今年はいっぱい映画観るぞ~!って、年始の映画マニフェスト、守られたためしなし。夢や抱負を饒舌に語るのもいいけど、今年こそは有言実行な人になりたいです。
とりあえず、いますごく観たい作品をピックアップしてみました。
「アニマル・キングダム」
オーストラリアの莫逆ファミリー映画。ガイ・ピアースも出演してます。
「預言者」
ようやく日本でも公開される、名匠ジャック・オディアール監督のカンヌグランプリ作品。セザール賞で新人賞&主演男優賞をW受賞した期待のイケメン、タハール・ラヒムくんを要チェキラー!
「おとなのけんか」
ハリウッドの姉貴ジョディ・フォスターVSイギリスの横綱ケイト・ウィンスレット!オリンピックを前に、どっちが最強の女かキャットファイトだ!
「11・25 自決の日 三島由紀夫を若者たち」
ARATAあらため井浦新が三島由紀夫役。ちなみに三島作品では「禁色」と「春の雪」が好きです。
「ブルーバレンタイン」
幼い一人娘のいる若い夫婦ディーンとシンディは、互いへの不満と苛立ちを鬱積させている。愛を修復しようとするディーンだったが、シンディの心は頑なに冷めていくだけだった…
うう~ん。かなりキツくてイタい話でした。ラブラブ期間を通り過ぎてしまったカップルが観たら、ディーンとシンディのイライラ&ぷっつんにイヤな意味で共感できるのではないでしょうか。些細なことが発狂しそうになるよな不快感と怒りに発展してしまう口論とか、知りすぎた相手に対して臭いものに蓋をしようとするような我慢とか、リアルで怖くなります。どんなに愛し合ってても、しょせん人間の間には深い淵があるのです。淵に落ちないよう適度に距離を置いたほうが、優しさや情は保てるんだよなあと痛感しました。が、ヌルくユルく優しくし合う愛よりも、激しく傷つけ合う愛のほうが、何だかホントに愛し合ってる手ごたえみたいなものを感じる私は、真性Mでしょうか…
ディーンとシンディの互いへの愛が、最初から不均等だったのも破局の要因だったのでは。ディーンのシンディへの愛は、痛ましいほど優しく強い。なんでそこまで!?と釈然といかないほど、ワケアリ娘なシンディを受け入れ包み込むディーンの姿は感動的ですらあった。でも、それがシンディにとっては重荷で疎ましく怖かったのかな。出会った頃は飄々とロマンチックなイケメンだったのに、結婚後はニコラスケイジみたいに頭部はサムくなり、朝から酒飲む低所得者な若おやぢにディーンがなってしまったことが、シンディの愛を冷ました理由ではなかったはず。焦りや嫉妬でヤバすぎる暴走もするディーンのヤンデレ夫ぶりを目の当たりにすれば、もうあかん!と疲れて逃げたくなるのも理解できるし。
シンディは結局、ディーンのことを愛してはなかったんだよなあ。つらかった時に優しくしてくれたから、すがっただけ。身勝手というか、かなり神経症気味なシンディのメンヘラ妻ぶりも、かなり一緒には暮らせない怖さがあります。
主演の二人の熱演&役者魂に驚嘆!演技してる感のないリアルな演技やラブシーンは、若い日本の俳優には望むべくもないgood jobでした。
ディーン役のライアン・ゴスリング、結婚前のイケメンぶり&結婚後のオヤヂぶりが見事でした。優しそうだけど、どこか掴めない複雑さ、不可解さや危険も秘めている男の魅力があって好きです。しがない風貌で演じてるのにセクシー!
