「あなたとのキスまでの距離」
ニューヨーク郊外で妻子と暮らす音楽教師のキースは、ホームステイすることになった18歳のイギリス人留学生ソフィが、ピアノの才能を秘めていることに気づく。チェリストとしてニューヨーク交響楽団に入団することを夢見ているキースは、ソフィに惹かれていくが…
スウィート&ロマンチックなラブストーリー、みたいな邦題ですが。昼ドラも真っ青なドロドロ設定にビツクリしました~。女子高生が妻子ある下宿先の主人と愛し合ってしまう…という道ならぬ恋の物語です。
音楽を通してキースとソフィが共感し合い、静かに恋に落ちていくプロセスが静かに繊細に描かれていて、胸キュンなシーンもあったりするのですが…お互いの気持ちに気づいて衝動が抑えられなくなりそうになった頃から一転、奥さんと娘にバレて地獄の修羅場に。何もかも捨てて愛に生きようと盛り上がる二人が、だんだんハタ迷惑なバカップルに見えてくるんですよ。とにかく、キースの奥さんと娘が可哀想!確かに、夫の夢やロマンを解せず、家庭や生活を守ることを優先させる世知辛い所帯じみた奥さんは、男からしたら味気ないしウンザリすることでしょう。でも、だからといって裏切ったり傷つけたり捨てたりしていいわけない。あの奥さんに非はないけど、あるとすれば、あまりにも男の気持ちを軽視しすぎたことかな。あれじゃあ愛も冷めますよ。くだらない、それどころじゃないと思っても、程よく夫に合わせることは肝要かと。結婚生活においては、あまりにも良妻賢母すぎるのもマイナスなんだな~と思ってしまいました。
いちばん可哀想なのは、娘です。自分と同じ年頃の居候娘がボーイフレンドを寝取った(と思い込む)だけでなく、父親とまで!ショックすぎる。娘のボーイフレンドが、これまたクソ野郎なんですよ。ヤリチンなだけでなく、ソフィとヤってもないのにヤったと自慢げに言いふらしたり。まさに女の敵。でもあーいうクソ野郎が、なぜかモテたりするんですよね。男を見る目がない女って、ほんと多いから。クソ野郎に復縁を迫る姿が、みじめすぎて胸が痛くなった。いい子なのに、あんな非道い辛い目に遭うなんて。
諸悪の根源、英国娘のソフィ。イギリスからアメリカにやって来る彼女ですいが…いったい何しに来たの?!なトンデモ留学生ぶり。あーいう悪気がまったくないのに災いを招く女って、ほんと恐ろしいわ。はるばるイギリスからアメリカに来て、すぐに不倫、家庭崩壊させるソフィー、まさに疫病神、魔性の女です。ソフィみたいな芸術家気質の女って、魅力的だけど関わりたくないタイプです。自分の気持ちに正直に、恋を貫く、そのために自分も他人も傷ついて不幸になってもいい、みたいな気性って憧れますが
ヒロインのソフィを演じたのは、「博士と彼女のセオリー」で今年のアカデミー賞にノミネートされた、イギリスの新星フェリシティ・ジョーンズ。
すごい美人!とか可愛い!といった女優ではないけど、何か深い強いものを秘めてる感じが、若さや見た目だけの女優とは違う雰囲気を放っていますね。ハリウッド女優にはない聡明さとか、ちょっと読めない謎めいた感じとか、さすが英国女優(しかもオックスフォード卒だとか)というか。アメリカンギャルの中に混じってると、その地味さシンプルさが返って目立つ品性にもなってて。
キース役は、大好きなガイ・ピアース
ガイピーも、すっかり熟年男になりました。顔がシワクチャなんだけど、雰囲気が若いせいで、おっさん臭くないんですよね~。今でも全然イケてます。小娘に惹かれて戸惑ったり幸せを感じたりしてる時の表情とか仕草とか、抑えた感じなのが切なくて可愛かった。ギターやチェロを弾くシーンも素敵でした。あんなカッコいいおじさんが居候先にいたら、しかも奥さんとうまくいってなくて、趣味も同じだったりしたら、恋に落ちるなというほうが無理ですね。着替えシーンで、ちょっとだけ上半身裸になるガイピーですが、音楽家にしては筋肉質なナイスバディ♪
修羅場ドロドロ設定ですが、淡い透明感ある映像が、不倫の生々しさとか湿り気とかを薄めています。
今でもカッコいいガイピー素敵おぢさまの一人です
ニューヨーク郊外で妻子と暮らす音楽教師のキースは、ホームステイすることになった18歳のイギリス人留学生ソフィが、ピアノの才能を秘めていることに気づく。チェリストとしてニューヨーク交響楽団に入団することを夢見ているキースは、ソフィに惹かれていくが…
スウィート&ロマンチックなラブストーリー、みたいな邦題ですが。昼ドラも真っ青なドロドロ設定にビツクリしました~。女子高生が妻子ある下宿先の主人と愛し合ってしまう…という道ならぬ恋の物語です。
音楽を通してキースとソフィが共感し合い、静かに恋に落ちていくプロセスが静かに繊細に描かれていて、胸キュンなシーンもあったりするのですが…お互いの気持ちに気づいて衝動が抑えられなくなりそうになった頃から一転、奥さんと娘にバレて地獄の修羅場に。何もかも捨てて愛に生きようと盛り上がる二人が、だんだんハタ迷惑なバカップルに見えてくるんですよ。とにかく、キースの奥さんと娘が可哀想!確かに、夫の夢やロマンを解せず、家庭や生活を守ることを優先させる世知辛い所帯じみた奥さんは、男からしたら味気ないしウンザリすることでしょう。でも、だからといって裏切ったり傷つけたり捨てたりしていいわけない。あの奥さんに非はないけど、あるとすれば、あまりにも男の気持ちを軽視しすぎたことかな。あれじゃあ愛も冷めますよ。くだらない、それどころじゃないと思っても、程よく夫に合わせることは肝要かと。結婚生活においては、あまりにも良妻賢母すぎるのもマイナスなんだな~と思ってしまいました。
いちばん可哀想なのは、娘です。自分と同じ年頃の居候娘がボーイフレンドを寝取った(と思い込む)だけでなく、父親とまで!ショックすぎる。娘のボーイフレンドが、これまたクソ野郎なんですよ。ヤリチンなだけでなく、ソフィとヤってもないのにヤったと自慢げに言いふらしたり。まさに女の敵。でもあーいうクソ野郎が、なぜかモテたりするんですよね。男を見る目がない女って、ほんと多いから。クソ野郎に復縁を迫る姿が、みじめすぎて胸が痛くなった。いい子なのに、あんな非道い辛い目に遭うなんて。
諸悪の根源、英国娘のソフィ。イギリスからアメリカにやって来る彼女ですいが…いったい何しに来たの?!なトンデモ留学生ぶり。あーいう悪気がまったくないのに災いを招く女って、ほんと恐ろしいわ。はるばるイギリスからアメリカに来て、すぐに不倫、家庭崩壊させるソフィー、まさに疫病神、魔性の女です。ソフィみたいな芸術家気質の女って、魅力的だけど関わりたくないタイプです。自分の気持ちに正直に、恋を貫く、そのために自分も他人も傷ついて不幸になってもいい、みたいな気性って憧れますが
ヒロインのソフィを演じたのは、「博士と彼女のセオリー」で今年のアカデミー賞にノミネートされた、イギリスの新星フェリシティ・ジョーンズ。
すごい美人!とか可愛い!といった女優ではないけど、何か深い強いものを秘めてる感じが、若さや見た目だけの女優とは違う雰囲気を放っていますね。ハリウッド女優にはない聡明さとか、ちょっと読めない謎めいた感じとか、さすが英国女優(しかもオックスフォード卒だとか)というか。アメリカンギャルの中に混じってると、その地味さシンプルさが返って目立つ品性にもなってて。
キース役は、大好きなガイ・ピアース
ガイピーも、すっかり熟年男になりました。顔がシワクチャなんだけど、雰囲気が若いせいで、おっさん臭くないんですよね~。今でも全然イケてます。小娘に惹かれて戸惑ったり幸せを感じたりしてる時の表情とか仕草とか、抑えた感じなのが切なくて可愛かった。ギターやチェロを弾くシーンも素敵でした。あんなカッコいいおじさんが居候先にいたら、しかも奥さんとうまくいってなくて、趣味も同じだったりしたら、恋に落ちるなというほうが無理ですね。着替えシーンで、ちょっとだけ上半身裸になるガイピーですが、音楽家にしては筋肉質なナイスバディ♪
修羅場ドロドロ設定ですが、淡い透明感ある映像が、不倫の生々しさとか湿り気とかを薄めています。
今でもカッコいいガイピー素敵おぢさまの一人です