まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

大奥’83 策謀と欲望

2008-12-29 | 大奥’83
 家光の御世も、いよいよ終盤に...
 ※ネタバレ注意!

 第十二話「見ざる言わざる聞かざる」
  おりき・・・水沢アキ
  お万・・・紺野美沙子
  藤岡・・・本阿弥周子
  桂・・・片桐夕子
  浜路・・・金沢碧
      ・
  おこう・・・春川ますみ
  甚平・・・長門勇
  政尾・・・小山明子

 将軍の代替わりの時とかにある、間奏曲的な番外編。今回は、大奥サスペンス劇場その一、です。
 春日局亡き後、御年寄の座をめぐって密やかに陰険に暗闘が。御客会釈の藤岡と浜路が、次の御年寄候補。放火など、藤岡を陥れるかのような怪事件が次々と発生。窮地に陥った主人を助けるべく、御半下の田舎娘おりきが活躍!
 本阿弥周子とか金沢碧とか、往年の土ワイでお馴染みな、いかにも怪しい!な美女たちが、お約束のような怪しい演技。犯人は、意外?それとも、やっぱり?

 水沢アキの元気ハツラツ田舎っぺキャラが可愛いです。春日局の後任で大奥総取締役の座に就いたお万の方が、すっかりエラソーなキャラになってます。チョコっとしか出てきませんが。
 犯人を暴いて事件を解決したものの、陰険な大奥にウンザリして田舎へ帰るおりき...で、セ・フィニ~♪

 
 第十三話の「子連れ将軍と五人の女」
  孝子・・・坂口良子
  お万の方・・・紺野美沙子
  お玉の方・・・藤吉久美子
  おうた・・・斉藤とも子
      ・
  林羅山・・・仲谷昇
  南光坊天海・・・中村竹弥
  松平信綱・・・平幹二朗
  徳川家光・・・沖雅也

 家光編、ついに最終回。
 嫡子の家綱は心身ともに脆弱で、将軍の器にあらずと見なされていることに、家光は心痛してます。家綱の生母お楽の方(お蘭)はすでに病没してますが、お蘭と仲良しだったおうたちゃんは健在、家綱に献身的に仕えています。
 家綱廃嫡?!そんな不穏な状況に、次男の綱重の生母お夏の方、三男の綱吉の生母お玉の方の胸中も複雑そぞろ。後の犬将軍綱吉が、すでに犬を可愛がってたのが笑えた。

 ↑家綱役の子役が可愛い!この子、違う役で綱吉や家斉の時代の回にまた出てくるんですよ。可愛いし演技巧い!
 病に倒れる家光。大奥総取締役お万の方は、中の丸で隠棲している孝子を訪ね、大奥に戻ってほしいと懇願。ためらいながらも、病床の家光の枕頭に侍る孝子。愛し合いながらも、引き裂かれたまま虚しく年月を過ごしてしまった二人が悲しい。家光は孝子に詫びた後、静かに息を引き取ります。合掌。

 霧雨の中、松平信綱に見送られながら歩み去る尼姿の孝子...で、セ・フィニ~♪
 沖雅也の鬼気迫る演技が、怖くて圧巻。この家光最期の回放送日、本当に涅槃へと旅立ってしまった沖雅也。衝撃的な死によって、このドラマの名演は伝説になったのでした...
 

 第十四話「京より天女が舞い降りた」
  浅宮顕子・・・中野良子
  徳川家綱・・・田中健
  徳川綱重・・・沖田浩之
  お島・・・荒木由美子
  矢島局・・・大塚道子
      ・
  酒井忠清・・・神山繁
  天樹院・・・加藤治子
  松平信綱・・・平幹二朗
  飛鳥井・・・草笛光子

 四代将軍家綱の時代に突入。
 病弱な設定のわりには、サーファーみたいに日焼けして健康的に見える田中健の家綱です。玉木宏を東南アジア人っぽくした感じ?
 上様の脆弱さにつけこみ、乳母の矢島局が目に余る専横。大塚道子、めちゃくそ性悪そうな男顔が怖いです。矢島局を苦々しく思う松平信綱や老中たちは、京の伏見宮家より顕子姫を正室として迎えます。中野良子、知的な魅力のある御台さまです。顕子を支える股肱の臣として、宮廷随一の才媛・飛鳥井が江戸に随行。草笛光子、その貫禄が頼もしい!

 大奥で婚礼の前に、家綱の伯母にあたる天樹院の屋敷に入る顕子と飛鳥井。天樹院、そう、あのアル中グレ娘の千姫です。三原順子が加藤治子にってのは、ちょっと???ですが。顕子には優しそうな天樹院ですが、加藤治子なのでやっぱヒトクセありそうです。
 家綱の異母弟・綱重が、E気持ち~♪故・沖田浩之!また金八先生から問題児が登場。前回までは沖雅也、そして今度は沖田浩之が...何だか怖い涅槃な偶然ですよね。綱重くん、美しい義姉の顕子に叶わぬ恋心を。
 家綱との新枕の前に、顕子に子堕ろしの毒薬を飲ませようとする矢島局。それを毅然と退ける飛鳥井がカッコいい!でもまた猫ちゃんが毒見役で、ギエエエエ~!と絶叫して頓死!可哀想!
 家綱と顕子は相思相愛。でも、矢島局の陰険な策略によって、二人の間には溝が。そんなしょーもないことで、奥さんに冷たくなるなよ~!な、ダメ将軍家綱にイラッ!いい人なんだけど、ちょっとボ~としすぎというか、かなりアホ?
 絶望した顕子は、飛鳥井のすすめで京に戻ることに。でも、上様を矢島局の毒牙から救いたい顕子は...
 大奥へと戻る顕子を乗せた籠...で、セ・フィニ~♪

 ↑家綱、とっても男前なんだけど...ちょっとオツムが?イライラするほどボ~っとしてます
 
 第十五話「めんどり歌えば家亡ぶ」
  浅宮顕子・・・中野良子
  徳川家綱・・・田中健
  徳川綱重・・・沖田浩之
  お島・・・荒木由美子
  お振・・・内山みどり
  矢島局・・・大塚道子
      ・
  酒井忠清・・・神山繁
  天樹院・・・加藤治子
  飛鳥井・・・草笛光子

