まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

熟女教師の罠!

2024-07-26 | ドイツ、オーストリア映画
 先日、初めてコストコに行きました!新聞に入ってた非会員でも入れる招待券で。独りで行くつもりだったのに、ついM子に口を滑らせてしまい、夏休みでヒマを持て余しているジミーを連れていって!と、お約束の事態に
 フードコートで腹ごしらえ。私はコストコ名物?の何の変哲もないドッグフード、ジミーはエビカツハンバーガー。でかいバーガーをあっという間に胃袋に収めるジミー。


 入口で店員から、非会員は定額の15%上乗せで払わなければならない、と聞いてビツクリ。チラシの隅に小さくそう書かれてあるのを指摘され、何だか詐欺に遭った高齢者な気分に。招待券なんて全くお得感なし。執拗に会員勧誘されましたが、のらりくらりかつ断固として拒否買わずに見物、とジミーと二人で店内を見て回りました。巨大サイズの商品とか、他の店ではあまり見ないような珍しい商品とか、面白かったです。せっかくなので、割高だけど美味しそうなハイロールとマフィン、ディナーロールを買いました。どれも量が多くて、独り身の私にはとてもじゃないけど食べきれません。M子と実家にほとんど分け与えました。


 買い物後も、またフードコートに入って今度はプルコギベイクを買い食いするジミー。底なしの食欲が真夏の怪談でした。食べすぎたので、すぐ近くにあるズムスタまで散歩。ヤクルト戦の最中、どうやらカープの大チャンスだったみたいで、すごい大歓声。でもすぐに大嘆息に変わってしまいましたどうせ堂林あたりがいつもの三振だったのでしょう。
 猛暑が続きますが、皆さま御身おいといください!
 
 ドイツイケメン映画祭③
 「ブラック・アイランド」
 ドイツ北部にある島。両親を突然の事故で亡くし、祖父と暮らし始めた高校生のヨナスは、新任の教師ヘレナと親しくなりやがて恋人関係に。ヘレナにはある恐ろしい秘密があった…
 ドイツイケメン、3人目はこの作品で初めてお目にかかったフィリップ・フロワッサン。何だか美味しそうな名前ですね!🍞朝に食べたくなるような。冗談はさておき、彼もなかなか素敵男子でした!

 ドイツの白人俳優といえばの、長身で色白。彼も背が高い(186㎝)!ひょろっとしてるのではなく、がっちり骨太な感じなのがさすがドイツ男子。優しそうな優等生って感じの顔も好き。メガネが似合ってたので、ずっとかけててほしかったかも。最近は若くてイケメンでも、何だか世間ずれした薄汚さや軽薄さが滲んでる俳優が多いので、フィリップくんみたいな誠実そうで清潔感ある風貌のイケメンは貴重かも。シャワーシーンやラブシーンで脱いでましたが、そんなに肉体美って感じではなかったです。眼福ではないけど、それでよかったのかも。島のフツーの高校生がスゴい筋肉、とかのほうが違和感あるので。

 フィリップくん、ネルシャツとかパーカーとかユニクロかGUっぽい普段着なんだけど、全身高級ブランドな野球選手よりおしゃれに見えた。スタイルのよさに加え、ナチュラルかつ上品、知性的な雰囲気があると、どんな服もモデルみたいに着こなせるんですね。こんな彼氏いたらと思わせるフィリップくんでしたが、ヨナスの性格とか行動にはちょっと難があり。同級生のニナといい感じ、キスまでして両想い…なはずなのに、熟女教師の誘惑にあっさり屈して秘密の禁断関係に。二股みたいな状態とか、おいおい~でした。ヨナスがもうちょっとしっかりしてたら、犠牲者も出なかったはずだし。祖父さんは自業自得かもしれませんが、ニナは可哀想すぎました。

 復讐?逆恨み?完全なるイカレ女なヘレナの狂いっぷりが、何か雑というか魅力がなくて残念。もうちょっと妖しい美女だったらよかったのに。エマ・ストーンの20年後、みたいなギョロ目の鬼女顔おばさん。下着姿も完熟すぎるというか。よほどな熟女好きじゃないと抱けないと思います。ある人物を口封じで殺すヘレナが、死体を学校の図書室から浜辺に運ぶのですが、白昼堂々、まだ学校も終業してないのに、誰にも気づかれずとかありえなさすぎる!

 話そのものは出来損ないのサイコサスペンスでしたが、舞台となった島の美しさには感銘!海も空も、青く澄み渡ってるのではなく、どこか陰鬱で荒涼としてるのですが、そのメランコリックさ、静謐さが魅力的でした。ロケ地となったドイツのアルムル島、行ってみたい!

 ↑ フィリップ・フロワッサン、1994年生まれ、現在30歳。Netflixのドラマ「皇妃エリザベート」では若き皇帝役!観ねば!
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盗まれた寿命!

2024-07-21 | ドイツ、オーストリア映画
 ドイツイケメン映画祭②
 「パラダイス 人生の値段」
 近未来のドイツ。寿命移植の成功で発展を遂げたAEON社で、貧困層や移民からドナーをスカウトしていたマックスは、突然の火事で手に入れたばかりの豪華マンションを失ってしまう。マックスの妻エリーは自分の寿命をローンの担保にしていたため、強制的に寿命移植手術を施されてしまい…
 医学や科学が進歩しすぎて、ありがたいというより怖いと思うことのほうが多い現代。移植手術に関しても問題があるけど、優先されるのはお金や権力がある上級国民、貧乏人は後回し、あるいは臓器を売る…みたいな格差も今後ますます深刻化するのではないでしょうか。この映画は、その警鐘的な内容でした。臓器ではなく若さ、寿命、というのがSFでしたが、ありえない!と嗤えまぜん。ありえないと思ってたことが、どんどん実現していってますし。倫理や人権は踏みにじられ、貧乏人は金持ちの家畜と化してしまう世の中に、確実になっていってるような気がします。

 こんな考えは間違っているのですが…世界をよくするために必要な人には、志半ばで死んでほしくない、だから生きていてもそんなに有益でもない私の寿命でよかったら、その人たちに差し上げたい…と思わないでもないのだけど、貧しさや家族の問題に付け込んで若者に寿命を提供させて、金持ちの高齢者が若返ったりするのは卑劣で非道すぎる。もしAEON社がほんとにあったら、金正恩やプーチン、習近平みたいな独裁者は絶対利用するでしょう。日本の老害政治家たちもきっと。若者たちを犠牲にして。想像しただけでもおぞましく、腹が立ちますね。

 寿命移植なんて、どうやって?手術が謎すぎる。移植後、ドナーが老化していく姿がホラーでした。世界中で戦争が起こっても不思議ではないほど神の域な科学力なのに、国内で反対デモやテロが起きてる程度でスケール小さっ!騙されて寿命を奪われるマックス夫妻に、まったく同情できませんでした。二人とも寿命手術のおかげで恵まれた生活をしていたのに、いざ奪われる側のほうに追いやられると犠牲者、被害者ヅラして、取り返すために何の関係もない人たちに危害を加えることも躊躇しないという身勝手さ。安易に寿命を担保にしてたのも愚かすぎる。寿命移植なんてやっぱり間違っている!と正義に目覚めて戦う、なんて凡庸な設定、展開にならなかったのはよかったです。

 マックス役のコスティア・ウルマン、大好きなドイツイケメン俳優のひとりです。可愛かった彼ももう40歳、さすがにおじさんにはなったけど、今も可愛いです。アップになった時とか、すごい美男!瞳がきれい。インド人とドイツ人のハーフである彼、若い頃より顔がインド寄りになってきてるような。小柄だけどゴツくて男らしく、ガチムチな裸がエロい。コスティアってコメディのイメージが強いので、シリアス演技は珍しくて新鮮でした。老婆になったエリーとのセックスシーンがちょっと衝撃的。おばあさんにディープキス、ク〇ニまで!姿が変わっても愛せる、という感動的なシーンのはずが、すごく異様に見えてホラーでした

 ↑ コスティアがゲイのカリスマ美容師を演じた旧作“Coming in”が観たいんですよね~
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ブロマンスの神様

2024-07-19 | ドイツ、オーストリア映画
 ドイツイケメン映画祭①
 「Narziss und Goldmund」
 少年時代に修道院で出会い、親友同士となったナルチスとゴルトムント。厳しい信仰に生きるナルチスは、美しく純真なゴルトムントに惹かれ苦悩する。修道院の外の世界で自由に生きるよう、ナルチスに諭されたゴルトムントは…
 「ヒトラーの贋札」でアカデミー賞外国語映画賞を受賞したステファン・ルツォビッキー監督作品。原作はヘルマン・ヘッセの「知と愛」。大好きなドイツイケメン、ヤニス・ニーヴナー主演の日本未公開時代劇、観ることができました(^^♪

 ヤニヴ、やっぱいいですね~今いちばん抱かれたい西洋男子かも。カッコいい、かわいいイケメン俳優は星の数ほどいますが、ヤニヴが彼らと一線を画しているのは、脱ぎまくる爽やかセクシーさでしょうか。最近はコンプラだのポリコレだの、何とかインティマシーだの、わけのわからない規制が映画やドラマをつまらなくしています。昔と違って、女優のみならず男優もおいそれとは脱がなくなった。美しい俳優の美しい裸体や濡れ場を、卑猥視するほうがイヤらしいと思うけど。そんな嘆かわしい風潮を、そんなの関係ねぇ!とばかりにガンガン脱ぎまくるヤニヴが頼もしい。この映画でも、これでもかとばかりに脱いでます。これまで観たヤニヴ出演作の中では、屈指の脱ぎっぷりかも。

 185㎝の長身は、スラリとしつつも筋肉質で、無駄な肉など一片もない鋼の肉体。まさに理想の細マッチョ。中世の教会での修行と労働で自然に鍛えられた感じの筋肉。ジプシーの熟女相手の童貞喪失シーンや、絵のモデルになるシーンなどで見事なすっぽんぽんに。美尻!全裸もラブシーンも、大胆だけど全然イヤらしくなく、むしろ潔くて清々しくもある。それがヤニヴの魅力です。

 優しそうだけど精悍で、やんちゃ坊主っぽい愛嬌があり、ふとした瞬間に傷ついた子どものような繊細さも見せ、関わる人々の心を掴むゴルトムント、まさに天然の人たらし。明るく男らしいけど薄幸な憂いもあるヤニヴの風貌に、そんな役はぴったり。幸か不幸かイケメンすぎて、常に誰かが寄って来る。孤独になれない。イケメンゆえに九死に一生を得たり酷い目に遭ったり、ゴルトムントの冒険の旅がイロイロありすぎな波乱万丈。爺転がしで女殺しなゴルトムント、富豪や高名な彫刻家に気に入られ好待遇を受けるけど、彼らの娘たちにグイグイ迫られ色恋沙汰を起こし、非道いお仕置きを受け追い出されるの繰り返しが、ちょっとコメディ調で笑えます。女好きのダメ男なヤニヴが、これまたチャーミング。


 どんなに非道い目に遭っても、戦争もペストもサバイバルするゴルトムントのタフさ、強運にも驚かされます。とにかくヤニヴの、小汚い恰好をしていてもズタボロにされても輝きを失わない、若くて美しい時にしかない魅力を遺憾なく発揮してる演技は、ファンなら必見。若いイケメン俳優にはこれぐらいはやってほしい、と思わせる好例な役と演技です。

 ナルチスとゴルトムントの関係は、かぎりなくBLに近いです。知的で内省的な優等生と、明るくセクシーなダメ男なんて、BLではおなじみのカップリング。ナルチスは美青年のゴルトムントに恋をしていて、それを必死に抑えているのに、無邪気に慕ってくるゴルトムントにドギマギドキドキ悶々。幼い時から強く心が結ばれて、片時も離れたくない、離れるなんて考えられない二人の絆、やりとりに萌えます。大型ワンコのようにナルチスについて回りベタベタするゴルトムントが可愛い!ナルチスもイケメンだったら、もっと萌えたかも。演じるザビン・タンブレアは、ヤニヴよりさらに長身の190㎝!顔はレイフ・ファインズをもっと地味にした感じ?裸の自分を鞭打ちするシーンとか、ストイックすぎる修行が怖かった。高潔で高徳だけど、修道院のトップに立つと権力を使ってゴルトムントを庇護、特別扱いするなど、ナルチスが愛ゆえの闇も見せ人間らしさは失わなかったのは、神に一生を捧げる彼にとっては不幸なことだったのでしょうか。

 ナルチスとゴルトムントの子ども時代が、すごく可愛くて切なかったです。中世の僧侶や庶民、貴族の衣装や家、生活の様子、撮影に使われた実際の古い修道院やお城など、歴史ファン、時代劇ファンの目を楽しませてくれます。特に修道院の描写が秀逸。信仰生活や教義は厳しすぎるし理解も難しいけど、厳かかつ静かで美しい儀式には心惹かれます。ナルチスとゴルトムントの髪型が個性的。ナルチスのほうはちょっとアルシンドだけど、ゴルトムントのほうは今やったらオシャレかも(ヤニヴみたいなイケメン限定ですが)。

 ↑ ヤニヴ~クリスチャン・ディオールの半生を描いたTVシリーズ「ニュールック」に出演してるヤニヴ、シャネル役のジュリエット・ビノシュの愛人役?!
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悪党貴族

2024-07-16 | 欧米のドラマ
  Netflixのドラマ「ジェントルメン」を観ました(^^♪全8話。
 父の遺言で兄を差し置き侯爵家の家督を継いだエドワードの前に、スージーという女が現れる。裏社会の組織のメンバーである彼女から、亡父が金のために領地内で大麻栽培のための場所を組織に貸していたことを知ったエドワードは…
 ガイ・リッチー監督の映画「ジェントルメン」のドラマ版ですが、続きでもスピンオフでもなく、ストーリーもキャラも一新させたアナザーストーリーになってました。裏社会の組織が貴族の領地を借りて大麻を栽培、という設定は同じ。ドラマ版は組織のボスではなく、貴族が主役。元軍人の侯爵エドワード役は、大好きなイギリス俳優テオ・ジェームズ

 テオ、渋味が出始めてイケオジ化が進んでますね鋭く精悍、男の色気もダダ漏れ。ワイルドなタフガイだけど、さすがイギリス人。どんなに暴れても、下品にも粗野にもならないブリティッシュな香りが。ヒューゴ・ボスのモデルをしてただけあって、スーツやタキシード、普段着もクール&ハイセンスな着こなし。若い頃は脱ぎ男だったテオですが、今回は露出なし。ケガの手当シーンで、ちょっとだけ肌を見せてましたが、かなりタルんで見えたそれもまた、熟年の崩れた色気が。

 エドワードのキャラも、クール&クレバーでカッコよかったです。なるべく平和に穏便に裏社会と掛け合おうとする思慮深さ、でもいざとなると腕に覚えありな元軍人の戦闘力を発揮して、悪人どもを叩きのめす頼もしさ。やられたら100倍返し!家族と家名のためなら、冷酷にも狡猾にもなる怖い面もあって、ただの善い人じゃないところも素敵でした。はじめは裏稼業をイヤがってたけど、だんだんそっちの才能に目覚め開花させていくエドワードの奮闘が、ヴァイオレンスと軽快さで描かれてます。

 エドワード以外のキャラに、あまり魅力がなかったのが残念。ガイ・リッチー監督の映画版は、一癖も二癖もある愉怪な連中ばかりで楽しかったけど、ドラマ版は何かイライラする、必要性もあまりないようなキャラが多かったような。エドワードの兄とか大麻栽培係の若い男とか、ほんとならコメディ担当なキャラなんだろうけど、単にウザいだけだった。ガイ・リッチー監督といえば小粋で洒脱なコメディタッチが魅力ですが、ドラマ版はコメディ色が薄口でした。テオはほぼ大真面目。もうちょっとコミカルなテオが見たかったかも。

 テオ以外の俳優は、ほとんど知らない人たちばかりで地味すぎ。映画版はマシュー・マコノヒーにチャーリー・ハナム、コリン・ファレル、そしてヒュー・グラントと、濃ゆい豪華なメンツでしたからね~。スージーの弟ジャックが、なかなかイケメンでした。イギリスの若手俳優ハリー・グッドウィンズ、おじさんになったテオに代わって彼が脱ぎ担。初めてお目にかかりましたが、ちょっとヘルムート・ベルガー似?見事な肉体美を披露してます。

 イギリスといえば、やはり貴族!アメリカや韓国の金持ちの、金にあかせたゴージャスさとは全然違う、優雅で洗練された由緒ある趣味の高さが好き。エドワード一家の暮らす屋敷や敷地も広大で美しく、あんなところで暮らしてみたいな~と憧れる。でも管理や維持が大変そう。そのせいで没落したり裏社会に食い物にされたり、美しいものを守るために汚くならざるを得ない貴族たちの現実が、皮肉で切ないですね。

↑ テオ~シブッ!つっても、まだ39歳なんですよね彼。子どもおじさんなニノミ屋とか岡田Jいちより年下!テオの新作は、スティーヴン・キング原作のホラー“The Monkey ”です
コメント (2)
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夏♡おさむの恐怖体験物語

2024-07-11 | 演劇
 大好きな向井理主演の舞台「ウーマン・イン・ブラック 黒い服の女」を観に、大坂に行ってきました~🐙
 去年末の「リムジン」から半年、こんなに早くムカイリーと再会できるとは。映画やドラマも途切れることなく出て、なおかつ舞台にも精力的なムカイリー。ファンは嬉しいけど、ワーカホリックなのが心配。年齢的にも演技にも、役者として脂がのってきてる最近のムカイリーなので、仕事が楽しいのかなと推察。ファンもそんな彼の心意気に応えねばなるまい!と、週末日帰り弾丸大阪行きを決行!
 新幹線なんてブルジョワの贅沢な乗り物!下層民の私が利用するのはもちろん、深夜発早朝着の夜行バス。しんどい、けど経済的!バスに乗るといつも通りバタンキュー。気づけば大阪なのでした。

 劇場へ行く前に、近松門左衛門の曾根崎心中で有名な露天神社(お初天神)へ。朝のお参りって、清々しくて好きです。露天神社は、恋愛祈願で有名だとか。心中なのに?!恋愛よりももっと大切なことをお願いしました。
 大阪も猛暑で、ブラブラ歩くなんて自殺行為。あまり動き回らず、涼しい場所で静かに待機しました。お昼に上演劇場の森ノ宮ピロティへ。大阪城に近いからか、外人さんがウジャウジャいました。

 「ウーマン・イン・ブラック」はイギリスの舞台劇。ムカイリー&勝村政信がW主演の二人芝居です。「ハリー・ポッターと呪いの子」に続き、イギリス人役のムカイリー。相変わらずのスラ~っとした細い長身、そして超小顔!勝村さんとの身長差、顔の大きさの違いときたら!トラッド&ブリティッシュなスーツの、上品かつ洗練された着こなしときたら!日本一イギリスなファッションが似合う俳優かも。元某事務所のチンチクリンな子どもおじさん俳優だと、滑稽な七五三になってしまう衣装です。

 スタイルのよさに加え、40過ぎとは思えぬ若々しい清潔感と透明感、生活感のなさ。まさに美魔男なムカイリーです。初登場は、何と!舞台ではなく客席から!いつの間に!ムカイリーが舞台へと走った通路側のお客さんが羨ましかった!序盤、5、6分ぐらい独演、長~い膨大な台詞を淀みなくこなしているムカイリー。俳優さんってほんとスゴイわ~。私なんか、枕草子や平家物語の序文さえ覚えられません。俳優役のムカイリー、明るく快活、おちゃめな演技がチャーング。怪奇現象に遭ってもあまり動じない様子は、幽霊なんか絶対信じてなさそうなムカイリーご本人とカブります。走ったり転げ回ったり、元気いっぱいに躍動する若々しさも素敵でした。

 恐怖体験をした弁護士の勝村政信が、家族に上手くその話を伝えるために、俳優の向井理から演技のレッスンを受ける、という設定。回想パートではムカイリーが弁護士になり、勝村さんが弁護士に関わる村人たちに扮しています。声音や動きで複数のキャラを演じ分けてた勝村さん、やっぱ名優ですね~。二人のやりとりは、かなりコミカルなものが多かったけど、せっかくの不気味なオカルトホラーなのに必要?とは思った。

 演劇の観客層って、お金持ちそうなご婦人と意識高そうな若い女性?そのためか、コミカルなシーンでの笑い声も上品なんですよね~。ドリフの客席からの笑い声とは全然違う。私は相変わらず笑いに不感症。でも、松本洋子先生のオカルト漫画みたいな話で面白かったです。突然ギャー!!キャー!!みたいな女の絶叫が度々あってビックリさせられるんだけど、みんなそのたびに大笑いしてた。笑うところじゃないのに(笑)。あと、上演中に何度か携帯の鳴る音がして驚きました。舞台への妨害行為!

 舞台が終わると、カーテンコール。ムカイリー、今回もお約束のニコリともしないブスっとした不機嫌顔心底めんどくさそう。対照的に隣の勝村さんは、ほっとしたような穏やかな笑顔。わざとらしい営業スマイルなんかしない、冷たい媚びないムカイリーが好き。次はどんな舞台に出てくれるか、ほんと楽しみです。映画やドラマも、もっと面白そうな大人向けの作品に出てほしいな。

 ↑ 美しすぎる42歳!女優よりきれいですね~
コメント (9)
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