まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

水底から死のメッセージ

2012-08-31 | イギリス、アイルランド映画
 最近、my motherが怖いです…
 外では私よりリア充なmy motherですが、家では第二次更年期障害?!と心配になってしまうほど扱いにくいのです。たとえば…
 朝、化粧をしてるmy motherに、何の気なしに声をかける私。
私『このクソ暑いのに、どっか出かけるのですか?』
my mother『草むしりよね!!』
 鬼のような形相で返事を吐き捨てるmy motherに、私はビクっと絶句するだけ。さらに…
 土曜の夜、仕事から帰宅すると居間で老父母が、まったりと土曜ワイド劇場を観てた。私も座って、晩御飯を食べながら雑誌を読んでいたのですが、何の気なしにmy motherに話しかけたのがマズかった。
私『この男とこの女、どーいう関係なんですか?』
my mother『?わからん』
私『え、観てるんじゃないんですか?』
my mother『○∴×◆!※$£♯〒@▽!\%□★!!』
 何でキレるの~怒りと不機嫌の油に火を注ぎたくないので、黙って罵声を甘んじる私。
 何が彼女の神経に障ってるのでしょう。何を言っても、こっちが悪くなくても、すぐにイミフギレ、逆ギレされるので、私ストレスでハゲそうです…
 話ぜんぜん変わるんですが、最近「黒の女教師」にハマってます今夜のも笑えたわ。A倉7のキメ台詞『愚か者!』まるで毎回私に言ってるみたい。クラスの男子高校生が結構イケメン多いのも、ポイント高いドラマです。

 「赤い影」
 イギリス人の考古学者ジョンとローラ夫妻は、幼い娘が池で溺死するという悲劇に襲われる。悲しみが癒えぬまま、夫妻は教会修復の仕事のためイタリアのヴェネチアへ。ローラが霊能者だという盲目の女と出会ってから、次々と不可解なことが起きて…
 どこか不気味で沈鬱な古い教会とか、不吉で不穏な雰囲気とか、何となく「オーメン」っぽい、けど、オーメンのように恐ろしくショッキングな惨劇が起きるわけではなく、どこかファンタジックな幻想的なオカルト映画でした。怖い映画が好きな人は、あまり楽しめないかもしれません。
 内容よりも、映像やムード重視の映画です。美しくも暗く不吉な空気が漂うヴェネチアの街並み、いろんなものが沈み漂っている川の水の暗さ、廃墟と化したかのような夜の不気味な静けさetc.ニコラス・ローグ監督は、「アラビアのロレンス」など名作の撮影監督として名を馳せただけあって、独特の映像美にこだわった映画になっています。特に印象的だったのは、真っ赤なレインコートを着た幼女の溺死シーン、喪服を着たローラと霊能女が乗った船が川を進むシーン。不吉、だけど美しかったです。
 車ではなくて船が交通手段である水の都ヴェネチアは、美しく趣深い街で行ってみたいとは思うけど、住みたいとはあまり思わないなあ。いろいろ不便で、衛生上も安全上も問題ありそうだし。

 ローラ役は、「ドクトル・ジバゴ」など60年代から70年代にかけて名監督の名作のヒロインとして輝き、近年も「アウェイ・フロム・ハー 君を想う」で往年のファンを魅了した英国の大女優ジュリー・クリスティ。
 美しいけど、美女にありがちな人工的なところや気取ったナニサマ感もなく、すごく血が通ってて、ナチュラルな感じが素敵な女優です。でも、決してフツーっぽいとか気さくな感じがするってわけでもなく、ザ・女優なオーラはビンビン放ってるところは、さすが大女優です。70年代はじめの映画ですが、彼女の髪型やシックなスーツ、真っ赤なブーツはすごく小粋でした。
 ジョン役は、ジャック・バウワーのパパことドナルド・サザーランド。若い!けど、彼ってどこからどー見ても怪人なんですよねえ。霊より彼の顔のほうが怖いです。息子のキーファーは、パパに比べたらやっぱ可愛い顔してます。
 中盤、ジュリー・クリスティとドナルド・サザーランドのセックスシーンがあるのですが、なぜか長々と延々と続き、本番?と疑ってしまうほど生々しいんです。サザーランド氏はイケメンでも男前も肉体美でもないし、ジュリーさんは華奢で胸ペチャンコで、まるで男の子の裸みたいで痛々しくもあった。全然エロくないです。あのセックスシーンの意図が、私にはよく理解できませんでした。
 あと…今まで違う土地の名前と思い込んでたんですが(汗)、ヴェネチアとヴェニスって同じなんですよね?教えて偉い人!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

魔性の嫁!

2012-08-27 | イタリア映画
 夏が逝きますね…道端に転がってた蝉の死骸に、寂寞と無常を感じました。
 皆様は、素敵な夏をお過ごしになられたことでしょか?
 短かった夏休み、私はガラにもなくアチコチ出かけました。三次にドライブ。安佐動物園。江田島で海と温泉。暑かった…疲れた…外に出て10分足らずで後悔、早く帰りたいと思ってしまったところが、私らしいというか。海や動物園は、ぶっちゃけどうでもヨシ子さんだったんです。ただもう、車を運転したかっただけなのです♪
 でも。気力労力よりも、ガソリン代がもったいないので、もう必要以上に車は使うまい、と心に誓ったケチな私なのでした♪

 「沈黙の官能」
 スティーヴン・セガールの沈黙シリーズではありません。イタリアの名匠マウロ・ボロニーニ監督の文芸ドラマです。
 19世紀のローマ。貧しい金物屋の娘イレーヌは、大富豪フェルラモンティ家の次男と結婚するが、彼女の野望はそれだけにとどまることはなかった…
 美しさは罪、微笑みさえ罪…ドミニク・サンダの、近寄りがたいほど神秘的で清冽な美しさは、まさに関わる人々の運命を狂わせる魔性の香りを常にただよわせています。今はもうほとんど絶滅したといっていい“美貌の女優”ドミニク・サンダは、この作品で男たちを虜にし、全てを手中に収めようとする女を妖しく演じ、カンヌ映画祭で女優賞を獲得しました。
 
