「NINE ナイン」
今年初の劇場鑑賞作品となったのは、超豪華なキャストが話題となったミュージカル映画。
60年代のイタリア、チネチッタ映画撮影所。スランプに陥った天才監督グイド・コンティーニは、自分と深く関わっている女たちとの現実と回想、妄想が錯綜する世界に彷徨い始めて...
名作の誉れが高い、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」が元だとか。オリジナルは未見なので比較のしようがないのですが...アメリカでは不評で、おゲージュツ映画が好きな映画通さんには名作を冒涜した!と激怒されてるみたい?確かに、名作とか傑作とかではないけど、私はすごく楽しく観ることができました。
話じたいは、映画が作れへん~!とノイローゼなグイドの脳内に、彼をめぐる女たちが乱入してきて歌い踊りまくる、それだけ、みたいな。ミモフタもない言い方をすれば、だから何だよ?早く精神科で診察してもらえば?な、話。現実の世界のパートはあまり面白くない。だけど、回想と妄想のパートに入ると、俄然ハイパーでゴージャスなエンターテイメントワールドに。趣向を凝らしたステージ、緻密で迫力あるダンス、パワフルでソウルフルな歌、どれも引き込まれて圧倒&魅了されます。現実の部分を削って、ミュージカルの比重を大きくしてほしかったかも。
同じロブ・マーシャル監督の「シカゴ」のほうが、やっぱよく出来てたかもな~と思ったのは、何でだろう?シカゴは、悪女ヒロイン二人にほぼ焦点を絞って、彼女たちのやりたい放題だけおもしろおかしく描いていたから、単純で満喫できる濃さだった。ナインのほうは、登場人物が多すぎて、しかも演じてるのがみんな大物スターだから、それぞれ見せ場やキャラ立ちを分配しなきゃならなかったせいで、ちょっと散漫で薄くなってたような気がしました。マーシャル監督、映像は凝ってるけど、ドラマは手抜き?ていうか、あまり重要視してない?
この映画の見どころは、よくここまで集めたな~と驚嘆してしまう、ありえないほどの豪華キャストと、彼らのハジけてトンでるパフォーマンス!
主人公グイド役は、2度のオスカーに輝くイギリスの超名優ダニエル・デイ・ルイス。
グイド役は、当初ハヴィエル・バルデムが演じる予定だったとか。フツーはスターが降板すると、それよりも格下が代理になるものですが、ハヴィからダニってその逆。滅多に働かないダニエルが、よく引き受けたなあ。彼を引っ張り出したことだけでも、かなりグッジョブな映画。いつもは峻厳で深遠重厚なダニエルの、トンだりハネたり元気で軽妙な演技が新鮮で素敵でした。女たらしのイタリア男には、ちょっと見えなかったけど。もう50過ぎなのに、やっぱ美しい!ジョニーやクルーニー兄貴もイケてる中年ですが、美しいといってはちょっと語弊があるもんね。雰囲気に加齢臭が皆無で、体つきも非メタボなのが驚異的なダニエルって、ほんと何を演じても優雅で高貴な感じがする。まさに貴族的。セレブなんて安い形容は、彼に似つかわしくない。歌声も素敵でしたが、フツーに喋ってる時の深みある声のほうが美しく聞こえた。
グイドを翻弄し魅了する女たちを演じる国際色豊かな女優陣が、華麗とか魅惑とかを通り越して、こ、怖い~!味が濃くて独特な高級食材ばかりで作ってしまい、返ってゲテモノ料理になってしまったって感じ
グイドの妻ルイザ役は、フランスからマリオン・コティアール。彼女が実質のヒロインっぽかったです。清楚で慎ましやかで、今まで見たマリ子の中でいちばん可愛いかったかも。情感あるバラード、そしてラスト近くでは肌もあらわに乱れてセクシーステージ。マリ子、頑張ってるな~と感嘆しました。
グイドの愛人カルラ役は、スペインからペネロペ・クルス。この映画から唯一オスカーにノミネートされたペネ子、ほとんど18禁!エロすぎ~!ムッチムチの乳&尻な爛熟ボディ!大股開き、お尻突き出しフリフリ、Hな内容の歌(クチュクチュしちゃう~)、下着みたいな衣装で挑発的な破廉恥ポーズ!こうだクミなんか足元にも及ばない激エロさが圧巻。ちょっとアホでノーテンキ、でもメンドい女をエロく可愛く演じてました。
ファッションジャーナリストのステファニー役は、アメリカからケイト・ハドソン。彼女の歌とダンスが、いちばん耳と目に残ったかも。イタリアーノ体が動き出しそうになるほど、ノリノリでイケイケでゴーゴーなゴキゲンさでした。
それにしても。マリ子もペネ子もケイトも、まだオバサンとは言えない年なのに、もう熟女の熟れ熟れ完熟感が...
グイドのミューズ的な女優クラウディア役は、オーストラリアからニコール・キッドマン。ニコキさん、きれいだけど...ますますサイボーグ化してるような。表情がほとんど同じだもん。固まってるみたい。大笑いしたら、顔にヒビが入りそう
グイドが幼かった頃に浜辺に住んでいた娼婦サラギーナ役は、アメリカの人気歌手ファーギー。ルックスも歌&踊りもパンチが効いてて、豪快強烈な存在感でした。
衣装デザイナーのリリー役 は、イギリスの名女優ジュディ・デンチ。彼女のパフォーマンス、すごく楽しかった。いぶし銀のクールさと貫禄がカッコいいデンチ女史です。
グイドの亡きママ役、イタリアの大女優ソフィア・ローレン。見た目が怖い!マダムなファッション&メイクをした、未開の地の女酋長みたいだったダニエル・デイ・ルイスとソフィ婆が母子役って、かなり無理があるぞ!
オープニングとラストの、女優たちの登場とカーテンコールも小粋で楽しかった。DVDでもう一回観たいな♪
↑きれいで若いだけの無能な小娘女優は、絶対に中に入れないメンツ。劇中では、あまり顔を合わせてなかったのが残念。「8人の女たち」みたいに、ガチンコでキャットファイトしてほしかった♪
私が男版NINEを作るとしたら、パパ役以外は70・80年代生まれの若い男ばかり集めるぞ!理想キャストはこうだ!
ダニエル・デイ・ルイス→松たけ子
マリオン・コティアール→ジェームズ・フランコ
ペネロペ・クルス→ガエル・ガルシア・ベルナル
ニコール・キッドマン→チェイス・クロフォード
ケイト・ハドソン→チャニング・テイタム
ファーギー→ジャスティン・ティンバーレイク
ジュディ・デンチ→サシャ・バロン・コーエン
ソフィア・ローレン→ジョニー・デップ
こんなん出ましたけどぉ~?完全にミーハーファンを狙ったキャスティングですね(笑)。貫禄も格も実力もオリジナルの熟女軍団には遠く及びませんが、ヴィジュアル的には美味しすぎるのではないでしょうか。ジョニーとサシャ以外は、とうぜん裸踊り有り
皆様の妄想理想おとこ版NINEも、ぜひお聞かせください♪
↑松たけ子主演&監督の妄想おとこ版NINEのイメージポスター
今年初の劇場鑑賞作品となったのは、超豪華なキャストが話題となったミュージカル映画。
60年代のイタリア、チネチッタ映画撮影所。スランプに陥った天才監督グイド・コンティーニは、自分と深く関わっている女たちとの現実と回想、妄想が錯綜する世界に彷徨い始めて...
名作の誉れが高い、巨匠フェデリコ・フェリーニ監督の「8 1/2」が元だとか。オリジナルは未見なので比較のしようがないのですが...アメリカでは不評で、おゲージュツ映画が好きな映画通さんには名作を冒涜した!と激怒されてるみたい?確かに、名作とか傑作とかではないけど、私はすごく楽しく観ることができました。
話じたいは、映画が作れへん~!とノイローゼなグイドの脳内に、彼をめぐる女たちが乱入してきて歌い踊りまくる、それだけ、みたいな。ミモフタもない言い方をすれば、だから何だよ?早く精神科で診察してもらえば?な、話。現実の世界のパートはあまり面白くない。だけど、回想と妄想のパートに入ると、俄然ハイパーでゴージャスなエンターテイメントワールドに。趣向を凝らしたステージ、緻密で迫力あるダンス、パワフルでソウルフルな歌、どれも引き込まれて圧倒&魅了されます。現実の部分を削って、ミュージカルの比重を大きくしてほしかったかも。
同じロブ・マーシャル監督の「シカゴ」のほうが、やっぱよく出来てたかもな~と思ったのは、何でだろう?シカゴは、悪女ヒロイン二人にほぼ焦点を絞って、彼女たちのやりたい放題だけおもしろおかしく描いていたから、単純で満喫できる濃さだった。ナインのほうは、登場人物が多すぎて、しかも演じてるのがみんな大物スターだから、それぞれ見せ場やキャラ立ちを分配しなきゃならなかったせいで、ちょっと散漫で薄くなってたような気がしました。マーシャル監督、映像は凝ってるけど、ドラマは手抜き?ていうか、あまり重要視してない?
この映画の見どころは、よくここまで集めたな~と驚嘆してしまう、ありえないほどの豪華キャストと、彼らのハジけてトンでるパフォーマンス!
主人公グイド役は、2度のオスカーに輝くイギリスの超名優ダニエル・デイ・ルイス。
グイド役は、当初ハヴィエル・バルデムが演じる予定だったとか。フツーはスターが降板すると、それよりも格下が代理になるものですが、ハヴィからダニってその逆。滅多に働かないダニエルが、よく引き受けたなあ。彼を引っ張り出したことだけでも、かなりグッジョブな映画。いつもは峻厳で深遠重厚なダニエルの、トンだりハネたり元気で軽妙な演技が新鮮で素敵でした。女たらしのイタリア男には、ちょっと見えなかったけど。もう50過ぎなのに、やっぱ美しい!ジョニーやクルーニー兄貴もイケてる中年ですが、美しいといってはちょっと語弊があるもんね。雰囲気に加齢臭が皆無で、体つきも非メタボなのが驚異的なダニエルって、ほんと何を演じても優雅で高貴な感じがする。まさに貴族的。セレブなんて安い形容は、彼に似つかわしくない。歌声も素敵でしたが、フツーに喋ってる時の深みある声のほうが美しく聞こえた。
グイドを翻弄し魅了する女たちを演じる国際色豊かな女優陣が、華麗とか魅惑とかを通り越して、こ、怖い~!味が濃くて独特な高級食材ばかりで作ってしまい、返ってゲテモノ料理になってしまったって感じ
グイドの妻ルイザ役は、フランスからマリオン・コティアール。彼女が実質のヒロインっぽかったです。清楚で慎ましやかで、今まで見たマリ子の中でいちばん可愛いかったかも。情感あるバラード、そしてラスト近くでは肌もあらわに乱れてセクシーステージ。マリ子、頑張ってるな~と感嘆しました。
グイドの愛人カルラ役は、スペインからペネロペ・クルス。この映画から唯一オスカーにノミネートされたペネ子、ほとんど18禁!エロすぎ~!ムッチムチの乳&尻な爛熟ボディ!大股開き、お尻突き出しフリフリ、Hな内容の歌(クチュクチュしちゃう~)、下着みたいな衣装で挑発的な破廉恥ポーズ!こうだクミなんか足元にも及ばない激エロさが圧巻。ちょっとアホでノーテンキ、でもメンドい女をエロく可愛く演じてました。
ファッションジャーナリストのステファニー役は、アメリカからケイト・ハドソン。彼女の歌とダンスが、いちばん耳と目に残ったかも。イタリアーノ体が動き出しそうになるほど、ノリノリでイケイケでゴーゴーなゴキゲンさでした。
それにしても。マリ子もペネ子もケイトも、まだオバサンとは言えない年なのに、もう熟女の熟れ熟れ完熟感が...
グイドのミューズ的な女優クラウディア役は、オーストラリアからニコール・キッドマン。ニコキさん、きれいだけど...ますますサイボーグ化してるような。表情がほとんど同じだもん。固まってるみたい。大笑いしたら、顔にヒビが入りそう
グイドが幼かった頃に浜辺に住んでいた娼婦サラギーナ役は、アメリカの人気歌手ファーギー。ルックスも歌&踊りもパンチが効いてて、豪快強烈な存在感でした。
衣装デザイナーのリリー役 は、イギリスの名女優ジュディ・デンチ。彼女のパフォーマンス、すごく楽しかった。いぶし銀のクールさと貫禄がカッコいいデンチ女史です。
グイドの亡きママ役、イタリアの大女優ソフィア・ローレン。見た目が怖い!マダムなファッション&メイクをした、未開の地の女酋長みたいだったダニエル・デイ・ルイスとソフィ婆が母子役って、かなり無理があるぞ!
オープニングとラストの、女優たちの登場とカーテンコールも小粋で楽しかった。DVDでもう一回観たいな♪
↑きれいで若いだけの無能な小娘女優は、絶対に中に入れないメンツ。劇中では、あまり顔を合わせてなかったのが残念。「8人の女たち」みたいに、ガチンコでキャットファイトしてほしかった♪
私が男版NINEを作るとしたら、パパ役以外は70・80年代生まれの若い男ばかり集めるぞ!理想キャストはこうだ!
ダニエル・デイ・ルイス→松たけ子
マリオン・コティアール→ジェームズ・フランコ
ペネロペ・クルス→ガエル・ガルシア・ベルナル
ニコール・キッドマン→チェイス・クロフォード
ケイト・ハドソン→チャニング・テイタム
ファーギー→ジャスティン・ティンバーレイク
ジュディ・デンチ→サシャ・バロン・コーエン
ソフィア・ローレン→ジョニー・デップ
こんなん出ましたけどぉ~?完全にミーハーファンを狙ったキャスティングですね(笑)。貫禄も格も実力もオリジナルの熟女軍団には遠く及びませんが、ヴィジュアル的には美味しすぎるのではないでしょうか。ジョニーとサシャ以外は、とうぜん裸踊り有り
皆様の妄想理想おとこ版NINEも、ぜひお聞かせください♪
↑松たけ子主演&監督の妄想おとこ版NINEのイメージポスター