まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

砂漠心中

2007-07-31 | 北米映画 00~07
 早いもので、もう二日後に迫ったグアム旅行。早く南の島で、トロピカル☆体験したい♪
 そんなdokidoki☆wakuwaku感も、台風が西日本に大接近中というニュースによって、不安に塗りつぶされてしまった...台風上陸が、よりによって出発日だなんて。大丈夫かなあ~?!これも、日ごろの私の行いが悪いせいでしょうか。
 プラハで買ったペンダントを紛失して、ガクッ...日本円にして高々1500円ほどだけど、お金の問題じゃないですよねえ。せっかくのプラハの思い出を、ひとつ失くしたようで...幸先が悪い。トロピカル・ヴァケーション、ダメになりそな予感...
 皆様が、楽しくハッピイな夏休みを過ごされることをI wish!計画や思い出話など、ぜひ楽しさのおすそ分け、シルヴプレ~☆

 「GERRY ジェリー」
 my dear マット・デーモンが、「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サント監督と再び組んだ作品。脚本も前作同様、マットが担当(共演のケーシー・アフレックと共同執筆)。
 果てしなく続く砂漠を彷徨う、若い男ふたり...
 あの~...何これ?話がない...マット・デーモンとケーシー・アフレックが、ひたすら砂漠を歩くだけじゃん!?出てくるのは二人だけで、台詞もほとんどない。二人は何者?どーいう関係?何で砂漠を彷徨うの?そんな説明は、一切なし。監督いわく、観客の想像に任せる映画だとか。うう~ん。こーいうゲージュツ系映画は、苦手よ...わけがわかりません。

 炎天下と渇きに喘ぎながら、苦行のように歩き続けるマットとケーシー。二人ともジェリーと呼び合い、マズいことドジなことをジェリーすると形容したり。少ない会話も、昔は神殿を作って国を支配していた、とか。意味が解らない~!
 ワケワカメな内容といい、音楽を排除した静かで淡々としたムード、長まわしで撮られた広大な砂漠の風景や真っ青な空。まるでヒーリングビデオのようで、観てるとだんだんウツラウツラ...かなり睡眠誘導な映画です。
 でも、大好きなマットのため、寝るなー!寝たら死ぬ!な雪山遭難気分で、最後まで鑑賞。
 マットは、やっぱええわあ~爽やかで清潔で素朴な男らしさの猿人系、という私の好きな条件を全部そろえた男です。不潔、軽薄、ヘナチョコ軟派、という私の苦手ポイントが全くない。知的なのも素敵ですが、ルックスだけだとそうは見えないし、そうじゃない役のほうがチャーミングなのに、僕ってアタマ良いんだよ!な役が好きなところが、時々鼻につくんだよなあ。この映画では、脚本のほうでその臭いがしました。
 単純に面白い映画のほうが好きな私には、この高尚さ緩慢さ、かなり苦痛でした。お金払ってソレは、ほんとトホホです。なので、ガス監督の言われる通り、勝手に想像・解釈しながら観ることに。

 マットとケーシーはホモのカップルで、厳しい世間のしがらみに絶望し、仲良く手に手をとって心中するため、砂漠に来た?さすがガス監督なので、そんなlove男色は濃厚。二人の様子からして、フツーの親友同士には見えないし、ラスト近く、瀕死になったケーシーが隣で転がってるマットに手を伸ばし、マットがケーシーに覆いかぶさるシーンは、かなり意図的なゲイゲイしさ。
 過酷で虚無的な砂漠の風景と、避けようのないラストの死から、何か深く心に響くものを感じることができるのは、特殊な愛に生きざるを得ない、かぎられた人だけなのでは。

 「オーシャンズ13」に続いて、秋は待望の「ボーン・アルティメイタム」デ・ニーロ監督、アンジェリーナ・ジョリー共演の「グッド・シェパード」が日本公開!新作も、かつてクルーニー兄貴の寵愛を奪い合った恋敵?マーくんと再共演のボクシング映画“The Fighter”など、待ち遠しい作品が目白押し♪なマット大西さんです。
コメント (3)
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君にチェックメイト

2007-07-30 | イギリス、アイルランド映画
 参院戦の自民党撃沈余波は、まだまだ続きそうですね。
 愚民ども!と無意識のうちに見下してるからこそ、平気でトンでも発言&金ごかましできた(今でも失言とか不正だなんて思ってなさそう)傲慢不遜でヘンな大臣ばかりで組閣してしまったことも、阿部さん敗因のひとつでしょうか。
 何でこんな人が!?なトンデモ当選より、この人まで落ちた!なビックリ落選が、印象的でした。わが地元では、単なる騒音女と悪評だった吉○ゆ○は、当然のごとくダメでした。
 誰が舵をとっても、庶民は楽になりそうにない、なんて諦念を抱いてしまう、欝な世の中です...
 
 「愛のエチュード」
 天才的チェスプレイヤーと、彼を支えた女性のラブストーリー。原作は、「ロリータ」などで知られる、ウラジミール・ナバコフの小説。
 話よりも、舞台となった北イタリアの保養地・コモ湖の美しさや、そこに集う人々のエレガントさに魅了されました。アメリカ映画や韓国ドラマで目にすることの多い、成金的な俗悪リッチさとは、やっぱ違うよなあ~な、高貴さ上品さ。ドレスやスーツのファッションだけでなく、柱や時計、チェス盤、ラウンジのテーブルやグラス、お菓子など、屋敷やホテルの調度品ひとつひとつや、石畳の道、古城や建築物に、歴史の重みと奥ゆかしさが。聞くところによると、ルキノ・ヴィスコンティ監督の別荘を、撮影に使わせてもらったとか。庶民に足を踏み入れることを許さない、モノホンのハイソ世界です。美しい格差社会...一度でいいから、あんな保養地で過ごしてみたいなあ。
 主人公ルージンのキャラが、ちょっとレインマンみたい?知能は少年のままっぽく意味不明な言動、他人と巧く意思疎通できない、けどチェスは天才。まさに天才と○ちがいは紙一重。実際に目の前にいたら、引いてしまうだろうけど、でも慣れたら可愛い男かも。演じるジョン・タトゥーロが、結構男前だったからでしょうか。波乱万丈で不幸な短い人生は、天才の運命?ルージンの人生も辛く悲しく、花火のようにパっと一瞬燃えて尽きてしまいます。
 ヒロイン役は、エミリー・ワトソン。うう~ん。彼女、演技力があってスゴい女優だとは思うけど、主人公を魅了する美しいヒロインなんて顔してないよなあ。地味で貧相。女版ルージンみたいな役のほうが、ピッタリ。エレガントな衣装、ぜんぜん似合ってなかったし。ホテルのメイド、屋敷の小間使いの制服なら、ジャストフィットだったでしょうけど。エミリー・ワトソンとかサマンサ・モートンとか、ズバ抜けた演技力の地味ブス女優は、ちょっと苦手...
 この映画を観たmy 目的は、脇役で出てたフランスの才人男前、クリストファー・トンプソン。
          
 フランスの伯爵役で、やっぱ素敵でした。知的で優しそうで。ヒロインに横恋慕するヤな役かな、と思ったら、すごく良い人の役で意外でした。英語もお上手!最近は脚本家をメインの本職にしてるっぽいので、もっと俳優として活動してほしいなあ。
 あと、娘と伯爵をくっつけようとするヒロインのママが、いい味出してます。幼いルージンを引き取って利用しつくし、やがて見限って置き去りにしながら、ルージンが有名になると悪い企みを抱いて近づいてくる師匠が、卑劣な爺!ひどい!才能という甘い蜜には、こーいう悪い虫が寄り付くんだろうなあ。
 ちなみに、邦題のエチュードとは、音楽とは関係なく、チェス用語の“手筋”を意味するのだとか。チェスが好きなら、もっと楽しめた映画かも...
 太く短く華のある人生に憧れます。何の才能もない私は、細く長く地味に天寿をまっとうするんだろうなあ。鬱...
 
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無傷では愛せない

2007-07-27 | スペイン映画
 TVつけたら、ニュースにビツクリ。スケートの織田信成が、酒気帯び運転で捕まったって!
 あらあら。織田くん、ダメじゃん!バカだねえ、と思いつつ、大学生の時は平気で飲み会の後、バイクで部屋に帰ってた私が、エラそうなことは言えない。でも、時代が違う。たかがバイクで...は、凶悪事故頻発で、飲酒運転に厳罰でのぞんでいる今の世の中では通じません。もう二十歳なんだから、そんなことはわきまえて当然だし、気をつけてあげなかった周囲のせいにもできません。
 やはり、無意識のうちに驕りや慢心があったのでしょうか。織田くんに限って、と信じたいけど。記者会見で、涙ぼろぼろ流して謝ってた織田くん、スベって転ぶのは、スケートリンクの上だけにしとけよ!飲酒運手は、絶対ダメなの!Savvy?
 織田くんより、昔の松坂とか上原とか、若い野球選手のほうが、はるかに凶悪だったけどなあ。一般人なら、大変な社会的制裁を受けるだろうに...
 
  「10億分の1の男」
 最近my お気にのラテン男前、レオナルド・スバラグリア主演作。
 飛行機墜落事故で、唯一生き残った銀行強盗の青年。謎の男に導かれるまま、強運を競う死のゲームに参加することに...
 運の良さってのは、持って生まれた才能。それを備えた者たちが、財産や命を賭けて勝負する、という設定や話が、なかなかユニークで面白かったです。
 強運を試すゲームが、スリリングで怖い。髪に蜂蜜を塗って、巨大昆虫(キモい!)が誰に引き寄せられるか勝負、ってのはまだご愛嬌だけど、だんだん危険度がエスカレートしてきて、目隠しして車道に出たり、大木が茂る森の中を疾走したり。極めつけは、ゲームの仕掛け人である老人との、ロシアンルーレット対決。フツーは大怪我、もしくは死ぬ、危険すぎる無茶な遊戯なんだけど、強運を持つ主人公たちには不思議にも、災いがよけて通るのです。ありえねー!と思いつつ、でも実際に、ありえねー!な幸運や強運を見せ付けてくれる人って、いるもんなあ。やっぱ、運の良さって努力して身につくものではない才能かも...
 主人公役のレオナルド・スバラグリアが、やっぱ男前
  
 濃さが適度で、濡れたような愁いと翳りがあって、でも笑うとクチャっとして可愛い!「カルメン」や「ユートピア」に比べると、ちょっとだけ明るく無邪気なキャラだったのも、新鮮でした。短髪も似合ってて可愛い。でも...この役、別にスバじゃなくてもいいのでは?な感じでもあったが。せっかくの男の魅力を、あまり活かしてなかったのが惜しい。
 ゲームの仕掛け人役は、スウェーデンの名優マックス・フォン・シドー。もう相当のご老体のはずなのに、偉容なる風貌&存在感。ラスト、ついに彼と対決するシーンでは、スバが妙にちっちゃく見えるほど、ぬお~とデカいシドー御大です。
 スバ待望の最新日本公開作は、ダニエル・ブリュール主演の「サルバドールの朝」!大好きなダニブリュ&スバだなんて、おいしすぎる映画!秋が待ち遠しい!
  
 スバご本人は、とっても明るくてオチャメな男みたいです
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男色ヴィジュアル系

2007-07-26 | イギリス、アイルランド映画
 参院選も間近。
 選挙といえば、毎度辟易させられるのが、街頭演説。朝早くから、夜遅くまで、ギャーギャー騒がしい候補者の雄叫びは、実に一方的で自己満足的。有権者の気持ちは、ほとんど無視なのでは...今日は、いささか呆れ腹が立ちました。
 吉○ゆ○候補者。夕方の5時頃、運動員引き連れて、大音量で演説を始めた。ああ、うるさいなあ、また始まった、とウザく思うくらいで、最初は気にも留めてなかったのですが、いかんせんスゴい音量!こんなの、かつてないほど。仕事の話もできない、TVの音も聞こえない。しかも、10分、20分経っても、ぜんぜん終わりそうにない。さらに、絶叫してるのは、自分の名前だけ!公約とか自分の意見とかいった内容は、ゼロ。ひたすら、○長○いをよーろーしーくーおーねーがーいーしますー!!!とエンドレスリピート。な、何なのこれ!?ひどい...
 あまりにもヒドいので、外に出てみる。私と同じような人たちも、迷惑・困惑顔で立ってる。年配男性の一人がついに、いい加減にしろ!うるさい!と怒鳴る。運動員さんたちが、すまなそうに謝る。しばらくして、吉○ゆ○は台から降りると、そそくさと選挙カーに乗り込んで、どこかへ行ってしまいました。ほとんど騒音なヒンシュクを残して。○長ゆ○、名前は覚えたよねえ、絶対投票しないけど、と集まってた人たちは、苦笑いしてました。
 あんな一般市民のことをなおざりにした演説、ホントに必要なのでしょうか。反感と怒りを与えるだけで、逆効果だとも思うけど...

 「ベルベット・ゴールドマイン」
 70年代前半、若者たちを熱狂させたグラムロックのスター、ブライアン・スレイドの栄光と失墜の軌跡...
 グラムロックって、洋楽に疎い私にはチンプンカンプンなんですけど、いわゆるヴィジュアル系の先駆?ドギツいメイク&ユニセックスでド派手な衣装、ドラッグと乱交がつきもの、みたいな堕落系音楽?
 つまんないほど常識保守的人間な私は、グラムロックじたいには、あまり興味がもてない。あの時代に青春を迎えていても、たぶん無関心だったことでしょう。
 ブライアン・スレイド役のジョナサン・リース・マイアーズが、めちゃんこ妖しい&かっこかわいい!
    
 ヴィジュアル系って、誰がやっても似合うってわけではなく、私からすると、醜悪で不気味な連中が多い。いっとき人気があったTMレボリューションとか、滑稽としかいいようがない人もいたり。でも、ジョナは...まさに、ヴィジュアルするために生まれたかのよう。男でもない、女でもない、摩訶不思議な魅力。メイクが、こんなに映える男の顔も、珍しい。小林幸子やプリンセス・テンコーも真っ青な、ジョナの奇抜なステージファッションやヘアスタイルも、目に楽しい。挑発的で退廃的で淫靡なジョナの演技も、驚嘆ものです。ほんと、異星の貴公子、美しき堕天使、デカタン王子って感じ。ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」がリメイクされるとしたら、ぜひジョナに主役のマルティンをやってほしい。が、ちょっともう遅いか。この映画の頃なら、ドンピシャなんだけどなあ。いい感じに男っぽくなってる最近のジョナは、もう妖美って感じじゃないしなあ。
 ジョナと恋に落ちるロックシンガー役に、ユアン・マクレガー。
 ユアンも可愛い!ステージでの狂ったパフォーマンスが、怖笑!すっぽんぽんになって、観客に向かってケツの穴見せ!イっちゃってます。ジョナとは、ラブシーンもあり(大したことないが)。
    
 ブライアン・スレイドのファンで、後に記者になって失踪した彼を追う青年役に、クリスチャン・ベール。
 クリベーも可愛い!まだ頬っぺたが赤くて、マッチョでもない、初々しさが残ってた時代のクリベーです。オナニーシーンや、ユアンとのからみもあり。
 ジョナもユアンもクリベーも、やっぱ英国俳優って、若い頃から肝がすわってるというか、演技が果敢で挑戦的だよなあ。それに比べて、日本の若い俳優って、ほんとルックスと雰囲気だけって感じ。可愛いだけ、カッコいいだけなんて、つまんない。ショッキングなほどの感銘を観客に与えられてこそ、真の役者だと思います。
 英国のアルモドバル?トッド・ヘインズ監督の、悪趣味一歩手前な色彩感覚と演出、そして男色の濃さが、独特で面白いです。宇宙船が現れたり、ユアンに恋した瞬間ジョナの瞳にハートマークが点滅したり(隣のマネージャーの目には、銭マークが点滅)、キッチュで笑えるシーンも多々ありました。
 「エデンより彼方に」以来の、ヘインズ監督待望の新作“I'm Not There”は、クリベー、ケイト・ブランシェット、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブールetc.と、豪華キャストのアンサンブル・ミュージックドラマ。楽しみ!
 
 
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ジャック・スパロウ船長 ファイナルだっちゅーの!

2007-07-25 | 北米映画 00~07
 my motherに、もうバイク乗らないほうがいいですよ、年なんだし...と心配して言うと、バカにするな!とメチャクチャ怒られた...
 後輩のSくんに、精子放出は、亜鉛を大量に使うから薄毛につながるんだって!ひとりエッチしすぎは注意よ!と、冗談でアドバイスすると、どーせ僕は髪の毛薄いし彼女いませんよ!とスネられた...
 もの言えば唇ヤバし夏の空
 大きなお世話な発言連発の私、失言大臣たちのことを、嗤えません。いい年なんだから、ほんと言葉には気をつけねば。

 「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールズ・エンド」
 YO~HO~♪やっと、愛しのジョニー・デップasジャック・スパロウ船長と再会できました。
 いよいよ最終章、ジャック船長ともお別れ...思う存分、最後のオチャッピーな活躍を堪能しよう。って、スパロウ船長、なかなか出てこないし!?相変わらずヘナチョコ顔のオーランド何とかにも、キーキーうるさく若いくせにギスギスしたキーラ・ナイトレイにも、用はないの!ジョニー早う出せや!と、イライラ!早送り早送り!と、本気でリモコン探してしまいそうに。30分ぐらい経って、やっとジョニー登場♪
 ヘンな幻覚で独り遊びしてるスパロウ船長、アル中というよりヤク中っぽくなってて、アッパラパーなオトボケっぷりが、やっぱ可笑しくて可愛い!いつも通り、チョコマカと忙しく動き回るジョニーですが、1・2と比べて、出番が減ってる!?出ずっぱりじゃないのが、寂しい。
 必要以上に話を複雑にしてるせいで、ジョニーの活躍も削られてしまったのでしょうか。私のような、ジョニー以外はどーでもいい、パイレーツの世界に思い入れのない者にとっては、結構キツい内容。展開も設定も登場人物もゴチャゴチャしすぎてて、ついていけない!この人、誰だっけ!?いったいみんな何を目指してるの!?海賊評議会?女神?え?は?わけわからん!苦痛...長いし...しんどい...早く終わって...騒々しいので、眠れもしない...
 いやホント私って、伝奇やファンタジー系がダメな人間。純粋な童心が微塵も残ってないからでしょうか...
 キーラ・ナイトレイの、ぎゃーぎゃーヒステリックなわめき声が、耳に障って...この小娘、何でこんなに威張ってんの!?
 海賊役で、チョウ・ユンファ登場。「バットマン リターンズ」のケン・ワタナビよりはマシだったけど、香港電影帝と讃えられてたユンファ兄貴でさえ、あんな扱い。アジア俳優なんて、ハリウッドでは所詮イロモノ...
 2でジョニーをパックンチョした巨大イカ、岸辺で変わり果てた姿に...涙。
 映画が終わると、ひたすら安堵と疲労を覚えました。エンドクレジットを観ずに映画館を出ようとすると、劇場の人に、最後にオマケシーンがありますよ、と言われて引き返す。何?何?って、はぁ~!?別にどーでもいいシーンじゃん!ネタバレせずに、一言。ジョニーだけ目当ての人は、観なくてもOKなシーンかも。
 ああ~ジョニーお疲れさま!ぐっじょぶ!愛着ある当たり役との別れに、さぞや感慨深いことだろうなあ。って、え!?パート4が製作されるかも!?ひ~!か、かんべんして~!ジョニー抜きで、オーランド何とかを主役にして、勝手にパート100まで続けてください。
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猛龍青年特警隊

2007-07-24 | 中国・台湾・香港映画
 戦慄!ご近所事件簿(後編)
 平和な住宅地を、ヒンシュクと恐怖のドン底に落とすT氏。つい最近また、信じられない行動に出た!my motherが聞いた話によると...
 T氏の隣家に独り暮らしの未亡人が、家の改装工事を。それが終わって数日後、工事業者さんが、未亡人を訪ねてきた。T氏が電話をかけてきて、未亡人の家の屋根の上に、工具の忘れものがあった、自分がとってやったから、取りに来いと命じられたとか。責任者がT氏のところに行って謝ると、電話代よこせ、50円でいい、と言われて、唖然としたとか。ホントに50円受け取ったらしい。
 T氏は親切のつもりだったんでしょうけど、未亡人や工事業者さんにとっては、困惑ものですよね。勝手に他人の家の屋根に上がったり、電話代要求するなんて、いやらしい感じ...
 さらに、バイクや自転車が、自分の家の前を通るのが気に食わないらしいT氏は、宅配や郵便配達の人にまで、そんなところ走るな!停めるな!と怒鳴ってることも、しょっちゅう。こないだは、my motherに会いに来た友人が、我が家前に停めてたバイクのシートに、ガムをなすりつけられてたとか。日中、こんなことができるのは、あの人しか...
 いつか絶対、この私が尻尾を掴んで、警察に叩き出してやる!でも、真実を知った者は絞殺死体で発見されるのが、2時間ドラマの定番...もし私の身に何かあったら、その時は仇とってください~♪
 
 「ドラゴン・スクワッド」
 大真面目にハチャメチャな、香港アクション映画が好きです。
 若きエリート国際警察官たちと、極悪テロリストへの報復に燃える謎の武装集団との、壮絶バトル!
 話はほとんどどーでもよく、全編ド派手なアクションでテンコ盛り!銃弾&青龍刀が、車が、ところ構わず飛び交い爆走する!撃たれまくり刺されまくり!串刺し、逆さ吊り、首や腕、耳や指も切られまくり、結構血みどろ血しぶきドバドバな、ハードというより残虐シーンも少なくない。いったい、何人死んだのか見当もつかないほど、殺戮の嵐。ちょっと殺されすぎ...
 出演者が、ちょっと国際的でユニークでした。
 武装集団のリーダー役は、あの「ターミネーター」の未来戦士、マイケル・ビーン!久々に見ました。ハリウッドでスターになり損ねた彼、香港映画のヒールになるほど落ちぶれてしまってたんですね。哀。すっかりオッサンになってるけど、まだ男前だとは思う。ただの悪役ではなく、ロマンスなシーンもあったりしたところは、腐ってもハリウッドスターへの気遣い?
 マイケル・ビーンの仲間に、韓国の個性派俳優ホ・ジュノが。すごい存在感です。怖い。いちばん目立ってたかも...
 コワモテな武装集団のメンツに比べ、主役の国際警察の若者たちは...あすなろ白書な大学のサークルみたいで、あまり優秀にも強そうにも見えないんだよなあ。
 F4のヴァネス・ウーの演技、初めて観ました。目が吊り上った野茂?顔が丸くなった巨人の小笠原?あんまりイケメンじゃないような...って、F4ファンの皆様、すんません♪
 この映画を観たのは、もちろんショーン・ユー目当てさ!ショーン、やっぱカッコかわいい~
  
 「頭文字D」みたいに、イカしたドライバーぶりも披露。ショーンの運転する車の助手席に乗りたいなあ。
 ショーンの仲間の中に、えなりかずきが!?あれ、えなりですよね!?って、ンなわけないけど。でも似てたなあ。
 ショーンやヴァネスたちを助けるベテラン刑事役、サモ・ハン(キンポー)が、シブかったです。デブ&おやぢなのに、鮮やかで華麗なる格闘!さすが!ホ・ジュノとの体を張った死闘に驚嘆です。
          
 ショーンがキャバクラ嬢と店から出てきたところをパパラッチ!?かと思ったら、浜崎あゆみのMV画像だった(こちら)...
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珍奇!哲学デパート

2007-07-23 | 北米映画 00~07
 前から観たかった、ジョナサン・リース・マイアーズ主演の某英国映画。スカパー放送を期待して半年ぐらい待ってたのですが、放送されそうにないので、仕方なく&やっとレンタル...した途端、来月放送予定を知る!何じゃそりゃー!!ああ、私の人生って、こんなタイミングの悪さの積み重ね...

 「ハッカビーズ」
 豪華キャストが話題になったものの、あまりに芳しくない評判ゆえ、楽しみにしつつ敬遠していた作品を、やっと観ました。
 大型デパート・ハッカビーズの新店舗建設をめぐって起こる、珍妙な哲学騒動の顛末...
 わけがわからん!という悪評通り、ほんと???な登場人物たちの言動。意味不明&理解不可能な哲学問答に、当惑させられます。が、わかるわかる!と納得できるほうが、ヘンだと思う。作り手も、あのワケワカメさで笑いをとろうと意図してたのでは?知的な難解映画と思わず、ヘンテコな不思議映画だと割り切って観れば、結構楽しめるかも...

 話じたいよりも、スターたちの変キャラ演技が、面白く楽しいです。
 ハッカビーズのエリート社員役、ジュード・ロウ。そのイヤミさ&軽薄さが笑えます。韓流スターも真っ青な、おばはん殺しの(わざとらしい)スマイル。主人公の妄想の中で、母乳をあげるママ姿になったり(キモ笑!)。かなりアホな演技が新鮮。見た目も今まで見た中で、いちばんカッコ可愛いかったかも。毛髪の危機を、あまり感じさせなかったのも珍しい。
 主役のエコおたく青年役ジェイソン・シュワルツマンは、コッポラ一族の業界ぼんぼん(「ロッキー」のエイドリアンの息子)。濃いけど、繊細で気弱そうな顔は、結構可愛いかも。でも、脱いだらキモい!
 おバカっぽいモデル役でも、ナオミ・ワッツって薄幸顔。哲学探偵(何じゃそりゃ!?)夫婦役のダスティン・ホフマン&リリー・トムリンは、何もしなくても只そこにいるだけで、強烈に怪しい存在感。
 濃ゆいメンツの中でも、特に珍妙不可解で笑えたのが、マーク・ウォールバーグとイザベル・ユペール。

 マーくんといえば、ワタシ的には楽天の田中ではなく、マーク・ウォールバーグなのです。マーくん、最近いい味出すようになったよなあ。もともと、ゴツい猿系に弱い私にとって、マーくんはメチャイケ野郎。石油使うな~!なエコき○がい消防士マーくん、その大真面目でアホな暴走ぶりが笑えます。ほんと、アホそうな猿顔が可愛い哲学修行?で、シュワルツマンと一緒に硬い風船で顔面殴打し合う姿とか、アホすぎ!この映画では全く脱いでないけど、女優や貧相なシュワルツマンと並ぶと、体のマッチョなゴツさが目だって、ますます萌え~スゴいカラダしてるもんね、マーくん。カルバン・クラインの下着モデル時代、強烈でした。前科もちのラッパーが、今やオスカー候補になるほどの実力派俳優に。ジョニーを彷彿とさせる成長ぶりです。

 謎のフランス人思想家役、イザベル・ユペールの怪しさも笑える。どこからともなく現れて(うる星やつらの錯乱坊ちっくに)、無表情で淡々とシュワルツマンやマーくんを洗脳したり、シュワルツマンと泥まみれセックスしたり。わけのわからなさはNo.1!さすが、ヨーロッパ随一の名(怪?)女優ユペりん。クールなキワモノ女役は、もはや彼女の専売特許!「ピアニスト」のエリカ先生ほどブッとんでないけど、かなりヘンです。ユペりんの英語は、「愛・アマチュア」以来久しぶり。英語お上手だよなあと思ったら、ユペりんのママは英国人だとか。道理で。
 話を理解しようと無駄な努力をすると、徒労に終わるか途中放棄の危険があるので、スターたちの珍演を楽しむことに集中することを、まだ観ぬ方々にお勧めしたいです。
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山田太郎②③

2007-07-22 | 日本のドラマ(連続)
 はじめに...
 「花ざかりの君たちへ イケメン♂パラダイス」は、あまりにくだらない&サブタイトルが詐欺、なのでリタイア♪オグリン、すまん。夏の連ドラは、山田太郎一本に絞りました。
 「山田太郎ものがたり」第2話と3話を観ました...
 
☆山田くん、あーそーぼ~
 山田家の前に立つ御村くんの、想像の中での掛け声。櫻井くんみたいな男子が、松ちゃん、あーそーぼ~って来たら、家の中に引っ張り込んで、いろんなお遊戯しちゃうだろうなあ。げへへ、うへへ(妄夢中)
☆少年野球チームに勧誘される二郎
 才能ある二郎を、熱心に誘いつつ、これだけ金が必要!なプリントを渡すコーチ。ひどい...どうしても入ってほしい!な気持ちとは、何だか矛盾してるような...
☆赤ん坊少女タマミ、邪魔
 どこでもシャシャリ出てくるタカ子が、正直ウザい。原作を改悪して、出番をムダに増やしてる感じ。大きい事務所の子?!
☆メイド・民子
 メイドコスプレのニノ。こんな女の子、いるよなあ。それじゃダメなんだよなあ。原作では、美形だけど女には全然見えないところが笑える設定なので、ちょっと滑った感じが否めない。
☆太郎を見守る御村くんが...
 櫻井くん、王子さまにはやっぱ見えないが、金持ちの坊ちゃんには十分見える。アホっぽいニノを見つめる櫻井くんの優しい笑顔が、すごく素敵
☆御村くんの祖父
 怪優・麿赤兒が、さすがの存在感。でも、物静かで威厳のある立派なご隠居さまって感じ。原作の爺さんは、異様なハイテンション(しかもプチ小児愛者!?)で怖笑なんだけど...
☆松坂牛争奪戦
 こんなしょーもないオリジナルは要らないので、原作にある超おもしろエピソードを実写化してほしいよなあ。
★総括
 あまりにも原作が面白すぎるので、それをドラマが活かしてないことが、とても残念&もったいない。ほとんどホラー&火サスなノリのウサギ事件とか、御村爺さんvs民子第2ラウンドとか、おいしい話いっぱいあるのに。
 どんどんアホっぽくなっていくニノ。原作の太郎とは、見た目だけでなくキャラも違ってきてます。
 アホなニノを優しく見つめる櫻井くんの笑顔や表情が、ちょっと妖しい。こいつ面白い奴だな、というより、こいつ可愛いな、みたいな感じで。太郎を好きになったとしか思えない御村くんに、YAOI心が萌えます。
   
 
 ついでに、録画してた土曜ワイド劇場「家政婦は見た!美貌の女社長8000億の秘密 秋子に似た女の謎 愛憎、嫉妬、裏切り 女たちの壮絶なバトル」を観ました...
 私が小さい頃の家政婦シリーズは、結構ドロドロした内容だったのですが、最近は社会風刺のブラックコメディ化してるような?今回は、まるっきりライブドア事件がネタ。かなり笑えて面白かったです。
 女社長役・若村麻由美の劇中ニックネームが、ハーラームーン(笑)。言うまでもなく、セーラームーンをモジってます。お金儲けの何が悪いんですか!な、自信マンマン&傲慢な言動や、派手なマスコミ活動、六本木ヒルズ住まいなど、ホリエモンを茶化しきった若村麻由美の怪演が最高!
 もともと美人な上に、演技力も抜群の若村麻由美。宗教家との奇妙な結婚、そして未亡人となった今、もはや他の女優の追随を許さぬ怪しい&危ない電波オーラを備え、目がクギヅケです。金の亡者ぶりだけでなく、父親への異常に屈折した愛憎っぷりなど、かなりイっちゃてる、けどハジけてて楽しそうな若村さん。父の愛人(市原悦子、二役)とのヒステリックな掴み合いバトルや、ブレーン役の保坂尚希に抱いて~と迫り、ベッドに押し倒してシャツを剥ぎ取りレイプ?!でも保坂がソノ気になると、やっぱりダメ!と一方的に中断。そんな~俺のムスコどーしてくれんの~と言わんばかりな保坂の表情にプっ!宗教家の未亡人・若村と、出家した保坂の絡みって、どうよ!?いいの!?な感じ。極めつけは、ハーラームーンがコスプレした女子社員を従え、ギャルなファッションで踊る決勝パーティーシーン!市原悦子もナース姿で踊ってるし!近年まれな大笑いシーンでした。ホリエモンも観たかなあ。どう思っただろう。大激怒?それとも、大爆笑?
 その他の出演者も、ぶっとび&壊れまくり。証券会社社長役・浅野温子(村上ファンドの社長的キャラ)は、なぜか男装男言葉のオナベで、市原悦子と○×△◆!?かつてのトレンディ女優が、こんな笑撃シーンを見せてくれるとは。若村麻由美の親父役・夏八木勲のイカレじじいっぷりも壮絶。血吐きながら能面を彫る姿など、ほとんどギャグ劇画調。保坂尚希は、すっかり萎んじゃった感じですが、中年にしては可愛らしい顔。キッチンで料理するシーン、その手馴れた様子に、一抹の哀れを誘われたのは、私だけでしょうか...
 市原悦子は、もう名人芸の域。今回はいつになく“おんな”色を出していたので、濃さも倍増。ああ~ホント、おもろかった!堪能堪能!最近、学芸会なドラマばかり観てたので、久々に舌鼓を打てた美味しい演技が嬉しかったです。
    
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Fight with Fortitude!

2007-07-17 | 格闘技
 昨夜のHEROS、すっかり失念してしまい、20分遅れで観ました。我が愛しのファイター、所英男の試合終わってたらどないしよ~!!と大焦り。まだだったので、ほっと胸を撫で下ろしました。
 宮田和幸、勝村と、次々と毛唐選手に葬られ、日本人は劣勢ムード!よもや、トコロンまで...と、わきあがる不安を強いて打ち消す私。絶好調のトコロンが、負けるわけないもん!でも、対戦相手は以前敗北を喫した、ブラックマンバだし...リベンジなるか!?
    
 試合前のインタビューでも、謙虚というか、ちょっと自信なさげだったトコロン。ヘンに演出じみたイキがった闘魂コメントなどしない、ほんわか天然なところが、トコロンの魅力なんだけど。ぼ~っとした可愛い彼の、いつにない深刻な表情に、胸キュン私のココロはシクシクしちゃいます。
 いよいよ、トコロン登場
 試合前の紹介VTRでは、いまだに“闘うフリーター”。でも、六畳風呂なしアパート→フローリングマンション、バイト→CM出演と、目覚しい出世ぶりも紹介されていました。出世しても、垢抜けないビンボーくさいところが、また可愛くて好感。きれいなマンションでも、ボ~っとベッドに座ってコンビニ弁当みたいなもん食ってるし。高級外車を乗ってるという噂もデマらしく、ホントは中古の国産だとか。
          
 トコロン、入場!他選手の派手な登場と違って、フツーに地味に入ってきます。それはいいんだけど、入場ソングが所ジョージって。いくら何でも、それはヒドい。トコロンが可哀想。俺の歌使えよ!と所ジョージに強要され、人のよいトコロンは素直に従ったのでしょう。単に苗字が同じなだけで、なれなれしくトコロンに寄生する所ジョージが鬱陶しい。
 試合開始!対戦相手のブラックマンバ、キモい。顔もだけど、異常に長い手足が、何か化け物じみてるというか。トコロン~!そんな怪物、早く倒して地球を救って~!
 が、ファンの声援も虚しく、しょっぱなからトコロン苦戦!タックルが裏目に出て、マンバがヘビのようにトコロンに絡みつく。そして、トコロンの顔をボコボコ殴りまくる!イヤー!!トコロンのブサ可愛い顔が~!そんなに殴ったら、ホントにブサイクになってしまう~!
 マンバの攻撃に手も足も出ず、ああ~!試合終了。トコロン、マンバにdefeated again!ガーン!
 欣喜雀躍のマンバ、リングを降りて、解説席の桜庭とハグ。桜庭っ何でおまえがそんなに嬉しそうなんだよ!トコロンのこと、嫌いなの!?
     
 トコロン...(涙)...悄然とリングを去るトコロンの表情が、痛々しくて...彼氏の敗退に、井上バカ、じゃない、井上ワカも泣いてるし。おいっ公私混同やめろ!後で彼女、その巨乳でトコロンを慰めたことでしょうか。キー!
 トコロンが負けた姿は久々に見たので、かなりショックでしたが...でも、He will never say die!無念がその不屈の魂を、いっそう強くするはず。頑張れトコロ~ン!余計なお世話かもしれないけど、入場歌は変えたほうがいいよ...できたら彼女も。サゲ○ンかもしれんし...(単なるヤッカミ)
 それはそうと。外人選手って悪人風だけど、たいてい試合が終わったら礼儀正しくて、対戦相手を心配そうに気遣ったり、腰が低いですよね。ブラックマンバも、ホントは良い人っぽいし。ヒールキャラって、やっぱ演出なんだなあ、と苦笑。
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死を夢見て

2007-07-16 | スペイン映画
 earthquake again!
 また恐ろしい地震が...長野・新潟の被災者の方々には、心から御見舞い申し上げます。
 それにしても、地震大国・日本。地震のない国に移住したい。参院戦、大災害が襲っても大丈夫!な公約を掲げる政党に、一票を投じたいです。

 「海を飛ぶ夢」
 アカデミー外国語映画賞を受賞した、アレハンドロ・アメナバール監督作品。
 事故で四肢麻痺となった主人公が、自ら死を選ぶことで、本当の生きる自由を得ようとするが...
 尊厳死、安楽死。難しいテーマです。私が主人公の立場だったら、やはり苦しく辛い生を長々と引き伸ばされるよりも、安らかな死を求めるでしょうけど...主人公の願いを、倫理に反するとか、バチ当たりとか、生きることから逃げてるとか、私にはとても責めたり諭したりはできません。五体満足の今の私が、生きるのがイヤだからといって自殺しようすれば、それは逃げてるだけですが、それとこの映画の主人公とは、まったく話が違う。尊厳を奪われてまで、人間は生きなければならないのでしょうか...
 逃げるだけの自殺の場合、周囲の人々のことを考えると、ためらいが起こる。でも、この主人公のように、愛情深い家族ゆえに、やはり死への決意が強固になるのも、悲しいほど理解できる。自分のためだけでなく、家族のためにも死ななければならない、という思いが痛切です。
 主人公の家族の優しさや忍耐強さが、感動的です。死なせたくないけど、主人公の意思を尊重する者。死なせなくないから頑なに反対する者。どちらも切ない。愛する人は命を失おうとしている、自分は彼を失おうとしている。どっちの痛みが大きいか、天秤にかけることの悲しい身勝手さ。それにしても。主人公、すごく恵まれてるなあと思った。厄介者扱いにされてる障害者も多いのに。痴呆症になりかけて苦しむ女弁護士や、ファンのように彼を慕うシングルマザーなど、たくさんの人々に愛される主人公。孤独とは縁のないところが、ちょっと救いに。でも、愛されることさえ苦しみになってしまう絶望感...
 重いテーマを扱いながらも、湿っぽいお涙ちょうだい映画ではありません。
 主人公の、ちょっとシニカルなユーモアのセンスにクスっとさせられたり。彼が夢見る幻想も、美しくユニーク。あんなにも聡明で感受性が強いからこそ、耐え難さも人一倍だったのでしょう。家族のキャラも、微笑ましい。母親のように献身的な世話をしてくれる義姉が、自分のテリトリーに踏み込んでくるシングルマザーに、息子を奪われそうな姑みたいにジェラシったりするところも、そこはかとなく笑える。ちょっと鈍感でアホな甥(でもイケメン)が、主人公にバカ扱いされてスネるところも、可愛い。裁判で尊厳死を認められず、自ら人生に終止符を打つために旅立つ主人公を、義姉と甥が見送るシーンに、ちょっと目頭が熱くなりました。
 主人公役は、ハビエル・バルデム。四肢麻痺な役でも、顔は濃い。「夜になるまえに」同様、オスカー候補になっても良かったのでは、な名演でした。
 アレハンドロ・アメナバール監督って、1972年生まれ!キムタコとかヨンと同い年!大学生の時に傑作サイコサスペンス「テシス」を撮ってるし、まさに早咲きの俊英と形容すべき才人です。才能があるだけでなく、結構イケメンだし(頭髪が要リー○21だが)。
    
 アカデミー賞など賞レースで、ちょこちょこ姿を見せていた彼、ニコキとかGPとかデカい女に挟まれてた姿に私、ちっこい~!可愛い~!とプチ萌え。もしガエルに優等生なお兄ちゃんがいたら、こんな感じだろうな~みたいな。新作が待ち遠しい!
 イリャニトゥ、ウォルター・サレス、アルモ姐さん、ヘクトール・バベンコと、ラテンの気鋭監督に愛され続けているガエル、次はアメ兄さんと組んで!
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