まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

赦されざるセカンドチャンス

2010-07-30 | イギリス、アイルランド映画
 不快指数MAX!猛暑ですが、皆様お元気でしょうか?
 暑いけど寒気がする事件が頻発してますね。特に、子どもが被害に遭う虐待事件には、暗澹とさせられます。
 息子の背中に火をつけた鬼父。木箱の中に幼子を閉じ込めて殺した鬼母。子ども二人を白骨になるまで放置した鬼母。非道い、非道すぎる。悪魔や鬼を親にもってしまった子どもが、本当に可哀想。何とかして彼らを、悪魔や鬼から救うことはできなかったのでしょうか。でも、あまりにも非道い虐待事件が多すぎて、さほど衝撃は受けなくなってるのが怖い...
 無垢な子どもを傷つけることほど、憤りを感じる犯罪はない。木下あいりちゃんを殺したペルー人鬼畜男も、結局は“悪魔のせい”というふざけた動機がまかり通ったように、死刑を免れました。大切な子どもたちを害する罪は、どんな理由があっても許されない、という社会になってほしいです...

 「BOY A」
 10歳の時に殺人を犯し服役、24歳になって出所する青年エリック。彼はジャックと改名し、保護司テリーの親身な支援のもと、新しい人生を歩み始める。親友や恋人もできたジャックは、過去と素性を偽っていることに苦悩するが...
 実際にイギリスで起きた、少年二人による幼児虐殺事件をモチーフにした作品。あの事件は、本当に衝撃的でした。日本の酒鬼薔薇事件同様、少年犯罪もここまできたか~と、戦慄せずにはいられなかった。
 この作品、なかなか胸にしみる、そして痛ましい内容でした。非道い少年犯罪が起こるたびに、加害少年を憎悪し糾弾せずにはいられませんが...もちろん、彼らの犯した罪は赦しがたいし、厳しい罰を受けて一生をかけて償い悔やむべきだとは思う。同時に、家族や学校、地域社会がもっと彼らに関心をもち、温かいまなざしを向けていたら、犯罪は防げたのでは、と思わせる事件が多いのも事実。人間って、生まれながらに悪人なんていないと私は信じてます。育った環境で、子どもは健全にも異常にもなるんだよなあ。16歳の時に母親を撲殺し、少年院出所後に大阪で姉妹を惨殺し、25歳で死刑になった山地悠紀夫の哀れな生い立ちなども、ジャックに重なりました。
 両親はネグレクト、学校では冷淡で無関心な教師、不良によるいじめ。心身ともに傷つき孤立したエリックに、誰も救いの手を差し伸べない。エリックの孤独を癒した唯一の人間が、共犯者となるフィリップだったのが、エリックにとって運命的な不幸だった。フィリップの狂気に、ズルズルと引きずられてゆくエリックの姿に、誰かが彼らを何とかできたはずなのに、と暗澹とさせられます。悪魔少年なフィリップですが、兄に性的虐待を受けてまともな精神状態を育むことなんてできないよなあ。彼だってある意味、被害者。彼の末路も悲惨すぎ...

 大人になって初めての社会生活に戸惑いつつ順応し、優しい人々に囲まれ愛する人にも恵まれ、幸せになりながらも偽りの自分に苦悩するジャックですが...彼の苦悩には違和感も覚えた。彼が苦しんでるのは、今の、将来の自分。重い過去への悔恨や反省、被害者への罪悪感がほとんどないのです。人は過ちを犯しても、やり直す権利はあると思う。けど、後悔や贖罪の気持ちを抱き続けることが条件なのでは。そういうものが欠けてたジャックの不安や苦しみ、そしてジャックが選んだラストの行動は、哀れだけど自己中心的にも映った。真面目に働き、人命救助までするジャック。それで過ちがチャラになると無意識に思ってるようだった。そんなジャックに、真の意味で更正は見出せなかった。元犯罪者の更正について、いろいろ考えさせられました。

 すべてが暴露され、せっかく手に入れた幸福が崩壊。社会の厳しさ恐ろしさに直面してしまうジャック。刑務所での自由のない静かな服役ではなく、それこそがジャックの受けねばならない罰だったのでしょうか。幸せになってほしい、けど幸せになってはいけない、そう伝えたくなるジャックでした。それにしても...もし私たちの生活の中に、酒鬼薔薇が現れたら?ジャックのように、優しく純粋で真面目な、しかもイケメン青年として。正体を知らなかった頃と同じように、彼と接することはできるでしょうか?私には無理だと思います...向井理とか福士誠治みたいな男子と恋に落ちてハッピー、でも後で彼らが酒鬼薔薇だと判明したら、なんて想像してしまった(いっとき、酒鬼薔薇が我が町に住んでる!って噂があったし)...
 保護司テリーとその息子の、近づきたいけど近づけない距離感ある親子関係も、現代社会を象徴するものだった。とんでもないことをやってしまうテリーの息子に唖然、でも気持ちは痛いほど解かって、彼を責めることはできない。ああ、満たされない通じ合えない愛情って悲しい、怖い。

 ジャック役のアンドリュー・ガーフィールドの、繊細な演技とイケメンぶりが良かったです。ちょと濃い目な可愛さと、シャイな笑顔に萌え~。ぎこちない童貞喪失シーンも胸キュンでした。ジャックの親友になる同僚の男子も、結構イケてた。テリー役は、「マイネーム・イズ・ジョー」でカンヌ男優賞を獲ったピーター・ミュラン。彼の深みのある好演も印象的です。「ダブリン上等!」も秀逸だったジョン・クローリー監督の、ちょっとファンタジックな色合いのある柔らかい雰囲気と、胸を衝く緊迫感ある演出が冴えてました。

 ↑アンドリュー・ガーフィールドくん、その最近のフィルモグラフィに吃驚!何と、新スパイダーマンに抜擢されてた!鳶マグより断然アンドリューくんのほうがイケメンなので、楽しみですね♪さらに、ちょっと前に読んで感動した、カズオ・イシグロの小説「私を離さないで」映画版の主人公も彼が演じてる!デヴィッド・フィンチャー監督の新作「ソーシャル・ネットワーク」にも出演。要チェキの英国若手俳優だ!

 
 
 
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ダルグリッシュ警視① 血塗られた終祷

2010-07-27 | 欧米のドラマ
 ドラマ化されたP・D・ジェイムズ原作の「神学校の死」を観ることができました。
 ロンドン警視庁の警視で詩人のアダム・ダルグリッシュ警視は、サフォークの海辺にある聖アンセルムズ神学校で起きた神学生の不審死を調査することに。折りしも伝統あるアンセルムズ神学校は、大執事クラプトンによって廃校の危機に瀕していた。校長をはじめ神父たちや職員すべてがクラプトンに敵意や憎しみを抱いていた中、クラプトンが教会内で何者かによって惨殺されてしまい...
 私、いっときP・D・ジェイムズにハマってたんですよね~。突飛な殺人トリックとか、凝った構成で読者を驚かすって作風ではなく、殺人の動機や膨大な登場人物の心理や苦悩などの緻密な描写が、重厚で読み応えあって好き。推理小説の形を借りた文学、みたいな。主人公ダルグリッシュ警視も上品で知的でカッコよくて、エキセントリックな名探偵キャラよりも魅力的なんですよね。
 寡作なPD女史の作品はほとんどTVドラマ化されていて、ダルグリッシュ警視役のロイ・マースデンが、イメージ通りのめっちゃ素敵おぢさま!そのスーツの趣味や着こなしは、こんなにスーツが似合う紳士いないよなあ~と毎回感嘆してました。しばらく新作が映像化されず、やっと「神学校の死」が放送されることになり、ダルグリッシュ警視に会える~♪とウキウキしてたのに、あれれ!?久々の新作では、警視役の俳優が変わってたマースデンおぢさん、どうしたの?まさか、お亡くなりに?! 
 で、新ダルグリッシュ警視役、マーティン・ショウは...彼もシブくて悪くないんだけど、何だろう?知的で優雅な詩人って感じは全然しないんだよなあ。たたき上げのマル暴刑事っぽいというか。このバトンタッチ、強いていえば、片岡孝夫が塩見三省になった、みたいな。塩見おぢさまも好きなのでOKなんですが♪
 で、新生版はどうだったかといえば。旧版は小説に忠実にしすぎて、地味で緩慢で退屈なところがなきにしもあらずだったんだけど、新版はちょっと2時間ドラマっぽい面白さに仕立ててあった感じ。登場人物の苦悩や過去をダラダラ台詞で説明するのを極力避けて、サスペンス色を濃くしてた。
 ワケアリな登場人物たちの憎悪や敵意の絡みも、イギリスらしくドロドロしてない。どこか乾いた冷たい肌触り。イギリスのミステリーの、そういうところが好きです。あと、厳かで陰鬱な教会とか、荒涼とした海もイギリスっぽくて魅了されます。
 英国のミステリードラマって、ヘンリー・カヴィルとかジェームズ・マカヴォイとか、人気俳優の下積み時代がナニゲに見られたりするのも楽しみのひとつ。あと、新鮮なイケメン発見とかも。このドラマでは、神学生で学校創設者の子孫であるラファエルが、カッコカワイいイケメンだった!

 一見、屈折しててスカした美青年。校長やクラプトン、ダルグリッシュ警視に突っかかるけど、相手に強く出られたら怖気づいておとなしくなるヘタレ男なラファエルが、劇中では一番目立っててオイシイ役だった。彼のイヤミやアテコスリ、脅しに弱いヘナチョコぶりが、ほんと微笑ましくて可愛かった。年上の熟女に片想いな姿もキュートでした。
 ラファエルを演じてるジェシー・スペンサー、このドラマで初めて知ったのですが、なかなかのイケメンぶりでした。だんだん情緒不安定になってコワレ気味になっていく様子も、すごく可愛く演じてました。神父服と中世みたいな僧衣姿も、コスプレっぽくて萌え~。そして、素っ裸で海で泳いだり入水したりするシーンで、驚愕のすっぽんぽんも披露。見た目の良さだけでなく、大胆な役者魂もあるようです。

 ↑要チェキのイケメン、ジェシー・スペンサーくんはオーストラリア出身。人気ドラマ「Dr.HOUSE」でもイケメンぶりを発揮してるとか

 
 
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未成年と・・・

2010-07-19 | 韓国映画
 ちょっと白バイに停められた違法人~♪
 また捕まっちまいましたよ...二段階右折しなかった罪で、罰金6000円!い、イタい、イタすぎる...分割払いって可能ですか?
 違反したわしが悪いんだろうけど...おまわりさん、あんな時間にあんな場所で、しょーもない違反者を待ち構えてるなんて、ヒマなのね。罰金集金のノルマでもあるのかしらん。夜に商店街を暴走してる危険なバカどもが捕まったシーンなど、一度も見たことないけど...真面目で善良な小市民の小さな過ちに厳しくするより、もっと悪い奴らを懲らしめてほしいものです。

 「秘蜜」
 「霜花店」を観て、美青年部隊の副隊長スンギを演じてる子、誰?カッコカワイイじゃん!と、my イケメンレーダーがビビビ。スンギことシム・ジホくんが、とってもジューシーな、そして過去恥部っぽい作品に出ているという情報を得た私は、早速レンタル店に走ったのだった♪
 19歳の少年ヒョンと肉体関係をもった30代の主婦ムニは、淫行の罪に問われてしまう。ヒョンは一途にムニへの愛を貫こうとし、それに応えるようにムニは彼との愛欲に溺れるが...
 絶望的で破滅的な失楽園ちっくな愛欲ものかと思ってたら、想定外に明るくノーテンキな内容だったので、ちょっと拍子抜け。まず、邦題がJAROに通報もの。ぜんぜん秘蜜じゃねーし。警察に捕まったというのに、釈放後も堂々とヤリ放題だもん。街中や車の中でハレンチ行為など、ちょっとは人目を憚れよ~と苦笑してしまった。
 ヒョンにもムニにも、いけないことをしてる、禁断の愛に溺れてる、だからこそ燃える、みたいな隠微な情念や悲壮な切迫感がなかった。あったのは、ヤリたいからヤってる、とことんヤリまくる、みたいなアッケラカンとした開き直り。とっても幸せな淫行に見えた。もうちょっと、年齢差や世間のしがらみで苦しんだり、追いつめられたところがあったほうが共感できたのに。イケメンとヤりまくれて、いいご身分ね!と、女性には反感を買うだけのヒロインだった。
 
 少年とヤってる、というヤバさも皆無。「愛を読むひと」のほうが、はるかにヤバい淫行映画かも。ヒョンが少年というより青年に近かったからかな。それにしても...19歳の男とセックスするのが罪なら、世の中罪人だらけなのでは。
 話は面白くないし共感できなかったけど、エロシーンは満載でなかなか見ごたえあり。少年も熟女もスッポンポンでネットリ&激しく絡み合いまくってます。本番?と疑ってしまうようなシーンもあり。心中でも覚悟してるようなセックスじゃないので、セックスもどこかあっけらかんとしてたけど。でも、邦画、いや、洋画でももうこーいうセックスシーンは見られない。ロマンポルノ的な作品は、もう韓国映画の専売特許になってる?それにしても。一糸まとわぬリアルな濡れ場って、役者さんにとっては大変な仕事だろうなあ。本番ならまだ簡単だろうけど、ぜんぶ演技だもんね。
 ヒョン役のシム・ジホが、チョンマル可愛かった&頑張ってた!

 ジホくんって、冷たいスカした美少年なのかと思ってたら、この映画ではすご~く明るくて優しい良い子って感じで、どちらかといえば癒し系だった。年上女を一途に愛する無邪気さ純真さ、そして何発でもOK!な精力絶倫なヒョンを、可愛らしく演じてたジホくんです。顔がまだあどけなくて(特に横顔)、でも脱いだら韓流男優のご多分にもれず筋肉質。スラ~っとした長身も素敵!
 サンファジョムのチョ・インソンにも驚かされたけど、この映画でのジホくんの脱ぎまくり出しまくりは、インソン以上。ケツなんか当たり前のように出してた。はっきりとは見せないまでも、全裸でウロウロゴソゴソしてるシーンでは、お○んち○がブラブラ揺れてるのが(汗)。挿入シーンでも、ほとんど見えてたし。潔すぎ。監督にどんな風に言いくるめられて、あそこまでさらしたのでしょうか。とにかく、女優よりも無駄に脱がされてたシム・ジホ裸祭り映画だった。ただ脱ぐだけじゃなく、アンなことコンなこともいっぱいしてたし。イく時のマヌケ顔&声が超可愛かった。ヘタすりゃジホくんへの性的虐待映画ですが、ファンにはジョイフルすぎる作品かも(笑)。でもジホくんご本人にとっては、どうなんでしょう。大人になった今のジホくんバージョンのエロ演技も、もちろん見たいですよね
  
 ↑こんなに可愛い美少年が...ジホくん、無駄に鍛えすぎじゃね?顔に合ってないと思うけど...

 
 
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光にすがる女

2010-07-16 | 韓国映画
 お久しぶりです!すっかり更新を怠ってしまってました♪
 祖母の突然の他界や、母の体調不良、職場の移転、豪雨の後始末など、心身ともにゴタゴタとしていたもので、つい...でも、そろそろ落ち着きを取り戻しそうなので、スローペースながらマイペースに駄文を再び書き散らしていこうと思っていますので、お目汚しいただければマンモスハッピーです
 梅雨明けが心待ちにされる今日この頃、みなさま雨や体調にお気をつけて、元気に夏を迎えましょうね♪

 「シークレット・サンシャイン」
 チョン・ドヨンがカンヌ映画祭で女優賞に輝いた作品。
 シネはソウルから死んだ夫の故郷である密陽(ミリャン)に移り住むが、幼い息子ジュンが誘拐され殺されてしまうという悲劇に見舞われる。深い絶望の果てに、シネは信仰に救いを求めるが...
 映画と俳優の質は、もはや完全に韓国のほうが日本に勝ってると思う。悔しいけど、こういう映画を観ると敗北を認めざるを得ません。日本でも、こういう映画作れないのかなあ。まあ、こういう邦画はヒットしそうにないから、どうしてもオコチャマ向けしか製作できないのだろうけど。
 宗教、神の不在、女の業と狂気といったテーマや、淡々とした中にある緊迫感と異様感は、どこかイングマル・ベルイマン監督の作品を彷彿とさせました。
 シネがすがるキリスト教の信者たちが、とにかく異様で不気味だった。何かに憑かれたような、ほとんどトランス状態での祈祷。敬虔さの裏に見え隠れする、強引で押し付けがましい独善。信仰は個人の自由だけど、他人の心や生活にまでズカズカ入り込んでくるのは、何だかイヤらしくも恐ろしくも思えた。利他的な純粋すぎる善意って、不純な悪意よりも御しにくいかも...
 救われたくて信仰にハマるシネですが。自分よりも犯人のほうが先に信仰で救われていたと知り、信仰心がガラガラと瓦解。神と決別し、神を冒涜するような言動に走る姿が、痛ましいほど異様かつ滑稽だった。敬虔な信者の中年男を誘惑したり、万引きしたCDを祈りの集会で流したり(嘘よ嘘よみんな嘘~♪という歌詞が笑えた)、ゆっくりとコワレていくシネが悲痛です。でも、あんな悲劇に襲われたら、どうやっても救われないよなあ。犯人を憎み通して出所したら復讐してやる!と恨んだり、心が壊れて精神を病んだりするほうが、すべてを赦します敵を愛します、と笑顔で生きられるよりも自然なのかもしれません。

 カンヌ映画祭で女優賞受賞という快挙を遂げたチョン・ドヨンが、シネを熱演。ただの可哀想な悲劇のヒロインではなく、完璧とは程遠いスキだらけな言動とか、ぽっかりと空っぽな深く暗い穴を思わせる表情とかで、おんなの弱さや虚無、狂気をリアルに表現していて、すごく惹き込まれます。教会での悪魔憑きみたいなシーン、静かにイっちゃってるラスト近くの姿など、なかなか凄絶です。不幸すぎて悲惨なんだけど、何となく苦く黒い笑いも誘う妙演は賞賛ものです。それにしてもチョン・ドヨンって、年齢不詳っぽいですよね。幼い子どもみたいに見える時と、どうしようもなくオバハンに見える時のギャップが面白い。おでこが可愛い。それにしても。チョン・ドヨンみたいな女優が日本にいないのが、かえすがえす残念。今年のカンヌ映画祭に出品された新作“下女”の彼女も、素晴らしい演技を披露しているとか。イ・ジョンジェとの濡れ場もスゴいとか。早く観たい!
 シネに恋して彼女にウザがられても世話を焼くジョンチャン役、ソン・ガンホもさすがの名演。バカがつくほどお人よし、でも下心たっぷりで、宗教なんか興味ないのにシネの気を惹こうと入信して熱心に奉仕したり、そこまでやるか~な笑えるほど献身的&KYな恋のアプローチ。朝青龍似?のガンさんですが、こーいう役する彼は何か愛嬌があって可愛い。
 シネの弟役の俳優、どっかで見た顔だな~と思ったら、あ!「魔王」の不倫秘書ソクジンじゃん!
 
 キム・ヨンジェ、優しそうだけどどこか冷めた都会の青年を好演していました。ジョンチャンへの冷淡さが笑えた。スラ~っとしたスタイルの良さも素敵。


 
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