シンディ役のミシェル・ウイリアムスの、生活感あふれる容貌とヒリヒリしたメンヘラちっくな演技が圧巻。オスカー候補になったのも納得。裸体も痛ましく悲しい。彼女は今年も「マリリン 7日間の恋」で2年連続でオスカー候補と、まさに絶好調。
現在と過去を対比させる構成も秀逸。ラストクレジットの画が、すごくオシャレで素敵でした。
とりあえず、いますごく観たい作品をピックアップしてみました。
「アニマル・キングダム」
オーストラリアの莫逆ファミリー映画。ガイ・ピアースも出演してます。
「預言者」
ようやく日本でも公開される、名匠ジャック・オディアール監督のカンヌグランプリ作品。セザール賞で新人賞&主演男優賞をW受賞した期待のイケメン、タハール・ラヒムくんを要チェキラー!
「おとなのけんか」
ハリウッドの姉貴ジョディ・フォスターVSイギリスの横綱ケイト・ウィンスレット!オリンピックを前に、どっちが最強の女かキャットファイトだ!
「11・25 自決の日 三島由紀夫を若者たち」
ARATAあらため井浦新が三島由紀夫役。ちなみに三島作品では「禁色」と「春の雪」が好きです。
「ブルーバレンタイン」
幼い一人娘のいる若い夫婦ディーンとシンディは、互いへの不満と苛立ちを鬱積させている。愛を修復しようとするディーンだったが、シンディの心は頑なに冷めていくだけだった…
うう~ん。かなりキツくてイタい話でした。ラブラブ期間を通り過ぎてしまったカップルが観たら、ディーンとシンディのイライラ&ぷっつんにイヤな意味で共感できるのではないでしょうか。些細なことが発狂しそうになるよな不快感と怒りに発展してしまう口論とか、知りすぎた相手に対して臭いものに蓋をしようとするような我慢とか、リアルで怖くなります。どんなに愛し合ってても、しょせん人間の間には深い淵があるのです。淵に落ちないよう適度に距離を置いたほうが、優しさや情は保てるんだよなあと痛感しました。が、ヌルくユルく優しくし合う愛よりも、激しく傷つけ合う愛のほうが、何だかホントに愛し合ってる手ごたえみたいなものを感じる私は、真性Mでしょうか…
ディーンとシンディの互いへの愛が、最初から不均等だったのも破局の要因だったのでは。ディーンのシンディへの愛は、痛ましいほど優しく強い。なんでそこまで!?と釈然といかないほど、ワケアリ娘なシンディを受け入れ包み込むディーンの姿は感動的ですらあった。でも、それがシンディにとっては重荷で疎ましく怖かったのかな。出会った頃は飄々とロマンチックなイケメンだったのに、結婚後はニコラスケイジみたいに頭部はサムくなり、朝から酒飲む低所得者な若おやぢにディーンがなってしまったことが、シンディの愛を冷ました理由ではなかったはず。焦りや嫉妬でヤバすぎる暴走もするディーンのヤンデレ夫ぶりを目の当たりにすれば、もうあかん!と疲れて逃げたくなるのも理解できるし。
シンディは結局、ディーンのことを愛してはなかったんだよなあ。つらかった時に優しくしてくれたから、すがっただけ。身勝手というか、かなり神経症気味なシンディのメンヘラ妻ぶりも、かなり一緒には暮らせない怖さがあります。
主演の二人の熱演&役者魂に驚嘆!演技してる感のないリアルな演技やラブシーンは、若い日本の俳優には望むべくもないgood jobでした。
ディーン役のライアン・ゴスリング、結婚前のイケメンぶり&結婚後のオヤヂぶりが見事でした。優しそうだけど、どこか掴めない複雑さ、不可解さや危険も秘めている男の魅力があって好きです。しがない風貌で演じてるのにセクシー!
シンディ役のミシェル・ウイリアムスの、生活感あふれる容貌とヒリヒリしたメンヘラちっくな演技が圧巻。オスカー候補になったのも納得。裸体も痛ましく悲しい。彼女は今年も「マリリン 7日間の恋」で2年連続でオスカー候補と、まさに絶好調。
現在と過去を対比させる構成も秀逸。ラストクレジットの画が、すごくオシャレで素敵でした。