 大奥に戻る顕子と飛鳥井ですが、矢島局は相変わらずデカい顔でのさばってます。自分の娘お島を家綱の側女にと目論む矢島局ですが、お島は純真に乳兄弟である上様をお慕い申してます。
 上様と仲直りしたい顕子は、歌会で上様に歌を。でも矢島局が上様を怨む歌(怨めしや~怨めしの~なんてスゴい歌で笑!)にすり替え!またまた上様は遠ざかってしまいます。あんな歌を顕子が詠むわけないのに、それが分からない上様って、やっぱアホ?
 矢島局撃退のためには、こっちからも上様に側女を!と、飛鳥井が引き合わせた娘お振を、あっさりと夜伽に召す上様、ほんと何も考えてないようなボ~っとした男です。お振は寵愛も深く、やがて懐妊!顕子の気持ちを思い、手放しに喜べない飛鳥井。優しく聡明な顕子は悩む飛鳥井を励ましますが、胸の内には深い悲しみが...
 矢島局の策略で、お振は流産!口紅に仕込まれた毒でウゲゲエ~!階段を転がり落ちるスローモーション。こ、怖っ!下手人の腰元は、口封じされ池にプカリと...
 ショックの顕子に、追い討ちをかける悲劇が。彼女の頭は、悪性の腫瘍に侵されていたのでした。余命いくばくもないと知った顕子は...
 城内にある滝壺、崖の上に立つ顕子が京から持参した扇を投げ捨てる、...で、セ・フィニ~♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大奥’83 TENCAを獲ろう!お玉の野望

2008-12-28 | 大奥’83
 “玉の輿”という言葉の語源となったと言い伝えられている、五代将軍綱吉の生母・桂昌院のサクセスストーリーは、大奥の長い歴史の中で最も有名な逸話のひとつです。
 ※ネタバレ注意!

 第十話「虹を掴んだ少女」
  お玉・・・藤吉久美子
  お万・・・紺野美沙子
  津和・・・宮園純子
  与兵衛・・・森川正太
      ・
  亮賢・・・芦屋雁之助
  おせき・・・高森和子
  酒井忠勝・・・山内明
  徳川家光・・・沖雅也
  春日局・・・渡辺美佐子

 前回、見事に上司の仇を討ったお玉ちゃんが、どういう経緯で江戸城大奥に上がることになったか?話は京の都からスタート。
 京の八百屋の娘お玉は、幼い頃に見知らぬ僧侶から、この娘はいつか天下を獲る!という予言を受け、それを信じて成長します。
 年頃の娘になったお玉、藤吉久美子が、可愛い~!石原さとみを素朴に頑強に賢そうにした感じ?それにしても。お万の方こと紺野美沙子もデカかったけど、藤吉久美子もデカ~い!お玉ちゃんったら、うちは天下を獲るんえ!日の本一の女子になるんえ!と頑なに信じ込み、幼馴染の与兵衛のプロポーズも夢見る夢子ちゃん状態で完全無視!与兵衛役の森川正太、いい味だしてます。
 大奥から、お万の方の侍女・津和が京の六条家に。お万の方のために京娘を部屋子に選ぶことになり、六条家でコンテストが。チャンス!と、お玉ちゃんは張り切って乗り込みますが、落選してガッカリ。が、そこで諦めるお玉ちゃんではありません。
 めでたく選ばれたお鈴に近づくため、お玉はひと芝居うちます。チンピラに扮した与兵衛がお鈴に因縁をつけ、そこにお玉が現れてお鈴を助ける、という筋書き。大成功して(芝居なのに、お玉に殴られるわ蹴られるわ、与兵衛が可哀想!)お鈴とお玉は親友同士に。小心者のお鈴は、江戸にcome with me!と、お玉に懇願。お玉の思惑通りです。津和に許され、お玉も大奥勤めをすることに。心配する母ちゃんと、泣きながら引き止める与兵衛に、笑顔でサイナラ♪意気揚々と江戸への行列に連なるお玉ちゃんです。
 旅の途中、津和から大奥の恐ろしさを聞かされ、お鈴はビビリまくりですが、お玉は上様にダッコされたら出世できるだの、大奥では誰が権力を握ってるだの、野心で目を輝かせてます。

 ついに江戸城大奥にやってくるお玉。機転が利いて愛嬌者な彼女は、お万の方の部屋だけでなく方々で重宝されます。すぐに大奥の女帝・春日局の目に留まることにも成功!春日局にスカウトされたお玉を、津和や先輩女中たちは裏切り者!恩知らず!と罵りますが、お万の方はお玉に運を開けと、優しいエールを送ってくれます。
 春日局の忠実で有能なブレーンとなるお玉。春日局は、もっか家光暗殺を目論む一味の蠢動に警戒中。上様の好きな干し柿を猫に食べさせたら...ウギェエエエ~!!と、猫ちゃんは絶叫して悶絶死!(妙にリアルなシーンでしたが...ホントに殺したんとちゃうか!?)注意しても独りで遠乗りで出かけてしまう上様に、春日局も老中も気が気ではありません。そこでお玉が、一計を献策。
 またまた家臣どもを振り切って、遠乗りに出かける上様。いつも通る村は、何か様子が違うなあと思いつつ、ある小屋の前で馬を停める上様。美味しそうな匂いに引き寄せられ、小屋に入って行きます。中では、村娘に扮したお玉がサンマを焼いていて,...
 小屋の前で草を食んでる上様の馬、のどかな青空には虹の橋が架かって...で、セ・フィニ~♪


 第十一話「上様はさんまがお好き」
  お玉・・・藤吉久美子
  津和・・・宮園純子
  与兵衛・・・森川正太
      ・
  亮賢・・・芦屋雁之助
  おせき・・・高森和子
  酒井忠勝・・・山内明
  徳川家光・・・沖雅也
  春日局・・・渡辺美佐子

 上様に内緒で、村人に変装した侍と女中が上様を警護、というのがお玉の策。上様は初めて食すサンマをお気に召して、城へ戻ってもサンマ食いてぇ~とご機嫌です。
 上様のお目が留まり、夜伽に召されることになったお鈴。ビビリまくって怖気づく彼女を、お玉は叱咤激励。が、お鈴ったら寝所で愛撫する上様を突然イヤ!と突き飛ばします。怒って帰っちゃう上様。不埒者!としょっぴかれるお鈴、いややー!!と錯乱して逃走、井戸へと投身自殺!!あ~あ、何としたことでしょう。江戸へなんか来ないほうがよかったね、お鈴ちゃん。合掌。
 お玉の機略で上様を狙う曲者どもも一網打尽にでき、ますます春日局のお玉への信望は厚くなります。が、女中に成りすました暗殺団の残党が、春日局に刃を!とっさに春日局もろとも橋から池に落ちるお玉...
 ピチピチ娘のお玉はケロっとピンピンしてますが、老女の春日局は風邪をこじらせて寝ついてしまいます。病臥する春日局の代わりに、お玉は大奥を采配し始めて...
 老中たちは、お玉がわざと春日局を池に突き落としたのでは?と疑惑。滅相もない!と泣いて抗弁するお玉ですが...うう~ん。確かに怪しいかも?
 大奥追放のピンチに陥るお玉ですが、どこまでツイてるねノってるね♪なのでしょう。彼女の腹には上様のお胤が宿っていたのでした。サンマと一緒に、自分も食べてもらってたのです。ホントちゃっかりしてますよねえ。
 持ち前の機転と才覚で出世するお玉と、可愛がってた彼女にいつしか地位を乗っ取られる春日局。二人の関係は、ハリウッドの名作映画「イヴのすべて」を彷彿とさせます。でも、お玉は悪賢い女狐なんかじゃないんですよね。彼女の意志以上の力、そう、強運がすべての人を虹を掴むための踏み台に変えてしまった、みたいな。
 重態に陥った春日局は、とうとう家光の腕の中でこの世を去ります。家光のためだけに生き、家光のために多くの人々を不幸にした業の深い彼女ですが、決して後悔などはしていないでしょう。徳川家のため、怨み憎しみにまみれることも厭わなかった烈女・春日局の血塗られた“女の一本道”に比べて、あおいちゃん篤姫の一本道なんて自分が汚れることは何もしない、カッコつけてるだけのスウィートなキレイごとじゃん!
 家光の御子を産んだお玉、いえ、お玉の方さまの引き立てで、恩人の亮賢や与兵衛、母ちゃんも江戸で出世を。やがてお玉の方は、五代将軍綱吉のご生母さまとして、女人としては最高の従一位の位を賜ることになるのでした。幼き日の予言は、見事に的中!
 まさにこの世の春、満開の菜の花畑を駆け抜けるお玉...でセ・フィニ~♪
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裸のアン

2008-12-26 | 北米映画 00~07
 ドラッグストアで年末サービスセールやってたので、いそいそと仕事帰りに立ち寄りました。
 レジの前で、ひとりのお爺さんが店員に何かクレームつけてる。叩き売りしてたインスタント食品が売り切れていたことに腹を立てている様子。何でないんだー!と、店員さんに怒鳴ってる。可哀想な店員さん。そんなに怒ったって、ないんだから仕方がないよ。セール品以外は意地でも買わない、といった様子もセコい。
 それはそうと。このお爺さん、どっかで見たことあるぞ?あ!そうだ!年末ジャンボ宝くじ販売の最終日、販売員にクレームつけてた爺さんじゃん!
 販売最終日には、結構な列ができていました。しかもバラ売りがなくなり、連番オンリー。お爺さんは、販売員に何でバラがないんだー!バラ売れー!と怒鳴ってた。私もバラが欲しかった。ので、気持ちは解かる。でも、ないものは仕方ない。販売員さんに怒ってみたところで、どーしようもない。
 不景気な年末の、世知辛い情景でした。私もセコくて欲深いので、お爺さんとはまたどこかでバッタリ出会ってしまいそうで楽しみ、いや、怖いです。

 「アン・ハサウェイ/裸の天使」
 「プリティ・プリンセス」や「プラダを着た悪魔」など、清純お嬢様女優として人気のアン・ハサウェイが、大胆に脱いで濡れた映画!
 ロサンゼルスの高級住宅地に住む金持ちの娘アリソンは、ボーイフレンドや仲間と徒党を組んで遊びまくっているが、退屈さと心の虚しさが拭えずにいた。そんな中、ダウンタウンのヒスパニック系ギャング、ヘクトルと知り合ったアリソンは、彼に刺激的な魅力を感じて...
 うう~ん。日本だけじゃなく、どこの国にもいるんですねえ、おバカな高校生って。日本のバカなガキは、まだ可愛いほうかも?アメリカの甘やかされた金持ちのバカ息子バカ娘って、クスリや銃が簡単に手に入る環境とか、見た目も性質も過激で凶暴で怖い。日本のごくせんの不良レベルなんて、稚児の遊びに等しいです。
 出てくるガキどもが、アリソンを筆頭にホントどーしようもないバカばっか。バカに金があることほど、危険で無意味なことはない。それと、クスリやセックスに対しての警戒感や危機感のなさには、戦慄さえ覚えてしまいました。
 ストリートギャングたちが、イキがってる金持ちのドラ息子ドラ娘に、キツいお灸をすえてくれるだろう、と期待してたのですが。めちゃ怖い極道なギャングたちですが、彼らのほうが常識的というか紳士的というか。バカ娘たちのほうから誘ってきたのに、レイプ犯扱いだなんて可哀想すぎる!
 で、映画の売りであるアン・ハサウェイの脱ぎは...
 そんなにガンガン脱いでるってわけではないけど、冒頭のボーイフレンドと、中盤のヘクトルとのエッチシーンで、どど~ん!堂々と巨乳を披露してます。なかなかの潔い脱ぎっぷりです。同じ清純系のナタリー・ポートマンのセコい脱ぎとは、雲泥の差があります。
 そーいやハサウェイちゃんって、「ブロークバック・マウンテン」でも脱いでましたよね。高学歴お嬢様女優の彼女が、下積み仕事で過去恥部になるような脱ぎなどする必要なんてないはずですが。何が彼女にそうさせたのでしょうか。ちょっとバタくさい濃い顔も、何だかホントにエッチが好きそうでエロいです。エッチシーンよりも、対立する不良グループとのケンカシーンで、このヤロー!!とケリやパンチを相手にくらわすハサウェイちゃんの姿のほうが、衝撃的だったかも。
 やりきれないほど退屈な時があるわ~♪そうみんな堕天使ね~♪まっさかさまに堕ちてDESIER~♪by 明菜、が聞こえてきそうなアリソンですが、破滅的なのかと思えばそうでもなく、親とのソツのない関係とか、学校では優等生っぽいところとか、堕ちるところまでは堕ちたりしない理性がある。完全にイカレたバカになれない小賢しさが、彼女の不幸なのかもしれません。まあ、アリソンって無事に大人になって、ヤンチャな時代もあったわね、なんて笑って懐かしむタイプっぽいけど。
 アリソンのボーイフレンドが、ほんとバカすぎて笑えます。調子ぶっこいてイキガリまくっておきながら、ヘクトルに脅されてションベン漏らしたり。でもイケメンでした。ヘクトル役のフレディ・ロドリゲス、小柄だけどナイスバディで男前(ていうか、ギャングにしては可愛らしい顔?)でした。
 アリソンのパパ役で、懐かしのマイケル・ビーンが。ターミネーターの男前未来戦士も、すっかりオッサンになってました。ご健在を確認できて、嬉しかったです。
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“奴ら”が来る

2008-12-25 | フランス、ベルギー映画
 メリクリ~
 サンタクロースな恋人もおらず、今年も独りぼっちの寂しく気楽なクリスマスの私です♪ダミアンの食べ残したクリスマスケーキ食べたいけど、吹き出物が怖いので我慢我慢!
 昨日は、飯島愛が急死という衝撃的なイヴでしたね。彼女の人生や芸能活動って、思い返してみると何だか痛ましい。ご冥福を...
 自分の赤ちゃんの点滴に、汚水を混入して逮捕された母親のニュースも、ホワイトどころかイヴをブラックにしてしまいました。人でなしの鬼母!と面罵・糾弾できないところが、この事件の怖いところですよね。何でも母親、代理ミュンヒハウゼン症候群、という病気みたいだし。それにしても恐ろしい病気だよなあ。自分自身を傷つけて同情や注目を惹こうとするのなら、まだ理解できるけど...病気だから仕方ない、で済まされたら、赤ちゃんが可哀想。母親が病気だってこと、早く発見されて治癒されてたら、と残念でなりません。数年前の秋田の幼児連続殺人事件を思い出してしまったのは、私だけではないはず...
 おっとと。クリスマスには似つかわしくない、ダークでルナティックな話題になってしまいましたが...
 いつの時代も世界中が、平等にメリー&ハッピイなクリスマスってわけにはいかないけど...自分の孤独をかこつよりも、みんなに何か良きこと起きますようにと、心からI wish!な私、ちょっと天使でしょうか
 みなさまにとって、素敵なクリスマスでありますやう♪

 「正体不明 THEM」
 ルーマニアの人里離れた森の中にある屋敷で暮らす、フランス人の若い夫婦リュカとクレモンティーヌ。ある夜、二人は謎の侵入者に襲撃され...
 ホラーというより、ショッカー系?いったい誰?何の目的で?な、まったく姿を見せない不気味なTHEM(奴ら)の、リュカとクレモンティーヌを襲うシーンが、いきなり不意打ちの連続で、こっちまでビックリしてしまい、思わずヒっとかウワっとか声を上げてしまいました。たとえば、クレモンティーヌがドアの鍵穴から外をのぞこうとすると...ぎゃ!!やめてー!!心臓に悪すぎ!内容よりも、視覚的に恐怖な映画です。
 暗がりの中での蠢きや叫び声などの撮り方や音声など、ちょっと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」っぽいです。
 ラスト近くになってやっと姿を現す“奴ら”の正体は...この映画、実話に基づいてるらしいのですが、悪霊とかサイコキラーとかよりも、あり得るかも...な怖いリアリティが。西洋では“奴ら”が起こす陰惨な事件、よくニュースになるもんね。日本でも、ごくたまにあるし。“奴ら”を甘く見てはいけない、という警告映画でもある?
 ショッキングな襲撃シーン以外は、ほとんど内容がない映画かも。よく1時間以上もたせたなあと感心するほど。
 それにしても。あんな寂しい場所では、やっぱ暮らさないほうがいいと痛感。何かあっても、すぐに助けに来てもらえないなんて、怖すぎます。あんなだだっ広い屋敷、掃除するのも大変そうだし。
 リュカ役のミヒャエル・コーエンが、男前♪
 
  「輝ける女たち」での、スマートで繊細なゲイ青年に比べると、かなりワイルドで男らしくなってるミヒャエルですが、優しそうで知的な魅力は不変。あんな旦那さんいたらいいなあ、さぞ自慢できるだろうなあ、な素敵なハズバンドぶりでした。
 クレモンティーヌ役のオリヴィア・ボナミーも、かなり美人。なので、二人がイチャイチャ仲良くしてるシーンとか、すごくカッコいい美形夫婦だよなあと見とれちゃいました。
 先だって観た「4ヶ月、3週と2日」といい、私にとってルーマニアは行きたくない住みたくない外国になってしまいました。イメージ悪すぎます。
  
 ↑こんな男前な恋人がいて、エマニュエル・ベアールが超羨ましい
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LOVE☆イリュージョン

2008-12-22 | 北米映画 00~07
 何かと気ぜわしい年末ですが、気は緩みがちな私...
 ショルダーバックを閉め忘れ、ぱっくり開いたままで満員電車に乗ったり。昨夜も、バイクのキーをつけっぱなしで商店街に駐めたまま買い物に。危ない危ない!by 福田和子。バックの中身やバイクが無事だったのは、運がよかったとしか言えません。いや、バイクや財布とかなら、まだ取り返しがつくけど...仕事で大ポカ→失業、バイクで事故→失命。OH,NOO!!鶴亀鶴亀!!
 Watch out!ほんと気を引き締めていないと、無事に年を越せないかも?な自分が怖いです。つっても、年末にかぎらず年中こんな状態な私ですが...考えてみれば、私の犯す不注意ってセコくて、大したダメージにはならないんですよねえ。みみっちい用心深さゆえに、ダメージ回避と同時に幸運も逃してるのではなかろうか?用心深さは愚者の知恵ともいうし...とつおいつ思いながら、仕事帰りに百貨店なんかに寄ったら余計な買い物しそうだし、めんどい人にバッタリ会うかもしれないし、何より包丁振り回す異常者が現れたらどうしよう?やっぱ、まっすぐ家に帰るのが一番と、今日も無事に、かつ無為に一日を終えたのでした...

 「幻影師アイゼンハイム」
 19世紀末のウィーン。人気の奇術師アイゼンハイムは、皇太子の婚約者となっている幼馴染ソフィーと再会。愛し合う二人だが、ソフィは殺されてしまう。やがて、死者の姿を呼び出すアイゼンハイムの舞台が世間を騒然とさせるように。果たして本物の幽霊なのか?それとも大掛かりなトリックなのか?
 プリンセステンコーやセロも真っ青な、アイゼンハイムの奇術が面白いです。ほとんど魔法使い。いったいどんなタネや仕掛けなんだよ!?と唖然とさせられます。舞台の奇術や幻影については、最後までタネも仕掛けも明かさないのが、ちょっとズルいです。明らかにCGなのも苦笑。
 アイゼンハイムが仕掛ける愛のトリック、私はすぐに見破れました。ああ、そーいうことか、と。違ってほしい、そんな単純な仕掛けじゃなければいい、大ドンデン返しがあればいい、と願ってましたが、ガッカリするほど思った通りでした。よっぽど鈍い人でないかぎり、驚かされることはないのでは。コンゲームみたいな詐欺よりも、私はあの幻影のタネと仕掛けのほうが???で気になる!
 アイゼンハイム役のエドワード・ノートン、知的かつ何を考えてるのか掴ませない不思議な雰囲気が、謎めいたマジシャン役に合ってました。脳みそいっぱいつまってるんだろうなあ、と思わせる広く長いオデコが素敵です。それにしてもエド、「インクレディブル・ハルク」の時も思ったけど。もうオッサンなはずなのに、あまり加齢の臭いがしませんね。いつまでも若々しい。
 
 ↑カメハメハー!!ではありません
 ヒロインのソフィ役、ジェシカ・ビールがちょっと...彼女、日本でいえば藤原ノリカに近い立ち位置の女優ですよね。カリフォルニアあたりのレストランのセクシー美人ウェイトレス役させれば天下一品だけど、ヨーロッパの貴族令嬢は無茶があります。ミスキャストすぎ!
 事件の真相を追う警部役、ポール・ジアマッティがいい味だしてます。皇太子への服従とアイゼンハイムへの好意の間で揺れるジレンマを、シリアスかつユーモラスに演じてました。どー見ても老人なジアマッティ氏、エドと二つしか年が違わないと知り吃驚!
 ルーファス・シーウェルも、悪役である皇太子を好演。さすが英国人というか、彼だけ19世紀のウィーンに溶け込んでたような。ちょっとジョニー似なところも好きです。悪役なんだけど、結局いちばん可哀想だったのは、あの皇太子だったような気も...
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

飛天舞⑯~最終回 男たちの悲剣

2008-12-21 | 韓国のドラマ
 「飛天舞」第16話から最終話まで観ただよ...

☆じゃじゃ馬女、大暴走の毒騒ぎ
 ソルリに毒を盛るヨジン。解毒剤を出せ!とジナ。ヤなっこった!とヨジン。それじゃ俺も死ぬ!とゴクっと毒杯を干すジナに、ヨジンおったまげーしょん。ジナ、ほんと女難な男で可哀想。
☆ソソン焼死!
 ソルリの住まいに放火するサジュン。逃げ場を失い、絶体絶命のソルリと侍女のソソン。奥さまー!!ぎゃー!!と、ソソンは炎に呑まれて...助けにもいかずボーゼンとしてるソルリを、突然現れたヤフライが救出。おいおい~もうちょっと早く来てソソンも助けてやれよ~ソソン、可哀想すぎる!献身的にソルリに仕えた結果、あれじゃあ...
☆サジュン、いい奴
 ヨジンへの愛ゆえに、ジナとソルリを敵視するサジュンくんですが。思い返せば、彼って何度もジナをピンチから救ってるし、追い詰めても結局はジナを殺さないし、基本的には優しい男ですよね。ヨジンがいなければ、ひょっとしたら仲良くなれたかもしれないジナとサジュンくんです。ジュングアンとジナも、ソルリがいなけりゃ大親友同士のままでいられたはず。疫病神な女たちのせいで、ジナもサジュンもジュングアンも、人生メチャクチャ状態です。
 望郷団の村はどこだ!とジナを拷問するサジュンくんですが、え?サジュンとヨジン、むかし村を訪ねてたじゃん?
☆ペゴパ
 ソンとアリス、ペコペコなおなかが鳴る音が、何だか悪い下痢みたいな気持ち悪い音。
☆韓国人の労働意識って
 旅費を稼ぐために、金持ちの家で炊事するアリス。ブツクサ言いながら皿を洗ってますが、働けるだけありがたいと思えよなあ。洗いかたも雑で適当だし、時代劇でも仕事に対する意識が低すぎる韓国人です。
☆息子よ
 はじめは東方神起のチャンミンをチョイブサにした感じだったソンですが、だんだんイケメンに見えるように。剣の修行中の彼は、なかなか男前です。
☆サジュンがコワレた...
 ヨジンは死んでないー!!と、死体を抱えて狂奔するサジュン。生き返らせろ!できなきゃ殺す!と医者に狂気の無理難題!ある意味、ヨジンよりも可哀想なサジュンくんです。
 
 ↑傷ついた心身を癒すため、独り南の島へ渡ったサジュン
☆そして誰もいなくなった
 主要登場人物のほとんどが、ラスト近くになってバタバタと性急に。ジュングアンの最期なんて、おいおい~と失笑ものですよねえ。笑わせてどーすんの。
★総括
 チュ・ジンモがカッコカワイかった~それだけ!話がダラダラ長すぎるよ。ジンモじゃなかったら、途中リタイア確実なドラマでした。
  
 韓ドラ完観恒例、イルボン妄想理想リメイク、イってみよ~♪

 ジナ・・・上川隆也
 ジュングアン・・・内野聖陽
 ソルリ・・・米倉涼子
     ・
 ヨジン・・・松雪泰子
 サジュン・・・仲村トオル
 ヤフライ・・・伊原剛志
     ・
 チャンリョン・・・小澤征悦
 アシン・・・スズキジュンペイ
 アリス・・・大後寿々花
 ソソン・・・スザンヌ
 フクメ・・・武田久美子
 ジナの父・・・柏原崇
     ・
 ソン・・・池松壮亮
     ・
 望郷村の村長・・・内藤剛志
 デブの村人・・・六平直政
 ジナのおじさん・・・蟹江敬三
 タルガ将軍・・・伊武雅刀
 ジュングアンの父・・・石橋蓮司
 ヨジンの父・・・綿引勝彦
     ・
 ジュングアンの爺や・・・平幹二朗

 こんなん出ましたけどぉ~?
 上川VS内野のコッテリ演劇的な対決、見てみたいです。ソルリは米倉そっくりだったから、ただそれだけ。

 次は「イルジメ」視聴スタート予定。イ・ジュンギよりも、期待の新星モムちゃんパク・シフ目当てさ♪
 
 ファッション70sまだまだ続くので、年末年始もジンモづくし♪
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女たちの禁じられた後始末

2008-12-18 | その他のヨーロッパ映画
 「4ヶ月、3週と2日」
 2007年のカンヌ映画祭で、パルムドールを受賞したルーマニア映画。
 80年代のチャウシェスク独裁政権下のルーマニア。女子大学生のオティリアとガビツァは、何やら忙しく動き回っている。金の工面やホテルの予約の後、ある男に会いに行くオティリア。男の正体は...
 いや~カンヌ映画祭パルムドール受賞作だけあって、噂にたがわぬ秀作でした。感動!とか、何度も観たい!な映画ではありませんが、重苦しく怖い現実をドキュメンタリーのように追うカットの少ない長まわしや、これといってドラマチックなシーンもなく静かで淡々とした展開や、音楽はいっさいなしなところとか、ちょっとダルデンヌ兄弟監督の作品っぽいと思いました。緊張感があって、いったいどーなっちゃうの?とヤキモキさせ、最後の最後まで引き込み退屈させないところも、ダルデンヌ兄弟監督作品と似ています。
 映画が始まってしばらくは、オティリアとガビツァが何をしようとしているかを明確にしないところも、ミステリーみたいで面白いです。中盤になって、やっと二人の目的が判明。ここからも、大丈夫なのかなあ?とハラハラさせられて、目が離せません。
 オティリアとガビツァのキャラが...
 冷静沈着に計画を実行しようとし、トラブル発生にも取り乱さず巧みに対処する、クールで賢いオティリアですが...何でそこまでガビツァに献身的で必死なの?と首を傾げてしまう。ガビツァのために、時間や金だけでなく、自分の肉体まで投げ出すなんて!ただの友情で、あそこまでできるものなのか?!ガビツァに弱みでも握られてるのか?それとも、ガビツァにレズビアンな愛を?!と思ったら、オティリアには彼氏がいるし(ちょっとエドワード・ノートン似のイケメン)。オティリアの自己犠牲な献身が、ほんと不可解です。オティリアが実行する後始末が衝撃的。気丈というか勇敢というか。私なら、絶対ムリ!
 
 ↑恩着せがましく説教タレで色魔な闇医者も、かなりムカつくオッサン
 ガビツァ、最近の映画やドラマの中では最上級にムカつく女です。観客をイライラムカムカさせるためにワザと作り上げたキャラとしか思えません。窮地に立ってるのは自分なのに、何でもかんでもオティリアにやらせて。ホテルの予約はちゃんとしてないわ、闇医者にもウソばっかついてたわ、大事なビニールシートを置き忘れてくるわ。何で電話に出ないの!と怒るオティリアに、うるさいからバスルームに持ってった、とか。言い訳したり愚痴ったりするガビツァの、被害者ぶった弱々しい声も癪に障る。ほんと、いい加減にしろー!!と首を締めたくなる女です。あそこまで依頼心が強くて自分勝手だと、返って幸せな人生を歩めそうです。周りは大迷惑ですが。
 ふたりの関係や行動は、ひょっとしたら当時のルーマニア事情を知らないから理解できないのかな?独裁政権下のルーマニアの様子も、さりげなく再現されていて興味深いです。かなり物資に乏そうなところとか。うるさくID提示とか、いかにも管理社会って感じです。
 それにしても。ホテルの従業員とか、むちゃくちゃ無愛想で思いやりがなくて意地悪。血の気の多いアメリカ観光客とかなら、怒って殴りそうです。チェコ人もそうでしたが、東欧人って他人の気持ちへの配慮とか情味に欠けてる?歴史的に、そうならざるを得なかったのでしょうか?
 とにかく、オティリア&カビツァと同じ立場に立たされたら、どう考えどう行動するだろうか?女性なら目を逸らすことはできない、必見の映画かもしれません。
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さよならヒース

2008-12-17 | 北米映画 08~14
 被害妄想と都合のいい勘違いって、どっちがタチが悪いでしょうか?
 たとえば、美容院で...
 最近、担当者のカットの仕方が、ぞんざいでいい加減な感じがする。嫌いな客への手抜き?!
 たとえば、ダミアンの友だち...
 日曜日の夜、仕事から家に帰るとダミアンが、今日遊びに来てた友だちが、私はいないのかと訊いてきた、と。え!まさか、わしのことが好きなの~?!
 どっちも相当いかがなものか、ですよねえ...
 
  「ダークナイト」
 ヒース・レジャー、まさかの遺作になってしまった蝙蝠男シリーズ最新作を、やっとDVDで。
 ゴッサムシティを恐怖のドン底に陥れる、狂気の愉快犯ジョーカーに扮したヒース。評判通り鬼気迫る狂いっぷりで怖いです。ヒースって、明るく素朴に見えて実はすごく繊細な壊れやすい心を秘めた男の子っぽいなあと、どの作品を観ても思わせてくれたけど、それが良い意味でも悪い意味でも昇華爆裂してしまったって感じのジョーカーです。
 シリーズ第一作目のジャック・ニコルソンのジョーカーは、かなり笑えるというか楽しんでやってるって余裕があったけど、ヒースのジョーカーは凶悪な悪役・敵役というより、精神破綻した異常者。トラウマの苦痛で満ちていて、笑えない。退治するよりも治療が肝要、みたいな。
 必要以上に異常なヒースのジョーカーですが...顔面の障害を隠してるようでキモいとか怖いとか言うのが何だか憚れるメイクでも、ふとした瞬間にやっぱ可愛いな、と思ってしまうことが。しょんぼりしてるフリの顔とか、ラスト近く船が爆発しないと知った時に見せる、何とも言えない悲しそうな顔とか。しゃべり方と歩き方が妙に可愛いし。ナースに変装した姿がキモカワでした。
 
 ↑ナース&警官、ジョーカーのコスプレが可愛い
 オスカー候補の呼び声高いヒースの激演は、もちろん映画ファンなら一見の価値アリですが、ワタシ的には「ブロークバック・マウンテン」のヒースのほうが、衝撃的で強烈かも。ともあれ、若くして素晴らしい役者と認められたヒース、俳優としてこれからって時に、早すぎる死。かえすがえす残念無念です。あらためて、ご冥福をお祈りします...
 ヒースが目立ちすぎて、主役なはずの蝙蝠男クリスチャン・ベールが...クリベーも良い俳優なのになあ。クリベーといえばの、俺の肉体を見よー!な脱ぎがほとんどなかったのも、影が薄くなった要因のひとつ?
 モーガン・フリーマン&マイケル・ケイン、大物なのに仕事選ばずな働き者爺さんふたりも好サポート。ヒロイン役が、ジェイクの姉貴ことマギー・ギレンホール。彼女、個性的な女優で好きですが、あの役は演技ヘタでもいいので美人女優向けなのでは?そっくりな顔なのに、ジェイクは可愛い、マギーはブス、なのが不思議なギレンホール姉弟です。香港のシーンで、あ?!あのハレンチ男エディソン・チャンが!?ほんと一瞬!あれでも一応ハリウッド映画出演ってことになるのか~「アルマゲドン」の松田聖子級?いや、それ以下?
 蜘蛛男のようなチープ感がないのは、あまりCGを乱用してないから?でも、人間の悪意や暴力性など暗くて病的な内容やムードは、子供でも楽しめるはずの娯楽映画には相応しくないなあ。やっぱアメコミ映画は、バカみたいでも愉快痛快なほうがいいです。
  
 ヤンチャで繊細だったヒース、もう君はいない
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

篤姫(49)~最終回 ファイナル・スウィート

2008-12-15 | 日本のドラマ(連続)
 「篤姫」第49話と最終話を観ました...

 第49話は...
☆江戸城明け渡し
 大奥の長い歴史にも、ついにピリオドが打たれてしまいました。かなり平和的な終わり方なので、あまりググっとくるものがないですね。落城って、やっぱドラマチックな悲劇じゃないと面白くないかも。炎に包まれて城と運命を共にした、戦国時代のお市の方や淀君のほうが、私は好きです。
★総括
 江戸城を出て、過酷な運命が待ち構えているわけでもなく、天璋院は単に静かな隠居生活に入っただけなので、最終回前ですがイマイチ盛り上がりません。
 MVPは特にナシ。

 ついに、最終話!
☆木戸孝允、再登場
 きゃ♪スズキジュンペイくん、最後の最後になってやっとまた出てくれました。相変わらずチョコっと出なのが、物足りないながらも可愛いお約束。ぜひスズキジュンペイの木戸孝允スピンオフドラマを♪
☆さよなら尚ゴローちゃん
 入院中の尚ゴローちゃん、ついに吐血!いったい何の病気なの
 お近さんとお琴に看取られて、尚ゴローちゃんは天国に旅立ってしまいました短すぎる一生でしたが、ダラダラ何もせずに長生きするより、まるで空に夕虹を描いていったような美しい青春だったのではないでしょうか。
 ヘボすぎるだのナヨナヨしてるだの、賛否両論なキャラだった尚ゴローちゃんでしたが...私はあの純真さと優しさに、すごく癒されました。走馬灯のように思い返される、はじめの頃の尚ゴローちゃんのアホ可愛い顔や言動...きっと忘れない~♪by ZARD
  
 尚ゴローちゃんforever...
☆ホントに皇族の御方?
 天璋院を訪ねてくる和宮。どこの町娘かと思ったよ。明治天皇の叔母君にあたられるやんごとなき御方が、あんなに気軽に行動できるものなのでしょうか?
☆コロッケも再登場
 あの瓦版、いつの間にか写真屋にトラバーユしてたんですね。また顔芸サービスで笑わせてくれました。
☆さよなら西郷どん
 西南戦争。西郷どんもまた...死の直前、彼の瞼に浮かんだのは、やはり尚ゴローちゃんの笑顔だったのでしょうか...あの世で逢えた二人は、きっと(←YAOI妄想)。
★総括
 ついに完走!お疲れ様みなさん!お疲れさま自分!
 良くも悪くも、小学生でも理解できて楽しめる内容でしたねえ。時代劇ファンのオトナな私としては、ちょっとキツかったけど、観るに耐えないド下手タレントが出てこず、ツッコむ気にもなれない破綻したストーリーでもなかったので、途中リタイアは回避できました。
 宮崎あおいちゃんは、もうあと5年ぐらい見なくてもいいほどオナカイッパイです。瑛太も1年ぐらいは...と思ったら、もう来年正月明け早々に月9主演!どんだけ働くの瑛太。莫大な借金でもあるの?事務所に弱みでも握られてるの?余計なお世話かもしれないけど、ちょっと充電したほうがええんとちゃう?
  
