まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

恋する農村

2007-01-29 | 韓国映画
 以前、徳島県のコンクリート急斜面で動けなくなり救出された、あの“崖っぷち犬”に、里親が見つかったとか。リンリンというパンダみたいな可愛い名前も付けてもらったみたい。幸せに...
 ああ~犬じゃないけど崖っぷちな私にも、愛のレスキューを!優しい金持ちのE男に引き取られて、たけ子デップ、とか、妻武器たけ子、とかに改名されたいです。

 「夏物語」
 イ・ビョンホンは、私の韓流初恋男です。
 最近は、ファンミーティングとか写真集とかサイドビジネスの宣伝とか、演技とは関係のない、ファンからのお布施集めみたいな活動に熱心だった彼。ビョン、おまえもか。韓流商法で稼ぐことに執心するより、役者として演技に邁進しておくれ!
 そんなビョンが、久々に銀幕に戻ってきてくれました。嬉しい! 
 とはいえ。ビョンまで日本の韓流ファンに迎合するような、甘っちょろい&お涙ちょうだい恋愛ものかよ。まあ、それが日本の中高年女性の乙女回帰願望&妄想を刺激したからこそ、空前の韓流ブームを生んだのだけど。他のスターはともかく、ビョンには甘い純愛ものは似合わないし、もったいないと私は思うのです。せっかくの、あの男の色気、熱っぽい愁いは、もっとハードで痛烈な激愛や男のドラマにこそ相応しいし、彼の魅力実力を発揮できるのでは...
 ビョンじゃなくてもいいような映画なんだろうなあ、と半ば期待せずに観た彼の新作。おや?これって?
 1969年、軍事政権下の韓国。ビョン扮する主人公の大学生が、仲間たちと奉仕活動で農村へ。そこで、小さな図書館の司書をしている少女と知り合い、恋に...
 チョギヨー!ビョン、めちゃ可愛いやんけ~

↑※注 原田タイゾーではありません
 大学生役は、ちょっと無理があるけど...老けてる、というより、熟しすぎっていうか。でも、それを補ってあまりある可愛さだ!
 可愛いゴリラみたいなビョン。重量感あるムチムチしたガタイのよさが、たまらなくセクシイです。いつもピチピチのポロシャツかTシャツなので、はちきれんばかりのムチムチ感!首&腕、太っ!どっしりした厚みのあるデカいケツも、たまりません。残念ながら、脱ぎは全然なしですが、とにかくビョンのガチムチ感が素敵です。最近は、ヒョロいナヨナヨしい優男ばかり目にさせられているので、あらためてビョンの雄♂っぽさにクラッ

 甘く切ない悲しいラブストーリーだと思い込んでたのですが、大学生ビョンは、想定外の明るく軽い、おちゃめなキャラで吃驚。こんなに喋るビョン、珍しい?トボけたアホな顔や言動で、ヒロインだけでなく、ファンも笑わせ、和ませてくれます。ちょっと「HAPPY TOGETHER」のテプンっぽい?ノータ○ンなテプンより、機転が効いてロマンチックだけど。
 ビョンの、食べ物を思いっきり頬張ってる顔が好き!人間とは思えないほど頬っぺたが膨らんで、アニメみたい。「オールイン」のクールなイナが、海苔巻き頬張ってる顔が、今でも忘れられません。
 スーツが似合う、クールなビョンも素敵ですが、こんなオチャッピーな彼も、すごくチャーミングです。必殺キラースマイルより、ヘンな顔やモジモジしてる顔のほうが、愛しくなります。のしのし&ぼてぼてした歩き方も、キュート!ずっしりしてるけど、身のこなしは俊敏(窓からサっと飛び出すシーンの、軽やかさ!)で、さすがスポーツマンのビョン♪
 それと、ビョンの魅力の一つ、あの低い声。おちゃめな演技をしていても、不変の男らしい低音voiceに、キューティハニーじゃないけど、またまた私のココロはシクシクしちゃう~♪

 ビョンの60年代大学生ファッションが、とにかく強烈!水色のパンタロンとか、豹柄のピチピチズボン。足が太&短いのも、ご愛嬌。モデル系の細い長い男の足は私、あんまり好きじゃないので。
 ビョンとヒロインの微笑ましく楽しいやりとりは、ほとんどラブコメ。農村の人々の素朴で無邪気な天然ぶりも、笑える。非近代的でシンプル&ナチュラルな田園生活は、ビョンの旧作「我が心のオルガン」を彷彿とさせます。韓国映画やドラマの定番、病気も事故も出てこず、ほのぼの愉快なままで終わってほしいと願ってたら...
 話は、後半になって急展開。当時の韓国の政治事情は、よく知らないのですが...いつもの病気や事故ではなく、韓国独特の政治的な混乱が恋を引き裂く展開が、少し新鮮でした。それにしても。韓国の刑事って、やっぱ怖い...恐怖の取調室、いたぶられるビョンが、目を背けたくなるほど悲痛です。あんなに明るく楽しい農村が、夢?別世界に思えるほど、暗く悲惨...
 現代になっての、銀髪の初老教授ビョンは、激シブでカッチョE~老人にしては、肌艶が良すぎるが...とにかく、ビョンは若造役も、年寄り役も無理があるほど、雄♂の匂いを充満させた、36歳おとこ盛りってことでしょう。
 ヒロイン役のスエは、鈴木京香から色気を取って、小雪を可愛くした感じ?強烈な個性はないけど、透明感があって良かったです。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ごめ愛③~⑦ アジュンマと呼ばないで

2007-01-26 | 韓国のドラマ
 「ごめん、愛してる」第3話から7話まで観ました...

☆ファンジャンシル~!!
 主音声でも聞く。ファンジャンシル、私が聞き取れる数少ない韓国語の一つになりました♪
☆気持ち悪すぎるユン母子
 いくら仲が良いといっても、限度が...風呂で体を洗ってもらったり、膝枕で子守唄、耳掻きetc.異常です。吐き気がします。
☆トップスターのスタイリストって
 キムタクとか松嶋なな子とかのスタイリストって、ハンパな芸能人以上にセレブな存在、というイメージがあるけど...ウンチェみたいなビンボー臭い小娘だと、スターの沽券にかかわるのでは。ていうか、ユン自身が、思ってるよりスターじゃないのかな?あまり忙しそうじゃないし、ロクな仕事してないし。スターというより、バカぼんって感じだし。
☆男の愛を試すミンジュ、池に飛び込む
 こんな池に落ちても、溺れ死にゃしねえよ。
 助けに飛び込むムヒョク、きれいなフォームだ!さすが元水泳選手のジソブ!
☆ジソブ、モムちゃん
 4話目にして、やっとジソブが脱いだ。オモ!やっぱ、すげーモムちゃん
 プールでも溺れるヘタレなユン。もう、そのまま溺死していいよ!沈んでなさい!
☆ムヒョク姉 
 オツムが弱い設定ですが、彼女よりユンのほうが、よっぽど精神○弱っぽいんだけど...
☆自室でTVゲーム中のミンジュ
 どー見ても、出勤前のお水。
☆迷子に優しく接するウンチェを、離れた所から眺めているムヒョク
 これって...捨て犬に優しくしている冴えない女の子を見て、学園の王子様が、優しい子だな、と好意を抱く...って、ひと昔前の少女漫画の王道じゃん!ベタすぎて、失笑!
☆ムヒョク、酔っ払ってウンチェにブチュ~!
 翌朝、私あいつとキスしたの?!と大騒ぎするウンチェ。バカバカしい。おめえ、いくつだよ?エッチしたわけじゃあるまいし。これだから、カマトト乙女ちゃんって!
☆おい、おばん(アジュンマ)
 ミンジュをオバン呼ばわりする変装ムヒョク。笑!
 チェジウやヨン江も、アジュンマって呼ばれたら怒るのかな。
☆道端に落ちている血まみれのヌイグルミを拾うウンチェ
 可哀想なワンちゃん、とか言って抱きしめる不思議ちゃんウンチェ。フツーなら、キモくて触れないけどなあ。
☆エレベーターで変装ムヒョクと出くわすミンジュ
 まるでサンタクロースみたいな服を着てます。趣味悪すぎ。
☆男が見てると、必ず可愛くコケるウンチェ
 あ~イライラするなあ。いっそ階段の一番上から転落して、可愛くキャ♪とか言ってる場合じゃないほど、無様な血まみれにでもなってほしい。
☆老人の荷物を持ってあげるムヒョクを見て、ウンチェは
 普段は憎まれ口ばかり叩く不良少年が、お年寄りに親切にしているところを偶然目撃して、あら、ホントは優しい奴だったのね、と好意を抱くヒロイン...って、また少女漫画の王道じゃん!このドラマの原作、ひょっとして、りぼん、なかよしの漫画?
☆総括
 ユン母子がキモすぎて、もう耐えられません。
 ウンチェの不思議ぶりっ子キャラも、はなはだしく神経に障ります。
 かなり、観るのがキツくなってきました...
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フライ!フランコ、フライ!

2007-01-25 | 北米映画 00~07
 チェコで、つくづく思ったこと...
 日本人は、やっぱ優しい。日本へ帰ったら、他人を不快がらせたり悲しませないしないよう、気をつけよう。思いやりを心がけよう。優しい人間にならなきゃ...
 でも、相変わらず遠まわしな皮肉やイヤミ、当てこすりを、my motherや知人にチクチク言ってる私。ああ~自己嫌悪...自分がイヤな人間だと思わずにすむ、自己満足的でもいいから、優しくなりたい...と心から願います。

 航空機内映画鑑賞記④
 「フライボーイズ」
 ジェームズ・フランコ主演の、日本未公開作。
 字幕なしの英語オリジナル。フランコくん会いたさに、ワケワカメ覚悟で観る。
 第一次世界大戦にアメリカが参戦する前に、フランス軍に所属して戦った、ラファイエット飛行中隊の活躍と、その若いパイロットの恋や友情の話。
 英語が解からなくても、そんなに???な映画ではなかったので、安心。台詞や人物関係よりも、迫力ある空中戦シーンやアクションが売りの作品なので、おおむね無問題。

 フランコくんのファンなら、話はどうでもいいかも。またまた、カッコかわいい彼に、萌え~必至です。
 戦争中だろうと、あの眠そうな目&喋り方は不変。軍人なんだけど、あんまりストイックな感じはなく、けだるげでユルい、でもチャラチャラしたところは全然なく、ちょっと愁いあるところが、胸キュン(死語)です。あの、クニャっとしたメルティな笑顔が、so sweet!短髪でも、天パーなのが隠せない髪が、so cute!青い軍服も、戦闘服も、コスプレみたいで萌え~です。ああ~フランコくんがパイロットで、私がスチュワーデス刑事

 フランス人の娼婦に恋して、シャイな感じで積極的にアタックするフランコくん。あんなイカした軍人さんなら、一時期の慰みものにされてもいい!
 今回のフランコくん、萌えるけど、いつもよりハァハァ度が低かったのは、フランコくんといえば!の、脱ぎが全くなかったからでしょうか。ナイスバディが、もったいない...彼が脱ぎに脱ぎまくった、「学園天国」や「ソニー」のほうが、ファンには数段オイシイ映画ではあります。

 内容も、大好きなイケメンが、萌え~なコスプレちっく軍服で、カッチョよく戦う、でもセクシー色は希薄、という点も、CG活用の空中戦シーンてんこ盛りなところも、ブノワ・マジメルの「ナイト・オブ・ザ・スカイ」と似た感じの映画かも?
 フランス軍のエラい人役で、ジャン・レノが登場。ハリウッド映画のフランス人役は、彼が独占状態?
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海猿☆アシュトン

