「悪のクロニクル」
昇進を目前にしていた刑事のチェは、利用したタクシーの運転手に襲われ彼を殺してしまう。証拠を隠滅してその場を去ったチェ刑事だったが、翌朝クレーン車に吊るされた死体が警察署の前で発見され…
出世や保身のために殺人を隠蔽したり証拠を隠滅したり、他人に罪をなすりつけようとしたり、挙句の果ては邪魔者を殺したり。フツーならこんな刑事いるわけがない!と嗤うところですが、韓国ならありえそうなところが怖いです。韓流映画&ドラマの警察って、暴力団、財閥と並ぶ3大悪の巣窟。正義の味方どころか庶民の敵なクズ刑事ばっかですもんね。今までいろんな腐った刑事、極悪刑事を見てきてるので、この映画の主人公には特に衝撃は感じませんでした。悪い刑事や凶悪犯罪よりも、捜査における警察の無能さのほうが怖いです。過去の青酸カリ大量殺人事件の捜査も杜撰すぎ。あんな乱暴かつ安易な犯人でっち上げ、証拠捏造、冤罪とか、昭和の日本ならたくさんあったかもしれませんが、現代ではありえない。でも韓国なら今でも。この映画もそんな韓国社会の粗さ、非道さを感じさせてくれました。
復讐のために刑事になる、というのも韓流映画・ドラマではよくある設定ですが。あんな凶悪重大犯罪に関わる人物が、警察官になれるなんて驚き。身元調査とか厳しそうだけど、そういうところも韓国ってユルいのかな。真犯人が殺人を犯すシーンがないので、いったいどうやって周囲の目をごまかして、死体を警察署前の工事現場のクレーンで吊るすとか手間暇かけた大胆なことができたのか、はしょりすぎ、手抜きすぎでトホホ。チェももっとダーティでダークな刑事にしたほうがよかったのでは。あんな正義感ある善人までもが人の道に外れてしまうには、動機がちょっと薄かったような気がします。私も外道になってしまうほどの悪魔的な甘い汁、吸ってみたいものです。
↑ 梨泰院クラスではありません
さらに残念だったのは、真犯人の共犯者が同性愛者で、真犯人への愛のために犯罪に手を貸す、というジューシーな設定も活かされていなかったこと。真犯人との絡みもほとんどないし、いったい何のためのゲイキャラなんだよ。描きようによっては、危険で破滅的な愛のドラマになり得たのに。ライトでもいいので腐のためにBLシーンがほしかった。
主人公のチェ刑事役のソン・ヒョンジュ、「梨泰院クラス」のセロイ父じゃん!「キツネちゃん、何しているの?」とか彼も韓流ドラマでよくお見かけするベテラン俳優です。主演作を観たのは初。ちょっと柄本明似?おっさんだけど背が高くてメタボ感がない体型はさすが韓流男優。
この映画を観たのは、はい、もちろん彼、梨泰院のセロイことパク・ソジュン目当てですよ~
チェ刑事の部下ドンジェ役、ブレイク直前のソジュンくん。今よりちょっとだけ初々しく素朴でおぼこく見える顔が可愛いほんと顔が極小で、手足が長くてスラっとした抜群のスタイル。脱ぎシーンは皆無ですが、筋肉質そうな細マッチョなのが着衣でも判ります。今は若き兄貴キャラを確立してるソジュンくんですが、この映画では末っ子な弟キャラで、上司や先輩にイジられて恐縮したり、可愛がられて照れたり嬉しそうだったりする表情や笑顔がキュートでした。小学生みたいな髪型も可愛い。
ソジュンくんの先輩刑事役は、肉体派俳優として今をときめくスター、マ・ドンソク。プロレスラーみたいな魁夷さ。日本のドラマの刑事にはまったくリアリティがないけど、マ・ドンソクみたいな風貌の刑事は実際にも多そう。ゴツすぎる迫力の肉体、怖すぎるコワモテですが、チェ刑事を兄貴と慕う様子が微笑ましく可愛かったです。
↑ 今や新作が最も待たれる韓流スターに成長したソジュンくん。日本のタレントでもできるような無難な役や演技ではなく、あっと驚くような挑戦を期待したいです。まずは若くてきれいなうちに全裸濡れ場冷酷な役も似合いそうなので、魅力的な悪役とかもぜひ
昇進を目前にしていた刑事のチェは、利用したタクシーの運転手に襲われ彼を殺してしまう。証拠を隠滅してその場を去ったチェ刑事だったが、翌朝クレーン車に吊るされた死体が警察署の前で発見され…
出世や保身のために殺人を隠蔽したり証拠を隠滅したり、他人に罪をなすりつけようとしたり、挙句の果ては邪魔者を殺したり。フツーならこんな刑事いるわけがない!と嗤うところですが、韓国ならありえそうなところが怖いです。韓流映画&ドラマの警察って、暴力団、財閥と並ぶ3大悪の巣窟。正義の味方どころか庶民の敵なクズ刑事ばっかですもんね。今までいろんな腐った刑事、極悪刑事を見てきてるので、この映画の主人公には特に衝撃は感じませんでした。悪い刑事や凶悪犯罪よりも、捜査における警察の無能さのほうが怖いです。過去の青酸カリ大量殺人事件の捜査も杜撰すぎ。あんな乱暴かつ安易な犯人でっち上げ、証拠捏造、冤罪とか、昭和の日本ならたくさんあったかもしれませんが、現代ではありえない。でも韓国なら今でも。この映画もそんな韓国社会の粗さ、非道さを感じさせてくれました。
復讐のために刑事になる、というのも韓流映画・ドラマではよくある設定ですが。あんな凶悪重大犯罪に関わる人物が、警察官になれるなんて驚き。身元調査とか厳しそうだけど、そういうところも韓国ってユルいのかな。真犯人が殺人を犯すシーンがないので、いったいどうやって周囲の目をごまかして、死体を警察署前の工事現場のクレーンで吊るすとか手間暇かけた大胆なことができたのか、はしょりすぎ、手抜きすぎでトホホ。チェももっとダーティでダークな刑事にしたほうがよかったのでは。あんな正義感ある善人までもが人の道に外れてしまうには、動機がちょっと薄かったような気がします。私も外道になってしまうほどの悪魔的な甘い汁、吸ってみたいものです。
↑ 梨泰院クラスではありません
さらに残念だったのは、真犯人の共犯者が同性愛者で、真犯人への愛のために犯罪に手を貸す、というジューシーな設定も活かされていなかったこと。真犯人との絡みもほとんどないし、いったい何のためのゲイキャラなんだよ。描きようによっては、危険で破滅的な愛のドラマになり得たのに。ライトでもいいので腐のためにBLシーンがほしかった。
主人公のチェ刑事役のソン・ヒョンジュ、「梨泰院クラス」のセロイ父じゃん!「キツネちゃん、何しているの?」とか彼も韓流ドラマでよくお見かけするベテラン俳優です。主演作を観たのは初。ちょっと柄本明似?おっさんだけど背が高くてメタボ感がない体型はさすが韓流男優。
この映画を観たのは、はい、もちろん彼、梨泰院のセロイことパク・ソジュン目当てですよ~
チェ刑事の部下ドンジェ役、ブレイク直前のソジュンくん。今よりちょっとだけ初々しく素朴でおぼこく見える顔が可愛いほんと顔が極小で、手足が長くてスラっとした抜群のスタイル。脱ぎシーンは皆無ですが、筋肉質そうな細マッチョなのが着衣でも判ります。今は若き兄貴キャラを確立してるソジュンくんですが、この映画では末っ子な弟キャラで、上司や先輩にイジられて恐縮したり、可愛がられて照れたり嬉しそうだったりする表情や笑顔がキュートでした。小学生みたいな髪型も可愛い。
ソジュンくんの先輩刑事役は、肉体派俳優として今をときめくスター、マ・ドンソク。プロレスラーみたいな魁夷さ。日本のドラマの刑事にはまったくリアリティがないけど、マ・ドンソクみたいな風貌の刑事は実際にも多そう。ゴツすぎる迫力の肉体、怖すぎるコワモテですが、チェ刑事を兄貴と慕う様子が微笑ましく可愛かったです。
↑ 今や新作が最も待たれる韓流スターに成長したソジュンくん。日本のタレントでもできるような無難な役や演技ではなく、あっと驚くような挑戦を期待したいです。まずは若くてきれいなうちに全裸濡れ場冷酷な役も似合いそうなので、魅力的な悪役とかもぜひ