まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

男前チャンバラ イッツ翔タイム①

2022-05-01 | 演劇
 またまた行ってしまいました!大阪へ!大好きな青柳翔主演の舞台「三十郎大活劇」を観に!
 世の中だいぶコロナへの恐怖も警戒も緩んできてますね。コロナで死んだほうがはるかにまし!と、連日報道されるよその国の非道い戦争に暗澹となる毎日です。塗炭の苦しみに苛まれることもなく、慎ましいながらもいろんなことを楽しめてる幸せを嚙みしめながら、今回も大阪に向かいました。
 到着した梅田の喧噪は相変わらず、疫病も戦争もどこ吹く風な活気に満ちていました。今回は梅芸ではなく、大阪城公園にあるCOOL JAPAN PARK OSAKA での上演。久々の大阪城、背景はどんより曇り空で落城寸前のような風情でしたが、公園ではたくさんの人たちが平和に憩っていました。

 ちょうど植木市をやっていて、ゆっくり見て回りました。広くて緑深くて、いいですね~大阪城公園。ジョーテラスとか知らなかった。美味しそうなお店もあったので、次回はランチしたいです。COOL JAPAN PARK OSAKAは森の中にあるような立地の、シンプルさがおしゃれな感じな劇場。それはそうと、気のせいかしらん?男性ひとり客がやたらと多かったような。劇場前の青柳翔のポスターを撮影するおじさんたち。私の両隣の席や前のほうの席にも、独りで来てると思しきおじさんたちが目立つ。99%女性客だった藤ヶ谷太輔のドン・ジュアンでは見られなかった光景。このおじさん率の高さは、いったい?青柳翔には男性ファンが多いのかな。確かに男(ていうか、その筋の方々)にもモテそうだもんね。私もまあ似たようなおっさんなので、妙なシンパシーと安心感。客席はガラガラではないけど、空席もそこそこありました。梅芸でのドン・ジュアンとガラスの動物園は、ほぼ満席でしたが…そうこうしてるうちに開園!

 暗い舞台中央に、うつ伏せになってる男が。青柳くん?にしては小さいなと思ったら、小倉久寛だった。すぐに青柳翔登場!大正時代の書生みたいな風体で、めっちゃ元気いっぱいで明るい好青年役!どちらかといえば若い頃から暗くて寡黙な役が多く、最近は胡乱な役を得意にしてる感じの青柳くんなので、アホみたいな陽キャラが新鮮かつ可愛い!最近はいい感じにおじさんになってきてた彼ですが、舞台の上ではめっちゃ若く見える!ちょっと痩せたのかな?さらに驚かされたのは、彼の美声。すごくハキハキと明朗で美しく響くんですよ。けだるく低い声で喋るイメージだったので、まるで別人みたいだった。俳優になる前は歌手を目指していて、数年前には念願の歌手デビューも果たした青柳くんなので、声がきれいなのは道理。今までそれを活かす役があまりなかっただけなんですね。マイクしてたおかげでもあったんだろうけど。つけてるマイクが目立って気になった。

 それと青柳くん、やっぱ背が高い!大きい!他の出演者とは身長差があって、彼と一緒にいると小倉氏や女優さんたちは子どもに見える。ガラ動の岡田将生も長身でしたが、スラっとほっそりしてる岡マと違い、青柳くんはガッチリと強靭そうな体躯なので、すごく男らしくて舞台映えします。明るい性格、デカい図体だけどヘタレで、頭ちょっとアレなのかなと思ってしまうほど純真な三十郎を、舞台狭しとダイナミックに演じる青柳くん、アラフォーとは思えぬほど若々しくて俊敏な動きと声!今回の席は前方のど真ん中だったおかげで、オペラグラスなくても演者がよく見える!青柳くんをガン見してたら、たまに目が合った?!な錯覚に襲われたりしてドキ!
 冴えない大部屋俳優の三十郎、実は北島マヤも真っ青の天才役者で、スイッチが入ってカリスマ悪人キャラにアドリブで変身!その鮮やかさ華麗さは、観客をも瞠目させ魅了する!自ら花吹雪を舞い散らせ、悪のヒーロー高円寺龍之介を爆誕させるシーンの、青柳くんのカッコよさときたら!声音も三十郎の時とは全然違ってて、ひょっとしたら青柳くんも三十郎同様、実はスゴい役者だったのかも…と、ちょっと彼への認識があらたまってしまった。高円寺龍之介が大当たりし、栄光の映画スターになる三十郎ですが…
 to be continued
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はるばる来たぜヴェトナムへ

2022-04-27 | イギリス、アイルランド映画
 「MONSOON モンスーン」
 幼い頃、家族と共に戦火のヴェトナムを逃れイギリスへと亡命したキットは、亡き両親の散骨のため30年ぶりに祖国に戻るが…
 佳作「追憶と、踊りながら」のホン・カウ監督の新作。前作同様ゲイの主人公が、失われたものへの喪失感と追憶を通し、新たな自分と人生を見出す物語でした。前作は恋人でしたが、今回の主人公が失ったものは祖国、そしてアイデンティティでしょうか。戦争や政変から逃れるために生まれ育った母国を離れ、外国で生きねばならなくなった人々の苦境や郷愁は、私のような平和ボケした日本人には察するに余りあります。今なお世界のどこかで祖国を去らざるを得ない人々が後を絶たない現実に、ただもう暗澹となるしかありません。

 この映画のキットは幼い頃にヴェトナムを出たので、悲痛な記憶も強い望郷の念もなく、祖国に対しての思い入れとか好奇心は薄く、どちらかといえば30過ぎの男女によくある自分って何?これからどうやって生きよう?な、自分探しの旅っぽかったです。出生に秘密があったとか、両親がヴェトナム戦争の暗部に関わっていたとか、事件に巻き込まれるとか、そういったドラマティックな要素は皆無で、何かモヤモヤした気持ちを抱えながらサイゴンやハノイを放浪するキットの自分探しが静かに淡々と、いくぶん緩慢に描かれているため、観る人によっては退屈な映画かもしれません。「追憶と、踊りながら」のほうが、人間ドラマとしてはかなり上質です。

 ドラマとしては薄口ですが、旅好きには楽しめる映画かも。ヴェトナムの今、光と影がリアルかつ美しく映し出されていました。冒頭の交通風景、まさにカオス!これでよく事故起きないよな~なメチャクチャっぷり。ミャンマーもワイルドでしたが、ヴェトナムはさらに危険!都市部はかなり近代化されてるとはいえ、人々の生活風景などやはりまだすべての面において発展途上国。街の活気や自然の素朴な美しさ、伝統や風習など、アジアならではの異国情緒で旅心をそそられます。キットとルイスが川沿いのカフェで語らうシーンや、蓮茶を作ってるシーンなど、とてもフォトジェニックでした。ヴェトナムにも行ってみたいな~。

 キットはゲイで、ヴェトナムでも現地在住のアメリカ人ルイスや若い男娼などと色っぽい関係を結ぶのですが、ゲイだからって特に困難とか苦悩に直面するわけではなく、性欲処理も恋もノンケと変わりない感じなのが現代的。もうLGBTを特殊なものとして扱ってないのは、喜ばしい反面ちょっと物足りないというのが、正直な私の気持ち。異国で素敵な出会いがあるとか、もうそれだけでも私からしたら映画的。私もキットみたいなイケメンだったら、もっと違った海外旅行にできるんだろうな~でも異国で見知らぬ異人さんとチョメチョメ(死語)とか、恐ろしくて私には無理!

 キット役のヘンリー・ゴールディングは、小澤征悦似?オザユキを優しく薄くした感じ?「クレイジーリッチ」や「ジェントルメン」など、最近よく見ますね。実際にもマレーシア人とイギリス人のハーフで、幼い頃に英国に移住し成人して母国に戻ったという彼、見た目はアジア人ですが雰囲気や挙措は完全に西洋人。キット役にぴったりですね。ずっとポロシャツかTシャツ&短パンというカジュアルな恰好をしてるのですが、すごくおしゃれに見えました。一般人ならただの手抜きファッションになるところですが。BLシーンも頑張ってました。決して過激でも煽情的でもなく、それでいて程よくディープで濃厚な男同士の求め合い。BLやるならこれぐらいは、と思える適度さでした。ルイス役の黒人俳優さんもイケメンでした。やっぱBLはイケメンマスト
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愛怨の川くだり

2022-04-24 | イギリス、アイルランド映画
 「ナイル殺人事件」
 莫大な遺産を相続した美貌のリネットは、親友ジャクリーンから彼女の婚約者サイモンを奪い結婚。ジャクリーンは二人につきまとい、新婚旅行先のエジプトにまで現れる。偶然居合わせた名探偵ポアロの不安は的中し、ナイル川を下る客船でリネットは何者かにより射殺されてしまう。乗客全員がリネットと因縁があり、ポアロは彼らを容疑者として捜査するが…
 1978年の旧作も観たくなり、さっそく(^^♪新版も悪くないけど、やっぱこっちのほうが私は好きです。新作が失っていたブルジョア階級の優雅さやリッチさ、そして一堂に会した大物俳優や名優たち、彼らの余裕たっぷりで楽しそうな演技は、まさに娯楽ミステリー映画の見本のようです。アガサ・クリスティのシェイクスピア風アレンジとか、斬新だとは思うけど何か違う感は否めないんですよね~。

 そして何より、旅好きにはたまらないエジプトロケ!新版の最も残念な点は、もろにCGだったこと。どんなに精巧に精緻に作っても、やはり本物には及びません。エジプトの異国情緒がたっぷり味わえるだけで、この映画は一見の価値ありです。本物のピラミッド、スフィンクス、砂漠、ラクダ、そして悠久のナイル川。その神秘と壮大さ、ああ行ってみたい!リネットとサイモンが砂漠を馬で疾走するシーン、ジャクリーンが神殿に現れるシーン、ホテルでポアロたちがタンゴを踊るシーンが特に好きです。

 ポアロたちの旅は優雅でリッチでしたが、実際にはエジプト旅行って大変なんだろうな~。灼熱の暑さや不衛生さ、不便な生活環境、怖い生物など、キャストもスタッフもさぞや苦労したことでしょう。エジプトは夜間は電力不足となるので、夜のシーンはロンドンで撮影したとか。過酷な環境でも、きちんとした服装やマナー、ディナーやサロンでは正装。上流階級の人たちって大変!でも憧れます。身軽な旅ができる下級階級に生まれてよかったとも思うが
 エジプトロケと並んで魅力的なのが、俳優たちが着こなす30年代のブルジョアファッションです。登場人物たちの個性や身分に合わせた衣装の独特さと美しさは、まさに華麗なるファッションショーで楽しい!この年のアカデミー賞衣装賞受賞も納得。巨匠ニーノ・ロータの音楽も壮麗です。

 ↑ 女優たちのファッションも見どころ!
 アガサ・クリスティ映画といえば、やはりオールスターキャスト。この作品もなかなかゴージャス&シブいメンツを揃えてます。ポアロ役は、2度のオスカーに輝く名優ピーター・ユスチノフ。ポアロといえば彼、なイメージの人は多いのではないでしょうか。どっしりと恰幅のいい巨体は頼もしく親しみやすく、エキセントリックな探偵というより知的で温厚な紳士って感じなのも好感。ポアロの友人役はデヴィッド・ニーヴン、リネットの弁護士役はジョージ・ケネディと、やはり往年のオスカー俳優が豪華に配されてます。

 ベティ・デイヴィスとマギー・スミス、やはり2度のオスカーに輝く大女優二人が愉快なコメディリリーフを担当してるのも、この映画の贅沢なところ。毒々しくもオチャメな大富豪の老女ベティと、使用人なのに超エラソーでカリカリしてるマギー、二人のクセがありすぎ、かつ軽妙な珍コンビぶりが笑えます。ベティ&マギーの事件簿、みたいなスピンオフ映画作ってほしかったかも。

 リネット役のロイス・チャイルズは、高慢で冷酷な金持ち女役が似合う美しさ。ジャクリーン役のミア・ファローは、宮崎あおい似?メンヘラなストーカー女にぴったりな神経症っぽい風貌と演技。アンジェラ・ランズベリーのホゲホゲ酔っ払い演技もインパクトあり。可憐なオリヴィア・ハッセー、メイドなジェーン・バーキンも、若かりし時代の美しさで印象的。
 殺人トリックは何度見ても驚きの荒技。かなり一か八だよな~。第二の殺人とか、とりあえず脅迫者を金で黙らせておいて、船を降りてから決行しとけばよかったのに。
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BLスウィートハラスメント♡

2022-04-17 | 韓国のドラマ
 韓国の配信ドラマ「セマンティックエラー」を観たニダ!全8話。
 大学でデザインを専攻するジェヨンは、突然卒業が取り消しとなってしまう。工学部の優等生サンウにその原因があると知ったジェヨンは、サンウにつきまといいやがらせを始めるが…
 日本の映画やドラマでもライトなBL流行りですが、韓国エンタメ界は以前からライト系のみならず、シリアス系のBLも得意としてます。私はどちからといえばスウィートハッピーなBLよりも、ビターで悲しいBLのほうが好きなので、最近人気のBLドラマにはあまり食指が動かないのですが、絶賛の声高いこのドラマはスルーできませんでした。で、どうだったかというと、評判通りの楽しい胸ムズキュンBLでした。コレデモカ!と言わんばかりの怒涛のムズキュンシーンや台詞は、まるで大好きなスウィーツを思いっきり、一気に堪能したような満足感、を通り越して胃もたれな気分

 俺さまハイスペック男子であるジェヨンが、変人の優等生である後輩のサンウにイタズラ心でちょっかいを出しているうちに、それがだんだんサンウの気を惹くためのアプローチになっていって、はじめはウンザリしてたサンウもだんだん心ほだされて、ジェヨンのことが好きになってしまう、という設定なのですが。これって少女漫画の王道でもあります。サンウが男の子になっただけ。非BLの韓流ラブコメによくある話とキャラなので、新鮮味はほとんどありませんでした。フツーの男女の恋愛と変わらないのが、かなり物足りなかったです。せっかくのBLなので、もっと同性愛に対するためらいとか葛藤、試練がほしかったかも。LGBTはもう、昔のように悩んだり糾弾されたりする禁断ではない。そんな作風は現代的と言えるけど、異性とは違う形や展開を同性愛ドラマに求めてしまう私は、同性愛を色眼鏡で見ている一種の性差別主義者なのでしょうか。映画やドラマではBL先進国な韓国ですが、実際の韓国社会は同性愛には日本以上に寛容ではなさそうだけど…

 BLとしては物足りなかったけど、ムズキュンのクオリティは高い!よくこんな萌えシチュや台詞、思いつくな~と感嘆するばかりでした。ジェヨンのやることなすこと全てが、イケメンにこんな風に迫られたい!優しくされたい!恋されたい!でも実際にやる奴ぜったいいない!なファンタジー、いや、女の妄想の産物に近い。イケメンなジェヨンだからハッとしてグー(古っ)だったけど、キモいブサメンがやったらただのストーカー、サンウだってきっと通報したはずです。サンウへのいやがらせが可愛くて、ほとんどいやがらせになってないのも微笑ましかった。学食でジェヨンが、いっぱい食べろ!と自分のおかずをサンウに無理矢理あげるシーンが好き。でもジェヨン、すごい根気と時間とお金の持ち主だよな~と、彼のスウィートハラスメントを見ていて思いました。キスはしてもそれ以上はなし、性的なシーンも上半身裸シーンさえないところも、乙女淑女向けのBLドラマでした。相手への欲望が微塵も感じられないと、ほんとに好きなの?とか思ってしまいます。まあインポなプラトニックLOVEは、韓流ドラマのお約束ですが…

 ジェヨン役のパク・ソハムは、韓流男優らしいスタイル抜群な長身で、すっきり涼やかな顔のイケメン。たまにカズレーザーに似て見えたのは私だけ?カズレーザーをキレイにした感じ?メイクがばっちりすぎて、ほとんど鈴木その子状態なのが気になった。女優じゃないんだから、あそこまでやらなくても。サンウが嫌いな赤色で全身コーデしたファッションも、イケメンだから許される斜め上なセンスでした。

 サンウ役のパク・ジェチャンは、うう~ん、ちょっと苦手系な顔かも。イケメンなの?融通のきかない変人ぶりは好演してたけど、ジェヨンがついちょっかい出したくなるような可愛げはちょっと足りなかったような。5、6年ぐらい前のユ・スンホとかキム・スヒョンとかにやってほしかった役かも。ジェヨンの親友やサンウのことが好きな後輩など、女性キャラがみんないい人ばかり。BLの邪魔はせず、男たちを励ましたり心配したりする彼女たちには安堵と好感。大学の図書館がおしゃれでした。それはそうと。女性が男性をオッパーと呼ぶより、男性が男性を(イケメンがイケメンを)ヒョンと呼ぶほうが、やっぱ萌えますね~。

 イルボンリメイクなら、ジェヨンは白洲迅、サンウは岡田健史がいいかも(^^♪でも岡田くんも長身なので、身長差萌えにならないのでダメか。ちょっと小柄なマジメそうな日本人イケメン俳優って思いつかない。
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山のあなたの空遠く

2022-04-13 | 旅行、トレッキング
 K市の倉橋にある火山(ひやま)に登りました~久々のトレッキング!
 今年はアクティヴに!という新年の誓いも、すっかり有言無実行なテイタラク。春の倦怠感のせいで、休日はダラダラ何もせず過ごしてばかり。いつしか桜もはらはら散り始めていました。ああ、ひょっとしたらこれが最後の桜かもしれない…と思うと、急に何もしないことに恐怖を覚え、気づくと山へ向かう準備をしていました。

 快晴の朝、倉橋へ車を走らせる。音戸大橋を渡るのも久々。桜の後はツツジが美しく咲く、K市のお花見名所です。春のうららかな海沿いの道を進み、小1時間で倉橋の桂浜に到着。桂浜の海水浴場には、子どもの頃よく来ていました。何年ぶりじゃろ。桂浜といえばのクロマツ林、懐かし!桂浜温泉館の駐車場に車を駐めて、倉橋温水プールのそばにある登山口から火山に登ります。

 ↑ 先客の元気なご高齢の男性二人
 桜はほぼ散ってしまってましたが、代わりに山ツツジが鮮やかに咲き始めてました。ツツジのアーチみたいな山道が美しく、空気はきれいで空は清らかに青い。ああ、自然ってやっぱいいですね!歩いているうちに、日常のセコい悩みも薄らいでいきます。火山も全然ハードな登山ではなく、子どもでも大丈夫そうな登りやすい山です。体力のない私はすぐにハアハア息切れしますが、もうあかん~と座り込んだりすることなく歩けました。ほどよくしんどい、というのが気持ちいいです。

 中腹ぐらいにあったベンチに座り、ひと休み。見おろす春の瀬戸内海が穏やかで心安らぎます。コースが二つに分かれていたので迷ってると、途中で追い抜いてしまった高齢の男性二人が追い付いてきました。とってもフレンドリーなご老人二人は地元の方々で、毎週火山に登ってるんだとか。『こっちはファミリーコースじゃけえ、若い人は面白うないよ。若い人はあっちに行きんさい』と、千畳敷というコースのほうを勧めてくれました。じーさんズも当然のようにそっちへ。

 年寄りに負けるわけにはいかねえ!と、私も千畳敷コースへ。途中またお先に~♬と二人を追い抜いてズンズン進みます。岩山をロープづたいで登るという、なかなかアスレチックなコースでしたが、そんなにキツくはありません。わんぱくキッズが喜びそうなコース。私も無邪気な子どもに戻って登りました。

 やがて無事、山頂へたどり着きました。ヤッホー!岩山のてっぺんから臨む春の瀬戸内海は、まさに平和の一言。世界のどこかで悲惨な戦争が起こってるなんて信じられないほどに。やがてじーさんズも到着。二人の健脚には脱帽!私が彼らの年齢になった時に、登山できる自信はありません。ぽかぽか春の陽気が心地よく、フレンドリーなじーさんズと楽しくおしゃべり。あっちが広島、あっちが岩国、と教えてくれます。夕方になると、岩国の米軍基地の軍用機が空を行き交うそうです。私がK市内の住民と知ると、K市は実は全国でも類を見ないほどの弾薬庫だらけの街で、北朝鮮に狙われてるから有事になったら真っ先に襲撃される、と楽しそうに話してました

 一期一会、じーさんズより一足早く下山。途中、野呂山の時みたいにまたヘンな山道に入り込んでしまい、あわや遭難の危機に陥ってしまいましたが、何とかかんとか命からがら山を下りることができました。山では自分勝手にテキトーに歩かないよう、今後は気を付けたいです。
 遭難しかけたせいで、かなり時間をロス。ランチも遅くなってしまいました。桂浜温泉館のすぐ近くにあるCafe SLOWでランチ。解放感があるウッディなカフェ。ランチメニューはどれも美味しそうで迷いましたが、フィッシュバーガーにしました。

 ボリューミーで美味しかったです。食後は桂浜温泉館でゆっくりまったり汗を流し、さっぱりして帰路につきました。日が暮れる前には帰宅。トレッキング、やっぱ楽しくて気持ちいいですね!やればできる!な達成感が、そんなに頑張ったわけでもないのに得られるのがいい。次はどこに登ろう?灼熱の夏はとても無理なので、暑くなる前にもう一回ぐらい楽しみたいです。
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