2007-01-24 | 北米映画 00~07
 何だか最近、ますます気分がアンニュイです。
 仕事中、ふと頬杖をついて、倦げに溜息...
Kくん「どうしたんですか?」
私「やりきれないほど退屈な時もあるわ...しゃべるくらいなら踊っていたいの今は」
Kくん「???脳みそ大丈夫ですか?仕事してください」
 そう、みんな堕天使ね~と続けて欲しかったけど、ああ~明菜の名曲なんか、若い子が知るわけなかった。
 くだらない会話を、楽しく円滑に交わせた頃に、戻りたい...それはちょっとできない相談ね~♪

 航空機内映画鑑賞記③
 「守護神」
 沿岸警備隊の訓練校に入った主人公の青年が、ワケありの過去を持つ教官にビシバシ鍛えられ、一人前のレスキュー隊員に成長する物語。
 って、これってぶっちゃけ、「海猿」+「愛と青春の旅立ち」です。この2作を観たことがある人なら、デジャヴのような感覚に襲われること必至です。
 話の設定もキャラも、場面までも、ほとんど同じなんだよなあ。自信家だけど優しい主人公と、チビの劣等性だけど頑張り屋の仲間って、海猿のマジックマッシュルーム&チビノリダーのW伊藤じゃん!主人公と恋に落ちる女も、鬼教官のシゴキも、もろ愛青春旅だし。
 とまあ、何だかパ○リっぽい内容だけど、面白かったです。スパルタな訓練のメニューとか、海難救助シーンとかも、なかなか迫力があって楽しめました。
 海猿でも思ったけど。災害レスキューって、ほんと大変な仕事だよなあ。暴風雨にもかかわらず、海に船で釣りに出たり、濁流の危険勧告を受けても、無視してキャンプしたりする無謀な人たちは、これからも後を絶たないだろうし...
 ストーリーには???でも、アシュトン・カッチャーのファンなら、満足満足な映画だと思います。
          
 ハリウッドきっての若手コメディ俳優、アホバカ王子アシュトンが、珍しくハードな体育会系の役!涼しい短髪&凛々しい制服が、清々しく爽やか。いつもの、ユルいヘラヘラした感じを抑えた彼の、Do the ど根性な演技が、とても新鮮です。長身で立派なガタイも、いつもは無駄にデカいだけで、ユルユルフニャフニャって感じなのに、今回は鍛えたのか、超引き締まっていて、セクシイでした。
 悲しい過去を背負い、がむしゃらに訓練に没頭する、ちょっと虚勢を張ったトンがり青年アシュトン。いつになくシリアスなんだけど、たまにコミカルなシーンになると、面目躍如。やっぱ軽いアシュトンのほうが、可愛くてチャーミング
 コメディアンは軽視される風潮が強いけど...アシュトンのオバカ演技は、賞賛に値すると私は思う。「ゾルタン☆星人」の彼なんて、アカデミー賞ものだよ。「エリザベスタウン」の主役を、演技力がないとの理由で、アシュトンが降ろされたという噂には、いまだに首を傾げてしまいます。代わりに起用されたOBが、アシュトンより演技が巧いとは、到底思えない!と、デミ・ムーアが今も怒ってます(嘘)。
 教官役は、ケヴィン・コスナー。むかしのmy loveと、久々の再会...
 「アンタッチャブル」では、コネリー爺に教えを乞う若者だったコスナーも、今では教える立場に。隔世...かつて、ハリウッドの若き王として君臨した彼も、あっというまに祇園精舎の鐘の声。見てらんないほど、キャリアもルックスも落ちぶれ劣化していった彼ですが、この映画では、ん?まだまだイケるじゃん!カッチョEよ!と、見直しました。さすがに、もうオッサンですが、枯れたシブい感じが出てきて、悪くないです。まだまだ男前!
 この映画、ちょっと長い?アシュトンが卒業するところで、the endにしても良かったのでは?

 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

華麗なる一族①② プリンス・オブ・スティール

2007-01-21 | 日本のドラマ(連続)
 「華麗なる一族」1・2話を観ました...

 あいや~!キム・タコさん、ぶちカッチョEやんけ~ 
 最近、ちょっと老朽化してるかな、と思うことが多かったけど、やっぱイケてます。ナンダカンダ言っても、スマップの中どころか、やはり芸能界の中では、ピカイチの存在です。
 キム・タコのドラマを観るのは、「眠れる森」以来、超久々。いくらキム・タコが好きでも、学芸会な女優が相手の、チャラチャラした軽薄なドラマになど、チャンネルを合わせる気になれなくて...
 それに、キム・タコさんの、異常なまでの若作りは、見てられなくて...いい年をして、いつまでそんな芸風を続けるの?彼の気の若さと、確実に衰えている容姿の残酷なギャップに、ファンも目をつむるのが難しくなっていた。
 このままでは、40、50になっても、織田ゆうじのような、いや、ヘタすれば西条ヒデキ、にしきのあきらみたいな、気持ちの悪い青年ぶりっこになってしまう!
 キム・タコさんも、このままではヤバいと気づいたのか、去年あたりから、一念発起の軌道修正?
 「武士の一分」で時代劇に挑戦したり、今までの彼では有り得なかった、地方への宣伝活動など、“俺、変わるし”宣言のような仕事ぶり。
 そんなキム・タコさんが、オトナの俳優への脱却を図るため選んだ?ようなドラマが、ついに始まりました...

☆昭和40年代前半の、神戸・三宮
 TVドラマにしては、なかなか金のかかったセットだ。TBSの社運もかかったドラマ?
☆キム・タコasてっぺい登場!
 きゃキム・タコさん、70年代のフォーマルなファッション、かっこかわいい!でも、あの髪型は?当時、あんなヘアスタイル、あったの?
 キムタコ、見た目はイケまくりですが、喋ったら???時々、何言ってんのか解かんない。台詞は少ないほうが良いね。
☆てっぺいの部下
 げ。私の苦手な成宮なんとかだ。瑛太かオグリンにしてほしかった...
☆やはり若い女優たちが、ガン細胞!
 てっぺいの妹たちが...特に末妹。可愛いけど、ヘタくそだなあ。生粋の令嬢が、あんな表情や喋り方、しないよ。このヒドい演技、どっかで見たことあるなあと思ったら、あわわ、「レガッタ」で、もこみちの相手役だった娘じゃん!?レガッタも、この娘のせいで初回リタイアしたし。今回も、見事なドラマクラッシャーぶりです。あんまり出てこないで~!
☆キム・タコ、シークレットブーツ疑惑!
 だって、巨女の稲盛いずみやハセキョーと一緒でも、身長差がないし!?ノッポの仲村トオルと並んでもそうだったら、決定的に疑惑は裏付けられる!
☆また西村雅彦!
 あ~どこにでも出てくる男だなあ。いいかげん、ウンザリ...
☆北大路キンキンasてっぺいパパ
 ギラギラしてるけど、厳かな品があって、良いのでは。時代劇の殿様って感じもするが。
 時代劇で、数々の勧善懲悪してきた北大路氏なので、やっぱ立派すぎるキャラ。大人物の威光の中にも、狡猾さや悪辣さも少しはあるほうが、魅力的なんだけどな。
☆津川雅彦、西田敏行
 これって脚本、ジェームズ三木?!
☆てっぺいの出生疑惑
 ドロドロ家族の秘蜜に、WAKUWAKU♪この隠微な関係、平安時代末期、保元の乱の遠因となった、皇室の鳥羽法皇と崇徳上皇の確執に似ていて、悲劇的です。
☆妖しき獅子身中の蟲女、鈴木京香!
 このドラマ最大の儲け役は、てっぺいパパの愛人・アイ子さんでしょう!
 艶冶な微笑の下に邪悪を秘め、正妻を蔑ろにして、すべてを采配&操るアイ子女史。権謀に酔う美しき毒婦を、まさに女ざかりの色香を振りまきながら、鈴木京香が艶やかに演じていて、場をさらう!てっぺいの青さをセセラ嗤い、てっぺいパパ&ママの閨房まで蹂躙する魔女。薄っぺらい松嶋なな子とかには、無理な役です。
☆怪魚・将軍
 邸宅の池に棲む、デカい鯉。怖い...グエムルかと思った。
☆キムタコが、お坊ちゃまに見えない瞬間
 おおむね、良家の令息らしくなってるキムタコですが、あぁ?とか、え?とか言う声と表情が下品で、いつもの彼に戻ってる。社員食堂で、成宮&末妹とのシーンも、そうだった。お坊ちゃまが庶民の親近感、というよりも、キムタコの地が出た感じで、ちょっとトホホ。今後は、気をつけて!
☆夜も頑張る北大路パパ
 てっぺいパパは、正妻&愛人と、毎夜のようにお励みになる精力家。
 し、しかも!正妻との房事に、愛人も加わり、驚愕の3Pだ!ひ~!アダルティに退廃的だ~!
 初老のパパは元気なのに、青年てっぺいは、全く夫婦生活なしな様子。もうED?かと心配です。ハセキョーが何かと京香を敵視するのは、欲求不満のせい?
☆総括
 面白いです。学芸会orコントみたいなドラマばかり、最近は観てたので、濃密で重厚で、しかも退廃的なところもある、こんなオトナ向けのドラマ、嬉しいです。ヴィスコンティの「地獄に堕ちた勇者ども」みたいな内容になってほしいなあ。あそこまでドロドロは、期待できないけど...
 ナレーション(byさくらさん)が多すぎ、音楽が大仰すぎ。もうちょっと、流麗沈着な感じにしてほしい。
 キムタコさんが、やっと年相応な役をやてくれてるのが、嬉しい。欲を言えば、もうちょっと男の色気を発揮できる演技を。北大路キンキンじゃなくて、キムタコが濡れ場やらなくて、どーするの!オトナの役者になれるかどうかの、瀬戸際&千載一遇のチャンスよ、キム・タコさん






 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レオvsマット 米式無間道

2007-01-19 | 北米映画 00~07
 職場の人たちへプラハ土産を、まるでヴァレンタインデーの義理チョコのように配りました。
 わあ、可愛いお菓子ですね!ありがとうございます!と喜んでくれる彼ら。ごめんね...実はソレって、スーパーで買った、1個60円ぐらいのものなの...と、内心ちょっと罪悪感。海外での大量土産まとめ買いは、現地の庶民的スーパーで、ケチに安くすませるに限る♪

 航空機内映画鑑賞記②
 「ディパーテッド」
 香港映画の傑作「インファナル・アフェア」が、ハリウッドでリメイク!というニュースには、大きな期待と小さな不安を抱かされたものです。
 トニー・レオンの役はジョニー・デップ、アンディ・ラウの役はブラッド・ピットなら、最高に理想的なキャスティングなんだけどなあ。年齢的にもピッタリだし、役者としての格も釣り合うし(どっちがクレジット、上になるかな?)、話題性も抜群だし、と妄夢していた私。何かのインタビューで、トニーもアンディも、ジョニー&ブラピならいいね、と答えていたのを読んで、やっぱそーだよな!そーなってほしい!と、ワクワクしながら決定を待ったものです。
 一時期、ブラピは確定?という噂も流れ、いよいよジョニーだ!と期待に胸が踊る。が、残念ながらジョニーが出演するという話は聞こえてこず、ブラピも降板?の流れになり、がっかり。あ~あ、結局ショボいメンツになるのかな...と、もう関心も薄れつつあった中、驚きの顔合わせが発表されたのでした。

 レオナルド・ディカプリオとマット・デーモン。
 ええ~!?ぜんぜん違うぞ!?でも、レオもマットも大好きな私。ショボいどころか、かなり豪華で面白い。嬉しい、けど、否めない違和感...
 いったい、どーなることやら、と期待より不安が大きかったが、蓋を開けば...全米で大絶賛の嵐!賞レースでも、数々の賞を獲得。オスカーの呼び声も高いなど、大成功を収める結果に。
 俄然、私の期待感は再熱。でも、一抹の不安も、やはり払拭できない。だって、やっぱ違うんだもん!アンパンマン顔でガキっぽいレオが哀愁の男前トニーに、ゴリラ顔でイモっぽいマットが端正な美男アンディには、どうしてもカブらなくて...
 でも、そんな不安は、ほとんど杞憂だったようです。
       
 レオもマットも、すごく良かったです。トニー&アンディとは違う、それぞれの個性と魅力で、香港オリジナルとは異なる味わいの映画にしていました。
   
 レオ、男になったなあ。「ギルバート・グレイプ」時代からのファンとしては、悲しいぐらい隔世の感...あの可愛いポッキー少年が、無精ヒゲにマッチョな筋肉、女とエッチも!私も、年をとるわけだよ...
 すっかり男になってしまったレオくんですが、やっぱすげー童顔は隠せません。もう30過ぎてるのに、まだ彼独特の“蒼い狂気”は色あせてない。絶体絶命な状況に追い詰められて、精神のバランスを崩していく若者って、もともとレオの得意とする役。なので、あまり目新しくはないけど、相変わらず驚嘆させられ、圧倒されずにはいられない、レオの迫真演技です。やっぱ彼は、凡百の俳優とは違う。タダ者じゃないよ。
 
 レオが天才なら、マットは秀才なんだろうなあ。レオのように、はっと目を奪い驚かせる演技はしないけど、破綻のない、計算の行き届いた演技は、見ていて安心できる。ていうか、彼は何やっても私には可愛く見えるんだよ。ルックスが、もうモロ私のタイプなので。見てるだけで、満足満足
 でもマットはエリート役、やっぱ似合わないなあ。マットご本人は、高学歴な知的人間だとは分かっていても、そう見えないし。スーツも相変わらず似合ってない。
 あまり比較したくないけど、ほぼ同じ内容&キャラでも、やっぱ結果的には、オリジナルのほうが、奥深く強烈かも...
 レオもマットも、何だろう?何かが足りない。そう、悲しみだ。トニーとアンディが背負っていた、重く深い悲しみ。レオは狂気ばかりが先走ってるし、マットは単に卑劣で狡猾なだけのキャラになってるのが、惜しい。それはまあ、演技以上に二人が、男の色気や哀愁を醸すには、まだ早い(永遠の少年レオと、万年青年マット。ただでさえ、実年齢より若く見えるし)からでしょう。

 それにしても。レオとマット、何だか兄弟みたいに見えて...さらに、マーク・ウォールバーグも加わって、猿人系ブラザーズみたいだった。
 でも、これって、オスカー作品賞を獲るほどの作品なのかなあ。すごく面白くて、上手にリメイクしてたけど...アメリカ人のほとんどは、香港オリジナルの存在を知らないんだろうなあ。
 ジャック・ニコルソン、相変わらず強烈な存在感&怪演だけど、マフィアって感じじゃないよなあ。スコセッシ監督のマフィアものといえば、やっぱデ・ニーロでしょ。
 主人公の男二人に恋される精神科の女医。オリジナルのケリー・チャンも、何でこんな小娘に...と納得できなかったけど、リメイク版は、さらに???!な女。ただの二股女じゃん!?しかも全然美人じゃないし!って、やっかみバリバリな私です。

 
 
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミレン女王 高雅な憂鬱

2007-01-18 | イギリス、アイルランド映画
 プラハから帰国して、まだ2日しか経ってないのに、もう遠い日の出来事のような、おぼろげな旅の記憶です。歩きすぎて痛めた膝小僧だけが、今も疲労困憊の名残をとどめています。
 お土産に買った、チェコの酒ベヘロフカの小瓶が、一本だけ無事であとは割れてたし!こぼれた酒で、自分に買った可愛いイラストのミニカレンダーと、ムハ(ミュシャ)の絵葉書&しおりが、ベチャベチャになってたし!涙。
 つたない旅行記、ぼちぼち綴っていこうと思います...
 それまで、往復の飛行機内で観た映画のmy愚見に、お目汚し下さいませ...
 
 航空機内映画鑑賞記①
 「クィーン」
 去年のヴェネチア映画祭を皮切りに、映画賞レースの主演女優賞を独走総ナメ状態の、ヘレン・ミレン。ここまで独り勝ちなのは、かつてない快挙なのでは。先日のゴールデングローブ賞でも、当然のように受賞。もはやアカデミー賞にも、王手をかけたも同然。これでもし、彼女が受賞できなかったら、オスカー史上最大の番狂わせでしょう。そんなことには、よもやならないと信じ、願ってますが...
 だいたい、彼女ほどの大女優が、まだオスカーを貰ってないことじたい、おかしい。ハリウッドのJRやGP程度の女優が獲得できるのなら、ミレンおばさまにはオスカー100個分ぐらい価値がある!
 そんなミレンおばさまが、何と!今も元気に御健在のエリザベス女王を演じたのが、この映画。
 同じ女王でも、エリザベス1世やヴィクトリア女王ならともかく、現役の、しかも自分の国の女王の役だなんて、大胆というか、果敢というか。日本では、どんな大女優でも、皇后美智子さまを演じるなんて、絶対不可能だし。演じるミレンおばさまもスゴいけど、それが許されるイギリスという国も、いろんな意味でスゴいと思う。
 世界中に衝撃が走った、ダイアナ元妃の事故死。多くの英国民が、沈黙を守るエリザベス女王に、不信と反感を募らせる。新任の若き首相トニー・ブレアは、それを憂慮して、女王と国民の間にできた溝を埋めようと尽力する...
 いやあ、やっぱ評判通り、ミレンおばさまが素晴らしい!威厳があるけど決して重々しくなく、毅然としてるけどユーモアもあって。女王という、特殊すぎる立場の女性の、深い憂愁と冷厳なまでに強靭な精神を、これみよがしな大熱演などではなく、あくまでクールにドライに演じてるところが、さすがミレンおばさま。
   
 最近は、実在した人物を凝った特殊メイクで再現する、驚異のモノマネ的演技が、高く評価されることが多いけど、ミレンおばさまのエリザベス女王は、実物には全然似てない。本物とは全く違う、この映画のための女王を、ミレンおばさまがリアルにチャーミングに創りあげたって感じなのです。
 ニコールやシャーリーズ、ハル・ベリーなど、若くて美しい女優が、反則技のような捨て身の美貌崩し&大胆演技でオスカー受賞、も最近の流行ですが...ふふふ、若い娘たちは、シャカリキよねぇ、という余裕の微笑みが見えてきそうなほど、ミレンおばさまの力みがない、それでいてスキのない熟練演技が、時に熱すぎて見苦しく、返って稚拙にも思える上記の女優たちのオスカー演技に比べて、心憎いまでにさりげなく、なおかつ爽快で芳醇なのです。いろんな果物をゴチャ混ぜにしてできたミックスジュースと、薫り高いアールグレイの紅茶は、やはり味わいが違います(私は、どっちも好きです)。
 女王のキャラも、なかなか興味深い。家族を愛する初老女性の優しさと、不平等な階級社会の象徴である女王の倣岸さ。決して、自分も国民と同じ、とか思ってないし。そして、ダイアナの死を、心から嘆き悲しむ、なんてフリもしない。
 何て冷たくて威張りくさったババアなんだろう!燕雀の徒、大鵬の心わきまえず、な庶民の目には、そう映る。でも、それが女王という存在。安易な偽善で円く物事を収拾したり、本音を軽々しく漏らしたり、感情を露わにすることで楽になるなんて、下賎の生き方はできない...そんな、重苦しい高貴さを守ろうとする女王の孤独や厳しさが、哀れを誘う。常に威儀を正しながらも、その背中や横顔が、時々とても疲れた、弱々しい老女に見えて、同情を禁じえなくなります。といっても、女王だってフツーの女なのよぉ~!な、ありきたりな描き方をしてないところが、面白いのです。
 この映画の、もう一人の主役といえるのが、ブレア首相。庶民の若き革新的なヒーローとして登場した彼が、古い体質を頑なに守ろうとする女王に、攻撃的な闘いを挑むのではなく、愛情と尊敬をもって彼女の心を動かそうと奔走する姿が、なかなか感動的です。
  
 ブレア首相役マイケル・シーンは、毛糸別金販売、じゃない、ケイト・ベッキンセールの元夫だとか。私のタイプではないけど、濃い目の童顔で、わりと可愛いかも?モノホンのブレア首相のほうが、男前だけど。
 女王の母君、クィーン・マザーが、いい味を出してます。おっとりしてるけど、時々お茶目で的を射た皮肉をナニゲにカマして、笑わせてくれます。
 この映画に対しても、沈黙を守っているエリザベス女王。ダイアナへの思いよりも、この映画の御感想のほうが、気になります。
 あと、イギリス国民の王室に対する、あけっぴろげで歯に衣着せぬ辛辣さは、ほんと驚かされます。ハリウッドのスターに対するミーハーor悪口雑言と、何ら変わらないし。そーいうところも、シニカルに描かれていて、面白い。
 でもホント、イギリス王室には、日本の皇室のような、やんごとなさが感じられません。ダイアナとかカミラとか、卑俗なスキャンダルまみれだし。日本の皇室の方々には、あんな風になってほしくないなあ。
 あらためて思い知らされましたが。ダイアナさんってホント、愛されてた人気者だったんですね。結構、やりたいことやって、好きなように生きた人生にも思えるけど...
 イギリスと違って、日本人の皇室への敬愛は、とても慎ましく憚りがあるけど...もし、かりに、絶対ありえないけど、雅子さまが、皇太子殿下と離婚したら、どーなるか...ダイアナのように、愛され続ける人気者では、絶対にいられないでしょう。日本人は、そういうことには厳しく不寛容だから...
 




 
 
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

departure

2007-01-09 | 無事是貴人
 旅立ちを決めたのは勢いだけじゃないから~♪
 いい日朝勃ち、じゃない、旅立ち。いよいよ、長の年月、憧れの街だったチェコのプラハへ...
 忘れ物はないか、神経症チックにチェック。昨夜は、遺して恥ずかしいものはないか、とか、風呂に入っても晩飯を食っていても、これが我が家では最後の入浴、最後の晩餐になるかもしれぬ...とか、まるで切腹前の侍みたいな気持ちに。ああ神様~もし何かあっても、下着はきれいなままで死にたい...
 とまあ、相変わらず悲観的な私ですが、こんな奴に限って、ゴキブリのように生命力があるんだよなあ。99%無傷で帰国すると思いますが、これが遺稿にならないよう、please wish !
 良かったら、温かいエールをカキコしてやってつかあさい!予約したホテルでは、ネットができるらしいので、寂しい不安な時には、何よりの励みになることでしょう。でも、韓国でさえネットする余裕がなかった私...
 さあ。美しい街で、いっぱい美味いもの食ってくるぞ!あわよくば、「恋人までの距離」のイーさんや、「フレンズ」のウォンビンみたいなイケメンと、異国でsweet situationにならないかなあ。なるわけねえよ!ありえねー!と、自分でツッコンでおきます...
 では、頑張って楽しくプラハで異邦人になってきます!ちょっと振り向いてみただけの異邦人じゃなくて、ちょっとおまわりに捕まった違法人にならぬよう、せいぜい気をつけます♪
 皆様も、風邪など召されませぬやう、御身いとわれますやう。
 See you ! 再見!

追伸 念のため荷物チェックしたら、あわわ、デジカメ忘れとった!危ない危ないby福田和子!パスポートは、大丈夫かしらん...
 
コメント (11)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マグロが釣れたよ

2007-01-08 | 日本のドラマ(単発)
 新春スペシャルドラマ「マグロ」を観ました...

 無骨だけど愛妻家の親父、渡団長。去年の連ドラ「家族」で出番が少なかったのは、このドラマと撮影がカブったせいだとか?
 団長、ほんと激シブでカッチョE!「魚影の群れ」の緒方拳みたいな、家族を犠牲にしてマグロ一本釣りに全てを賭ける、業の深い孤高の男の役かと思ってたら、とても愛情深い、立派な男の役でした。なので子供たちの、お父さんは勝手!だの、優しくない!だのという不平不満に、こっちが反発したくなるほど。何いってんの!良いお父さんじゃないか!そんなコトで文句言ってんじゃねえよ!と。
 渡団長が、ちょっと立派すぎるほど男らしい親父で、話がキレイすぎにも思えたけど、無問題!団長には、ヘンにリアルで生々しい、平凡な男の役なんか、やってほしくないし!死ぬまで、理想的なカッチョE男を演じてほしい。
 妻役は、もはや石原軍団の紅一点といえる、松坂慶子。ふっくらもっちりして、きれいなオバチャンって感じ。ちょっとキャピキャピ可愛い子ぶりっ子すぎなキャラに、一抹のキモさが...
 長女役は、天海悠希。ぜんぜん女の色気はないけど、サバサバと颯爽としたところは、イヤミがなくて好感。でもキャリアウーマンの役は、ありきたり。東京からニューハーフになって戻ってきた長男、とかの役だったら、ぴったり&面白かっただろうに。それにしても。この長女、すげー精力的!東京と青森を、何回往復したことか。すぐ行く!とか、ちょっと帰ってきた♪とか、次の瞬間には、もう東京→青森。そんなに気軽に行き来できるの?!交通費も、バカにならんかっただろうなあ。
 長男役は、21世紀の裕次郎こと、きゃmy dear 徳重聡。
  
 相変わらず、ちょっとバタ臭いところが、素敵です。かなり古風な男前だけど、最近のチャラチャラした薄汚い軟派な男より、ワタシ的にはイケてます。こんなに男前なのに、いまいちパッとしないのは、ひとえに石原プロの戦略ミス!辛気臭い渡鬼なんかじゃなくて(まあ、女帝・橋田スガ子に気に入られることも、今後を考えれば大事なことだが)、海猿とか男祭り系のドラマに出せば、もっと魅力も活かせるのに。
 
 次女役は、内田有紀。バツイチが陰影になってるのか(でもホント、あのDr.コトーの、どこが良かったのかしらん...)、ちょっとだけ女優として深みも出てるような?でも相変わらず、ボーイッシュで可愛いですね。
 次男役は、徳重くんと同じ石原プロの渡邊邦門。バンドで成功を夢見るロック青年って、「熟年離婚」と同じじゃん!でも見た目は、パンクな金髪だった前と違って、純朴そうな短髪になってて、可愛い。石原軍団では、異色の存在です。「義経」にも、団長にくっついて出てた邦門くん。パンクな熟年離婚と全然違う、清らかな公達ぶりで、驚いた。意外と、石原軍団の若手の中では、器用な役者かも。でも、徳重くんも邦門くんも、この先もずっと、渡団長のオマケみたいにキャスティングされるんだろうなあ。一枚看板は、まだ遠い...
 と、それぞれ個性的でチャーミングな俳優たちが熱演、かなりベタなホームドラマに。家族の愛と絆は麗しいけど、私は家族だからって、あまり近しくするのは、苦手だなあ。距離があるから保てる家族関係も、あるのでは...
 団長一家を囲む人々を演じる俳優たちも、みんな好演。
 釣りバカ浜ちゃん以外の西田敏行を、久々に見た。つっても、ほとんど浜ちゃんな役だったけど。
 小林圭樹に、ちょっとドキ!丹波哲郎の次は、ひょっとして圭樹爺が大霊界入りかも...また森繁先生が、俺より先に逝きやがって~!と老泣しそう...
 高橋克典、サラリーマン金太郎じゃなくて、フィッシャーマン金太郎。テンションが同じで笑えます。でも彼、年とらないよなあ。昔と、あまり変わってないような?漁師姿、似合ってました。
 松坂慶子に続いて、石原軍団・女組員になるのも目前?な、高島礼子。チョイ役でしたが、彼女ってホント、義理堅い女優だよなあ。世話になった先輩への、恩返し的出演が多いし。下積みの長い、苦労した女優らしい律儀さです。苦労知らずで傲慢そうな、松※か子や竹内ゆ▲子、柴崎○ウとかに、見習ってほしい!
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼんぼん対決!検事コータローvs武士オザユキ

2007-01-07 | 日本のドラマ(単発)
 録画してた年末年始のスペシャルドラマを、まったり鑑賞...

 ①「波の塔」
 美しい人妻と、青年検事の道ならぬ破滅の恋...何度も映画&ドラマ化された、松本清張の有名な作品。
 我が愛しの小泉孝太郎が主演!デビュー以来、いろんなドラマに出演してる彼ですが、バリバリの主役は、石原慎太郎原作の「狂った果実」以来では。
 待望の主演ドラマ。放送前の番宣は、ヒロイン役の麻生裕未と激しい濡れ場!もあるなど、かなりWAKUWAKUさせてよ~♪
 コータロー、登場!やっぱ爽やかだ~隠しようもない、ぼんぼん色!高橋かおり扮する大臣の娘に、さっそく逆ナンされる。されるだろうなあ、こんな爽やかで金もってそうなイケメンが独りでいたら。
  
 高橋かおりに料亭に誘われて、セレブなんだね!というコータロー。セレブはおまえだろ!と、高橋かおりだけでなく、多くの視聴者も内心苦笑の台詞だったのでは。それほどコータローは、どこからどう見ても、ハイソサエティお坊ちゃま。
 それと。汚職政治家が出てくるドラマなんて、パパの小泉元首相も、さぞ苦笑しながら観たことだろうなあ。
 コータロー、ほんと爽やかで明るくて優しそうで、その上、一目で金持ちの息子って分かるけど、それが全然イヤミじゃなくて、ファッションもオシャレなんだけど、上品で。まさに、娘の婿になってほしいNo.1に選ばれそうな若者って感じ。演技以上に、この滲み出てる育ちの良さが、コータローの魅力であり、武器です。
 演技は...デビュー当時と、あまり変わらない。顕著な上達は、あまり見られない。ぶっちゃけ、今も大根です。
  
 恋する女が人妻、それも被疑者の妻と知り、当惑、衝撃、苦悩する青年検事役だなんて、コータローには難しすぎ。どんなに深刻なシーンでも、キョトンとしてるだけ、ションボリしてるだけに見えるし。不倫の情念、切羽詰った悲愴感が、まったく感じられない。一生懸命やってます!感は感じられるけど、それを感じさせるのは、演技が下手な証拠...
 肝心の濡れ場は...どこが激しい濡れ場じゃ!コータローは、乳首さえ見せなかった。コータローは、あの程度が限界なのかなあ。
 ドラマでは脱いでくれなかったので、↓セクシー画像、蔵出し♪
  
 共演者は、ヒロイン役の麻生裕未だけでなく、津川雅彦、風間杜夫、江波杏子、加藤武など、まるでコータローの下手さを際立たせることが目的!?な、濃い&強烈な演技派ぞろい。でもまあ、ここまで演技のレベルが違う役者と一緒だと、コータローのぎこちなさも、初々しい微笑ましいものになる、不思議な化学変化が。
 コータローも、もう28歳だし(ガエルやリィウ・イエ、ジェームズ・フランコと同い年)本格的な役者になりたければ、そろそろ劇的な脱皮も必要だけど...でもまあ、巧い俳優なんて、吐いて捨てるほどいるし、コータローは今のままでいい!とも思う私です。ただ、石田じゅんいちや東ミキヒサみたいな、“元俳優のバラエティータレント”的な存在には、なってほしくないなあ。まあ、その特別な出自ゆえ、ヨゴレ扱いは絶対されないだろうけど。
 コータロー、今度はもうちょっと頑張って、オトナの男の魅力を出してね!


 ②「堀部安兵衛」
 忠臣蔵討ち入り志士の一人、堀部安兵衛の波乱万丈な青春。
 my dear 小澤征悦が、タイトルロール!一昨年のNHK大河ドラマ「義経」で、木曽義仲を快演したオザユキに、すっかり惚れてしまった私。NHKの良質な時代劇を中心に活躍してる彼が、またまた熱い&可愛い武士を好演
 いや~熱いわぁオザユキ!まさに熱血漢!立派なガタイ&濃い顔も、コテコテの漢(おとこ)色♪
 義仲ほど豪放で野放図ではなく、優しく純情な安兵衛。でも、ちょっとアホなほどお人よしで、熱血一途、狭い価値観の中では生きられないキャラは、義仲と同じでチャーミングでした。
 ワイルドで野太いけど、決して下品でや安っぽくならないところが、オザユキの素敵なところ。これってやっぱ、実際にはコータローに勝るとも劣らぬモノホンの坊ちゃんだから(パパは世界的な指揮者、小澤征爾。いとこは小沢健二)?濃い精悍さの中にも、どことなくマイルドな甘さもあるところが、好き
 
 オザユキの顔って、ほんと丸くてスゴい下膨れ。でも、同じアンパンマン顔でも、近畿キッズの顔丸みたいなブヨブヨな浮腫んで湿気た饅頭ではなく、ピチピチ張りのある、できたてホッカホカの肉まんみたいで、美味しそうなんです。
 義仲もそうだったけど、あの濃い男らしい面構えが、は?とか、うん♪とか、アホそうなトボけ顔&声になる時のオザユキ、めちゃ可愛い
 驚喜だったのは、オザユキの裸を初めて見ることができたこと。酔っ払って、目が覚めたら遊女と床に、のシーン。なかなかのナイスバディです。汗に濡れた浅黒い胸が、セクシイです。
 あと、童貞喪失の相手である初恋の女お秀が、他の男と同衾してる姿をのぞき見てしまい嫉妬に狂乱、お秀を『こ、この売女めー!!』と斬り殺そうとするシーンや、そばで寝ている女剣士にムラムラして、つい『く、口を吸わんと致しました』と謝るオザユキが、可愛かったです。いやあ、私もオザユキの売女呼ばわりされて追いかけられたり、口を吸っていただきたいものだぜ。
 ドラマは...これって、連ドラのダイジェスト版?元旦のゴールデンタイムにまで再放送なんて、ますます受信料を払う気が失せます。
 波乱に富んだ青春を、猛スピードで描いてるので、展開が速すぎて、端折りすぎ感が強い。連ドラを、じっくり観れば良かったなあ。面白かったので、なおさら思う。
 安兵衛に関わる人々も、個性的で魅力的でした。↑コータロー同様、オザユキにも大ベテランの演技派たちがバックアップ。松方弘樹、中村梅雀、北村和夫、伊武雅刀etc.特に松方弘樹の、久々にカッコいい殺陣を観ることができたのが、収穫。
 でも、このドラマで最高に驚いたのが、安兵衛の父役が、勝野洋だったこと!
 去年のお正月ドラマ「里見八犬伝」にも出てたオザユキを見ながら、my motherが『この子、勝野洋の息子?』。違うよ!でも、確かに似てる!まさか、ほんとに父子役が実現するとは!
 お寺の住職役で、ぜひ平幹二郎にゲスト出演してほしかったなあ。
 お坊様姿の平ミッキーを見て、突然くわっと義仲に変身する安兵衛。
オザユキ『お、おかみ!ようも、この義仲を軽んじ蔑ろになされたなー!』
ミッキー『キャーーーー!』
 って、「義経」観てた人にしか解からないネタで、すんません...
 そーいやコータローも、「義経」に出てたよなあ。平家の公達、平資盛役。平安時代でも、超お坊ちゃまなコータローなのだった。

 

 
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする