを送りたくなりました。
 スティーヴン&ジョンよりも、女性キャラがすごく素敵でした。スティーヴンに好意を抱く同級生の女の子(ちょっとケイト・ウィンスレット似で美人)も、スティーヴンのママも、いざというとき女はこうでありたい、と思わせる優しさと強さがあって好感。スティーヴンを汚いホモ扱いする男子生徒たちを、彼女たちが蔑み返し恫喝するシーンは、とても痛快だった。そして誰よりもナイスキャラだったのは、隣家に住むクールな太っちょ娘リンダさん。スティーヴンとの親友、姉弟みたいな関係とやりとりが、愉快で微笑ましかったです。リンダさんみたいな友達、私も欲しいなあ。彼女みたいなソウルメイトいるだけで、スティーヴンって幸せ者だと思った。
 これ日本でリメイクするんだったら、スティーヴン=林遣都、ジョン=池松壮亮がいいなあ。ヘタレ美少年のケントくん&文武両道の優等生の壮ちゃまのハイスクールBL!なんて、まさにYAOI殺し!想像しただけで萌えるぜ


 
 
 
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渡る世間は未婚ばかり

2009-11-29 | 日本のドラマ(単発)
 テレビ朝日の橋田壽賀子スペシャルドラマ「結婚」を録画して観ただよ...
 同じデパートに勤める上原ちかげと加納弘太は結婚を決意し、それぞれの両親から承諾を得ようとする。だが互いに一人っ子であることがネックとなって...
 橋田スガ子&上戸彩なんて、Wで拒否反応。でも上戸以外は好きな俳優ばかり出てたので、ついつい観ちゃいました♪
 ドラマの内容は...いったいいつの時代の話だよ?!と、その時代錯誤な古臭さに唖然。いまどき一人っ子だということで、あんなに大騒ぎして結婚に反対する親がいるのかなあ?少子化問題、結婚しない若者が増えてる今の時代、よほどの問題がないかぎり、子供の結婚に親は反対なんかしないのでは。養子になんか出せない!うちを継いでもらわなきゃ!とか、旧家や名家じゃあるまいしナニサマだよ?と鼻白んだ。
 家がどうこう、一人っ子がどうこうより、このドラマの両親の子供へのベタベタしい愛情と執着が不気味だった。うちなんか超ドライでほぼ放ったらかしなので、母親が息子に、父親が娘にあんなことしたり言ったりするのか~気持ち悪いなあと思った。ちかげパパの娘への、おまえの結婚は太陽が西からのぼって東に沈むようなものだ、なんて台詞、寒イボ~!もし私が親父に言われたら、戦慄するよ。

 両家ともまあまあ金持ちで、ちかげ&弘太も超いい子たち、なのも非現実的。若いカップルが努力するより、両家の親が意気投合して仲良しになったおかげで結婚できた、みたいだったのも何だかなあ。もっと庶民的でワケアリな家&カップルにしてほしかった。わしんちの兄貴とM子の結婚のほうが、よっぽど面白いエピソード満載だよ。でもまあ、ドラマにするにはセコくてミミっちくて卑しすぎるが。
 化石みたいな古さ&ご都合主義な内容でしたが。でも、つまんない退屈なドラマではなかったです。イマドキのドラマにはない、ちょっと懐かしい性善説を貫いた昭和のテイストは、返って新鮮だったかも。
 キャストが豪華でシブかった。ほぼ主要7人しか出てこず、登場人物が限られていたせいか、みんなゲップが出るほどたっぷり個性を発揮してます。
 ちかげの父役は渡哲也。相変わらずシブいけど、団長もすっかり爺さんになったなあ。呂律が上手く回ってなかったような?心なしか顔色も悪かったし、何か心配...
 ちかげ役は上戸彩。彼女、可愛いんだけど...何だろう?女の色気とか深みとか陰翳がゼロなので、まったく魅力を感じないんだよなあ。でもヘンな可愛い子ブリっ子口調じゃないので、綾瀬ハルカとか長澤まちゃみほどキモくない。演技より、彼女の巨乳に瞠目させられた。薄着になると、すごいボイン(死語)なのが分かって吃驚。
 弘太役は、きゃ徳重聡

 ほんと長身でスタイルいいなあ。187cmだもんね。某事務所の貧相なチビどもとは、絶対共演できない(笑)。スマートだけどチャラいモデルっぽさなど皆無で、バタ臭い昭和な男風ご面相も素敵。最近人気の、ホストかヤクの密売人みたいなのや、男か女かわかんないキャマキャマしいのよりも、私は徳重くんみたいな男子のほうが好きです。それにしても。徳重くんみたいな息子、彼氏いたら最高ですねえ。M子も、ジャック・バウアーのモノマネ男じゃなくて徳重くんみたいな男前を捕まえてたら...って、話が脱線。徳重くん扮する弘太、ちょっとマザコンって設定でしたが、あの程度なら全然OK!むしろ可愛い。 
 渡鬼にも出てたらしい徳重くんだけど...石原プロは、もう彼の育成を放棄してるのかなあ。ホームドラマもいいけど、もっといろんなジャンルに挑戦させなきゃ伸びないよ。ワタシ的には、裕次郎ボスより徳重くんのほうがイケてると思うので、ブレイクが待ち望まれます。演技なんて少々ヘタでもいいので、存在感と♂フェロモン強烈な俳優に成長してほしい!
 弘太の父役は西郷輝彦。両親の中では唯一まとも?なキャラ。彼も爺さんになったなあ。髪の毛がヅラっぽくて気になった。居酒屋のシーンで歌を披露。美声!西郷さんの名曲“願い”は、私のカラオケレパートリーのひとつです♪それにしても西郷さん、俺の娘は結婚に大失敗しちゃったよな~と苦笑い?
 このドラマ、ベテラン女優たちが強烈&チャーミングでした。ぶっちゃけ、若い上戸彩より魅力的。かつて銀幕で美貌を誇り、色香をふりまいた艶美な女神たちが...
 弘太の母役、松坂慶子。どうしちゃったんでしょう。トド?マツコデラックス?すごい太りっぷり。でも、醜く太ってるって感じは全然なく、健康的なふくよかさ。太ってるおかげか、シワとか目立たず肌にハリがある。肥満、それは一種のアンチエイジング?かつての妖艶さは見る影もないけど、優しそうな母性にあふれてて、私は素敵だと思うなあ今の彼女。目指すは、きれいな京塚昌子?でも、役と演技は「篤姫」の幾島の時と同じぐらい鬱陶しかった。オーバーでテンション高すぎ!
 それはそうと。西郷輝彦と松坂慶子といえば、懐かしの「江戸を斬る」コンビじゃん。紫頭巾の松坂さん、めちゃくちゃ美しかった...
 ちかげの母役、高橋恵子。彼女も今もきれいですよねえ。優しそうだけど、女の色気がまだあって。でも、松坂慶子と一緒になってハイテンションな演技は、彼女には似合わないし痛ましかった。高橋さんならまだ、娘の恋人を誘惑する役ができるぞ!
 トリは、ちかげパパの姉役、若尾文子。未亡人になった彼女、久々に御姿を拝見。お元気そうで何よりでした。若い頃の彼女、アンニュイで可愛くてエロくて大好き。今でもおきれいです。渡団長を説教できる役なんて、彼女ぐらいの大女優じゃないとしっくりこない。ズバリ言うわよ!的ご意見キャラは、たぶん橋田スガ子先生が自身を投影させたもの?お美しい若尾アヤパンなのでありがたく聞けたけど、意地悪そうなスガ子女史に言われたらムカつくかも...
  
 ↑若尾アヤパンと徳重くんは、石井ふく子プロデュースの舞台「華々しき一族」で共演ずみ。ステージの上の徳重くんも見てみたいなあ。ちなみに徳重くんも、花の78年組ですね。ガエル・ガルシア・ベルナル、ジェームズ・フランコ、リィウ・イエ、ダニエル・ブリュール、アシュトン・カッチャー、小泉孝太郎etc.ほんとこの年生まれには、いい男が多い!
 
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こんなのタマミじゃない!

2009-11-26 | 日本映画
 来月出産を控えたM子が里帰り。今にも破裂しそうなほどに巨大化したお腹が、家族みんなを幸せにし、そして心配させます。どうか母と子、つつがなく身ふたつになりますやうに...
 妊婦さんって、やはり情緒が不安定になりやすいのでしょうか。M子もちょっと扱いにくくて。普段はアッケラカンとした女なんですが、些細なことで怒ったり泣いたり。こないだなんか...
 両親と私とM子の4人で、スーパー銭湯に行くことに。準備も整い、さあ出かけようという時にmy motherが『乞食みたいな格好じゃねえ』と笑いながらM子に。これがなぜかM子の神経を逆撫で。M子は激怒、しまいには号泣して部屋に閉じこもってしまいました。まるで王女さまに仕える侍従のように私が彼女をなだめすかし、何とか銭湯に行くことができました。あんなに取り乱してたのに、家を出るとケロっと何事もなかったように上機嫌な腹ボテ姫に苦笑。3人も子供を産んだmy motherは、私は全然あんなことなかった、M子のは単なる甘えたワガママ!と溜息をついております。
 ちなみに赤ちゃんは男の子です。もう名前も決定。男らしいシンプルな名前で安心。最近の若い親って、赤ちゃんに奇妙な名前つけがちだもんね。
 赤ちゃんが生まれるので、婆さまは施設に預けられてしまいました。乳母車と棺桶、準備されるものの違いに人生の哀歓を感じずにはいられません。
 
 「赤んぼ少女」
 楳図かずお先生の大傑作漫画が、実写映画化されました。伝説のタマミが、スクリーンに甦る!
 施設で育った15歳の葉子は、生家である南条家に引き取られる。不気味な洋館で彼女は、呪われた赤ん坊タマミに恐怖のどん底へと叩き落される!
 私、ご存知の通り楳図先生の大ファンです。先生の数ある作品中、タマミはワタシ的に、まことちゃんと並ぶ最強最恐キャラ。あまりの恐ろしさとインパクトに、今なお私は赤ちゃんを見るたび、タマミを思い出して戦慄してしまいます。怖い!けど、本棚にある漫画を、何度も読み返してしまうんですよねえ。麻薬のような恐怖?
 私を魅了してやまない悪夢のヒロイン、タマミが...何じゃこりゃー!?こ、こんなのタマミじゃないー!と、呆気にとられるやら腹ただしいやら。往年のファンにとっては、かなり冒瀆的な実写タマミですが...でもまあ、あまりにも稚拙でバカらしくて、笑えたオリジナルのタマミ物語からは大きく脱線しちゃってますが、方向性を恐怖ではなくギャグに変えているのだと思えば、何とか楽しく観ることができるかも。
 
 井戸、鉄の鎧、仏壇、硫酸、犬の目潰し、ギロチンetc.オリジナルでおなじみのアイテムや場所は、ちゃんと出てくるのですが...かなり改変してる。キャラも、ほとんど別物と化してます。脇キャラはまだ許せるけど、肝心のタマミまでキャラを改悪してるのは、残念な愚挙だと思う。映画のタマミは、ひたすら葉子を追いかけ襲いかかる、ただのモンスターになっちゃってるもん。空中を飛び回ってるタマミに涙。ギエー!ピギャー!しか言わないし。タマミの恐ろしさは、その見た目以上に、姿は赤ん坊でも中身は女、なところなのに。葉子に対する嫉妬と憎悪、劣等感から吐く毒々しい台詞こそ、タマミの真骨頂なのに。喋らないタマミなんて、タマミじゃない!忌まわしい異形ゆえに悪魔にならざるを得なかったタマミの悲しい女心こそ、多くの人々に恐怖と共感を与えたのになあ。チープなホラー化け物に成り下がってて、ほんともったいないと思いました。
 葉子役の水沢奈子が、すごく清楚で上品で可愛かったです。父親役の野口五郎、女中役の生田悦子、何だか懐かしい顔ぶれも。葉子を助ける高也役の斉藤工は、イケメンなのかそうでないのか、ビミョーな顔。タマミよりも、母親役の浅野温子の顔のほうが怖かったような
 
 ↑タマミwith 楳図先生。怖い...
 
 

 
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ゴソデカ(護送刑事)!

2009-11-23 | イタリア映画
 大晦日の紅白歌合戦、出場歌手が発表されましたね
 今年も、誰?!なぜ?!とツッコミ入れたくなる歌手が。これってもう、紅白のお約束&お楽しみなのかもしれません。
 大方の予想とおり、嵐がついに出演。非ファンでも、今年は歌にドラマにバラエティにガンガンTVに出まくった彼らが選ばれるのは、まあ納得できるのではないでしょうか。トキオが出て嵐が出ないほうが不自然だもんね。
 何歌うの?なトキオの強引な残留も苦笑ものですが、某事務所さんやってくれましたねえ。掟破りにもう一組、ねじ込んできました。あんたら誰?!と思ってるの、私だけじゃないはずこれがいわゆるマーガリン、じゃない、バーター出演ってやつ?オトナの事情ね♪スマップは今年で終わりで、司会も来年は櫻井くんに?某事務所も政権交代の時節でしょうか。
 東方神起の出演にマンセーあの問題が引っかかって落選、と危惧してたのでホっとしました。非ファンにとっては、こいつらこそ何で出られるんだよ!みたいですがそりゃ嵐には及ばないけど、少なくともトキオよりは出る資格あるでしょ!という反論は、うなずいてもらえそう?東方神起2年連続出演を祝して、またトンちゃん特集しなきゃ♪
 福山雅治は龍馬の扮装で歌うのでしょうか?ラスト!休業!と散々引っ張ってきたアヤカは、来春あたり早々シレっと復帰しそう。
 でももう紅白か~今年もあっという間だった。また無為な一年で終わりそう。残り少ない2009年、何にか良いこと起きてほしいなあ。とりあえず年末ジャンボ買います...

 「ミラノ・コネクション」
 マフィアの会計士レオフォンテは組織を裏切り、5億ユーロを隠匿して刑務所に入る。数年後、仮出獄となりマフィアから狙われるレオフォンテを、刑事のニーノが護送することになる。ニーノの恋人は、レオフォンテの娘だったが...
 イタリアン・マフィアものというより、何だか香港アクション映画、いや、石原プロの西部警察スペシャル、な内容とノリでした。つまり、かなりハチャメチャ&ちょっとチープ。真面目にやってるんだけど、展開が荒っぽく筋が粗いので苦笑を禁じえない、みたいな。
 護送されるレオフォンテを狙うマフィア、それと戦う刑事たち。無差別乱射銃撃戦など、どんだけ殺すんだよ!なシーン満載、次から次へとドンパチど派手なことが発生するのですが、もうちょっとアクションやサスペンスに創意工夫が欲しかった。まだ香港映画のほうが、ユニークなアイデアが見受けられる。この作品、大味なB級ハリウッド映画に近いかな。イタリア映画ならではの味わいとかも希薄で残念。
 ニーノと仲間たちのキャラも、魅力的な刑事たち!とまではいかない描かれ方。TVの刑事ものの第3話か4話?途中から観た連ドラみたいだった。レオフォンテも、もうちょっとダークでミステリアスな爺さんだったら面白かったはず。ただの迷惑な疫病神爺にしか思えなかった。ニーノとの葛藤もほとんどかかったし。マフィアも、ただのチンピラ軍団にしか見えなかった。すぐ騙されたり見つかったりと、頭わるいし。
 ニーノ役は、「トスカーナの休日」や「エイリアンVSプレデター」などハリウッド映画にも出演してるイタリアン男前、ラウル・ボヴァ。
  
 久々に彼を見ましたが、やっぱ美男子ですね。レイフ・ファインズを濃くして艶っぽい♂フェロモンを加えた感じ?優しそうだけど男らしくて素敵。あんな刑事さんに逮捕されてみたいものです。アクションとか頑張ってましたが、せっかくの濃い色男ぶりはセクシー系で活かしてほしいと思った。
 レオフォンテ役は、007のマティス役でも知られるイタリアの名優、ジャンカルロ・ジャンニーニ。お爺さんですが、昔はさぞや美男だったんだろうなあ、という面影は十分残ってます。国際俳優のジャンニーニおぢさん、彼が母国語のイタリア語を喋るのってほとんど聞いたことがないような気がするので、そういう意味では貴重な作品でした。
 ニーノの仲間のひとりに、なかなかのイケメンが。
 
 ↑シモーヌ・コレント。「ザ・トーチャー 拷問人」という、あんまし観る気になれないタイトルの映画にも出てます。イタリアには、かなり濃いけど美男が多いですね。
   
 ↑ラウル・ボヴァ、かつては水泳選手だったとか。いいカラダしてるもんね。セクシー画像も多い。「向かいの窓」「ナイト・オブ・ゴッド」の彼もイケてました。日本未公開作の中には、聖フランチェスコを演じた映画もあるとか。彼もミッキー・ロークみたいに、雪の中にナニを突っ込んでイっちゃうという驚愕の自涜シーンやってんのかなあ
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小公女②~⑥ セイラはそんな子じゃない!

2009-11-22 | 日本のドラマ(連続)
 「小公女セイラ」第2話から6話まで観ました...

☆attic
 セイラの屋根裏部屋って...私の部屋より広くてキレイだわルームチェンジしたいです。
☆ひで子
 理不尽な境遇にも負けず、けなげに働くセイラ。それが気に食わないコックの妻ひで子の、的を射てるイヤミ攻撃が好き。『悲劇のヒロインでございますって顔しちゃってさあ~』とか、そうそう!と思わず頷いてしまう(笑)。セイラがあんなに聖少女キャラじゃなかったら、ひで子だけでなく校長もまりあも敵愾心や嫌悪感は抱かないはず。自分の中にあるイヤな部分に気づかせるKY的な善い人って、いますよね。
☆ちょっと一杯のつもりで飲んで~いつの間にやら~♪
 姉の叱責や侮蔑に、えみ子先生の鬱憤は募るばかり。今夜も酒をかっくらい、てやんでえ~!やってられっか~!と、新橋の酔っ払いリーマンも真っ青なグデングデンぶり。コミカルなシーンのはずなんですが、何か怖いんですよねえ、斉藤由貴の酔っ払い顔が。ちょっと狂気入ってるというか。でも、毎回楽しみな“えみ子の酩酊部屋”です。
☆悲しみのまりあ
 クラス代表としてフランス語のスピーチをすることになり、ひろ子、じゃない、本名で呼んだら怒られますね(笑)、まりあ張り切る!寝る間も惜しんで練習。頑張り屋さんなまりあに好感。でも、助成金が欲しい校長は、セイラを無理やり生徒に戻してスピーチさせる。まりあ、ガーン!これは非道い!まりあ、可哀相セイラを憎悪するのも当然だよ。
 得意げにスピーチするセイラ。尊敬するフランス女性はマリーアントワネットです♪だって。理由は、プリンセスとして毅然と生きたから。ええ~?!毅然と生きるためには、贅沢ざんまい&民に塗炭の苦しみを与えてもOKってことかしら?セイラの異様な価値観が、ちょっと垣間見ることができました。
☆校長のファッション
 美貌の女校長、レースの手袋が素敵だった。
 
☆まりあパパ
 金さえ出せば特別待遇を得られることを知ったまりあは、パパに電話して学園に寄付しろ!と命令。ひろ子、じゃない、まりあを愛するパパは、娘には絶対服従。まりあの実家、ゴージャスな洋間に鎧兜とかあったりして、いかにも悪趣味な成金って感じを出してて笑えます。まりあパパ、いい味だしてるので今後もチョコチョコ出てほしいな。
☆セイラって...
 悲惨で過酷な使用人生活を頑として続け、学園に居座るセイラ。理由は...これは神様が私に与えた試練♪私が本当にプリンセスに相応しい人間かどうか試されてるの♪だって。うう~ん。けなげというより、過剰に自己陶酔したM娘だよなあ。周囲の気持ちや立場よりも、自分の信条やプライドを大事にする自己中心的さって、生きていく上では必要なものだとは思う。けど、それを無駄づかいしてるところが愚かなセイラです。
 
☆小公子カイトの苦悩
 どうしても定時制高校に通いたいカイトは、金に目がくらんでまりあのセイラいぢめに加担!罪悪感からヒステリーを起こすカイトが可愛い。「DIVE!!」とか「バッテリー」でもそうでしたが、遣都くんの怒ったり悲しんだりしてギャーギャー喚く声が、何か幼い感じがして好きです。でも、やっぱケントくん痩せすぎだよ。きれいな骸骨に見える時があるもん。
☆屈辱のトマト
 まりあの命令で、セイラにトマトをぶつける生徒たち。トマト、もったいない~
 カイト、ついに改心してセイラを庇う!えらい!けど、もうちょっと早く助けに来いよ!とは思った
☆不運のまりあ
 学芸会でジュリエット役に選ばれるまりあ。努力家の彼女は、寝食を忘れて稽古に励みますが...風邪でダウン!前のフランス語スピーチといい、運が悪い子。ここぞという時に限って!という人、いますよねえ。
☆ロミオはカイトにしてほしかった
 端役で無理やり劇に出演させられるカイト。コスチューム姿が可愛かった♪
☆カイトの故郷
 生徒と学園長姉妹は修学旅行。使用人も休日。学園に独りぼっちのセイラが不憫で、カイトは彼女を連れて里帰り。
 ド田舎のカイト家。でも、息子を高校に行かせられないほどの貧乏には見えなかったけどなあ。最近は奨学金制度とかも充実してるし、あんな労働基準法違反しまくりな劣悪環境で働かなくてもいいのでは...
 
☆負けないで♪
 カイトの服に着替えたセイラ、髪型といいZARDの故・坂井泉水っぽくて可愛かった。
☆セイラはそんな娘じゃない!
 セイラが学園から追い出されるかもしれないという事態に、イライラムシャクシャするカイト。それを面白がるコック夫婦。コック『セイラとデキちゃったのかよ?』コックの妻『イヤだね~そーいうところは大人なんだから』カイト『(ぷっつん)ふざけんな!!!』コック夫婦『すみませ~ん♪』が笑えた。
☆少年あらん
 年上の熟美女である学園長に、何か色めいた気持ちを抱いている様子のあらん先生。どうやらゲイではなさそう。回想シーン、あらん少年が超可愛かった!
★総括
 セイラが学園に居座る理由が理解できない。可愛くて語学堪能で料理も得意で礼儀作法も完璧で、おまけに女優の才能もある彼女なら、16歳とはいえ自活できそうだけどなあ。セイラもカイトも、しかるべきところに相談すればいいのに。
 学園長、まりあ、コック夫婦の意地悪やイヂメよりも、何もしないえみ子先生&あらん先生のほうが怖い。まさみも、セイラの親友なら自分の親に訴えるなりして助けてやれよ。
 公式HPの遣都くんのコメント...『僕たちの親世代の方々なら、以前放送されていたアニメの小公女セーラを知っていると思いますが、僕と同世代だと小公女という作品自体、初めて出会う人も多いんじゃないでしょうか?』ギクッ!!ケントくん、何てこと言ってんの!私はキミと同い年だよ!アニメの主題歌ばっちり歌えるけど、決してキミの親世代じゃないよ!
 
 
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傍聴マニア③~⑤ 孤独も罪ですか

2009-11-20 | 日本のドラマ(連続)
 向井理の「傍聴マニア09」第3話から5話まで観ました。

☆北くんの傍聴ファッション
 このドラマ、北くんの服装も楽しみのひとつ。今回も、黄色いTシャツの上に灰色のパーカー、こげ茶色のズボンで可愛い&おしゃれ!プー太郎なのに、服いっぱいもってるんですねえ。北くん、実は金持ちのワケありボンボンなのかな?初回にチラっとだけしか見せなかったけど、住んでる部屋もボロアパートって感じじゃなかったし。
☆タマタマ
 何で傍聴するようになったの?とミワちゃんに訊かれる北くん。ミワちゃんの美脚にフラフラっとなって、という真相はもちろん伏せて、たまたま...と答える北くん。タマタマ?ってミワちゃん、そのイントネーションは男根を意味しますけど、わざと下ネタジョーク?
☆男ふたりラブホ
 年配の紳士と入った?ミワちゃんを追って、北くんを無理やりラブホに連れ込もうとする山さん。痛いのイヤなんですぅ~!と抗う北くんが笑えた。ミワちゃんと老紳士より、山さんと北くんのほうが援助交際カップルに見えました(笑)。
☆ストーカー?
 キャバクラ嬢をストーカーした被告人。大した実害のないあの程度でも、ストーカーになっちゃうんですね。世の中ストーカーだらけだ。

↑ミワちゃんとチュウ、を妄想して興奮、炎上する北くんがアホ可愛い
☆押尾学、のりピーの裁判はsold out
 芸能人の覚せい剤裁判!タイムリーだ
 元人気ロックバンド・ポチョム菌のボーカル、エイゼンシュタイン(本名、田中五郎)。見た目はショボくれてますが、キャラはロッカーなのが笑えた。押尾学は証言台でかつての俺様ぶりを発揮することなく、執行猶予もらいましたね。
☆着信なし
 携帯に仕事以外の着信がない、とショゲる北くん。ギクッ私もだよ寂しいよねえ。都会で孤独に生きてる北くん、イケメンだし善い子なのになぜ?いつものアホ可愛いさと違う、寂しそうな横顔と後ろ姿に胸キュン
 
☆誰にも相手にされてない、あなたずっと独りぼっちですよ!
 携帯に着信ゼロなことを、エイゼンシュタイン攻撃の材料にするドSな女検事。自分のことを言われてるようにうつむく北くんが、切なくて萌え~
 
 ↑この回の青いパーカーもオシャレだった。同じのが欲しい!
☆練馬の聖徳太子
 謎めいてる山さんの過去が、ちょっとだけ明らかに。むかし神童、いまは...なパターン?過去より、現在のほうが気になる。山さん、働いてるの?
☆さみしんぼう27歳
 ミワちゃんも山さんも、別れ際があっさりしすぎてて寂しい、とボヤく北くん。携帯の件といい、北くんって寂しがり屋なんですね。北くんみたいなイケメンに、もう帰っちゃうの?な顔されたら、ぜったい帰れなくなるけどなあ私なら。
★総括
 北くんの孤独な面が何だか自分とカブってしまい、想定外にシンミリさせられました。私も傍聴いったら、友達できるかな...

 ↑NICO touches the wallというバンドが歌う主題歌のPVにも出演してるおさむっち。CDジャケットの彼、かっちょE~

 ↑↓PVでは、就活がうまくいかず悩む青年役?スーツもスマートに着こなしてるおさむっち、動物園の檻の中に入って絶唱、係員に取り押さえられて暴れる姿が、切なくて萌え~

 ↑出してー!ここから出してくれよー!助けてー!わーん私に監禁された向井理、というシチュエーションを妄想♪
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新宿ブラッディチャイナ!ひこ、天津甘栗で瀕死

2009-11-17 | 中国・台湾・香港映画
 釜山の射撃場火災、怖いですね...原因の解明が待たれます。
 思えば海外のみならず、同じような惨劇に巻き込まれる可能性がある場所って、日本にも多いですよね。怪しげな雑居ビルにある風俗店、飲み屋、ネットカフェ、消費者金融は、あまり出入りしないほうが賢明かも...
 悲惨な事件事故に巻き込まれないよう、緊張感と用心を保たねばと思いつつ...どんなに気をつけても、もはやこれは運命、悲運、な防げない事態に陥ることもありえるのが怖いです。
 釜山で亡くなられた方々のご冥福と、重態の方々のご回復を、心よりお祈りします...

 「新宿インシデント」
 恋人を探すため日本に密入国した鉄頭は、友人の阿傑を頼って新宿へ。同じ中国人不法滞在者たちと暮らし始めた鉄頭は、ヤクザの抗争に巻き込まれて...
 ジャッキー・チェンが、「香港国際警察」に続いて明るい笑顔もカンフーアクションも封印して挑んだ、日本を舞台にした黒社会もの。ジャッキー、老体にムチ打って頑張ってました。顔はもうお爺さんだよ(たまに萩本欽ちゃんに見えた)。辛酸をなめまくる姿が、痛ましくて...若い頃のようなアクションで無茶するのもだけど、年とって悲惨な目に遭う役するジャッキーも、何か見てて辛いものが。ヤクザやチンピラに襲われるシーンとか、以前のジャッキーならこんな連中コミカルに瞬殺なのに~と歯がゆくなった。やっぱ強くて明るいジャッキーがいいです。
 それにしてもジャッキー、今頃になって演技派志向なのかしらん?30代後半あたりで方向転換すべきだったよなあ。白人娼婦とエッチシーンとか(大したことないが)、今まででは考えられないジャッキの姿は、往年のファンを暗澹とさせるものがあります。
 異国の大都会東京で暮らす中国人不法滞在者の、辛い生活に負けないヴァイタリティには瞠目させられます。違法行為が、大胆不敵かつ鮮やか。ゴルフ道具!を堂々と万引きしたり、自販機やパチンコ台の細工など、こーいうことホントにやってるんだろうなあというリアリティが。鉄頭の仲間たち、頑張って生きてると感心しつつ、こんな連中は近所に住んでほしくないと正直思った。これって、差別偏見でしょうか?
 あと、中国人ってやっぱ怖い、と身震いも。悪知恵に富むこと、破壊的なこと、残忍なこと。日本人の比じゃない。日本人ってやっぱ優しい人種だよなあと思った。腕や手首を切り落としたり顔を裂いたり、中国黒社会ならではの凄惨さにウゲゲゲ~
 この映画を観たのは、言うまでもなく彦ことダニエル・ウーに会いたかったからさ♪
   
 ジャッキー寵児の彦、「香港国際警察」では素敵な悪役でしたが、今回は気が優しくて純朴な青年・阿傑役。銭湯シーンでは、バックヌードも披露。美ケツもバッチリ仲間のように違法行為ができず、ビクビクオドオドしてる小心な彦が可愛い!たどたどしい日本語もキュート。パンチパーマ?な髪型が変で笑える。天津甘栗の屋台をもちたい♪というささやかな夢を抱く阿傑、あんたなら歌舞伎町でホストでもすればガッポリ稼げるよ、とは思ったが。天津甘栗おいしいよ~いかがですか~な彦、めちゃ可愛かったあんなイケメンの屋台、毎日でも買いに行くよ。それにしても。彦ってスゴい美男だけど、ナルシーさがなくて人が善さそうなところも魅力ですよね。
 とにかく阿傑、ほんと善い子なのに...運が悪すぎ!GFの親父の手下にボコボコにされた後は、華僑に捕まって顔と手首を病床の中、腕を返してくれええ~と泣く悲惨すぎる彦の姿に涙涙
 惨憺たる目に遭い、すっかりグレちゃった阿傑は、なぜかビジュアル系に変貌!
 
 メイクの崩れ具合など「ダークナイト」のヒース・レジャーを意識したと思しき彦の狂いっぷりが、悲しくも笑えます。ヤクザと手を組んでジャッキーを困らせる彦ですが、ラストの修羅場での情けない姿など、中身はヘタレなまま。最期も悲惨すぎて、ほんと可哀相な阿傑でした
 今どきこんな抗争ありえねー!な、大時代なヤクザの仁義なき暴れっぷりも楽しいです。ヤクザの若親分役、加藤雅也が男前でした。刑事役で竹中直人、黒幕の爺役で長門裕之、組長役で故・峰岸徹も登場してます。
 
 ジャッキー、実の息子より彦のほうが可愛くて仕方ない?!
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遣都☆恋拳

2009-11-16 | 日本映画
 ちょっと今さらな話題ですが、天皇陛下即位20周年の式典...
 なぜか畏れ多くもエグザイルが歌って踊ってましたね。エグザイルも出世したものだ。主上の御前では不敬にあたるのか、ボーカルのアツシがサングラスもピアスもとってたのが印象的でした。エグザイルにとっては栄誉な一夜だったことでしょう。でも、天皇皇后両陛下は?にこやかに聞いておられましたが、誰こいつら?だったのでは。寒風にさらされてる両陛下が、何だかお気の毒で...両陛下もご一緒に♪と、エグザイルとチューチュートレイン!なことには、もちろんならなくて安心しましたが。
 それにしても。両陛下がエグザイルを見て喜ばれるとは、どうしても思えないよなあ。式典前のエグザイルの記者会見にいた、あの大物政治家と大物プロデューサーの姿に、式典の真の意図を見た気がしました。悪代官と悪商人の俗まみれな黒い企みに、陛下が利用されてしまったかのように思えたのは、私だけ?
 両陛下のご健康と皇室の弥栄をお祈りしつつ。ご即位からもう20年か~私が生まれる前のことなのに、故・小渕首相の年号発表も即位の礼も、はっきり覚えてるのはなぜかしら

 お松の第5回独り邦画男前映画祭③
 「ラブファイト」
 小公子カイトこと林遣都主演作品。
 大阪。いじめられっ子の稔は、幼い頃からケンカの強い亜紀に守られていることにウンザリしていた。そんな中、彼は元ボクサーの大木と出会う。亜紀より強くなるため、稔は大木のジムでボクシングを始める。それを知った亜紀は...
 ケントくん、可愛かったです。ヘタレ美少年、といえばもうケントくんの独壇場?ヘタレだけど、いま人気のいわゆる草食系男子とは何か違うんだよなあ。女よりキレイな顔だし体も華奢なんだけど、可愛い子ぶりっ子な媚たキャマキャマしさがないところがケントくんの魅力でしょうか。ヘナチョコな中にも、凛としたものがあるというか。
 稔のキャラは、「DIVE!!」の主人公とほぼ同じ?ヘタレだけどピュアで明るい稔を演じてるケントくん、「小公女セイラ」のカイトとかもそうですが、ちょっとオツムが弱い子?と思わせる表情が、何だか危なくて好き。取り乱してギャーギャー叫ぶケントくんの声も可愛い。でもホント、共演の女優が可哀相になるほどキレイな顔、すごい美白肌してるケントくんですが、キレイを通り越してヘンな顔、宇宙人顔、にも見えてインパクトがあるところが、わらわらいるイケメン若手男優と一線を画しているのかも。ケントくんにはぜひ、ウェンツの鬼太郎に対抗して、実写版の妖怪人間ベロを演じてほしいなあ。
 頑張ってボクシングしてるケントくんですが、めちゃくちゃ弱そうです私でも勝てそう。ボクシングしてる時より、トボトボ歩いてたり逃げ回ったりしてる学ラン姿のほうが萌えました。滋賀県出身のケントくんの関西弁も可愛いかったです。

 ストーリーじたいは、出来損ないの少女漫画、韓流映画もどきだった。亜紀のキャラなんか、ほとんど猟奇的な彼女だったし。稔と亜紀がホントは両想いだけど素直になれない、というもどかしさと切なさを、もっと丹念に描いてほしかったかも。ぜんぜん実は好き合ってるって雰囲気じゃなかったもん。稔の男のプライドと闘志が熱くなかったのも残念。それと、大木と元恋人とのエピソードも中途半端で余計に思えた。
 亜紀役は、北乃きい。初めて彼女が演技するところ見ました。可愛いけどフニャクニャしたブリっ子じゃなく、ハキハキと颯爽としてて好感。見事な回し蹴りに驚嘆。ボクシングより、柔道のほうが似合いそう。
 大木役の大沢たかおは、この映画のプロデューサーでもあるとか。若い頃は苦手でしたが、いい感じにおっさんぽくなってる最近の彼は好きかも。やっぱ、ちょっとだけコン・ユに似てますね。それにしても大沢さん...きいちゃん&桜井幸子とよりも、ケントくんを優しく見つめたり、ケントくんの肩を抱き寄せたり、ケントくんの手を握ったりするシーンのほうが、何だか幸せそうで色っぽくて...やっぱ大沢さんって...おっと、これ以上は♪
 ジムの先輩役の波岡一喜と、元ボクサーの俳優役の鳥羽潤もカッコカワイかったです。特に鳥羽潤、最近は2時間ドラマの犯人役するまでに落ちぶれちゃってるけど、今でもイケてますがな。彼は確か和歌山出身?彼の関西弁も可愛かったです。

 邦画男前映画祭、第5回はこれにて終了(早っ)♪観たい邦画がなかなか見つからなくておすすめ邦画があれば、ぜひオススメよろしくお願いします
 
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櫻井くん☆お仕置きだべ~

2009-11-13 | 日本映画
 お松の第5回独り邦画男前映画祭②
 「ヤッターマン」
 むかし懐かしタツノコプロのアニメの実写版。放送当時ちびっ子だったオリジナルのファンにとっては、観るのが楽しみ半分、不安半分な作品だったのではないでしょうか。ちなみに、わしはヤッターマンはあんまし覚えちょらん。ヤットデタマンが好きじゃったわ。
 集めたら願いが叶うというドクロストーンをめぐって、ヤッターマン1号2号とドロンボー一味がメカで戦う、というのが大筋。
 うう~ん。ぶっちゃけ、くだらなかった。いま夜にやってるリメイク版アニメのヤッターマンのほうが、こないだチラっと偶然観たけど面白かったやうな...
 三池崇史監督のヤッターマン大好き心、は熱いほど感じられるのですが、監督のオタク感性で塗りつぶしたようなテイストが、ちょっと独りよがりというか。セットに金がかけられ趣向が凝らされてる。その半分でもストーリーを練ることと役者への演技指導に費やしてたら、オタク以外でも楽しめる内容になってたかも。CGとアニメが頻繁に挿入されるのも、こういう映画では仕方がないとは思うけど、実写の意味が半減するような気もした...
 あと気になったのは、下ネタ?アダルトジョーク?が多かったこと。おっぱいのある女型の敵ロボの乳首を、小型蟻ロボが攻撃。悶絶する敵ロボ、それを見て興奮するヤッターワン。ついにはハアハアと接吻&交尾?!を始める二機のロボ...なんて、くっだらね~!けど不覚にも笑ってしまった子供にはちょっと、でも大人では楽しめない、な中途半端な卑猥ギャグが残念でした。
 ヤッターマン1号役の櫻井翔が可愛かった♪ので、ひとつおまけ。

 イモイモしい童顔と何かエロい体つきが好きアイドルらしからぬ野太い声も素敵。慶応卒の高学歴&パパはエリート官僚、という育ちの良さゆえか、某事務所のタレントには珍しく雰囲気に薄汚さや下品さがないところにも好感。
 櫻井くん、いつ見ても私好みの男子なんですが、やっぱ演技が役者には向いてないのかなあ。私は櫻井くんには演技の道を精進邁進してほしいんだけど、出演してる作品とその中での演技から察するに、ご本人は俳優業に熱心じゃなさそう。キャスターの彼も可愛いけど、それもアイドル仕事の域を出てないし。このまま、何ちゃって俳優、何ちゃってキャスターのスタンスを続けるのかなあ。この際ファンとしては、どんな方向性でも応援したい。ただ、アレモコレモやって本業が何なのか分らないタレントにはなってほしくないです。
 童顔で若々しい櫻井くんなので、少年であるヤッターマン1号役にもそんなに違和感を感じなかった。アップになっても肌はキレイ。でも、鼻の下とアゴが髭で薄っすら青いのが、さすがに27歳のオトコを感じさせてセクシイでしたそう、櫻井くんも既に27歳なんだよなあ。The Tudorsのヘンリー・カヴィルより年上かよ。ありえねー!

 他のキャストは、ちょっとビミョーだった。
 この映画最大の売りである、ドロンジョ役の深田恭子。可愛い!けど、幼女みたいなフニャフニャキャピキャピしたキャンディヴォイスは、かなり神経に障る。ボンテージ姿や入浴シーンなども、健康的すぎて全然エロくないし。やっぱドロンジョ役は、アンジェリーナ・ジョリーかキャサリン・ゼタ・ジョーンズにやってほしかったかも。
 あと、阿部サダヲが珍演。苦手な俳優ですが、ドクロベエの頭の中に閉じ込められた彼の顔は、かなり笑えた。
 エンディング曲、嵐の“Believe”すごく好きです。

 ↑櫻井くんって、可愛いんだけど...エッチ後、シャワーを浴びて寝室に戻ってベッドに女がいたら『まだいたのかよ。さっさと帰れ』なんて冷たいこと言いそうなんですよねえ。そんなとこも好き♪そういう可愛さでオブラートされた冷たさや高慢さを活かした役、櫻井くんに演じてほしいんだよなあ。すごくハマるとI believe!
櫻井くんは、来年早々ドラマで大活躍!フジテレビの阪神淡路大震災のドキュメンタリードラマ、嵐全員競演のドラマ、そしてTBSの連ドラ「特上カバチ!」に主演。役者モードが嬉しい!けど、過労気味?働かされてますねえ。櫻井くん、身体に気をつけて頑張ってね~
コメント (4)
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とほほ☆ブッキーVS瑛太

2009-11-12 | 日本映画
 お松の第5回独り邦画男前映画祭①
 「どろろ」
 手塚治虫の漫画の実写版。
 こそ泥どろろは、魔物と戦う若者・百鬼丸と出会う。生まれながらに奪われた体の48箇所を取り戻すため、魔物を倒す旅を続けている百鬼丸。彼とどろろは行動を共にしながら絆を深めてゆく。どろろの両親の仇である醍醐景光の正体を知った百鬼丸は...
 うう~ん。これって、怪奇ファンタジー?どこだよここ、な舞台設定に???日本に似た異世界?
 妖怪ものは、漫画やアニメなら面白いんだけど、実写はなあ。CG過多は、やっぱチープだし実写の意味も半減する。魔物だけでなく、お城や風景などCGだらけで、安く仕上げたなあと苦笑。そのCGも、ハリウッド映画みたいに驚異的なものなら楽しめたんだろうけど...悲しいほどショボく思えて仕方がなかった。もろ合成って感じで、百鬼丸と魔物が戦うシーンとか笑えるというか痛々しいというか。日本映画ってアニメは世界一なのに、何でこーいう系統はダメなんだろう?
 話も、残酷なシーンが中途半端にあるオコチャマ向け。ほんと、もうあかんわ、私こーいうの。以前と違って、大好きなイケメンが出てれば満足満足♪ではなくなってる。イケメンの無駄づかいはやめて~と悲しくなることのほうが多くて...
 百鬼丸役は、妻夫木聡
 
 ああ~やっぱブッキー超絶かわいい~古今東西いろんな男に萌えてるけど、ブッキーほどの上玉はそうそういないよな~と彼に会うたびに思い知ってしまう私です。ほんと、どの角度から見てもカッコカワいいこんなルックスに生まれたら、それだけで美味しい人生歩めるよなあ。
 とにかく可愛い、ちょっと男らしくなってて魅力もUPなブッキーですが、演技は相変わらず大根ニヒルで陰影ある役なはずなのに、凄んでも全然迫力がないし、シリアスな顔しても翳りがないし。めちゃくちゃ強いはずなのに、ケンカしたら私でも勝てそうな鈍さと弱々しさが。何しても何言っても超可愛い~それだけ、みたいなそこがまあ、ブッキーらしくてワタシ的には全然OKですが。沢口靖子とかと同じで、ブッキーには下手だけど頑張って演じてる一生懸命さがある。俺って私って演技巧いだろ~的な連中よりも、はるかに好感が抱けます。
 私、いつもブッキーの作品を観るたびに思う。彼の魅力を活かさないのって、ほんと罪だな~と。彼の魅力?間違いなく、可愛さの中にあるエロい魔性のフェロモンでしょ(と、私は勝手に思い込んでます)!これって、演技力のなさを補って余りあるブッキーの武器。なので、オコチャマ映画やドラマがブッキーの類まれなフェロモンをどんどん削って薄めていってる現状に、ファンとしては焦りさえ感じる。何この老けた子供?みたいになってる資生堂ウーノのCMとかのブッキーには、絶望感のようなものさえ覚えるし。でもまあ、仕方がないと諦めつつもある私。ブッキーご自身に役者として挑戦への気概があっても、それを許す土台がないんだろうなあ。ブッキーに大人の男の魅力を開花させる監督や製作者が、日本にはいないのかしらん。もったいない。
 醍醐景光の嫡男で、百鬼丸とは浅からぬ因縁で結ばれている多宝丸役は、瑛太
 
 後半になってやっと出てくる瑛太、まだブレイク前?なのが幸いして?今みたいにキャマキャマしくもナヨナヨしくもなく、同じ時代劇でも篤姫の尚ゴローちゃんと違って、クールで男らしくてカッチョEブッキーと瑛太、今となっては再現が難しい奇跡のツーショットですよね。いつか本格的に再競演してほしいけど、どろろ2的なのはヤメテー!
 
 ↑けんかはやめて~二人を止めて~♪二人ともカッコカワいいけど、ちっとも迫力のないバトル。ハ・ジウォンとチェ・ジウがキャットファイトしたほうが、よっぽど壮絶な画になるよ。とにかくブッキーも瑛太も、もののふ系なんて柄じゃねーんだよ。BLでもやってな!みたいな
 とまあ、どろろ、というより、とほほ、な映画でしたが、ブッキーと瑛太が可愛かったので、ひとつおまけ♪
 どろろ役は、ブッキーと偽装恋愛?(あくまで私の推測)してた柴崎コウ。うう~ん。やっぱ苦手じゃわ彼女。美人だけどね。ブッキーと一緒といえば、「涙そうそう」の長澤まちゃみの可愛い子ぶりっコなキーキー声も、怪電波のように私の神経を逆撫でしたけど、コウちゃんの下品なキーキー声も頭が痛くなるほどキツかった
 いちばん???だったのは、醍醐景光役の中井貴一かなあ。悪役なのに、怖さも凄味もゼロ。年とったいいとこの気取ったボンボンにしか見えないんだよなあ、どんな作品でも。すごい大物扱いなのも、ワタシ的には???脇役だとクレジット、いつもトメだし。原田芳雄より格上扱いなのが納得できんわ。百鬼丸を人造人間にする博士?役の原田芳雄、シブくて素敵でした♪
 魔物を倒すたびに体を取り戻す百鬼丸ですが。私が気になったのは、目や心臓よりも、男性にとって最も大事な部分。アソコはどーなってたんだろう

 ↑大物になる前は、ブッキーも瑛太も可愛かったよなあ。最近は、とっちゃん坊や化が激しいブッキー、いろんな意味で危なっかしい瑛太。もう萌えることよりも心配になることのほうが多い二人です。役者としては、まだ何か魅力的な可能性を埋蔵してるはずなので、早く大人の俳優に脱皮してほしいものです
 
ブッキーは、吉田修一の小説を映画化した「悪人」に主演!殺人犯に堕ちてしまう孤独な肉体労働者役にチャレンジのブッキー。私はあの主人公、所英男をイメージしながら原作を読んだのですが、ブッキーというのも意外性があるし案外イケてるかも?な期待も抱けてgood出会い系や風俗で若い性欲を満たし孤独な心を癒そうとする青年を、大胆に演じてくれるかな?頑張れブッキーこれでオコチャマ学芸会は卒業ね♪しかし、↑画像の金髪、これ明らかズラですよねえ。ブッキー、頭髪ヤバそうなので仕方ないか(笑)
コメント (6)
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