紅白歌合戦の出場歌手が、発表されました。
ああ~もう紅白が話題になる季節なんだよなあ。今年も、あっちゅー間に師走...
今井ミキ&徳永ひであきって、古っ!なぜ今さら、この二人が!?プライドも壊れかけのradioも、懐メロ...
今年も、あんた誰!?な人が、数人。あや香ってWHO?と思ったら、「輪舞曲」の主題歌を歌ってた人だって。あの曲、ヒットしたの?
近年は、今年といえばコレ!な大ヒット曲って、ないですよねえ。ルビーの指輪とか、恋に落ちてとか、踊るポンポコリンとか、昔は誰もが知ってるメガヒットがあったものだが...WATとか鮎とか倖田クミとか、姿はよく見るけど、どんな歌を歌ってたかなんて、全く記憶にない...
お松の独り呉彦祖映画祭③
「ワンナイト・イン・モンコック」
香港・旺角(モンコック)で、チンピラ同士の諍いから、暴力団の抗争が勃発。これを機に、警察は暴力団掃討へと動き出す。暴力団に雇われ、大陸からやって来た殺し屋の若者は、その激烈な渦中の真っ只中に...
やっぱ危険すぎる無法地帯・香港。一般人さえ、いくつ命があっても足りない。
大学生の時、友人と二人で行った香港。モンコック近くの、怪しげな激安宿に泊まったのですが...いま思えば、かなり無謀軽率だったかも...
暴力団vs警察。血なまぐさく過激な暴力は相変わらずですが、この映画は、それを美しくスタイリッシュに描いています。闇の中、ランプが点滅するかのような、そして冷たい湿り気のある映像に、目を惹かれます。
それと、香港という複雑で混沌とした都市の底辺で生きる人々の姿が、哀切に描かれています。大陸から出てきた人々の、苦しく悲しい生活が、胸に迫ります。
警察も、決して清く正しい正義の味方ではない。言動は、ヤクザ以上に暴力的で怖い。まあ、マル暴刑事は、どこの国でもヤーさんを凌駕する凄みがないと、仕事なんかできないだろう。捜査に失敗して、事件とは関係ない者を誤殺してしまうと、手際よく証拠隠蔽する刑事たちに、びっくり。まさに、香港・水清ければ魚住まず。
彦ことダニエル・ウーが、大陸から来た殺し屋役。
殺し屋といっても、冷酷で荒んだ感じは、全然ない。むしろ、とても純粋無垢な青年。殺しよりも、香港へ行ったきり行方不明な恋人を探すのが目的な彼が、偶然助けた娼婦を道案内に、警察に追われながら、猥雑で危険なモンコックをさまよう姿に、ああ~早くこんな所から出て、無事に田舎へ戻ってほしい~!と、祈るような気持ちにさせられます。
キレたら怖いが、根は超純情で優しい殺し屋を、彦は悲しく可愛く演じています。彼の死ぬ物狂いな彷徨が、まるで観客を、眠らない街モンコックに案内してるようです。地獄のようなシチュエーションに置かれ、悩み怯えながらも闘う彦、ちょっと「パープルストーム」の彼とカブってる?スゴ腕の殺し屋なのに、簡単に他人を信じる人のよさが、何だか愛しい彦です。なので、血みどろの四面楚歌に陥る彼が、悲痛!
この役には、ちょっと彦は美男&スマートすぎるかも。ダサい服やメガネも、何だか色男が変装してるだけに見えるし。リィウ・イエなら、ドンピシャかも。実際に大陸出身者だし。
ちなみに彦、今回は見事なまでに脱ぎはナシでした...
セシリア・チャン扮する娼婦のキャラにも、香港の厳しく辛い底辺社会の現状を垣間見ることができます。セシリア、娼婦役が妙に似合ってます。同じ大陸出身者である殺し屋と娼婦の心のふれあいが、微笑ましく悲しい。
この映画の真の主役は、捜査を指揮する警部役の、アレックス・フォンかもしれません。
決して清廉潔白ではないけど、暴力団を倒すことより、部下の命のほうを大事に思っているのが、寡黙ながら伝わってきて、その男くさい優しさに胸キュン。ルックスも、トニー・レオンを朴訥にした感じで、イケてます。
あと、殺しの仲介業をしているガメつい夫婦が、いい味出してます。ガラが悪くなった宮川大介花子みたいです。
ああ~もう紅白が話題になる季節なんだよなあ。今年も、あっちゅー間に師走...
今井ミキ&徳永ひであきって、古っ!なぜ今さら、この二人が!?プライドも壊れかけのradioも、懐メロ...
今年も、あんた誰!?な人が、数人。あや香ってWHO?と思ったら、「輪舞曲」の主題歌を歌ってた人だって。あの曲、ヒットしたの?
近年は、今年といえばコレ!な大ヒット曲って、ないですよねえ。ルビーの指輪とか、恋に落ちてとか、踊るポンポコリンとか、昔は誰もが知ってるメガヒットがあったものだが...WATとか鮎とか倖田クミとか、姿はよく見るけど、どんな歌を歌ってたかなんて、全く記憶にない...
お松の独り呉彦祖映画祭③
「ワンナイト・イン・モンコック」
香港・旺角(モンコック)で、チンピラ同士の諍いから、暴力団の抗争が勃発。これを機に、警察は暴力団掃討へと動き出す。暴力団に雇われ、大陸からやって来た殺し屋の若者は、その激烈な渦中の真っ只中に...
やっぱ危険すぎる無法地帯・香港。一般人さえ、いくつ命があっても足りない。
大学生の時、友人と二人で行った香港。モンコック近くの、怪しげな激安宿に泊まったのですが...いま思えば、かなり無謀軽率だったかも...
暴力団vs警察。血なまぐさく過激な暴力は相変わらずですが、この映画は、それを美しくスタイリッシュに描いています。闇の中、ランプが点滅するかのような、そして冷たい湿り気のある映像に、目を惹かれます。
それと、香港という複雑で混沌とした都市の底辺で生きる人々の姿が、哀切に描かれています。大陸から出てきた人々の、苦しく悲しい生活が、胸に迫ります。
警察も、決して清く正しい正義の味方ではない。言動は、ヤクザ以上に暴力的で怖い。まあ、マル暴刑事は、どこの国でもヤーさんを凌駕する凄みがないと、仕事なんかできないだろう。捜査に失敗して、事件とは関係ない者を誤殺してしまうと、手際よく証拠隠蔽する刑事たちに、びっくり。まさに、香港・水清ければ魚住まず。
彦ことダニエル・ウーが、大陸から来た殺し屋役。
殺し屋といっても、冷酷で荒んだ感じは、全然ない。むしろ、とても純粋無垢な青年。殺しよりも、香港へ行ったきり行方不明な恋人を探すのが目的な彼が、偶然助けた娼婦を道案内に、警察に追われながら、猥雑で危険なモンコックをさまよう姿に、ああ~早くこんな所から出て、無事に田舎へ戻ってほしい~!と、祈るような気持ちにさせられます。
キレたら怖いが、根は超純情で優しい殺し屋を、彦は悲しく可愛く演じています。彼の死ぬ物狂いな彷徨が、まるで観客を、眠らない街モンコックに案内してるようです。地獄のようなシチュエーションに置かれ、悩み怯えながらも闘う彦、ちょっと「パープルストーム」の彼とカブってる?スゴ腕の殺し屋なのに、簡単に他人を信じる人のよさが、何だか愛しい彦です。なので、血みどろの四面楚歌に陥る彼が、悲痛!
この役には、ちょっと彦は美男&スマートすぎるかも。ダサい服やメガネも、何だか色男が変装してるだけに見えるし。リィウ・イエなら、ドンピシャかも。実際に大陸出身者だし。
ちなみに彦、今回は見事なまでに脱ぎはナシでした...
セシリア・チャン扮する娼婦のキャラにも、香港の厳しく辛い底辺社会の現状を垣間見ることができます。セシリア、娼婦役が妙に似合ってます。同じ大陸出身者である殺し屋と娼婦の心のふれあいが、微笑ましく悲しい。
この映画の真の主役は、捜査を指揮する警部役の、アレックス・フォンかもしれません。
決して清廉潔白ではないけど、暴力団を倒すことより、部下の命のほうを大事に思っているのが、寡黙ながら伝わってきて、その男くさい優しさに胸キュン。ルックスも、トニー・レオンを朴訥にした感じで、イケてます。
あと、殺しの仲介業をしているガメつい夫婦が、いい味出してます。ガラが悪くなった宮川大介花子みたいです。