意外と社会派(予定)

赤熊の辛口社会派(予定)ブログです。
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掛け算の順番

2013年11月20日 | 教育
ブロゴスの記事に掛け算の順番にこだわらないのはオカルトだ・・・という記事があった。

かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ
http://blogos.com/article/73955/

算数なら正しいんじゃない?

内容を簡潔に言うと、
1冊100円のノートを五冊買った時の式として、
100×5も5×100も一緒なんだから、式をどう書こうといいんじゃね?
ってことなんですけど。

確かに掛け算には交換法則があるんだからどっちを先に書こうと同じなんですけど、問題はそこを問われているわけじゃない。
何でその数字になるのかだ。
それが分からないと教える意味ないよね?
式の意味が理解できないと応用が利かないわけで、たとえば割り算の時は式を入れ替えたらダメなのもわかってないと間違えるわけで・・・・・。
計算結果が一緒なら良いというのも暴論だと思います。
なんで間違えたかわからないというのは避けるべきでしょう。
掛け算だけだったら不条理だけど、全体を見渡せば合理的な教え方だと思います。


そもそも、同じになるからそれでいいやっていう考えは学問じゃないしね。
経験則(か、それに近いもの)です。
教える場合はきちんと教えるほうがいいのではないのでしょうか?


ところで、掛け算というのは単位を理解してするものです。(計算は全てだけど)

上の式の場合たとえば
100(円)×5(冊)=500(円)・・・これは間違いです。

正確には、
100(円/冊)×5(冊)=500(円)なんだよね。

より正確には、というか見やすくする場合、
5(冊)×100(円/冊)=500(円) と書くべきなんだよね。

実はここが一番大切な概念なんだよね。
教えるときこれがすっぱり抜け落ちるから変になるわけで・・・。

ただ、この単位計算は小学生には難しいです。
教えるのは難しくないけど、割り算も教えないとわからない概念なわけで・・・。

やっぱり順番をきちんと教えるのに意味がある(というか配慮?)と思います。

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