「僕の世界の中心は」
サマーキャンプから戻ったフィルは、母と姉のダイアンが冷ややかな関係になっていることに戸惑う。そんな中、フィルは転校生のニコラスと恋に落ちるが…
同性愛を描いた映画といえば、かつては家族との間や社会の中での苦悩や葛藤がメインテーマでしたが、BLが市民権を得た最近では、LGBTの恋愛はもう異常でも特殊でもなく、男女のそれとほとんど同じ扱いになってる作品がほとんどです。この映画のBLも、いけないことをしているというコソコソした後ろめたさとか禁断感は微塵もなく、堂々と明るく恋してセックスしてます。もはや今までのような同性愛の苦しみや悲しみだけでは、ありきたりな凡作になってしまいます。この映画も、BLを扱いつつもBLよりも家族ドラマに重点が置かれていました。
ママと姉との間に何があったのか?二人が隠している秘密とは?母と姉に振り回されるフィルが可哀想でした。何なんだよと怒ったりイラついたりせず、無理やり秘密を暴こうともせず、常に優しいフィルなので余計哀れでした。ラストに明かされる真相は、かなり衝撃的。でも人間って、やっぱ強い生き物。特に女は男より神経が太くできてるんです。決してコワレたりしない逞しさが、この映画をジメジメと陰気な悲劇の家族物語にしてません。でも私なら、絶対イジイジと死ぬまで根にもつだろうな~。昆虫と会話できる能力とかファンタジーな設定も異色でしたが、フィルの叔母さんも恋人♀と同棲してるとか、LGBTに寛容な環境が最も私にはファンタジックでした。私の田舎では、さすがに今でも同性カップルが自由に堂々、は難しいですし。
で、かんじんのBLですが。ナイーヴな美少年とエロカッコいいイケメンがフォーリンラヴ、という腐が大好きなBL定番シチュエーション。速攻でエッチな関係になる嬉しい時短。ラヴシーンが、なかなか大胆でリアル、けどすごくロマンティックで美しかったです。ライトなBLは物足りない、でもハードなゲイセックスシーンは苦手、な私にはちょうどいいラヴシーンでした。
でも。多くの腐がそうだと思いますが、BLに女が絡んでくるのはイヤなんですよね~。性を超えた親友同士、ソウルメイトだったはずの女に、自分の彼氏を寝盗られるなんて。親友づらして、最低の女じゃん。女ってやっぱ汚いわ。嫉妬して二人の仲を裂こうとして、だったらまだ面白い関係になりそうだったけど、ただの無神経なヤリマンという腐が忌み嫌うキャラでしかなかったので残念。
愛なんて重い!どっちとも楽しくヤりたいんだよ~というニコラスとの関係に、フィルがくだす決断。痛ましいけど、男らしくて爽やかでした。ニコラスみたいな男に愛を押し付けてしがみついても、みじめな醜態をさらすだけになるだろうし、賢い選択でした。
ポップで甘酸っぱいBLを演じたドイツの若手俳優二人の、大胆さとフレッシュさが素晴らしいです。
フィル役のルイス・ホフマンは、「ヒトラーへの285枚の葉書」や「レッド・スパロー」など英語圏映画ではチョイ役でしたが、この作品では堂々の主演。色白でほっそり、優しそうで繊細な美少年だけど、ナヨナヨしたところは全然なく、硬質な男らしさを感じさせるところは、さすがドイツ男子。ニコラス役のヤニク・シューマンは、白濱亜嵐を濃ゆくしたような顔。誘惑フェロモンも特濃で、こんな高校生ありえねー!なエロカッコよさ。常にタンクトップか裸で、色気ダダ漏れ。筋肉質な肉体美も眼福です。ルイスもヤニクも、尻どころかチ◯コも丸だしなスッポンポン。脱ぎっぷり、よすぎ!日本の若手俳優も見習ってほしいものです。
ポップで若々しい演出が楽しかったです。フィル一家が住んでる屋敷とか森とか、美しく深い自然に囲まれたロハスな生活環境が羨ましかったです。
↑ 若い男子特有のキラキラ感がまぶしい!ルイスの主演作「ヒトラーの忘れもの」も観ねば!エロカッコいいヤニクの出演作ももっと観たいですね~
