無料塾で貧困の連鎖は ほどけない

親から子供へ続く貧困の連鎖・・・・それを教育でなんとかしようという試みが行われてます。
元教師や塾の講師や教えることが好きな人がボランティアで子供たちに教える・・・・いわゆる無料塾とか言われるやつですよね。

でもこれって・・・効果あるの？

要するにこれの主旨は、貧困者の家庭では塾にいけないので学校の授業についていけず、学力が低くなり、進学や就職に不利になり貧困の連鎖が続くから、タダで教えましょうってことなんですけど・・・・・これって風が吹けば桶屋が儲かると変わらないんじゃ？
根拠が薄弱すぎますし、教育は10年20年教えてようやく効果があるわけで、費用対効果として非常に割が合わないと思います。

まぁ、確かに学歴が良ければよい職につける可能性は高くなりますけど、これって学歴社会の歪みであり、そういう社会であっていいのかって話になるような・・・？
というか、今の時代、学歴だけじゃダメなんですよね。
学校では教えない処世術とかマナーとかエクセルの使い方といった実学を教えたほうが良いと思うのですけど。

そもそも学校の授業についていけないから塾って・・・その時点でおかしいのですが、無料塾とか言ってますけど全額ではありませんが国庫の補助があり、税金を使ってるわけです。
別にそのこと自体に文句をつける気はありませんが、それだったら、学校で居残り勉強をすればよい。
教師の負担が大きいというのなら、定年退職した教師をバイト代わりに来てもらえばいいわけで、成績も授業の進行もわかるわけですから、よほど簡単だと思います。
何で簡単な方法取らないのでしょうね？？？

まぁぶっちゃけ、貧困の連鎖をどうにかしたいのなら景気を良くするしかないのです。
高度経済成長期に日本の貧困が少なくなったのはそういうわけですから。

だいたい無料塾って、本物の塾の営業妨害ですよね。
子供食堂もそうなんですけど、そうやって営業妨害されるとデフレ圧になって景気が悪くなっていくんですよね・・・。

地域のコミュニケーションのためにやってるというのなら否定はしませんけど、貧困の連鎖を止めるとか、子供のためになんて お題目を出し税金を使ってまでやるべきことではないと思います。