まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

西部地獄絵図!

2013-08-27 | 北米映画 80s~90s
 こないだ、また市営バスに乗ったのですが…とんだ赤っ恥をかいてしまいました♪
 豪雨でJRがストップしてしまい、仕方なくバスを利用。疲れてたせいか、ウトウトしてるうちに終点に。さあ着いた♪運賃運賃おちんち○♪なんて下ネタ思いつきながら財布を取り出すと…あいやー!?小銭しかない!しかも、35円しか!そんなー!!どうしようどうしよう、冷や汗タラタラであわあわしてるうちに、バスが停まっちゃった。恥ずかしさに身もだえしつつ、いちばん最後まで待って独りになると運転手さんに『すみません、お金が…』とオズオズ謝ると、若い運転手さんは明るい笑顔で『あ、いいですよ。また今度乗った時にヨロシク♪』と、許してくれたのでした。ああ~恥ずかしかった、けど助かった~。運転手さん、何ていい人!ちょっと斉藤工似のイケメンだったし~
 実家に来てたM子に話すと、いい年して無銭乗車かよ!そーいやあんた、昔も同じようなこと何度かせんかった?まさかワザと?と嗤われました。いいえ!決してワザとではありません!ただ単に今も昔も、貧乏でマヌケなだけなんです。皆さま、バスに乗るときはサイフの中身をチェックしましょう♪

 「天国の門」
 19世紀末のアメリカ・ワイオミング州。東欧からの移民を疎んじる牧場主たちは、牛泥棒撲滅の名のもとに移民を虐殺しようとする。保安官のジムは、恋人である娼婦のエラも虐殺リストに上がっていることを知るが…
 「ディア・ハンター」でアカデミー賞を受賞したマイケル・チミノ監督が、その勢いにまかせて調子ぶっこき、やらかしてしまった世紀の大コケ映画。大幅な予算オーバー(今で換算すると総制作費約80億円!)、延長されまくる撮影、公開されると批評家からはブーイングやダメ出しの嵐、観客からも完全にソッポを向かれ、挙句は歴史ある映画会社ユナイテッドアーティスツを倒産に追いやった、という呪われた作品として“映画災害”とまで呼ばれ、ハリウッド史上最悪の失敗作として今なお悪名を残す作品を、ついに観てしまいました。
 何だか観た者まで呪われそうな映画だし、西部劇は苦手だし、何よりも長い(3時間以上!)。躊躇する要素てんこもりなので、今まで敬遠してました。もともとヨーロッパや日本では公開当時から高く評価されてた今作は、最近各国でリバイバル公開されるなど、早すぎた傑作として再評価されていることもあり、じゃあ観てみよっかなと重い腰を上げたしだいです。
 ハリウッドの黒歴史ともえいるこの映画、果たしてどんだけ駄作なのかな?と身構えてしまいましたが、ん?恐れてたほどのダメ映画ではありませんでした。傑作!この映画のよさが解からない奴はバカ!とまではさすがに思えず、確かにムダに長いなあ、削ってもいいような要らんシーン結構あるよなあ、とその冗漫さにはやはり辟易しました。集中力のない私には、とてもじゃないが一気に観ることはできず、連ドラ方式でチビチビと一日1時間ずつで完観。
 長いけど素晴らしい超大作を観た後は、心地よい疲労感に浸るのが常ですが、この映画は感動とか感銘とかは正直ありませんでした。移民を虐殺するアメリカ人、なんて日本人が見たって気持ちいいもんじゃない。ましてやアメリカ人にとっては醜い恥部暗部だろうから、そんなの突きつけてくるような映画が受けるわけがないですよねえ。それにしても、あんな非道いことが本当に起こったなんて。でもアメリカ人だけでなく、どこの国も恥ずべき恐ろしい過ちってあるんだなあと、いつの時代も人間って業が深い生き物だと痛感しました。

 冷酷で残虐なアメリカ人に虐げられ、苦しみ怒る移民!というより、生きていくためには何でもする!牛泥棒の何が悪い!な移民の姿が、お涙ちょうだいの哀れさではなく、たくましさや明るさで描かれていたのがよかったです。
 長くてダレるけど、映像は美しいし、莫大な制作費をかけただけあって、広大壮大なロケーション、細部にわたって再現された街(セットとはとても思えません。実際に機関車!までわざわざ運んできたらしいし)は一見に値します。ラストの虐殺&戦争シーンは、圧巻の迫力ですが目を覆いたくなる残虐悲惨さで、まさに阿鼻叫喚の地獄絵図です。
 ストーリーの軸となってる、ジムとエラ、牧場の雇われガンマンのネートの三角関係がユニークでした。ジムとネートの両方に愛されるエラが、どっちかなんて選べない~と揺れる想いに悩む、な女じゃなく、どっちも愛せるけど何か問題ある?みたいな、常識的にはトンデモないビッチ(娼婦だし)だけど、何かカッコいいんですよね。男ふたりもそれを受け入れてる関係が、大人の甘いイビツさ。西部劇とは思えぬ、まるでフランス映画みたいな恋愛です。
 それもそのはず。ヒロインのエラを演じてるのが、これがハリウッド映画初出演となったイザベル・ユペールなのですから。
 
 当時27歳ぐらい?当たり前だが若い!そして可愛い!脱ぎっぷりといい、エラのキャラといい、ハリウッド女優ではなくフランス人のユペールが抜擢されたのは正解です。明るくて活発な若き日の彼女が珍しくて新鮮、でもクールで謎めいた雰囲気とかは、今と同じ。悲惨なレイプや戦争にもたじろがず、疾走する馬上から銃をぶっ放す勇姿など、たくましく気丈なヒロインを好演してます。

 ↑基本的に今とあまり変わってないような気がするユペりん
 主役のジム役のクリス・クリストファーソンは、地味だけどシブい素敵おぢさま。ネート役は、チミノ監督の「ディア・ハンター」でオスカーを受賞したクリストファー・ウォーケン。今でこそ怪優なウォーケン氏ですが、若かりし日の彼はちょっとジョニー・デップみたいでイケてます。冷酷なガンマンだけど、一途に純情に恋する男でもあるネートを、可愛く悲しく演じてました。壮絶な最期が強烈。
 チミノ監督の「サンダーボルト」でオスカー候補になったジェフ・ブリッジスや、後年チミノ監督の「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」で主役を張ったミッキー・ロークが、脇役端役で出演しているのもお楽しみな映画です。

 ↑「愛、アムール」「3人のアンヌ」「囚われ人」「眠れる美女」「デッドマン・ダウン」そしてリバイバル公開される「天国の門」。何と出演作が6本!も日本公開で、2013年はファンには嬉しいイザベル・ユペール祭りな年に。還暦にしてますます売れっ子な彼女に感嘆。国籍問わずなワールドワイドぶりですが、本国フランスの作品が一本もないのが不思議で残念。ユペりんのフランス映画も久々に観たいな~


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科学忍者トーリ参上☆

2013-08-23 | 日本映画
 久々に試写会に行ってきました♪
 主宰が広島テレビだったので、司会進行役としてアナウンサーの藤村直己さんが登場。TVでは人のよさそうな可愛いおじさんな藤村アナですが、間近で見た生の彼は、めっちゃカッコよかった~!イケてる元柔道選手みたいな風貌。

 映画の紹介を終えて退場した藤村アナが、私の席近くに。チラチラ見てたら、あ!目が合っちゃった!!一瞬だけ微笑んでくれた藤村アナにドキ!その微笑も、ニコっとかじゃなくて、シブい大人の男のクールな笑み。藤村アナと不倫したくなりました(笑)。今後は夕方は、藤村アナ目当てで「テレビ派」しか観ません♪

 「ガッチャマン」
 2050年。地球の半分は謎の組織ギャラクターに支配されていた。国際科学庁の南部博士によって養成された戦闘エージェント“ガッチャマン”のリーダーであるケンは、新たに仲間に加わった元親友ジョーとの再会に動揺するが…
 懐かしのアニメの実写版。私はガッチャマン世代ではないけど、独特でインパクトある絵や主題歌は、もちろん見聞きしたことはあります。やはり実写化された「ヤッターマン」と同じタツノコプロと知り、へぇトリビア(死語)。
 蝙蝠男とか蜘蛛男とか、ハリウッドのアメコミものは好きだし、オリジナルに大して強い思い入れもないので、妙な先入観や偏見、過大な期待もなく観ることができました。観終わってシミジミ痛感したのは…やっぱ私のようないい年した大人が観る映画ではないな、という、自分には童心などひとかけらも残ってないという現実。この映画、間違いなく小学生向けです。何で夏休み真っ盛りに公開しなかたったんだろ。15年前なら、ダミアンを連れて観に行ってただろうなあ。もうダミアンも観ないような映画をいそいそと観に行き、観てる間そわそわと居心地の悪さを覚えました。オコチャマな戦隊ものを2時間も観るのは、ちょっとシンドかったです。
 地球滅亡のかかった壮大な事態に直面してるのに、中学生みたいな友情ごっこと恋バナを繰り広げるガッチャマンたち。うう~ん、この子らに任せてホントに大丈夫なのかしらんと心配に。何だか放課後のクラブ活動なノリだったし。
 謎の侵略者ギャラクターも、よく分からない連中でした。ウィルスがどーたらこーたら言ってたけど、もう途中でどーでもよくなりました。ギャラクターのボスが、なぜかヤッターマンのドロンジョ?最初の戦闘で、ドクロベエがゲスト出演?してたので、ドロンジョも?今回は深田恭子じゃないのか?と本気で思ってたら、どうやらドロンジョではなかったようで(汗)。何であんなセクシーボンテージ衣装にする必要が?
 CGとかVFXとか、あまり過多だと返ってチープに感じてしまいます。人間の俳優なんか不要じゃん、みたいなほぼアニメ実写映画は、あまり高く評価できません。ガッチャマンがビュンビュン飛ぶシーンとか、どっかで観たことがあるなあという既視感が。
 小学生向けの映画ですが、小さな子供のいる若いママ向けの映画でもあります。戦隊ものが人気を得るには、ミーハーなママたちの興味とハートを掴まねばなりません。かくいう私はママではありませんが、ミーハーなイケメンハンターとしては見逃すことはできませんでした。言うまでもなく、主演の松坂桃李目当てです♪

 リーダーのケン役のトーリくん、期待通りのカッコよさでした。シャープで涼しげな目とか、低いけど甘い声が素敵。ブサイクなお笑いタレントが着たらコント仮装になっちゃう戦闘スーツも、スラっとした長身のトーリだとカッコカワいいコスプレに。ただトーリくん、かなり痩身なせいかセクシーさは微塵もないのが残念。もうちょっと男の色気やエロさが備わると、きっともっと魅力的な俳優になるだろうトーリくん。ルックス的にも演技的にも資質は十分あると思うので、精進と挑戦で大人の俳優へと一皮剥けてほしい!

 真面目な二枚目キャラだったトーリよりも、屈折したジョー役の綾野剛のほうが、おいしいとこどりだったような気が。最近大人気の綾野くんですが、ワタシ的にはイケメン認定はできないんだよなあ。武田しんじ+キョンキョンの元夫、みたいな顔?個性的だとは思いますが…
 紅一点のジュン役は、どこにでも出てくる感がある剛力彩芽。彼女、可愛いとは思いますが、上戸彩とかと同じで、女優って感じがしないんですよねえ。あと、敵役の中村獅童とか、南部博士役の岸谷五郎とか、苦手な俳優の出番が多かったのも、ちょっと…主役のはずのトーリが、印象薄くて物足りなかったです。

 ↑ガリなので脱いでもエロくないんだよなあ。もうちょっと肉つけて鍛えようトーリちなみにトーリは、秋から竹内U子主演の連ドラ「ダンダリン」に出演。つまんなそうなので、たぶん観ない。トーリ、すまん♪
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ビッグ①~⑧ 大きいのが好き

2013-08-22 | 韓国のドラマ
 わしの韓流3王子のひとり、コン・ユ除隊後の復帰作「ビッグ 愛は奇跡<ミラクル>」の第1話から8話まで観ました♪

☆ビョン吉の嫁!
 ヒロイン、ダラン役を演じてるイ・ミンジョンは、イ・ビョンホンに年貢を納めさせた女!キー!!ねたみそねみMAX!ええい、どうしてくれよう。鬼姑のような意地悪な目でアラさがし!うう~ん。確かに可愛い、美人!困ったことに、私も好きなタイプ。ぶりっこすぎず、サバサバしすぎず、ちょうど良く元気で明るく爽やかで優しい、好感度の高い見た目と演技。たま~に、米倉涼子を可愛くした感じに見えるが。
☆コンコンコ~ン♪
 ダランの婚約者、医者のユンジュ。コン・ユ登場!さすがに老けたが、長身のスタイルは相変わらず抜群!コンたんも、顔がとっちゃん坊や化。たま~に、安田大サーカスの安田団長に似て見えるけど、団長好きだから無問題♪カッコかわいいコンたん、「トガニ」みたいなシリアス演技より、おバカ演技のほうがイケてるし巧いです。

 ↑こんなドクターに触診されたいものです♪
☆オッオ~
 ダランの教え子で帰国子女のキョンジュン。うう~ん?イケメンなのか、そうでないのか、判断が難しい男子だ。キコッキーなので、自然に英語を口にする設定なんだけど、発音が???
☆出た!韓流豪邸
 キョンジュンの家が…韓流ドラマ名物、悪趣味な豪邸が今回も登場です。
☆ハレンチ女教師
 非常勤教師のダラン、いつもミニスカ。まいっちんぐマチコ先生かよ!教師としての資質を疑います!でも、きれいな脚だなあ。

☆お約束のモムチャン
 事故で昏睡状態だったユンジュが、黄泉がえり。コンたん、ここでお約束の脱ぎ!おお~すげー肉体美!軍隊帰りのせいか、モムチャンに磨きがかかってる。けど、医者が何であんなカラダしてんの?!
 やはり昏睡状態のキョンジュンには、担任教師なのにそっけないダラン。あんなに仲良くしてた特別な生徒だったのに。冷たいなあ。

☆俺がアイツでアイツが俺で
 魂が入れ替わり、18歳の少年になった30歳のユンジュ。アレルギー発症してヒーヒー言いながら学校に乱入してくる彼ですが…キョンジュンって、あんなに幼稚でアホじゃなかったような?
☆脇役もいい味
 ダランの父、どっかで見たことあるなあ。あ!根の深い木のイ・シンジョクじゃん!
 ダランの同僚、体育教師のナ先生が、何か笑える変キャラで要注目。

 ↑ビョン吉ー!嫁がイケメン間男と浮気してるよー!はい離婚届け♪なーんて冗談はサテオキ。ドラマではコンたん、実生活ではビョン吉とウェディングかよお。羨ましいにもほどがある…
☆今どきの小学生でも… 
 コンたんの18歳ファッションが可愛いんだけど…キョンジュンが、いや、18歳の男の子があんな服、着るもんなのかなあ?
★総括
 コンたんはカッコカワいいし、キム・ミンジョンもチャーミング。でも、話がバカバカしすぎて、正直しんどい。サクサク観られない。
 少年になった大人の男、という設定なんだけど…実際、いい年してあんな男いっぱいいますよ。だから、ヒロインがホントは少年と恋に落ちてるって感が希薄。
 コンたん、おバカ演技はオハコなのは分かるけど、役のキャラも演技も「コーヒープリンス1号店」や「乾パン先生とこんぺいとう」と同じで、進化や挑戦心がなさすぎ。
 実は…やはり韓流3王子のひとりである某俳優主演作も観始めたのですが…そっちにハマってしまい、コンたんのほうはグダグダ観になっちゃってます(汗)。今月末からは、ユチョンの「屋根部屋のプリンス」も放送スタートだし、嬉しい悲鳴です

 ↑脱ラブコメを目指すコンたんは、新作映画で殺人の濡れ衣を着せられる元北朝鮮の兵士役を演じてるそうです。ハードなコンたんを期待♪
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奴隷でハアハア

2013-08-20 | 日本映画
 こないだ久々に市営バスに乗ったのですが…
 小銭がなかったので、500円玉を両替しました。そのまま手に崩れた500円を握ってボケ~っとしてると、目的地である駅に到着。バスを降りる前に運賃を払いました…って、えー!!!500円、ぜんぶ入れちゃったよー!!150円でいいのに!キエー!!
 そこで質問…あなたな~らどうする~♪
①運転手に返金を頼む
②あきらめる
 一瞬、①を選ぼうとした私ですが、急いでたし小心者だしで、泣く泣く②…
 ああ~こないだの流星号事件といい、暑さでヤバいほど脳みそがイタんでる…

 「私の奴隷になりなさい」
 出版社に就職した“僕”は、先輩社員で人妻の香奈に誘われ、他の女では味わえない快楽に溺れる。香奈に執着し翻弄される“僕”は、やがて彼女がある男に命じられるまま、異様な行為を繰り返す性奴隷となっていると知り…
 エロいおねえさんとして、グラビアやTVのバラエティでブレイクした壇蜜の初主演作。壇蜜が、その裸体を惜しげもなくさらしたことも話題となりました。
 エロい美女を服従させて、現実ではありえないような変態的な行為を楽しむ、といった男の妄想的ストーリー。男って、あんなことホントにしたいと思ってるの?もしそうなら、正直キモチ悪い。もし好きな男があんなこと要求してきたら、私ならドン引きしますよ。ていうか、あんなことしたら、公衆わいせつ罪で警察に捕まるじゃん!捕まったら、超はずかしいぞ!
 性の深淵をのぞき、今まで知らなかった本当の自分を発見する、という奥深いテーマがある映画なのでしょうか?それとも、単なる変態映画なのでしょうか?香奈とご主人様の哲学的な性考察は、ウブなネンネ(死語)な私にはワケワカメすぎて、何やってんの~何言ってんの~な、ほとんどギャグだった。みんな大真面目で手を変え品を変え、アンなことコンなことしてるのですが、はたから見たらただもうキモくて滑稽。
 壇蜜のエロ演技を楽しむ、ただそれだけを目的として観れば、けっこう楽しめる映画かもしれません。

 脱ぐ!という触れ込みでも、実際は大した露出はしない出し惜しみ女優が多い中、壇蜜はビックリするほどすべてを晒してます。AV女優まっさお。今や人気タレントな彼女が、よくここまでやったなあと拍手したくなるほど。若い女のようなピチピチはじけるような健康的な裸ではなく、何だか腐る寸前の桃みたいな柔らかそうでジトっとしてる退廃的な裸。それがまたエロいです。
 ご本人がそういうキャラを確立してるからでしょうか、終始M全開な壇蜜。いたぶられ辱められ、身もだえしながら卑猥な痴態を繰り広げる彼女ですが、バラエティでのイメージが強いからか、何だかネタ芸を披露してるみたいで笑えます。どよよ~んとした湿っぽい陰気な“私をいじめてください”キャラも、確実にウケ、笑いを狙ってますよねえ。私の周囲では(特に女性)忌み嫌われてる壇蜜ですが、私は好きなんですよねえ。確信犯なシレっとした下ネタとか、暴走してるようで的確に空気を読んでる頭のよさとか。この映画でも、壇蜜のエロ語録満載で笑えます。『もって帰ったバイブレーターの置き場所に困りました…』『先生のおしっこを飲ませてもらって…』『おしりを犯していただいて…』『オナニーばかりしてます…自分を慰めるのが我慢できません…』『おちんちん、ずっと勃ってたよね…』etc.ウケ狙いで、私も日常会話の中で使ってみよっかな♪と参考になりました。

 壇蜜の相手役が、かなり残念だった。“僕”役の俳優は、イマドキのチャラそうな、戦隊ものとかで棒読み演技してそうな何の変哲もないイケメン。全裸も貧相だったし。もうちょっと名の知れた肉体自慢な俳優にしてほしかったかも。青柳翔とか石垣佑磨とかとだったら、さぞやハアハアだったことでしょう。ご主人さま役が、なぜか板尾創路。何で板尾なの。彼だとコントにしか見えなくなる。板尾のエロ演技なんか見たくないし。壇蜜にエロいことさせるだけで、板尾はエロいことはしなかったので、ちょっと安心しましたが。

 ↑始球式に現れた壇蜜、ぜったいフツーには投げないだろうなと思った通り、スクール水着姿で投球!笑えるところが彼女の魅力です。壇蜜の最新主演作「甘い鞭」も何か笑えそうなので観たい♪ 
 
 
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Boys Meet Me♪

2013-08-16 | 東方神起、SHINee
 今さらな話題ですが…
 SHINeeのニューアルバム“Boys Meet U”聴いてますか~?
 今回もいい曲ばかりですね。ノリノリなダンスチューンも、瑞々しく美しいバラードも、聴きイっちゃいますね~。最近は、仕事中以外はalwaysシャイニーの曲に浸ってます♪
 収録曲はどれも好きですが、特にマイフェイバリットなのは、“Breaking News”と“Burning Up”かな。基本、ダンサブルな曲が好きなんです。でもヘヴィローテーションしてるのは、“1000年、ずっとそばにいて”と“Fire”です。曲だけでなく、MVも好き。

1000年、ずっとそばにいて

 きれいな曲ですよね~。天使?に扮したメンバーの、舞い上がってくる風船に嬉しそう楽しそうな姿が可愛い!オニュたんのソロパートは天使の歌声!

Fire

 これも美しい曲ですよね~。おばあさんの肩を優しく抱くオニュたんの笑顔に癒されます。将来は、こんな介護士の世話になりたい。

 完全にオネエなキー子も可愛い。

 ミンホの童顔にも癒されます。

 特別企画“よく見りゃ見てるアノ人とSHINee”
 
 オニュたんにビューティフルサンデーをカバーしてほしい♪温かくて優しい彼の声にぴったりだと思うし!

 
 どっちも愛嬌あるゴリラ顔。広島のヒーロー、カープのエースとカブると、ジョンヒョンがすごく可愛くカッコよく思えてくる。実際は、私の超苦手な某お笑いタレントのほうが激似なんだけど…

 
 万能鍵ことキー子って芸達者だから、お笑いもイケそう。日本のバラエティ番組が好きらしいし。イルボンのオネエタレントになんか、負けないわよ☆

 
 そーいや、ミンホもサッカーが大好きなんですよね~

 
 これは鉄板!明と暗って感じ。テミンと彼の奇跡のツーショットが見たい!

 ニューアルバムに続いて、同タイトルのニューシングル“Boys Meet U”もリリース!

 沖縄で撮影したというMVの彼ら、キャピキャピキャッキャしてて可愛いです。若い男の子って、ほんといいですね~
 Mステとか日本の歌番組にジャンジャカ出てほしいなあ。
 関西のローカル番組に出てたSHINeeちゃんたちも、ちょんまる可愛かったですね♪
 みんな肌がキレイだなあ。もちろんメイクはしてるんだろけど、バッチリ感はない(ので、MVのメイクの濃さが苦手。自然な感じが一番なのに)。某事務所のアイドルなんて、生放送やロケだと無残だもんね…
 道頓堀でタコ焼きかき氷!を食べるSHINeeちゃん。ひとつだけワサビが入ってるという、かつては5人時代の東方神起が得意?としてた、お約束のゲームですね。ジュンスが異物混入ものを食べるというのが定番でしたが、SHINeeちゃんだとやっぱオニュたんが?と思ってたら、ミンホがババを引きました。リアクションがフツーすぎるぞミンホ!でも、ぽわわ~んとした童顔だけど、話し方や声、雰囲気が無骨で落ちついてるミンホ、男って感じがしてカッコいいわあ。デカくでガタイがいいところもチョアチョア~。それはそうと。ミンホって韓国でも日本でも人気がないって聞いたけど、何で?!あんなにカッコカワイイのに…
 今回の主役、いや、ヒロインは、やっぱキー子!空気を読んだリアクションや言動など毎度、頭いい子なんだなあと感嘆。そしてキー子といえばの、キュートなオネエキャラが今回も♪
 ワサビ入りタコ焼きかき氷を食べてフゲっなミンホに、すかさずさりげなくア~ンして♪と汁を飲ませてあげるキー子。そんな自然で可愛らしい女の子らしい気配りだけでなく…

 梅田ジョイポリスにあるお化け屋敷に入るSHIneeちゃんたち。キー子、しょっぱなから飛ばしまくり!

 あぁ~ん!!キャー!!アヒャー!!イヤー!!と、乙女な叫び声あげまくりで大騒ぎなキー子に、自分が恐がるどころじゃなくなるオニュたんとジョン。彼氏とデート中の恐がりな可愛い女の子を見事に演じてたキー子。盛り上げなきゃ!というキー子の芸人魂が炸裂してました。

 独特のファッションセンスといい、空気を読んでる乙女な仕草や言動といい…最近、キー子が気になって仕方がない私。キー子みたいな乙女になれたら…
 楽しそうに仕掛けのアラ探ししたり、お化け追っかけたり。私同様、お化け屋敷泣かせなミンホ&テミン。可愛いテミンと男らしいミンホ、BLカップルみたいで萌え~。

 ↑下積み練習生時代、生意気だったキーは、同い年なのに先輩ヅラするミンホと大げんか、しばらく口もきかず険悪だったと告白。今では可愛いオネエキャラを確立し、ミンホとも円滑に仕事してる聡明なキーが好きです♪

 ↑俳優としてソロ活動してるミンホは、クォン・サンウやチュ・ジフンと共演の医療ドラマ「メディカルトップチーム」の撮影中だそうです。楽しみですね♪
 

 
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ハリー・ポッターと黒衣の女

2013-08-14 | イギリス、アイルランド映画
 残暑お見舞い申し上げます
 お盆ですね。ご先祖さまには皆さま、会いに行かれたことでしょうか?わしも先日、家族と墓参りに行きました。あまりの暑さに、私までお墓に入ってしまいそうになりましたが…
 今年の夏も、ただ暑い暑いと半死で呻いてるだけで終わってしまいそう…身も心も焦がす灼熱の夏なんて、死ぬまでに一回は経験してみたいものです。身も心も凍る極寒の冬なら、何度も経験しましたが…
 まだまだ殺人的な暑さが続きますが、体調管理を万端にして涼しい秋を迎えましょう♪

  「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」
 19世紀末のロンドン。弁護士のアーサーは、妻の死から立ち直れずにいた。そんな中、仕事で田舎町に赴いた彼は、連鎖する子どもたちの悲惨な死に出くわす。それは、この世に怨みを残す女の呪いだった…
 ダニエル・ラドクリフの、ハリー・ポッター卒業後の初仕事(ちなみに、ボクワーツ入学前のデビュー作「デビッド・コパーフィールド」の彼、超かわいい)。ラドクリフくんが、子持ちのやもめ役ということも話題になりました。ハリポタシリーズは、恥ずかしながら第1作目しか観たことがないため、いつまでも可愛らしい少年のイメージしかなかったラドクリフくん。でも、永遠に少年のままでいられるはずもなく、宣伝などで目にする最後のほうのハリー・ポッターは、第1作とは別人のような成長ぶり。ぜったい童貞じゃねーだろ、みたいな。でも、ヘンなクスリをのんで成長を止めなかったんだなあ、と安心もしました
 で、脱ハリポタを目指したラドクリフくん。青年を通り越して、もうおっさんになってたような見た目は、典型的なとっちゃん坊や。子持ち役も、そんなに違和感なし。あのハリー・ポッターが、無精ひげボーボー、胸毛もあったりして、すっかりオトコになってしまっちゃってて。乙女淑女なハリポタファンからしたら、夢をブチ壊すショッキングな現実なのではなかろうか。ワタシ的には、結構イケてるんだけど。ショタじゃないから、ハリポタ時代よりもオトナの男になったラドクリフくんに魅力を感じます。適度な濃ゆさもいい感じ。さすがにブリティッシュ男子、とっちゃん坊や顔でも品があって思慮深そうな風情、落ちついた雰囲気が、チャラくて頭悪そうなハリウッドの若手俳優とは違いますね。19世紀のスーツ姿も似合ってて素敵でした。それにしても。あの時代、どんな時もダラしない恰好できないのが辛そう。

 おっさん、いや、大人の男に成長したラドクリフくんですが、惜しむらくは色気、エロさが皆無なところ。あと、やっぱハリポタのイメージが強すぎて、いつになったらメガネかけるんだろ、コンタクトに変えたのかな、早く魔法使って化け物やっつけろよ、なんて観てる間、本気で思ってしまったり。トモアレ、いろんな役に挑戦して、ついでにスキャンダルなんかもやらかしたりして、いい役者いい男に成長してほしいものです。今年のオスカー授賞式のステージで、歌って踊ったり意外な芸達者ぶりを発揮してたラドクリフくん、ミュージカルとかもイケそうですね。もうガッポリ稼いだからアクセクしなくていいもん的な、ヌルいユルい仕事だけはしないでほしいと切に願います。
 お話は、なかよしで連載してたオカルト少女漫画、みたいだった。松本洋子先生の作品が好きな人なら、楽しめる映画かもしれません。松本先生の漫画は怖いけど、この映画は怖いかといえば、正直ぜんぜん怖くないです。ていうか、私が悪いんです。こういう映画を観ても、ちっとも怖いと思えないホラー麻痺な私が。リングの貞子とかエクソシストとか、笑いながら観ちゃうような私、やっぱ損してますよねえ。キエー!!と奇声あげて現れる黒衣の女とか、子どもたちの亡霊とか、何か笑ってしまった自分が悲しい。怖くないけど、子どもが悲惨な死に方をするシーンは、非道すぎてウゲゲです。オカルティックなシーンよりも、真夜中のアンティークな人形とかオルゴールとかが不気味でした。呪いの館が、ゴシックなムード満点。電気がなくて屋敷中に蝋燭を灯さなきゃならない昔って、さぞかし火事も多かったんだろうなあ。

↑ダニエル・ラドクリフ成長の過程。同じ英国&子役出身のクリスチャン・ベールを超えられるか?!ちなみに、クリベー成長記録はこちら
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仮面の誘惑!逆玉殺人事件

2013-08-13 | 北米映画 80s~90s
 仕事帰り。ガソリンスタンドに寄ってたら、後輩のKくんから電話が。出ると、彼と最近付き合い始めたR奈ちゃんが、ごはん食べましょうと誘ってきた。正直なところメンドかったので、ゴメン~もう家の近くなんよ~と、さも残念そうに言うと、今度はKくんが出てきて、今からそっちに行きますから!と、断れない方向へ話をもっていき、結局わしんちの近くのファミレスで、3人で晩飯食いました。
 交際は順調で、とっても幸せそうなKくんとR奈ちゃん。喜ばしいかぎりですが、ちょっと、いや、かなり気になることが。それは、R奈ちゃんにマジ惚れし、プチストーカーと化してた、ケビンという男のことです。
 ケビンは高学歴で仕事も超優秀なのですが、ルックス偏差値は極めて低く、性格や言動にもかなり難がある青年。でも機嫌を損ねたら仕事が滞るので、彼の扱いにはみんな細心の注意を払っているのです。そんなケビンが、R奈ちゃんに恋を。はっきりイヤとは言えない優しくて小心者なR奈ちゃんの態度は、ケビンに悲しい思い違いをさせ、恋心は募る一方。毎晩のメールのみならず、最近は彼女の机に脅迫状のようなラブレターをしのばせ、ツイッターで呪怨のような片想いのつぶやきをマメに更新…
 付き合ってるってケビンにはっきり言って、諦めてもらえばいいじゃん!でも、R奈ちゃんはケビンを死ぬほど怖がってて、Kくんは一対一になると確実に殴る蹴るとまで言ってるほどケビンが大嫌い。なので、二人は私の立会いのもと、ケビンと対決したいらしい。おまえら高校生かよ。何で私が、そんなメンドいことしなきゃなんないの。他人の恋愛問題なんかに、首つっこみたくない。
 みのもんたに相談したいけど、おもいっきり生電話はもうやってないし。トラブルにならないよう、この問題を解決するにはどうすればいいでしょうか?

 「マスカレード 甘い罠」
 ハンサムなヨットマン、ティムと出会った大富豪の令嬢オリヴィアは、彼と恋に落ちる。しかし、オリヴィアの継父トニーは二人の結婚を妨害しようとする。そんな中、トニーに銃で脅されたティムは、誤ってトニーを射殺してしまい…
 青春映画の名作「セント・エルモス・ファイアー」など、80年代に人気スターだったロウ・ロウが、人気も美貌も絶頂期に主演したラブ・サスペンス。ロブ・ロウの色男ぶりとセクシー演技を楽しむ、ただそれだけ、それ以上でも以下でもなく、それ以外の意味はない映画です。なので、彼の非ファンにとっては、何だかなあな映画かもしれません。私は、セントエルモスや「ホテル・ニューハンプシャー」とかのロブ・ロウが好きなので、この映画も終始ニヤリ&苦笑しつつ楽しめました。
 「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンを意識したかのようなロブ・ロウが、とにかくコレデモカ!と脱ぎまくり、女たちと濡れ合ってます。肉体美もベッドシーンも、なかなかエロいです。最近のハリウッド映画は、濡れ場もおとなしくなってますから、ひと昔前の大胆で激しいセックスシーンは、何だか返って目に新鮮。

 ロブ・ロウ扮するティムの、ラブマシーンぶりが見事です。熟女の人妻とは出会って10秒後に、オリヴィアとは5分後ぐらいには合体します。早っ!プリケツも丸出し、優しくもネットリと女たちを蕩かすロブ・ロウのラブ・テクニックは必見です。
 しかしながら…エロ演技は頑張ってるロブ・ロウですが、ウブな金持ち娘を誘惑して殺そうとする悪い男には、ぜんぜん見えなくて。こういう役には、冷酷な魔性っぽさとか、暗い野心とか情念がこもってないと。ただ美男なだけじゃダメなんです。アラン・ドロンのような、ダークで狡猾で胡散臭いオム・ファタールの魅力が、ロウ・ロウにはないんですよねえ。ロブ・ロウ、ずっとアホみたいな顔だし。ただの人のいいイケメンヤリチン兄ちゃんにしか見えませんでした。
 かんじんのお話も、火サスや土ワイレベルです。練った伏線や小道具もないし、キャラも薄っぺらいし、話の展開もメチャクチャ雑です。ラスト近く、ネズミのせいでヨットが大爆発とか、ティムの共犯者のマヌケな末路とか、ほとんどギャグとしか思えないシーンに呆笑。上質の犯罪映画を期待すると、ガッカリします。フランスでナタリー・バイ主演の「愛しきは、女/ラ・バランス」という秀作を撮ったボブ・スウェイム監督、いったいどうしちゃったの。

 オリヴィア役のメグ・ティリーは、ちょっと稲森いずみ似?彼女の色ボケ暴走が怖いです。美人ですが、ファッションが超ダサい。お嬢様なのに、何であんなチープでセンス悪い服を…ティムを愛人にする人妻役は、SATCで人気の熟女キム・キャトラル。美しいヌードを披露してます。オリヴィアの幼なじみの警官マイク役のダグ・サヴェントは、ちょっとブラッドリー・クーパーっぽくてイケてました。彼も白ブリーフ一丁でマッチョな肉体をさらしてますが、あれって何の必然性もない脱ぎだよなあ。ボブ・スウェイム監督って、ゲイなの?必要以上に裸になってたロブ・ロウといい、この映画ってゲイにもアピってるのでしょうか。ティムとマイクの絡みをもっとネチっこく描けてたら、腐女子受けしただろうに。

↑ガーン!最近のロブ・ロウ。つってもこれは、マイケル・ダグラスとマット・デーモンがゲイカップルを演じてる新作「恋するリベラーチェ」のロブ・ロウです。オネエ役なのかな?ゴリマッチョなマットが脱がされまくっているという、ファン垂涎映画です♪早く観たい☆
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ガエルは見た!ボリビア水戦争

2013-08-11 | スペイン映画
 ヘビに睨まれたカエルのごとく固まってる私に、少年AとBが不敵な笑みを浮かべながら近づいてくる。あわわわわ。に、逃げなきゃ!このままだとホンマに灰が峰逝き~☆
 とうとう私の前に立ちふさがる少年たち。あああ~神さま~失禁寸前な窮地の私!
少年A『あの~すみません、それ』
私『ふげっ!?』
少年A『自転車…』
私『はへっ?!』
 え?何?何なの?自転車?!自転車が何ね?!って、あれれ?!これ、流星号じゃないし?!ボロいママチャリの流星号とはまるで違う、おしゃれで高価そうなマウンテンバイクにまたがってる自分に気づく私。
 ひー!す、すみません~!慌ててマウンテンバイクから飛び降りる私。その滑稽千万な姿を、笑いながら見てる少年ふたり。恥ずかしさと恐怖でパニックに陥ってた私の耳には、何か話しかけてくる男の子たちの言葉も入ってこず、近くに駐めてあった流星号を発見し、あたふたと飛び乗ると一目散に逃げ去ったのだった…
 あ~恥ずかしかった~!思い出しただけでも、カラダが火照る。早く記憶から抹消せねば。ていうか、最近こんなん多すぎるんですよねえ。暑さのせいか、それとも認知症の初期段階なのか。しっかりしないと…
 でも、あの男子ふたり、結構イケメンだった♪

 「ザ・ウォーター・ウォー」
 映画監督のセバスティアンとプロデューサーのコスタは、コロンブスの新大陸発見を描く新作の撮影をボリビアで開始する。しかし、欧米企業が進める水事業に猛反発する貧しい民衆の抗議運動が激化し、映画制作はおろかセバスティアンたちの身の安全まで危機に瀕する事態に…
 mi novio ラテンの貴公子ガエル・ガルシア・ベルナル主演作です。ガエルっち、muy guapoやっぱ超絶カッカカワイイわ~。見た目は可愛いけど中身はオトナの男で、優しいけど情熱的、ワイルドだけど上品で、知的だけどエロい、ちっこいけどガッチリした体格、ガツガツした肉食系でもなく、ナヨナヨしい草食系でもない、胸やけしない程度に濃い、私が理想とする男の魅力をバランスよく備えてるんですよねえ。今作の彼にも、俳優として相変わらずのハイクオリティさを感じました。

 セバスティアン、演出だけに専念するのはもったいないよ!なイケメン監督。ガエルってほんと、共演者とは顔のつくりも華やかさも違うもん。シリアスに沈思してる横顔など、惚れ惚れするほどの美男ぶり。澄んだ美しいグリーンアイと、官能的な唇のコントラスト。クチャっとした無邪気な笑顔は、心臓に負担がかかるほどキュウ~ンとなる可愛さ。その濃密な♂フェロモンは、優しくキュートなガエルを、女も男もハアハアさせる危険な男にしてます。いや、危険なのは勝手にハアハアになる男女だよ。ガエル、夜道で独り歩きなんかしたら絶対襲われるよなあ。

 ただ可愛くエロいのではなく、知的で硬派なところもガエルの魅力。社会派映画が彼には似合う。何年か前のアカデミー賞授賞式で、ステージに立ち政治的な発言をしたガエル。あの時のガエルも可愛くて品があって、凛としてて理知的でカッコよかったなあ。彼ってちょっと左な人なのかな。山本太郎みたいに政治家に転向、なんてこともいつか?イヤー!!!
 ガエルのカッコカワイさは十分楽しめる映画ですが、演技的にはフツーというか、ガエルといえばの全裸シーンとか、ん・色っぽい♪なシーンは皆無。真面目な社会派映画だから、まあ期待するほうが間違ってるけどでもガエルには、ついそっち系を期待しちゃいます。セバスティアンが、ボリビアの水戦争の目撃者、という立場から逸脱しないキャラだったのが残念でした。どちらかというと、水戦争と深く関わるコスタのほうが主役っぽくて、見せ場も多かったです。コスタとエキストラの現地人ダニエルとの友情が哀切でした。ダニエル役の俳優が、顔だけでも強烈。いちばん目だって美味しい役で、真の主役といえる存在でした。

 ボリビアがどこにあるのかも知らなかった私。映画って楽しいだけでなく、勉強にもなりますよね。現代社会で、こんなことが本当に起こっただなんて、ナンダカンダで何もかもに恵まれてる日本で生きてる私からしたら、驚異以外のナニモノでもない。政府が国民に水を使わせないんですよ。ありえない~。
 セバスティアンたちが撮影する映画と、現実の紛争がシンクロする構成も秀逸でした。コロンブスって、あんな非道いことしたんですね。いろんな映画やドラマでも描かれてるけど、従わない野蛮人は容赦なく処刑する(火あぶりとかで)キリスト教って怖いなあと戦慄。今も昔も、侵略者に利用され搾取され虐げられバカにされるボリビア。その悲劇と怒りを、ドラマティックにスリリングに描いた内容に引き込まれます。劇中の映画も現実も、緊迫感に満ちててハラハラさせるんですよねえ。ラスト近くは、さながらパニック映画のような迫力とサスペンス。真面目な社会派映画ですが、決して小難しくも退屈でもありません。

 かつては最強にジュンとくる男だったガエルっちですが…もはや2児のパパな今の彼は…ああ、じゅうぶんジュンときますわ

 今年のオスカー外国語映画賞にノミネートされたチリ映画“NO”の日本公開が待たれるガエルっち、ボクサー役の映画は残念ながら降板、近未来の怪傑ゾロ役の“Zorro Reborn”は、無事にクランクインしてほしい!
 
 
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危ない下宿人

2013-08-09 | 韓国映画
 お松の第3回韓国映画祭⑥
 「2階の悪党」
 情緒不安定気味の未亡人ヨンジュは、容貌コンプレックスの娘と二人暮らし。生活のために賃貸しした2階の空き部屋に、自称作家の中年男チャンインが入居する。人当たりはいいが怪しいチャンインの正体と、彼がヨンジュの家にやって来た目的とは…
 韓国のカリスマ的俳優、ハン・ソッキュ主演のブラックコメディ。彼の作品を観るたびに、名優だなあと感嘆はするものの、ぶっちゃけ顔がタイプじゃないし、クセとアクが強すぎて苦手な存在だったのですが、ドラマ「根の深い木」の彼は、そんな苦手意識を払拭するほど素晴らしく魅力的だった。ソッキュ氏って、まず声がいいですよね。美声。朗読とかナレーションとかでも、いい仕事しそうです。顔と雰囲気が、一目でフツーじゃない人と分かる怪しさ胡乱さ。もう犯罪者か刑事の役しかできないんじゃないかと、勝手な心配をしてしまうほど。なので、根深木の王さま役を名演した彼、やっぱスゴい俳優と再評価。今回の彼も、ヨンジュが情緒不安定じゃなかったら、ぜったい同居はしないだろう怪しさでいっぱいな男。怪しい悪人な彼が、手八丁口八丁でヨンジュの機嫌をとったり誘惑したり(仕方なくって感じが笑える)、イカレたヨンジュ母子に振り回され、ひどい目に遭ってアタフタドタバタ、満身創痍になる姿が笑えます。ぷっつん女ヨンジュにイライラカッカ、ふざけんなー!!いい加減にしろー!!でもグっとガマン、なソッキュ氏がコミカルで、可愛く見えたりもします。でもやっぱ、どこか凄みがある(顔が基本的に怖い)ところも、ソッキュ氏らしかったです。チャンインの正体、やろうとしてることを、なかなか明かさない謎めいた内容にしたほうが、ソッキュ氏の不気味な魅力が活かせたのでは、とも思ったが。

 ヨンジュ役のキム・ヘスの珍演もチャーミングでした。どよよ~んと陰々滅々、かと思いきや、突然ヒステリー。めんどくさすぎるネガティヴキャラが、ヘンで笑えます。彼女とソッキュ氏の息の合った掛け合いが絶妙です。二人がデキちゃっても、甘いロマンスなんかに発展しないところが良かった。キム・ヘス、かったる~いアンニュイな、けどトボけた雰囲気と演技が、どこか余貴美子みたいだった。それにしてもチャンイン、ヨンジュが美人で(めんどくさい女だが)ラッキーでしたよ。もしヨンジュが醜い色ボケばばあだったら、地獄のミッションだっただろうから。

 チャンインと、ヨンジュの整形願望娘とのやりとりも笑えます。あと、隣のおばはんとか(チャンインとの口ゲンカが笑えた)、ヨンジュに片想いの若い警察官とか、脇キャラも珍妙でいい味だしてました。イケメンおまわりさん役のイ・ジャンウくんは、ミョン太とパク・ミニョンちゃん主演のドラマ「栄光のジェイン」にも出てるとか。近々視聴予定なので、再会が楽しみです。

 これにて、第3回韓国映画祭は終了ニダ!お目汚し、カムサハムニダ~
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モーニング珈琲のもうよ

2013-08-06 | 韓国映画
 今日は原爆の日。鎮魂の朝、今年も静かに厳かに世界平和を祈念しました…
 話は全然変わるのですが。最近、交通事故に遭ってしましました…しかも2回。
 夕方、フラフラ歩いてコンビニへ向かってたら、3、4歳ぐらいの男の子が乗った三輪車にクラッシュ!弾き飛ばされ、地面に尻もちをついてしまった私。男の子は何ごともなかったかのように、さっさと走り去って行ったのでした。男の子が無事でよかったけど、三輪車に轢き逃げされるだなんて…
 さらに。たまには車じゃなくてと思い、久々に流星号(ママチャリ)に乗ってフ○バ書店へ。到着したものの、何かもう暑くてレンタルどころじゃなくなり、もう帰ろう…とフラフラ駐輪場へ。流星号にまたがって、ちょっと携帯いじってると…はっと視線を感じて顔を上げると、店のほうから高校生ぐらいの男子ふたりが、私をじっと見てるではないか!な、な、何?!ビビって固まる私に、男の子たちが近づいてくるではないか?!ひー!は、早く逃げなきゃ!拉致られて灰が峰に遺棄されちまうー!!不敵な笑みを浮かべながら、どんどん私との距離を縮めていく少年AとBに、私は恐怖のあまり硬直して…
 つづく。

 お松の第3回韓国映画祭⑤
 「GABI ガビ 国境の愛」
 日清戦争直後の朝鮮。ロシアを後ろ盾とする王の高宗を危険視する大日本帝国の陰謀で、義賊だったイルリッチとターニャは王暗殺計画に加担するが…
 韓国では大コケしちゃったとか。どんな駄作なのかなと、ある意味楽しみにしていたのですが…思ってたほど酷くなかったです。当時の朝鮮やロシア、日本の関係について無知だったので、世界史の勉強になりました。朝鮮って、いつの時代も内憂外患、混沌としていて不安定な国なんですね。
 壮大な歴史スペクタクルや、緻密でスリリングなスパイ映画を見慣れてる映画ファンからすると、どこかチャチさ、ショボさを端々で感じずにはいられないのも事実です。ロシアでの列車強盗シーンとか、明らかに合成。戦闘シーンとかでの爆破など、西部警察レベルだし。手に汗にぎる迫力とか、目を奪う驚異のアクションとかは皆無。同じスパイものでも、やっぱ007とかって金のかけかたやアイデアの発想が違うんだなあ、と思わずにはいられませんでした。
 イルリッチとターニャの運命や悲恋も、ありきたりというか…いかにも韓流ドラマっぽい甘さ、ユルさが。もうちょっとハラハラする崖っぷち感とか、予想外の展開とかほしかったです。
 歴史に翻弄される人々の悲しい物語なのに…日本人が観たら苦笑、失笑してしまうところが致命的な映画。出てくる極悪な日本人が、何かヘンだし。当時のファッションとかよく分かりませんが、軍服姿の日本人の中に侍みたいな人が混じってたり。最大のツッコミどころは、帝国軍人になりすましてるイルリッチの喋る日本語。たどたどしすぎて何言ってんのか解かんない時もあって、あれで日本人はないだろ~ぷぷっと吹いちゃうこと必至です。
 チュ・ジンモのファンなら、内容の残念さは気にならない映画だと思います。

 ジンモ、やっぱチョンマルかっちょE~精悍だけど可愛らしい顔。長身でガッチリムッチリした体格。顔が素朴で優しすぎて、激したりスゴんだりしても全然怖くないのが演技的にはアレなジンモなんですが、女に一途な愛を捧げるキャラは似合ってて胸キュンです。長髪がワイルドな義賊ルック、凛々しい軍服、ダンディなスーツなど、ジンモの七変化コスプレも楽しめます。何といっても、彼の日本語がヘンで可愛い!

 ジンモのコスプレだけでなく、ファッションはとても目に楽しかったです。王宮の女官とか、軽やかに清楚な白い装束が素敵。
 高宗のコーヒー給仕係となったターニャが、朝鮮初のコーヒーバリスタ、という設定なのですが。高宗がターニャに心を開くきっかけになり、高宗暗殺計画の手段ともなるコーヒーが、重要な小道具として巧く活かされていなかった感があるのも、少し残念でした。

 ↑こんな男前とモーニングコーヒーのみたいのお「ハッピーエンド」と「霜花店」また観たくなってきた♪今度は韓国版「失楽園」みたいなの、たのむぜジンモ!
 
 
 
 
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