まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

ファンジャンシル・ボーイズ

2006-11-24 | 中国・台湾・香港映画
 何かやるにしても、ギリギリにならないと行動できない私。
 仕事関連でも、締め切り前の日にならないと、本腰を上げて机に向かえない。もうすぐ引っ越すのに、まだロクに掃除も準備もしてない。
 余裕をもって何事にも取り組むことができたら、もっと出世するだろうし、幸せにもなれるかもしれないのになあ、と嘆息を漏らしつつ、そーいや原チャリのオイルも入れてもらいに行かなきゃだけど、ま・いっか、来週で...と、こんな調子です。

 「トイレ、どこですか?」
 香港のフルーツ・チャン監督が、アジアのイケメンたちを使って撮った、世にも不思議な便所物語。
 北京の公衆便所で産み落とされた赤ちゃん。青年に成長した主人公は、自分を育ててくれた祖母の病を治すため、奇跡の薬を探して旅に出る。同じように、愛する人のため、香港や韓国からも、青年たちが異国へ...
 私、ビチグソな「まことちゃん」は大好きだけど、ビジュアル系ウンコ&シッコ、ダメなんです。なので、便所(トイレ、なんてキレイなシロモノじゃない!)&糞尿が主役みたいな、この映画...ううう、です。スカトロ趣味な人には、たまんない内容だろうけど...私からしたら、ただ一言。き、きちゃない~!
 いつもなら、DVDはコーヒーを飲みながら観る私ですが...この映画は、飲食しながらは観られません!汚い便所や排泄シーン、飲尿!シーンなど、ゲロゲロ(死語)。もう、耐えられない~!何度か挫折しかけました。
 ストーリーも、あるようで、ないような、かなり風変わりな映画です。
 便所を基点?に、中国・香港・韓国・インド・アメリカと、世界で展開する話は、かなり国際的規模で壮大?各国の便所事情?も、興味深い。それを描きたかった、便所ドキュメンタリー映画なのかなあ。
 
 出演スターが、なかなか豪華で個性的です。
 韓国からは、チャン・ヒョク&チョ・インソン。二人は、親友同士の役。インソンが、不治の病とかで(全然そう見えないけど)、奇跡の薬を求めて出奔。ヒョクは、骨がない謎の軟体生物美女?に恋。
 「火山高」みたいに金髪のヒョク。トボけた感じが、可愛い。これが映画デビューらしいインソンは、俺のこと大事か?俺のことも大切にしろよ、とヒョクに甘え?たり、ちょっとYAOIなムード。韓国の映画やTVドラマとは違う、デジタルな映像の中の二人が、新鮮です。
 中国からは、日本のTVドラマ「花より男子」にも出てた、阿部力。香港からは、フルーツ・チャン監督の秘蔵っ子、サム・リー。
 便器の中に入ると、広い海の中、という「トレインスポッティング」みたいなシーンがあったり、海に落ちた韓国の簡易トイレが、ニューヨークの川に現れたりetc.とにかく、不思議な映画です。
 フルーツ・チャン監督って、オムニバス映画「美しい夜、残酷な朝」香港編も、ウゲゲな話だったし。そーいう趣味の人?!
 
コメント (2)
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