サマーキャンプから戻ったフィルは、母と姉のダイアンが冷ややかな関係になっていることに戸惑う。そんな中、フィルは転校生のニコラスと恋に落ちるが…
同性愛を描いた映画といえば、かつては家族との間や社会の中での苦悩や葛藤がメインテーマでしたが、BLが市民権を得た最近では、LGBTの恋愛はもう異常でも特殊でもなく、男女のそれとほとんど同じ扱いになってる作品がほとんどです。この映画のBLも、いけないことをしているというコソコソした後ろめたさとか禁断感は微塵もなく、堂々と明るく恋してセックスしてます。もはや今までのような同性愛の苦しみや悲しみだけでは、ありきたりな凡作になってしまいます。この映画も、BLを扱いつつもBLよりも家族ドラマに重点が置かれていました。
ママと姉との間に何があったのか?二人が隠している秘密とは?母と姉に振り回されるフィルが可哀想でした。何なんだよと怒ったりイラついたりせず、無理やり秘密を暴こうともせず、常に優しいフィルなので余計哀れでした。ラストに明かされる真相は、かなり衝撃的。でも人間って、やっぱ強い生き物。特に女は男より神経が太くできてるんです。決してコワレたりしない逞しさが、この映画をジメジメと陰気な悲劇の家族物語にしてません。でも私なら、絶対イジイジと死ぬまで根にもつだろうな~。昆虫と会話できる能力とかファンタジーな設定も異色でしたが、フィルの叔母さんも恋人♀と同棲してるとか、LGBTに寛容な環境が最も私にはファンタジックでした。私の田舎では、さすがに今でも同性カップルが自由に堂々、は難しいですし。
で、かんじんのBLですが。ナイーヴな美少年とエロカッコいいイケメンがフォーリンラヴ、という腐が大好きなBL定番シチュエーション。速攻でエッチな関係になる嬉しい時短。ラヴシーンが、なかなか大胆でリアル、けどすごくロマンティックで美しかったです。ライトなBLは物足りない、でもハードなゲイセックスシーンは苦手、な私にはちょうどいいラヴシーンでした。
でも。多くの腐がそうだと思いますが、BLに女が絡んでくるのはイヤなんですよね~。性を超えた親友同士、ソウルメイトだったはずの女に、自分の彼氏を寝盗られるなんて。親友づらして、最低の女じゃん。女ってやっぱ汚いわ。嫉妬して二人の仲を裂こうとして、だったらまだ面白い関係になりそうだったけど、ただの無神経なヤリマンという腐が忌み嫌うキャラでしかなかったので残念。
愛なんて重い!どっちとも楽しくヤりたいんだよ~というニコラスとの関係に、フィルがくだす決断。痛ましいけど、男らしくて爽やかでした。ニコラスみたいな男に愛を押し付けてしがみついても、みじめな醜態をさらすだけになるだろうし、賢い選択でした。
ポップで甘酸っぱいBLを演じたドイツの若手俳優二人の、大胆さとフレッシュさが素晴らしいです。
フィル役のルイス・ホフマンは、「ヒトラーへの285枚の葉書」や「レッド・スパロー」など英語圏映画ではチョイ役でしたが、この作品では堂々の主演。色白でほっそり、優しそうで繊細な美少年だけど、ナヨナヨしたところは全然なく、硬質な男らしさを感じさせるところは、さすがドイツ男子。ニコラス役のヤニク・シューマンは、白濱亜嵐を濃ゆくしたような顔。誘惑フェロモンも特濃で、こんな高校生ありえねー!なエロカッコよさ。常にタンクトップか裸で、色気ダダ漏れ。筋肉質な肉体美も眼福です。ルイスもヤニクも、尻どころかチ◯コも丸だしなスッポンポン。脱ぎっぷり、よすぎ!日本の若手俳優も見習ってほしいものです。
ポップで若々しい演出が楽しかったです。フィル一家が住んでる屋敷とか森とか、美しく深い自然に囲まれたロハスな生活環境が羨ましかったです。
↑ 若い男子特有のキラキラ感がまぶしい!ルイスの主演作「ヒトラーの忘れもの」も観ねば!エロカッコいいヤニクの出演作ももっと観たいですね~