 最優秀賞・・・該当者なし
 優秀賞・・・瑛太、堺雅人
 頑張ったで賞・・・宮崎あおい
 good jobで賞・・・北大路欣也、稲森いずみ、中村梅雀、高橋英樹、平幹二朗、佐々木すみ江、長塚京三、樋口可南子、真野響子、長門裕之、若村麻由美
 悪くなかったで賞・・・小澤征悦、岡田義徳、スズキジュンペイ、東儀秀樹、中島朋子、左時枝、余貴美子、高畑淳子
 ???賞・・・原田泰造、玉木宏、松坂慶子、中村メイコ
 いかがなものかで賞・・・松田翔太、片岡鶴太郎、高橋由美子
 名前が挙がってない人は、印象に残ってないからです...
 
 来年の大河ドラマ、妻夫木聡主演の「天地人」予告編。
 おお~ブッキー、めっちゃ可愛い~もう脱いでるし!さすがブッキー。戦国武将には到底見えませんが、ほんと可愛いですねえ。でも、今度のキャストは、篤姫以上にチャラチャラしてますねえ。男優は、阿部ちゃんに北村一輝、小泉コータローに玉鉄、オグリンに上地...みんな大好きですが、イケメン♂パラダイスじゃあるまいし。女優は、常盤タカ子?長澤まちゃみ?ブタキョン?アイブさき~?!チャラすぎね?
 何だか韓ドラっぽい内容にも、観る気が萎え~戦国時代は“愛”なんかじゃなく、“覇”ですよねえ。
 ブッキーには毎週逢いたいけど...韓ドラもどき大河は観ません♪
  
 瑛太お疲れさま~!ブッキー頑張れ~!
 



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファッション70’s⑦~⑫ BINBIN心惹かれてく

2008-12-12 | 韓国のドラマ
 「ファッション70’S」第7話から12話まで観ました...

☆男色取調室!
 イケメンなアメリカのCIA捜査官に厳しく尋問される男前なドンヨン。YAOIとしては、女とのチンケなラブシーンなんかより萌えるシチュエーションです。
☆ドミのファッションセンスって
 カラフルな布団でチャイナドレスを作っちゃうドミ。彼女って、デザイナーの才能があるって設定なんですよね?技能はスゴいと思うけど、センスは???彼女の作った服、あんまし着たくないかも...
☆すれ違い母娘
 島で母を見かけ、追いかけるジュニ(ガンヒ)。でも、いろんな障害物に母が隠されて、見失う。このドラマ、隠れて見えなくなっちゃって会えなくなる、なパターンが多すぎ。イライラする!
☆閣下おん自ら
 島を閉鎖して閣下がドンヨンを連れ戻しに来る。そこまでしてもらえるドンヨン、軍人冥利につきますが、島の人たちは大迷惑ですよねえ。
☆女便所に乱入
 刑事に追われるビン、公衆の女便所の個室に飛び込む。そこにはドミが。いくら可愛いビンでも、これはちょっと...見知らぬ男が突然便所に入ってくるなんて、想像しただけでもゾっとします。鏡子ちゃん事件のことを知って以来、トイレは私にとって恐怖ゾーン...
☆ドミとビン
 幼い時の二人と違って、成人したらドミのほうがどー見ても年上。ジョンミョン、ほんとウルトラ童顔ですよね。
  
☆脱ぎ率高し!
 裸で寝るビン。負けじと、裸で腕立て伏せするドンヨン。ジンモとジョンミョンのモムチャン対決、毎回のお約束にしてほしい!どっちも眼福眼福♪ですが、強いて言えば、ムッチムチ(ムキムキではない)マッチョなジンモのほうが好みかなあ。あの盛り上がった胸、すごすぎ!
☆ボンシル先生のデザイン学校
 娼館みたいですよねえ。生徒たちもパンパンっぽいし。
☆ドンヨンmeetsビン
 ビンの誕生日を祝うドンヨンとジュニ。12話にして、やっとジンモとジョンミョンが顔を合わせました。今後はもっと絡んでくれるかな?
☆抱かれたい女
 ビンにとってドミは、抱きたい女ではなく抱かれたい女。うう~ん、いいですねえ。そんな風に男に思われてみたいものです。
☆携帯のない時代
 携帯使って早く知らせろよ!と思ったら、あ、そーか、70年代の話だから携帯なんかあるわけないじゃん、と気づく私。携帯乱用な韓ドラ、あったらあったで鬱陶しいけど、なかったらなかったらで、とっても不便ですね。
☆おまえなんか産むんじゃなかった
 ビンに言い放つボンシル先生。「不良少女と呼ばれて」でも、笙子をグレさせた残酷な台詞です。
☆ビン、マジ惚れスタート
 おお~ジョンミョン、面目躍如!ドミを見つめる目が、キツネちゃんのチョルスみたいに子犬っぽくなってきたぞ。俺に小言を言え、叱れ、心配しろ、とドミに命令するビン。ああ~いいですねえ、こんな命令!従いたい!
★総括
 恋愛だけでなく、韓国ならではな政治問題を絡めた部分も面白いです。
 天然だけど性格はキツいロリ風ルックスの田舎娘ドミって、ちょっとあの国民的ドラマのヒロインとカブるキャラ。イルボン妄想理想リメイクは、もう彼女しか考えられません。
  
 ジンモは新作映画“双花店”での、チョ・インソンとの男色シーンが話題騒然。ジョンミョンも、復帰作はヒョンビンと「ブロークバック・マウンテン」リメイク版!(大嘘)

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする