まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

傍聴マニア① 強制わいせつ

2009-10-25 | 日本のドラマ(連続)
 愛しの向井理満を持しての連ドラ初主演作「「傍聴マニア09~裁判長!ここは懲役4年でどうすか~」鑑賞スタート♪

☆フリーターおさむっち
 裁判の傍聴整理券配布の列に並ぶバイトをしてるプー太郎、北森夫。よくそんなカッコで地下鉄に乗れたなあ、と呆れるほどの軽装。深刻ではなくビミョーに社会からドロップアウトしてる若者を演じてる向井理。思えば、おさむっちを連ドラで見るのって「バンビーノ」以来だ。怒涛の連投出演してる彼ですが、ぜんぜん観たいと思えるドラマに出てくれなくて、ずいぶんとご無沙汰状態が続いてしまいました。やっと面白そうな作品に、しかも主演で登板!

 おさむっち、か、可愛い~やっぱ、彼には萌えるわ。顔ちっちぇえ~!背、高い~!スタイルいい~!ちょっと痩せて男っぽくなってる?可愛いけどキャマキャマしくないところが好き。低い声にもジュンときます♪それにしても。アホそうで軽いけど、清潔感があって爽やかなプー太郎だなあ。それと。おさむっち、肌がキレイですよねえ。羨ましい!
 おさむっち、演技も巧くなってますね。おもしろい表情ができるようになってる。ananで脱いでふっきれたのでしょうか、もう何でもやるぜ!みたいな心意気も感じられて頼もしい。さっそく、ベルトをとった短パンが下にズリ落ちてパンツが、みたいなアホな姿も披露。
 
☆傍聴仲間
 傍聴マニアのおっさんと、検事志望の女子大生。六角精児はキモい、けどいい味だしてます。南明奈は、恐れてたほど演技下手じゃなかった。

 わしも、おさむっちみたいな男子と傍聴フレンドになりたいのお♪
☆わいせつ裁判
 悪質な変態も家族思いの父親も、同じ人間。というアッキーナの台詞がちょっと重かった。人間って、ほんと複雑で奇怪な生き物。善悪白黒はっきり裁くことの難しさについても考えさせられます。
 
★総括
 面白いです。裁判員制度も始まって、タイムリーなネタだし。ヘンに社会派ぶってない、気軽に観られる深夜ドラマって感じも良い。ちょっと家政婦は見た!テイストな、人の不幸をのぞき見る下世話な面白さがある。確かに、生々しい人間の相克の舞台である裁判は、ヘタな映画やドラマよりもエンターテイメント。でも、無関係な傍聴者には楽しいけど、当事者にとっては悲劇的な悪夢。あんまし茶化すような内容だと、不愉快になる恐れがあるドラマかも。
 向井おさむっちが、ほんとカッコカワいい!見た目も演技も前よりアゲアゲ今後も、あのアホな軽装を続けてほしい。できたら演技も、もっと吹っ切れたアホバカで
 
 ↑おかしな方向にイっちゃてる瑛太にかわって、今後は向井おさむっちに期待!でも役者ってある程度、おかしな危なさも必要なんですよね。その点、おさむっちには破綻的な雰囲気が微塵もないし、バカなことは絶対しそうにない安心感があって、そのせいで演技に面白みと深みが出ない不安もある...脱ぐのが好きで平気そうなので、若手の人材不足が嘆かれる分野であるセクシー系作品に、大ブレイクのチャンスがあるかも
 ちなみに、わしも何度か裁判を傍聴したことがあります。傍聴マニアさんたちともお話できて興味深かった。おさむっちみたいな男子はいませんでしたが(笑)。時間があれば、広島少年院虐待看守のケースを傍聴したいです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恋するブラームス

2009-10-22 | ドイツ、オーストリア映画
 南田洋子さんが亡くなりましたね。ご冥福をお祈りします...
 人間の、特に女性の老いや晩節について、いろいろ考えさせられました。死はみんな平等に来るけど、老いる方法は不平等だよなあ。
 それにしても...認知症になった姿をTVの前にさらされてしまった南田さん。在りし日の美しさと、嫌でも比較されてしまう残酷さ。夫の長門さんがやったことは、ほんと理解に苦しむ。私なら、夫に絶対あんなことされたくない。あんな愛され方は御免こうむりたい。あんなことして、南田さんに何の益があったの?長門さん、注目と同情を狙ったとしか思えません。人々の中にある美しい思い出を壊さないで、尊厳と誇りを奪わないで。そう抵抗もできなかった南田さんが、ほんとに可哀相。
 南田さんを偲んで、伝説の暴露本「洋子へ」再読してみようかな。この本も、かなり奥さんを蔑ろにしてますよねえ。今、夫にしたくない芸能人は誰かと訊かれたら、押尾学と長門裕之、と即答しちゃいそうな私です。

 「クララ・シューマン 愛の協奏曲」
 わしの一押しボーギャルソン、マリク・ジディと、ついに銀幕で会うことができました
 作曲家ロベルト・シューマンと妻のクララは、ヨハネス・ブラームスという若い音楽家と親しくなる。病魔に犯され精神のバランスを崩すロベルトを、心身ともに傷つきながらも献身的に支えるクララに、ヨハネスは熱い恋心を寄せるが...
 ぎゃぼー(のだめ調。もう死語?)ヨハネス・ブラームス役のマリク・ジディ、か、か、可愛い~この時はすでに30過ぎてたはずですが、どー見ても22、3だよ。童顔ですねえ。可愛いけど、可愛い子ぶりっこ男なんかじゃないところが、マリくんの素敵なところ。見た目とギャップのある、大人っぽくて落ち着いた感じがトレビアン。すごい美男子!ではないけど、知的で繊細そうで、でも湿っぽくも暗くもなくて、爽やかで優しそう。孤高の翳がありつつ、温かい人柄と情熱的な純真さが魅力的なブラームスに、ぴったりんこなルックス。兎に角この映画のマリくん、かなり萌え度が高かった。

 一見クールでシャイ、でも無邪気で大胆なことをするヨハネスに萌え~ピアノを弾いてるクララの足元に忍び寄ってコチョコチョしたり。いきなり上半身裸で迫ってきて、僕はあなたの奴隷です♪なんて告白したり。でも、クララへの恋情は期待してたよりは激しくなかった。イケメンがハアハアと熟女の人妻に迫る内容かと思ってたんだけど。どっちかっつーたら、クララを優しく見守る純愛っぽかったので、ちょっと肩透かし。ヨハネス、シューマン夫妻の長男にしか見えんし。ラスト近く、裸になってベッドに突入、ついにクララと結ばれるのかと思いきや、僕はあなたとは寝ない、でも永遠にあなたを腕に抱いて生きます、なんて言いながらクララのポロンしたおっぱいをモミモミチュウチュウ。え~?!その状態で最後までヤらないのかよ?!と呆れてしまった。ゲージュツ家の思考回路&行動原理、ワケワカメ!でもマリくん、ママのおっぱいに甘える幼い坊やみたいで超キュートでした♪
 
 ヨハネスとシューマン夫妻の子供たちとのシーンが、ほのぼの微笑ましくて良かった。音楽以上に、保父さんの才能があるよヨハネス。あんな優しくて楽しいイケメンのお兄さんが居候なんて、羨ましすぎ。逆立ちしたり階段の手すりを滑ったりするマリくん、めちゃ可愛かったです。
 ラスト、コンサートでクララが演奏する情感あふれるピアノを聞きながら、あふれる想いのヨハネス...アップで撮られたマリくんの、万感を湛えた表情が素晴らしい。ファンなら涙が出そうになること請け合い。
 クララ役は、「善き人のためのソナタ」でも好演してたマルティナ・ゲデック。きれいなオバチャンって感じです。ロベルトにもヨハネスにも女、というより、母ちゃん、なキャラだった。
 
 ロベルト・シューマン役は、パスカル・グレゴリー。彼だけ何だかサイコなホラーです。怖かったエキセントリックというより、き○がい演技。目がイってるか死んでるかのどっちか。嫉妬してクララに襲いかかるロベルトですが...『ヨハネスは僕の友達なんだ!僕の理解者なんだ!僕から彼を奪うなー!』って、おいおい、そっち方向のジェラシーかよアル中ヤク中DVなど、戦慄のヤバい人ぶりでした。発作を起こしてホゲホゲピギャプギャー@★◎▽〒※◆!!!な様子とか、手術のビフォー&アフター姿とか、怖すぎて笑えた。パスグレさん、もうフツーの役はできない役者化してますよねえ。それにしても。シューマンといい、「アマデウス」のモーツァルトといい、「恋人たちの曲 悲愴」のチャイコフスキーといい、天才音楽家ってみんな異常すぎ!まさに地獄の紙一重。才能って、ありすぎると毒なんですね。
 ところで、マリくんもパスグレも、ドイツ語の台詞は吹き替えなのかな?あんなにペラペラなはずないし。フランス人がドイツ人役ってのも、やっぱ不自然だなあ。
 ダイナミックで流麗な音楽も聞きごたえあり。ピアノとかヴァイオリンとか、楽器が弾けたらいいなあと思いました。
 
 ↑マリク・ジディ、1975年生まれの現在34歳。パパはアルジェリア人、ママンはブルターニュ出身のブルトン人。オゾン監督の「焼け石に水」での紅顔の美少年ぶりも必見!“Les Amitiés maléfiques”でセザール賞新人賞を獲得。たくさんある日本未公開作の中では、ギャスパー・ウリエルと競演してる“Jacquou le croquant ”と、カトリーヌ・ドヌーヴのゲイ息子役の“Les temps qui changent ”が特に観たい!
コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

折伏できない☆男だらけの魔羅教団

2009-10-21 | イタリア映画
 電車の座席に座ってると、老婦人が私の前に立ちました。席を譲ろうと思ったのですが、おばあさん私より元気そうだし、電車の中なのに平気で携帯電話してるし、やっぱり立ったままでいてもらうことにしました...
 お客さんのお土産のケーキが、一個余りました。ダミアンにとっておこうと思いましたが、ダミアン最近太ってきてるし、こないだ夜中に友達連れてきて騒々しくてムカついたし、やっぱり私が食べることにしました...
 ご近所さんが、犬を飼い始めました。名前はダンケちゃん。可愛いチワワです。でも、キャンキャンワンワンとすんごくうるさいので、私はダンケではなくひそかに駄犬と呼んでます...
 相変わらず、無害にイヂワルな私です♪

 「フランチェスコ」
 ドン底の転落から、「レスラー」で奇跡の復活を遂げたミッキー・ロークが、人気絶頂の時に出演したイタリア映画。「愛の嵐」で有名なリリアーナ・カヴァーニ監督作品。
 12世紀のイタリア・アッシジ。裕福な商人の息子フランチェスコは、貧困や病苦にあえぐ人々を目の当たりにし、すべてを捨てて信仰の道へと身を投じるが...
 うう~ん。愛と清貧の聖人物語なはずなのに...何でしょう、この濃密で濃厚で卑猥なムードは。別にセックスシーンとかはないのに、絶対に子供には観せられないR指定な映画です。

 セックスが服を着て歩いてるようなセクシーさで売ってた全盛期のミッキー・ロークが、禁欲的で敬虔な修道士の役ってのが、ある意味あっぱれなミスキャスト。押尾学が最澄法師や親鸞上人を演じるのと同じぐらいの無謀さ(いや、意表を突いてて案外面白いかも?)。
 それにしてもミッキーさんのフランチェスコ、聖人なのに何てイヤラシイ表情!目つき!体!エロエロなミッキー導師を慕って、俗世を捨てゾロゾロ集まってくるのが、うら若い男ばっかってのが、何だかイエスの箱舟男版みたいで笑えた。そして、ミッキー導師に心酔しきってる彼らを見てると、何だか某邪教のグル&信者たちとカブって怖くなりました。某グルと違って、ミッキー導師はひたすら清貧を強要するのですが、その健康的で文化的な生活や欲を完全否定した信仰生活は、犯罪的お布施集めや勧誘より非人間的で、俗世界でしか生きられない私には、ほとんど蛮行に映りました。
 思うに、監督のカヴァーニ女史は、フランチェスコの人間像に迫るよりも、ミッキー・ロークに修道士のコスプレさせてアンなことコンなことさせたかっただけ、だったのでは...

 当時、日本とヨーロッパで大ブレイクしてたミッキー・ロークが、「ナインハーフ」よりイヤラシイの!エロすぎ!やたらと全裸になるし(清貧の修道士にしては、ムッチムチしたエロいガタイ)。極めつけは、雪山で突然すっぽんぽんになり、ボカシ付きで雪の上をゴロゴロ転がり回り、何やってんのかと思ったら、あわわわ。かき集めた雪の中にアソコを突っ込んで...ふああぁ~はああぁあ~というヨガリ声といい、イクイクっな悶絶昇天顔といい、乙女淑女には正視不可能!エロに関してはかなりツワモノと自負する私でさえ、うわ~これヤベ~よ!とドン引きしちゃいました。

 ミッキー・ロークが人気を博していた当時。映画好きになったばかりのガキで、ハリソン・フォードやジェフ・ブリッジスに憧れ、ケヴィン・コスナーとかトム・ハンクスが大好きだった私にとって、ミッキーはアダルティすぎて遠い遠い男でしたが、エロが理解できる年齢になった今、当時あまたの大人女性を蕩けさせた彼の魅力が理解できるように。ほんと、エロいです。かなりイケメンだしね。「レスラー」観るのが楽しみなような、怖いような気分です。
 フランチェスコを慕う少女役、ヘレナ・ボナム・カーターが可愛かったです。可愛いけど、毅然としてて眼光が鋭いところが彼女の魅力。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小公女① 女の子は誰でもプリンセスなのよ♪

2009-10-18 | 日本のドラマ(連続)
 秋の連ドラ鑑賞第一弾は、TBSの「小公女セイラ」。年がバレるけど実は私、バリバリにあの名作アニメ世代です♪

☆セイラ
 インドの宮殿?で大勢の召使に傅かれて王侯生活の少女。あんましお姫様に見えませんねえ。
 志田未来ちゃん、初めてドラマの中の彼女を見たけど、可愛いですね。子供なのかティーンエイジなのか、年齢不詳な感じもするけど。演技は、年上の四大ド大根娘(上戸アヤ、石原サトミ、綾瀬ハルカ、あいぶサキ)よりは巧いのではないでしょうか。
☆インド人が...
 なぜか日本語が流暢な召使たち。洋画の吹き替えみたいで笑えた。
☆お父さま
 セイラのパパ、男前!だけど、すごい棒読み
☆小公子カイト
 きゃ待ってました!林遣都くん登場♪彼が演じるのは...
 
 学園の雑役夫としてコキ使われている可哀相な少年カイト役。買い物帰りに、さっそくゴミ箱をあさって残飯を、ではなく、高校生が捨てた参考書を拾ってお勉強(涙)。学校に行かせてあげて~!
 ケントくんの記念すべき連ドラデビューお顔は、ほんとキレイ。私、いわゆる美少年には食指が動かないのですが、ケントくんは好き。女っぽくないからかな?ちょっと前に観た「最後の赤紙配達人」でも思ったけど、ちょっと痩せすぎなのが気になる。ほんとに食べさせてもらってないんだなあ、というカイトのリアリティは出てるので、まいっか(笑)。
☆恐怖の厨房!
 カイトをコキ使い、やがてセイラをもイビリまくることになるコック夫婦。性悪なんだけど、かなり笑えるキャラ。いい味だしてます。大和田伸也、真珠夫人以来の怪・珍演!
☆学園長&その妹
 校長役の樋口可南子が美しいです。冷たいけど、あんまし怖くない。むしろ、小心者で卑屈、姉に絶対服従な妹役、斉藤由貴のほうがヤバい。宙で遊泳してる焦点の合わない目とか、独りで酒かっくらってブツブツヘラヘラしてる様子とか、どこか精神不安定、精神破綻の兆候があって危険~!斉藤由貴の女優生命を賭けた?顔芸が素晴らしい(笑)。
 セイラの亡母と校長は同級生。でも、セイラのパパはどー見ても校長より年下だよなあ。かなり年上妻だったのかしらん?
☆名門女学園?
 あんましそんな感じしないですよねえ。在学してる女の子たちが、みんな庶民的すぎるからかな。チンドン屋みたいなリボンしてるのも何か変。
 
☆真夜中のハムレット
 誰もいない教室、黒板を使って秀才ぶりを発揮するカイトくん。グッドウィルハンティングのマット・デーモンかよ!と思った。カイトくん、英語の発音が下手すぎて笑えた。実際にもケントくん、勉強苦手っぽそう(笑)。
☆あらん先生
 フランス語教師。赤いチェックのズボンがゲイゲイしくて、当然のように生徒たちの間ではゲイ疑惑の人(笑)。あらん先生のフランス語も、カイトくんの英語と同じレベルで笑えた。すっかりイロモノ俳優?な田辺誠一、年取ったね(しみじみ)。
☆まりあの憂鬱
 セイラを敵視するクラスのボスまりあ、本名ひろ子。恥ずかしいから学校に来るな!と娘から命令される成金の両親が可哀相で笑えた。
☆ブレックファスト
 朝食、毎日オムレツとソーセージみたいで笑えた。
☆屋根裏部屋への転落!
 パパ死亡!プリンセスから一転、召使になってしまうセイラ。未来ちゃん、お嬢さまファッションより貧乏メイドの服のほうが似合ってて可愛いです。
 
 ↑コック夫婦、この二人が実に味わい深くて笑えます
☆おまえに食わせる飯はない!
 仕事を終えて厨房に戻るセイラに、コックの妻『もうご飯はないよぉ~』セイラ『え!?』パパ死去を知らされた時より強いショック顔のセイラでした(笑)。
☆CGネズミ
 セイラとカイトを慰めるネズミの親子。もろCGなのが笑える。華麗なる一族の怪魚・将軍みたいなロボットにしてほしかった。
★総括
 かなり笑えて面白かったです。ずいぶんと確信犯的に笑いを狙ってるな、と思った。ネタドラマとしては、なかなか上出来なのでは。安達ユミの家なき子みたいなエゲツなさがあればもっと良いのだけど。
 セイラやカイトみたいな賢い子たちが、黙って理不尽な環境に忍従するのが不思議ですが、それを言ったらオシマイ的なツッコミはやめときます♪
 キャストの中では、斉藤由貴と大和田伸也の炸裂を期待!

 可憐だったスケバン刑事も、今ではアル中気味の情緒不安定オールドミスを好演するように
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ゲームの女王①~⑤ 俺の目の前で死ね

2009-10-11 | 韓国のドラマ
 私の韓国愛人チュ・ジンモ主演の「ゲームの女王」第1話から5話まで観ただよ...

☆ヘリコプタープリンス
 颯爽とヘリに乗って登場するチュ・ジンモasシンジョン別名チェイス!カッチョええ~「ファッション70s」と同じじゃん!とは思ったが。現代の王子さまは、白馬ではなくヘリで現れるのね♪
 復讐に燃える冷徹無情なビジネスマン、なジンモですが。何やっても何言っても、ぜんぜん悪人にも冷酷にも見えないですねえ。顔は優しくて素朴で、めちゃ可愛いです。同じ復讐の主人公でも「魔王」のチュ・ジフンは、いかにも悪巧みしてるって感じで薄気味悪く胡散臭かったけど、ジンモはチョンマル人が善さそうなんですよねえ。なので、いかにも怪しいジフンなら警戒するけど、誠実そうで温かみのあるジンモなら、すぐ信用して私も騙されそう、いや、騙されたい♪
 それとジンモ、西洋人にも負けない立派な体躯が、相変わらず素敵あまりにも体格がガッチリしすぎて、スーツがはちきれんばかりにムッチムチでピッチピチ。スマートなビジネスマンというより、背広着用を強要された柔道かラグビー選手みたいです。
☆ヒロイン
 ホテル社長のお嬢様ウンソル。うう~ん。韓流ヒロインって、みんな同じような顔してますよねえ。お嬢さまファッションも、センスが...イアリング、耳たぶ鍛えてるのかよ?みたいな。
☆韓流男優のお約束
 きゃジンモ、早速シャワーシーン♪でも、初回はぶっとい二の腕&腋毛だけでした。乳首と腹筋は、次回?焦らすんじゃねーよ。

☆ハニートラップ♪
 ウンソルを誘惑するシンジョン。やり方がスウィート乙女ちっくすぎて、ほとんど少女漫画だ~!りぼん、なかよしの世界。寒イボだけど、実際にジンモにあんなことされたら、心臓に悪いほど胸キュウウウ~ンだろーな。
☆男なんてシャボン玉~♪
 キッチンで仲良く食器を洗うシンジョン&ウンソル。泡かけあいっこ。周りはシャボン玉が...ザ・ベストテンで聖子が歌ってるバックの演出かよ!ってぐらいの大量シャボン玉に笑!
☆キャットファイト!
 韓ドラおなじみ、男より血の気が多い女のいがみ合い!早々とビンタとガンの飛ばし合いを済ませるウンソルvs女弁護士ジュウォン。次は髪の毛の掴み合いだね♪
☆ホントに一流ホテルかよ
 シンジョンの部屋のドアを蹴るウンソル。すごい安普請なドアだったなあ。いかにもセットって感じでした。
☆バーニング・テンプル!
 ウンソルの不注意で、お寺が火事に!バチ当たり!
☆なれなれしい使用人
 ウンソル父娘の豪邸の住み込み家政婦&その娘。家族同然なデカい顔してます。「雪の女王」や「ごめん、愛してる」にも、使用人の分際で!な厚かましいナニサマ母娘、出てましたよね。日本ではこーいうのって、あまりいなさそう。主従のけじめはちゃんとつけるのが日本流?
★総括
 チュ・ジンモが、か、か、カッチョいい~ていうか、可愛い!ジンモ目当てで完観できそうです♪
 話は、どっかで見たことがあるような筋&キャラ。むかし読んだアメリカのロマンス小説で似たよーなのがあったな~
 あと、モノローグや独り言で心情を語りすぎ!表情や動きなど、演技で心を表現する脚本のほうが好きです。
 
 ↑秋雨や 君と濡れたし チュ・ジン萌え~
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏が遺したもの

2009-10-09 | フランス、ベルギー映画
 台風一過。各地に爪あとを残しているようですね。我が町は、幸い甚大な被害はなかったのですが...皆様はご無事でしたでしょうか。
 さっきTVつけたら、大阪の橋下知事がプンスカ怒ってました。何事?と思いきや...橋下知事VS女性職員のメールバトル、だとさ。
 あのイヤミったらしいメール、すごい女性職員だなあ~と、ある意味感嘆しちゃいました。確かに上司をナメまくってるとは思うけど...俺はトップだ!上司だ!いちばんエラいんだ!その俺様に向かって!逆らうな!謝れ!ひざまずけ!服従しろ!みたいな橋下さん、何だか子供っぽい権威主義者みたいで、私も怖くなった。上司への物言いは気をつける、これは確かに守るべきルール&常識ですが...上司が強制することじゃないな~とも。気に入らないメールも笑って流す度量が、トップに立つ人には必要なのでは。あんなに激怒されちゃあ、忌憚のないストレートな意見も怖くて言えないよなあ、いや、言うな!と言われてるみたいなもんだしねえ。
 職員が橋下さんに反発するのは、彼が自分たちの安楽公務員ライフにとって脅威になってるということ以上に、この人ホントに大阪府民のことを第一に考えてるのかなあ、気持ちよく威張りたいだけじゃないの?という疑問も抱いてるからかもしれませんね。それにしても。俺が俺が的な知事さん、最近多いですよねえ。俺様ふりかざすだけじゃない、みんなが信頼して慕えるカリスマと包容力ある知事さん、出現してほしいものです。

 「夏時間の庭」
 旧作の「CLEAN」が日本で劇場公開されることになった、オリヴィエ・アサイヤス監督作品。
 フレデリック、アドリアーヌ、ジェレミーの3兄妹は、亡き母が遺したパリ郊外の邸宅と美術品への愛着と、維持や管理ができない現実との間で心揺れるが...
 家族よりも、絵画のように美しい自然や貴重なアンティークが主役、みたいな映画でした。
 この絵は○○の、この食器は○○の、この花瓶は○○のetc.まるで美術館みたいな屋敷に吃驚。そんな大事な品々を、フツーにその辺に置いてたり飾ってたり使ってたり、庶民な私からしたら、危ないよ~割ったり破ったりしないかなあ、とハラハラものでした。よく今まで強盗とか入らなかったよなあ。そんなにセキュリティ万全って感じじゃなかったし。それにしても、すごい家だよなあ。いったい何者の家だよ?!
 お宝探偵団も高値をつけること間違いない美術品の数々を遺して、ママ死亡。さあ、醜い遺産争いだ!とワクワクしたのも束の間。3人兄妹は、ぜんぜん欲の皮を突っ張らせず、何だか拍子抜け。いまは海外に住んでるし、維持も管理もできないし、まとまった金があれば助かるし、ちょっと寂しいけど売っ払っちゃうのが最善!なアドリアーヌ&ジェレミーの現実派と、思い出がいっぱい~♪by H2O で手放し難いセンチメンタル派なフレデリックが、軽く意見を衝突させるぐらい。あれだけの遺産なら、フツーは犬神家の一族化しちゃいそうですが
 
 過去という思い出は、美しく重いもの。愛惜しつつ執着せずに、より大事な現在と未来のために決別するまでが、しみじみと描かれています。もうちょっと3人兄妹の葛藤とかにも焦点を当ててほしかったけど。ぶっちゃけ、3人も要らなかったような。フレデリック一人でも十分、みたいだったし。ちょっと庶民感覚とは乖離したブルジョワっぽい家族だったので、いいご身分だな~とも思いました。
 歴史的価値のある貴重な美術品は、一部で独り占めしないでみんなで共有しよう!相続税対策にもなるし、ぜひオルセー美術館へ寄贈を!という訴えかけみたいな内容でもあった(笑)。
 特筆すべきは、瑞々しい新緑の庭園の美しさ!目が洗われます。あんな家に住んでみたいなあ。同じ金持ちでも、ほんと韓国やアメリカの成金とは違うんですよねえ。ほんと自然体な優雅さ。
 3人兄妹を、人気スターが演じています。
 大学教授の長男フレデリック役は、シャルル・ベルリング。ちょっとシブくなって、若い頃よりイケてるかも。ナイーブな演技も好感。
 長女のアドリアーヌ役は、よく働くね~なジュリエット・ビノシュ。彼女、名匠と言われる監督とは誰とでも仕事したい!と思ってるんだろうなあ。その貪欲さを尊敬!女優の鑑だよ。今回はドライな働きマン女っぽい役でした。それにしてもJBさん、フランス女優とは思えないほど、相変わらずファッションセンス悪すぎ~!彼女だけユニクロ?!みたいな服着てたもん
 次男のジェレミー役は、ジェレミー・レニエ

 ジェレミー、大人っぽくなったなあ。まだ可愛いけど、精悍になったというか。海外でバリバリ働くビジネスマンで、奥さんも子供もいる役を、ジェレミーも演じる年になったんですねえ(しみじみ)。今回もカッコカワイいジェレミーですが、映画の中盤で退場しちゃいます。別にジェレミーじゃなくてもいい役だったような...
 3兄妹のママンが、なかなか素敵な老婦人でした。ファッションがおしゃれ!フェミニンな銀髪ボブカットとか、シンプルなのにシックなシャツ&スカートとか。大きめの首飾りが素敵だった。韓ドラの金持ちマダムが同じようなのをしてたら、ただの悪趣味な成金おばはんにしか見えないのにね。
 あと、フレデリックの娘&息子が、まだ少女少年ですが美人&イケメン!

 ↑ジェレミーの新作のひとつ“The Vintner's Luck”は、「クジラの島の少女」のニキ・カーロ監督作品で、ギャスパー・ウリエル競演!予告編(こちら)必見!たくましい農夫ジェレミー!セクシーな天使ウリ坊!ああ、小栗旬と水嶋ヒロどころじゃないイケメン♂パラダイスぢゃ~!
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

珈琲王子⑫~最終回 クリーミイにハッピーエンド

2009-10-08 | 韓国のドラマ
 「コーヒープリンス1号店」第12話から最終話まで観ただべさ...

☆DK、いい人
 ユジュ&ハンソンに、バカップル恋愛を盛り上げるためのアテ馬にされてる気の毒な男性。ちっとも怒らず理解を示すDKさん、心の寛い人です。ユジュみたいなメンドい女、やっぱやめとこ!みたいな感じもしたが(笑)。やめといて大正解!
☆仕事しろよ~
 怠惰すぎるホンさん。ウロウロしてばかりのハンギョル。ユジュなんか、決まってた海外での仕事も放棄(DKに大迷惑じゃん)!おまえらなあ~責任感なさすぎ!
☆ミニョプ slave of love
 女王さまなウンチャン妹に隷属状態のミニョプ、その奴隷ぶりが可愛い!私もあんなイケてる男を下僕にしたい~
 
 ↑この三人のスピンオフドラマが観たい!けど、ミニョプがあらためて、イ・オンのご冥福を...
☆韓国成金のファッションセンス!
 ハンギョル父は、ショッキングピンク?のポロシャツ!ハンギョル母は、エコすぎるグリーンのワンピース!ハンギョルのハルモニは、黄金色の部屋着!目が痛い...
☆ユジュ、妊娠!
 大喜びするハンソンですが...一瞬でも思わなかったのか?ホントに俺の子かよ?と。DKの子じゃねーの?と。
☆この四人って...
 ウンチャンもハンギョルもハンソンもユジュも、他に友達いないのかなあ。何かあっても、相談できる友達ひとりも出てこなかったよなあ。
☆ハルモニと孫の嫁
 ウンチャンが女で、しかもハンギョルと付き合ってると知り、結婚なんか許さん!と激怒するハルモニ。同じ孫でも、ハンソンがユジュと結婚するのはOKなのが不思議。ユジュってお嬢様じゃない上に、何を考えてるか理解不可能なアバズレなのに。なんで反対しないの?
 
 ↑後半になると、さっぱり脱がなくなったコンたん。それも減点対象!
☆ハンソン&ユジュの結婚式
 出席するウンチャン。変な服!紅白まんじゅうみたいで、縁起は良さそうだけど(笑)。
☆冷酷な新婚さん
 結婚式で倒れ、入院するハルモニ。ハンギョルは心配してそばにいるけど、ハンソン&ユジュは見舞いにも来ない!遺産は全部ハンギョルへ、とハルモニの遺言は書き換えられそうです。
☆女の子のいちばん大切なものをあげる
 我慢しすぎて溜まりに溜まった性欲、ハンギョルのエッチって壮絶そうだ。ウンチャンが羨ましいです(笑)。
★総括
 3、4話ぐらいまでは楽しくて面白かったんだけど...いかんせん、この内容で17話は無茶。なので、後半はかなりキツかった。強引でダラダラしすぎ。話らしい話がなくなり、ただもうウンチャン&ハンギョル、ハンソン&ユジュがイチャイチャベタベタするシーンばかりで何とか最後までもたせたって感じ。
 ハンソン&ユジュが気持ち悪かった。終わりのほうでは、ウンチャン&ハンギョルも。私、コーヒーはブラックでは飲めないけど、砂糖やクリームをドバドバ入れたのも無理。やっぱ、ほの甘いミルクを少量入れたカフェオレが好きです。映画やドラマも。 
 コン・ユ&ユン・ウネは、イヤミがなくて好感のもてるカップリングでした。二人とも、なかなか芸達者ですね。元気いっぱいなアホ演技も良かったけど、さりげない表情や仕草とかも、よく心情を表していて上手だな~と何度も思った。
 脇役では、やっぱハリムがいちばん好き。可愛かった!ミニョプもアホカッコよかった。
 さあ、韓ドラ完観恒例、イルボン理想妄想リメイク、イってみよ~♪

 ウンチャン・・・上野樹里
 ハンギョル・・・坂口憲二
 ハンソン・・・大森南朋
 ユジュ・・・広末涼子
      ・
 ハリム・・・森山未來(友情出演)
 ミニョプ・・・松本利夫
 ソンギ・・・石垣佑磨
      ・
 ウンチャンの母・・・大竹しのぶ(特別出演)
      ・
 DK・・・柏原崇
 ウンチャンの妹・・・IMARU
 ハンギョルの祖母・・・佐々木すみ江
 ハンギョルの父・・・綿引勝彦
 ハンギョルの母・・・市毛良枝
 肉屋・・・六平直政
      ・
 ホンさん・・・渡瀬恒彦

 こんなん出ましたえけどぉ~?
 ウンチャンは、チャーミングなオンナオトコになれる女優、といえばラストフレンズのルカこと上野樹里。ルカ+のだめ、で。
 坂口ケンちゃんは、コンたんとは似てないけどキャラがカブるんですよね。ケンちゃんには、コンたん以上に脱ぎまくってもらいます♪
 生き方も言動も支離滅裂な美女、といえば広末しか思い浮かばない。
 
 コンたんも年内除隊佳い作品でカムバックしてほしいですね♪

 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マッカな女の子

2009-10-06 | フランス、ベルギー映画
 ちょっと今さらな話題ですが、2016年のオリンピック開催地は、ブラジルのリオデジャネイロに決定!リオの皆様、おめでとうさん♪リオといえば、カーニバルですよね。ああ~わしもロドリゴ・サントロみたいなイカしたラティーノと、踊り踊られてカーニバル♪灼熱のミ・アモーレしてみたいのお。
 東京が負けた敗因は、やっぱ日本人のテンションの低さ?どうでもいいとは言わないけど、オリンピックよりももっと真剣に考えるべきことがあるのでは、というのが大部分の日本人の意見だったのでしょうか。あと、マダムMIYUKIのファッションがIOCの委員たちをドン引きさせたのでは、という見解も。
 ヨタ話はサテオキ。東京への五輪招致活動には、な、何と150億円が費やされたとか。ひゃ、ひゃくごじゅうおく~あわわわ。あらら負けちゃったね、関係者の皆様お疲れさま、と流せないものがありますよねえ。石原知事は、みんな頑張ったからいいじゃん、みたいなスッキリ顔(開き直り?)でしたが...応援団のスーツ一着30万円、都知事の宿泊費一泊10万円とか、バブル時代が戻ってきたような景気のよさですね。実際は、今年も年末派遣村が憂慮されてるドンづまりなのに...
 聖武天皇は奈良の都に大仏を、平清盛は瀬戸内海を開港しましたが、その裏には民の塗炭の苦しみが...石原都知事と、いにしえの日本の為政者が何となくカブりました。
 それにしても150億円が、ただの壮大なる無駄遣いに終わったのなら、ほんとに残念無念で悔しいですよねえ。地味で小さい形でもいいので、招致活動で行ったことが、何か有意義な発展につながってほしいですね。
 
 「ぜんぶ、フィデルのせい」
 1970年のパリ。ブルジョア家庭に育ち、カトリックのお嬢様学校に通う9歳のアンナは、左翼運動に傾倒し始めた両親によって生活激変を余儀なくされ、猛反発するが...
 フィデル、とは言うまでもなく、キューバの革命家カストロのこと。小さな女の子の目を通して描かれる、当時の政治運動や社会情勢が興味深かったです。完璧なノンポリ環境で育った私も、大学時代の学友や付き合った男の政治的な思想や言動には、驚嘆することしきりでした。アンナと違って、目からウロコ的に自分の考えや行動する意志などが培われることは、結局なかったけど...
 いきなりな左翼ライフへのアンナの反発&困惑が、ユーモラスでシニカル。私だって、あんな突然な変化はイヤだ~。アンナの両親、極端すぎる。子供が可哀相。アンナが好きだった宗教の授業も受けさせないようにしたり、機動隊が出てくるようなデモにまで連れてってたり、仲間がたむろする部屋に子供だけ置いて出かけたり、ちょっと酷いな~と思った。
 アンナの、9歳のガキンチョとは思えないほどの利発さにも吃驚。両親へのブータレ方や異論反論が、大人顔負け。私など、口げんかしたら絶対負けるよ。ブーブー文句、カリカリ反抗しつつ、キョーサン主義とかチューゼツ、ダンケツなどのボキャブラリーを覚え、今まで知らなかった社会の価値観を学ぼうとする姿勢は立派、だとは思ったけど、まあ小さい子供があんな環境にいたら、イヤでも染められるよなあ~とも思った。授業中のシスターの、愛されたのに逆らったため主人に殺された山羊の話に、山羊は囚われの豊かさより自由を選んだの!と反論するアンナ、すごいなあ~すっかり真っ赤な女の子になっちゃってて。
 
 アンナの幼い弟フランソワが、めっちゃ可愛い&いい味!姉と違って、平気な顔して楽しそうに順応しちゃってて。将来大物になりそうな子でした。
 アンナ役ニナ・ケルヴェルが、可愛い!けど、日本の子役と違って、私(僕)きゃわいいでショ?な媚がない。フランスの子役って、姿形はホント可愛いガキンチョなのに、クールですよねえ。特に女の子は。議論好きで自己主張が強いところとか、笑顔より生意気で不機嫌な顔がチャーミングなところなど、小さくてもフランス女なアンナちゃんでした。
 両親役のジュリー・ドパルデューとステファノ・アコルシも好演。
 
 特に、スペイン貴族出身で弁護士のパパ役、イタリア俳優のステファノ・アコルシが素敵でした。「野良犬たちの掟」でも思ったけど、彼ってちょっと故ヒース・レジャーに似てる?ヒースを濃くして脆さを抜いた感じ?フランス語が上手ですね。奥さんはフランスの女優だと知り納得。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE TUDORS ①② ロイヤル肉食男子!

2009-10-05 | 欧米のドラマ
 暴君として知られたヘンリー8世(エリザベス1世の父)を描いた「THE TUDORS 背徳の王冠」、待望の日本オンエア!WAKUWAKU☆DOKIDOKIしながら鑑賞♪
 ※ネタばれ注意!

 第一話は...
 16世紀のイングランド。若き国王ヘンリー8世は、叔父がイタリアで暗殺されたことを機に、フランスへ宣戦布告しようとする。ヘンリーを補佐するウルジー枢機卿は、その政治手腕で逆に和平協定締結へと形勢を転換させるが...
 うわああ~これ、ほんとにTVドラマですか~子供は観ちゃダメ!家族と観たら何か気まずくなりそう。かなり大人向け、アダルティな香りでムンムンしてます。
 ヘンリーくん、出てきてすぐにもう愛人とベッドでファイト一発!おっぱいポロンな愛人をネチッこくも荒々しく愛撫するヘンリーくん、まさに野獣!
 若き王さまヘンリー、ほんとワイルドというか血気盛んというか。短気で喧嘩っ早くて、セックス大好き!怒ってるかエッチしてるかのどっちか、みたいな。漲る若さのエネルギーに圧倒されます。まさに肉食男子!
 ヘンリー8世を演じてるのは、ジョナサン・リース・マイアーズ。デビュー当時は、ユニセックスな中性っぽさが魅力だったのに、すっかり男の中の男になってしまいました。でも、何となく少年っぽさも残ってて可愛いくもあります。ご機嫌の良い時のヘンリーは、笑顔や仕草がキュート。やたらと脱ぐジョナのマッチョぶりも見事です。でも、ほんとよく脱ぐなあ。登場シーンの半分は裸だったような?それにしてもジョナ、ヘンリーの暴れん坊ぶりが怖いくらいハマってる。とろんとしてるけどイッちゃってる目つきとか、ラリってるみたいでヤバい~!
 実際のヘンリー8世は、デブの巨漢ブサイク男だったらしいので、美形なジョナサンとはイメージがかけ離れている、との指摘もあったとか。それに対するジョナの反論『ブサイクのドラマなんか観たくねーだろ。イケメンのほうが何でも受けるんだよ!』に脱帽!
 ジョナももちろん楽しみでしたが、いちばんのmy 目当ては...
 
 ヘンリー8世の忠臣チャールズ・ブランドン役のヘンリー・カヴィル
 うひょ~カヴィルくん、す、すげー♂フェロモンだ!濃ゆい~!エロい~!今のところはまだ、忠臣というよりヘンリーの取り巻き、やんちゃで血の気が多い悪友って感じですが。
 チャーリーくんもヘンリーに負けず劣らず、気性の荒い肉食男子。ヘンリーを敵視するバッキンガム公爵の娘と...

 パンパンパンッ!バックから、ズッコンバッコン!壊れちゃいそうなほど激しい腰の動きだ!こんなん、TVで流しちゃマズいんちゃう~
 何やっとんじゃー!と、濡れ場に踏み込んできて激怒するバッキンガム公爵に、おたくの娘さん初めてじゃなかったっスよ、ククッみたいなチャーリーのニヤニヤふてぶてしい笑顔に、クラッわしも、こんなイカしたエロ坊主に弄ばれたい~
 
 すっぽんぽん!脱ぎっぷりは、ジョナ以上に大胆なカヴィルくん。♂っぽさフルスロットルですが、少年っぽさもジョナ以上に感じさせることもあって、さすがまだ20代半ば。
 バッキンガム公爵の謀反計画や、くわせ者っぽいトマス・ブーリンの登場、王妃キャサリンの苦悩などを背景に、覇道の野望に燃えるヘンリー...
 第2話は...
 フランス王フランソワと会見。ウルジー枢機卿に、俺のほうが男前だろ?俺のほうがオシャレだろ?と訊くナルシーなヘンリーくんが可愛い。
 はじめは和やかムード、おとなしくしてたヘンリーくんでしたが...フランソワのお国自慢にはイラッ&ムカッ、ついにブチギレ!ざけんじゃねー!かかってこいやオラー!と、レスリング対決!とても王さまとは思えません。ノリはほとんど、クローズかゴクセンなヤンキー漫画調。でも、ガーン!弱そうだったフランソワに負けてしまい、悔しさのあまり独り大暴れ!室内のものを破壊しまくる。実生活でも空港で暴れたジョナとカブる、堂に入ったプッツンシーンでした。
 トマス・ブーリンの長女メアリーが、ヘンリーの夜伽に。フレンチな方法で慰めてくれよ、というヘンリーのリクエストに、メアリーは屈みこんで...あわわ、今度はフェ○シーンですか~!?ぐおおお~!と、のけぞって感じてるヘンリーのヨガリ雄叫びが放送禁止的!

 ↑仲良しヘンリー&チャーリー。でも、YAOIムードはゼロ。濃ゆいBL要素も加えてくれ~
 謀反を企てるバッキンガム公爵。先手を打つウルジー枢機卿は、一見温厚な人格者ですが、実は食えない野心的な策謀家。でも、常に事は荒立てず穏便に済ませようとする深謀遠慮は、血の気が多い若造なヘンリーと違って、さすが海千山千の大人。暴れ馬ヘンリーの手綱を巧く引いているところが面白い。でも近いうちに、手に負えなくなるんだろうなあ。楽しみ!枢機卿役のサム・ニール、いい味だしてます。
 同じヘンリーの補佐官でも、空気読みすぎな枢機卿とは逆に、理想主義なトマス・モアの高潔なKYぶりが、後の悲劇を匂わせていてイタい。トマス・モアを演じてるジェレミー・ノーサムが、知的でストイックでカッコいいです。
 後に王妃となるアン・ブーリンの魔性キャラ(あんまし美人じゃないけど、魔女っぽい魅力はある)も楽しみ。
 
 謀反の疑いで投獄したバッキンガム公爵を、ウルジー枢機卿は穏便に処罰しようとしますが、逆らう奴は許すまじ!なヘンリーは、チャーリーに命じて裏工作。結果、バッキンガム公爵は断頭台へ引っ立てられて...ヘンリーは、愛人が産んだ男の赤ちゃんに大喜び。
 総括...
 面白いです!ハマりそう!イギリス王室ものが好きな人には、堪能できるドラマでは?アダルティテイストなのがso good!ジョナやカヴィルくんが、エネルギッシュにエロティックに若い男にしかない魅力を発揮してます。じじいorヘナチョコ男子しか出てこない、圧姫とか点地人みたいな日本のオコチャマ時代劇に辟易してる人には、おすすめ!
 陰謀と愛欲渦巻く宮廷ですが、淫靡な背徳ムードは希薄。とにかくワイルドで豪放!
 16世紀王室の衣装やお城なども、すごく興味深いです。華美ではなく、質実剛健な感じ。おしゃれ番長なヘンリーの、ちょっとスタイリッシュなファッションも素敵です。ブーツとか、いま流行ってるのよりカッコよく見えるし。
 本放送は来月かよ~早く続きが観たいよ~
 
 ↑ヘンリー・カヴィルくん、1983年生まれの26歳。同い年の松じゅんやニノ、福士誠治なんて、ガキっぽすぎ~!

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浪漫の街

2009-10-02 | フランス、ベルギー映画
 鞆の浦の埋め立て差し止めの判決が、広島裁判所で下されました。
 ポニョの故郷としても有名になった、日本の歴史美を残すゆかしい景観が守られたことに、多くの人は安堵したことでしょう。私も良かったね~と思いました。が、そうも言ってられない複雑な現状が。公共工事がされないと、生活の不便さや過疎化がいっそう深刻化するのだとか...
 景観保護か利便性か。うう~ん。断然こっちを優先すべき!とはいかない、難しい選択ですよねえ。
 自分の意見や価値観で喧々囂々するのは簡単だけど...ワイドショーなどのコメンテーターの、実際に鞆の浦に住んでないから言える“しょせん他人事”なご立派発言には、ちょっと首をかしげてしまいます。
 不便をしのんで生きる、という判決を受けての宮崎ハヤオ監督の言葉は、なるほどなあ~そうだよな~な感慨深いものでしたが...宮崎監督みたいな何不自由ない都会で暮らす大富豪(たぶん)では、何か説得力ないなあ~と苦笑も。
 八ッ場ダムにも鞆の浦にも、最善の解決が早く成されることを祈願...
 どうでもいいけど、さっき思い出した。明日はmy birthdayだ~週末に誕生日なのに、スウィートな予定なんか何もない今年もコンビニで独り分のケーキ買って、ロウソクないので線香立てて、永遠の19歳ループでアンハッピーバースデイトゥミー~♪とI will sing aloneです♪

 「PARIS パリ」
 パリで生きる人々をスケッチした群像劇。セドリック・クラピッシュ監督作品。
 重い心臓病を患うダンサーのピエールは、シングルマザーの姉エリーズと同居を始める。姉弟の周囲にも、悲喜こもごもな人間模様があった...
 クラピッシュ監督といえばのポップな味わいが薄れて、かなりしんみりしみじみ系な出来上がりになっていたのが、ちょっと意外というか残念だったかも。病気とか生活苦、老いらくの恋とか死とか、要素がシビアで暗い。冬のパリの街並みも、内容に合わせて鬱愁色に沈んでいた感じでした。それはそれで趣があるのですが、心憂くもなりました。
 群像劇はわりと好きなんだけど...ただ大勢わらわらバラバラなドラマを散りばめるのではなく、どこかで巧みに繋がってる手法が大事。それが、この映画はイマイチだった気もする。同じパリを舞台にした群像劇なら、「モンテーニュ通りのカフェ」のほうが、内容も人物設定も構成もすぐれているのではないでしょうか。
 キャストは、なかなか豪華でシブいです。
 ピエール役は、クラピッシュ監督の秘蔵っ子ロマン・デュリス

 ロマン、病人の役なので、いつも以上に顔色が悪く不健康そうだったでも、やっぱ可愛い目がキレイだなあ。諦念感&厭世感ある憂愁に、抱きしめたくなるほど胸キュン。いちだんと濃くなってる猿顔もいちだんと濃くなってる胸毛はダンスが上手なのには吃驚!「真夜中のピアニスト」でのピアノも腕前も凄かったし、ロマンって多才だなあ。ナイナイ岡村といい、多芸な猿男ってトレビアン
 エリーズ役は、ジュリエット・ビノシュ。アカデミー賞まで受賞したフランスの大女優とは思えぬほど、生活感ある庶民的な風貌です。もともと美貌で売ってた女優ではないので、あ~おばはんになったなあ~感は希薄。大人のクールさと優しさで弟を心配し見守る彼女の表情とか言動が、いかにも個人主義なフランス人らしくて素敵でした。美化されたベタベタしいお涙ちょうだい関係は苦手です。
 それはそうと。映画の中では(プライベートも)イケメンや男前を食ってばかりなJBさん、ロマンは弟役というのが幸いして?被害?を免れました
 知的だけどヘンなおぢさん、な役は天下一品、大学教授役のファブリス・ルキーニが、いちばん目立ってて美味しい役もらってたかも。パン屋のおばさん役のカリン・ヴィアールと、ファブリスおぢさんの弟役のフランソワ・クリュゼが、いい味だしてました。ファブリスおぢさんを魅了する女子大生役、メラニー・ロランが美しい!若いのにしっとりしてて色っぽい。あんだけ魅惑的な娘なら、おやぢとイケメンの二股かける姿も、何だか似合ってて絵になります。
 使われてた音楽が素敵で、選曲のセンスはさすがクラピッシュ監督。サントラが欲しくなりました。
 あ~あそこ行った~!通った~!と、パリ観光経験のある人なら思う場所も、いっぱい映ります。カタコンベにも行けばよかったな~と、私は軽く後悔。

 花の74年組(レオナルド・ディカプリオ、ブノワ・マジメル、クリスチャン・ベール、ダニエル・ウー、チュ・ジンモ、小澤征悦など)のロマン。30半ばになり、可愛さを保ちつつも大人の男っぽくなった彼の新作、パトリス・シェロー監督の“Persécution ”は、パトシェロ先生らしいgloomy loveワールド全開、しかも共演はシャルロット・ゲンズブール!ロマンとシャルロットなんて、何かとてつもなくオシャレなカップリングだわ。パトシェロ先生の筆頭愛弟子、ジャン・ユーグ・アングラードも出てるし、フランス映画ファンには無視できぬ作品です  
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする