まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

甘美な悪徳 ひこ、染まれ黒い欲望に!

2006-11-27 | 中国・台湾・香港映画
 職場の後輩S美さんから、相談事...
 先日、彼氏を家族に紹介したS美さん。なかなかの好感触、そして特に、大学生の弟と彼氏が意気投合した様子に、ほっと安堵。でも...
 すっかり仲良しになった彼氏と弟。S美さん抜きで遊びに行ったりするだけでなく、弟さんはS美さんもまだ行ったことがない、彼氏の実家に泊めてもらったりしてるらしい。
 今度は二人で(S美さん抜きは、当然のように)海外旅行する計画を立ててるらしい彼氏と弟。これって、変ですよね!?と困惑するS美さん。
 男同士の友情は、たまに女の入る隙がないほど、濃密で閉鎖的になるもんさ!と慰めてはみたものの...私の大好きな匂いがする関係だ。YAOI探偵として、調査に乗り出す予定です。
 
 
 お松の独り呉彦祖映画祭①
 「潜入黒社会」
 彦ことダニエル・ウーが、潜入したマフィアの悪に染まっていく捜査官を熱演。
 おやおや!彦ったら、何やってんの~!?と、驚喜&驚笑なシーンのオンパレード!
 シケた警官の仕事なんか、つまんねえ!貧乏はイヤだ!と、不満タラタラな主人公が、マフィアへの潜入捜査を命じられ、ゴージャスでパワフルな黒社会で、まるで水を得た魚のように、活き活きと頭角を現してゆく...
 ストーリーよりも、彦のセクシイ色男っぷりが楽しい映画。
 香港映画界随一のナイスバディ男である彦が、まさに面目躍如!こ・れ・で・もか~!と言わんばかりに、脱ぎまくってます。エロいカラダじゃ~!
 しかも、ただ脱ぐだけじゃなく、はしたないコトまでやってくれます。
  
 ボスの妻の着替えを偶然のぞいてしまい、ゴクっと固唾を飲み、反応した股間に手を...さらに、姐さんをオカズに、シャワーを浴びながら自分でシコシコ...その恍惚顔ときたら!エロすぎます。そのシャワーシーン、後姿の彦はケツはバッチリ、しかも!よ~く見れば、タ、タマタマのフクロが!?さすがにサオは見えませんが、彦ったら、やってくれるなあ。過剰なサービスは嬉しいけど、何だかゲイビデオでも観てるかのような錯覚に。
 だんだん彼が警官であることさえ忘れてしまうほどの、悪への染まりっぷりも、面白い。
 彦ったら、悪い男のしあがるために、汚い仕事は率先してやるわ、姐さんと寝るわ、警察の仲間や上司を裏切って殺すわ、しまいには、ボスにまで...もうヤリたい放題!とどまることのない野望と欲望!でも、あんまりギラギラした感じはしない。あくまで華やかに男前な彦です。ヤーさんなスーツも、彦が着ると高級ホストみたいです。
          
 天狗になって調子こきすぎた結果、悲惨な末路を迎える彦。あ~あ。そもそも、はじめっから警官なんかにならず、極道になってればよかったのでは?正義より、悪の素質のほうがある、と早く気づいてれば良かったのにね。
 ボス役は、毎度おなじみエリック・ツァンおぢさん。香港マフィアの親分といえば、もう彼って感じです。一見陽気なオッサンだけど実は怖い人、でも義理人情に厚いボスという、いつものオハコです。
 彦が若獅子なら、エリックおぢさんは老狸。彦に騙されているように見えて、やっぱ若造よりも一枚うわてなボスを、飄々と老獪に演じていて、場をさらいます。妻への哀しくも美しい愛が、ちょっと感動的です。
 彦とエリックおぢさん両方に愛される姐御が、何だか地味になった奈美悦子みたいな顔で、ちょっと???
 相変わらず物騒な街・香港。一般市民さえ、命がいくつあっても足りないほど、危険です。
 
 
コメント (3)
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