まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

善徳女王(23)~(41) 黒い小公子

2010-10-31 | 韓国のドラマ
 「善徳女王」第23話から41話まで観ました。

☆Xジャパン?
 チョンミョン王女の死の真相を究明してほしい!と、決意の死化粧をして王様に直訴しようとするアルチョン。普段は嵐の相葉似な彼ですが、メイクした彼は何だかYOSHIKI似?
☆使えない男
 両親であるミシル&ソルォンの命令に、一生けんめい真面目に従う親孝行息子ポジョンですが、何をやらせても失敗ばかりで役に立ちません。無能だからではなく、実力が万年3・4番手だからトップクラスのトンマンやユシン、ピダムには絶対に勝てない宿命なのでしょう。サラリーマンなら、課長部長ポジションで活躍できるタイプ?
☆日蝕コンゲーム
 トンマンにミシルを騙すミッションを課せられるピダム。ケロイドのメーキャップを施しますが、美しい顔はやっぱ隠せません。

 ↑ピダムのノリノリなケツ振り踊りがオチャッピー
 ミシルと互角に渡り合うなど、同じ息子でもミシルを畏れているポジョンやハジョンとは違う器の大きさがピダムにはあります。でも、やはりミシルは一枚も二枚も上手。完敗したピダムは、牢獄にブチこまれ火あぶりの刑に処せられることに。
 味方であるピダムやユシンまで欺き、ミシルを出し抜くことに成功するトンマン。みんなの前への現れ方、劇的効果狙いすぎ!磔にされたピダム、間一髪のところで命拾い。よかったね!トンマン王女マンセーを絶叫する彼、可愛かった。
☆新イケメン登場
 ユシンと結託する伽耶族の王子、今はテロリスト集団?の首領ウォルヤ。男前!どっかで見たことあるなあ。あ!「エアシティ」の地味イケメン、空港警備隊長じゃん!エアシティの時より、ちょっと華があって素敵。

☆殺人鬼ピダム!
 チャラいけど、時おり師匠ムンノもたじろぐ狂気的な面も見せるピダムは、幼い頃すでに泥棒一味を毒で虐殺したダークすぎる過去が。さすがミシルの息子!
 危ない男ピダムですが、彼のムンノやミシルへの屈折した想いは、何だか切ないです。
☆おとこ祭!武闘トーナメント
 新しい花郎のリーダー選出のため、比才(武人の腕比べ大会みたいなもの?)が開催されることに。自信満々なポジョンは、マッチョな上半身裸も披露して訓練に励む。どうせユシンかピダムに負けるんだろーな、という悲しくも確実な展開を視聴者に予測させながら。
 ピダムも比才に参加!花郎姿のピダム、カッコよすぎ!おいしいとこ全部いただきマンなピダムに比べて、ユシンの影がどんどん薄くなってゆく。
 思った通り(涙)ポジョンはピダムに屈辱の完敗。
☆小公子の帰還
 亡きチョンミョン王女の遺児、チュンチュが新羅に帰国することに...
 久々に登場のテナムボを従えて、チュンチュ(以後、チュンたん)登場!

 ん?ソ・ジソブの弟?ジソブを可愛らしくした感じ。ニコっと笑うと、超LOVELY!演じてるユ・スンホくん、人を食った掴めないキャラをミステリアスかつ品よく可愛らしく演じていて、なかなか魅力的です。太い眉とキレイな瞳が好き。
 テナムボくん、お元気そうで何より。ヘタレでワガママなチュンたんに、オロオロ&イラッ。いい加減にしてくれよぉ~と泣きそうになったり、このクソガキッと後ろからゲンコツでチュンたんを殴りそうになったりするテナムボが笑えた。
 
 でも、チュンたんには誠実&忠実に仕えているテナムボ。彼ってほんと、忠犬キャラ。チュンたんの言動にションボリしたり嬉しそうな笑顔を見せたり、可愛すぎるぞ!可愛いご主人様&イケメン護衛官、YAOI心をソソる二人♪

☆ハジョンVSヨンチョン
 経済危機対策で会議中の貴族たち。普段は憂鬱そうに物静かなヨンチョンさんが、ハジョンの嫌味な当てこすりにプッツン、このヤロー!!と珍しく取り乱し、ハジョンと掴みあいの喧嘩!意外な組み合わせのバトルが楽しかったです。
☆ピダム&チュンチュ
 チュンたんの教育係に任じられるピダム。ユシンのことはナメまくってたチュンたんも、狂犬ピダムにはビビりまくり。この二人も、何かYAOI心をくすぐるカップリングなんだよなあ。チュンたんをめぐって、ピダムとテナムボが火花!とか、勝手なBL妄想を楽しむ私です。
☆三つ巴の権力闘争!
 トンマン、そしてミシルをも欺き利用するチュンたん、なかなかの策士です。でも。したたかでキツい女二人が、そうやすやすとガキに手玉に取られるわけがない。特にミシルは、早くもピダムを篭絡しかけてるし、ドガンと何かやってくれそうで楽しみです。
★総括
 チュンチュ登場で、話が複雑に面白くなってきました。ユ・スンホくん可愛い!
 ウォルヤとテナムボの出番と見せ場が、もっと欲しいところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

童貞秘書は見た!

2010-10-24 | イギリス、アイルランド映画
 「終着駅 トルストイ最後の旅」
 超久々の映画鑑賞♪
 1910年のロシア。憧れの文豪トルストイの秘書となった青年ワレンチンは、トルストイに財産を放棄させて民衆に与えようとする弟子チェルトコフと、それに猛反発するトルストイの妻ソフィヤとの対立を目の当たりにする。理想と妻への愛の間で苦しむトルストイは、ついに家出を決行してしまうが...
 秋の映画鑑賞に相応しい文芸作品かと思いきや、なかなか笑える喜劇でした。財産争い、新興宗教に似た思想運動と理想郷の胡散臭い怪しさ、金持ちの老人からカネを引き出そうとする人々の策動、などなど家庭内争議や社会的トラブルは現代の庶民にも通じる下世話さが、エゲツなくも楽しく描かれていました。
 トルストイとソフィヤの夫婦愛が、ベタベタしく辛気臭くなかったのが良かったです。そのラブラブイチャイチャぶり&ぷっつんバトルぶり、ほとんど困ったちゃんなバカップル。ジジババなのに烈しすぎると呆れつつも、いつまでも熱い感情が失せない二人は、ある意味理想の夫婦なのかもと羨ましくもなりました。

 ソフィヤのエキセントリックでチャーミングな鬼嫁ぶりが、この映画の白眉です。確かに性格も言動もキツくて、嵐のような狂気的ヒステリーにはトルストイじゃなくてもドン引きしますが、悪妻とは全然思えなかったです。財産は誰にも渡さん!といきり立つ姿は、ほんと般若そのものだけど、強欲というより健全に現実的なだけに思えました。私だって、老いた夫がわけのわからない連中に言いくるめられて財産を丸投げしそうになったら、必死になって闘うだろうし。ソフィヤはカネにではなく、夫の愛に対して強欲なのです。夫が自分よりも他人や社会を大事にすることが我慢できない、という凄まじい愛の独占欲に圧倒されました。あんなに人を愛せる、愛されるって、素敵だけど怖い...
 トルストイを挟んだ、ソフィヤとチェルトコフのバトルが愉快でした。言いたい放題の陰口や、直接対決罵り合いは、エゲツなさすぎて滑稽。特に、チェルトコフを卑劣なホモ呼ばわりするソフィヤには笑えました。 
 トルストイ爺さんのキャラも興味深かったです。夫としては大らかで優しいけど、作家・思想家としては非情。凡人の私などには、到底理解できない彼の胸のうちですが、カリスマ性のある偉人は、みんなそうですよね。わかりやすい、フツーの幸福を追求・享受してる作家の作品なんて、つまんないものばかりだと思うし...
 この映画、キャストが素晴らしかったです。
 ソフィヤ役でオスカーにノミネートされたヘレン・ミレンの、クールかつダイナミックな演技に惚れ惚れ。ヤな女も彼女が演じれば、すごくカッコよく見えるんですよね。おんな丸出しなのにネチネチ陰湿じゃなく、ドライで活き活きしてるところが、ミレンおばさまの魅力でしょうか。イヤミや皮肉も彼女の口から出ると、もっと聞きたいウィットになります。狂気錯乱ぶりも、見てるほうが疲れる憑かれたような熱演!ではなく、何だか笑いを狙ってやってる節があったところにも好感。池に入水して、引き上げられた時のゾンビな姿も、怖すぎて笑えた。
 ワレンチン役は、my 英国王子ジェームス・マカヴォイ

 マカぼん、か、可愛い今まで見た彼の中では、1・2を争う可愛さでした。ちょっとポッチャリして小熊みたいな見た目もだけど、ワレンチンのキャラがキュートすぎる。純粋で真面目で、しかも童貞(笑)。ソフィヤたちの諍いにオロオロする姿とか、淫乱な元女教師に夜這いされ犯され?る姿の可愛らしさときたら!童貞喪失シーンのマカぼんは、とにかくファン必見!微笑ましい早漏演技に萌え~童顔同様、マカぼんの優しく澄んだ声も、少年っぽくて好きです。
 家出文豪トルストイ役は、「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐ことクリストファー・プラマー。素敵じいさま俳優として、お元気にもっと活躍してほしいものです。チェルトコフ役のポール・ジアマッティも、立派に見えて何か胡散臭いという役を好演。ワレンチンくんを誘惑する女が、ジュリエット・ビノシュ似の年増でちょっと...
  
 年上嫁との間に、待望の第一子が誕生したマカぼん。おめでと

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする