まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

アンニョン日記③ 美しき旅

2005-11-23 | 旅行、トレッキング
 宿のオバサンと、一緒に朝食(私はトースト&コーヒー。オバサンは朝からキムチ食ってるし!)。
 日本語が上手なオバサン、私が広島から来たと知り、驚き顔。小学校4年生まで、私と同じ町に住んでいたという。原爆雲見たヨというオバサン。え?原爆って...失礼ですけど、おいくつですか?75歳だヨ!え~!?オバサンじゃなくて、オバアサンじゃん!めちゃ若く見える!美人じゃないけど(あき竹城似)、肌がツヤツヤしてるし...やっぱ、キムチが秘訣?
 名残惜しいけど、アンニョンヒケセヨ~!宿を後にする。
 地下鉄で、新村へ。
 ドラマ「美しき日々」といえば、ヴィクトリー・レコード。
   
 ↑その撮影に使われた【シンナラレコード】。おぉ!外見は、ドラマと同じ!この階段を、ビョンホンが上り下りしたんだなあ、と感慨。
 昼食は、韓国料理サムゲタン!ガイドブックがオススメの有名店に向かうが、どこにもない。おかしいなあ、とウロウロしてたら、おにいさんが来て、その店はもうないと教えてくれる。何じゃそりゃー!
 仕方がないので、別の店でサムゲタン。丸ごと鶏肉に、もち米・朝鮮人参・栗などを詰め込み煮込んだ料理。あっさりして、美味しい。
 地元デパートに入り、初日から食事の度に気になっていた、緑色の可愛い爪楊枝を探して買う。
 さあ、そろそろ空港へ行かねば。
 最後の最後になって、最大のピンチを迎えるハメに陥る。
 空港行きリムジンと、一般バスを間違えたのだ!だって番号も色も同じだし!このことも、しばらく気づかないまま、どんどんワケのわからぬ方向へ。さすがに異変に気づき、オロオロしだす私に、親切なオジイサンが、日本語で話しかけてくる。地獄に仏!オジイサンは、わざわざ一緒にバスを降り、私が無事空港行きリムジンに乗るのを見届けてくれる。ああカムサハムニダ~!
 ホっとしたことが油断となり、さらなる危機へと私を導く。
 ウトウトしてたら、窓の外は空港。もう着いたのか!と、慌てて降りる。運転手さんが、ヤーヤー!と私を呼び止める。よく見たら、仁川空港じゃなくて、金浦空港やんけ!危ない危ない!オジイサンが、運転手さんに私のことをヨロシク頼んだらしい。ああ、本当にカムサハムニダ...
 冷や汗ダラダラなスッタモンダの挙句、やっと仁川空港に辿り着く。
 空港内のショップで、チョコチョコお土産の買い足し。
 激安コスメ店【MISSHA】で買った美容液&パックは、値段の割には良質で、いい感じ。
 搭乗ゲートで待っている間、残った2500Wを、コーヒー一杯で使い切る。
 飛行機の窓から、遠ざかる韓国にサヨナラ...3日間の思い出に浸る時間もなく、行きと同じで、あっちゅー間に広島に帰り着いたのだった。完。
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アンニョン日記② バスでの出来事

2005-11-22 | 旅行、トレッキング
 朝起きて財布の中を見たら、3000Wしかない!銀行はまだ開いてないし、大韓旅行社のあるロッテホテルで、レートは悪いけど両替。
 祈るような気持ちで、大韓旅行社へ。良かった!大丈夫だって!
 ホッとすると、急に腹が減る。
 昨夜のお粥が美味しかったし近いので、また【味加本】へ。夜と違って、朝は大繁盛。日本人も多い。おば様集団が、ここでも韓ドラのネタバレしてるし!ゲンナリしながら、キノコと牛肉のお粥を食す。
 10時に、板門店ツアー参加者が大韓旅行社前に集合。総勢43人。ほとんどが日本人。10時30分に、バスはロッテホテル駐車場を出発。
 韓国人ガイドは二人。おばさんが日本語、おねえさんが英語担当。
 おばさんガイドが、いかに韓国が耐えがたきを耐え、忍び難きを忍ぶ歴史を歩んできたかを大熱弁。でもさすがに、客のほとんどが日本人だという配慮はされている内容。
 ちょっと早い昼食は、激マズなバイキング。一緒のテーブルだったニュージーランド人男性によると、彼の国では日本と北朝鮮の拉致問題など、ほとんど知られていないとか。
 統一公園で記念撮影。もちろん、ピースサインなどできない雰囲気。鉄柵の向こうに、若い兵士が見張りに立っている。韓国と北朝鮮は、あくまで停戦状態、戦争は終結しているわけではないのだ、と実感。
      
     ↑統一公園にて。厳しく冷たい鉄柵の向こうは、北朝鮮...
 バスの中では、席を立つな、手をあげるな、写真はダメ、何が起こるか分からない、などとやたら制約&危険の強調。物々しいムードこそ、板門店ツアーの売りなのだろう。
   
     ↑軍基地に入る前に、バッジをつけるよう指示される
   
 ↑遠方に望める北朝鮮の宣伝村。韓国へのプロパガンダのために作られた、無人の村だとか。
 途中でバス乗り換え。ニキビ顔の若い軍人が、ツアー参加者全員のパスポートをチェック。
 バスはいよいよ共同警備区域、いわゆるJASへ。その前に、誓約書にサインさせられる。有事の際、もし命を落としても韓国も国連も責任はとりません、という内容。
 軍事分界線上にある会議所に入る。
   
 ↑無表情&直立不動の軍人さんたち。サングラスで顔を隠してるのは、北朝鮮側に面を割られないためとか。
 ↓北朝鮮側の監視塔の人影が、何だか怖い。

 バスから降りることなく、北朝鮮兵士が国連軍人をオノで惨殺したポプラ事件現場の前、そして映画「JSA」の舞台となった、↓帰らざる橋の前を通過。
   
 言葉は悪いが、日本では味わえぬ物騒で厳しいムードを楽しむのが、板門店ツアー。すべてが、いかめしいパフォーマンスに思える。ホントにヤバかったら、のんきな観光客なんか連れていかないだろうし...最終地点では、ちゃんと土産屋もあり。
 南北の平和的統一を願いながら、夕方5時過ぎ頃、バスはロッテホテルに帰着、解散。
 ロッテ百貨店の地下のフードコートで、コーヒーブレイク。やっと独りになれて、ホっとする。団体行動はシンドイ。
 ソウルの夜景を楽しめるナイトバスの時間まで、光化門付近を散策。屋台でタイヤキを買う。1000Wで4つも!美味しいけど、全部は食えず。
 街の灯りが今日もキレイねソウル♪窓外の夜景を楽しんでいるうちに、バスはドラマ「美しき日々」でもお馴染みの、ソウルタワーへ。残念ながら、11月いっぱいは、改装工事で閉鎖。中には入れず。
 バスを降り、東大門へ。
 明洞に負けないほどの、不夜城な街。人人人!どっかで聞いたことがある歌が流れてくる。ドラマ「天国の階段」の主題歌じゃん!【ミリオレ】前のステージで、歌ってる男性。本物の歌手?それとも、単なるカラオケ大会?
 あまりにも多い人に酔って気分が悪くなり、地下鉄で宿へ戻ると、午前12時を回ったところだった。続く。
 
 










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アンニョン日記① 冬のオバカ

2005-11-21 | 旅行、トレッキング
 広島からソウルまでは、約1時間半。沖縄や北海道より近い。
 機内食は、うちの犬でも食べ残しそうなほど激マズ。
 午前11時、ソウル到着。あっちゅー間のフライト。
 仁川空港は、できたばかりとかで、ピカピカ。とりあえず1万円ほど、韓国ウォンに両替。
 バスターミナルのベンチに座って地図を見ていると、おじさんが話しかけてくる。後々私の決まり文句となる、『ハングクマル モルラヨ(韓国語 わかりません)』初使用♪おじさんは立ち去る。何の用だったの?!着いた早々、騙されて将軍様のところへ連れて行かれるのでは...と不安に。
 次に、若い女性が声をかけてくる。流暢な日本語。宿のある恵比が、おねえさんと同じ目的地。一緒にバスに乗る。
 おねえさんは、超美人!でも、気さくで明るい。聞けば、お父さんが日本人だとか。道理で日本語が上手いわけだ。
 おねえさん、いろいろ面白い話をしてくれる。
 『ロッテホテルの周りは、ヨン様ファンのオバサンがイッパイいますヨ。気をつけて』気をつけてって、何を!?『チェジウ、何で日本で人気あるのか分かりません。そんなにキレイじゃない。韓国では人気もうないデス』確かに、おねえさんのほうがキレイです。
 バスから降り、おねえさんと笑顔で別れ、宿へ向かう。
 住宅街の中にある宿は、伝統的で庶民的な韓国家屋。迎えてくれたオバサンは、ちょっと東南アジア系?
 部屋は、四畳半ぐらい。床が暖かいオンドル式なのが、韓国って感じ。
 地下鉄で、朝鮮王朝の宮殿だった宋廟へ。広場は、爺さん婆さんの溜まり場?巣鴨みたい?
 宋廟を出て、テクテク歩いてると、韓国といえば!の屋台が。どれも美味そう。さっそく、焼き鳥を。
 曹渓寺。寺経営の仏具店へ。念珠二つとキーホルダーを購入...ん!?合計14000Wで20000W出したのに、お釣りが5000Wとは!?どーいうこと!?と店員に迫ると、あバレた?みたいな顔で、1000Wを差し出される。お寺なのに...
 地下鉄で、ソウル最大の繁華街・明洞へ。
 美味しいお粥で人気らしい【味加本】に入る。客は私ひとり。ホントに人気店なの?クリルとアワビのお粥を注文。あっさりして、美味しい。
 まるでお祭りのような賑わいの明洞をブラブラ。激安衣料店【明洞衣類】で、セーターとパーカーを購入。
 そーいえば、シャンプー持ってきてない...屋台で焼きたて菓子パンを買いながら思う。クォン・サンウが私に微笑みかけてるので、彼がイメキャラのコスメ店に入り、シャンプーを買う。
 名物トッポッキ。ちょっと辛い、でも美味しい。量が多すぎて、食べきれず。もう、ゲロ吐き寸前の満腹感。
 さて、そろそろ帰ろうか...地下鉄入り口で、はっとなる。あ!明日の板門店ツアーのリコンファームするの忘れた!大焦り!主催の大韓旅行社の営業時間は、とっくに過ぎてる。ガーン!
 板門店こそ、今回のメーンイベントなのに。ダメになったら、どうしよう。クヨクヨと、韓国初日は終わるのだった。続く。
 
 
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