 ドミニク・サンダ扮するヒロインが、玉の輿を狙って金持ちの息子に近づき結婚にこぎつけた上、その美貌と肉体でもって夫の兄や老いた舅までをも誘惑・骨抜きにし、財産を我が物にしようとする、といった昼ドラによくありそうな内容のエロティック悪女もの。その悪女をフツーのセクシー女優が演じていたら、ホントに陳腐この上ない映画になっていたでしょう。でも、演じたのは、まるで我々と同じ人間とは思えぬ神々しい美しさに輝くドミニク・サンダ。彼女の美貌が、ストーリーを完全に凌駕しているのです。
 親しみやすさなど微塵も感じさせない、氷のような玲瓏さ。そこからほのかに匂いたつ、妖気的色香。何を考えているのかわからない謎めく微笑。そして、まさに白磁のようなすべらかな全裸...官能的だけど下品さとは程遠い、男たちを操り翻弄し破滅へと導く彼女独特の“優雅な魔性”と“高貴な美貌”は、庶民的なルックスやスタイルがチャームポイントな現在の人気女優たちが、何百回整形しようとも、どんなに頑張って演技しても、決して得られるものではありません。
 
 「暗殺の森」「悲しみの青春」「1900年」etc.フランス女優でありながら、主にイタリアの名作の中でその魅力を発揮したドミニク・サンダ。神様が与え賜うた天性の美貌も永遠ではないということを、老いの翳りが否めぬ近作の彼女に見て取れて、その残酷さ哀しさがまたドラマな女優です。
 19世紀ローマのブルジョアの生活様式やファッションの趣深さ、美しく撮られたローマの街並みも楽しめます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天国と地獄の谷間で

2012-08-22 | 北米映画 08~14
 残暑お見舞い申し上げます♪皆様いかがお過ごしでしょうか?
 私はやっと休みがとれて、遅い夏休みをいつになくアクティヴに楽しんでます。例年なら静かに引きこもりなのですが、今年は…そう、ついにmy car(黒のラパン)を購入してしまったので、アチコチ出かけてます。
 はじめは助手席に誰かいないと怖かったので、ダミアンやピーターを教官にして運転してたのですが(若い男を隣に乗せてる私、どう見ても援助交際中の不届き者)、自信がついた今は、独りで無茶してます。昨日は呉東広島道路で、気が付くと100キロ出してた…
 車って便利で楽しいですね。でも、免許とりたての若い男子や車が好きな人と違って、必要以上に車には乗りそうにない私です。しょせん移動の道具、としか思えないし。父やダミアンみたいに、すぐそこのコンビニにも車で行くようなことはしません。
 いずれは愉快なドライブよりも、老いた父母を病院や施設に運ぶことが主な役割になりそうな私の愛車です…
  
 「127時間」
 登山家のアーロンは、ユタ州の渓谷でクライミング中にアクシデントに遭い、岩に右腕を挟まれて動けなくなってしまう。絶望的な状況に陥りながらも、生還のためアーロンが最終的に選んだ壮絶な脱出方法とは…
 愛しのジェームズ・フランコ主演作を、やっと観ることができました♪この作品での熱演で、フランコくんがアカデミー主演男優賞にノミネートされたのも記憶に新しい。ついにオスカー候補にまでなる俳優に成長したのか~と、長年のフランコファンとしては感無量でしたわ。でもワタシ的には、「ミルク」あたりで既に候補になってもおかしくない、いや、されるべきだったと思うんですよね。ともあれ、彼はいい俳優になったよ、ほんと。
 んで、彼の代表作となったこの作品。「スラムドッグ$ミリオネア」でオスカーを受賞したダニー・ボイル監督の、注目と期待の新作でもありました。スラムドッグや「トレインスポッティング」同様、ボイル監督らしいミュージックビデオみたいなポップでスタイリッシュな演出が、ゴキゲンかつ斬新でした。同じような演出で飽きた!ワンパターン!なんて言う方々もいるかもしれませんが、ボイル監督にクラシカルな古典ドラマやCGだらけの大味アクションSFとか無茶すぎる挑戦してほしくないし。独特のノリで、今後も突き進んでほしいものです。
 悲惨で息苦しい内容にもかかわらず、全編どこか明るく軽快で、クスっと笑えるシーンさえ多々あるところが、この映画の驚きの魅力でしょうか。アーロンが、とにかく陽気なキャラ。そして冷静で余裕ありすぎ。あんな状況にあっても、明るさとユーモアを忘れないなんて。まあそうやって自分を奮い立たせないと!という決死の努力でもあったんだろうけど。とにかくアーロンの体力&精神力が超人的です。私だったら、死ぬ前に発狂するでしょうし。極限状態のアーロンが見る幻想?とか過去のフラッシュバックとかユニーク。そして、驚異&脅威の広大で鮮烈な大自然の美しさ、そして怖さに圧倒&戦慄させられます。それもただドキュメンタリータッチではなく、ボイル監督ならではの手法で大自然を演出してるところが素晴らしいです。私が特に素敵だなあと思ったのは、谷間に数分だけ光が射すシーン。すごく幻想的かつ美しかったです。
 でも自然って、美しいと同時に怖いですよね。大自然の中では、人間って何てちっぽけで無力な存在なのでしょう。アーロンに与えられた試練は、すべてをコントロールできると勘違いしてる傲慢で愚かな人間への罰、警告のようにも思えました。
 ほぼ独り芝居だったジェームズ・フランコが、演技力証明&チャーミングさを炸裂させてた作品でももありました。フランコくん、ほんとカッコカワイかった!

 スポーティでアクティヴなクライマーファッションもイケまくり、クニャ~っとした笑顔&声は甘い癒しと脱力感を与えてくれます。身体つきとかタレ目が何かエロいフェロモンを放出してるフランコくん、ああ~あんな恋人と山登りして愛の頂点に到達してみたいものです。絶望、そして狂気に落ちそうになるギリギリの精神状態の演技は、オスカー候補もうなずける名演でした。TV司会者と自分のやりとりを独り芝居してる時のフランコくんは、おちゃめでありながら狂気スレスレなヤバさも漂わせていて秀逸でした。スウィートな笑顔だけでなく、超マジ顔、絶望顔、痛々しい顔と、いろんな表情をアップで見せてくれるフランコくんの、まさに顔芸映画。メルティな笑顔も彼の魅力ですが、どこか翳りがあり哀しみや不幸も似合うフランコくんなので(昔の彼は、可哀想で薄幸な役が多かった)、痛みや絶望に歪んだり沈んだりする顔も素敵。好きなイケメンが苦痛に悶絶顔してるのを見るのって、嗜虐的な快感を覚えますよね♪

 この映画のハイライトである、あのシーン。どんなホラーも平気な私でさえ、正直ウゲゲゲェ~!でした。気の弱い人は観ないほうがいいかも。アーロンの不屈のサバイバル精神、生きたいという生存本能を目の当たりにすると、人間って簡単には死なない生物なんだなあと、人間の無力さと同時に強さも思い知らされます。

 あの渓谷、怖いけど楽しそうでもあったので行ってみたいです。アーロンとギャル二人がダイビングしてた地下の天然プールとか。でも…私もアーロン同様、独りで行動するのが好きなほうですが、あんな場所では絶対無理です。ていうか、ダメでしょ。アーロンはヒーローとして描かれてるのですが、冷静になって考えてみれば無謀すぎる。山や海で遭難する冒険家って、ヘタすりゃ社会にとっては大迷惑な人になりかねませんよね。自分を過信してはいけません。実際のアーロンは(そう、これってフィクションじゃなく実話ってのがビツクリなのです)あんな悲惨な目に遭ったにもかかわらず、懲りず?にアドベンチャー三昧みたいなのがスゴいです。

 「オズ はじまりの戦い」が楽しみなジェームズ・フランコさん   
  
 
 
 
 
 

 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平清盛(29)~(32) 流されて…

2012-08-21 | 日本のドラマ(連続)
 引き続き「平清盛」の第29話から32話の感想…

第29話は…
☆宮中できちゃった結婚
 滋子、出会った瞬間に後白河上皇の子を妊娠!早っ!破天荒なキャラ同士、お似合いなカップル誕生です。
★総括
 ぜんぜん面白くなかった。ユルいほのぼの内容は、ダルくなるので苦手です。義朝も正清も義平も頼朝も消えたのがイタいです。平家には、あんましタイプの男子がいないんですよねえ。
 MVPは、特になし。

第30話は…
☆たたりぢゃ~!
 崇徳上皇さま、待望の再登場!
 配流先の讃岐で静かに穏やかに暮らしている上皇さま。農民に対する優しさが素敵です。
 修羅の都を離れ、ようやく心に平安を得た上皇さまですが…ああ、どこまで呪われた運命なのでしょうか。心をこめた写経は、キモい!と後白河上皇に破られて都から突っ返され、おまけに御子の重仁親王が薄幸な孤独死。とうとう上皇さま、コワレてしまいました

 生きながら怨霊化、というより発狂し、おどろおどろしい姿でのたうちまわる上皇さま。ひ~!いきなり怪談もの、ホラードラマになってしまい唖然。ARATAが渾身の激演!優雅な貴人が一気に浅ましい魔人と化す怒涛の変貌は、驚嘆もので強烈でした。ただ、演出がオーバーすぎて、せっかくのARATAの狂いっぷりも怖さを通り越して笑えてしまったのが残念。£○※∴■♪♯〒◇&$~!!!な怪異な呪文?が笑えた。
☆歌法師は見た!
 崇徳院の呪い?で落命した基盛の弔いで、久々に西行が登場。崇徳院の生霊を見た!と、余計で不穏なことを清盛に報告する西行さんですが。悲痛なまでに自分に慕ってきてた崇徳の君を見捨てたあんたこそ、真っ先に呪い殺されるべき人じゃね?とツッコミを入れたくなったのは、私だけではないはず…
☆Sailing day 舵をとれ~♪
 平家一門の男子うちそろって(そこになぜか紛れ込んでる厚かましい西行)、平家納経を納めに厳島へ出発!冒険の航海、ワンピースの主題歌が聞こえてきそうでした。
 崇徳院の呪い?で、暴風雨に。ズブ濡れになってヨロヨロドタバタ、ギャーギャー大騒ぎする平家ボーイズ。何か楽しそうで仲間に入りたくなりました。
☆さよなら、崇徳院
 朝が来て、人間に戻った上皇さま。狂おしい怨みや憎しみ、悲しみから今度こそ解き放たれてほしいです…
★総括
 崇徳上皇さまファイナルステージ、な回でした。
 MVPは、もちろん井浦新。ARATA、グッジョブ!その高貴で優雅な雰囲気や、悲痛でありながら静かに気味悪い演技、出てくるたびに目がクギづけになりかした。このドラマ最大の収穫は、ARATAの素晴らしさを知ったことかもしれません。

第31話は…
☆伊豆の美男子
 頼朝、いや、岡田将生くん、ついに再登場!
 伊豆に流されてた頼朝、美しい青年に成長してます。少年時代の中川大志くんも良かったけど、岡田くん(以後、略して岡マくん)もキレイな男子ですね~。タイプじゃないはずなのに、最近なぜか岡マくんが気になって仕方がない私。腐レーダーをビビビと探知・感知させるモノをもってるからでしょうか。

 つるつる美白な顔が羨ましい。頼朝と恋に落ちる姫が出てくるのですが、姫より頼朝のほうがキレイで可愛い(笑)。♂くさい野郎どもに崇められ愛されて、女王さま?へと成長する頼朝の今後に期待!
☆天子に親なし 賢帝の悲劇
 ドキュンすぎる父、後白河上皇に対して冷厳な態度を貫く二条天皇。私、ナニゲに二条天皇も好きなんです。はじめはキャマいなと思ってたけど、よく考えたらキャマいのは声だけで、見た目もキャラも凛々しくて威厳があってカッコいい。
 ドキュン父をガン無視、新たな権力者である清盛にも臆さず、小賢しい諌言をしてくる重盛など一蹴。おお、これぞ一天万乗の君!しかし…英邁なる主上も、蒲柳の質という弱点が。こころざし半ばで、みかども崩御遊ばしてしまいました。さぞやご無念のことでしょう。でも、さっさと自分の御子に譲位するなど、ドキュン父への最後っ屁のような仕打ちが、さすが!ただでは死なない剛毅に拍手。

 ↑二条天皇の麗しい横顔特集
☆悪僧祭!
 夭折した二条天皇の御魂を弔う平家一門。そこへガラの悪い僧兵を従えて賑々しく現れたのは、ドキュンな後白河上皇!うわ~こんな頭のおかしいパパいたら、二条天皇じゃなくても他人になりたいよ。二条帝もホント気の毒な御方。
★総括
 ベテランよりも、若手重視の大河みたいですね。視聴率は悪いかもしれませんが、若いイケメン俳優たちが頑張って好演してるのが楽しめるドラマです。
 後白河こと松田翔太のドキュン演技、はじめは面白かったけど、もう飽きたわ。ひょっとして、最後まであんな調子なのかしらん?
 MVPは、毎回チョコっとしか出番がないながらも、そのキャマ声と威厳のある演技が印象的だった、二条天皇役の冨浦智嗣くんに。彼、池松壮亮の「陽はまた昇る」にも出てましたよね?あの声、演技じゃなくて地声だったんですね。岡田将生くんも可愛かったです。

 ↑最近気になって仕方がない岡マくん。「聖なる怪物たち」の彼も可愛かったなあ。「未来日記」も実はチョコチョコ観てた私♪
 第32話は…
☆もののけ舞姫
 祇園女御あらため乙前が清盛の前にも再登場。聖子、五十路になっても可愛い、けど、何か怪しい(妖しい、じゃないのがミソ)オーラがあって、不気味でもありますよね。それはそうと、こないだカラオケで青い珊瑚礁歌いました♪
☆少年漫画対決
 清盛VS後白河上皇。様々な思惑や感情が錯綜する緊迫の対峙、なはずなんだけど…二人が若すぎるせいか、やりとりも雰囲気もやっぱワンピースの一コマにしか見えないんですよねえ。 上皇、いつまで経ってもドキュン兄ちゃんなままだし。
☆海老名みどりって、まだ推理小説書いてるの?
 伊豆の頼朝と恋におちて彼の子を産む姫&その父親が、何かすごく残念なんですよね。姫は百姓の娘のほうが似合いそうなほど超健康的で庶民的な風貌だし、男の頼朝のほうがキレイだし。その父は、何で峰竜太なの?演技も不自然で違和感が。
★総括
 キャストのショボ化が深刻。オープニングクレジットのトメが上川隆也ですよ。上川さんは素敵な俳優ですが、大河のトメに相応しい超大物かと問われたら、正直…
 MVPは、地味ながらナニゲに目立ってる九条兼実役の相島一之。再登場が嬉しい西光こと加藤虎ノ介の、精悍な男前坊主ぶりも今後を期待させます。女優よりも可愛くてキレイな岡田将生くんが、今は唯一の花でしょうか。
 
  
 
  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平清盛(25)~(28) 男たちの散華

2012-08-20 | 日本のドラマ(連続)
 「平清盛」第25話から32話まで観ました♪

第25話は…
☆キャストがだんだんショボ化
 オープニングのクレジット、今まで2名連立だった俳優たちが、ピンに出世。彼らは決して悪くない俳優たちなのですが…地味な小物感が拭えない。今をときめく人気スターや超大物男優女優がいないのは、やっぱ寂しいですね。
☆源氏の御曹司
 源頼朝が、おおっ美少年だ!凛々しく賢そうで、少年時代の頼朝のイメージに合ってますね。中川大志くん、新GTOにも出てますね。要チェキのイケメンです。

☆いきものがかり義朝
 馬の世話をしてる義朝の、しょぼくれた姿が切ない。そんな主を、せつない表情で見つめる鎌田正清に胸キュン♪

☆BLの宴!
 宴の席で粗相をする頼朝、清盛に源氏を侮辱され涙目でガンとばし。そんな頼朝に、愛い奴じゃといわんばかりに微笑む清盛。それを見て、とろ~んと魅入られたような表情になる頼朝。あれはどー見ても、恋する少年の顔だよ~!帰宅して、パパの義朝から根掘り葉掘り清盛のことを聞き出したり、もう完全に恋する乙女化しちゃってたし。ナレーションの頼朝も、やたら清盛を賛美してますよね。この大河、ぜったい意図的に腐心をくすぐるシーンを入れてるよ。
★総括
 キャストの地味化を懸念!俳優たちはみんな好演してるんだけどね…やっぱ華やかさは必要ですよ。
 MVPは、凛とした一輪の花のようだった源頼朝こと中川大志くんかな。貫禄がありつつ可愛い顔したりする松山ケンイチくんも良かったです。

第26話は…
☆穴があったら私も入りたい…
 信西の家臣である師光、公家にしとくには惜しいほど眼光鋭く不敵な面構え、そして揺るぎない忠誠心の持ち主。もろ共に地獄へ、の覚悟で破滅へとまっしぐらな信西の逃避行に従う姿がいじましい。信西に命じられて穴を掘る師光ですが、素手であんな深い穴をあんな短時間で掘るなんて!そのパワーにも感服。
☆さよなら信西
 盛者必衰。権勢を振るった信西も、こころざし半ばで…
 信西と清盛の時空を超えた友情ごっこに萎え~
★総括
 信西主役の回でしたね。サダヲ、お疲れ様!信西が最期なで善い人すぎたのが、ちょっと物足りませんでした。
 MVPは、信西への忠実さと無念がひしひしと伝わる力演だった、師光役の加藤虎之介。彼、地味ながら毎回いい演技してるんですよね。知る人ぞ知る系な俳優が好演してるところも、このドラマのお楽しみかもしれません。

第27話は…
☆珍!怪!おはぐろ公家
 平治の乱の影の主役といっていいのは、清盛側に寝返りすべてをひっくり返す、藤原惟方と経宗コンビ。争いの火種をあっちこっちに撒き散らす厄介な疫病神ども。こいつらみたいなのがいるから、世の中は乱れるんですよね。

 ↑こいつら、ほんま笑えたわ。特に左のおっさん(経宗)
☆男の娘(おとこのこ)
 軟禁されていた二条天皇が、義朝の長男・義平に好色な目で見られるほどの完璧な女装で、虎口から脱出に成功。二条天皇がちょっとキャマっぽい色白の青年なのが、ここで巧く活かせた感じです。
 それはそうと。東国の暴れん坊こと義平、私けっこう好きなんですねよ。血の気が多い粗野なヤンキーキャラに萌えます。
☆ジャニーズVSエイベックス
 平時忠ことV6の森田剛と、平頼盛ことAAAの西島隆弘。二人のソリが合わないシーンが時々あるのが、すごく興味深い。事務所同士の代理戦争みたいで。
★総括
 清盛VS義朝、最終対決!がメインなはずなのに…惟方&経宗の珍奇コンビの強烈さに、すっかり食われてしまいました。
 MVPは、公家のズル賢さと卑小さを絶妙な顔芸で演じて場をさらった、野間口徹&有薗芳記かな。今後もジャンジャン登場してほしいです。 

第28話は…
☆さよなら義朝、正清
 追い詰められ、ついに最期の時を迎える義朝。あの世までも共に!と、正清と凄絶に刺し違えるのだった。
 ああ~まさに愛の一蓮托生!正妻や愛人よりも、正清との絆のほうが強く深く切なかった義朝でした。この二人も、かなりBL色が濃かったので退場が残念。
★総括
 義朝と正清の壮絶な心中に萌えました。
 MVPは、最期まで義朝との主従愛が切なかった正清こと趙和かな。彼、いい役者ですよね。いつか主演作が観たい。

明日は第29話から32話をUP予定♪

 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トムとジェリー

2012-08-13 | イギリス、アイルランド映画
 オリンピック、ついに終わりましたね。祭りの後の寂しさ…って、実は個人的には大して盛り上がってなかった非国民な私♪まともに見たのは柔道とレスリングぐらいでしょうか。
 メダルを獲った選手も、獲れなかった選手も、ほんとお疲れさまでした。熱い真剣勝負に、心から拍手を送りたいです。
 イマイチ私がオリンピックにハマれなかった理由は…毎度のことながら、何でアンタが?な、見たくなくても追っかけてくるようにTVをつければ現れる、おかしなタレントたちのワガモノ顔な跋扈跳梁のせいです。自己主張とアクの強すぎるタレントたちのせいで、感動も薄まってしまいました。特に大物お笑いタレントSと大物アイドルN、大物司会者Oが酷かった。Sは選手そっちのけでギャーギャーうるさいし、Nはエラそうでチャラいし、Oは存在感が邪悪。3人に共通してるイヤな点は、自分は大物、何をしてもOKという傲慢な自負が透けて見えてたところ、選手より自分を主役にしようとしてたところでしょうか。彼らの前では返って選手のほうが気を使って恐縮してて、可哀想だった。
 目立ってナンボ!なタレントは、バラエティだけで頑張ってほしいです…

 「ロックンローラ」
 外国資本の土地開発が進むロンドン。チンピラのワンツーは、仲間のマンブル、ハンサム・ボブとともに不動産ビジネスで一攫千金を目論むが、裏世界を牛耳るギャングの親玉レニーに騙されて借金を負ってしまう。一方、ロシアのマフィアであるユーリと手を組んだレニーだったが、ユーリから預かった絵を義理の息子でヤク中のロッカー、ジョニーに盗まれてしまい…
 マドンナの元旦那としても有名なガイ・リッチー監督の犯罪コメディ。リッチー監督といえば、「スナッチ」もゴキゲンなクライムコメディでしたね。どんどん複雑にヤバくなっていく事態の中、必死に右往左往し闘うイケてる男たちが、ロックなノリで楽しく描かれています。話的には「スナッチ」のほうが巧く出来てるかな、とは思ったけど、この作品も小道具とか伏線の張り方とか上手で、ほほお~そうきたか、とか、なるほどねと感心することが多かったです。ユーリの絵の行方に、ニヤリとさせられます。何でもない、意味のないと思ってた人物が、意外な形で話を動かす設定など脚本が巧みです。かなりハチャメチャな展開もあり、ありえねー!とl苦笑することも多々ありましたが、まあ裏社会の物語なんて私なんかからするとハリーポッター並みにファンタジーな世界なので。あるある~なんて共感できるほうが変なのです。
 ぜんぜんカッコつけてない、むしろ滑稽な連中なのに、すごくクールに見えた男たち。コワモテでコミカルなキャラに好感。複雑に絡み合う主要登場人物は、どれもキャラ立ちしていて個性的なのですが、やはり極悪ボスであるレニーが強烈です。ほんと悪魔のように冷血で残忍な爺いなのですが、言動がお茶目で愉快。ザリガニ拷問とか非道いけど、何かバカらしくもあって笑えます。レニーを、トム・ウィルキンソンが楽しそうに珍演してます。
 この作品が「スナッチ」よりすぐれてるのは、キャストに男前・イケメンを配してるところでしょうか。スナッチはブラピしか眼中になかったし。

 ワンツー役は、ジェラルド・バトラー。ゴツくてワイルドで、相変わらずE男デカい図体でアタフタ軽快に動き回るジェリー、可愛かったです。いちおうジェリーが主役みたいになってますが、レニーなど他の野郎どもが濃ゆいせいか、そんなに主役主役な感じではないです。
 今回は、ジェリーよりも…

 ハンサム・ボブ役のトム・ハーディが目当てさ♪
 トム・ハーディ、可愛い!「ダークナイト ライジング」ほど魁夷なガチムチマッチョではなく、まだ体格がいいレベル。見た目はイカついけど、顔はイギリス人らしいというか、優しくて薄口。ハンサムなんて言葉もはや死語に近いけど、ほんとハンサムです。チンピラなのに、元高校球児みたいな爽やかくん。そして、ルックスのみならず今回のトムは、役も…
 ハンサム・ボブ、女殺しの色男なはずなんだけど、女には全然興味がなさそう。兄貴分のワンツーといる時が、いちばん幸せそうだし。それもそのはずハンサム・ボブは、ワンツーとヤリたくてヤリたくて仕方がないという、女は女でも腐女子殺しなホモだったのだ!ガーン!思いつめた表情でワンツーに『欲しいのは…あんただ』に告るハンサム・ボブの悩ましげな様子に、胸キュンキュン!いきなりの衝撃的告白に取り乱すワンツーも笑えた。ゴツい男前二人が高校生みたいに焦ったりショゲたりしてる姿、萌えました♪可哀想で可愛いハンサム・ボブにほだされたワンツー、な、何とハンサム・ボブの想いを受け入れた!?翌朝、別人のように幸せそうでハイテンションなハンサム・ボブの笑顔が、ほんとキュートの!どっちがタチ?ウケ?二人の禁断の濡れ場は省略かよ!と不満でしたが。二人だけの夜の真実は、後であらためて判明するのですが、それって腐的には物足りないけど、すごく微笑ましいです。とにかく、ジェリーに甘えたりジャレたりするトムの、弟+ゲイキャラが可愛すぎます。ホモ弁護士への色仕掛けシーンのトムは、悪い男の危険な魅力とフェロモン放出で、カッコいいです。
 「スナッチ」もそうでしたが、ガイ・リッチー監督の作品って、女っけがほとんどない野郎映画なせいか、かなり同性愛色が濃厚ですよね。といっても、精神的なものですが。リッチー監督って、精神的には男のほうが好きなんじゃないかなあ。マドンナなんて、内面は誰よりも男らしいし。
 ジェリー、トムのイキのいいハジけたイケメンぶりに萌えつつ、レニーの片腕アーチー役のマーク・ストロングのシブさ、シャープな男前ぶりにもときめいてしまいました。真の主役は、美味しいところをもってったストロング氏だったかも。

 ↑ ゴツくてカワいい、ゴツカワなトム・ハーディ

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美男と野獣

2012-08-09 | 北米映画 08~14
 夏といえば、怪談ですね。
 私は霊感がまったくないので、幸か不幸か幽霊とか心霊から怖い目に遭った経験もないです。
 真夜中に、聞こえるはずもない女性のすすり泣きが聞こえて…なんて、怖い話にはよくあるパターンですが。私の部屋でも、聞こえるんですよ。でもそれって、幽霊の泣き声じゃないんです。ある意味、もっと怖い泣き声です。何の泣き声かというと…あ、また聞こえてきた!や、やめて…!
 続く。
 
 「ビーストリー」
 セレブで超イケメンな高校生カイルは、その傲慢さが祟って魔女に呪いの魔法をかけられ、世にも醜い姿に変えられてしまう。呪いを解くためには、期限内に真実の愛を手に入れなければならないのだった…
 「美女と野獣」をモチーフにしたファンタジー小説の映画化だとか。魔法とか呪いとかファンタジー系+乙女すぎる甘~い少女漫画な内容、私が苦手な要素のテンコモリ。砂糖の塊を口に入れてしまったかのような苦痛が、なきにしもあらずでした。
 人間、見た目じゃない!をテーマにした代表的な名作である美女と野獣を、現代のアメリカの高校生に置き換えてる映画なのですが、かなり強引で無理がありました。アメリカのハイスクールに魔女がいるのが、まず???です。あの魔女っ娘、いったい何者?!あと、カイルがヒロインを愛するようになる展開が、ありきたりというか雑というか。ぜんぜん胸にキュンキュンこないんですよねえ。寒イボなくらいスウィートにしてほしかった。韓流ドラマの激甘さって、よく考えたらすごく工夫してるしインパクトもある。

 ヒロインがカイルの隠れ家に匿われる展開も雑すぎるし(ヒロインの父ちゃんと彼に仲間を殺されたチンピラ、どうなったの?使い捨てキャラすぎる)、カイルの家政婦と家庭教師も重要なキャラなはずなのに、いてもいなくてもいいような存在感。キャラやストーリーに、もうちょっとひねりや驚きが欲しかったです。
 ヒロインが美女でもないし(濃ゆくなった宮崎あおい、みたいな顔)、キャラにも魅力がなかったのも残念。カイルの隠れ家に匿われているのも、当然みたいなデカい態度。醜くなる前のカイルよりも傲慢だと思った。あんな醜い男にも動揺もせず優しい、というのが彼女の魅力的な美徳なはずなのですが、うう~ん。だいたい、カイルがそんなに醜くなってなかったような…あれぐらいなら、ヴィジュアルバンドのライヴに行けば、フツーにいると思うし。「蛇にピアス」のARATAっぽくてイケて見えたし。草ナギとか千原ジュニアのほうが、よっぽど顔は不気味です。
 カイルが、呪われても仕方がないほどなクソガキじゃなかったような。優しくて純真な男の子じゃん?非道い最低最悪な野郎が、周囲の優しさに触れて成長、心も変身する描写が不足しすぎてて、ほんと韓流ドラマのほうが出来が良いと思いました。
 見た目なんか気にしない、やっぱ中身だよという男女は多いですが…ルックスにコンプレックスがある者からすると、やはりそれって偽善に聞こえます。心がキレイだけどブスな乙女が、素敵な王子さまに愛されてメデタシメデタシ、なんて少女漫画の世界でしかありえないのよ!だいたいさあ、心がキレイなブスVS心がキレイな美人、だったらブスに勝ち目はないでしょ?実際問題、ブスやブサメンには僻みから性格も悪い奴が多く、美人やイケメンには余裕から性格も良い人が多いですよね。醜い者には生きづらい世の中ですがブス専の美女やイケメンってのも実在するから、望みがゼロってことはないのが救いです。
 カイル役のアレックス・ペティファーのイケメンぶりが、この映画最大(唯一?)の見どころです。

 金髪碧眼、筋肉質な細マッチョと、その美貌は文句のつけどころなしなのですが、私がアレックスくん素敵だなと思うのは、上品で品行方正な王子さま的なスウィート&ロマンチックさよりも、どこかヤンキー臭のするチョイワルさ、硬派な男らしさが強いところです。「アレックス・ライダー」の彼も、まだ少年なのにガキっぽさはほとんどなかったし。かなりナルシーっぽいところは、やはり美しい男ならではの性癖でしょうか。きれいなおかげでいっぱい美味しいとこどりしてる反面、きれいなせいで結構イヤな目にも遭ってるんだろうな、とも想像させるアレックスくんです。それと彼、脱ぎっぷりはいいんだけど、ぜんぜんエロくない。イギリス人とは思えないほど健康的な感じ。退廃的なエロさに欠けているところが、ワタシ的には画竜点睛な男子です。

 ↑ 日本の人気アイドルより年下とは思えないほど大人っぽいアレックスくん。まだ可愛い男子でいてもいい年なのに。スティーヴン・ソダーバーグ監督の新作“Magic Mike”では、マシュー・マコナヒー、チャニング・テイタム、マット・ボマーら肉体自慢な男前たちとストリップバトル、オラオラ見ろよ濡れろよな男裸祭だ!


 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏☆鯉プリ♪

2012-08-05 | カープ
 8月3日のカープ阪神、マツダスタジアムで観戦しました
 いつもはワクワクしながらマツスタに向かう私なのですが… 
 暑い…
 夕方なのに、ジリジリカンカンと照りつける残虐な太陽に、私の心身は溶解崩壊寸前。人間が外をウロウロしていい日ではありませんでした。マツスタに来たことを、初めて後悔した私。ああ~こんな日はおとなしく、涼しい自宅の部屋で冷たいチューハイ飲みながらTVで観戦すればよかった…なんて。
 それはそうと。前回の試合で、顔面にデッドボールを受けた会澤。死んだように動かず、救急車で運ばれていった彼に、球場もTVの前の視聴者も凍りつきました。命に別状はないと診断されたようで、ほっと安堵しましたが。野球って、命がけのスポーツなんですね。
 最近はもっぱらパフォーマンス席で観ているのですが、いつもは周りのお客さんたちと一体になっての熱い応援が楽しいのに、その日ばかりは暑さで応援どころじゃない。プレイボール前から死に体状態な私を尻目に、ツレの後輩たちは汗ダラダラ顔真っ赤にして応援してる。ああ、やっぱ若いってスゴいわ…お客さんも、みんな暑さに負けず熱い応援モードに入ってる。地獄のような暑さにもかかわらず、スタジアムは大盛況。パフォーマンス席で、隣も前後もびっちり席が埋まってるのって、初めて。
 んで、試合は…
 阪神がアレヨアレヨと3点を獲って、トホホ。あ~ダメだこりゃ!と、すっかり諦めてたら…
 大して期待してなかった白濱や菊池が好プレーを披露し、2点獲得!おおっ!?これってイケるかも?!せめて同点まで追いついてくれっと、俄然期待感が募り応援席のテンションが高まる。

 奇跡が起きたのは8回戦。天谷、新外国人のエルドレッド、そして鯉のプリンスこと堂林翔太が期待に応え、まさかまさかの大逆転!うそ!マジかよ!やったー!!
 鮮やかな逆転で、カープが勝利!熱狂と歓声に包まれ、暑さも疲れも吹っ飛んでしまいました。あ~ほんと気持ちいい!ありがとう、カープ!

 ヒーローインタビューは、もちろんプリンスどうばやちん(と、エルドレッド)。どうばやちん、可愛らしいルックスに加え、堂々としつつ爽やかな受け応えも頼もしく、カープで、いや、今の野球界で最もキラキラしたスター選手の輝きを放ってる。まぶしい!まぶしすぎるぜ堂林!!
 
 ↑ たくさん食って、すくすくお育ちなさい…
 まだ二十歳なのに、堂々としてるところが素敵。堂々としてるけど、スカしたところや生意気なところは皆無で、初々しくフレッシュな若者らしさ、そしてアイドル顔負けな可愛さも備えているプリンスどうばやちん。早々と見た目も言動もオッサン化するのが野球選手の宿命?ですが…どうばやちんだけは、もうしばらく爽やかで可愛い王子のままでいてほしい!
 どうばやちん、彼女いるのかなあ。当然いるよなあ。いないほうが変ですよね。どうせ彼も、肉食な女子アナの餌食になるんだろうな野村監督、どうばやちんにヘンな虫がつかないよう、しっかりガードお願いします!

 ↑ ツーショットその① 今村猛&堂林翔太、同期の二人は大の仲良し。入団当時は、独特すぎるオーラを放つイマムーのほうに萌えてた私ですが、今はプリンスどうばやちんにZOKKONラブですオッサン化が著しいイマムー、いい味だしてるので今でも大好きです。
 同い年選手といえば…ちょっと古い話ですが、オールスター戦で解説席でのマエケンと斉藤佑樹のツーショットには、ハラハラドキドキさせられましたね。

 マエケン、ハンカチ王子をガン無視!きょとんとした表情の佑ちゃん、可哀想だけど可愛かった。マエケン、あんな意地悪なキャラだったっけ?同い年とはいえ、俺のほうがプロ先輩で実力は上!気安くすんな!というマエケンの意思表示だったのでしょうか。以前、やはり同い年のマーくんや坂本勇人とは、すごく和気藹々と楽しそうに対談してたマエケンだったので…たぶんマエケンは佑ちゃんのこと…おっと、これ以上は♪そういやダルビッシュも佑ちゃんには冷ややかな感じでしたが。

 ↑ ツーショッその② スーパールーキーの野村祐輔くん。彼もイケメンですよね。ほわわん&のんびりとした優しそうなところが可愛い。プロとしては先輩な堂林くん、大卒で年上の後輩野村くんには、どんな風に接してるのかな。どっちがゴハンおごったりするんだろ。

 ↑ ツーショット③ ガーン!なつかしの江夏、生存確認!うわ~爺さんになったなあ。おじいちゃんと孫な微笑ましい画像ですね。オールスター戦に堂林を出せ!と監督に猛プッシュしたらしい江夏御大。プリンス、女子のみならず爺いキラーでもあるんですね!

 ↑俺も応援してね!by タケル


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蝙蝠男ファイナル

2012-08-02 | 北米映画 08~14
 久々に映画、観に行きました。今回もピーターと一緒です。
 映画を観た後、夕食しながら…
ピーター『何か最近、彼女が欲しくなってきました♪』
私『ついこないだまで、めんどくさいとか言ってなかった?』
ピーター『まあ、めんどくさいんですけど。でもやっぱ、女の子っていいな~って♪』
私『あんたなら、その気になれば彼女なんてすぐできるでしょ。選り好みしすぎてるんじゃね?』
ピーター『そんなことないですよお。誰でもいいってわけじゃあないですけど♪』
私『じゃあ、こないだ一緒にカラオケに行った▽子ちゃんとか、どうよ?明るくて元気あって性格いいし。あんたのこと可愛いって言ってたよ』
ピーター『▽子ちゃんって誰ですかあ?』
私『…ひどい男だね、ほんと。脳みそも肺と同じぐらいイタんでる。彼女つくる前に、煙草やめたほうがいいかも。ちなみに、どんな女の子がタイプなんですか?』
ピーター『そうですねえ。ぶっちゃけ、エッチはしてもしなくてもいいんです。むしろ、ガッツいてくる女とかイヤです。甘えてくるような女も苦手。こっちの言うことややることを気にしない、僕のこと束縛しない、僕の会いたい時に会ってくれるけど僕のことは基本ほっといてくれる人、やたら僕に要求してこない人、僕を支配しようとしない人、キャピキャピしてない人がいいです。一緒にいて気が緩んじゃうような人がいいですねえ』
私『そんな都合がいい女、いるかなあ?』
ピーター『いないですかねえ』
 ドロンとした濁った目でニコニコ笑いながら、けだるそうに煙草を吹かすピーター。しばらくダラダラ喋って店を出て、私を家まで送ってくれた後、徹夜マージャンをしに友だちの家へと車を走り去らせたのでした。
 どなたかピーターにピッタリな相手、紹介してください。

 「ダークナイト ライジング」
 バットマンシリーズの最新作、最終作?を、やっとこさ観に行くことができました♪
 ジョーカーとの壮絶な闘いの果て、心身ともに深く傷つき殺人犯の汚名を着て隠遁生活を送っていたブルース・ウェイン。平和が戻ったはずのゴッサムシティは、突如現れた凶悪なテロリスト・ベインによって恐怖のどん底に。ブルースは再びバットマンとなり、悪と闘う決意をするが…
 期待通り面白かったです。クリストファー・ノーラン監督の独特な世界観や映像が、今回も冴えてました。すっかりCG慣れ、CGうんざりな私の目も、すげーと驚かせ楽しませるシーンがたくさんあって(橋がどんどん崩落していくシーンとか、セットとは信じがたいゴッサムシティでの戦闘とか)、金かけてド派手にすりゃいいみたいな凡百な映画監督の薄っぺらい大作とは違います。
 しかしながら。面白かったんですけど、細かい難点というか不満な点も多かったのも事実。まず、上映時間が長い!私、どんなに素晴らしい面白い映画でも、2時間以上は耐えられない体質なんです。ケツ痛いし排尿したいしで、後半は映画に集中できませんでした。もうちょっとコンパクトにまとめてもいい、まとめられる内容だったと思うけど…ウダウダした余計なシーンが少なくなかった気もします。
 あと、バットマンが思ってたほど活躍してなかったような?中盤、バットマンほとんど出てきませんでしたよね。誰が主役なのか分からなくなったほど。
 ダークナイトシリーズは、アメコミとはいえ子どもが観ても意味不明な難しい内容。主人公の苦悩や葛藤を描くのに比重を置きすぎ、暗くて重いのが私にも結構しんどい。スカっとパパっと勧善懲悪な楽しいアメコミのほうが、私は好きかも。
 ダークナイトシリーズの内容やキャラをちゃんと把握してないと、わけがわからなくなってしまうのも難点。今回も、え?誰?そんな人いたっけ?とか、は?どういうこと?何でそんなことに?な疑問が何度も脳内をよぎった。私はダークナイトシリーズの大ファンでもマニアでもないせいか、そんなの説明しなくても知っとけよ!みたいな、当たり前みたいに盛り込まれてる今までのネタに、ついていけなかった。「バットマン ビギンズ」なんて、どんな内容なのか忘れ果ててましたし。渡辺謙が出てた、ぐらいしか覚えてない(汗)。私のような目に遭いたくなければ、シリーズの復習を。そんなわけで、いまいち内容が理解できてない上に、ケツ痛いわシッコ出そうだわで(しつこい?)すっきりしないムズムズした感想になってしまいました。
 豪華なキャストも、この映画の魅力のひとつです。
 前作「ダークナイト」の、オスカーまで受賞した故ヒース・レジャーのジョーカーが強烈すぎたので、今回の悪役はどうかなと思ってましたが、いやいや、なかなか今回もスゴかったです。ジョーカーは、見た目も中身も最狂でしたが、今回のベインは何もかもが最凶。まさに狂犬(狂牛?)。出てきただけで、ぬおおおお~という効果音がバックから聞こえてきそうなほど。そのダイナミックなヴァイオレンスぶり、無情すぎる冷血ぶりに圧倒されます。シューシューいってるマスク声が、不気味だけど何か可愛くもあります。
 ベインを激演したのは、いまmy要チェキ男優リストのトップといっていい英国産の男前、トム・ハーディ。

 どんだけ食って鍛えたんだ?これはCGじゃないのか?と目を疑いたくなるような、まるで北斗の拳から抜け出してきたような、人間とは思えぬほどの魁夷な肉体。ゴツい、どころじゃないです。秘密兵器や特殊能力などほとんど使わないバットマンと彼との肉弾戦に、私の乙女心はキュンキュン萌えました。格闘界からスカウトがきそうなほど、迫力満点で鬼気迫るトムのマッドファイターぶりでした。マスクに隠れて素顔はほとんど見せないし、暴虐のかぎりを尽くしてる時のすわってる目つきはヤバすぎるけど、ふいにすごく優しそうな目にもなったりして、100パーセント悪になりきれない悲しみのようなものも伝わってきて、またまた胸キュンに。ラスト近くの回想シーンで一瞬だけ見せる素顔が、まるで別人!なイケメンでまた萌え~。基本は彼、可愛らしい顔してますよね。世界一キュートなゴリマッチョの称号を与えたいです。今でこそマッチョなイメージが定着してるトムですが、以前はゴリゴリしい男ではなかったとか。ガエル主演の「ドット・ジ・アイ」に出てくるマヌケなガキンチョコンビの一人が彼と最近知って、うそ?!と驚いてる私です。ドット・ジ・アイ、再観してみます。

 ↑ほんと男って変わりますよね~ 
 バットマン=ブルース・ウェイン役のクリスチャン・ベール、今やオスカー俳優だもんね。子役時代から知ってる者としては、ほんと隔世。すっかりシブくなったクリベーですが、ふとした瞬間に顔がすごく少年っぽく見えたり。素敵な男前に成長しました。
 キャットウーマン役は、アン・ハサウェイ。アン子、猫というより狸系な顔。美人だけど、ちょっと派手でケバい顔してるので、闇に生きる女にしては目立ちすぎるかも。スタイルいいけど、ボンテージ姿があんましエロくかった。ちょっと峰不二子っぽい女泥棒キャラは、暗い話を明るくしてくれるオチャメさ痛快さ。アン子はコメディ向きの女優ですよね。
 新人刑事役のジョセフ・ゴードン・レヴィットが、爽やかでカッコカワイかったです。正義感が強くて優しそうで、あんな刑事さんに捕まりたいです♪でも彼、今回も思ったけど、故ヒース・レジャーによく似てますよね。ジョーカーが黄泉がえったのかと錯覚しそうに。ヒースほど痛々しく壊れやすい繊細さはなく、飄々としなやかなところがジョセフの個性でしょうか。
 女実業家役で登場するマリオン・コティアール。さすがオスカー女優、ただ映画に花を添えるお飾り役ではなく、意外性のあるキャラだったのが良かったです。でもマリ子、顔が怖い…
 モーガン・フリーマン、マイケル・ケイン、大御所ふたりも健在。モーガン爺さんは元気そうですが、ケイン爺さんはちょっと心配…
 ほとんど準主役のようだったゲーリー・オールドマンの、おやぢ頑張る!な熟年ファイターぶりにも拍手。暴虐裁判での裁判長キリアン・マーフィーの、超いいかげんで適当すぎる死刑宣告乱発が、何か笑えた。
 トム・ハーディ、マリ子、ジョセフ、キリアン。ノーラン監督の前作「インセプション」から引き続いての出演ですね。ノーラン監督も、お気にの俳優で固める系なのでしょうか。 

 ↑ トム・ハーディ、今わしの中でグイグイとキてます♪
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする