まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

憑いてるね萌えてるね

2008-01-31 | 日本映画
 某雑誌に載ってた、県民性の記事。わが広島県は...
 ほとんどの統計で答えが真ん中あたりにあることが多い“平均的”な県。近年では、有訴者率(心身の不調を訴える人の割合)が全国2位
 え~!?もっと嬉しい、誇らしい特性ないの!?
 広島出身者の有名人は、わりと豪華なほうなのでしょうか?
 
 「憑神」
 幕末。冷や飯食いの貧乏武士・別所彦四郎に、貧乏神・疫病神・死神がとり憑くが...
 面白かったけどノリが軽すぎて、映画じゃなくてテレビの時代劇を観てるようでした。子供でも楽しめる内容です。というより、かなりオコチャマ向けかも...
 彦四郎にとり憑く災厄系神様3人の、ユニークなキャラが笑えます。幕末の下級武士の生活とか悩みとかの描写も、興味深いです。貧乏、病気、死が返って生きる意味や希望を彦四郎に与える展開も、なかなかしみじみさせます。立身したいと願っていた彦四郎が、究極の大出世?をするラストが、皮肉というか微笑ましいというか。最後の戦闘シーン、ショボすぎて失笑。予算ケチった?手抜き?
 この映画、この内容では何かもったいないかも、と思わせるほど、キャストが良いです。
          
 この映画を観たのは言うまでもなく、主演が妻夫木聡だから♪
 ブッキー、やっぱ可愛いですねえ。ブッキーの時代劇といえば、「さぶ」の彼も可愛かったなあ。ちょっとイモイモしさに男らしさが加わって、ますます美味しそうになってます。素朴な感じの中にも、雑草の中に咲くスミレやリンドウみたいな仄かな華やぎもあるブッキー。一般人とは違う、謙虚ながらもスターのオーラ、輝きですね。
 オコチャマ時代劇なので、もちろんアダルティなシーンは皆無ですが...やっぱブッキーって、そこはかとなくエロいんですよねえ。着物の裾がはだけて、腿がチラリと見えるだけでドキっとさせてくれる俳優は、なかなかいません。せっかくの色気も、こんな映画では宝の持ち腐れだよなあ。いつか、エロさをフルスロットル活用な演技を熱望!若いうちに頼む!
 ブッキーが最近、テレビドラマから遠ざかってるのは寂しいけど、それも仕方ないかな、とも思う。わけのわからないジャニタレに支配され、彼らに最高の価値観があるとされているテレビドラマは、もうブッキーが輝ける世界ではないのかもしれません。なので、来年のNHK大河ドラマ「天地人」に、ブッキーが主演!と知った時は、ちょっと複雑な思いが。どうか、ブッキーを無駄遣いしないで...
 武士より、百姓のほうが似合いそうな風貌のブッキーですが。思ったより時代劇演技も上手にこなしていて、見直しました。ときどき何言ってんのか???な「武士の一分」のキムタコや「義経」のタッキーよりは、きれいな発声だったような。頑張ってる!感が強く好感を抱けますが、基本的にはまだ大根に近いかも...でも、それでいいのさ!演技力のなさを雰囲気やファッションでごまかすムード系や、演技力をひけらかす小ざかしいブサイク&地味な実力派よりも、私はブッキーみたいな、あまり飾らない、少々演技は不器用でも華(+エロさ)のある役者のほうが好き。それにブッキーの役選びには、役者として成長するための努力や挑戦が感じられるので、応援・期待ができる。“いつも同じ”を死ぬまで貫き通すつもり、みたいなキムタコやオダユウジは、ある意味スゴいと思うけど、ブッキーにはそうなってほしくないし、ならないと信じています。人気に安住せず、保守的にならず、これからも役者道を邁進してねブッキー!
          
 彦四郎を慕う修験者?役を、佐藤隆太が珍演。彼のアヒャアヒャしたハイテンション演技、好きなんだけど...現代劇限定にしてほしいかも。ヅラがスゴい変だった。前頭部がデカすぎ?
 商人風貧乏神の西田敏行と、力士疫病神の赤井英和も、いい味。特に、元ボクサーとは思えぬ、ホントに相撲取りみたいな赤井の、のほほんとした鼻くそほじり疫病神が、何か可愛かったです。
 隆太も西田も赤井も、そして死神の童女も、演技とは思えぬブッキーへのベタベタぶりが笑えた。ブッキーって、近くにいると男も幼女もそうせずにはいられない魔力がありそうだもんね。人間の男女のみならず、神様まで惑わせるブッキー、やはり魔性の男だ。
 あと、江口洋介、香川照之、佐々木蔵之助とか、濃い男だらけ。女っけがない、かなり男祭り映画かも。
  
 ブッキーも隆太も、そろそろ可愛いだけの男の子役は卒業しないとね
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仮面舞踏会 ひこ、踊れハムレットな憂艶を

2008-01-30 | 中国・台湾・香港映画
 よくTVに出てくる映画評論家たちを見ていて...
 某女性評論家。まるで皇室の方?と思えるような喋り方や表情、仕草。年末年始は毎年NYで過ごすだの、アカデミー賞会員に友人がいるだの、それ自慢?な誰も訊いてねーよ!な話をしたり。上品ぶること、必要以上に自分を良く見せたがる癖。私にもないとは言えない...
 某オネエ評論家。すごい独断と偏見の押し付けですよねえ。公共の電波を使って、あれはちょっと...自分の好きなものはみんな好きなはず!好きになるべき!好きにならない奴はおかしい!自分の嫌いなものに価値はゼロ!な言動、私もしてないかしらん?と怖くなる...
 最近とみに、人のフリみて我がフリ直す、を肝に命じる私なのだった。
 
 「女帝 エンペラー」
 シェイクスピアの「ハムレット」を、中国の五代十国時代に置き換えた物語。
 兄を謀殺し皇帝となったリーは、美しい兄の皇后ワンをも手に入れる。義理の息子で皇太子のウールアンを守るため、ワンはリーとの愛欲と血にまみれた権力闘争に身を委ねるが...
 ハムレットの大胆かつユニークなアレンジのされ方が、すごく面白かったです。本家の人間関係より、退廃的かつ禁断的。ただし、せっかくの耽美な設定が、あまり活かされてなかったのが残念。もっとドロドロで淫靡な感じにしても良かったのではないか、とも。
 皇后ワンの、おどろおどろしい女心が怖い!本心を隠すため演じる冷酷さや、ウールアンの恋人への嫉妬とか、愛のためなら鬼にも蛇にもなる!って感じです。でも、悪女って感じは全然ないんだよなあ。ほんとはこんなのイヤなの、みたいな可哀想な女って描き方が、悲劇を甘くしてるような。愛の名のもとに、血なまぐさい権謀を楽しんでいるかのような、そう、ヴィスコンティ監督の「地獄に堕ちた勇者ども」のイングリッド・チューリンみたいな魔性の貴婦人だったら、ゾクゾク魅せられただろうに。まあ、演じてるのがチャン・ツイイーなので、そこまで求めるのは酷というもの。
 チャン・ツイイーはやっぱ、可愛い顔してキツい女の役が似合いますね。凛とした気の強そうなところが魅力的。同じ可愛い幼女顔でも、ぶりぶりぶりっこばかりな日本の女優たちとは、気概とか根性が違います。若いし可愛すぎるので、男たちをたぶらかし操り、宮廷に君臨する女帝の貫禄や重々しさ、妖しさには欠けてるのは仕方ない。入浴する前の後姿ヌードや皇帝に乳もまれるシーンは、明らかに吹き替え。エッチなシーンには、まだ覚悟ができてないツイイーちゃんです。お得意の踊るような武闘シーンは、さすがな美麗さ。
 ワンのウールアンへの想いは、ほとんど一方通行な邪恋ですよねえ。かつては愛し合ってたって設定みたいですが、ワンが独りでアレコレ気を揉んでるだけで、ウールアンはもう何とも思ってなさそうだったし。ウールアンのほうが、もうちょっとワンへの未練を示していれば、切ない禁断純愛色が強くなってただろうなあ。そうかといって、執念深い独りよがりな邪恋の怖さ面白さも希薄だったし。愛の機微が中途半端。
 華流ハムレット、皇太子ウールアンがねえ。良く言えば、掴めないミステリアスな男。悪く言えば、考えているようで何も考えてない流され男。別に復讐に燃えてるようでもないし。いろいろ動いてるにも関わらず、何もしてないって印象。もしこれが、そんじょそこらのイケメン俳優が演じてたら、ただのバカ王子になってたかも。そんな危険性を回避できたのは、ひとえに適切なキャスティングのおかげ。
     
 彦ことダニエル・ウーが、憂愁の王子ウールアンを魅演。いやあ、ほんと彦って、美男やわあ。時代劇でも、香り立つエロっぽさ、じゃない、色っぽさ白い衣装が、清爽かつ艶めかしい。何もしなくても、ただそこに存在するだけで、周囲を狂わせてしまう魔力を持つ“運命の男”は、彦ぐらいの男前でないと説得力がありません。あんな王子さまの夜伽に侍りたい♪闘うシーンでのカッコよさも、さすが!ツイイーとの白鳥の湖もどきの踊る?シーンが笑えた。でもホント、あんなにセクシーで、あんな俊敏なアクションができる俳優、やっぱ日本にはいないよなあと惚れ惚れ。欲を言えば、ハムレットらしく強烈な怨念に憑かれた狂気的演技をする彦、見たかったけど。キャラ的には、ちょっと残念。あくまでチャン・ツイイー主演なので、出ずっぱりってわけでもないのも。あと、無駄脱ぎもなかった。彦も、だんだん脱ぎ惜しみ始めてる?
     
 オフィーリア的役には、「中国の小さなお針子」のジョウ・シュン。彼女の兄で勇猛な武将役ホァン・シャオミンが、すっげ男前精悍でワイルドかつ端麗で華がある。あの兄さん、どう見ても“僕は妹に恋をする”状態でしたよねえ。あんな兄ちゃんがいたら、近親相姦もありえる♪
 皇帝役は、「活きる」でカンヌ男優賞を受賞した名優グォ・ヨウ。皇帝、ぜんぜん悪い人って感じしません。皇帝なのに、ツイイーにマッサージさせられたり。
 衣装や宮廷のセットが、ダークかつ華麗で目に楽しい。でも、豪華感が希薄なのは、CGも多様してたから?おなじみのワイアーアクションも悪くないけど、無理やり武侠ちっくにするのも、いかがなものか。
         
 ああ~私も女帝になって、こんな男たちを日替わりで夜伽させる逆大奥したい~!
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篤姫③④ 賢夫人と賢君

2008-01-29 | 日本のドラマ(連続)
 「篤姫」第3話と4話を観ました...

 まず、第3話...
☆ブリッコでしゃばり姫
 藩を憂う両親に、何何何!?と飛びつく於一姫。子供が出しゃばるでない!と父に一喝されて、プー!と頬っぺたをふくらます。
 下々の者と仲良しな尚ゴローが羨ましい於一姫。ほとんど自分に言いなり状態な尚ゴローちゃんを従え、島津藩のお家騒動に巻き込まれた大久保利通の家へ、ルンルン♪と乗り込む。
 夫は島流し、息子の利通は謹慎中の大久保家を、気丈に守る賢夫人フク。大変な時にノーテンキな姫君がやって来て、迷惑なんだけど無下にもできない。台所からくすねてきた魚を、食べろ食べろ!とKYな姫に強制され、困惑顔。慇懃に恐縮しつつ、いきなり来ていったい何なのこの娘...と言いたげなフクの表情が、なかなか秀逸でした。西郷どん with his friendsは、すっかり於一のペースに乗せられ、上機嫌ですが。
 いっそ(姫を)嫁にもらえよ~と西郷どんたちからはやし立てられ、ドギマギデレデレな尚ゴローちゃんが可愛い
☆お由羅
 お家騒動の元凶である、島津斉彬の父の側室。自分の子を跡継ぎにと画策している魔性の悪女、という設定のはずなんだけど...長門ひろゆき老公に甘えたりオネダリしたりしたりスネたりする涼風真世は、悪女というより銀座のホステス。
 それにしても。涼風真世と山口祐一郎が母子って、無理があるような...山口祐一郎、今のところ毎回、葡萄酒飲んでるか、おまんじゅう食べてるシーンだけ?!
☆実は織田信長な若様?
 江戸城で、上様に謁見中の島津斉彬。きゃバカ様、じゃない、若様もいる♪ポリポリ何か食べてます。豆?
 相変わらず甲高い声&幼児的なアホづらしつつ、斉彬に『(参勤交代で)いろんな国が見られるのは、大いなる強みじゃのお~』と不意に真顔でつぶやく若様。驚く斉彬。あれれ?若様って実は、聡明な御方なの?うつけのフリしてるだけ?そんなのつまんないなあ。ありきたりすぎて。正真正銘のリアルに天然スレスレキャラのほうが、面白いし怖いし悲しみも深まると思うけど。
 斉彬に豆?をアーンするのかと思ったら、豆?を放りあげ、パクっなはずが、口ではなくオデコにコツン。痛いではないか~!!とバカっぽく独りギレする若様が笑えます。あれも偽装だと思うと、面白さ半減だが。
       
☆こじきじゃない
 また大久保家にやってくる於一姫。今度は魚だけでなく、酒までくすねて。
 極貧生活を哀れんで、自分のかんざしをフクに差し出す於一。これ売って、生活のたしにせよ!とばかりに。フクは静かに、でも厳しく、私たちは物乞いではない、もうここへは来てくれるな、と姫に言い渡す。ガーン!な姫。
 無邪気な独善ほど、たちの悪いものはない。相手には悪気がないので、怒ったり不満を言ったりできないもんね。なので、毅然としたフクさんの拒絶に、胸がすく思い。フクさん、偉い!姫の上から目線な自己満足は、見事に粉砕!
 貧乏人をバカにすんなー!な、卑屈な怒りとか依怙地さなど全然感じられないところが、フクさんの偉大さ。あくまで奥ゆかしく、深い思慮と礼節をもって姫に諭すフクさんの誇り高さが、清冽で美しい。まさに、女人の鏡です。尚ゴローちゃんも西郷どんたちも背筋を伸ばし、フクに敬服しています。フクを演じる真野響子の、知的で怜悧な美しさも魅力的。
☆生活費、すまんのぉ~
 京都の近衛家に立ち寄る島津斉彬。戯れ話まぎれに斉彬に生活費をたかる当主・近衛忠煕は何だか、貧乏なくせに金持ちだとホラを吹く横山たかし的キャラで笑える。演じるのは、離婚したばかりの春風亭小朝。桃太郎侍とのシーンに、軽いデジャヴ。そーいや二人、むかし一緒に時代劇やってましたよね?
☆のだめかよ!
 墨で瞼に目玉を描いて、大はしゃぎな於一。のだめも同じことやってたっけ。のだめは笑えたけど、於一は何かイライラする...のはwhy?
★総括
 於一ちゃん、今回は本気で殴りたくなりました。当時の16才って、もう立派な大人の女性なはずなのに。キャピキャピしすぎ。
 宮崎あおいの演技は、どうなんでしょうか。無邪気で可愛いくて萌え~か、ブリッコすぎてムカつく!のどっちかなんだろうなあ。私は無論...
 第3話のMVPは、何といっても真野響子。次いで堺雅人、瑛太、春風亭小朝、かな。
 
 続いて、第4話...
☆於一&その兄
 宮崎あおい&岡田義徳、可愛い猿兄妹って感じですが、姫君&若君には見えません。飢饉にあえぐ貧しい農家の兄妹なら、ほんとドンピシャですが。
☆お近
 沢村一樹の妹役、ともさかりえ。ううむ、彼女も良家の子女には見えん。わけあり女中、もしくは吉原の売れない遊女みたい。
☆於一の言葉づかいが...
 父との会話中。やった~♪とか、すっごぉ~い♪とか、しかも大口開けてゲラゲラ笑う。ううむ。天衣無縫ってキャラなんだろうけど、いちおう大名の姫君だしねえ。尚ゴローちゃんとか、若い男と二人きりで同席したり、外で会ったりすることじたい、ありえないし...
★総括
 あまりこれといって、ツッコミどころも感銘もなかった回でした。MVPもなし。
 回を重ねるごとに軽くなる内容とノリ、イライラする於一のキャラに、ちょっと鑑賞がキツくなってきたかも...
          
 2月2日スタートのオムニバスドラマ「ロス:タイム:ライフ」、3月放送のスペシャルドラマ「東京大空襲」も楽しみ♪だが、過労ストレスが心配...あんまし瑛太をコキ使わないで!
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魔王⑲~最終回 地獄の出口

2008-01-28 | 韓国のドラマ
 「魔王」第19話から最終話を観ました...

☆ソクジン、錯乱自供!
 愛するオス兄嫁を守るため、僕が殺しました!!と自ら濡れ衣を着ようとするソクジン。男にここまでさせるなんて、オス兄嫁は女冥利につきるよなあ。そこまで価値のある女とは思えないんだけど。独りでアタフタしてるだけの、つまんない女だし。「運命の女」のダイアン・レインみたいに、不倫に溺れても、いざという時は自分を守るため、嘘をつき通し男を切り捨てる冷酷な悪女のほうが、面白いし魅力的なんだけどなあ。
 で、取調べ室のソクジン。虚脱状態の彼、あらら?何だか森本レオに見える...
☆オス父
 彼も結局、息子を愛する悲しい父親だったのですね。愛し方、守り方を誤らなければ、こんなことにはならなかったのに。
 でも私がオス父以上に非があるのでは、と感じるのは、スンハの母親だよ。息子が殺されてショックなのは分かるけど、もうひとり息子のために、それを気丈に耐えて乗り越えるべきだったのに。母親がしっかりしてれば、スンハも復讐の鬼にはならなかったはず。
     
☆ヨンチョル、イってしまった...
 スンハもドン引き、オスも呆然となるヨンチョルの狂いっぷりが怖悲しい。
 スンハに邪魔者扱いされたとプッツンしたヨンチョル、周囲を巻き込んだ自爆的な自首。取り調べ室で、マジックミラー越しにオスを睨む目つきや表情、完全に精神を病んでます。彼に救いはあるのか?こんな状態で生きていかねばならないヨンチョル、ある意味いちばんの被害者なのでは...
☆オスvsスンハ最終対決
 その前に、彼を恨む男に刺されるスンハ。瀕死の状態で、オスのもとへ。刺されたことも忘れてしまうほど、元気なスンハ。因果応報、今度はナイフではなく、拳銃で過去の事件が繰り返されて...
      
 ↑オス『ホントは俺、おまえのこと愛してたんだ!』スンハ『僕も!』ついにキスする男ふたり、ではありません♪
 やっぱり、こーいう決着しかなかったのでしょうか。ある意味、安易というか、投げやりな終わり方なような。悲劇的だけど、もう苦しまなくていいし、楽になって二人とも良かったね、な終焉です。
★総括
 面白かったです。上手に引っ張るストーリーや仕掛けが、よく練られていて続きが楽しみなドラマでした。ありえねー!度は高いけど。日本のドラマ「アンフェア」と同じで、そこまで手のこんだ復讐しなくても、と思うけど。まあ、人を呪わば穴二つですね。
 ヒロインのヘインが、陰の薄い存在になって残念。サイコメトラーも、最後のほうではあんまし意味がなくなってたような...消化不良感は否めません。
 「復活」ほどではないけど、このドラマも脇役が良かったです。今回は、ソクジン、オス父、ヨンチョル。特に、「復活」のアンちゃんと同じ俳優が演じてるとは思えないヨンチョルが強烈でした。オスの後輩女刑事も颯爽と可愛かった。
          
       ↑最後にサービスショット。オス&スンハが唯一脱いだシーン
 さあ、韓ドラ完観恒例、理想妄想イルボンリメイク、イってみよ~!

ヘイン・・・蒼井優
オス・・・坂口憲二
スンハ・・・小栗旬
    ・
ソクジン・・・柏原崇
スンギ・・・池内博之
テソク・・・山本太郎
ヨンチョル・・・中川家礼二
    ・
チーム長・・・塩見三省
弁護事務長・・・六平直政
記者・・・本田博太郎
    ・
オスの兄・・・勝村政信
オス兄の妻・・・井川遥
元教師・・・温水洋一
    ・
オスの後輩刑事・・・須藤理沙
   〃   ・・・向井理
ヘインの親友・・・スザンヌ
スンハの友人(農家の人)・・・中川家剛
    ・
ヘインの母・・・田中好子
スンハの姉・・・桜井幸子
ソラの母・・・秋本奈緒美
    ・
オスの父・・・平幹二朗
        
 こんなん出ましたけど~?
 メガネかけたカッコいいカッシーのオドオドアワワ演技と、中川家弟の狂気演技が見ものです。
  
 すべてが終わり、すっかりラブラブになったオス&スンハ
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蹂躙の戦火!めおと灰燼

2008-01-27 | その他のヨーロッパ映画
 最近、ますます命取りになりかねない気の抜けようが、我ながらヤバい怖い...
 お腹が減ったので、リンゴと果物ナイフをもって階段を上がろうとすると、あっ!つまづいてしまい、もう少しで首にナイフがブスっと突き刺さりそうに。あと、熱湯みたいなお茶を膝の上にこぼしそうになったり。交差点のど真ん中で、バイクがエンストしたり。真夜中、駅から歩いて帰宅してたら、家の近くまで後ろを不審な男が。そのうち、すごい間抜けな方法で悲惨な死に方をしそう...

 お松の独りイングマール・ベルイマン監督祭⑤
 「恥」
 戦乱を避けて、辺鄙な島で農園を営む元音楽家の夫婦。やがて島にも敵軍が押し寄せ、夫婦は戦場と化した島から逃げようとするが...
 展開がスピーディで緊迫感があって、今まで観たベルイマン監督の作品とは、少し毛色の違う感じの映画でした。ひっそりと平和に暮らしていた夫婦が、あれよあれという間に戦火の下に叩き落とされ、逃げても逃げても待ち構えている悲惨で過酷な苦難に遭遇する姿を通して、戦争がどれだけ人間を非情に残酷にしてしまうかを描いているようで、ゾっとします。架空の戦争なのに、すごくリアル。聞くところによると、この映画が製作されたのは、東欧の冷戦やベトナム戦争が真っ只中の60年代後半。殺伐とした当時の雰囲気が伝わってくるようです。ベルイマン監督風の、戦争批判映画なのでしょうか。
 静かで冷ややか、というイメージのベルイマン監督作品ですが、この映画はかなりド派手で過激です。爆弾炸裂!銃殺刑!拷問!押し込み強盗みたいな兵士が家に乱入、家中をメチャクチャに破壊、放火!と、目を覆いたくなるヴァイオレンス描写。どんなに激烈でも、どこか冷めた感じがするのは、やはりベルイマン監督らしいです。
 戦争という極限状態の中で、夫婦が愛も人間性も崩壊させていくところは、コワレた人間大好きベルイマン監督の真骨頂。
 ちょっと神経質だけど、優しい夫。ちょっとキツいけど、たくましい妻。いろいろあったようだけど、折り合いをつけて仲良く暮らしていた二人が、戦争に追い詰められて身も心もボロボロ、隠していた本音を晒し、憎しみを芽生えさせ、疑心暗鬼に陥り、ついには精神崩壊。ニワトリも殺せなかったヘタレ夫が、自分が助かるために知人を見殺しにしたり、脱走兵を殺したり、頭の上がらなかった妻に強気になったりと、悪い意味で逞しくなっていく姿が、怖かった。でも、よほど心が強い人でないと、あーなっちゃうよなあ。平凡で弱いフツー人の私としては、他人事とは思えなくて怖気が。強大な力の前ではなすすべもなく、あわてふためき自分より弱い者を犠牲にする、愚かさ卑小さが出てしまうことでしょうから...
 ベルイマン監督のお気に入り、マックス・フォン・シドー&リヴ・ウルマンが、コワレ夫婦を熱演しています。ラストの絶望的な余韻に、戦争なんて何も得るものがない、という虚しさが深まります。
 
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断末魔の館!

2008-01-24 | その他のヨーロッパ映画
 やっと美容院へ行ってきただよ。
 髪を切った私に~♪by 聖子 違う人みたいと照れてくれる人は、もちろん誰もいません。それどころが、気づいてくれる人もいません。涙。いっそパンチパーマでも当てて、錯乱めいた自己主張をしてみようかな...
 最近、口内炎ができやすくなって、困ってます。なぜ!?ビタミンサプリたくさん摂取し、ひといちばい神経質に歯磨き&うがいしてるのに。どこか内臓でも悪いのでしょうか。
 
 お松の独りイングマール・ベルイマン監督祭④
 「叫びとささやき」
 余命いくばくもない次女を看取るため、生まれ育った館に集まる長女と三女。うわべは仲睦まじい三姉妹だが、それぞれ心と体に暗い愛憎と苦悶を秘めていた...
 あうう。ベルイマン監督の映画って、女がブっこわれていく戦慄心理ホラーばかり?この作品の三姉妹も、心身ともに崩壊してます。怖い!
 次女は癌?で、その苦痛に満ちた表情や動きは、壮絶で直視するのが困難。「エクソシスト」の悪魔憑き少女よりも100倍怖い!こんな風に苦しみにまみれて死んでいくのって、ほんとに恐ろしいとゾっとします。彼女の救われない断末魔の顔や声が、ギギギとガラスに爪を立てる音のように、脳裏にこびりつきます。彼女が救いを求めるように、献身的な女中の豊かな乳房に甘えるシーンは、宗教画のようですが、何だか不気味でもあります。
 病んでいるという点では、肉体ではなく精神が痛んでる長女と三女も深刻。
 三女は、ちょっと色情的?夫がありながら、医者と不倫。男を見つめる飢えた、でも虚ろな目が、気持ち悪い!
 最狂なのが、長女。一見、いちばんまともに見えるんだけど、実は...
 あの三姉妹、どうしてあんな風になっちゃったんだろう。噴出する憎しみや嫌悪感も、すさまじく病んでるんだけど、わけがわからない。理解できるほうがヤバいのかな。抑圧、劣等感、嫉妬。男よりも深く強いから、女のほうが壊れやすいのでしょうか。でも、女はみんなコワレ予備軍、みたいな映画って、観ていて気持ちの良いものではありませんよねえ。
 内容そのものは???だけど、見ごたえはある映画です。
 三姉妹を演じる女優たちが、とにかくスゴすぎます!こ、怖い!長女はイングリッド・チューリン、次女はハリエット・アンデション、三女はリヴ・ウルマン。ベルイマン監督お気に入りの常連女優3人が、壮絶悶絶に火花を散らしています。3人とも強烈ですが、特にディープインパクトなのが長女のイングリッド・チューリン。
          
 旦那とのセックスがイヤで?ガラスの破片で自分の陰部を傷つけ、血まみれの股を開き、手についた血を顔に...あううう...なぜこんなことを...おぞましすぎる。「ピアニスト」のエリカ先生も真っ青です。着替えシーンで老いた女体オールヌードを晒したり、よくやるなあと呆れおののいてしまう怪演。
 とにかく、圧巻な彼女たちに比べたら、日本の女優なんてホント学芸会だよなあと思えます。
 舞台となる館が素晴らしい。時計の針、インク瓶、ベッドのシーツ、人形、吐しゃ用の器etc.細部に至るまで、あるものすべてが趣深いアンティークな室内。赤・黒・白で統一されたような、室内装飾や三姉妹の衣装も美しい。赤は禍々しく、黒は不吉で、白は儚い感じなのが、女たちの心象や生き方を表しているようです。
 幻想的な庭など、撮影も素晴らしいなあと感嘆。アカデミー賞の撮影賞を受賞したと知り、なるほど納得。
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天使を陵辱

2008-01-23 | その他のヨーロッパ映画
 M子が家に彼氏を連れてきました。
 少し年下ですが、落ち着いていて温厚な青年で好感。その夜は、前もってM子から受けていた厳命通り、一家そろってテンパって粗相のないように頑張りました。
 ダミアンは愛想よく、親父は下品でエラそうな態度はとらず、私はわざとらしい不思議ちゃんを演じず。おおむね上手く行きました。私のふざけたボケも、今回はウケて場を盛り上げ、good job!とM子に褒められました。だが...何とか娘をもらってほしい!と熱望するmy motherが、ヘタを打ちました。緊張とヤル気満々さが仇となり、彼氏に同じことを何度も訊くわ、ご飯のおかわりを執拗に求めるわ、挙句に...今のところ彼氏には“優しくて純情な女”で通ってるらしいM子の、彼に知られたくない本性や生活態度などをポロっと暴露するなど、かなりKYなmy motherに、M子の顔は微かにヒクヒク。私もあわわ(+苦笑)。
 さて。彼氏は家族の一員になるでしょうか。M子に春よ、来い!私は氷河期なままっぽいな...

 お松の独りイングマール・ベルイマン監督祭③
 「処女の泉」
 アカデミー賞外国語映画賞受賞作。ベルイマン監督が、自身のベストと評していたらしい名作。
 16世紀のスウェーデン。富農の娘カーリンは、教会にロウソクを届ける途中、森で3人の浮浪者と出くわし、彼らに陵辱された上、撲殺されてしまう。愛する娘の非業の死を知った両親は、浮浪者たちを惨殺するが...
 キリスト教徒だったら、もっと深い感銘を受けるんだろうなあ。私には、悲惨なレイプ殺人事件と復讐劇+世にも奇妙な物語、みたいな映画でした。
 清らかで無邪気なカーリンちゃんが、ルンルンラララ~♪と森の中に独りで入っていく姿に、彼女が熊さんではなく強姦魔と出くわすことを知ってる観客は、行っちゃダメー!!と地団駄ふみたくなる。そのレイプ浮浪者、見るからに危険そうで、フツーだったら一目散に逃げるんだけど、人を疑うことを知らない、天使のようなカーリンちゃんは、逃げるどころかニコニコと、奴らと一緒にお弁当を食べるのだった。ああ~あまりにも純粋無垢すぎるのも、悲劇だ...
 あんなに清らかで親切な女の子(しかも処女!)を、強姦して殺すなんて、ほんと犬畜生にも劣る獣!ひどい!モノクロ映画でレイプシーンなんて初めて観たので、何だか怖かったです。カーリンを妬む私生児を身ごもってるアバズレ風娘が、カーリンを助けずじっとレイプされるのを見てるのも、おぞましい。後でレイプ犯どもは、チャールズ・ブロンソンと化したカーリンのパパに、無残に処刑されていくんだけど、もちろん爽快感などありません。神様なんて、いない...という絶望感と虚しさしか残りません。
 カーリンの死んだ場所から、こんこんと泉がわいてでるラスト、これは何か、宗教的な深い意味があるのでしょうか。それを見て、神様を畏れ敬う両親。敬虔な信者は、あれを救いと見なすことができるのですね。信仰の力って、偉大で不思議です。
 
コメント (7)
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あね、いもうと悶絶旅行

2008-01-21 | その他のヨーロッパ映画
 近々M子さんが彼氏を家に連れてくるらしいので、私も身だしなみを整えるべく、美容院へ行かねば!
 成人の日の翌日に予約の電話をしたら、応答なし。なぜ?!昨日あらためてかけたら、またno answer!おかしいなあ。まさか、潰れたのかしらん?!新たに違う店に行くのも、何かメンドイし、どうしよう...と思ってったら、成人の日の翌日は臨時休業で、昨日は第3日曜日で休み、だった。何かしようといざ重い腰をあげたら、いつもこれなんだよなあ。タイミングが常にズレている私。休みですというメッセージぐらい留守電にセットしておいてくれよ~と、責任転嫁するのは上手な私です。
 
 お松の独りイングマール・ベルイマン監督祭②
 「沈黙」
 列車の中の女ふたりと、幼い少年。3人は、異国のホテルに宿泊するが...
 うう~ワケワカメ!やっぱ私程度のオツムで理解しようなんて、身の程知らずな難解映画でした。眠れぬ夜に観れば、睡眠を誘導してくれる映画かも...
 この3人が何者で、どういう関係で、何をしようとしているのか、まったく説明らしいものがなく、観る方の想像や解釈に委ねる作りになってるのも、観ていて疲れる。かろうじて、女ふたりは姉妹で、男の子は妹の息子とは分かるけど。滞在してる言葉の通じない国は、戦車が走ってたりすることから、冷戦下の共産圏の国?
 ほんと、いったい何が描きたいのか、おばかな私にはサッパリ分かりません。何やら憎しみ合ってるような姉妹。その確執が何なのかもはっきりとは説明してくれません。芸人の小人集団や、愛想がよいが何だかキモい爺さんホテル従業員とか、何か意味があるのだろうけど、やっぱそれが理解できない。公開当時、キリスト教徒が多い国では、上映禁止になったらしいけど、何が冒涜的なのかも???やっぱ私は、わかりやすい面白いハリウッド映画のほうが好きです。たまに背伸びして、こういったゲージュツ映画にも挑戦しちゃうけど、今回は見事に玉砕!
 意味不明で単調な、暗い陰鬱なシーンが延々と続くので、ほんと寝るなー!寝たら死ぬ!な雪山遭難状態に。でもたまに、わけわかんない!けどゲっとかウウッとか思うシーンが挿入されて、ポカンと見入ってしまうことも。
 病身の姉が、ベッドで自慰をするシーン。ううう。不気味です。女性のそういうシーンって、イタいというか、あんまし見たくないですよねえ。一般映画では、これが初の女性の自慰シーンだとか。他にも、妹が爆乳をあらわにするシーンや、劇場で男女がエッチしてるところとか、今では何でもない性的シーンも、当時はかなり掟破りだったんだろうなあ。モノクロなのが、返って淫靡で卑猥。そーいえばスウェーデンって、ポルノ先進国でしたっけ。
 姉と妹の、ネチネチした愛憎も、何だか薄気味悪い。インテリの姉に、劣等感を抱いてるらしい妹。肉感的で奔放な妹に嫉妬してるような姉。姉が妹に向ける好色な視線とか、愛してるのよおとキスしようとしたりするところとか、妹が行きずりの男とヤってるところに姉が乗り込むところとか、女ふたりが身もだえしながらヒステリックに絶叫する姿は、かなり異様。いったいこいつら何なんだ?と気持ち悪くなります。ベルイマン監督って、女がコワレる映画ばかり作ってた?
 姉役のイングリッド・チューリンは、ベルイマン監督作品の常連女優。
  
 グレース・ケリーをもっと怜悧に、そして生々しくした感じの美貌。自慰シーンや、ラスト近くの錯乱シーンとか、ううう...な怪演に唖然となります。ヴィスコンティ監督の傑作「地獄に堕ちた勇者ども」での魔の貴婦人役の彼女も、ものすごいインパクトでした。映画史上、最高の怪女優のひとりなのでは。
コメント (2)
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こわれたお姉さんは好きですか

2008-01-20 | その他のヨーロッパ映画
 自分のことを好ましく思ってくれてたはずの人が、実はそうではなかった、と知るのって、悲しいですよねえ。何も気づかず、良い風に誤解したままでいたほうが、幸せだったのに。そういう面に関してだけは、鈍くいられない自分は不幸な人間だと欝になります。何も気づいてないフリをするが上手な自分も、何だかイヤです。

 お松の独りイングマール・ベルイマン監督祭①
 「鏡の中にある如く」
 昨年他界したスウェーデンの巨匠イングマール・ベルイマン監督の作品は、どれも名作の誉れ高いけど、何だか暗くて難解そう、という先入観があったので、つい最近までは敬遠していました。いざ観てみると確かに、内容は冷たく重苦しく、感動!とか共感!な映画は一本もない。けど、これ以上は無理!な耐え難さはない。むしろ、え!何!?この人たち、いったいどーなっちゃうの?!な、深遠すぎて意味不明な台詞や登場人物の言動が異様で怖くて、目が離せなくなる奇妙な面白さが。アカデミー賞外国語映画賞を受賞したこの作品も、そんな冷たく静かな異様さで引きつけてくれました。
 孤島の別荘で夏休みを過ごす作家、その娘と息子、娘の夫。精神病が再発し壊れていく娘の姿を、父親は冷徹に見つめようとする...
 ベルイマン監督の作品で描かれる人間の苦悩って、キリスト教徒じゃないとピンとこない?神の沈黙とか、神の不在とか、無神論者の私にはよく理解できない。宗教的な面ではチンプンカンプンですが、深く考えずに心理ホラーとして観れば、楽しめる(楽しんじゃいけないんだろうけど...)。
          
 精神病を患っている娘。はじめは、全然そんな風には見えず、すごく朗らかで健康的。そんな彼女が、静かにコワレていく。部屋の壁に入っていったの、とか、あの方(神?)が来る、とか、真顔で言ったかと思うと、いきなりヒステリックに狂乱、弟を誘惑したりと、完全にイっちゃってる言動が、心の病というより悪い霊に憑かれたみたい。あの方が来る~!と絶叫する彼女の元に降りてきたのは、彼女を精神病院へ運ぶヘリコプターってのが、笑っちゃいけないのに、何だか皮肉すぎてプっ。
 狂った娘に心を痛めつつ、その過程を観察しようとする父親も、ある意味狂ってる。そんな二人に翻弄される娘の夫と弟が、可哀想。
 愛が神。我々に愛されている彼女は、いつも神と一緒。だから彼女は幸せなのだ、と納得し合う父と弟。ええ~そうなの?そんな幸せ、いやだなあ。って首をかしげてしまうのは、やっぱキリスト教徒じゃないからでしょうか。
 ヒロイン役のハリエット・アンデション、はじめは人妻役に違和感があるほど、少女っぽい。彼女のイタコちっくなコワレ演技が強烈です。
 ヒロインの夫役は、マックス・フォン・シドー。若い頃のシドー爺、初めて見ました。斉藤洋介似?デカいですねえ。2mくらいありそう。
 弟役の男の子が、結構かわいかった。寸劇するシーンでは、ちょっとだけオーランド・ブルームに似て見えたり。
 舞台の孤島の風景が、夏なのに寒々としていて、登場人物たちの心象と重なります。
 
 
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キツネちゃん⑮~最終回 恋は奇跡を信じる力よ♪

2008-01-18 | 韓国のドラマ
 「キツネちゃん、何しているの?」第15話と最終話を観ました...

☆チョルス大暴れagain
 恋が成就して、おとなしくなってたチョルス。ハジマン、姉が勝手に自分の入隊手続きをしたことを知り、ぷっつん!姉の店をウォー!!と破壊し始める。
 さらに、取り消しを頼みに赴いた役所でも。願いが受け入れられないと知ると、ぷっつん!ウォー!!と机を蹴飛ばすわ、椅子を叩きつけるわ。軍隊の前に、刑務所に入りそうな血の気の多さです。
☆アジュンマ大暴れagain
 以前、セシボンに怒鳴り込んできた風紀委員のオバハンが、今度は警察署で狂乱!またビョンヒの髪の毛を掴んで引きずり倒そうとするなど、女子プロレスも真っ青な凶暴ぶりです。ほんと、韓国人って老若男女、血の気が多いよなあ。
☆軍隊よりも危険なのは...
 血の涙を出す思いで弟を軍隊にやった!と号泣するチョルス姉。弟の身の心配をする彼女ですが、よく考えたら、有事なんてまず起こりそうにない軍隊よりも、チョルスが放浪してた外国のほうが、よっぽど生命の危険がいっぱいですよねえ。
☆チョルス、入隊
 独りで汽車に乗って旅立つチョルス。手ぶら!?荷物は郵送したのだろうけど、すごい身軽ですねえ。
☆ビョンヒ妹、ニューヨーク留学
 あんなに末っ子のことを心配してギャーギャー騒いでた母と姉が、見送りに来ないなんて。しかも、留学費用とか、ブルドック社長任せなことも黙認?
☆愛のキャンピングカー
 チョルスが愛と丹精をこめて作った、ビョンヒへの贈り物。こんなもの作れる男、スゴいよなあ。尊敬!これで自由に旅立て!と言われても、あれは返って彼への愛を深めるだけですよねえ。こんな素敵なことをしてくれる男のもと以外に、車を走らせる行き先なんかありません。
          
☆軍隊
 いきなり行っても、すんなり面会できるんですね。もっと厳しい手続きとかあるのかと思った。
 オモ軍服も似合ってて可愛いチョルス。やっぱ戦う制服って、ガタイがよくないとダメですね。
 外出許可もらいま~す♪と、チョルスを強引にキャンピングカーへと連行するビョンヒ。面会も外出許可も、あんなに気軽に許されるの?
☆あらためて初夜
 車内エッチでハッピーエンド。ビョンヒは今後、あの動くラブホでチョルスに面会に行くんでしょうね。
★総括
 面白かったです。キム・サムスンより、私はキツネちゃんのほうが好きかも。イラ&ムカなキャラが、ほとんどいなかったし。
 可愛い年下男への、負け犬女の萌え&胸キュンものは、でも飽きたなあ。最近、こんなんばっかだし。
 コ・ヒョンジョン、良い女優ですね。あわわ演技が絶妙でした。同じ勝気な妄想好き負け犬ヒロインでも、ふてぶてしい開き直り系なサムスンより、普段はオドオド遠慮がちで他人の顔色うかがってるビョンヒのほうに、共感がもてます。ビョンヒの性格、ちょっと私とカブるところあるし...
    
 チョン・ジョンミョンを愛でる、ただそれだけで観る価値のあるドラマ!ほんと、ジョンミョン可愛かった~毎回、頬ゆるみっぱなしでした。ぶっちゃけ私の中では、ヒョンビンもコン・ユも吹っ飛んでしまいました♪あんな男らしくて可愛い年下彼氏、欲しい!童顔とアンバランスなところが強烈なセクシーさを醸している肉体美、初回ぐらいしか披露しなかったのが、もったいないというか、残念というか。実際にも兵役に就いたジョンミョンの復帰、一日千秋の想いで待ちます...
 さあ、韓ドラ完観恒例、イルボン理想妄想リメイク、イってみよ~!

ビョンヒ・・・夏川結衣
チョルス・・・石垣佑磨
ヒミョンさん・・・仲村トオル
     ・
ブルドック社長・・・香川照之
ビョンヒの上司・・・寺脇康文
     ・
ビョンヒ妹・・・冨永愛
チョルス姉・・・なるみ
ビョンヒの後輩・・・柳原可奈子
チョルスの同僚・・・中尾明慶
巨乳ちゃん・・・井上和香
     ・
オイ島の占い師・・・六平直政 
産婦人科医・・・秋本奈緒美
オさん・・・勝村政信
     ・
ビョンヒの先輩・・・本木雅弘(特別出演)
ビョンヒ母・・・浜木綿子
 
 こんなん出ましたけど~?
 若い&童顔&ガタイがいいという点で、チョルスはゆーまくんに決定♪ジョンミョンより、かなり美男だけど...
 でも、ゆーまvsトオルだったら、後者を選んじゃいそうな私...
 チョルス役、理想としては、5・6年前ぐらいの妻夫木なんだけどね。でもブッキーは、エロ可愛いけど小柄だし男っぽくないので、やっぱ違うかなあ。

 「アイルランド」と「魔王」をチャッチャと片付けたら、さあ次は何を観よっかな。ジョンミョン追慕で「ファッション70s」「グッバイ・ソロ」?ヤンミミ&ジェミンの「春の日」(ヒロインが、またコ・ヒョンジョンなんだよなあ。ちょっとオナカイッパイ)。ヤンミミ&オム・テウンの「九尾狐外伝」も、前から気になるし。オ・ジホが脱ぎまくってるらしい「ファンタスティック・カップル」も無視できないし。たけ子、迷っちんぐ~♪来月からLALA TVで、チャン・ヒョクの復帰作「ありがとうございます」が放送されるので、ちょんまる楽しみ♪でも、ヒロインが阿部サダヲなのが萎え...
  
 ジョンミョン、ナエゲトラワジョ...
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