大奥’83、久かたぶりに再語りさせていただきとうございまする...(岸田キョンキョン調)
※ネタバレ注意!
第二十話「奥様は魔性の女」
阿久里・・・佐藤友美
徳川綱吉・・・津川雅彦
ぬい・・・原泉
島田作左衛門・・・下元勉
安・・・豊田真子
・
滝川・・・鈴木光枝
牧野成貞・・・田村高廣
エロ鬼畜・綱吉が、家臣の妻と娘に手を出して、一家崩壊させる恐ろしい話。
館林宰相時代からの忠実な家臣・牧野成貞の美しい妻・阿久里に好き心を刺激された上様は、阿久里に大奥へ来い!と命令。拒絶されると、牧野の留守を狙って屋敷に押しかけ、阿久里を強姦!ひ、ひどい!
このレイプシーンが、また芸術的な演出なんですよね。肌とか見せたりしないのに、エロい。プレゼントのつもりだった花束で、阿久里を打擲する綱吉。紅い花びらが乱れ散った畳の上で、上様は気を失った阿久里を腕に...
これは夢じゃ、うつつではないぞえ、と上様に手篭めにされた阿久里は、老女中ぬいに向かって狂ったような高笑いを...拒みつつ誘ってる?みたいな風情といいハスキーな声といい、佐藤友美の妖艶さ、まさに魔性っぽいです。
その日を境に繁々とやって来る上様を、阿久里は嬉々として迎えるように。お湯殿から漏れる阿久里の、あっ...という喘ぎ声の色っぽいこと!小娘女優には出せない佐藤友美の熟女のエロさです。
夫ならぬ男によって、身も心も女に目覚めてしまった自分自身と、なすすべもない夫を憎悪する阿久里。主君と妻との間で苦悩する牧野が、悲劇的すぎます。故・田村高廣の抑えた演技のほうが、単にオーバーなだけの最近の自称演技派男優の熱演よりも、内奥する感情を見事に表現しています。
牧野夫婦の一人娘・安も地獄の日々。ママと別れて!と上様に直訴しますが、場所(狭い茶室で二人きり)が悪いぞ!案の定、安も上様の餌食に。上様よぉ~あんまりじゃね?エロでも、許せるエロと許せないエロがあるよ。
母娘そろって上様に犯されてしまうなんて、何て残酷な運命でしょうか。自害しようとする牧野ですが、大奥に入って栄耀栄華してやる!と開き直った?安に説得されて、自刃は思い止まります。安、気丈というか強い娘ですね。もうちょっと美人な女優だったら良かったのになあ。ママのほうが美しいし。
すべてを捨て、夫婦そろって旅に出る牧野と阿久里の安穏を得た表情...で、セ・フィニ~♪
第二十一話「赤ちゃん騒動記」
おとよ・・・ミヤコ蝶々
おるい・・・ジュディ・オング
・
阿部備後守・・・内藤武敏
信子・・・司葉子
いつものドロドロ悲話から一転、今回は故・ミヤコ蝶々のために用意された、ほとんどコテコテ上方喜劇な内容。
湯葉づくりの名人おとよに扮したミヤコ蝶々、可愛いお婆ちゃんです。言葉はキツけど人情に厚い、そして大ボケかましまくるキャラは、まさにThat's ミヤコ蝶々!毒舌だけど飄々と愛らしい芸風と関西弁が、ほんとオチャメ。わざとらしくて不気味な中村玉緒とは大違い!
台所を仕切る利口者おるいが、なぜかジュディ・オング。すごい美人。やっぱ非日本的です。顔は外人ですが、しゃべりはまったく日本人そのもの、いや、篤姫に出てた日本人の女優より、よっぽど時代劇の台詞まわしは上手です。とても外国人とは思えないぐらい。
ミヤコ蝶々&ジュディ・オングの異色すぎるコンビを中心に、大奥で生み捨てられた赤ちゃんをめぐる騒動が、ドタバタと繰り広げられます。おっぱいポロンなシーンや、下ネタ満載!中村主水の嫁こと白木万里が、ミヤコ蝶々に振り回されるエラソーな御年寄役で、いい味だしてます。
赤ちゃん問題も解決したラスト近くで、御台さま信子が登場(おお~!と思わず感嘆しちゃう登場の仕方です)。身分に隔たりはあるけど、共に京の都から江戸にやって来たおとよと信子は、二十五年ぶりの再会を喜び合います。毎回思うけど信子さまって、天女のように優しい御方。本来なら自分と直に会うことも言葉を交わすこともできない下女おとよへの、たおやかな親近感と敬意が感動的でした。ホントに高貴な女性って、あんなんだろうなあ。必要以上に威張ったりしないし、こーしたい!あーせねば!というガツガツ感がない。桂昌院や篤姫の賢しさって、しょせんは下賤の出ゆえの余裕のない必死さって感じですよね。
大奥を定年で退がる予定のおとよに、残念だけど元気で...と労わる信子。ほのぼの、しんみりな二人の再会と別れでした。
おるいに見送られてお城を退がり、長年の夢だったお遍路の旅に出るおとよ...で、セ・フィニ~♪
※ネタバレ注意!
第二十話「奥様は魔性の女」
阿久里・・・佐藤友美
徳川綱吉・・・津川雅彦
ぬい・・・原泉
島田作左衛門・・・下元勉
安・・・豊田真子
・
滝川・・・鈴木光枝
牧野成貞・・・田村高廣
エロ鬼畜・綱吉が、家臣の妻と娘に手を出して、一家崩壊させる恐ろしい話。
館林宰相時代からの忠実な家臣・牧野成貞の美しい妻・阿久里に好き心を刺激された上様は、阿久里に大奥へ来い!と命令。拒絶されると、牧野の留守を狙って屋敷に押しかけ、阿久里を強姦!ひ、ひどい!
このレイプシーンが、また芸術的な演出なんですよね。肌とか見せたりしないのに、エロい。プレゼントのつもりだった花束で、阿久里を打擲する綱吉。紅い花びらが乱れ散った畳の上で、上様は気を失った阿久里を腕に...
これは夢じゃ、うつつではないぞえ、と上様に手篭めにされた阿久里は、老女中ぬいに向かって狂ったような高笑いを...拒みつつ誘ってる?みたいな風情といいハスキーな声といい、佐藤友美の妖艶さ、まさに魔性っぽいです。
その日を境に繁々とやって来る上様を、阿久里は嬉々として迎えるように。お湯殿から漏れる阿久里の、あっ...という喘ぎ声の色っぽいこと!小娘女優には出せない佐藤友美の熟女のエロさです。
夫ならぬ男によって、身も心も女に目覚めてしまった自分自身と、なすすべもない夫を憎悪する阿久里。主君と妻との間で苦悩する牧野が、悲劇的すぎます。故・田村高廣の抑えた演技のほうが、単にオーバーなだけの最近の自称演技派男優の熱演よりも、内奥する感情を見事に表現しています。
牧野夫婦の一人娘・安も地獄の日々。ママと別れて!と上様に直訴しますが、場所(狭い茶室で二人きり)が悪いぞ!案の定、安も上様の餌食に。上様よぉ~あんまりじゃね?エロでも、許せるエロと許せないエロがあるよ。
母娘そろって上様に犯されてしまうなんて、何て残酷な運命でしょうか。自害しようとする牧野ですが、大奥に入って栄耀栄華してやる!と開き直った?安に説得されて、自刃は思い止まります。安、気丈というか強い娘ですね。もうちょっと美人な女優だったら良かったのになあ。ママのほうが美しいし。
すべてを捨て、夫婦そろって旅に出る牧野と阿久里の安穏を得た表情...で、セ・フィニ~♪
第二十一話「赤ちゃん騒動記」
おとよ・・・ミヤコ蝶々
おるい・・・ジュディ・オング
・
阿部備後守・・・内藤武敏
信子・・・司葉子
いつものドロドロ悲話から一転、今回は故・ミヤコ蝶々のために用意された、ほとんどコテコテ上方喜劇な内容。
湯葉づくりの名人おとよに扮したミヤコ蝶々、可愛いお婆ちゃんです。言葉はキツけど人情に厚い、そして大ボケかましまくるキャラは、まさにThat's ミヤコ蝶々!毒舌だけど飄々と愛らしい芸風と関西弁が、ほんとオチャメ。わざとらしくて不気味な中村玉緒とは大違い!
台所を仕切る利口者おるいが、なぜかジュディ・オング。すごい美人。やっぱ非日本的です。顔は外人ですが、しゃべりはまったく日本人そのもの、いや、篤姫に出てた日本人の女優より、よっぽど時代劇の台詞まわしは上手です。とても外国人とは思えないぐらい。
ミヤコ蝶々&ジュディ・オングの異色すぎるコンビを中心に、大奥で生み捨てられた赤ちゃんをめぐる騒動が、ドタバタと繰り広げられます。おっぱいポロンなシーンや、下ネタ満載!中村主水の嫁こと白木万里が、ミヤコ蝶々に振り回されるエラソーな御年寄役で、いい味だしてます。
赤ちゃん問題も解決したラスト近くで、御台さま信子が登場(おお~!と思わず感嘆しちゃう登場の仕方です)。身分に隔たりはあるけど、共に京の都から江戸にやって来たおとよと信子は、二十五年ぶりの再会を喜び合います。毎回思うけど信子さまって、天女のように優しい御方。本来なら自分と直に会うことも言葉を交わすこともできない下女おとよへの、たおやかな親近感と敬意が感動的でした。ホントに高貴な女性って、あんなんだろうなあ。必要以上に威張ったりしないし、こーしたい!あーせねば!というガツガツ感がない。桂昌院や篤姫の賢しさって、しょせんは下賤の出ゆえの余裕のない必死さって感じですよね。
大奥を定年で退がる予定のおとよに、残念だけど元気で...と労わる信子。ほのぼの、しんみりな二人の再会と別れでした。
おるいに見送られてお城を退がり、長年の夢だったお遍路の旅に出るおとよ...で、セ・フィニ~♪