まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

モンキー☆レボリューション

2012-02-26 | 北米映画 08~14
 昨夜も暴飲暴食を楽しんでしまいましたおかげで、いまだに頭が痛くて胸に何か塊がつかえてる感じ…
 今回は、袋町にあるハニー&ハッチという居酒屋に連れてってもらいました。料理や飲み物にハチミツを使用しているのが売りの店。店の雰囲気は若い子向けで、おやじ&おばはんだけだと、ちょっとは居心地悪いかも?
 料理も飲み物も、すごく美味しかったです!オリジナルカクテルの“キューティーハニー”(カシス、カルア、ブルーベリーetc.全種類飲んじゃった♪)やオリジナルハニーカクテルのピーチ、梅酒の湯割りなど飲みました。料理も、頼んだものは何でもハズレなしでしたが、特に特製オムレツが超美味しかった~!恥ずかしげもなく、持参したタッパに入れてお持ち帰りしちゃいました♪
 若い子たちは、酒の勢いで結構深刻な話を喧々諤々としてましたが、私はひたすら食って飲むことに専念させていただきました。ちなみに、ピーターは酒が飲めないので不参加でした。
 とうぶん禁酒します…
 
 「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」
 製薬会社でアルツハイマーの薬を研究している神経科学者ウィルは、新薬をチンパンジーに投薬する。高い知能を得たが暴れだしたため射殺されてしまったチンパンジーが産んだ赤ん坊猿を、ウィルは引き取りシーザーと名づけて育てる。すくすくと育ったシーザーは、母親から類まれな知性を受け継いでいたが… 
 猿の惑星シリーズ、ティム・バートン監督のマーク・ウォールバーグ主演版以外は、ちゃんと観たことないんですよね。いつか全作まとめて観てみようと思います。
 人間に虐げられたエテ公たちが反旗を翻し、逆襲の大暴れ!ってのが大雑把なあらすじ。話よりも、縦横無尽に飛び回り暴れまわる猿たちの、驚異的なCGが素晴らしかったです。ほんと、CG技術ってどんどん進化していってるんですね。人間の俳優は必要ない時代が来そうです。
 出てくる人間キャラの愚かさ、身勝手さ、欲の深さ、老いのみじめさ醜さなどに比べて、猿たちの凛々しさ、絆と結束の固さ麗しさはどうだ。地球を滅ぼしつつある人間に代わって、猿たちがその支配を担うことになったのも当然のようにも思えました。猿の革命に合わせて、人類滅亡のウィルスが発生したのも、神さまの采配だったのでしょうか。
 シーザーがブチこまれた霊長類保護センターが、まるで凶悪犯が収容されてるような監獄みたいで笑えた。悪魔の看守な虐待飼育員を倒し、凶暴なボス猿や思慮深い猿、最強キングコングなどを束ねてプリズンブレイクを成功させるシーザーは、猿ではなくほとんど人間のヒーローみたいでした。
 この映画を観たのは、もちろんエテ公の活躍を見るためでなく、ウィル役のジェームズ・フランコに逢うためさ♪


 悩ましげな憂愁顔と、クチャっとした笑顔が相変わらず素敵なフランコくんです。さすがに若々しさは薄らいできてて、年相応な貫禄も体つきにあらわれ始めてますけど、男として成熟中の魅力も出てきてます。赤ちゃん猿を戸惑いつつも、優しく大事にあやしてるイクメンぶりも可愛かったです。いいパパになりそうなフランコくんです。
 それにしても。すべての元凶であるウィル博士、かなりのマッドサイエンティストですよねえ。自分の父ちゃんに新薬を投薬なんて、恐ろしすぎる人体実験。危ない新薬を自分の家の冷蔵庫に無造作に入れてたり、無防備すぎるところもオイオイ~だったし。
 ジェームズ・フランコとエテ公といえば、やっぱ「ジェームズ・フランコVSエイプ」ですよ!こっちのほうがヤバくて笑えて面白いです。

 ↑男前はうんこしてる姿も絵になるんです
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ピン子が隣に棲んでたら…

2012-02-24 | 日本のドラマ(単発)
 スカパーでやってた土曜ワイド劇場の再放送「森村誠一の侵略夫人 “醤油貸して、金貸して! 隣りの団地妻を覗いたら…”」を観ました♪
 団地で暮らす初枝は、夫の留守中にセールスマンの香川に犯されしまう。香川は客の肉体を奪い、弱みにつけこんで商品を買わせる常習犯だった。翌日、香川が死体で発見される。初枝は、団地の嫌われ者である隣人の都美子が、紹介料目当てで勝手に初枝の名前を訪問先カードに記入して香川に渡していたことを知り…
 かつての土ワイは、こんな鑑賞意欲をソソる珍・名サブタイルトルを冠した、ドロドロした人間関係を抉った濃ゆくてエロくてクオリティの高い内容の作品が多かった。今の2時間サスペンスは、安易なシリーズものばかりでつまんないです。
 80年代の2時間ドラマ独特の雰囲気が好きです。物騒で怪しい物語は、やはりフィルム撮影でないとね。ドラマ用に作ったものではない、本当に当時の人々の服装とか髪形、街や室内にあるもの(赤電話とかサラ金の看板とか)が、いま見ると珍妙、でも懐かしい。
 セールスマンに犯される団地妻って設定は、ほとんどAVですが。女のイヤらしさや悲しさ、愚かさを巧みに描いているところが、AVとは違います。勝手にジリジリと追いつめられていく女、無意識にジワジワと追いつめていく女のやりとり&暴走がスリリングです。
 このドラマの面白いところは、初枝の激しすぎる思い込みと、それを助長する都美子の無神経さが絶妙に絡んでるところ。初枝だけでなく、視聴者も都美子が初枝を脅迫しているようにしか見えない思えない。都美子は初枝を脅迫してるのか、それとも単に無神経でお節介なだけなのか。そこが殺人事件よりも不可解な謎となってます。犯人の正体も、意外と驚かされます。
 都美子のタチの悪さって、本人は初枝に対して何もかも善意と好意でやってるところ。自分が初枝を追いつめてるなんて夢にも思わず、逆に初枝を助けてると信じてて、ますます初枝を窮地に追いやってしまう鈍感さと独善は、どんな悪意よりも怖い。亭主を愛していて尽くしてるところが事態を悪い方向に向かわせてしまうなど、ほんと因業な女な都美子です。
 このドラマ、何つっても都美子役の泉ピン子が最高です。ワタシ的には、渡鬼よりもこっちのほうがピン子の最高傑作。まさにピン子のために作られたキャラ。森村誠一はピン子を想定して執筆したとしか思えない。それほどドンピシャすぎるハマり役です。
 こんな隣人、最悪~!な都美子を、水を得た魚のように、地のように演じてるピン子。図々しくて詮索好きでガメツくて、他人の生活や心ににズカズカ“侵略”してくるピン子、ほんとにムカつくし怖い!けど、どこか笑える。イヤな女をバイタリティあふれた笑える女に見せてしまうなんて、まさにピン子の真骨頂。ピン子にしかできない芸当です。それと、まだ30代のピン子は、ブサイクだけど愛嬌があってなかなかチャーミングです。
 ピン子のせいでレイプされるわ殺人事件の容疑者になるわノイローゼになるわ、さんざんな目に遭う可哀想な美しい団地妻役を、懐かしの結城しのぶが好演。かつての2時間ドラマのワケアリ美女といえば、結城しのぶ。追いつめられる風情も、悩ましく美しい。レイプシーンもエロいです。結城さん、最近お見かけしませんが、ご壮健なのでしょうか。
 レイプ魔セールスマン役、牧伸二の脂ぎった卑劣漢ぶりも笑えます。初枝の夫役の伊藤孝雄が男前でした。
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夢中兄弟

2012-02-19 | イギリス、アイルランド映画
 職場の後輩♂と最近、仕事帰りにユメタウンのタ○ーズでお茶、その後駅前のジョ○フルで晩飯することが多いです。
 まだ二十代前半の後輩くんは、女も羨む色白美肌。顔も綾瀬はるかに似てて超可愛い(夕方には髭ボーボー、体はゴツついが)。ほんわかした優しい、けど変態で軽く腹黒いところもある彼とは、何だか妙に気が合い(偶然にも同じ高校出身、お互い映画が好き、そして性格が一脈相通じるところがあるから)すっかり仲良しになってしまっています。
 若いくせに驚愕&絶句するような経験を豊富にしてて、可愛い見た目とギャップがありすぎるヨゴレ男な彼は、一緒にいて本当に楽しいです。今まで知らなかったタイプの人間。今夜も、中学生の時に柔道部の先輩から性的いたずらを受けていたとか、友だちの家で酔って寝てたら、気づくとその友だちにフェ○されてたとか、昨夜大学生の弟さんをボッコボコに殴って車から蹴り落としたなど、ニコニコあっけらかんと話す彼に、ドン引きしつつ爆笑の嵐でした。
 松が援助交際してる!という社内の噂を、笑って否定しない私です。晩飯は割り勘ですが、お茶は私がおごってるので。めんどい関係にならないよう気をつけて、気軽で安い援助交際を続けられたらと思います♪
 って、わしって懲りない奴…
 
 「ウディ・アレンの夢と犯罪」
 ロンドンでレストラン経営をする兄イアンと、車の整備工場で働く弟テリーは、共同で小型クルーザーを購入する。イアンは投資のための資金、テリーはギャンブルで抱えた借金返済と、共に金が必要な兄弟は、金持ちの伯父に殺人計画を持ちかけられて…
 「マッチポイント」を皮切りに、ホームグランドであるニューヨーク離れ、イギリスで映画を撮り始めたウディ・アレンが、ユアン・マクレガーとコリン・ファレルを起用して作った悲喜劇。
 ケチくさい現実から逃れ、どっぷりハマった甘い夢を持続させるために道を踏み外し、いつしか地獄に堕ちて破滅するバカ兄弟の姿を、サスペンスフルかつ滑稽に描いています。深刻で恐ろしい事態に陥る兄弟ですが、その自業自得ぶり、切羽詰まった必死な様子が、何だかそこはかとなく笑えるのです。シリアスな衣を被ったコメディ。浅はかな欲望や身勝手な愛など人間愚を、軽妙に嘲笑するウディ先生のシニカルな目線は、今でも衰えを知らぬようです。
 イアンとテリーがほんま、笑えるほど浅はかなんです。二人の夢と犯罪が、あくまで小市民的でチャチ。週刊文春の黒の報告書のネタになりそうなレベル。兄弟のジタバタ&アタフタする姿は、笑えるからこそ悲しくて怖くもあったのですが。こいつらのこと、私は嗤えるだろうか?いざ同じ立場に立ったら?彼らと同じ轍は踏まない!と、自信をもって断言はできないかも、と。ささやかな夢、くだらない虚栄心、バレなきゃいいだろなモラル喪失。小市民だからこそ陥りやすい人生の陥穽って、実際そこかしこにあるから…
 性格も見た目も対照的な兄弟を、ユアン・マクレガーとコリン・ファレルが好演。

 賢くて野心的な兄イアンを演じてるユアン、可愛いおっさんになったって感じです。恋と金のために鬼畜化、だけど悪党にはなりきれない、捨てきれない優しさを切なく醸し出していたユアンの演技です。恋に浮かれて軽くヤンデレ状態なユアンも、スウィート&キュートでした。ユアンが乗ってた車がレトロでおしゃれだった。
 ちょっとバカだけど人がいい弟テリーを演じてるコリン、ますますゴツくモサくなってます。見た目や言動は粗野だけど、ほんとは人一倍繊細で傷つきやすい若者、というのはコリンの十八番な役。弱い性格ゆえにギャンブルや酒、クスリに溺れ、犯した罪への罪悪感と恐怖でノイローゼ、勝手にどんどんコワレていくテリーは、イアン同様観る者もイライラさせつつ、守ってあげたくなる微笑ましさも抱かせる。まるで病気になった大型犬みたいなコリンが可愛いです。
 それにしてもユアンとコリン、似てなさすぎる兄弟。仲良くしてる姿や、イアンがテリーを慰めたり励ましたり、テリーがイアンに甘える姿などは、兄弟に見えないこともあり、何だか同性愛カップルみたいで萌えました。
 

 仲良しだった兄弟が…一緒に地獄に堕ちて!てめーだけ堕ちろ!な関係に。両親が最後まで何も気づかなかったのは僥倖か、はた最悪な不幸だったのか。兄弟愛の象徴のようだったクルーザーが、あんな悲劇の舞台と化したのも皮肉すぎる、けど巧い設定でした。
 

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ハングリー③~⑥ ボナペティ!ボーギャルソン

2012-02-15 | 日本のドラマ(連続)
 向井理の「ハングリー!」第3話から6話まで観ただよ…

☆非常識の域を越えてる
 英介をはじめ、従業員はみんな接客がメチャクチャ。片桐はいりは大量のグラスを客の前で豪快に落とすし、ケミストリーの川畑は客にメニューをオラ!と脅すように押し付ける始末。接客が苦手とかいうレベルじゃない。笑うシーンなんだろうけど、笑えない。この人たち、アタマ大丈夫なのかな、と。川畑の役は、ひょっとしたらオツムがアレな設定なのかな。
☆イケメンおかゆ
 風邪を引いて寝ている千絵、目が覚めたらおかゆを作った英介が…あ~んして♪by 向井理、というおばさんの乙女な妄想が産んだシーンに寒イボ+ちょっと萌え。そりゃ向井理にあ~んしてされたら、腐ったもんでも食べますよ!
☆経営者はつらい
 従業員に給料が支払えない英介は、仕方なく夜中に土木作業のバイトし金の工面を。しかし、初任給がたったこれだけかよ!話が違う!と不満爆発、英介を責める従業員たち。うう~ん。給料を正々堂々と貰えるほど、あんたら働いてないじゃん?と私は思ったが。バイト以下だもん。仕事というより、毎日が高校のクラブ活動、文化祭レベル。料理の手ほどきをしてる英介こそ、彼らから職業訓練代取ってもいいくらいです。
☆2時間ドラマなゲスト
 片平なぎさ、かたせ梨乃、伊藤かずえ、佐々木すみ江。ゲスト女優がシブいというか、何だか料理より死体と相性が合いそうな血の臭いのする事件な女たち。今後は秋本奈緒美や中山忍、高橋かおりなど出てきてほしいです。
☆脳内が虫歯だらけなのでは
 英介に恋する千絵は、頭の中がスウィーツ状態。バレンタインデーどうしよう♪とか、いつも幸せにノーテンキです。いまどきの女子大生が、あんなフワフワチャラチャラのんきにしてていいのかなあ。就活とかで苦闘してる女子大生からしたら、殺意ものなノーテンキさでしょう。

☆肥満児
 元マネージャーに子守を押し付けられる英介。豪快にカロリーを貪るデブガキンチョが可愛かった。
☆食育
 偏食が激しいデブガキに、大根の葉っぱで作った料理を食わせる英介。あれ、美味しそうだったので作ってみよっかな。
☆イケメン料理教室
 バレンタインデーの催しとして、レストランで子ども料理教室を開く英介。イケメンぞろいなスタッフに、子どもよりも付き添いのママ連中のほうが喜びそうな料理教室でした。
☆最後のキスは煙草のflavorがした…
 英介が吸ってる煙草はセブンスター?!セブンスターなんか大っきらいだ!きらいだ!きらいだ!大きらいだー!!って、今日も思わず買ってしまいそうになりました。あげる相手はもういないのに(涙)。
☆イケメンなでなで
 千絵の頭をなでなでする英介。これもおばさんの乙女な妄想の産物。向井理になら、頭なでなでじゃなくて頭ドツかれてもいいよ。
☆おしゃれシェフ
 英介が着てる服が、カジュアルだけどいつもおしゃれ。星マークのTシャツとか可愛くて、同じのが欲しいと思った。「傍聴マニア」もだったけど、ファッションも素敵なおさむっちです。
★総括
 うう~ん。ちょっと観続けるのかしんどくなってきたわ。子どもじみた登場人物の誰にも共感が抱けない。みんな社会不適合者というか人格障害者みたいで、言動が笑えないのです。
 向井理はホントかっこいいけどね♪でも、このドラマの彼は、ファンがホントに見たい!な彼ではないんだよなあ。かっこいいだけじゃ物足りない、さらなる高みを目指してほしいという欲張りで真摯なファン心理でしょうか。
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危険運転の男たち Forever

2012-02-08 | 北米映画 08~14
 賢く生きるのは簡単。なるべく何も言わず、なるべく何もしなければいい。
 と、君が言った… 
 確かに私、余計な発言と無駄な動きが多いせいで、ロクな目に遭わない。優しい沈黙と余裕ある静観ができるようになりたいです。

 「ワイルド・スピード MEGA MAX」
 大好きなワイスピシリーズ最新作、観ただべさ♪
 強盗団の首領ドミニクと、彼を脱獄させたFBI捜査官ブライアンは、お尋ね者としてブラジルのリオに潜伏。逃亡生活から抜け出すために、彼らは仲間を集めてマフィアから1億ドルを強奪する大作戦を遂行しようとするが…
 DVDになるの、早っ!ついこないだ劇場公開されたばかりだったような…一度もワイスピシリーズを大きなスクリーンで観たことがない私。だってすぐに公開終了になるし、すぐにDVDになるもんね。で、待望のシリーズ最新作は…

 うう~ん、相変わらずドミニクもブライアンも無茶やってますなあ。ありえねぇ~!がまさにmaxで、ここまでハチャメチャだと、もう細かいツッコミを入れるのは無意味だし無粋。どんどん滅茶苦茶さが進化すればいいと思うし願う。ゴキゲンなノリノリ音楽をバックに、イカした高級車が爆走し宙を飛び豪快に木っ端微塵になり、ギャルが意味もなくセクシーな水着で腰をフリフリ、無理やりカーレースシーンが挿入され、極悪党どもは退治されて、ドミニク&ブライアンはドヤ顔ヒーローとしてトゥービーコンティニュード。シリーズすべてにお約束や予定調和を乱すものがないので、水戸黄門を観てるようなマンネリ感が心地よいと同時に、観終わった瞬間に内容も忘れてしまう。このパート5には、今までのサブキャラも出てくるのですが、え?誰だっけ?こんな人、出てたっけ?ドミニク&ブライアン以外は覚えてない!だったのは、私だけではないはず。
 毎度手を変え品を変えなド派手なハチャメチャシーン満載なのですが、回を重ねるごとにネタぎれなのか、だんだん雑になってるのも事実。でも、冒頭の列車から高級車強奪シーンや、ラストの巨大金庫強奪シーンは、かなりぶっ飛んでて笑えます。リオの街を破壊して回る金庫!ドミニク&ブライアンは悪人以外は絶対に殺さない主義なのですが、あの金庫は確実に一般人や追跡警官を大量に殺してますよ。
 
 今回のドミニク&ブライアンは…ん?!親友盟友になったはずなのに、何だかブライアンがドミニクの子分みたいに見えた。明らかに対等じゃなかった。まあ、ブライアンはドミニクの妹を恋人にしてるので、弟分みたいなものになってしまったのでしょう。
 兄貴と弟みたいな関係になったせいか、今までW主演だったはずのヴィン・ディーゼル&ポール・ウォーカーも、ヴィンちゃん主演ポール助演っぽくなってたよ。ポールのファンの私としては、いささか物足りなさも否めなかった。ヴィンちゃんは今まで以上に漢(おとこ)気ムンムン、マッチョ野郎っぽさ全開で大暴れし、おいしいところどりしてました。コワモテ坊主ですが、笑顔とツブラな目が可愛いヴィンちゃんです。

 ポール!主役を完全にヴィンちゃんに渡してしまってていいのか!と、ファンは大きなお世話な心配をしてしまいますが…ポールご自身は、そんなこと気にかけてなさげ。ポールって何か、役者として全然ガツガツしてませんよねえ。大スターとか名優になる野望など、微塵も胸中になさそうだもん。サーフィン三昧できるギャラさえ貰えればOK!みたいな。演技も、ますますやっつけ仕事っぽくなってるし。すべてを捨てて逃亡者になってしまった悲壮感とかギラギラ感など、ポールからはまったく感じられませんでした。ニコニコ笑ってる場合じゃねえだろ!でも可愛いからいいや♪なシーンが多かった。パート1やパート2での、爽やかセクシーだったポールが懐かしくなるほど、もう黄金の肉体美も封印してしまってるのも残念。
 ワイスピシリーズは、まだまだ続くのかな?正直、楽しみより不安のほうが大きくなってます。
 
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平清盛②~⑤ 宮中の美魔女!

2012-02-05 | 日本のドラマ(連続)
 大河ドラマ「平清盛」第2話から5話まで観ただよ。

第2話は…
☆継母はつらいよ
 出生の秘密に悩む清盛は、反抗期の真っ最中。グレてしまった義理の息子に、継母の宗子は心を痛めてます。第1話で一度だけ、生さぬ仲の清盛にそのことを思い知らせてしまったことが、宗子ママの拭えぬ後悔になっています。清盛に気を使いまくる彼女の心情や立場が痛々しい。あの時みたいに俺を殴んないのかよ?と、過去のことを蒸し返して宗子ママを悲しませる清盛、オコチャマすぎる。って、まだコドモだったっけ。
☆懊悩の閨
 白河法皇と璋子から受けた恥辱に、今も苦しめられている鳥羽上皇。璋子への憎悪や愛執が、夜の夫婦生活を濃密にさせるみたいです(笑)。上皇さまのドロドロした感情など、どこ吹く風でおっとりしてる璋子って、魔性?それとも白痴?どっちにしても怖い女…
☆苦手系俳優
 藤原通憲役で、阿部サダヲが登場。まだ小汚い貧乏公家ですが、彼がどんな風に後の権力者・信西へと変貌するのか楽しみですね。サダヲは個性的だし演技も巧いんだろうけど…平家と親密な公家・藤原家成役の佐藤二朗とかもですが、俺って演技うまいだろ?と主張してるような演技をする俳優は、ちょっと苦手なんです。
☆千秋先輩も老けたね…
 清盛のライバルとなる源義朝が登場。玉木宏、何か顔がシワクチャ?!まだ少年の役なので、なんともはや。
★総括
 少年漫画みたいな平家パートよりも、ドロドロ昼ドラみたいな朝廷パートのほうが好き。不埒で退廃的だけど、あくまで雅やかに美しく描いているところに魅了されます。
 MVPは、ウルウル涙目で青筋たててヒステリーな顔が(メイクも)怖い鳥羽上皇さまこと三上博史!宗子ママこと和久井映見の、けなげで悲しそうな風情も良かったです。

 第3話は…
☆目指すはやっぱ海賊王なのか
 プチ家出中の清盛は、西国で海賊退治ごっこ。ルフィ同様、愉快な仲間もいて楽しそうです。
☆継母はつらいよ2
 叔父の忠正から糾弾される清盛を、必死に庇う宗子ママ。彼女の優しい気遣いを、幼き日のあの出来事を根にもってる清盛は、自分の息子に優しくしてればいいじゃん!と拒絶。ほんとはママのこと好きなんだけど…という清盛の屈折は、ふとした表情とかによく出ていて、二人の複雑な関係も今後ドラマを面白くできる素材となってます。
☆毒の花!
 璋子『どうして上皇さまは、みかど(崇徳天皇)に冷たくするのかしら♪』
 鳥羽上皇『おまえがジジイ(白河法皇)とヤってできたガキだからだよ!!』
 璋子『なら、みかどはあなたの叔父さんってことになるから、叔父子ってことで可愛がって♪(テヘ♪とローラ風)』
 鳥羽上皇『(ドン引き&激怒)ふざけんなー!!』
 璋子みたいな女、ほんと怖いですよねえ。まったく悪気もなく人を傷つける。悪いことをしてる、言ってるという自覚ゼロだから、罪悪感なんか抱きようがない。鳥羽院の悲憤も理解できず、きょとんとしてる顔が怖い。計算高い女や悪意のある女と違い、璋子のような超絶天然女とは戦えない。何やっても通じないので、虚しく絶望的になるだけでしょう。二人のそば近くに侍り、ストレスで胃潰瘍になりそうな堀河局に同情!

☆ツンデレ?
 オコチャマすぎる清盛に冷たく、でも奮起するように叱咤激励する源義朝、いい奴!あんな友だち欲しいです。
★総括 
 みんなキャラが立ってるし、演じる俳優陣も好演していて、すごく面白い回でした。でも視聴率が悪いんですよね。
 MVPは、はんなりと爆弾発言がお約束?になってる璋子こと壇れいかな。このドラマのおかげで壇れいが好きになりそうです。松山ケンイチくんも、打ちひしがれた時のあどけない顔が秀逸だった。男気あふれる玉木宏も良かった。どんどんコワレていく三上博史、良妻賢母な和久井映見も毎回印象的です。
 第4話は…
☆花の武士団
 院の御所を警護する北面の武士は、若者にとっては花形のエリート集団。そこへ入った清盛ですが、意外とチャラい連中ばかりで不満。ナルシーな色男、佐藤義清(後の西行)も同僚の一人です。藤木直人、今でもイケメンですが、やっぱ老けたなあ。そーいやフジッキーを初めて知ったのは、もっくん主演の大河ドラマ「徳川慶喜」だったっけ。あの時のフジッキーは、ほんと眉目秀麗で素敵でした…
 佐藤義清も、どうやら璋子に惹かれている様子。やめときなよ~
☆彼も働き者ですよね~
 清盛の幼馴染、鱸丸。風貌はほとんど浮浪者ですが、物腰や言葉遣いは誰よりも立派な武士。ほんとに漁師かよ。上川隆也も好きな俳優です。
★総括 
 キャストは、今をときめく人は出てない代わりに、個性的で演技もしっかりした俳優たちが端々に散りばめられていて、安心して観ていられます。
 MVPは、特にナシ。でもみんな安定した好演。

 ↑ナルシーなドヤ顔が素敵で笑えるフジッキーas佐藤義清
 第5話は…
☆若武者トリオ
 清盛、義朝、佐藤義清が友情コント。この中では、飛びぬけてケンイチくんが若く見えます。同世代には見えないなあ。美しいものが好き、なんて義清のアーティストちっくな発言が笑えた。
☆たまこ爆弾炸裂!
 璋子さま、またまた優しげに何の気なしに、恐ろしい発言をカマして鳥羽院を完膚なきまでに叩きのめしました。あまりとえいばあまりな仕打ちに、とうとうブッコワレてしまった鳥羽院は、ついにもののけ宣言!
☆白鳥麗子も妖怪化
 崇徳天皇(ARATA、いや、井浦新ついに登場!でもまだ台詞なし)のもとへ入内するはずだった得子ですが、狂った鳥羽院にレイプされて…
 可哀想な鳥羽院を優しく慰め、もののけ璋子をやっつける決意をする得子。松雪泰子も十分もののけっぽくて怖い、けど楽しみな存在です。
★総括
 崇徳天皇と得子登場で、ますます魑魅魍魎なドロ沼化する朝廷の愛憎劇に期待させられます。
 MVPは、もの狂いMAXで大活躍だった三上博史。壇れいも相変わらず怖い。
 


 
 
 
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この愛だけは♂×♂嘘じゃない

2012-02-03 | 北米映画 08~14
 最近、ほんと脳みそがイタんでます…
 人様の言ってることが、うまく脳に伝達しないというか、ヘンな形に脳内で変換されてしまうのです。たとえば、Aしてくださいと言われたら、ハイわかりましたBですね♪ということになってしまうのです。仕事にも私生活にも支障が出はじめているから、ほんと悩んでます。薬用養命酒、いや、そろそろ皇潤のんだほうがいいのでしょうか?いや、病院で診てもらうべき?

 「フィリップ、君を愛してる!」
 交通事故を機にゲイとして堂々と生き始めたスティーブは、詐欺罪で収容された刑務所でフィリップと出会い、恋に落ちる。スティーブはフィリップとの愛の生活のため、なりすまし詐欺となって社会的地位を得て大金を稼ぐようになるが…
 これ、実話と聞いて吃驚。スティーブの頭脳だけでなく体を張った命がけな詐欺にも仰天させられますが、弁護士になりすまして勝訴したり、経歴詐称して大企業の重役になったり、それがサラリと通用してしまうアメリカ社会の大雑把さ、ユルさに唖然となります。アメリカ人って、ほんと大らかでアホなんだなあと好感さえ抱いてしまう。
 ゲイが奇矯で忌まわしい変態恋愛とは全然見なされておらず、自分たちに害が及ばないかぎり、どーでもいいやな無関心っぽいアメリカ人の寛容さにも感心しました。スティーブの元奥さんとか、あっけらかんとしすぎ。
 スティーブとフィリップの熱くて甘いラブラブぶりは、コメディとして大いに笑えるだけでなく(刑務所での、二人のため世界はあるの~♪な恋愛天国っぷりとか)、フツーの男女以上に一途で真剣なラブストーリーとして感動もします。特にスティーブのフィリップへの献身と決死の想いは、ここまで誰かを愛してしまったら怖い、誰かに愛されたら幸せ、そういう相手に出会うことなく一生を終えてしまうだろう自分の人生は、平穏だけど不幸なのかもしれないと憂い気持ちに襲われてしまいました。

 スティーブの天才的な詐欺ぶりに感嘆。頭の良さがもちろん最重要ですが、演技力と度胸、そして不屈さも備えてないと、詐欺はできません。それにしてもスティーブ、あれだけの明晰な頭脳と大胆不敵さ、いい方向に活かせばよかったのに。まあスティーブ本人も自嘲してたけど、嘘つきは一種の病気だったんでしょう。
 スティーブ役のジム・キャリー、やっぱスゴい俳優ですよねえ。笑いに何だか痛ましさや悲壮感まで漂ってて、ちょっと怖かった。おバカやってるけど超頭がいいことが明々白々なジム・キャリー、年下男にメロメロな姿が素敵にヤバい演技でした。クドさがいつも以上なので、ジム・キャリーが好きでないとしんどい映画かもしれません。
 フィリップ役のユアン・マクレガー、可愛かったです。キャマキャマしくはないんだけど、そこはかとなく乙女なのが笑えます。愛する男を信じきって甘える姿は、こうすれば男の父性本能をくすぐり胸をキュンとさせる!と教えてくれてるようで、参考になるかも…

 スティーブの元恋人役、ロドリゴ・サントロもセクシイで可愛かったです。彼、ゲイ受け良さそうな俳優ですよね。
 ジム・キャリーもユアン・マクレガーも秀逸な役者ですが…YAOI的にはオヤヂ度が高い。おっさん同士のイチャイチャシーンは、不気味な笑いを誘われるだけで萌えない。画的にツラいものがあった。もうちょっと若い男前&イケメンだったらなあ。日本でリメイクしたら、誰がええじゃろ?頭が良さそうで濃ゆい、ちょっと狂った感じも出せる40前後の男優&無邪気で内気そうで、可愛いくてエロい30前後の男優…う~ん、香川照之&妻夫木聡なんか、どうよ?
 
 
 
 
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