そろそろ、秋の味覚が楽しみになってくる頃合ですね。
職場でも、元気な食いしん坊たちが、食い意地の張った会話の花を咲かせています。
後輩『ブドウ狩り行きましょう!巨峰が食い放題だって!』
私『ブドウなんか、ひと房も全部食えんわ』
後輩『イモ堀なんかも楽しいですよね』
私『掘ったらイモじゃなくて、大判小判が出てきてほしいなあ』
後輩『クリ拾い、マツタケ狩りは?』
私『熊にマムシ、毒キノコに山賊、山には危険がいっぱいよ!』
後輩『なら、何がいいんですか?!』
狩るのも拾うのも掘るのも...パッと思い浮かんだモノは、とても口には出せない私でした♪食い気より、色気です。
「わるいやつら」
松本清張原作の映画化。
ぼんぼん育ちの女たらし病院長と、彼に絡む女たちが繰り広げる、色と欲のデスマッチ。
主人公役は、片岡孝夫(現・仁左衛門)。ああ~!タカさま~!大河ドラマ「太平記」では、後醍醐天皇。「源氏物語」では、晩年の光源氏。その優しそうで高雅な御姿&雰囲気に、純な乙女時代のmy heartをグワシと掴んだ、素敵なオヂさま。my motherも大ファン。
ヨンさま?けっ同じメガネの優男でも、タカさまとは位違いよ!例えるなら、同じ扇でも、ヨンはコンビニでも買える安物。タカさまは正倉院の国宝って感じ?
とにかく、孝夫時代のタカさまは、やんごとなき役が似合ってた。二枚目俳優は星の数ほどいるけど、高貴とか優雅とかいった魅力があるのは、今でもタカさましか思い浮かびません。
そんなタカさまが、女を弄んだり殺したりする悪党を演じたこの映画。全体的に、ちょっとゴージャスにした土曜ワイド劇場って感じです。ノリ&ムード&音楽が、ひと昔まえの土ワイっぽくて、何だか懐かしく嬉しくなりました。そーいえば土ワイには、タカさまの弁護士シリーズもあったよなあ。再放送してくんないかなあ。
んで、タカさま。70年代の長髪&ファッションが、スラっとスマートな長身に似合ってる。メガネではなくグラサンしてるんだけど、それを取ったら、美しい!というより、可愛い!色白で、ちょっとタレた細い目が、何だかキュート。タッキーを、メチャクチャ上品にした感じ?
なので、女どもを騙したり殺したりしても、そんなに悪人に見えない。むしろ、気弱なボンボンが、海千山千の女どもに、寄ってたかってイヂメられてる風に見える。ほんと、出てくる女どもが、ウザい怖いエゲツないので、殺されても全然可哀想じゃないのです。女どもや刑事に責められて、ボクはやってないよぉ!知らないよぉ!と怯えるタカさまの口調&表情が、超可愛い!
タカさまを破滅へ導く悪女たちが、それぞれ個性的&魅力的。それはやはり、演じた女優たちの成せるワザでしょう。
今はキレイなオバさんって感じの松坂慶子。絶頂期の美貌は、まさに匂うばかり!妖艶な美女といえば、かつては彼女が代名詞でした。男たちを手玉に取るデザイナーを、華やかに演じていました。
オールドミスの看護婦長役、宮下順子が強烈!タカさまを、ねっとりした嫉妬と欲情の目で監視。殺人の共犯者になったことを盾に、抱いてぇ~!あなたと私は地獄の底まで一緒よ!守ってあげる!でも裏切ったら..と、最悪のウザ女。タカさまが帰宅したら、全裸でベッドの中で待ってたり。タカさまが松坂慶子の部屋から出てきたら、暗闇の中でメスもって立ってたり。怖っ!
老舗料亭の女将、梶芽衣子もエグい。タカさまを唆し、邪魔なヒモ夫を病気にみせかけて抹殺!瀕死の夫の顔に鏡を近づけて、まだ息してるわ、とグチる冷酷さ。犯行がバレると、全部タカさまに罪をなすりつけたり。凄艶な美しさと、サバサバした悪辣さが魅力的。着物姿が粋でカッコいい!
タカさまにもらった薬で、夫を服毒死させたと思い込んで錯乱する人妻・藤真利子の、手負い獅子状態な自暴自棄ぶりも、ヤバい。
とまあ、いろんなタイプの悪女が楽しめます。
藤田まことが、タカさまの会計士役。のほほんとしてるけど、かぎりなく胡散臭い。マコちゃんとのシーンは、タカさまも関西弁に。そーいえばタカさま、必殺仕事人の映画版にも出てたよなあ。マコちゃんとは仲良しなのかな?
後半になると、あっと驚くゲスト男優たちが登場して、私は狂喜!
タカさまを取り調べる刑事。後姿だけで、なかなか顔を見せない。誰やろ?どっかで聞いたことある声だけど...あ!緒形拳だー!きゃー!オガケンも大好き!ギラギラした男のフェロモン最盛期の頃の彼だ。タカさま&オガケンの2ショットだなんて、夢みたい。色白のタカさまと、色黒のオガケン。まさに男オセロみたいでした。
拘置所にブチこまれたタカさまに面会する弁護士。あ!渡瀬恒彦じゃん!きゃー!つねひこ大好き!この頃の彼は、チャーミングなチョイワル男No.1!
いやあ。話より、美味しすぎるキャストで、満腹満腹♪
ちょっと前に、トヨエツでTVリメイクされたらしいけど...トヨエツが女に振り回される姿は、似合わないような。この主人公には、やっぱ甘さと育ちの良さがないと。
タカさま、もう映画やTVの仕事はしないのかなあ。今の映画もTVも、俳優と名乗ってるだけの素人ばかりなので、嫌気がさしてるのでしょうか。それとも、やはり御体がすぐれないのでしょうか。
職場でも、元気な食いしん坊たちが、食い意地の張った会話の花を咲かせています。
後輩『ブドウ狩り行きましょう!巨峰が食い放題だって!』
私『ブドウなんか、ひと房も全部食えんわ』
後輩『イモ堀なんかも楽しいですよね』
私『掘ったらイモじゃなくて、大判小判が出てきてほしいなあ』
後輩『クリ拾い、マツタケ狩りは?』
私『熊にマムシ、毒キノコに山賊、山には危険がいっぱいよ!』
後輩『なら、何がいいんですか?!』
狩るのも拾うのも掘るのも...パッと思い浮かんだモノは、とても口には出せない私でした♪食い気より、色気です。
「わるいやつら」
松本清張原作の映画化。
ぼんぼん育ちの女たらし病院長と、彼に絡む女たちが繰り広げる、色と欲のデスマッチ。
主人公役は、片岡孝夫(現・仁左衛門)。ああ~!タカさま~!大河ドラマ「太平記」では、後醍醐天皇。「源氏物語」では、晩年の光源氏。その優しそうで高雅な御姿&雰囲気に、純な乙女時代のmy heartをグワシと掴んだ、素敵なオヂさま。my motherも大ファン。
ヨンさま?けっ同じメガネの優男でも、タカさまとは位違いよ!例えるなら、同じ扇でも、ヨンはコンビニでも買える安物。タカさまは正倉院の国宝って感じ?
とにかく、孝夫時代のタカさまは、やんごとなき役が似合ってた。二枚目俳優は星の数ほどいるけど、高貴とか優雅とかいった魅力があるのは、今でもタカさましか思い浮かびません。
そんなタカさまが、女を弄んだり殺したりする悪党を演じたこの映画。全体的に、ちょっとゴージャスにした土曜ワイド劇場って感じです。ノリ&ムード&音楽が、ひと昔まえの土ワイっぽくて、何だか懐かしく嬉しくなりました。そーいえば土ワイには、タカさまの弁護士シリーズもあったよなあ。再放送してくんないかなあ。
んで、タカさま。70年代の長髪&ファッションが、スラっとスマートな長身に似合ってる。メガネではなくグラサンしてるんだけど、それを取ったら、美しい!というより、可愛い!色白で、ちょっとタレた細い目が、何だかキュート。タッキーを、メチャクチャ上品にした感じ?
なので、女どもを騙したり殺したりしても、そんなに悪人に見えない。むしろ、気弱なボンボンが、海千山千の女どもに、寄ってたかってイヂメられてる風に見える。ほんと、出てくる女どもが、ウザい怖いエゲツないので、殺されても全然可哀想じゃないのです。女どもや刑事に責められて、ボクはやってないよぉ!知らないよぉ!と怯えるタカさまの口調&表情が、超可愛い!
タカさまを破滅へ導く悪女たちが、それぞれ個性的&魅力的。それはやはり、演じた女優たちの成せるワザでしょう。
今はキレイなオバさんって感じの松坂慶子。絶頂期の美貌は、まさに匂うばかり!妖艶な美女といえば、かつては彼女が代名詞でした。男たちを手玉に取るデザイナーを、華やかに演じていました。
オールドミスの看護婦長役、宮下順子が強烈!タカさまを、ねっとりした嫉妬と欲情の目で監視。殺人の共犯者になったことを盾に、抱いてぇ~!あなたと私は地獄の底まで一緒よ!守ってあげる!でも裏切ったら..と、最悪のウザ女。タカさまが帰宅したら、全裸でベッドの中で待ってたり。タカさまが松坂慶子の部屋から出てきたら、暗闇の中でメスもって立ってたり。怖っ!
老舗料亭の女将、梶芽衣子もエグい。タカさまを唆し、邪魔なヒモ夫を病気にみせかけて抹殺!瀕死の夫の顔に鏡を近づけて、まだ息してるわ、とグチる冷酷さ。犯行がバレると、全部タカさまに罪をなすりつけたり。凄艶な美しさと、サバサバした悪辣さが魅力的。着物姿が粋でカッコいい!
タカさまにもらった薬で、夫を服毒死させたと思い込んで錯乱する人妻・藤真利子の、手負い獅子状態な自暴自棄ぶりも、ヤバい。
とまあ、いろんなタイプの悪女が楽しめます。
藤田まことが、タカさまの会計士役。のほほんとしてるけど、かぎりなく胡散臭い。マコちゃんとのシーンは、タカさまも関西弁に。そーいえばタカさま、必殺仕事人の映画版にも出てたよなあ。マコちゃんとは仲良しなのかな?
後半になると、あっと驚くゲスト男優たちが登場して、私は狂喜!
タカさまを取り調べる刑事。後姿だけで、なかなか顔を見せない。誰やろ?どっかで聞いたことある声だけど...あ!緒形拳だー!きゃー!オガケンも大好き!ギラギラした男のフェロモン最盛期の頃の彼だ。タカさま&オガケンの2ショットだなんて、夢みたい。色白のタカさまと、色黒のオガケン。まさに男オセロみたいでした。
拘置所にブチこまれたタカさまに面会する弁護士。あ!渡瀬恒彦じゃん!きゃー!つねひこ大好き!この頃の彼は、チャーミングなチョイワル男No.1!
いやあ。話より、美味しすぎるキャストで、満腹満腹♪
ちょっと前に、トヨエツでTVリメイクされたらしいけど...トヨエツが女に振り回される姿は、似合わないような。この主人公には、やっぱ甘さと育ちの良さがないと。
タカさま、もう映画やTVの仕事はしないのかなあ。今の映画もTVも、俳優と名乗ってるだけの素人ばかりなので、嫌気がさしてるのでしょうか。それとも、やはり御体がすぐれないのでしょうか。